JP6098916B2 - 自動二輪車用パレット - Google Patents

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Description

この発明は、工場で完成されたオートバイやスクータなどの自動二輪車を輸出あるいは販売店などに搬送する際に使用する自動二輪車用パレットに関するものである。
より具体的には、オートバイ等の搬送に際し、自動二輪車を安定して2段積みすることができる自動二輪車用パレットに関するものである。
完成したオートバイ、スクータなどの自動二輪車の海外輸送や国内の陸送に際しては、製品を損傷することがなく、搬送時や積載時に人に対する危険性がなく、迅速な梱包と効率的な作業能率を目的として種々のパレットや梱包体などが提案されている。
例えば、特開2002−145378号公報(特許文献1)においては、複数の二輪車を梱包して搬送した後、持ち帰るリターナブルケースにおいて、無駄なスペースを無くして効率良く搭載し、搭載作業等を楽に行えるようにするとともに、バランス良く搭載できる二輪車輸送用リターナブルケースが提案されている。
この二輪車輸送用リターナブルケースは、二輪車1台分を搭載するパレットユニットを結合フレームにより4台分横に結合自在にし、搭載する二輪車のハンドルをダミーハンドルに取り換えるとともに、ダミーハンドルを一対の固定支柱で固定するようにし、隣接するダミーハンドル同士をクランパーで連結する。
さらに、ダミーハンドルにブレーキ系統のマスターシリンダを取り付け、さらに、2台分のパレットユニットを連結し、ステムパイプに固定部材を差込んで固定するようにしても良い、と云うものである。
特開2001−253435号公報(特許文献2)においては、繰り返し使用ができ、荷扱いが能率的にできる2輪車輸出用パレットが提案されている。
この2輪車輸出用パレットは、自動2輪車1台を載置するインナパレットと、複数個のインナパレットを横並びに載置するベースパレットを備えたものである。
前記インナパレットは、自動2輪車1台を載置できる長さと横幅を有すると共に、中心線上に車輪受けを有している。
前記ベースパレットは、外枠と、この外枠と段差を有する低い載置部を備え、外枠の内法は、複数個のインナパレットを外枠内に少ない隙間で横並び一列に並べることができる大きさであって、外枠の下面には、間隔を開けて複数個の脚を設けたものである。
特開2002−145378号公報(特許請求の範囲,図12,13) 特開2001−253435号公報(特許請求の範囲,図1)
前記特許文献1に記載の二輪車輸送用リターナブルケースは、複数の二輪車をひと纏めに搭載するパレットとして、二輪車1台分のパレットユニットを連結自在に構成するようにしたため、各パレットユニットへの二輪車の搭載作業が容易であるなどの作用効果を奏するとされている。
しかしながら、特許文献1のパレットは、1台のオートバイをハンドル等の突出物を取り外した状態で搭載したパレットの複数を並列で連結するものであるので、パレットへのオートバイの搭載は容易であったとしても、パレット相互を連結する作業が複雑で、必ずしも作業性がよいとは言い得ない。
さらに、実際の搬送に際しては、複数連結したパレットの前後および左右に支柱や枠材を配置する必要があるとともに、各パレットに搭載したオートバイを固定することを要するなど解決すべき課題が残されている。
前記特許文献2に記載の2輪車輸出用パレットは、ベースパレットとインナパレットとから構成されるもので、インナパレットに1台のオートバイを搭載し、オートバイを搭載した複数のパレットをベースパレット内に並列配置したのち、ベースパレットの四隅に支柱を配置し、相対する支柱に、別体で形成した柵の支柱を係合させて前後もしくは左右の開口部を閉止し、かつステーを利用してオートバイが倒れることを防止するため、全体の構成が複雑となっている。
前記2輪車輸出用パレットの操作に際しては、二輪車をパレットに乗せ、前輪を車輪受けに入れ、後輪を補強ビーム間に入れて安定させ、しかる後に適宜の緊縛手段によって固定するなど煩瑣な作業を要し、前輪と後輪との距離が一定の二輪車ならば一つのインナパレットで対応ができるが、異なる距離のものは、別のインナパレットが必要になるなど解決すべき課題が残されている。
この発明はかかる現状に鑑み、自動二輪車を搭載するパレットと、このパレットの複数を収容する架台からなる自動二輪車用パレットを構成するに際し、パレットの架台に対する装着を簡単かつ容易とし、取扱上の利便性を向上させるとともに、各パレットへの自動二輪車の搭載と固定を確実なものとすることを目的とするものである。
さらに、パレットへの自動二輪車の搭載に際し、前後のホイール長さに差のある自動二輪車であっても搭載可能な、自動二輪車用パレットを提供することを目的とするものである。
前記の目的を達成するため、この発明の請求項1に記載の自動二輪車用パレットは、
2台の自動二輪車を並列状態で搭載することが可能な複数のパレットと、
このパレットの複数を上下2段に積み込むことができる段積み可能な架台と、
前記架台に積み込んだ並列する自動二輪車のシートを、上方から同時に抑えて前記パレットに仮固定するためのシート抑え部材と、
前記シート抑え部材と連携し、自動二輪車をパレットと共に前記架台に固定するためのラッシングベルトからなること
を特徴とするものである。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の自動二輪車用パレットにおいて、
前記パレットは、
断面みぞ形の左右一対のレール部材が、各レール部材上に搭載された自動二輪車のハンドルが互いに当接しない間隔で、その先端部と基端部が連結部材で一体的に連結されたもので、
前記レール部材は、その先端部が一方側に所要角度で折り曲げられたもので、
前記各レール部材の先端側には前輪ガイドが着脱自在に、基端側には後輪ガイドが着脱自在かつレール部材に沿ってスライド自在に配置されていること
を特徴とするものである。
前記パレットは、
先端部を一方側に所要角度で折り曲げた、断面みぞ形の左右一対のレール部材が、各レール部材上に搭載された自動二輪車のハンドルが互いに当接しない間隔で、その先端部と基端部が連結部材で一体的に連結されたもので、前記各レール部材の先端側には前輪ガイドが着脱自在に、基端側には後輪ガイドが着脱自在かつレール部材に沿ってスライド自在に配置されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1に記載の自動二輪車用パレットにおいて、
前記架台は、
所要の間隔を存して配された左右一対のフレーム部材と、前記フレーム部材の前面部の下部以外の部位を相互かつ一体的に連結する横連結ビームと、前記フレーム部材の底面部および上面部の中央部に前記横連結ビームと並行に配される補強ビームとで構成される、所要の大きさを有する段積み可能な立方体で構成され、かつ前記一対のフレーム部材の奥行き方向のフレーム材の中央部には、それぞれフレーム材に沿って倒すことが可能で、かつ起立状態で前記シート抑え部材と係合する支柱が付設されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1に記載の自動二輪車用パレットにおいて、
前記シート抑え部材は、
所要の幅と長さを有する基板からなるもので、前記架台に倒すことが可能なように設けた支柱と係合する係合部を一端部に有し、裏面には、前記パレット上で並列する2台の自動二輪車の各シートと相対する位置にシート抑えが配置されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1に記載の二輪車用パレットにおいて、
前記断面みぞ形のレール部材は、
基端部側の底面部の中央に、ガイド溝が長手方向に沿って形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項1に記載の二輪車用パレットにおいて、
前記断面みぞ形のレール部材は、
その先端部が一方側に所要角度で折り曲げられたもので、
前記先端部のみぞ内に、前記前輪ガイドを係止するため一対の係合部材が、所要の間隔を存してみぞと直交するよう配置されるとともに、前記先端部に連続するみぞ内に、前輪を誘導する複数のガイド部材が所要間隔を存してみぞと直交するよう配置されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項7に記載の発明は、
請求項2に記載の二輪車用パレットにおいて、
前記前輪ガイドは、
前記レール部材内に装着可能な断面みぞ形の前輪ガイド主体からなるもので、その底面部は舟形状であって、前記レール部材の先端部のみぞ内に配置された一対の係合部材と係合する半円状の係合部を備えること
を特徴とするものである。
この発明の請求項8に記載の発明は、
請求項2に記載の二輪車用パレットにおいて、
前記前輪ガイドは、
その先端部が一方側に所要角度で折り曲げられたもので、
前記先端部に、前輪の側面部を保持する保持部が一体的に付設されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項9に記載の発明は、
請求項2に記載の二輪車用パレットにおいて、
前記後輪ガイドは、
前記レール部材のみぞ幅よりやや狭い幅の基板の前後端部に、それぞれ断面山型の車止めがそれぞれ一体的に固定され、前記基板の裏面には、レール部材の基端側の中央部に形成されたガイド溝と係合する軸杆が設けられていること
を特徴とするものである。
この発明の自動二輪車用パレットは、2台の自動二輪車を並列状態で搭載することが可能な複数のパレットと、このパレットの複数を上下2段に積み込むことができるネスティングないし段積み可能な架台と、前記架台に積み込んだ並列する自動二輪車のサドルを同時に抑えて仮固定するためのシート抑え部材と、前記シート抑え部材と連携し、自動二輪車をパレットごと前記架台に固定するためのラッシングベルトからなるため、自動二輪車用パレットを構成する部材がきわめて少なく、各パレットには2台の自動二輪車を搭載し、その複数を前記架台の上下に積み込むことができるので、効率的に作業が可能なものである。
特に、前記架台を構成する左右一対のフレーム部材の、奥行き方向のフレーム材の中央部には、それぞれ当該フレーム材に沿って可倒させることが可能で、かつ起立状態で前記シート抑え部材と係合する支柱を設けることによって、パレット上に2台並列する自動二輪車のシートを同時に仮固定することが可能である。
前記パレット上に仮固定された自動二輪車は、ラッシングベルトを使用して前記シート抑え部材と架台とを直接緊締することによって、架台に複数の自動二輪車を安定して固定することができるので、製品に損傷を与えるおそれがなく、作業する人に対する危険度がほとんどない。
さらに、パレットを構成する各レール部材の基端部側の底面部にガイド溝を形成し、このガイド溝に後輪ガイドの裏面部に設けた軸杆を係合させることによって、前輪と後輪間の長さが異なる他の自動二輪車であっても、パレットに搭載が可能であるので、複数の車種の自動二輪車の海上輸送や陸上輸送に対応することができる。
この発明にかかる自動二輪車用パレットの全体を示す概略説明図である。 図1における自動二輪車用パレットの下部を示す平面図である。 図1における自動二輪車用パレットの上部を示す平面図である。 図1に示す自動二輪車用パレットの使用状態の概略を示す正面図である。 同側面図である。 自動二輪車を搭載するパレット主体の平面図である。 図6の側面図である。 前輪ガイドを示す説明図であって、(a)は側面図、(b)は正面図である。 後輪ガイドを示す説明図であって、(a)は断面図、(b)は使用状態を示す断面図である。 シート抑え部材の要部の拡大図である。
以下、この発明の自動二輪車用パレットの実施例を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この発明は要旨を変更しない範囲で種々改良を加えることができ、実施例にのみ限定されるものではない。
この発明の自動二輪車用パレット1は、図1に示すように、立方体状の架台2と、この架台2に搭載される複数のパレット3、および図4,5に示す、前記パレット3に搭載した自動二輪車(オートバイ)を固定するためのシート抑え部材4とラッシングベルト5とから構成される。
前記架台2は、左右一対の矩形状のフレーム部材21,21を所要の間隔を存して相対させて配置し、前記フレーム部材21,21の背面部の上部と下部、および正面部の上部を、横連結ビーム23によって相互に連結して全体を立方体状としたものである。
同時に前記フレーム部材21,21間の中央部の上下には、前記横連結ビーム23と並行に補強ビーム22a,22bが配されている。
なお、前記横連結部材23は、前記フレーム部材21,21間の中央部を連結する補強ビーム22a,22bの高さよりもやや高さが高くなるよう設定され、この横連結部材23上に後述の前輪ガイド34の連結部材32(図6,7参照)が係止されるものである。
前記補強ビーム22a,22bは、いずれもその中央部の上面には、前記ラッシングベルト5の先端部を係止するためのフック(図示せず)が、所要の間隔を存して配置されている。
なお、前記架台2を構成するフレーム部材21,21や横連結ビーム23および補強ビーム22a,22bは、軽量化のため、いずれも中空の鋼材からなるものである。
かかる構成の架台2において、下部前面部は、後述する自動二輪車を搭載するためのパレット3に自動二輪車を、手押ししながらパレット3に容易に搭載できるよう、横補強ビーム32が配されていない。
この架台2を構成する左右の枠部材21,21の上部および下部の、奥行き方向に配されたフレーム材のほぼ中央部上面には、前記シート抑え部材4と係合し、当該シート抑え部材4を下方に案内する支柱24の基端部が、各フレーム材に沿って回動するよう設置されている。
なお、この架台2は、不要時においては、前記支柱24を前記フレーム材に沿って倒した状態で、その複数をコンパクトに重合させることが可能なネスティング構造であることが好ましい。
さらに、前記架台2の上部天井部には、図示しないが、開口面全面を覆うように金網を張設することによって、搭載した二輪車が万一の事故に際しても、下方に落下することを防止し、二輪車の損傷を防ぐことが可能となる。
前記パレット3は、図6に示すように、2台の自動二輪車が搭載可能なものである。
すなわち、先端部Pが一方側に所要の角度で折り曲げられた、断面みぞ形の一対のレール部材31,31を、互いのハンドルHが隣接する自動二輪車の車体に当接しない間隔で配置され、先端部と基端部とを、それぞれ連結部材32,32で一体的に結合したものである。
この連結部材32は、上段側に配されるパレット3は、図7に示すようにいずれも逆L字状であるが、前記架台2の下段の正面側は開口されている。
したがって、下段側に配されるパレット3の背面部の連結部材32は逆L字状で、前面側は、図1で明らかなように、前記補強ビーム22a,22bと同じ高さの連結材32aによって一体的に連結されている。
なお、前記パレット3を構成する各レール部材31は、その幅が適用しようとする自動二輪車のタイヤ幅よりもやや広く、左右の側面板の上縁部がみぞ状もしくは方形に折曲げられ、レール部材31の剛性と強度の維持が図られている。
さらに、前記各レール部材31の先端部Pのみぞ内には、後述する前輪ガイド34を係止するための軸部材からなる一対の係止部材S,Sが、所要の間隔を存してみぞと直交するよう配置されるとともに、前記先端部に連続するみぞ内に、前輪を誘導する軸部材からなる複数のガイド部材Gが、所要間隔を存してみぞと直交するよう配置されている。
さらにまた、前記各レール部材31の基端部側の底面部31aの中央には、長手方向に沿う長孔からなるガイド溝33がそれぞれ形成されている。
なお、図6において、符号SEは、自動二輪車のシートを示すものである。
かかるパレット3は、前記先端部Pには前輪を固定するための前輪ガイド34が、基端部側には後輪を固定するための後輪ガイド35が、それぞれ着脱自在に配置される。
前記前輪ガイド34は、図8に示すように、搭載する自動二輪車の前輪FWの一部が嵌まり込むのに必要な長さを有する断面みぞ形の前輪ガイド主体34aからなるもので、その底面部は舟形に形成され、前記前輪ガイド主体34aの先端部には、前輪FWの左右の側面部を保持する、正面視が門型のタイヤ保持部34bが、斜め上方に向けて一体的に付設されている。
この前輪ガイド34の底面部の前後には、それぞれ半円状の係合部34cが形成され、この係合部34cを、それぞれ前記レール部材31の先端部Pに配設された係止部材S,Sに係合させることによって、前輪ガイド34が前記レール部材31の先端部Pに確実に装着される。
なお、前記ガイド主体34aの長手方向に沿う側縁部には、それぞれ係合片34dが一体的に付設され、この係合片33dを、前記レール部材31の上縁部に係合させることによって、前輪ガイド34をレール部材31に対し着脱自在としている。
前記後輪ガイド35は、図9に示すように、前記レール部材31の凹溝の幅とほぼ等しい幅の基板からなるガイド主体35a上の前後の端部に、それぞれ断面山型の車止め35b,35bが前後方向に所要の間隔を存して一体的に配置されるとともに、後方(図面右側)の車止め35bのガイド主体35aの下面中央部に、軸杆35cが垂設されたものである。
この後輪ガイド35の前記軸杆35cは、前記レール部材31の基端側の底面部31aに形成された長手方向に沿うガイド溝33と係合し、前記底面部31a上を前後方向にスライドさせることができるので、前輪FWと後輪RWとの距離が異なる自動二輪車であっても、対応することが可能となっている。
かかる構成からなる自動二輪車用パレット1は、以下の要領で架台2に自動二輪車を搭載するものである。
まず、架台2の上段部と下段部に、それぞれパレット3,3を図2(下段側)および図3(上段側)のように装着されるが、その装着手段に特別な制限はない。
この装着に際しては、図3に示すように、パレット3を手前から背面方向に挿入し、各パレット3の先端部に設けられた連結部材32を、架台2の背面側に設けられた横連結ビーム23に係止させ、上段側のパレット3は、手前の横連結ビーム23にも連結部材32を係止させ、架台2上に2つのパレット3,3を並列させて設置する。
下段部のパレット3は、図2に示すように、パレット3の先端部の連結部材32を、横連結ビーム23上に係止させる。
なお、前記上段、下段のいずれの場合も、パレット3の底部は、当然のことながら、前記補強ビーム22a,22b上に載置されることになる。
かくして架台2の下段部および上段部に配置されるパレット3,3,3,3は、架台2に装着前あるいは装着後に、前輪ガイド34はレール部材31の先端部Pに、後輪ガイド35はレール部材31の基端側にそれぞれ装着される。
前記架台2へのパレット3の装着後は、まず、上段側のパレット3,3にそれぞれ自動二輪車を搭載するものであるが、搭載に際しては、簡易なクレーンなどを使用して自動二輪車を吊り上げながら、あるいはベニア板などからなる登坂板を利用して行う。
下段側のパレット3,3に対しては、自動二輪車を1台ずつ、パレット3の左側のレール部材31に沿って前輪FWを嵌め、後輪ガイド35,ガイド部材G上を順次通過させながら、前輪FWを前輪ガイド34に落とし込み、前輪FWの一部を門型のタイヤ保持部33b内に嵌合させて前輪FWを前輪ガイド34に固定する。
自動二輪車の後輪RWは、前輪FWを前記方法で前輪ガイド33に固定することによって自動的に後輪ガイド34の二つの車止め34b,34b間に保持される。
その際、後輪ガイドRWは、前記のようにレール部材31の底面31bにスライド自在に保持されているので、後輪RWの位置は自動的に決定される。
パレット3の左側のレール部材31に自動二輪車を保持仮固定したのちは、右側のレール部材31に同様の手法で自動二輪車を保持固定する。
しかるのち、架台2に設けた支柱24を鉛直に起立させ、この支柱24に前記のシート抑え部材4の一端部を係合させる。
このシート抑え部材4は、図10で明らかなように、所要の長さを有する板状もしくは枠状の基台4aの裏面の、2台の自動二輪車のシートSEと相対する部位に、それぞれシート抑え4b,4bを固定するとともに、前記基台4aの一端部に、前記支柱24を挿通させるための透孔4cを形成したものである。
なお、前記シート抑え4bの裏面側には、シートSEを保護する弾性材からなる保護シート4dが付設されている。
すなわち、パレット3に二台の自動二輪車が並列した状態で保持仮固定されると、前記支柱24にシート抑え部材4の基台4aに形成された透孔4cを利用して係合させ、シートSE方向に下降させて、各シート抑え4bがそれぞれ対応する自動二輪車のシートSEと当接させる。
しかるのち、各シート抑え4bが正確に対応するシートSEと当接していることを確認したのち、前記基台4aの中央部に装着されたラッシングベルト5を、図4に示すように下方に引き出して、その先端部を架台2の中央部に配した補強ビーム22a,22bの上面に配したフックと係合させた緊締し、自動二輪車を架台2に固定する。
同様にして、他のパレット3にも自動二輪車を搭載して、架台2上に自動二輪車を搭載したパレット3を固定するものである。
なお、前記基台4aの一端部に形成される透孔4cは、全体が枠状の場合には、長手方向に沿って相対する枠材間を軸又は短板で区画することによって得られる。
前記ラッシングベルト5は、公知のものを使用するもので、先端部にフックが付設されているものを使用することが好ましい。
かくして上下に計8台の自動二輪車を固定した架台2は、適宜手段を使用してコンテナ(図示せず)内に収容して目的地まで搬送するもので、架台2から自動二輪車を下す場合には、前記と反対の操作を行えばよい。
この発明にかかる自動二輪車用パレットは、2台の自動二輪車を搭載することが可能なパレットの複数と、これら自動二輪車を搭載したパレットの複数を収容することのできる架台から構成されているので、オートバイやスクータ以外に自転車などの搬送にも使用することができるものである。
1 自動二輪車用パレット
2 架台
21,21 左右一対のフレーム部材
22a,22b 補強ビーム
23 横連結ビーム
24 支柱
3 パレット
31 パレット主体
32 連結部材
33 ガイド溝
34 前輪ガイド
35 後輪ガイド
4 シート抑え部材
5 ラッシングベルト
FW 前輪
RW 後輪
H ハンドル

Claims (9)

  1. 2台の自動二輪車を並列状態で搭載することが可能な複数のパレットと、
    このパレットの複数を上下2段に積み込むことができる段積み可能な架台と、
    前記架台に積み込んだ並列する自動二輪車のシートを、上方から同時に抑えて前記パレ
    ットに仮固定するためのシート抑え部材と、
    前記シート抑え部材と連携し、自動二輪車をパレットと共に前記架台に固定するための
    ラッシングベルトからなること
    を特徴とする自動二輪車用パレット。
  2. 前記パレットは、
    断面みぞ形の左右一対のレール部材が、各レール部材上に搭載された自動二輪車のハンドルが互いに当接しない間隔で、その先端部と基端部が連結部材で一体的に連結されたもので、
    前記レール部材は、その先端部が一方側に所要角度で折り曲げられたもので、
    前記各レール部材の先端側には前輪ガイドが着脱自在に、基端側には後輪ガイドが着脱自在かつレール部材に沿ってスライド自在に配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用パレット。
  3. 前記架台は、
    所要の間隔を存して配された左右一対のフレーム部材と、前記フレーム部材の前面部の下部以外の部位を相互かつ一体的に連結する横連結ビームと、前記フレーム部材の底面部および上面部の中央部に前記横連結ビームと並行に配される補強ビームとで構成される、所要の大きさを有する段積み可能な立方体で構成され、かつ前記一対のフレーム部材の奥行き方向のフレーム材の中央部には、それぞれフレーム材に沿って倒すことが可能で、かつ起立状態で前記シート抑え部材と係合する支柱が付設されていること
    を特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用パレット。
  4. 前記シート抑え部材は、
    所要の幅と長さを有する基板からなるもので、前記架台に倒すことが可能なように設けた支柱と係合する係合部を一端部に有し、裏面には、前記パレット上で並列する2台の自動二輪車の各シートと相対する位置にシート抑えが配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用パレット。
  5. 前記断面みぞ形のレール部材は、
    基端部側の底面部の中央に、ガイド溝が長手方向に沿って形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用パレット。
  6. 前記断面みぞ形のレール部材は、
    その先端部が一方側に所要角度で折り曲げられたもので、
    前記先端部のみぞ内に、前記前輪ガイドを係止するため一対の係合部材が、所要の間隔を存してみぞと直交するよう配置されるとともに、前記先端部に連続するみぞ内に、前輪を誘導する複数のガイド部材が所要間隔を存してみぞと直交するよう配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用パレット。
  7. 前記前輪ガイドは、
    前記レール部材内に装着可能な断面みぞ形の前輪ガイド主体からなるもので、その底面部は舟形状であって、前記レール部材の先端部のみぞ内に配置された一対の係合部材と係合する半円状の係合部を備えること
    を特徴とする請求項2に記載の自動二輪車用パレット。
  8. 前記前輪ガイドは、
    その先端部が一方側に所要角度で折り曲げられたもので、
    前記先端部に、前輪の側面部を保持する保持部が一体的に付設されていること
    を特徴とする請求項2に記載の自動二輪車用パレット。
  9. 前記後輪ガイドは、
    前記レール部材のみぞ幅よりやや狭い幅の基板の前後端部に、それぞれ断面山型の車止めがそれぞれ一体的に固定され、前記基板の裏面には、レール部材の基端側の中央部に形成されたガイド溝と係合する軸杆が設けられていること
    を特徴とする請求項2に記載の自動二輪車用パレット
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