JP2024013412A - 運搬台車 - Google Patents
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Abstract
【課題】無人搬送車によって搬送可能な運搬台車を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、運搬物を積載する台車本体部20と、台車本体部20に取り付けられる走行部30と、を備える運搬台車10であって、台車本体部20の下側には無人搬送車Vが側方から進入可能な第1の空間S1が形成されていることを特徴とする。【選択図】図4
Description
本発明は、運搬台車に関するものである。
作業現場等では運搬物を運搬するために運搬台車が用いられている(特許文献1)。
本発明は、無人搬送車によって搬送可能な運搬台車を提供することを目的とする。
本発明は、運搬物を積載する台車本体部と、前記台車本体部に取り付けられる走行部と、を備える運搬台車であって、前記台車本体部の下側には無人搬送車が側方から進入可能な第1の空間が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、無人搬送車によって搬送可能な運搬台車を提供することができる。
以下、本実施形態に係る運搬台車について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る運搬台車10の斜視図である。図2は運搬台車10の底面図である。図3は運搬台車10の平面図である。図4は運搬台車10の側面図である。図5は運搬台車10の背面図である。
各図では便宜上、矢印Frを前側、矢印Rrを後側、矢印Rを右側、矢印Lを左側とし、運搬台車10の左右方向の長さにおける中心を中心線C1として示している。ただし、運搬台車10は、走行面上を前後左右の何れの方向にも走行することができる。また、運搬台車10は、中心線C1に対して略左右対称である。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る運搬台車10の斜視図である。図2は運搬台車10の底面図である。図3は運搬台車10の平面図である。図4は運搬台車10の側面図である。図5は運搬台車10の背面図である。
各図では便宜上、矢印Frを前側、矢印Rrを後側、矢印Rを右側、矢印Lを左側とし、運搬台車10の左右方向の長さにおける中心を中心線C1として示している。ただし、運搬台車10は、走行面上を前後左右の何れの方向にも走行することができる。また、運搬台車10は、中心線C1に対して略左右対称である。
運搬台車10は、台車本体部20、走行部30を備えている。
台車本体部20は、複数のフレーム部等が結合して構成され、運搬物を積載する。台車本体部20は、平面視において前後方向(第一の方向)を長手方向とし、前後方向に直交する左右方向(第二の方向)を短手方向とする略矩形状である。台車本体部20の長手方向の長さは例えば1600mmであり、短手方向の長さは例えば750mmであり、長手方向の長さは短手方向の長さに対して2倍以上である。台車本体部20は、平面視において長手方向における中心を通る左右方向に沿った直線に対して略前後対称である。
台車本体部20は、前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部21c、左側フレーム部21d、コーナ部22、補強部25を有する。
台車本体部20は、複数のフレーム部等が結合して構成され、運搬物を積載する。台車本体部20は、平面視において前後方向(第一の方向)を長手方向とし、前後方向に直交する左右方向(第二の方向)を短手方向とする略矩形状である。台車本体部20の長手方向の長さは例えば1600mmであり、短手方向の長さは例えば750mmであり、長手方向の長さは短手方向の長さに対して2倍以上である。台車本体部20は、平面視において長手方向における中心を通る左右方向に沿った直線に対して略前後対称である。
台車本体部20は、前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部21c、左側フレーム部21d、コーナ部22、補強部25を有する。
前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部21c、左側フレーム部21dは、台車本体部20の外形を構成する。また、前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部21c、左側フレーム部21dは、コーナ部22により4つの角部で結合されることで、略矩形状の四方のフレーム枠を構成する。前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部21c、左側フレーム部21dは、例えば、アルミニウム合金製の角状の中空状パイプ等を用いることができる。
コーナ部22は、4つの角部で、前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部21c、左側フレーム部21dのうち隣接するフレーム部同士を結合する。また、コーナ部22は、台車本体部20に手押部材40を取り付けるための取付部として機能する。コーナ部22は、上側に開口して手押部材40が挿入される挿入孔23と、挿入孔23に挿入された手押部材40を支持する支持部24とを有する。コーナ部22は、例えば、押出し成形により形成されるアルミニウム合金製の部材等を用いることができる。
補強部25は、台車本体部20の四方のフレーム枠を補強する。具体的に、補強部25は、補強フレーム部26a、26b、26cと、取付部材28とを有する。
補強フレーム部26a、26b、26cは、四方のフレーム枠あるいは互いに前後左右方向に突き合わされ、ボルト、リベット、溶接等で結合されることで台車本体部20を補強する。本実施形態では、前後方向に沿った2つの補強フレーム部26a、26bが前側フレーム部21aと後側フレーム部21bとの間に亘って架設される。また、左右方向に沿った計15の補強フレーム部26cが、右側フレーム部21cと補強フレーム部26a、補強フレーム部26aと補強フレーム部26b、補強フレーム部26bと左側フレーム部21dに亘ってそれぞれ架設される。補強フレーム部26a、26b、26cは、例えば、アルミニウム合金製の角状の中空状パイプ等を用いることができる。補強フレーム部26a、26bにより平面視において前後方向に沿った複数列(3列)の空間が形成され、補強フレーム部26cにより平面視において左右方向に沿った複数例(6列)の空間が形成されることで、複数(計18)の略矩形状の空間27が形成される。
補強フレーム部26a、26b、26cは、四方のフレーム枠あるいは互いに前後左右方向に突き合わされ、ボルト、リベット、溶接等で結合されることで台車本体部20を補強する。本実施形態では、前後方向に沿った2つの補強フレーム部26a、26bが前側フレーム部21aと後側フレーム部21bとの間に亘って架設される。また、左右方向に沿った計15の補強フレーム部26cが、右側フレーム部21cと補強フレーム部26a、補強フレーム部26aと補強フレーム部26b、補強フレーム部26bと左側フレーム部21dに亘ってそれぞれ架設される。補強フレーム部26a、26b、26cは、例えば、アルミニウム合金製の角状の中空状パイプ等を用いることができる。補強フレーム部26a、26bにより平面視において前後方向に沿った複数列(3列)の空間が形成され、補強フレーム部26cにより平面視において左右方向に沿った複数例(6列)の空間が形成されることで、複数(計18)の略矩形状の空間27が形成される。
取付部材28は、後述するキャスター31Aを台車本体部20に取り付けるための部材である。また、取付部材28は、四方のフレーム枠、補強フレーム部26a、26b、26cに下側からボルト、リベット、溶接等で結合されることで台車本体部20を補強する機能を有する。取付部材28は4つのコーナ部22に近接する4隅の空間27にそれぞれ位置する。取付部材28は、平面視あるいは底面視において矩形状の角部を切り欠いた形状である。取付部材28は、例えば、金属板等を用いることができる。空間27のうち取付部材28が配置された空間27は上側が開口し、下側の大部分が取付部材28によって閉塞される。なお、取付部材28により下側の大部分が閉塞された空間27には、同じ運搬台車10を積み重ねたときに上段の運搬台車10のキャスター31Aの一部分が入り込む。一方、空間27のうち取付部材28が配置されていない空間27は上下方向に貫通する。
台車本体部20に運搬物を積載する場合には、運搬物を前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部21c、左側フレーム部21d、補強部25に載せることで積載することができる。
走行部30は、台車本体部20および運搬物の荷重を支持しながら走行面を走行する。走行部30は、複数(ここでは4つ)のキャスター31Aを有する。
キャスター31Aは、台車本体部20の4隅に位置し、取付部材28を介して台車本体部20に取り付けられる。キャスター31Aは、上下方向に沿った旋回軸O1を中心として旋回可能である。
キャスター31Aは、台車本体部20の4隅に位置し、取付部材28を介して台車本体部20に取り付けられる。キャスター31Aは、上下方向に沿った旋回軸O1を中心として旋回可能である。
キャスター31Aは、使用者の操作に応じてブレーキを掛けたり、ブレーキを解除したりすることができるブレーキ付キャスターである。ただし、キャスター31Aは、ブレーキ付キャスターである場合に限られず、ブレーキなしキャスターであってもよい。
図4に示すように、キャスター31Aは、車輪32、支持部33、ブレーキペダル36、旋回部38を有する。車輪32は、内部にベアリングが内蔵されたホイール部と、ホイール部の外周に嵌め込まれたタイヤ部とを有する。支持部33は、車軸を介して車輪32を回転可能に支持する。支持部33は、車輪32を支持するフォーク部材34と、ブレーキペダル36を上下方向に揺動可能に保持するペダル保持部材35とを有する。フォーク部材34は、車輪32の両側に位置する一対の側壁と、一対の側壁を車輪32の上側で連結させた天板とで一体的に形成される。天板は旋回部38によって、旋回可能に保持される。ペダル保持部材35は、車輪32の両側にそれぞれ位置し、フォーク部材34に固定された一対の側壁と、一対の側壁を上側で連結した連結板とで一体的に形成される。ブレーキペダル36は、ペダル保持部材35に対して上下方向に揺動可能である。ブレーキペダル36は、先端に操作部を有する。操作部は、使用者の足によりブレーキペダル36の上下の揺動が操作される。
ブレーキを解除した状態では、ブレーキペダル36は上昇した位置にある。一方、使用者が足でブレーキペダル36の操作部を下側に踏み込むように操作することで、ブレーキペダル36はバネの付勢に抗して下側に向かって揺動する。各図に示すブレーキペダル36は、ブレーキが解除された状態である。ブレーキペダル36の下側への揺動に伴って、ブレーキペダル36が直接または間接的に車輪32の外周面を強固に押圧するために、車輪32が回転できない、ブレーキが掛けられた状態となる。また、ブレーキペダル36はブレーキが掛けられた状態で保持されるためにストッパとして機能する。旋回部38は、車輪32、支持部33、ブレーキペダル36を旋回させる。
また、キャスター31Aは、平面視において車輪32の接地位置と旋回軸O1とが偏芯した位置に設定されている。したがって、キャスター31Aの車輪32は進行方向に対して旋回軸O1を挟んで逆方向(反対方向)になるように旋回軸O1を中心にして旋回する。
また、運搬台車10は、運搬台車10を走行させるときに使用者が手で押すための手押部材40を取り付けることができる。手押部材40は、運搬台車10を走行させるときに使用者が手を掴むための部材である。使用者は手押部材40を手で掴み押したり引いたりすることで運搬台車10を走行させる。手押部材40をコーナ部22の挿入孔23に挿入することで手押部材40が台車本体部20に取り付けられ、挿入孔23から抜き出すことで手押部材40が台車本体部20から取り外される。
手押部材40は、本体部材41、保護部材43、補強部材44を有する(図1を参照)。
本体部材41は、手押部材40の本体部として機能する。本体部材41は、棒状、または、長尺状かつパイプ状の部材である。本体部材41は、例えば、押出し成形により形成されるアルミニウム合金製の部材等を用いることができる。なお、本体部材41のうち、本体部材41の上端から保護部材43の上端までの範囲が、使用者が運搬台車10を走行させるときに手で掴むグリップ部42である。
本体部材41は、手押部材40の本体部として機能する。本体部材41は、棒状、または、長尺状かつパイプ状の部材である。本体部材41は、例えば、押出し成形により形成されるアルミニウム合金製の部材等を用いることができる。なお、本体部材41のうち、本体部材41の上端から保護部材43の上端までの範囲が、使用者が運搬台車10を走行させるときに手で掴むグリップ部42である。
保護部材43は、使用者が手押部材40を掴んだときに使用者の手が周囲の物体に接触しないように保護する保護部として機能する。また、保護部材43は、運搬物を積載するときの最大積載高さを示す指標となる。保護部材43は、本体部材41の上側であって、上端から所定の距離離れた位置にボルト、リベット等で固定される。保護部材43は、本体部材41の外周面よりも外側に突出する円板状であり、本体部材41よりも大きい外径を有する。
補強部材44は、本体部材41の強度を補強する補強部として機能する。また、補強部材44は、本体部材41をコーナ部22の挿入孔23に挿入したときに挿入孔23との間でガタ付きを抑制する。補強部材44は、上下方向に長い略筒状であり、本体部材41を挿入した状態で本体部材41の下端部にボルト、リベット等で固定される。
なお、手押部材40は、単管(単管パイプ)等を用いてもよい。単管とは、JIS G 3444に規定されている一般構造用炭素鋼鋼管をいい、外径が48.6mmの円管である。
なお、手押部材40は、単管(単管パイプ)等を用いてもよい。単管とは、JIS G 3444に規定されている一般構造用炭素鋼鋼管をいい、外径が48.6mmの円管である。
本実施形態の運搬台車10は、台車本体部20の下側に無人搬送車Vが側方から進入可能であり、無人搬送車Vにより搬送可能である。ここで、無人搬送車Vとは、人間が運転操作を行うことなく、自動で走行できる搬送車である。本実施形態の無人搬送車Vは、台車本体部20の下側に側方から入り込み、運搬台車10をリフトアップした状態で搬送する無人搬送車を想定している。ただし、リフトアップすることなく運搬台車10のキャスター31Aが走行面に接地した状態で搬送する無人搬送車であってもよい。
本実施形態の運搬台車10は、台車本体部20の下側に無人搬送車Vが側方から進入可能な空間S1を有する(図4(a)に示す二点鎖線を参照)。空間S1は、台車本体部20と4つのキャスター31Aとにより囲まれる空間である。空間S1は、図4(a)に示すように左右方向に沿って見たときに運搬台車10の何れの部材にも重なり合わないが、図5に示すように前後方向に沿って見たときに運搬台車10の何れかの部材、ここではキャスター31Aに重なり合う。空間S1は、左右方向の幅よりも前後方向の長さが長い。したがって、無人搬送車Vは、長さが長い前後方向に対して直交する方向である左右方向の何れの側方からでも空間S1に容易に進入することができる。なお、図4(a)には、後側のキャスター31Aが旋回した状態を二点鎖線で示している。
また、台車本体部20のうち空間S1と対面する部位が、無人搬送車Vが運搬台車10をリフトアップするときに当接される被当接部として機能する。具体的に、本実施形態では、右側フレーム部21cの下面、左側フレーム部21dの下面、補強フレーム部26a、26b、26cの下面が被当接部となる。ただし、無人搬送車Vの仕様に応じて、右側フレーム部21cの下面、左側フレーム部21dの下面および補強フレーム部26a、26b、26cの下面のうち何れかが被当接部となることがある。被当接部は、空間S1内(空間内)で台車本体部20の下端に位置する。
また、図2に示すように、前側のキャスター31Aの旋回軸O1と後側のキャスター31Aの旋回軸O1との間の距離をL1とし、右側のキャスター31Aの旋回軸O1と左側のキャスター31Aの旋回軸O1との間の距離をL2とすると、距離L1が距離L2よりも長い。距離L1は距離L2の2倍以上であることが好ましく、更には2.5倍以上であることが好ましい。このように、距離L1を距離L2よりも長くすることにより、前側のキャスター31Aと後側のキャスター31Aとの間から無人搬送車Vが空間S1に容易に進入することができる。一方、距離L1が距離L2よりも極度に長いと台車本体部20の耐荷重が低下してしまうために、距離L1は距離L2の3.5倍以下であることが好ましく、更には3倍以下であることが好ましい。
また、無人搬送車Vは各社で開発されており各社ごとに形状が異なっている。作業現場で使用される無人搬送車Vの形状ごとに複数の機種の運搬台車を用意すると複数タイプの運搬台車が必要となり製造コストや管理コストが増大してしまう。
本実施形態では、無人搬送車Vの形状に合わせて運搬台車10の部品を取り換えることにより無人搬送車Vの形状に合わせた仕様に変更することができる。具体的に、運搬台車10は、4つのキャスター31Aを車輪32の外径(直径)が異なる後述する4つのキャスター31Bあるいは4つのキャスター31Cに取り換えることにより、空間S1の高さが変更可能である。
図6は、キャスター31Aを取付部材28に結合する結合構造を説明するための図である。取付部材28の略中央には、旋回軸O1と同軸状にボルト51が挿通される挿通孔29が形成される。挿通孔29は、ボルト51が挿通されたときにボルト51の頭部が取付部材28の上面(表面)から上側に突出しないように上面から円錐状に段落ちした位置に形成される。座金部材52は、ボルト51の頭部と、取付部材28との間に配置され、ボルト51が上下方向に直立するようにボルト51の頭部を保持する。
キャスター31Aは、ボルト51を座金部材52の孔、取付部材28の挿通孔29、キャスター31Aの旋回部38の孔の順に挿通させ、フォーク部材34内でナット53を螺合させることで取付部材28に結合する。したがって、キャスター31Aを取り換えるには、まず、ナット53を取り外し、ボルト51を座金部材52の孔、取付部材28の挿通孔29、キャスター31Aの旋回部38の孔から抜き出して、キャスター31Aを取付部材28から取り外すことで、キャスター31Bあるいはキャスター31Cに取り換えることができる。
キャスター31Aは、ボルト51を座金部材52の孔、取付部材28の挿通孔29、キャスター31Aの旋回部38の孔の順に挿通させ、フォーク部材34内でナット53を螺合させることで取付部材28に結合する。したがって、キャスター31Aを取り換えるには、まず、ナット53を取り外し、ボルト51を座金部材52の孔、取付部材28の挿通孔29、キャスター31Aの旋回部38の孔から抜き出して、キャスター31Aを取付部材28から取り外すことで、キャスター31Bあるいはキャスター31Cに取り換えることができる。
図4(b)は、キャスター31Aをキャスター31Bに取り換えた状態を示す一部側面図である。
キャスター31Bは、車輪の外径がキャスター31Aの車輪32の外径よりも小径である。また、キャスター31Bは、支持部33およびブレーキペダル36がキャスター31Aよりも縮小されている。したがって、図4(b)の台車本体部20の下側の空間S1の高さHは、図4(a)の台車本体部20の下側の空間S1の高さHよりも低くなり、図4(a)の空間S1の場合ではリフトアップしたときに台車本体部20に届かない無人搬送車Vであっても対応することができる。また、図4(b)に示す空間S1の前後方向の長さは、キャスター31Bの支持部33およびブレーキペダル36が縮小されている分、図4(a)の空間S1よりも長くなる。ただし、キャスター31Bは、支持部33およびブレーキペダル36をキャスター31Aよりも縮小させる場合に限られず、車輪32のみを小径にするようにしてもよい。
キャスター31Bは、車輪の外径がキャスター31Aの車輪32の外径よりも小径である。また、キャスター31Bは、支持部33およびブレーキペダル36がキャスター31Aよりも縮小されている。したがって、図4(b)の台車本体部20の下側の空間S1の高さHは、図4(a)の台車本体部20の下側の空間S1の高さHよりも低くなり、図4(a)の空間S1の場合ではリフトアップしたときに台車本体部20に届かない無人搬送車Vであっても対応することができる。また、図4(b)に示す空間S1の前後方向の長さは、キャスター31Bの支持部33およびブレーキペダル36が縮小されている分、図4(a)の空間S1よりも長くなる。ただし、キャスター31Bは、支持部33およびブレーキペダル36をキャスター31Aよりも縮小させる場合に限られず、車輪32のみを小径にするようにしてもよい。
図4(c)は、キャスター31Aをキャスター31Cに取り換えた状態を示す一部側面図である。
キャスター31Cは、車輪の外径がキャスター31Bの車輪32の外径よりも小径である。また、キャスター31Cは、支持部33およびブレーキペダル36がキャスター31Bよりも縮小されている。したがって、図4(c)の台車本体部20の下側の空間S1の高さHは、図4(b)の台車本体部20の下側の空間S1の高さHよりも低くなり、図4(b)の空間S1の場合ではリフトアップしたときに台車本体部20に届かない無人搬送車Vであっても対応することができる。また、図4(c)に示す空間S1の前後方向の長さは、キャスター31Cの支持部33およびブレーキペダル36が縮小されている分、図4(b)の空間S1よりも長くなる。ただし、キャスター31Cは、支持部33およびブレーキペダル36をキャスター31Bよりも縮小させる場合に限られず、車輪32のみを小径にするようにしてもよい。
キャスター31Cは、車輪の外径がキャスター31Bの車輪32の外径よりも小径である。また、キャスター31Cは、支持部33およびブレーキペダル36がキャスター31Bよりも縮小されている。したがって、図4(c)の台車本体部20の下側の空間S1の高さHは、図4(b)の台車本体部20の下側の空間S1の高さHよりも低くなり、図4(b)の空間S1の場合ではリフトアップしたときに台車本体部20に届かない無人搬送車Vであっても対応することができる。また、図4(c)に示す空間S1の前後方向の長さは、キャスター31Cの支持部33およびブレーキペダル36が縮小されている分、図4(b)の空間S1よりも長くなる。ただし、キャスター31Cは、支持部33およびブレーキペダル36をキャスター31Bよりも縮小させる場合に限られず、車輪32のみを小径にするようにしてもよい。
このように、本実施形態によれば、台車本体部20の下側には無人搬送車Vが側方から進入可能な空間S1が形成されていることから、運搬台車10を無人搬送車Vによって搬送することができる。
(第2の実施形態)
図7は第2の実施形態に係る運搬台車110の斜視図である。図8は運搬台車110の底面図である。図9は運搬台車110の平面図である。図10は運搬台車110の側面図である。図11は運搬台車110の背面図である。なお、第1の実施形態と同様の構成は、同一符号を付す等して適宜、説明を省略する。
図7は第2の実施形態に係る運搬台車110の斜視図である。図8は運搬台車110の底面図である。図9は運搬台車110の平面図である。図10は運搬台車110の側面図である。図11は運搬台車110の背面図である。なお、第1の実施形態と同様の構成は、同一符号を付す等して適宜、説明を省略する。
運搬台車110は、台車本体部120、走行部30を備えている。
台車本体部120は、前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部121c、左側フレーム部121d、コーナ部22、補強部125、載置フレーム部130を有する。
台車本体部120は、前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部121c、左側フレーム部121d、コーナ部22、補強部125、載置フレーム部130を有する。
右側フレーム部121cおよび左側フレーム部121dは、前後方向に沿って水平に配置される。右側フレーム部121cおよび左側フレーム部121dは、それぞれ同様の構成であるため、ここでは右側フレーム部121cについて説明する。
右側フレーム部121cは、複数のフレームが結合して構成される。具体的には、右側フレーム部121cは、前端フレーム123、後端フレーム124、中間フレーム128、連結部材129を有する。
右側フレーム部121cは、複数のフレームが結合して構成される。具体的には、右側フレーム部121cは、前端フレーム123、後端フレーム124、中間フレーム128、連結部材129を有する。
前端フレーム123および後端フレーム124は、それぞれ前後方向に沿って水平に配置される。前端フレーム123は右側フレーム部121cの前側に位置するフレームであって、後端フレーム124は右側フレーム部121cの後側に位置するフレームである。前端フレーム123および後端フレーム124それぞれの上面は、走行面から略同一の高さである。
中間フレーム128は、前後方向に沿って水平に配置される。中間フレーム128は、右側フレーム部121cの中央に位置するフレームである。また、中間フレーム128は、前端フレーム123および後端フレーム124よりも下側の位置で、前端フレーム123と後端フレーム124との間に亘って架設される。具体的には中間フレーム128は、前端が前端フレーム123の後端かつ下側に結合され、後端が後端フレーム124の前端かつ下側に結合される。前端フレーム123と中間フレーム128、中間フレーム128と後端フレーム124は、例えばL字状に屈曲する略板状の連結部材129によって左右から挟持された状態でボルトやリベット等を用いて固定される。
中間フレーム128は、前後方向に沿って水平に配置される。中間フレーム128は、右側フレーム部121cの中央に位置するフレームである。また、中間フレーム128は、前端フレーム123および後端フレーム124よりも下側の位置で、前端フレーム123と後端フレーム124との間に亘って架設される。具体的には中間フレーム128は、前端が前端フレーム123の後端かつ下側に結合され、後端が後端フレーム124の前端かつ下側に結合される。前端フレーム123と中間フレーム128、中間フレーム128と後端フレーム124は、例えばL字状に屈曲する略板状の連結部材129によって左右から挟持された状態でボルトやリベット等を用いて固定される。
補強部125は、台車本体部120の四方のフレーム枠を補強する。具体的に、補強部125は、補強フレーム部122a,122b,26cを有する。
補強フレーム部122a,122b,26cは、四方のフレーム枠内で前後左右方向に突き合わされ、ボルト、リベット、溶接等で結合されることで台車本体部120を補強する。本実施形態では、前後方向に沿った補強フレーム部122a,122bは、前側フレーム部21aと後側フレーム部21bとの間に亘って架設される。また、補強フレーム部122aと補強フレーム部122bは、左右に離れた位置で平行に配置される。具体的には、補強フレーム部122aは右側フレーム部121c側に配置され、補強フレーム部122bは左側フレーム部121d側に配置される。また、補強フレーム部122aと右側フレーム部121cとの間の左右方向の間隔、補強フレーム部122bと左側フレーム部121dとの間の左右方向の間隔、補強フレーム部122aと補強フレーム部122bとの間の左右方向の間隔は、略同一である。なお、補強フレーム部122aおよび補強フレーム部122bは、それぞれ同様の構成であるため、ここでは補強フレーム部122aについて説明する。また、補強フレーム部122aは、右側フレーム部121cとほぼ同様の構成であり、適宜、説明を省略する。
補強フレーム部122a,122b,26cは、四方のフレーム枠内で前後左右方向に突き合わされ、ボルト、リベット、溶接等で結合されることで台車本体部120を補強する。本実施形態では、前後方向に沿った補強フレーム部122a,122bは、前側フレーム部21aと後側フレーム部21bとの間に亘って架設される。また、補強フレーム部122aと補強フレーム部122bは、左右に離れた位置で平行に配置される。具体的には、補強フレーム部122aは右側フレーム部121c側に配置され、補強フレーム部122bは左側フレーム部121d側に配置される。また、補強フレーム部122aと右側フレーム部121cとの間の左右方向の間隔、補強フレーム部122bと左側フレーム部121dとの間の左右方向の間隔、補強フレーム部122aと補強フレーム部122bとの間の左右方向の間隔は、略同一である。なお、補強フレーム部122aおよび補強フレーム部122bは、それぞれ同様の構成であるため、ここでは補強フレーム部122aについて説明する。また、補強フレーム部122aは、右側フレーム部121cとほぼ同様の構成であり、適宜、説明を省略する。
補強フレーム部122aは、前端補強フレーム143、後端補強フレーム144、中間補強フレーム145、連結部材129を有する。
前端補強フレーム143および後端補強フレーム144は、前端フレーム123および後端フレーム124よりも左右方向の幅が小さいだけで、前端フレーム123および後端フレーム124と同様の構成である。前端補強フレーム143は前側フレーム部21aに結合され、後端補強フレーム144は後側フレーム部21bに結合される。前端補強フレーム143および後端補強フレーム144のそれぞれ上面は、走行面から略同一の高さである。
中間補強フレーム145は、中間フレーム128よりも左右方向の幅が小さいだけで、中間フレーム128と同様の構成である。
前端補強フレーム143および後端補強フレーム144は、前端フレーム123および後端フレーム124よりも左右方向の幅が小さいだけで、前端フレーム123および後端フレーム124と同様の構成である。前端補強フレーム143は前側フレーム部21aに結合され、後端補強フレーム144は後側フレーム部21bに結合される。前端補強フレーム143および後端補強フレーム144のそれぞれ上面は、走行面から略同一の高さである。
中間補強フレーム145は、中間フレーム128よりも左右方向の幅が小さいだけで、中間フレーム128と同様の構成である。
補強フレーム部26cは、左右方向に沿って水平に配置される。補強フレーム部26cは、右側フレーム部121cと補強フレーム部122aとの間、左側フレーム部121dと補強フレーム部122bとの間、補強フレーム部122aと補強フレーム部122bとの間に亘って架設される。
なお、中間フレーム128、中間補強フレーム145に結合される補強フレーム部26cは、中間フレーム128、中間補強フレーム145の高さに合わせて、他の補強フレーム部26cの位置よりも低い位置で結合される。
なお、中間フレーム128、中間補強フレーム145に結合される補強フレーム部26cは、中間フレーム128、中間補強フレーム145の高さに合わせて、他の補強フレーム部26cの位置よりも低い位置で結合される。
載置フレーム部130は、運搬台車110の前後方向における中間で左右方向に沿って水平に配置される。載置フレーム部130は、前後方向に長い長尺状の運搬物を上面に載置するためのフレームである。載置フレーム部130は、台車本体部120の左右方向の長さと略同一の長さである。載置フレーム部130は、右側フレーム部121cの中間フレーム128と左側フレーム部121dの中間フレーム128との間に亘って架設される。具体的に、載置フレーム部130は、右側フレーム部121cの中間フレーム128の上面、補強フレーム部122aの中間補強フレーム145の上面、補強フレーム部122bの中間補強フレーム145の上面、左側フレーム部121dの中間フレーム128の上面にそれぞれ当接した状態でボルトやリベット等を用いて固定される。載置フレーム部130の上面と、前側フレーム部21aおよび後側フレーム部21bの上面は、走行面から略同一の高さである。載置フレーム部130は、直線状の長い棒状の部材であって、例えば、アルミニウム合金製で断面略矩形の中空状パイプ等を用いることができる。載置フレーム部130は、載置部の一例に対応する。
補強フレーム部122a,122b,26cおよび載置フレーム部130により平面視において複数(計18)の略矩形状の空間127が形成される。
キャスター31Aを台車本体部120に取り付けるための取付部材28は、4つのコーナ部22に近接する4隅の空間127にそれぞれ位置する。
キャスター31Aを台車本体部120に取り付けるための取付部材28は、4つのコーナ部22に近接する4隅の空間127にそれぞれ位置する。
本実施形態の運搬台車110でも、台車本体部120の下側に無人搬送車Vが側方から進入可能な空間S2を有する(図10に示す二点鎖線を参照)。空間S2は、図10に示す側面視において、台車本体部120のうち中間フレーム128と前後のキャスター31Aとにより囲まれる空間である。
また、運搬台車110は、側面視において、中間フレーム128の上側であって載置フレーム部130を隔てて前後に離れ、上側に向かって開口する一対の空間Sfを有する。すなわち、台車本体部120は、中間フレーム128を挟んだ上下に空間S2および空間Sfが位置する。図10に示すように、空間Sfの高さ、すなわち中間フレーム128の上面から載置フレーム部130の上面までの鉛直方向の距離は、フォークリフトの爪の厚みよりも大きい。したがって、フォークリフト一対の爪を側方から空間Sfに挿入可能である。また、空間S2の高さ、すなわち走行面から中間フレーム128の下面までの鉛直方向の距離は、フォークリフトの爪の厚みよりも大きい。
運搬台車110は、空間Sfを有することにより、フォークリフトの一対の爪を運搬台車110の側方(右側または左側)から、それぞれ前後に位置する空間Sfに挿入することができる。空間Sfは上側に開口していることから、フォークリフトの一対の爪をそれぞれ空間Sfに挿入した状態から上昇させることにより、上昇した爪が運搬物のみを支持することにより運搬物のみを持ち上げることができる。
なお、本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、無人搬送車Vの形状に合わせて運搬台車110の部品を取り換えることにより無人搬送車Vの形状に合わせた仕様に変更することができる。
(第3の実施形態)
図12は第3の実施形態に係る運搬台車210の斜視図である。図13は運搬台車210の底面図である。図14は運搬台車210の平面図である。図15は運搬台車210の側面図である。図16は運搬台車210の背面図である。なお、第2の実施形態と同様の構成は、同一符号を付して適宜、説明を省略する。
図12は第3の実施形態に係る運搬台車210の斜視図である。図13は運搬台車210の底面図である。図14は運搬台車210の平面図である。図15は運搬台車210の側面図である。図16は運搬台車210の背面図である。なお、第2の実施形態と同様の構成は、同一符号を付して適宜、説明を省略する。
運搬台車210は、台車本体部220、走行部30を備えている。
本実施形態の運搬台車210は、運搬物を積載した状態のまま複数の運搬台車210を上下方向に積み重ねることができる。本実施形態の台車本体部220は、コーナ部222の構成が第2の実施形態と異なる。
本実施形態の運搬台車210は、運搬物を積載した状態のまま複数の運搬台車210を上下方向に積み重ねることができる。本実施形態の台車本体部220は、コーナ部222の構成が第2の実施形態と異なる。
コーナ部222は、スペーサ223と、受部224とを有する。
スペーサ223は、積み重ねた上段の運搬台車210を支持するとともに、積み重ねた上段の運搬台車210と下段の運搬台車210とが互いに干渉しないように上下方向にスペースを確保する。具体的に、スペーサ223は、棒状、または、長尺状かつパイプ状の部材である。スペーサ223は、例えば、押出し成形により形成されるアルミニウム合金製の部材等を用いることができる。スペーサ223は、コーナ部222の挿入孔23に挿入された状態で固定されており、挿入孔23の上端から上側に向かって延出する。スペーサ223は、挿入孔23の上端からスペーサ223の上端までの高さが200mm以上であって500mm以下であることが好ましく、250mm以上であって350mm以下であることが更に好ましい。
スペーサ223は、積み重ねた上段の運搬台車210を支持するとともに、積み重ねた上段の運搬台車210と下段の運搬台車210とが互いに干渉しないように上下方向にスペースを確保する。具体的に、スペーサ223は、棒状、または、長尺状かつパイプ状の部材である。スペーサ223は、例えば、押出し成形により形成されるアルミニウム合金製の部材等を用いることができる。スペーサ223は、コーナ部222の挿入孔23に挿入された状態で固定されており、挿入孔23の上端から上側に向かって延出する。スペーサ223は、挿入孔23の上端からスペーサ223の上端までの高さが200mm以上であって500mm以下であることが好ましく、250mm以上であって350mm以下であることが更に好ましい。
受部224は、積み重ねた運搬台車210のうち下段の運搬台車210のスペーサ223の上端を受ける。具体的に、受部224は、下側に向かって開口する略錐台形状の部材である。受部224は、例えば、亜鉛合金製の部材等を用いることができる。受部224は、コーナ部222の下端に固定されており、平面視においてコーナ部222の外周面から一部が外側に張り出している。なお、受部224は、略円錐台形状であってもよく、旋回するキャスターとより干渉しないように略錐台形の一部あるいは略円錐台形の一部が切り欠かれた形状であってもよい。
図17は、2つの運搬台車210を積み重ねた状態を示す図である。
2つの運搬台車210は、上下に積み重ねられている。ここでは、スペーサ223が上下方向にスペースを確保しているために、下段の運搬台車210は運搬物としての荷役台(パレット)Pが積載した状態のまま、上側に運搬台車210を積み重ねることができる。このように、運搬物を積載したまま積み重ねることにより、運搬物の保管スペースを別途、確保する必要がないために保管スペースの省スペース化を図ることができる。
2つの運搬台車210は、上下に積み重ねられている。ここでは、スペーサ223が上下方向にスペースを確保しているために、下段の運搬台車210は運搬物としての荷役台(パレット)Pが積載した状態のまま、上側に運搬台車210を積み重ねることができる。このように、運搬物を積載したまま積み重ねることにより、運搬物の保管スペースを別途、確保する必要がないために保管スペースの省スペース化を図ることができる。
(変形例1)
上述した実施形態では、キャスター31Aを車輪32の外径が異なるキャスター31B、31Cに取り換えることにより、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明した。本変形例では、フォーク部材34の高さがそれぞれ異なるキャスター31D~31Fに取り換えることにより、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明する。
上述した実施形態では、キャスター31Aを車輪32の外径が異なるキャスター31B、31Cに取り換えることにより、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明した。本変形例では、フォーク部材34の高さがそれぞれ異なるキャスター31D~31Fに取り換えることにより、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明する。
図18(a)~(c)はキャスター31D~31Fの構成を示す側面図である。
キャスター31D~31Fは、車輪32の外径がそれぞれ同一であるがフォーク部材34の高さが異なっており、車軸Aから旋回部38の上端までの距離Tが異なっている。
キャスター31Dは車軸Aから旋回部38の上端までの距離がT1であり、キャスター31Eは車軸Aから旋回部38の上端までの距離がT2であり、キャスター31Fは車軸Aから旋回部38の上端までの距離がT3であり、距離T1、距離T2、距離T3の順に距離が大きくなる。
キャスター31D~31Fは、車輪32の外径がそれぞれ同一であるがフォーク部材34の高さが異なっており、車軸Aから旋回部38の上端までの距離Tが異なっている。
キャスター31Dは車軸Aから旋回部38の上端までの距離がT1であり、キャスター31Eは車軸Aから旋回部38の上端までの距離がT2であり、キャスター31Fは車軸Aから旋回部38の上端までの距離がT3であり、距離T1、距離T2、距離T3の順に距離が大きくなる。
このように、フォーク部材34の高さが異なるキャスター31D~31Fに取り換えることにより、空間S1、S2の高さを変更することができる。なお、フォーク部材34の高さが異なるキャスター31D~31Fに取り換える場合に限られず、キャスターの形状、例えば、車輪32の外径とフォーク部材34の高さとが何れもが異なるキャスターに取り換えることにより、空間S1、S2の高さを変更してもよい。このように、キャスターを変更することにより、空間S1、S2の高さを変更できる運搬台車のシステムを運搬台車システムというものとする。運搬台車システムは、台車本体部20と、台車本体部20に取り付けられ台車本体部20に対して取り換え可能なキャスター31A、31B、31C、31D、31Eとを備える。
(変形例2)
上述した第1の実施形態では、旋回軸O1と同軸状のボルト51にフォーク部材34内でナット53を螺合させることによりキャスター31Aを取付部材28に結合する場合について説明したが、この場合に限られない。
図19は、キャスター131Aを取付部材28に結合する結合構造を説明するための図である。なお、第1の実施形態と同様の構成は同一符号を付して適宜、説明を省略する。本変形例のキャスター131Aは、旋回部38の上部に取付部材28に結合されるベース部139を有する。
上述した第1の実施形態では、旋回軸O1と同軸状のボルト51にフォーク部材34内でナット53を螺合させることによりキャスター31Aを取付部材28に結合する場合について説明したが、この場合に限られない。
図19は、キャスター131Aを取付部材28に結合する結合構造を説明するための図である。なお、第1の実施形態と同様の構成は同一符号を付して適宜、説明を省略する。本変形例のキャスター131Aは、旋回部38の上部に取付部材28に結合されるベース部139を有する。
ベース部139は、車輪32、フォーク部材34、旋回部38を取付部材28に取り付けるための部位である。ベース部139は、略矩形であって略板状の部材である。ベース部139を取付部材28に重ね合わせてベース部139の孔および取付部材28の孔を通してボルトやナット、リベット等で締結することによって、キャスター131Aを取付部材28に結合することができる。
キャスター131Aを取り換えるには、キャスター131Aを取付部材28から取り外すことで、他のキャスターに取り換えることができる。
キャスター131Aを取り換えるには、キャスター131Aを取付部材28から取り外すことで、他のキャスターに取り換えることができる。
(変形例3)
上述した実施形態では、キャスター31Aを車輪32の外径が異なるキャスター31B、31Cに取り換えることにより、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明した。本変形例では、変形例2で説明した1種類のキャスター131Aを用いて、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明する。なお、ここでは、キャスター131Aは、想定している空間S1、S2の高さの調整範囲のうち最も低い場合に対応したキャスターを用いるものとする。
図20は、キャスター131Aを取付部材28に結合する結合構造を説明するための図である。本変形例の運搬台車は、キャスター131Aと取付部材28との間に取り付けられる高さ調整部材140を有する。高さ調整部材140は、平面視において、ベース部139と略同一あるいはベース部139よりも大きな形状であり、ベース部139の孔と連通する孔を有する。また、高さ調整部材140は、空間S1、S2の高さを調整するときの調整分の高さで構成される。また、高さ調整部材140は、運搬物の荷重を支持することができる強度のある部材が用いられる。
上述した実施形態では、キャスター31Aを車輪32の外径が異なるキャスター31B、31Cに取り換えることにより、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明した。本変形例では、変形例2で説明した1種類のキャスター131Aを用いて、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明する。なお、ここでは、キャスター131Aは、想定している空間S1、S2の高さの調整範囲のうち最も低い場合に対応したキャスターを用いるものとする。
図20は、キャスター131Aを取付部材28に結合する結合構造を説明するための図である。本変形例の運搬台車は、キャスター131Aと取付部材28との間に取り付けられる高さ調整部材140を有する。高さ調整部材140は、平面視において、ベース部139と略同一あるいはベース部139よりも大きな形状であり、ベース部139の孔と連通する孔を有する。また、高さ調整部材140は、空間S1、S2の高さを調整するときの調整分の高さで構成される。また、高さ調整部材140は、運搬物の荷重を支持することができる強度のある部材が用いられる。
したがって、キャスター131Aのベース部139と取付部材28との間に高さ調整部材140を取り付けることにより、空間S1、S2の高さが高くなるように変更することができる。なお、図20の二点鎖線で示す高さ調整部材140を追加して2つの高さ調整部材140を上下に重ね合わせて取り付けたり、更に高い高さ調整部材を取り付けたりすることにより、空間S1、S2の高さが更に高くなるように変更することができる。また、キャスター131Aのベース部139と取付部材28との間から高さ調整部材140を取り外すことにより、空間S1、S2の高さが低くなるように変更することができる。このように、高さ調整部材140を取り付けたり取り外したりすることで空間S1、S2の高さを変更することにより、複数の種類のキャスター131Aを用意する必要がないために、製造コストを削減することができる。
なお、本変形例では、変形例2で説明したキャスター131Aを用いて、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明したが、上述した実施形態のキャスター31Aの旋回部38と取付部材28との間に高さ調整部材を取り付けたり、取り外したりすることにより、空間S1、S2の高さを変更してもよい。この場合、高さ調整部材は、ボルト51が挿通される孔が設けられる。
なお、本変形例では、変形例2で説明したキャスター131Aを用いて、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明したが、上述した実施形態のキャスター31Aの旋回部38と取付部材28との間に高さ調整部材を取り付けたり、取り外したりすることにより、空間S1、S2の高さを変更してもよい。この場合、高さ調整部材は、ボルト51が挿通される孔が設けられる。
(変形例4)
上述した実施形態では、キャスター31Aを車輪32の外径が異なるキャスター31B、31Cに取り換えることにより、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明した。本変形例では、空間S1、S2の上側であって、且つ台車本体部20、120、220の下端に一体になるように取り付けられる高さ調整部材を用いて、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明する。なお、ここでは、キャスターは、想定している空間S1、S2の高さの調整範囲のうち最も高く場合に対応したキャスターを用いるものとする。
上述した実施形態では、キャスター31Aを車輪32の外径が異なるキャスター31B、31Cに取り換えることにより、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明した。本変形例では、空間S1、S2の上側であって、且つ台車本体部20、120、220の下端に一体になるように取り付けられる高さ調整部材を用いて、空間S1、S2の高さを変更する場合について説明する。なお、ここでは、キャスターは、想定している空間S1、S2の高さの調整範囲のうち最も高く場合に対応したキャスターを用いるものとする。
本変形例の運搬台車は、空間S1、S2の上側であって台車本体部20、120、220の下端に取り付けられる高さ調整部材を有する。高さ調整部材は、平面視において、空間S1、S2と略同一の形状である。また、高さ調整部材は、空間S1、S2の高さ調整するときの調整分の高さで構成される。また、高さ調整部材は、例えば、台車本体部20、120、220と同様に、四方の枠と補強部とから構成されるような強度のあるものが用いられる。
したがって、台車本体部20、120、220の下端に高さ調整部材を取り付けることにより、台車本体部20、120、220と一体となった高さ調整部材が台車本体部20、120、220の下端となることから、高さ調整部材の下側に形成される空間S1、S2の高さが低くなるように変更することができる。なお、高さ調整部材を追加して2つの高さ調整部材を上下に重ね合わせて台車本体部20、120、220の下端に取り付けたり、更に高い高さ調整部材を台車本体部20、120、220の下端に取り付けたりすることにより、空間S1、S2の高さが更に低くなるように変更することができる。また、台車本体部20、120、220の下端から高さ調整部材を取り外すことにより、空間S1、S2の高さが高くなるように変更することができる。このように、高さ調整部材を取り付けたり取り外したりすることで空間S1、S2の高さを変更することにより、複数の種類のキャスターを用意する必要がないために、キャスターを容易に管理することができる。
以上、本発明を種々の実施形態および変形例を用いて説明したが、本発明は上述した実施形態および変形例にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能であり、上述した各実施形態の一部または各変形例の一部を適宜、他の実施形態および他の変形例に組み合わせてもよい。
上述した実施形態では、キャスター31A、131Aを取付部材28から取り外すことにより、キャスターを取り換え可能に構成する場合について説明したが、この場合に限られず、取付部材28を四方のフレーム枠から取り外して、取付部材28ごとキャスターを取り換え可能に構成してもよい。
上述した実施形態では、台車本体部120、220が載置フレーム部130を有する場合について説明したが、載置フレーム部130を省略して構成してもよい。
上述した実施形態では、取付部材28が4つのコーナ部22に近接する4隅の空間27にそれぞれ位置する場合について説明したが、前側の2つの取付部材28を繋げて左右方向に長い1つの取付部材とし、後側の2つの取付部材28を繋げて左右方向に長い1つの取付部材とするように構成してもよい。
上述した実施形態では、キャスター31A、131Aを取付部材28から取り外すことにより、キャスターを取り換え可能に構成する場合について説明したが、この場合に限られず、取付部材28を四方のフレーム枠から取り外して、取付部材28ごとキャスターを取り換え可能に構成してもよい。
上述した実施形態では、台車本体部120、220が載置フレーム部130を有する場合について説明したが、載置フレーム部130を省略して構成してもよい。
上述した実施形態では、取付部材28が4つのコーナ部22に近接する4隅の空間27にそれぞれ位置する場合について説明したが、前側の2つの取付部材28を繋げて左右方向に長い1つの取付部材とし、後側の2つの取付部材28を繋げて左右方向に長い1つの取付部材とするように構成してもよい。
10、110、210:運搬台車 20、120、220:台車本体部 22、222:コーナ部 31A、31B、31C、31D、31E、31F、131A:キャスター 32:車輪 33:支持部 34:フォーク部材 130:載置フレーム部(載置部) 140:高さ調整部材 223:スペーサ
Claims (11)
- 運搬物を積載する台車本体部と、
前記台車本体部に取り付けられる走行部と、を備える運搬台車であって、
前記台車本体部の下側には無人搬送車が側方から進入可能な第1の空間が形成されていることを特徴とする運搬台車。 - 前記台車本体部は、前記無人搬送車が前記運搬台車をリフトアップするときに当接される被当接部を有し、
前記被当接部は、前記第1の空間内で前記台車本体部の下端に位置することを特徴とする請求項1に記載の運搬台車。 - 前記走行部は、前記台車本体部の4隅に位置する旋回可能な4つのキャスターを有し、
前記運搬台車の進行方向を前とし、反対方向を後とすると、
前側のキャスターの旋回軸と後側のキャスターの旋回軸との間の距離が、右側のキャスターの旋回軸と左側のキャスターの旋回軸との間の距離の2倍以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の運搬台車。 - 前記キャスターを第1のキャスターとすると、
前記第1のキャスターは、前記第1のキャスターと形状の異なる第2のキャスターに取り換え可能に前記台車本体部に取り付けられ、
前記第1のキャスターと前記第2のキャスターとを取り換えることにより、前記第1の空間の高さが変更可能であることを特徴とする請求項3に記載の運搬台車。 - 前記第1のキャスターと前記第2のキャスターとは、車輪の外径が異なることを特徴とする請求項4に記載の運搬台車。
- 前記第1のキャスターと前記第2のキャスターとは、車輪を回転可能に支持する支持部の高さが異なることを特徴とする請求項4に記載の運搬台車。
- 前記キャスターと前記台車本体部との間に取り付けられる高さ調整部材を有し、
前記高さ調整部材を取り付けることにより、前記第1の空間の高さが変更可能であることを特徴とする請求項3に記載の運搬台車。 - 前記第1の空間の上側であって、且つ前記台車本体部の下端に一体で取り付けられる高さ調整部材を有し、
前記高さ調整部材を取り付けることにより、前記高さ調整部材の下側に形成される前記第1の空間の高さが変更可能であることを特徴とする請求項3に記載の運搬台車。 - 前記台車本体部は、側面視において、側方に位置するフレームの上側にはフォークリフトの一対の爪が側方から挿入可能であって、上側に開口する第2の空間を有することを特徴とする請求項1または2に記載の運搬台車。
- 前記第2の空間は、運搬物を載置する載置部を隔てて前後に離れていることを特徴とする請求項9に記載の運搬台車。
- 前記台車本体部は、前側フレーム部、後側フレーム部、右側フレーム部、左側フレーム部をコーナ部により4つの角部で結合することで略矩形状の四方のフレーム枠が構成され、
前記コーナ部は、運搬台車を上下方向に積み重ねるときに上段の運搬台車を支持するスペーサを有することを特徴とする請求項1または2に記載の運搬台車。
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