JP2022025075A - セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置 - Google Patents

セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料ガスのガスリークを抑制することができるセルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置を提供する。【解決手段】複数個のセル1が配列されてなるセルスタックと、複数個のセル1の一端部がシール材8にて固定されているとともに、複数個のセル1に反応ガスを供給するためのマニホールド7と、を具備している。セル1は、長さ方向を有する支持基板2と、支持基板2上に積層された、燃料極層3、固体電解質層4、および空気極層5から成る素子部aと、固体電解質層4と空気極層5との間に位置し、固体電解質層と接合される第1中間層21aと、第1中間層より厚みが厚く空気極層5と接合される第2中間層21bとを有する中間層21と、を有している。セル1は、セル1の一端部において、固体電解質層4または第1中間層21aにシール材が設けられて、マニホールド7に固定されている。【選択図】図2

Description

本開示は、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と酸素含有ガス(空気)とを用いて電力を得ることができるセルの1種である燃料電池セルが複数配列されて、マニホールドに固定されてなる燃料電池セルスタック装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また燃料電池セルスタック装置を収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールや、燃料電池モジュールを外装ケース内に収納してなる燃料電池装置も種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6105824号公報
本開示のセルスタック装置は、複数個のセルが配列されてなるセルスタックと、前記複数個のセルの一端部がシール材にて固定されているとともに、前記複数個のセルに反応ガスを供給するためのマニホールドと、を具備し、前記セルは、長さ方向を有する支持基板と、該支持基板上に積層された、燃料極層、固体電解質層、および空気極層から成る素子部と、前記固体電解質層と前記空気極層との間に位置し、前記固体電解質層と接合される第1中間層と、第1中間層より厚みが厚く前記空気極層層と接合される第2中間層とを有する中間層と、を有しており、前記セルの一端部において、前記固体電解質層または前記第1中間層にシール材が設けられて、前記マニホールドに固定されている。
また、本開示のモジュールは、収納容器内に、上記に記載のセルスタック装置を収納してなる。
さらに、本開示のモジュール収容装置は、外装ケース内に、上記に記載のモジュールと、該モジュールの運転を行なうための補機とを収納してなる。
本実施形態のセルの一例を示す横断面図である。 本実施形態のセルの一例を示す側面図である。 図1Aで示したセルの縦断面図である。 本実施形態のセルスタック装置の一例を示す斜視図である。 本実施形態のセルスタック装置の一例の断面図である。 図4Aに示した断面図の一部を拡大した拡大断面図である。 挿入孔とセルの一端部との接合部の拡大断面図である。 挿入孔とセルの一端部との接合部の他の一例の拡大断面図である。 本実施形態のセルスタック装置の一例を備えるモジュールを示す外観斜視図である。 本実施形態のモジュール収容装置の一例を概略的に示す分解斜視図である。 本実施形態の支持体の他の例を示す斜視図である。 本実施形態の支持体の他の例を示す斜視図である。 図10Aに示した支持体を備えたセルスタック装置の拡大断面図である。 本実施形態のセルスタック装置の他の例を示す斜視図である。 本実施形態のセルスタック装置の他の例を示す斜視図である。
図1~12を用いて、セル、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置について説明する。
(セル)
以下において、セルスタックを構成するセルとして固体酸化物形の燃料電池セルの例を用いて説明する。
図1Aは、セルの実施形態の一例を示す横断面図である。図1Bは、セルの実施形態の一例を示す側面図である。図2は、図1Aで示したセルの縦断面図である。なお、両図面において、セル1の各構成の一部を拡大して示している。
図1A,Bに示す例において、セル1は中空平板型で、細長い板状である。図1Bに示すように、セル1の全体を側方から見た形状は、例えば、長さ方向Lの辺の長さが5~50cmで、この長さ方向に直交する幅方向Wの長さが1~10cmの長方形である。このセル1の全体の厚さは1~5mmである。
図1Aに示すように、セル1は、一対の対向する平坦面n1、n2をもつ柱状(中空平板状等)の導電性支持基板2(以下、支持基板2と略す場合がある)の一方の平坦面n1上に、燃料極層3、固体電解質層4及び空気極層5を積層してなる素子部aを有している。
また、図1Aに示す例においては、セル1の他方の平坦面n2上にはインターコネクタ6が設けられている。
図2に示すように、本開示のセル1は、固体電解質層4と空気極層5との間に位置し、固体電解質層4と接合される第1中間層21aと、第1中間層21aより厚みが厚く空気極層5と接合される第2中間層21bとを有する中間層を有している。なお、第1中間層21aと第2中間層21bとをまとめて表現する場合には、中間層21という場合がある。
以下、セル1を構成する各構成部材について説明する。
この支持基板2には、ガスが流れるガス流路2aが内部に設けられており、図1においては6つのガス流路2aが設けられた例を示している。
支持基板2としては、燃料ガスを燃料極層3まで透過するためにガス透過性であり、さらには、インターコネクタ6を介して集電するために導電性である。
支持基板2は、例えば、鉄族金属成分と無機酸化物を含んでなる。例えば、鉄族金属成分はNiおよび/またはNiOであって、無機酸化物は特定の希土類酸化物である。特定の希土類酸化物は、支持基板2の熱膨張係数を固体電解質層4の熱膨張係数に近づけるために使用されるものであり、例えば、Y、Lu、Yb、Tm、Er、Ho、Dy、Gd、Sm、Prからなる群より選択される少なくとも1種の元素を含む希土類酸化物が用いられる。このような希土類酸化物の具体例としては、Y、Lu、Yb、Tm、Er、Ho、Dy、Gd、Sm、Prを例示することができる。また、本実施形態においては、支持基板2の良好な導電率を維持し、かつ熱膨張係数を固体電解質層4と近似させるという点で、Niおよび/またはNiO:希土類酸化物=35:65~65:35の体積比で存在する。
また、図1に示したセル1において、柱状(中空平板状)の支持基板2は、立設方向に細長く延びる板状体であり、平坦な両面n1、n2と半円形状の両側面mを有する。
また、支持基板2は、ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35~50%の範囲とすることができる。また導電率は300S/cm以上、特に440S/cm以上とすることができる。
燃料極層3は、一般的に公知のものを使用することができ、多孔質の導電性セラミックス、例えば希土類元素酸化物が固溶しているZrO(安定化ジルコニアと称し、部分安定化も含むものとする)とNiおよび/またはNiOを用いることができる。この希土類酸化物としては例えばY等が用いられる。
固体電解質層4は、燃料極層3、空気極層5間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有しており、例えば3~15モル%の希土類元素酸化物が固溶したZrOから形成される。この希土類酸化物としては例えばY等が用いられる。なお、上記特性を有する限りにおいては、他の材料等を用いてもよい。
空気極層5は、一般的に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、いわゆるABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスを用いることができる。例えば、AサイトにSrとLaが共存する複合酸化物とすることができる。例としては、LaSr1-xCoFe1-y、LaSr1-xMnO、LaSr1-xFeO、LaSr1-xCoO等が挙げられる。なお、xは0<x<1、yは0<y<1である。空気極層5はガス透過性を有しており、開気孔率が20%以上、特に30~50%の範囲とすることができる。
インターコネクタ6は、例えばランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)、もしくは、ランタンストロンチウムチタン系のペロブスカイト型酸化物(LaSrTiO系酸化物)を用いることができる。これらの材料は、導電性を有し、かつ燃料ガス(水素含有ガス)および酸素含有ガス(空気等)と接触しても還元も酸化もされない。また、インターコネクタ6は、支持基板2に形成されたガス流路2aを流通する燃料ガス、および支持基板2の外側を流通する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質であり、93%以上、特に95%以上の相対密度を有している。
中間層21としては、Ce以外の他の希土類元素酸化物を含有するCeO系焼結体からなるもので、例えば、(CeO1-x(REO1.5(式中、REはSm、Y、Yb、Gdの少なくとも1種であり、xは0<x≦0.3を満足する数)で表される組成を有していることがよい。中間層21は、固体電解質層4と空気極層5との間において、固体電解質層4の成分と空気極層5の成分とが反応して電気抵抗の高い反応層が形成されることを抑制するという、反応防止層としての役割がある。例えば、空気極層5中のSrと固体電解質層4中のZrが反応することを抑制する役割がある。さらには、電気抵抗を低減するという点から、REとしてSmやGdを用いることがよく、例えば10~20モル%のSmO1.5またはGdO1.5が固溶したCeOを用いることができる。なお、中間層9を2層構造とすることもできる。
ここで、中間層21は第1中間層21aと第2中間層21bとを備えている。第1中間層21aは、例えば気孔率を25%以下とすることができ、厚みを0.5~10μmとすることができる。これにより、固体電解質層4の成分の拡散を効率よく抑制することができる。なお、後述するように第1中間層21aのうち、シール材が設けられる部分については、気孔率を10~30%とすることもできる。それにより、シール材との接合力を向上することができる。
第2中間層21bは、第1中間層21aのうち、固体電解質層4と空気極層5との間に位置する部位と比べて、気孔率を高くすることができる。具体的には、例えば気孔率を10~30%とすることができる。また、第2中間層21bの厚みは、第1中間層21aよりも厚いものとすることができ、例えば、1~20μmとすることができる。
上述の気孔率は、以下の方法で測定することができる。先ず、セル1全体の気孔内に樹脂が進入するようにセル1に対して所謂「樹脂埋め」処理をする。その「樹脂埋め」処理されたセル1の平坦面n1、n2に対して機械研磨を行う。この研磨によって、固体電解質層4および中間層21の断面を出す。断面の微構造を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、得られた画像に対して画像処理を行うことによって、気孔の部分(樹脂が進入している部分)と気孔でない部分(樹脂が進入していない部分)の面積をそれぞれ算出する。「全体の面積(気孔の部分の面積と気孔でない部分の面積の和)」に対する「気孔の部分の面積」の割合が中間層21、および固体電解質層4の「気孔率」とする。なお、中間層21において、シール材8が入り込んでいる部分の気孔率を算出する場合には、シール材8が入り込んでいる気孔についても、樹脂が進入している気孔と同じく、気孔の部分としてカウントする。
(セルスタック装置)
次に、上述したセルを用いた本開示の実施形態に係るセルスタック装置について図3、図4A,Bを用いて説明する。
図3は、本実施形態のセルスタック装置の一例を示す斜視図である。図4Aは、本実施形態のセルスタック装置の一例の断面図である。図4Bは、図4Aに示した断面図の一部を拡大した拡大断面図である。
セルスタック装置10は、配列された複数個のセル1と、マニホールド7とを備える。
マニホールド7は、複数個のセル1の一端部がシール材8にて固定されているとともに、複数個のセル1に反応ガスを供給する。
図3、4A、4Bに示す例においては、マニホールド7は、支持体7aと、ガスタンク7bとを備えている。この支持体7aとガスタンク7bとで形成される内部空間に燃料ガスが貯留される。ガスタンク7bにはガス流通管12が設けられており、後述する改質器13で生成された燃料ガスが、このガス流通管12を介してマニホールド7に供給され、その後マニホールド7よりセル1の内部のガス流路2aに供給される。
各セル1はマニホールド7からセル1の長手方向に沿ってそれぞれ突出し且つ複数のセル1が、平坦面n1、n2が対向して重なるように(スタック状に)整列している。各セル1の長手方向の一端部がシール材8で支持体7aに固定されている。
図3、4A、4Bに示す例では、支持体7aは、その下端部がガスタンク7bに接合されている。この支持体7aは、ガスタンク7bの内部空間と連通する1つの挿入孔17を有している。この挿入孔17には、1列に整列した複数個のセル1の一端部が挿入されている。
図3、4A、4Bに示す例においては、複数個のセル1が2列設けられており、各列がそれぞれ支持体7aに固定されている。この場合、ガスタンク7bの上面には2つの貫通孔が設けられている。この貫通孔のそれぞれに、挿入孔17を合わせるように各支持体7aが設けられる。結果、1つのガスタンク7bと、2つの支持体7aとで内部空間が形成される。
挿入孔17の形状は、例えば、上面視で長円形状である。挿入孔17は、例えば、セル1の配列方向において、2つの端部導電部材9bの間の距離よりも長ければよい。また、この挿入孔の幅は、例えば、セル1の幅方向Wの長さよりも長ければよい。
図4A、4Bに示すように、挿入孔17の内壁とセル1の外面との間、および、セル1同士の間に、隙間が存在している。図4A、4Bに示すように、挿入孔17とセル1の一端部との接合部において、固化されたシール材8が隙間に充填されている。これにより、挿入孔17と複数個のセル1の一端部とがそれぞれ接合・固定されている。図4Bに示すように、各セル1のガス流路2aの一端は、マニホールド7の内部空間と連通している。
シール材8の材料としては、非晶質ガラス、金属ろう材等を用いてもよく、結晶化ガラスを用いてもよい。結晶化ガラスとしては、例えば、SiO-B系、SiO-CaO系、MgO-B系が採用され得るが、SiO-MgO系のものが最もよい。なお、本明細書では、結晶化ガラスとは、全体積に対する「結晶相が占める体積」の割合(結晶化度)が60%以上であり、全体積に対する「非晶質相及び不純物が占める体積」の割合が40%未満のガラス(セラミックス)を指す。結晶化ガラスの結晶化度は、具体的には、例えば、「XRD等を用いて結晶相を同定し、SEM及びEDS、或いは、SEM及びEPMA等を用いて結晶化後のガラスの組織や組成分布を観察した結果に基づいて、結晶相領域の体積割合を算出する」ことによって得ることができる。
また、図4Aに示す例のように、隣接するセル1の間には、隣接するセル1の間(より詳細には、一方のセル1の燃料極層3と他方のセル1の空気極層5)を電気的に直列に接続するための導電部材9aが介在している。なお、図3、図4B、図5では、導電部材9aの図示を省略している。
また、図4Aに示す例のように、複数個のセル1の配列方向における最も外側に位置するセル1に、端部導電部材9bが接続されている。この端部導電部材9bは、セルスタックの外側に突出する導電部11を有している。導電部11は、セル1の発電により生じた電気を集電して外部に引き出す機能を有する。
以上、説明した燃料電池のセルスタック装置10を稼働させる際には、図4Bに示すように、高温(例えば、600~800℃)の燃料ガス(水素等)及び「酸素を含むガス(空気等)」を流通させる。燃料ガスは、マニホールド7の内部空間へ導入され、その後、挿入孔17を介して複数個のセル1のガス流路2aにそれぞれ導入される。各ガス流路2aを通過した燃料ガスは、その後、各ガス流路2aの他端(自由端)から外部に排出される。空気は、隣接するセル1間の隙間に沿って、セル1の長手方向に沿って流れる。
図5は、本実施形態のセルスタック装置における挿入孔とセルの一端部との接合部の拡大断面図である。
本実施形態のセルスタック装置においては、第2中間層21bには、シール材8は接合されておらず、第1中間層21aにシール材8が接合されている例を示している。
例えば、第1中間層21aおよび第2中間層21bをGdO1.5が固溶したCeO(以下GDCと略す)とし、シール材8をSiO-MgO系の結晶化ガラスとした場合、ガラスの熱膨張率と、GDCの熱膨張率とでは、若干ながらも熱膨張に差が生じる。それゆえ、厚みの厚い第2中間層21bにシール材8を接合せず、厚みの薄い第1中間層21aにシール材8を接合することで、GDCの熱膨張率の影響を小さくすることができる。それにより、GDCとガラスとの間の剥離や、境界での隙間の発生を抑制することができる。すなわち、燃料ガスのガスリークを抑制することができる。
なお、この場合において、第2中間層21bを含む中間層21は、空気極層5よりも一端部側(マニホールド7側)に延びている構成とすることができる。それにより、中間層21の面積を大きくすることができ、固体電解質層4の成分と空気極層5の成分とが反応して電気抵抗の高い反応層が形成されることを効率よく抑制することができる。
ちなみに、例えば中間層21とシール材8との熱膨張率差よりも、固体電解質層4とシール材8との熱膨張率差の方が小さい場合には、中間層21にシール材8を接合せず、固体電解質層4にのみシール材8を接合することもできる。
図6は、本実施形態のセルスタック装置における挿入孔とセルの一端部との接合部の他の一例を示す拡大断面図である。
図6におけるセル1においては、一端部の固体電解質層4上に、固体電解質層4の主成分と希土類元素の含有量が異なる成分を主成分として含む第1層22が設けられている。
本実施形態のセルスタック装置においては、セル1の一端部のみがシール材8にてマニホールド7に接合されている。それゆえ、製造過程や発電運転中に、この接合部に最も応力が生じることとなる。それゆえ、一端部の強度を高めることがよい。
ここで、図6におけるセル1では、固体電解質層4の主成分と希土類元素の含有量が異なる成分を主成分として含む第1層22が設けられている。なお、固体電解質層4の主成分と希土類元素の含有量が異なるとは、例えば、固体電解質層4が、希土類元素酸化物が固溶したZrOを主成分とする場合には、第1層22は、固体電解質層4よりも希土類元素の含有量を少なくすることができる。また、固体電解質層4が、希土類元素酸化物が固溶したCeOを主成分とする場合には、固体電解質層4よりも希土類元素の含有量を多くすることができる。それにより、セル1の一端部における強度を向上することができ、セル1の破損を抑制することができる。
なおそれぞれの強度の測定は、例えば、超微小硬度計を用いて、破断して鏡面出しをしたセル1において、固体電解質層4および第1層22が露出している部分に、圧子を同じ荷重で押し込み、その際の最大押し込み深さを測定して判別することができる。
そして、この第1層21と第1中間層21aとが接合されている。それにより、セル1の強度を高めつつも、第1中間層21aの面積を大きくすることができ、セル1の破損や、電気抵抗の高い反応層が形成されることを効率よく抑制することができる。
なお、図6においては、第1層21と第1中間層21aとが面同士で接合されている例を示しているが、これに限られるものではない。例えば第1中間層21aの面積を大きくしたい場合には、第1中間層21aの上に第1層21が重なるように設けることもできる。逆に第1層21の上に第1中間層21aが重なるように設けてもよい。
そして、図6に示すセルスタック装置においては、セル1が、第1中間層21aおよび第1層22にシール材8が接合されて、マニホールド7に固定されている。それにより、シール材8に生じる応力を分散させることができ、より中間層21とシール材8ガラスとの間の剥離や、境界での隙間の発生を抑制することができる。すなわち、燃料ガスのガスリークをより抑制することができる。
(製造方法)
以上説明した本実施形態のセル1、およびセルスタック装置10の作製方法の一例について説明する。ただし、以下に述べる材料、粒径、温度、及び塗布方法等の各種条件は、適宜変更することができる。以下、「成形体」とは、焼成前の状態を指すものとする。
先ず、例えば、Niおよび/またはNiO粉末と、Yなどの希土類酸化物の粉末と、有機バインダーと、溶媒とを混合して坏土を調製し、この坏土を用いて押出成形により支持体成形体を作製し、これを乾燥する。さらに、支持体成形体は、900~1000℃にて2~6時間仮焼した仮焼体を用いてもよい。
次に、例えば所定の調合組成に従い、NiOと、Yが固溶したZrO(YSZ)との素原料を秤量、混合する。この後、混合した粉体に、有機バインダーおよび溶媒を混合して燃料極層用スラリーを調製する。
また、Yが固溶したZrO粉末に、トルエン、バインダー粉末(下記、ZrO粉末に付着させるバインダー粉末よりも高分子、例えばアクリル系樹脂)、市販の分散剤等を加えてスラリー化したものをドクターブレード等の方法により、成形してシート状の固体電解質層成形体を作製する。
そして、得られたシート状の固体電解質層成形体上に燃料極層用スラリーを塗布し乾燥して燃料極層成形体を形成して、シート状の積層成形体を形成する。この燃料極層成形体および固体電解質層成形体のシート状の積層成形体の燃料極層成形体側の面を支持体成形体に積層し、成形体を形成する。この成形体を800~1200℃で2~6時間仮焼する。
続いて、インターコネクタ層材料(例えば、LaCrMgO系酸化物粉末)、有機バインダー及び溶媒を混合してスラリーを作製する。この後の工程は、密着層を有するセルの製法について説明する。
次に、固体電解質層と空気極層との間に配置する中間層を形成する。例えば、GdO1.5が固溶したCeO粉末を800~900℃にて2~6時間、熱処理を行い、中間層成形体用の原料粉末を調整し、これに、溶媒としてトルエンを添加して、中間層用スラリーを作製し、このスラリーを固体電解質層成形体上に所定の大きさで塗布して第1中間層成形体を作製する。 この後、固体電解質層成形体の両端部上に、インターコネクタ層用成形体の両端部が積層されるように、支持体成形体上面にインターコネクタ層用スラリーを塗布し、積層成形体を作製する。
次いで、上記の積層成形体を脱バインダー処理し、酸素含有雰囲気中、1400~1450℃にて2~6時間、同時焼結(同時焼成)する。
その後、形成された第1中間層焼結体の表面上に、上記中間層用スラリーを塗布して、第2中間層21b成形体を作製して焼結する。なお、第2中間層21b成形体を焼結するにあたっては、上記の同時焼結温度よりも低い温度とすることがよく、例えば1100~1300℃で行なうことができる。なお焼結時間としては2~6時間とすることができる。
続いて、例えば、所定の粒径のLaSr1-xCoFe1-y(以下、単にLSCFと略す)粉末、有機バインダー、造孔材、及び溶媒を混合して空気極層用スラリーを作製する。このスラリーを固体電解質層上にスクリーン印刷にて塗布して、空気極層用成形体を形成する。
次に、固体電解質層上に空気極層用成形体が形成された積層体を、1100~1200℃にて1~3時間焼成する。このようにして図2に示す構造の本実施形態のセル1を製造できる。
なお、セル1は、その後、ガス流路に水素ガスを流し、支持基板2および燃料極層3の還元処理を行なうことができる。その際、たとえば750~1000℃にて5~20時間還元処理を行なうことができる。
なお、第1層を設ける場合には、固体電解質層成形体と燃料極層成形体とを仮焼した仮焼体に、固体電解質層成形体用のスラリーと希土類元素酸化物の含有量が異なる第1層用のスラリーを作製し、このスラリーを塗布し、乾燥させて第1層成形体を作製すればよい。
また、上述したセルスタック装置10は、例えば、以下の手順で組み立てられる。先ず、必要な枚数の完成したセル1、並びに、支持体7aを準備する。次いで、所定の治具等を用いて、複数個のセル1がスタック状に整列・固定される。次に、この状態を維持しつつ、複数個のセル1のそれぞれの一端を、支持体7aの挿入孔17に一度に挿入する。次いで、シール材8用のペースト(典型的には、非晶質材料(非晶質ガラス)のペースト)を、挿入孔17と複数個のセル1の一端部との接合部の隙間に充填する。
次に、上記のように充填されたシール材8用のペーストに熱処理(結晶化処理)を行なう。この熱処理によって非晶質材料の温度がその結晶化温度まで到達すると、結晶化温度下にて、材料の内部で結晶相が生成されて、結晶化が進行していく。この結果、非晶質材料が固化・セラミックス化されて、結晶化ガラスとなる。これにより、結晶化ガラスで構成されるシール材8を介して、複数個のセル1の一端部が挿入孔17に接合・固定される。換言すれば、各セル1の一端部がシール材8を用いて支持体7aにそれぞれ接合・支持される。その後、前記所定の治具を複数個のセル1から取り外す。
次に、支持体7aをガスタンク7bに接合することによって、セルスタック装置10が完成する。
(モジュール)
次に、上述したセルスタック装置を用いた本開示の実施形態に係るモジュールについて図7を用いて説明する。図6は、本実施形態のセルスタック装置の一例を備えるモジュールを示す外観斜視図である。
図7に示すように、モジュール20は、収納容器14内に、セルスタック装置10を収納してなる。また、セルスタック装置10の上方には、セル1に供給する燃料ガスを生成するための改質器13が配置されている。
また、図7に示す改質器13においては、原燃料供給管16を介して供給される天然ガスや灯油等の原燃料を改質して燃料ガスを生成する。なお、改質器13は、効率のよい改質反応である水蒸気改質を行うことができる構造とすることが好ましく、水を気化させるための気化部13aと、原燃料を燃料ガスに改質するための改質触媒(図示せず)が配置された改質部13bとを備えている。そして、改質器13で生成された燃料ガスは、ガス流通管12を介してマニホールド7に供給され、マニホールド7よりセル1の内部に設けられたガス流路に供給される。
また図7においては、収納容器14の一部(前後面)を取り外し、内部に収納されるセルスタック装置10を後方に取り出した状態を示している。
また、上述の構成のモジュール20においては、通常発電時においては、上記燃焼やセル1の発電に伴い、モジュール20内の温度は500~1000℃程度となる。
このようなモジュール20においては、上述したように、長期信頼性の向上したセルスタック装置10を収納してなることにより、長期信頼性の向上したモジュール20とすることができる。
(モジュール収容装置)
図8は、外装ケース内に図7で示したモジュール20と、モジュール20を動作させるための補機(図示せず)とを収納してなる本実施形態のモジュール収容装置の一例を示す分解斜視図である。なお、図8においては一部構成を省略して示している。
図8に示すモジュール収容装置40は、支柱41と外装板42から構成される外装ケース内を仕切板43により上下に区画し、その上方側を上述したモジュール20を収納するモジュール収納室44とし、下方側をモジュール20を動作させるための補機を収納する補機収納室45として構成されている。なお、補機収納室45に収納する補機を省略して示している。
また、仕切板43には、補機収納室45の空気をモジュール収納室44側に流すための空気流通口46が設けられており、モジュール収納室44を構成する外装板42の一部に、モジュール収納室44内の空気を排気するための排気口47が設けられている。
このようなモジュール収容装置40においては、上述したように、長期信頼性の向上したモジュール20をモジュール収納室44に収納し、モジュール20を動作させるための補機を補機収納室45に収納して構成されることにより、長期信頼性の向上したモジュール収容装置40とすることができる。
以上、本開示について詳細に説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
本実施形態では、支持基板2の表面に内側電極(燃料極層)3、固体電解質層4および外側電極(空気極層)5から成る素子部aが1つのみ設けられた所謂「縦縞型」の構成が採用されているが、支持基板2の表面の互いに離れた複数個所にて素子部aがそれぞれ設けられ、隣り合う素子部aの間が電気的に接続された所謂「横縞型」のセルが採用されてもよい。
また、上記実施形態では、支持基板2が板状体を呈しているが、支持基板2が円筒状を呈していても良い。この場合、円筒状の支持基板2の内側空間がガス流路2aとして機能する。
また、上記実施形態のセル1では、燃料極層3と空気極層5とを入れ替えて、内側電極を空気極層5とし、外側電極を燃料極層3としてもよい。この場合、燃料ガスと空気とが入れ替えられたガスの流れが採用される。
また、支持基板2は燃料極層3を兼ねるものとし、その表面に固体電解質層4および空気極層5を順次積層してセル1を構成してもよい。
また、上記実施形態では、図4A,4Bに示すように、支持体7aは筒状体であるが、図9に示すように、平板状であってもよい。この場合には、ガスタンク7bを平板状である支持体7aの下面に接合することによって内部空間を形成すればよい。
また、上記実施形態では、図4A、4Bに示すように、支持体7aに1つのみ形成された挿入孔17に1列全てのセル1の一端部が挿入されているが、図10A、10Bに示すように、支持体7aに形成された複数の挿入孔17のそれぞれにセル1が1つずつ挿入されていてもよい。この場合には、全てのセル1の中間層21は、マニホールド7の支持体7aに接合されていることとなる。なお、支持体7aに形成された複数の挿入孔のそれぞれに、セル1が複数個ずつ挿入されていてもよい。
また、上記実施形態では、支持体がガスタンクとは別体で構成されているが、マニホールドの内部空間と複数のセルのガス流路とが連通する限りにおいて、支持体がガスタンクと一体で構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、図2に示すように、複数個のセルが2列に整列されたセルスタック装置を示したが、図11に示すように、複数個のセルが1列に整列されたセルスタック装置であってもよい。
また、上記実施形態では、「セル」、「セルスタック装置」、「モジュール」および「モジュール収容装置」の一例として燃料電池セル、燃料電池セルスタック装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置を示したが、他の例としてはそれぞれ、電解セル、電解セルスタック装置、電解モジュールおよび電解装置であってもよい。
図12に、電解セルスタック装置の一例を示す。セル1の他端部(上端部)がシール材8にて他のマニホールド71に固定されており、マニホールド7が高温の水蒸気を供給するための供給部となり、他のマニホールド71が生成された水素を回収するための回収部となる。図12に示す例では、ガス流通管12が水蒸気を供給し、ガス流通管18が水素を回収している。
1:セル
2:支持基板
3:燃料極層(内側電極)
4:固体電解質層
5:空気極層(外側電極)
6:インターコネクタ
7:マニホールド
8:シール材
10、100、110:セルスタック装置
20:モジュール
21:中間層
21a:第1中間層
21b:第2中間層
22:第1層
40:モジュール収容装置

Claims (6)

  1. 複数個のセルが配列されてなるセルスタックと、
    前記複数個のセルの一端部がシール材にて固定されているとともに、前記複数個のセルに反応ガスを供給するためのマニホールドと、を具備し、
    前記セルは、
    長さ方向を有する支持基板と、
    該支持基板上に積層された、燃料極層、固体電解質層、および空気極層から成る素子部と、
    前記固体電解質層と前記空気極層との間に位置し、前記固体電解質層と接合される第1中間層と、第1中間層より厚みが厚く前記空気極層と接合される第2中間層とを有する中間層と、を有しており、
    前記セルの一端部において、前記固体電解質層または前記第1中間層にシール材が設けられて、前記マニホールドに固定されていることを特徴とするセルスタック装置。
  2. 前記中間層は、前記空気極層よりも前記一端部側に延びていることを特徴とする請求項1に記載のセルスタック装置。
  3. 前記一端部の前記固体電解質層上に、該固体電解質層の主成分と希土類元素の含有量が異なる成分を主成分として含む第1層を有し、該第1層と前記第1中間層とが接合されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセルスタック装置。
  4. 前記シール材が、前記第1中間層および前記第1層に設けられて、前記マニホールドに固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載のセルスタック装置。
  5. 収納容器内に、請求項1乃至4のうちいずれかに記載のセルスタック装置を収納してなることを特徴とするモジュール。
  6. 外装ケース内に、請求項5に記載のモジュールと、該モジュールの運転を行なうための補機とを収納してなることを特徴とするモジュール収容装置。
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