JP2021514347A - 抗rsv活性を有するシクロアルキル置換ピラゾロピリミジン - Google Patents

抗rsv活性を有するシクロアルキル置換ピラゾロピリミジン Download PDF

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Abstract

本発明は、抗ウイルス活性を有し、具体的には呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の複製に対する阻害活性を有する式(I)の化合物に関する。本発明は、これらの化合物を含む医薬組成物及び呼吸器合胞体ウイルス感染症の治療における使用のための化合物にさらに関する。【化1】

Description

本発明は、抗ウイルス活性を有する、具体的には呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の複製に対する阻害活性を有する化合物に関する。本発明は、これらの化合物を含む医薬組成物及び呼吸器合胞体ウイルス感染症の治療における使用のための化合物にさらに関する。
ヒトRSV又は呼吸器合胞体ウイルスは、ウシRSVウイルスとともにニューモウイルス(Pneumoviridae)科、オルソニューモウイルス(Orthopneumovirus)属のメンバーである大型のRNAウイルスである。ヒトRSVは、世界中の全年齢の人々において一連の呼吸器疾患に関与する。ヒトRSVは、乳幼児期及び小児期の下気道疾病の主因である。全乳幼児の半数を超える乳幼児が生後1年以内にRSVに遭遇し、ほぼ全ての乳幼児が生後2年以内にRSVに遭遇する。若年小児の感染は、長年続く肺障害を引き起こす可能性があり、その後の人生における慢性肺疾患(慢性喘鳴、喘息)の原因となることがある。年長小児及び成人は、RSVに感染すると(悪性の)感冒に罹患することが多い。高齢者では易罹患性が再び増加し、RSVは、高齢者の肺炎発生に関連することが多く、これにより死亡率が著しく高くなる。
所与の亜群からのウイルスによる感染が、次の冬季に同一の亜群からのRSV単離株によるその後の感染を防ぐことはない。したがって、2つの亜型、A及びBのみが存在するにもかかわらず、RSVによる再感染が多発する。
現在、3種の薬物のみがRSV感染症に対する使用に承認されている。第1の薬物は、入院中の小児における重篤なRSV感染症に対してエアロゾル治療を提供するヌクレオシドアナログであるリバビリンである。エアロゾルの投与経路、毒性(催奇形性のリスク)、費用及び著しく変動する有効性により、その使用が制限される。モノクローナル抗体であるSynagis(登録商標)(パリビズマブ)は、受動的免疫予防に使用される。Synagis(登録商標)の効果は実証されているが、治療は高価であり、非経口的投与を必要とし、且つ重篤な病状を発症する危険性のある小児に限定されている。
RSV複製に対して有効であり、無毒であり、且つ投与しやすい薬物が必要であることは、明白である。RSV複製に対する経口投与できる薬物を提供することは、特に好ましいであろう。
抗RSV活性を示す化合物は、国際公開第2016/174079号パンフレットに開示されている。
本発明は、その任意の立体化学的異性体形態を含む、式(I)
Figure 2021514347

の化合物であって、式中
Aは、
Figure 2021514347

であり;
nは1又は2であり;
及びXは、XがCHでありXがCHであるか、
又はXがNでありXがCHであるか、
又はXがCHでありXがNであるか、から選択され;
は、CH又はCHCHであり;
は、水素、ハロ又はC1〜4アルキルであり;
は、ハロであり;
は、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、フェニル、それぞれ独立してハロ、C1〜4アルキル、C1〜4アルキルオキシ、及びヒドロキシから選択される1、2、又は3つの置換基で置換されたフェニルであり;
は、水素又はC1〜4アルキルであり;
はヒドロキシ、
シアノ、
ヒドロキシ、−(CO)−NR1011、若しくは−O−(CO)−NR1011で置換されたC1〜4アルキル、
−(CO)−NR1011
−(CO)−NR−SO−R
−(CO)−NR−(CO)−SO−R
−(CO)−複素環、
−(CO)−NR−複素環、
−O−(CO)−NR1011
−NR−(CO)−C1〜4アルキル、
−NR−(CO)−C3〜6シクロアルキル、
−NR−(CO)−O−R
−NR−(CO)−NR−R
−NR−SO−R
−NR−(P=O)−ジ(C1〜4アルキル)、
−SO−R
−SO−NR1011
−SO−NR−(CO)−R、又は
ヘテロアリールであり;
は、水素、ハロ、C1〜4アルキル、又は−(CO)−NR1011であり;
は、C1〜4アルキル、ポリハロC1〜4アルキル、又はC3〜6シクロアルキルであり;
各Rは、独立して水素又はC1〜6アルキルから選択され;
10及びR11は、それぞれ独立して水素、CN、C1〜4アルキル、C3〜6アルケニル、ポリハロC1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4アルキルで置換されたC3〜6シクロアルキル、又はヒドロキシ若しくはシアノで置換されたC1〜4アルキルから選択され;
複素環はピロリジニル又はオキセタニルであり;
ヘテロアリールは、3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,2−オキサゾリル又はテトラゾリルであり、ここで各ヘテロアリールは、任意選択的に、それぞれ独立してC1〜4アルキル、ハロ、アミノ、及びアミノカルボニルから選択される1つ又は2つの置換基で置換され、
但し、Rが−NR−(CO)−C3〜6シクロアルキルである場合は、XはCHであり、XはCHであることを条件とする、化合物、
又はその薬学的に許容される酸付加塩に関する。
上記の定義において使用される場合、
− ハロは、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードの総称であり;
− C1〜4アルキルは、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、1−メチルエチル、2−メチルプロピルなど、1〜4個の炭素原子を有する直鎖及び分枝鎖飽和炭化水素基を定義し;
− C1〜6アルキルは、C1〜4アルキル及び例えば2メチルブチル、ペンチル、ヘキシルなど、5個又は6個の炭素原子を有するその高級同族体を含むものとし;
− C3〜6シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルの総称であり;
− ポリハロC1〜4アルキルは、ポリハロ置換C1〜4アルキル、特にジフルオロメチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチルなど、2〜6個のハロゲン原子で置換されたC1〜4アルキル(上記定義の通り)と定義され;
− −(CO)−又は(CO)は、カルボニルを意味する。
本明細書で使用するとき「本発明の化合物」という用語は、式(I)の化合物、並びにその塩及び溶媒和物を含むものとする。
本明細書で使用するとき、実線のくさび形結合としてでも、破線のくさび形結合としてでもなく、実線としてのみ示される結合を有する任意の化学式、又は1個以上の原子の周りに特定の配置(例えば、R、S)を有するものとして別の方法で示されている任意の化学式は、それぞれ可能な立体異性体又は2つ以上の立体異性体の混合物を企図するものである。
上記及び下記では、用語「式(I)の化合物」及び「式(I)の合成の中間体」は、その立体異性体及びその互変異性体形態を含むものとする。
上記及び下記では、用語「立体異性体」、「立体異性体形態」又は「立体化学的異性体形態」は、互換的に使用される。
本発明は、純粋な立体異性体として又は2つ以上の立体異性体の混合物として、本発明の化合物の全ての立体異性体を含む。エナンチオマーは、重ね合わせることができない互いの鏡像となっている立体異性体である。エナンチオマーの一対の1:1混合物は、ラセミ体又はラセミ混合物である。ジアステレオマー(又はジアステレオ異性体)は、エナンチオマーではない立体異性体であり、すなわち、それらは鏡像の関係にない。化合物が二重結合を含有する場合、置換基は、E配置又はZ配置となり得る。二価の環状(部分的)飽和基上の置換基は、シス配置又はトランス配置を有し得る。例えば、化合物が二置換のシクロアルキル基を含有する場合、置換基は、シス配置又はトランス配置であり得る。
用語「立体異性体」は、式(I)の化合物が形成し得る配座異性体とも呼ばれる任意の回転異性体も含む。
したがって、本発明は、化学的に可能な場合には常に、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、E異性体、Z異性体、シス異性体、トランス異性体、回転異性体及びこれらの混合物を含む。
その全ての用語、すなわち、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、E異性体、Z異性体、シス異性体、トランス異性体及びこれらの混合物の意味は、当業者に公知である。
絶対配置は、カーン・インゴルド・プレローグ順位則に従って特定される。不斉原子における配置は、R又はSによって特定される。絶対配置が不明の分割立体異性体は、それらが平面偏光を回転させる方向に応じて(+)又は(−)によって示すことができる。例えば、絶対配置が不明の分割エナンチオマーは、それらが平面偏光を回転させる方向に応じて(+)又は(−)によって示すことができる。
特定の立体異性体が同定される場合、これは、前記立体異性体が他の立体異性体を実質的に含まない、すなわち他の立体異性体を50%未満、好ましくは20%未満、より好ましくは10%未満、さらにより好ましくは5%未満、特に2%未満、最も好ましくは1%未満のみ伴うことを意味する。したがって、式(I)の化合物が例えば(R)として特定される場合、これは、その化合物が(S)異性体を実質的に含まないことを意味し;式(I)の化合物が例えばEとして特定される場合、これは、その化合物がZ異性体を実質的に含まないことを意味し;式(I)の化合物が例えばシスとして特定される場合、これは、その化合物がトランス異性体を実質的に含まないことを意味する。
式(I)による化合物の一部は、その互変異性形態で存在する場合もある。そのような形態が存在し得る限り、それは、上記の式(I)に明確に示されてはいなくても、本発明の範囲内に含まれるものとする。
したがって、単一の化合物が立体異性形態及び互変異性形態の両方で存在し得ることになる。
アトロプ異性体(又はアトロポ異性体)は、大きい立体障害が原因で単結合の周りの回転が制限されることによって生じる特定の空間配置を有する立体異性体である。式(I)の化合物のアトロプ異性体形態は全て、本発明の範囲内に含まれるものとする。
前述の薬学的に許容される酸付加塩は、式(I)の化合物が形成できる、治療活性を有する無毒の酸付加塩の形態を含むものとする。これらの薬学的に許容される酸付加塩は、塩基の形態をそのような適切な酸で処理することにより容易に得ることができる。適切な酸には、例えば、無機酸、例えば塩酸若しくは臭化水素酸などのハロゲン化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの酸;又は有機酸、例えば酢酸、プロパン酸、ヒドロキシ酢酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸(すなわちエタン二酸)、マロン酸、コハク酸(すなわちブタン二酸)、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、シクラミン酸、サリチル酸、p−アミノサリチル酸、パモ酸などの酸が含まれる。
逆に、上記の塩形態を、適切な塩基で処理することによって遊離塩基形態に変換することができる。
式(I)の化合物は、溶媒和されていない形態及び溶媒和された形態の両方で存在し得る。用語「溶媒和物」は、本明細書では、本発明の化合物及び1種以上の薬学的に許容される溶媒分子、例えば水又はエタノールを含む分子会合を説明するために使用される。用語「水和物」は、前記溶媒が水である場合に使用される。
疑義を避けるため、式(I)の化合物は、記載した原子をそれらの天然又は非天然の同位体の形態のいずれかで含有し得る。これに関し、記載され得る本発明の実施形態は、(a)式(I)の化合物がその任意の原子に関して同位体濃縮又は同位体標識されていないもの、及び(b)式(I)の化合物がその化合物の1つ以上の原子に関して同位体濃縮又は同位体標識されているものを含む。1つ以上の安定同位体で(化合物の1つ以上の原子に関して)同位体濃縮又は標識されている式(I)の化合物は、例えば、重水素、13C、14C、14N、15Oなどの1つ以上の原子で同位体濃縮又は標識されている式(I)の化合物を含む。
化合物の第1の群は、式(I)の化合物であり、式中、XはCHであり、XはCHである。
化合物の第2の群は、式(I)の化合物であり、式中、XがNであり、XがCHであるか、又はXがCHであり、XがNである。
化合物の第3の群は、式(I)の化合物であり、式中、基Aは式(a−1)のものである。
化合物の第4の群は、式(I)の化合物であり、式中、基Aは式(a−2)のものである。
化合物の第5の群は、式(I)の化合物であり、式中、n=1である。
化合物の第6の群は、式(I)の化合物であり、式中、n=2である。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rはヒドロキシである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rはシアノである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、ヒドロキシ、−(CO)−NR1011、又は−O−(CO)−NR1011で置換されたC1〜4アルキルである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−(CO)−NR1011である。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−(CO)−NR−SO−Rである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−(CO)−NR−(CO)−SO−Rである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは−(CO)−複素環である。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは−(CO)−NR−複素環である。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−O−(CO)−NR1011である。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−NR−(CO)−C1〜4アルキルである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−NR−(CO)−C3〜6シクロアルキルである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−NR−(CO)−O−Rである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−NR−(CO)−NR−Rである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−NR−SO−Rである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−NR−(P=O)−ジ(C1〜4アルキル)である。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−SO−Rである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−SO−NR1011である。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rは、−SO−NR−(CO)−Rである。
化合物の別の群は、式(I)の化合物であり、式中、Rはヘテロアリールである。
式(I)の興味深い化合物は、次の限定の1つ以上が該当する式(I)の化合物である:
a)Aが式(a−1)の基である;又は
b)Aが式(a−2)の基である;又は
c)Rがメチルである;又は
d)Rが水素である;又は
e)Rがフルオロである;又は
f)Rがシクロプロピルである;
g)Rがフェニルである;
h)n=1である;又は
i)n=2である。
式(I)の化合物は、一般に、反応不活性溶媒中で式(II)の中間体を式(III)の中間体と反応させることによって調製され得る。
Figure 2021514347
式(I)の化合物を調製するための他の合成経路は、一般的な調製方法及び具体的な実施例として実験の部に記載されている。
式(I)の化合物は、式(I)の化合物を、当該技術分野で知られる基変換反応により相互変換させることによってさらに調製され得る。
出発物質及び中間体のいくつかは、既知の化合物であり、市販されているか、又は当該技術分野で一般に知られる従来の反応手順に従って調製され得る。
上記の方法で調製される式(I)の化合物は、エナンチオマーのラセミ混合物の形態で合成される場合があり、それらは、当該技術分野で知られる分割手順に従って互いに分離することができる。ラセミ体で得られるそれらの式(I)の化合物は、好適なキラル酸との反応により、対応するジアステレオマー塩の形態に変換され得る。その後、上記のジアステレオマー塩の形態は、例えば、選択的又は分別結晶化により分離され、エナンチオマーは、アルカリによってそれから遊離される。式(I)の化合物のエナンチオマー形態を分離する代替的な方法には、キラル固定相を使用する液体クロマトグラフィーが含まれる。上記の純粋な立体化学的異性形態は、適切な出発物質の対応する純粋な立体化学的異性体形態から誘導することもできるが、但し、反応は、立体特異的に起こることを条件とする。特定の立体異性体が所望される場合、上記の化合物は、立体特異的な調製方法により合成されることが好ましいであろう。これらの方法は、有利には、エナンチオマー的に純粋な出発物質を使用することになる。
式(I)の化合物は、抗ウイルス特性を示す。本発明の化合物及び方法を使用して治療可能なウイルス感染症としては、オルト及びパラミクソウイルス、特に、ヒト及びウシの呼吸器合胞体ウイルス(RSV)によって引き起こされる感染症が挙げられる。本発明の化合物の多くは、さらに、RSVの変異株に対して活性である。さらに、本発明の化合物の多くは、好ましい薬物動態プロファイルを示し、生物学的利用能の観点から魅力的な特性を有しており、これには例えば許容できる半減期、AUC値、及びピーク値、並びに速やかな発現及び組織保持の不十分さといった不都合な現象がないことが挙げられる。
本発明の化合物のRSVに対するインビトロの抗ウイルス活性は、本明細書の実験の部に記載した試験において試験され、またウイルス産生量減少アッセイでも実証され得る。本発明の化合物のRSVに対するインビボの抗ウイルス活性は、Wyde et al.in Antiviral Research,38,p.31−42(1998)に記載されたコットンラットを用いる試験モデルで実証され得る。
さらに、本発明は、少なくとも1種の薬学的に許容される担体と、治療有効量の式(I)の化合物とを含む医薬組成物を提供する。薬学的に許容される担体、治療活性量の式(I)の化合物、及び別の抗ウイルス剤、具体的にはRSV阻害化合物を含む医薬組成物も提供される。
本発明の医薬組成物を調製するために、有効成分として、有効量の塩基付加塩又は酸付加塩の形態の特定の化合物を少なくとも1種の薬学的に許容される担体との均質混合物中に混合し、この担体は、投与に望ましい製剤の形態に応じて様々な形態を取り得る。これらの医薬組成物は、好ましくは、経口投与、直腸投与、経皮投与又は非経口注射に好適な単一剤形であることが望ましい。
例えば、経口剤形の組成物の調製において、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤及び溶液剤などの経口液体製剤の場合、例えば水、グリコール、油及びアルコールなどの通常の液体医薬担体;又は散剤、丸剤、カプセル剤及び錠剤の場合、デンプン、糖類、カオリン、滑沢剤、結合剤及び崩壊剤などの固体医薬担体のいずれかが使用され得る。投与が容易であるため、錠剤及びカプセル剤が最も有利な経口単位剤形であり、この場合、明らかに固体医薬担体が使用される。非経口注射組成物では、医薬担体は、主として滅菌水を含むことになるが、有効成分の溶解度を改善するために他の成分を含み得る。注射用溶液剤は、例えば、生理食塩水、グルコース溶液又はこれらの両方の混合物を含む医薬担体を使用することにより調製され得る。注射用懸濁剤は、適切な液体担体、懸濁化剤などを使用することによっても調製され得る。経皮投与に好適な組成物では、医薬担体は、浸透促進剤及び/又は好適な湿潤剤を任意選択により含み、任意選択により、これに、皮膚に対して顕著な有害作用を引き起こさない好適な添加剤が少量配合され得る。前記添加剤は、皮膚への有効成分の投与を促進するため及び/又は所望の組成物の調製に有用となるように選択され得る。これらの局所組成物は、様々な方法で例えば経皮パッチ、スポットオン製剤又は軟膏として投与され得る。式(I)の化合物の付加塩は、対応する塩基の形態より水に対する溶解度が高いため、明らかに水性組成物の調製により適している。
投与の容易さ及び投与量の均一性のため、本発明の医薬組成物を単位剤形に製剤化することがとりわけ有利である。本明細書で使用する場合、「単位剤形」とは、単位投与量として好適な物理的に個別の単位を指し、各単位は、所望の治療効果をもたらすように計算された所定量の有効成分を必要な医薬担体とともに含有する。そのような単位剤形の例としては、錠剤(割線入り錠剤又はコーティング錠を含む)、カプセル剤、丸剤、分包散剤、カシェ剤、注射用溶液又は懸濁剤、小さじ量及び大さじ量など、並びにそれらを分割して複合したものがある。
経口投与のために、本発明の医薬組成物は、結合剤(例えば、アルファ化トウモロコシデンプン、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなど)、充填材(例えば、ラクトース、微結晶セルロース、リン酸カルシウムなど)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、シリカなど)、崩壊剤(例えば、馬鈴薯デンプン、デンプングリコール酸ナトリウムなど)、湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)などの薬学的に許容される賦形剤及び担体を用いて従来の手段で調製される固体剤形、例えば錠剤(嚥下用及びチュアブルの両方の形態)、カプセル剤又はジェルキャップ剤の形態を取り得る。このような錠剤はまた、当該技術分野でよく知られる方法によってコーティングされ得る。
経口投与のための液体製剤は、例えば、溶液剤、シロップ剤若しくは懸濁剤の形態を取り得るか、又はそれらは、使用前に水及び/若しくは別の好適な液体担体と混合される乾燥品として製剤化され得る。このような液体製剤は、任意選択により、懸濁化剤(例えば、ソルビトールシロップ、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース又は硬化食用脂)、乳化剤(例えば、レシチン又はアラビアゴム)、非水性担体(例えば、アーモンド油、油性エステル又はエチルアルコール)、甘味剤、香味剤、マスキング剤及び保存剤(例えば、p−ヒドロキシ安息香酸メチル若しくはp−ヒドロキシ安息香酸プロピル又はソルビン酸)などの他の薬学的に許容される添加剤を用いて従来の手段で調製され得る。
本発明の医薬組成物に有用な薬学的に許容される甘味剤は、好ましくは、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、シクラミン酸ナトリウム、アリターム、ジヒドロカルコン甘味剤、モネリン、ステビオシド、スクラロース(4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース)又は好ましくはサッカリン、サッカリンナトリウム若しくはサッカリンカルシウムなどの少なくとも1種の強力な甘味剤及び任意選択によりソルビトール、マンニトール、フルクトース、スクロース、マルトース、イソマルト、グルコース、還元グルコースシロップ、キシリトール、カラメル又は蜂蜜などの少なくとも1種のバルク甘味剤を含む。強力な甘味剤は、好都合には、低濃度で使用される。例えば、サッカリンナトリウムの場合、前記濃度は、最終製剤の約0.04%〜0.1%(重量/体積)の範囲であり得る。バルク甘味剤は、約10%〜約35%、好ましくは約10%〜15%(重量/体積)の範囲の比較的高濃度で有効に使用することができる。
低投与量製剤中の苦み成分をマスキングすることができる薬学的に許容される香味剤は、好ましくは、チェリーフレーバー、ラズベリーフレーバー、クロフサスグリフレーバー又はストロベリーフレーバーなどのフルーツフレーバーである。2種類の香味剤を組み合わせることにより、非常に良好な結果を得ることができる。高用量製剤では、キャラメルチョコレート(Caramel Chocolate)、ミントクール(Mint Cool)及びファンタジー(Fantasy)などの比較的強力な薬学的に許容される香味剤を必要とすることがある。各香味剤は、最終組成物中に約0.05%〜1%(重量/体積)の範囲の濃度で存在し得る。前記強力な香味剤の組合せを使用することが有利である。製剤化中に味及び/又は色の変化又は低下が一切起こらない香味剤を使用することが好ましい。
式(I)の化合物は、注射、好都合には静脈内注射、筋肉内注射又は皮下注射による、例えばボーラス注射又は連続的静脈内注入による非経口投与のために製剤化され得る。注射用製剤は、単位剤形において、例えば保存剤が添加されたアンプル又は多用量容器で提供され得る。それらは、油性又は水性ビヒクルで調製した懸濁剤、溶液剤又は乳剤などの形態を取り得、等張化剤、懸濁化剤、安定剤及び/又は分散剤などの製剤化剤を含有し得る。代わりに、有効成分は、使用前に、好適なビヒクル、例えばパイロジェン非含有滅菌水と混合するための粉末の形態で存在し得る。
式(I)の化合物は、例えば、カカオ脂及び/又は他のグリセリドなどの従来の坐剤基剤を含有する、坐剤又は停留浣腸剤などの直腸組成物にも製剤化され得る。
一般に、抗ウイルス剤として有効な1日量は、0.01mg/kg〜500mg/kg体重、より好ましくは0.1mg/kg〜50mg/kg体重であろうと考えられる。必要な用量を2、3、又は4以上の分割用量(sub−doses)として、一日の間に適切な間隔をおいて投与することが適切な場合がある。上記の分割用量は、例えば、1単位剤形当たり1〜1000mg、特に5〜200mgの活性成分を含有する単位剤形として製剤化され得る。
正確な投与量及び投与頻度は、当業者によく知られているように、使用される式(I)の特定の化合物、治療される特定の病態、治療される病態の重症度、特定の患者の年齢、体重、性別、障害の程度、及び全体的健康状態、並びにその個体が摂取している可能性がある他の医薬に応じて変化する。さらに、前記の有効1日量は、治療対象の応答に応じて、且つ/又は本発明の化合物を処方する医師の評価に応じて、減少又は増加され得ることは明らかである。したがって、前述の有効1日量の範囲は、単なるガイドラインに過ぎない。
また、別の抗ウイルス剤と式(I)の化合物との組み合わせも医薬として使用できる。したがって、本発明は、抗ウイルス治療における同時使用、個別使用、又は逐次使用のための組み合わせ製剤として、(a)式(I)の化合物、及び(b)別の抗ウイルス化合物を含有する製品にも関する。種々の薬剤が、薬学的に許容される担体と一緒に単一の製剤中で組み合わされ得る。例えば、本発明の化合物は、RSV感染症を治療又は予防するために、インターフェロンベータ又は腫瘍壊死因子アルファと組み合わされ得る。RSVの治療に使用するため、式(I)の化合物と組み合わされる他の抗ウイルス化合物(b)に、RSV融合阻害剤又はRSVポリメラーゼ阻害剤である。RSVの治療に有用な式(I)の化合物のいずれかと組合せるのための特定の抗ウイルス化合物は、リバビリン、ルミシタビン、プレサトビル、ALX−0171、MDT−637、BTA−9881、BMS−433771、YM−543403、A−60444、TMC−353121、RFI−641、CL−387626、MBX−300、3−({5−クロロ−1−[3−(メチル−スルホニル)プロピル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−1−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−オン、3−[[7−クロロ−3−(2−エチルスルホニル−エチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]メチル]−1−シクロプロピル−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−オン、及び3−({5−クロロ−1−[3−(メチル−スルホニル)プロピル]−1H−インドール−2−イル}メチル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−オンから選択されるRSV阻害化合物である。
本発明は、下記の非限定的な実施例を参照して以下で例証される。
A.略語
Figure 2021514347
Figure 2021514347
化合物自体が単一の立体異性体として単離され、且つエナンチオマー的に純粋であるとしても、絶対立体化学が決定されていない場合、一部の化合物に対する立体化学的配置は、R*又はS*(又は*R若しくは*S)と示されている。
B.化合物合成
B.1.n=1の式(I)の化合物の調製
B.1.1.中間体の合成
B.1.1.1.中間体A3及びA4の合成
Figure 2021514347

中間体A1.i−PrNH及びA2.i−PrNH
A1.i−PrNH:(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボン酸;プロパン−2−アミン塩
A2.i−PrNH:(1R,2R)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボン酸;プロパン−2−アミン塩
Figure 2021514347

THF(1.6L)及びHO(800mL)中のエチル2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキシレート[1202246−03−4](184g、639mmol)と水酸化リチウム一水和物(80.5g、1.92mol)との混合物をrtで18時間攪拌した。pHが酸性化するまで塩水及びHClの3M水溶液(約1L)を添加し、混合物をEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(3回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を、キラルSFC(固定相:Chiralpack IC 5μm 250×50mm、移動相:85%CO、15%(50:50MeOH/i−PrOH(+1%i−PrNH))を介して精製して、中間体A2.i−PrNH(90.2g、44%)及びA1.i−PrNH(96.0g、47%)を得た。
中間体A3
エチル(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

EtOH(1L)中の中間体A1.i−PrNH(96.0g、302mmol)の溶液に、硫酸(83.0mL、1.56mol)を添加した(発熱反応)。反応混合物をrtで18時間攪拌した。NaHCOの飽和水溶液、水、及びEtOAcを添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させて、中間体A3(91.1g、99%)を黄色油として得た。
中間体A4
エチル(1R,2R)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

EtOH(12mL)中の中間体A2.i−PrNH(1.00g、3.14mmol)の溶液に、硫酸(0.86mL、16.2mmol)を添加した。反応混合物をrtで18時間攪拌した。水、NaHCOの飽和水溶液、及びEtOAcを添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(3回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させて、中間体A4(850mg、94%)を黄色油として得た。
B.1.1.2.中間体A1の合成
(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボン酸
Figure 2021514347

水酸化リチウム一水和物(833mg、19.9mmol)を、THF(10mL)及びHO(5mL)中の中間体A3(1.00g、3.31mmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで18時間攪拌した。反応混合物を塩水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させて、中間体A1(950mg、定量的、純度92%)を得た。
B.1.1.3.中間体A2の合成
(1R,2R)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボン酸
Figure 2021514347

中間体A2.i−PrNHをKHSOの10%水溶液で洗浄して、中間体A2を得た。
B.1.1.4.中間体A8及びA9の合成
Figure 2021514347

中間体A5
1−ブロモ−4−エテニル−2−フルオロベンゼン
Figure 2021514347

アルゴン雰囲気下で、4−ブロモ−3−フルオロベンズアルデヒド[133059−43−5](1.00g、4.93mmol)を無水THF(7mL)に溶解した。メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(1.90g、5.32mmol)及びカリウムtert−ブトキシド(608mg、5.42mmol)を添加し、反応混合物をrtで2時間攪拌した。NHClの飽和水溶液を添加することによって反応をクエンチし、減圧下で濃縮した。水相をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。粗混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、移動相:石油エーテル)で精製し、中間体A5(714mg、72%)を無色油として得た。
中間体A6
1−ブロモ−4−(2−ブロモ−1−フルオロエチル)−2−フルオロベンゼン
Figure 2021514347

中間体A5(6.39g、31.8mmol)を無水DCM(27mL)に溶解し、溶液を0℃に冷却した。NBS(6.22g、35.0mmol)を添加し、シリンジポンプで30分間かけてDCM(16mL)中TREAT−HF(7.8mL、47.9mmol)の溶液を添加した。反応混合物を0℃で15分間攪拌して、rtまで温めた。反応混合物を終夜攪拌した。混合物を氷水(500mL)に注ぎ、pHがわずかに塩基性になるまでアンモニアの20%水溶液を添加した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(4回)。組み合わせた有機抽出物をHClの0.1N水溶液(2回)、及びNaHCOの5%水溶液(2回)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、移動相:ペンタン)で精製し、中間体A6(3.61g、38%)を無色油として得た。
中間体A7
1−ブロモ−2−フルオロ−4−(1−フルオロエテニル)ベンゼン
Figure 2021514347

中間体A6(1.17g、3.90mmol)をペンタン(24mL)に溶解した。カリウムtert−ブトキシド(875mg、7.80mmol)を添加し、反応混合物を還流下で1時間攪拌した。混合物を氷/水混合物に注ぎ込んだ。層を分離し、水相をペンタンで抽出した。組み合わせた有機抽出物をNaHCOの5%水溶液、HClの0.05N水溶液、及び水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。混合物を、ペンタンで溶出しながらシリカゲルで濾過して、中間体A7(690mg、81%)を無色油として得た。
中間体A8及びA9
A8:エチル−トランス−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−2−フルオロシクロプロパン−1−カルボキシレート
A9:エチル−シス−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−2−フルオロシクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

無水DCM(1mL)中、且つアルゴン雰囲気下の中間体A7(82.3mg、0.38mmol)の溶液を0℃に冷却した。トリメチル酢酸ロジウム(II)、ダイマー(4.50mg、7.50μmol)を添加し、速度8mL/時間のシリンジポンプで無水DCM(1mL)中のジアゾ酢酸エチルの溶液(11重量%のDCMを含有する溶液、65.2mg、0.56mmol)を添加した。添加が完了したら、反応混合物をさらに1時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、同じ条件下で、無水DCM(1mL)中のジアゾ酢酸エチルの溶液(11重量%のDCMを含有する溶液、65.2mg、0.56mmol)を添加した。添加が完了したら、反応混合物をさらに1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗混合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、移動相勾配:石油エーテル/DCM80:20〜70:30)で精製し、中間体A8(57mg、50%)及びA9(44mg、37%)を無色油として得た。
B.1.1.5.中間体A10の合成
[(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]メタノール
Figure 2021514347

−25℃及び窒素雰囲気下で、水素化アルミニウムリチウム(THF中1.0M、1.59mL、1.59mmol)を、無水THF(8mL)中の中間体A3(400mg、1.32mmol)の溶液に添加した。反応混合物を徐々にrtまで温めてから2時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、NaOHの10%水溶液を注意深く添加した。得られた混合物をrtまで温めた。層を分離し、水相をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜80:20)により精製して、中間体A10を得た(167mg、51%)。
B.1.1.6.中間体A12の合成
Figure 2021514347

中間体A11
エチル3−[(1R,2R)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]−3−オキソプロパノエート
Figure 2021514347

MeCN(10mL)中の中間体A2(1.00g、3.86mmol)とCDI(688mg、4.25mmol)との混合物をrtで1時間攪拌した。この混合物を、MeCN(10mL)中のマロン酸エチルカリウム(1.31g、7.72mmol)と塩化マグネシウム(919mg、9.65mmol)とEtN(1.60mL、11.5mmol)との混合物に添加し、これをrtで1時間攪拌した。得られた反応混合物を90℃で2時間にわたって攪拌した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈し、Celite(登録商標)のパッドで濾過した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、120g Grace(登録商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜70:30)により精製して、白色固体として中間体A11を得た(1g、79%)。
中間体A12
5−[(1R,2R)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]−2,3−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−オン
Figure 2021514347

水酸化ナトリウム(HO中1.0M、3.10mL、3.10mmol)を、−40℃でゆっくりとMeOH(28mL)中の中間体A11(1.00g、3.04mmol)の溶液に添加した。反応混合物をこの温度で20分間攪拌した。ヒドロキシルアミン(HO中50重量%、186μL、3.04mmol)をゆっくりと添加し、反応混合物を−40℃で3時間攪拌した。塩酸(HO中37重量%、7.60mL、91.1mmol)を添加し、反応混合物を80℃で20分間攪拌した。溶媒(MeOH)を真空内で蒸発させ、残渣をDCM及び水で希釈した。層を分離し、水相を抽出した。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、120g Grace(登録商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜30:70)により精製して、白色固体として中間体A12を得た(272mg、30%)。
B.1.1.7.中間体A14の合成
方法A
Figure 2021514347

中間体A13
(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−塩化カルボニル
Figure 2021514347

塩化チオニル(0.27mL、3.71mmol)をDCM(18mL)中の中間体A1(533mg、1.85mmol、純度90%)の溶液に添加した。反応混合物をrtで90分間攪拌した。混合物を真空内で蒸発させて、中間体A13を得た(514mg、定量的)。
中間体A14
(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

アンモニア(HO中28%、18.0mL、266mmol)を、THF(18mL)中の中間体A13(514mg、1.85mmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで2時間攪拌した。塩水、NaOHの3.0M水溶液及びEtOAcを添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させて、中間体A14を得た(440mg、74%、純度80%)。
方法B
(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

HATU(3.74g、9.84mmol)を、DMF(30mL)中の中間体A1(1.70g、6.56mmol)とHMDS(13.9mL、65.6mmol)とDIPEA(2.26mL、13.1mmol)との混合物に少量ずつ添加した。反応混合物をrtで3時間攪拌した。反応混合物を塩水で希釈した。水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、80g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相:DCM/MeOH98:2)によって精製して、中間体A14をゴムとして得た(2.9g、定量的、純度59%)。
B.1.1.8.中間体A15の合成
(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボニトリル
Figure 2021514347

密封した管に、中間体A14(440mg、1.36mmol、純度80%)、無水トルエン(13mL)、及び五酸化リン(0.97g、6.82mmol)を投入した。反応混合物を還流下で18時間にわたり攪拌した。NaHCOの飽和水溶液を添加することによって反応をクエンチし、EtOAcで希釈して濾過した。層を分離し、水相をEtOAc及びMeOH(9:1)の溶液で抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜70:30)により精製して、中間体A15を得た(185mg、55%)。
B.1.1.9.中間体A18の合成
Figure 2021514347

中間体A16
(E)−(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−N’−ヒドロキシシクロプロプ−1−カルボキシイミドアミド
Figure 2021514347

塩酸ヒドロキシルアミン(261mg、3.75mmol)を、EtOH(15mL)中の中間体A15(300mg、1.25mmol)及び炭酸ナトリウム(530mg、5.00mmol)の懸濁液に添加した。反応混合物を還流下で3時間攪拌した。混合物を真空内で蒸発させた。残渣を水及びDCMで希釈した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させて中間体A16を得た(332mg、97%)。
中間体A17
(E)−{アミノ[(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]メチリデン}炭酸アミノフェニル
Figure 2021514347

クロロギ酸フェニル(228μL、1.82mmol)を、DCM(15mL)中の中間体A16(332mg、1.22mmol)とEtN(507μL、3.65mmol)との混合物に0℃で添加した。反応混合物をrtで18時間にわたり攪拌した。反応混合物を水及びDCMで希釈した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、40g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc90:10〜70:30)により精製して、中間体A17を得た(347mg、73%)。
中間体A18
3−[(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン
Figure 2021514347

密封した管内で、無水トルエン(10mL)中の中間体A17(347mg、0.88mmol)の溶液を還流下で3時間にわたり攪拌した。混合物を真空内で蒸発させた。残渣をDCMで希釈した。沈殿物を濾別し、真空下で乾燥して、中間体A18(140mg、53%)を白色固体として得た。
B.1.1.10.中間体A19の合成
(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−N−メチルシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

HATU(1.89g、4.98mmol)を、DMF(15mL)中の中間体A1(860mg、3.32mmol)とメチルアミン(THF中2.0M、16.6mL、33.2mmol)とDIPEA(1.14mL、6.64mmol)との混合物に少量ずつ添加した。反応混合物をrtで3時間にわたり攪拌した。塩水を添加し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、80g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相:DCM/MeOH98:2)によって精製して、中間体A19を白色固体として得た(1.00g、定量的、純度90%)。
B.1.1.11.中間体A23の合成
Figure 2021514347

中間体A20
(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−N−メトキシ−N−メチルシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

窒素雰囲気下、中間体A3(60mg、0.20mmol)とN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(58.1mg、0.60mmol)との混合物を−30℃で攪拌した。塩化イソプロピルマグネシウム(THF中2.0M、0.60mL、1.20mmol)を添加した。反応混合物を−30℃で1時間にわたり攪拌した。HClの1N水溶液を添加することによって反応をクエンチし、EtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させて、無色油として中間体A20を得た(58mg、97%)。
中間体A21
1−[(1S,2S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]エタン−1−オン
Figure 2021514347

窒素雰囲気下、臭化メチルマグネシウム(EtO中3.0M、6.62mL、19.9mmol)を、THF(12mL)中の中間体A20(3.00g、9.93mmol)の溶液に0℃で添加した。反応混合物をrtで3時間にわたり攪拌した。NHClの水溶液を添加することによって反応をクエンチし、EtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させて、無色油として中間体A21を得た(2.55g、定量的)。
中間体A22
(1S,2R)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)酢酸シクロプロピル
Figure 2021514347

トリフルオロ無水酢酸(5.31mL、38.2mmol)を、EtOAc(27mL)中の中間体A21(2.55g、9.92mmol)と過酸化カルバミド[124−43−6](3.59g、38.2mmol)との混合物に0℃で滴下した。反応混合物をrtで18時間にわたり攪拌した。NaHCOの水溶液を添加することによって反応をクエンチした。層を分離し、有機相をNaHCO及び塩水の水溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、80g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc99:1〜60:40)により精製して、中間体A22を得た(1.83g、67%)。
中間体A23
(1S,2R)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−オール
Figure 2021514347

臭化メチルマグネシウム(EtO中3.0M、2.44mL、7.32mmol)を、EtO(20mL)中の中間体A22(1.00g、3.66mmol)の溶液に0℃で滴下した。反応混合物をrtで1.5時間にわたり攪拌した。NHClの10%水溶液を滴下することによって反応をクエンチした。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(3回)。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、液体注入、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc99:1〜50:50)により精製して、中間体A23を得た(600mg、71%)。
B.1.1.12.中間体A24、A25、及びA26の合成
Figure 2021514347

中間体A24
[(1S,2R)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロポキシ](tert−ブチル)ジメチルシラン
Figure 2021514347

窒素雰囲気下で、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(73.1mg、0.49mmol)及びイミダゾール(51.9mg、0.76mmol)を、DCM(4.3mL)中の中間体A23(80.0mg、0.35mmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで1.5時間にわたり攪拌した。反応混合物をDCM及び水で希釈した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体A24を得た(120mg、定量的)。
中間体A25
(1S,2R)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロピルカルバメート
Figure 2021514347

密封した管内で、CDI(140mg、0.87mmol)を、無水THF(1.6mL)中の中間体A23(100mg、433μmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで1時間にわたり攪拌した。アンモニア(HO中28%、1.6mL、23.9mmol)を添加し、反応混合物をrtで18時間にわたり攪拌した。反応混合物を水、塩水、及びEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc99:1〜50:50)により精製して、中間体A25を得た(78mg、66%)。
中間体A26
(1S,2R)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロピルN−メチルカルバメート
Figure 2021514347

密封した管内で、CDI(140mg、0.87mmol)を、無水THF(1.6mL)中の中間体A23(100mg、0.43mmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで1時間にわたり攪拌した。メチルアミン(THF中2.0M、1.10mL、2.20mmol)を添加し、反応混合物をrtで18時間にわたり攪拌した。反応混合物を水、塩水、及びEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc99:1〜50:50)により精製して、中間体A26を得た(115mg、92%)。
B.1.1.13.中間体A30の合成
Figure 2021514347

中間体A27 et A28
A27:エチル−トランス−2−(トリフルオロ−λ−ボラニル)シクロプロパン−1−カルボキシレートカリウム
A28:エチル−シス−2−(トリフルオロ−λ−ボラニル)シクロプロパン−1−カルボキシレートカリウム
Figure 2021514347

カリウムビニルトリフルオロボレート[13682−77−4](2.00g、14.9mmol)をTHF(20.5mL)に溶解した。酢酸パラジウム(33.5mg、149μmol)を添加した。混合物を35℃で攪拌し、シリンジポンプで4時間かけてTHF(2mL)中ジアゾ酢酸エチル[623−73−4](2.0mL、16.4mmol)の溶液を添加した。反応混合物を35℃で18時間にわたり攪拌した。反応混合物をrtに冷却してヘプタンで希釈した。混合物を30分間攪拌し、濾過した。−18℃でアセトン(20mL)からゴムが結晶化し、固形分を濾別して、中間体A28(シス:トランス80:20)(520mg、16%)を灰色の固形分として得た。濾液を活性炭で処理し、濾過し、濃縮乾固させた。50℃で、生成物をEtOH(20mL)中に溶解させ、ゴム質の生成物を濾別して、中間体A27(シス:トランス14:86)(1.83g、56%)を白色固体として得た。
中間体A29
エチル−トランス−2−(5−アミノ−4−フルオロピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

窒素雰囲気下で、トルエン(19mL)及びHO(1.9mL)中のcataCXium(登録商標)A(147mg、409μmol)と中間体A27(751mg、3.41mmol)と6−クロロ−4−フルオロピリジン−3−アミン[1256811−74−1](250mg、1.71mmol)と酢酸パラジウム(61.3mg、273μmol)との混合物に、炭酸セシウム(1.67g、5.12mmol)を添加した。反応混合物を100℃で18時間にわたり攪拌した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g Grace(登録商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc100:0〜20:80)により精製して、中間体A29を得た(77mg、20%)。
中間体A30
エチル−トランス−2−(5−ブロモ−4−フルオロピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

MeCN(6mL)中の中間体A29(103mg、459μmol)と臭化銅(II)(123mg、0.55mmol)とtert−ブチルニトリル(82.0μL、689μmol)の混合物を、80℃で2時間にわたり攪拌した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g Grace(登録商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc100:0〜50:50)により精製して、中間体A30を得た(84mg、63%)。
B.1.1.14.中間体A33の合成
Figure 2021514347

中間体A31
エチル(2E)−3−(5−クロロ−6−フルオロピリジン−2−イル)プロプ−2−エノエート
Figure 2021514347

処理及び精製のために組み合わせられた、2つの500mgの6−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロピリジン[1211578−30−1]のバッチ上で反応を実施した。
MeCN(8.4mL)中の6−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロピリジン[1211578−30−1](500mg、2.38mmol)とエチルアクリレート[140−88−5](1.55mL、14.3mmol)と酢酸パラジウム(53.3mg、0.24mmol)とトリ(o−トリル)ホスフィン(145mg、475μmol)とEtN(2.0mL、14.3mmol)との混合物を、0〜400Wの範囲の電気出力を備えるシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を用いて、120℃で30分間加熱した。2つのバッチを組み合わせ、溶媒を蒸発乾固させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、40g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜80:20)により精製して、白色固体として中間体A31を得た(972mg、89%)。
中間体A32
エチル−トランス−2−(5−クロロ−6−フルオロピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(油中60%分散体、111mg、2.78mmol)を、rtで丸底フラスコ内に投入した。DMSO(10mL)を添加した。ヨウ化トリメチルスルホキソニウム(706mg、3.21mmol)を少量ずつ添加した。得られた混合物を50℃で40分間にわたり攪拌し、rtまで冷却した。DMSO(7mL)中の中間体A31(491mg、2.14mmol)の溶液を30秒間にわたって添加した。反応混合物をrtで終夜攪拌した。水を滴下することによって反応をクエンチした。混合物を冷却した。塩水、HClの1N水溶液、及びEtOAcを添加した。水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜90:10)により精製した。残渣(232mg)を逆相(spherical C18、25μm、40g YMC−ODS−25、液体注入(MeCN)、移動相勾配:(0.2%のaq.NHHCO)/MeCN 40:60〜10:90)によって精製し、143mgを得た。残渣をアキラルSFC(固定相:Whelk−O1(S,S)5μm 250×21.2mm、移動相:96%CO、4%MeOH)によって精製し、中間体A32を白色固体として得た(91mg、17%)。
中間体A33
エチル−トランス2−[6−フルオロ−5−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]シクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

密封した管内で、1,4−ジオキサン(2.7mL)中の中間体A32(66.0mg、271μmol)とビス(ピナコラート)ジボロン(138mg、542μmol)と酢酸カリウム(53.2mg、542μmol)との混合物を、窒素でパージした。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(24.8mg、27.1μmol)及びXPhos(38.7mg、81.3μmol)を添加し、混合物を窒素でパージした。反応混合物を110℃で18時間にわたり攪拌した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮して、茶色油として中間体A33を得た(91mg、定量的)。
B.1.2.最終化合物の合成
化合物1
[(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]メタノール
Figure 2021514347

密封した管に、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](458mg、0.62mmol、純度62%)、中間体A10(167mg、0.68mmol)、三塩基性リン酸カリウム(394mg、1.86mmol)、1,4−ジオキサン(10mL)、及びHO(2mL)を投入し、窒素で10分間パージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(40.4mg、61.9μmol)を添加し、混合物を窒素で1分間再度パージした。反応混合物を、85℃で1時間、及びrtで18時間攪拌した。反応混合物をCelite(登録商標)のパッドで濾過し、EtOAcですすぎ、濾液に塩水を添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を水及び塩水(1:9)の溶液で洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/MeOH 100:0〜98:2)により精製した。残渣をEtOHと共蒸発させ(4回)、50℃の高真空下で18時間乾燥させ、化合物1(120mg、39%)を灰白色固体として得た。
化合物2
5−[(1R,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]−2,3−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−オン
Figure 2021514347

136mgの2つのバッチ上で反応を実施した。
密封した管に、1,4−ジオキサン(8.5mL)中の中間体A12(136mg、0.46mmol)の溶液を投入した。(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](209mg、239μmol、純度52%)、HO(2mL)、及び三塩基性リン酸カリウム(329mg、1.55mmol)を添加し、混合物を窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(32.7mg、50.0μmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を、0〜400Wの範囲の電気出力を備えるシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を使用して80℃で30分間加熱した。2つのバッチを組み合わせた。EtOAc及びKHSOの10%水溶液を加えた。層を分離し、有機相を水及び塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(spherical C18 25μm、120g YMC−ODS−25、乾燥充填材、移動相勾配:(0.2% aq.NHHCO)/MeCN 65:35〜25:75)により精製した。生成物を含有する画分を組み合わせ、KHSOの10%水溶液及びEtOAcを加えた。層を分離し、有機相を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、化合物2(97mg、74%)を灰色の固形分として得た。
化合物3
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボニトリル
Figure 2021514347

密封した管に、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](298mg、487μmol、純度75%)、中間体A15(120mg、487μmol、純度97%)、三塩基性リン酸カリウム(310mg、1.46mmol)、1,4−ジオキサン(5mL)、及びHO(1mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(31.8mg、0.49mmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を80℃で2時間攪拌した。反応混合物をCelite(登録商標)のパッドで濾過した。濾液をEtOAc及び塩水で希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜60:40)により精製した。残渣をEtOHと共蒸発させ(2回)、50℃の高真空下で18時間乾燥させて、化合物3を得た(225mg、94%)。
化合物4
(1R)−2−(7−シクロプロピル−2−{2−フルオロ−4−[(1S,2S)−2−(1H−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)シクロプロピル]フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 2021514347

密封した管内で、アジ化ナトリウム(205mg、3.15mmol)を、DMF(5mL)中の化合物3(155mg、315μmol)、ヨウ化銅(90.1mg、0.47mmol)及び塩化アンモニウム(50.6mg、0.95mmol)の混合物に加えた。反応混合物を100℃で16時間攪拌した。EtOAc、HClの1N水溶液及び塩水を加えた。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(3回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:DCM/MeOH 100:0〜93:7)によって精製した。残渣をDCM及びMeOH(95:5)に溶解した。有機相を水で洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空内で蒸発させた。残渣をEtOHと共蒸発させ(4回)、EtOH中でトリチュレートした。固体を濾別し、EtOHですすぎ、50℃の高真空下で18時間乾燥させて、白色固体として化合物4を得た(110mg、65%)。
化合物5
3−[(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン
Figure 2021514347

密封した管に、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](315mg、426μmol、純度62%)、中間体A18(140mg、468μmol)、三塩基性リン酸カリウム(271mg、1.28mmol)、1,4−ジオキサン(5mL)、及びHO(1mL)を投入し、窒素で10分間パージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(27.7mg、42.6μmol)を添加し、混合物を窒素で1分間再度パージした。反応混合物を、85℃で1時間攪拌した。反応混合物をCelite(登録商標)のパッドで濾過し、EtOAcですすぎ、濾液に塩水を添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を水で洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜60:40)により精製した。残渣をEtOHと共蒸発させ(3回)、EtO中に溶解させた。得られた固体を濾別し、50℃の高真空下で18時間乾燥させて、灰白色固体として化合物5(115mg、49%)を得た。
化合物7
Figure 2021514347

中間体B2
エチル(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

1,4−ジオキサン(800mL)及びHO(240mL)中の、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](95.0g、94.3mmol、純度46%)と、中間体A3(30.7g、104mmol、純度97%)と、三塩基性リン酸カリウム(60.1g、283mmol)と、の混合物を、窒素で20分間パージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(6.15g、9.43mmol)を添加し、混合物を窒素で1分間再度パージした。反応混合物を、85℃で45分間攪拌した。反応混合物を氷浴で冷却し、Celite(登録商標)のパッドで濾過し、EtOAcですすぎ、濾液に塩水を添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、750g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜80:20)により精製して、中間体B2を得た(60.7g、91%、純度76%)。
中間体B3
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボン酸
Figure 2021514347

THF(1L)及びHO(0.5L)中の、中間体B2(52.5g、73.1mmol、純度76%)と水酸化リチウム一水和物(9.20g、219mmol)との混合物を、rtで20時間攪拌した。pHが酸性になるまで塩水及びKHSOの10%水溶液を添加し、混合物をEtOAc(500mL)で希釈した。層を分離し、水相をEtOAc(2×500mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。残渣をTHF(450mL)で希釈し、SiliaMetS(登録商標)チオール(12.2g、14.6mmol、1.2mmol/g)を添加した。得られた混合物をrtで3時間攪拌し、Celite(登録商標)のパッドで濾過し、EtOAcですすぎ、濾液を蒸発乾固させた。生成物をMeOHと共蒸発させ(4回)、MeOH(1.69L)中に懸濁させた。溶液を、完全に可溶化するまで還流下で攪拌した。懸濁液を−20℃に冷却し、濾別し、冷MeOH(−40℃)で洗浄し(4×200mL)、60℃の高真空下で16時間乾燥させて、化合物B3(25.8g、69%)を白色粉末として得た。濾液をMeOHから再結晶させて、化合物B3の第2の収穫物(7g、19%)を得た。
化合物7
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

HATU(447mg、1.18mmol)を、DMF(5mL)中の中間体B3(200mg、0.39mmol)とHMDS(0.83mL、3.92mmol)とDIPEA(0.20mL、1.18mmol)との混合物に少量ずつ添加した。反応混合物をrtで5時間にわたり攪拌した。塩水を添加し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:DCM/MeOH/aq.NH 98:2:0.2〜96:4:0.4)により精製した。残渣をMeOHと共蒸発させ、MeOH中でトリチュレートした。固体を濾別し、MeOHですすぎ、50℃の高真空下で18時間乾燥させて、白色固体として化合物7を得た(140mg、70%)。
化合物8
Figure 2021514347

中間体B4
エチル−トランス−2−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−2−フルオロシクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

1,4−ジオキサン(5mL)及びHO(1mL)中の、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](0.40g、0.54mmol、純度62%)と、中間体A8(182mg、0.60mmol)と、三塩基性リン酸カリウム(345mg、1.62mmol)と、の混合物を、窒素で5分間パージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(35.3mg、54.1μmol)を添加し、混合物を窒素で5分間再度パージした。反応混合物を、0〜850Wの範囲の電気出力を備えるシングルモードマイクロ波(Anton Paar Monowave 300)を使用して80℃で30分間加熱した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。粗混合物をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(Puriflash Interchim(登録商標)25g、30μM、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜60:40)により精製して、ベージュ色の固体として中間体B4を得た(0.26g、86%)。
中間体B5
トランス−2−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−2−フルオロシクロプロパン−1−カルボン酸
Figure 2021514347

THF(10mL)及びHO(3mL)中の、中間体B4(0.25g、449μmol)と水酸化リチウム一水和物(113mg、2.70mmol)との混合物を、還流下で5時間攪拌した。クエン酸の水溶液(518mg)を添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させて、黄色固体として中間体B5を得た(0.21g、88%)。
化合物8
トランス−2−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−2−フルオロシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

DMF(5mL)中の中間体B5(0.20g、378μmol)の溶液に、DIPEA(0.2mL、1.14mmol)及びHATU(216mg、568μmol)を加えた。反応混合物をrtで15分間攪拌し、アンモニア(HO中30%、43μL、2.27mmol)を滴下した。反応混合物をrtで1時間攪拌した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、有機相を水(3回)及び塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。粗混合物をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(Puriflash Interchim(登録商標)12g、30μM、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/MeOH 100:0〜98:2)によって精製した。残渣(0.12g)を、分取LC(X−Bridge−C18 5μm、40g、移動相勾配:(0.5% aq.NHHCO)/MeCN 35:65〜0:100)により精製して、白色固体として化合物8を得た(35mg、18%)。
化合物9
Figure 2021514347

中間体B6
エチル−シス−2−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−2−フルオロシクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

1,4−ジオキサン(9mL)及びHO(2.5mL)中の、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](0.4g、541μmol、純度62%)と、中間体A9(182mg、0.60mmol)と、三塩基性リン酸カリウム(345mg、1.62mmol)と、の混合物を、窒素で5分間パージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(35.3mg、54.1μmol)を添加し、混合物を窒素で5分間再度パージした。反応混合物を、0〜850Wの範囲の電気出力を備えるシングルモードマイクロ波(Anton Paar Monowave 300)を使用して80℃で30分間加熱した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。粗混合物をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(Puriflash Interchim(登録商標)25g、30μM、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜70:30)により精製して、ベージュ色の固体として中間体B6を得た(0.21g、70%)。
中間体B7
シス−2−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−2−フルオロシクロプロパン−1−カルボン酸
Figure 2021514347

THF(10mL)及びHO(3mL)中の、中間体B6(0.21g、377μmol)と水酸化リチウム一水和物(95mg、2.26mmol)との混合物を、還流下で6時間攪拌した。クエン酸の水溶液(435mg)を添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させて、黄色固体として中間体B7を得た(0.19g、定量的)。
化合物9
シス−2−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−2−フルオロシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

DMF(5mL)中の中間体B7(0.19g、359μmol)の溶液に、DIPEA(0.19mL、1.08mmol)及びHATU(205mg、0.54mmol)を加えた。混合物をrtで15分間攪拌し、アンモニア(HO中30%、41μL、2.16mmol)を滴下した。反応混合物をrtで2時間攪拌した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、有機相を水(3回)及び塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。粗混合物をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(Puriflash Interchim(登録商標)12g、30μM、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/MeOH 100:0〜98:2)によって精製した。残渣(0.1g)をi−PrOHで希釈し、rtで20分間攪拌した。固体を濾別し、真空下で乾燥させて化合物9を白色固体として得た(0.04g、21%)。
化合物10
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(4*R)−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−5−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

密封した管に、7−シクロプロピル−5−[(4*R)−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−5−カルボニル]−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン[2035420−25−6](288mg、409μmol、純度66%)、中間体A14(116mg、450μmol)、三塩基性リン酸カリウム(296mg、1.40mmol)、1,4−ジオキサン(7.5mL)、及びHO(2.5mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(29.3mg、45.0μmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を、0〜400Wの範囲の電気出力を備えるシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を使用して80℃で30分間加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、NaHCOの飽和水溶液及び塩水で洗浄した。固体を濾別し、EtOAcで洗浄して、第1の収穫物を得た。濾液をデカントし、有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(定形SiOH、15〜30μm、25g Interchim(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 50:50〜0:100、続いてDCM/MeOH 90:10〜85:15)によって精製して、化合物10の第2の収穫物を得た。予め分離された第1の収穫物をDMF中で希釈した。不溶性の残渣を濾別して廃棄した。可溶性混合物を分取LC(定形SiOH、15〜30μm、25g Interchim(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:DCM/MeOH 90:10〜85:15)によって精製した。固体をEtO中でトリチュレートし、濾別して、化合物10の第3の収穫物を得た。第2及び第3の収穫物を組み合わせ、分取LC(spherical C18 25μm、120g YMC−ODS−25、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配(0.2%aq.NHHCO)/MeCN 65:35〜0:100、続いてMeCN)によって精製した。生成物を含む画分を組み合わせて濃縮乾固させた。2回目の精製を、分取LC(定形SiOH、15〜30μm、25g Interchim(登録商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:DCM/MeOH 90:10〜85:15)によって実施した。固体をEtO中でトリチュレートし、濾別し、EtOで洗浄した。固体をDCM中でトリチュレートし、濾別し、DCMで洗浄して化合物10(50mg、24%)を白色固体として得た。
化合物11
Figure 2021514347

中間体C1
tert−ブチル(4*R)−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−5−カルボキシレート
Figure 2021514347

DCM(5mL)中のジ−tert−ブチルジカーボネート(1.42g、6.53mmol)の溶液を、0℃で、DCM(7mL)中の(4*R)−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン[1176986−86−9](1.00g、6.53mmol)と、EtN(1.1mL、7.91mmol)と、の混合物に滴下した(内部温度は10〜20℃に維持した)。反応混合物をrtで5時間攪拌した。混合物を真空下で蒸発させた。残渣を水及びEtOAcで希釈して、NaHCOの飽和水溶液を添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、50g Grace Resolv(商標)、液体注入(ヘプタン)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜80:20)により精製して、静置して結晶化した無色油として中間体C1を得た(1.45g、88%)。
中間体C2
tert−ブチル(4*R)−2−ブロモ−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−5−カルボキシレート
Figure 2021514347

MeCN(31mL)中の中間体C1(1.45g、5.72mmol)の溶液にNBS(1.02g、5.72mmol)少量ずつ加えた。反応混合物をrtで18時間攪拌した。反応混合物をEtOAc及び塩水で希釈した。層を分離し、有機相を水及び塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、50g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜90:10)により精製して、無色のゴムとして中間体C2を得た(1.66g、87%)。
中間体C3
tert−ブチル(4*R)−2−フルオロ−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−5−カルボキシレート
Figure 2021514347

tert−ブチルリチウム(ペンタン中1.9M、58mL、110mmol)を、−78℃で無水THF(400mL)中の溶液中間体C2(15.9g、47.9mmol)に滴下した。反応混合物を、−78℃で45分間攪拌し、THF(170mL)中のNFSI(45.3g、144mmol)の溶液を添加した。反応混合物を、−78℃で30分間、続いてrtで18時間攪拌した。NHClの飽和水溶液を添加することによって反応をクエンチし、EtOAcで希釈した。層を分離して、有機相を蒸発乾固させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、330g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜90:10)により精製した。残渣を逆相(spherical C18、25μm、300g YMC−ODS−25、液体注入(MeCN、2〜3mL)、移動相勾配:(0.2%aq.NHHCO)/MeCN 50:50〜25:75)によって精製した。純粋な画分を組み合わせて、真空内で蒸発させて中間体C3(6.5g,50%)を無色油として得た。
中間体C4
(4*R)−2−フルオロ−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン塩酸塩
Figure 2021514347

塩酸(HO中37%、2.21mL、26.4mmol)を、MeOH(10mL)中の中間体C3(2.21g、8.14mol)の溶液に滴下した。反応混合物をrtで18時間にわたり攪拌した。混合物を真空内で蒸発させ、残渣をEtOH(2回)及びEtOと共蒸発させて、中間体C4(1.65g、98%)を白色固体として得た。
中間体B8
2−ブロモ−7−シクロプロピル−5−[(4*R)−2−フルオロ−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−5−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021514347

DMF(45mL)中の、2−ブロモ−7−シクロプロピルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボン酸カリウム[2035418−56−3](2.31g、7.22mmol)と、中間体C4(1.65g、7.94mmol)と、HATU(5.49g、14.4mmol)と、DIPEA(5.00mL、29.0mmol)と、の混合物を、rtで20時間攪拌した。NaHCOの飽和水溶液、塩水、及びEtOAcを添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し(4回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、120g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜60:40)により精製して、白色の発泡体として中間体B8を得た(3.02g、96%)。
中間体B9
7−シクロプロピル−5−[(4*R)−2−フルオロ−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−5−カルボニル]−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021514347

窒素下で、密封した管に、1,4−ジオキサン(2.6mL)中の中間体B8(250mg、574μmol)の溶液を投入した。ビス(ピナコラート)ジボロン(219mg、861μmol)及び酢酸カリウム(169mg、1.72mmol)を添加した。混合物を窒素でパージして、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン付加物(47.0mg、57.4μmol)を添加した。混合物を窒素で再度パージして、反応混合物を100℃で5時間攪拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水及び塩水で洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成物B9(557mg、純度51%)は、更に精製することなく次の工程で使用した。
化合物11
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(4*R)−2−フルオロ−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−5−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

密封した管に、中間体A14(187mg、0.42mmol、純度59%)、中間体B9(480mg、0.51mmol、純度51%)、三塩基性リン酸カリウム(307mg、1.45mmol)、1,4−ジオキサン(7.8mL)、及びHO(2.8mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(30.3mg、46.6μmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を、0〜400Wの範囲の電力出力を伴うシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を用いて80℃で30分間加熱した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、有機相を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:DCM/MeOH/aq.NH 100:0:0〜90:10:1)により精製した。得られた固体をMeOH中でトリチュレートし、濾別した。固体を母液と組み合わせて、逆相(spherical C18、25μm、40g YMC−ODS−25、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:(0.2%aq.NHHCO)/MeCN 65:35〜0:100)により精製した。固体をMeOH中でトリチュレートし、濾別し、50℃の高真空下で24時間乾燥させて、灰白色固体を得た(79mg)。別の精製を、逆相(固定相:YMC−actus Triart−C18 10μm 30×150mm、移動相勾配:(0.2%aq.NHHCO)/MeCN 60:40〜0:100)により実施した。固体をMeOH中でトリチュレートし、濾別し、50℃の高真空下で18時間乾燥させて、白色固体として化合物9を得た(27mg、12%)。
化合物12
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−メチルシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

密封した管に、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](448mg、655μmol、純度67%)、中間体A19(198mg、656μmol)、三塩基性リン酸カリウム(475mg、2.24mmol)、1,4−ジオキサン(10mL)、及びHO(3mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(47.0mg、72.1μmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を、0〜400Wの範囲の電力出力を伴うシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を用いて80℃で30分間加熱した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、40g Grace(登録商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/MeOH 100:0〜90:10)によって精製した。固体をMeOH中でトリチュレートし、濾別し、50℃の真空下で乾燥させ、化合物12(160mg、47%)を灰白色固体として得た。
化合物13
(1S,2S)−N−シアノ−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

MeCN(4.0mL)中の中間体B3(200mg、0.39mmol)及びCDI(95.3mg、0.59mmol)の混合物をrtで2時間攪拌した。DBU(117μL、0.78mmol)及びシアナミド[420−04−2](32.9mg、0.78mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間攪拌した。溶媒を真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/MeOH/AcOH 100:0:0〜95:4.5:0.5)により精製した。残渣をMeCNから結晶化させ、50℃の真空下で16時間乾燥させた。固体を逆相(固定相:YMC−actus Triart C18 10μm 30×150mm、移動相勾配:(0.2% aq.NHHCO)/MeCN 75:25〜35:65)により精製して、化合物13を得た(70mg、33%)。
化合物14
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−エチルシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

DMF(5mL)中の中間体B3(0.2g、0.39mmol)の混合物に、DIPEA(0.20mL、1.18mmol)及びHATU(0.22g、0.59mmol)を添加した。反応混合物をrtで15分間攪拌し、エチルアミン(MeOH中2.0M、1.18mL、2.35mmol)を滴下した。反応混合物をrtで2時間攪拌した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、有機相を水及び塩水(3回)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。残渣をEtO中に溶解させた。固体を濾別し、真空下で乾燥させて化合物14を得た(75mg、36%)。
化合物15
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−プロピルシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

化合物15を、化合物14の合成に関して報告された手順に従って中間体B3及びプロピルアミン[107−10−8]から合成した。残渣をDIPE中に溶解させた。固体を濾別し、真空下で乾燥させて化合物15をベージュ色の固体として得た(0.15g、69%)。
化合物16
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−(プロプ−2−エン−1−イル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

化合物16を、化合物14の合成に関して報告された手順に従って中間体B3及びアリルアミン[107−11−9]から合成した。化合物16(98mg、46%)をベージュ色の固体として得た。
化合物17
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−(プロプ−2−イン−1−イル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

化合物17を、化合物14の合成に関して報告された手順に従って中間体B3及びプロパギルアミン[2450−71−7]から合成した。化合物17(0.2g、93%)をベージュ色の固体として得た。
化合物18
(1S,2S)−N−(2−シアノエチル)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

化合物18を、化合物14の合成に関して報告された手順に従って中間体B3及び3−アミノプロピオニトリルから合成した。化合物18(187mg、85%)をベージュ色の固体として得た。
化合物19
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−(オキセタン−3−イル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

化合物19を、化合物14の合成に関して報告された手順に従って中間体B3及び3−オキセタミン(oxetamine)[21635−88−1]から合成した。化合物19(182mg、82%)を白色固体として得た。
化合物20
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−(1−メチルシクロプロピル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

DMF(5mL)中の中間体B3(0.15g、0.29mmol)の溶液に、DIPEA(0.30mL、1.76mmol)及びHATU(0.17g、0.44mmol)を加えた。反応混合物をrtで15分間攪拌し、1−メチルシクロプロピルアミン塩酸塩[88887−87−0](0.13g、1.18mmol)を添加した。反応混合物をrtで2時間攪拌した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈した。沈殿物が形成され、これを濾別して化合物20(100mg、60%)を白色固体として得た。
化合物21
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

化合物21を、化合物20の合成に関して報告された手順に従って中間体B3及びエタノールアミン[141−43−5]から合成した。化合物21(145mg、67%)を白色固体として得た。
化合物22
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチルシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

HATU(168mg、0.44mmol)を、DMF(2mL)中の、中間体B3(150mg、0.29mmol)と、ジメチルアミン(THF中2.0M、740μL、1.48mmol)と、DIPEA(152μL、0.881mmol)と、の懸濁液に添加した。反応混合物をrtで18時間攪拌した。反応混合物をHO、塩水、及びEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し(3回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/(EtOAc/MeOH、90:10)80:20〜60:40)によって精製した。残渣をEtO中に溶解させ、真空内で蒸発させて(2回)化合物22(117mg、74%)を灰白色固体として得た。
化合物23
(1R)−2−(7−シクロプロピル−2−{2−フルオロ−4−[(1S,2S)−2−(ピロリジン−1−カルボニル)シクロプロピル]−フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 2021514347

化合物23を、化合物22の合成に関して報告された手順に従って中間体B3及びピロリジン[123−75−1]から合成した。化合物23(112mg、68%)を灰白色固体として得た。
化合物24
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−メタンスルホニル−シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

MeCN(4mL)中の中間体B3(200mg、0.39mmol)とCDI(63.5mg、0.39mmol)との混合物をrtで2時間攪拌した。DBU(87.8μL、0.59mmol)及びメタンスルホンアミド[3144−09−0](55.9mg、0.59mmol)を加えた。反応混合物を80℃で16時間攪拌した。塩水、HClの1N水溶液及びEtOAcを加えた。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を水及び塩水(1:1)の溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/MeOH 100:0〜98:2)によって精製した。残渣(206mg)をMeOHから結晶化させ、濾別し、50℃の高真空下で24時間乾燥させて、白色固体として化合物24を得た(192mg、83%)。
化合物25
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−(エタンスルホニル)−シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

化合物25を、化合物24の合成に関して報告された手順に従って中間体B3及びエタンスルホンアミド[1520−70−3]から合成した。化合物25(117mg、66%)を灰白色固体として得た。
化合物26
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−(2−メチルプロパンスルホニル)−シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

化合物26を、化合物24の合成に関して報告された手順に従って中間体B3及び2−メチルプロパン−1−スルホンアミド[60199−80−6]から合成した。化合物26(87mg、47%)を灰白色固体として得た。
化合物27
(1S,2S)−N−(シクロプロパンスルホニル)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

化合物27を、化合物24の合成に関して報告された手順に従って中間体B3及びシクロプロパンスルホンアミド[154350−28−4]から合成した。化合物27(106mg、59%)を灰白色固体として得た。
化合物28
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(4*R)−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−5−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル))−N−メタンスルホニル−シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

化合物28を、化合物24の合成に関して報告された手順に従って、(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(4*R)−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−5−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボン酸[2035416−16−9]及びメタンスルホンアミド[3144−09−0]から合成した。化合物28(128mg、74%)を灰白色固体として得た。
化合物29
Figure 2021514347

中間体B10
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−トリフルオロメタンスルホニルシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

MeCN(3mL)中の中間体B3(150mg、0.29mmol)及びCDI(57.2mg、0.35mmol)の混合物をrtで2時間攪拌した。DBU(65.8μL、0.44mmol)及びトリフルオロメタン−スルホンアミド[421−85−2](65.7mg、0.44mmol)を加えた。反応混合物を80℃で16時間攪拌した。塩水、HClの1N水溶液、及びDCMを添加した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を水及び塩水(1:1)の溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/(MeOH/AcOH 90:10)100:0〜95:5)によって精製した。2回目の精製を逆相(spherical C18、25μm、40g YMC−ODS−25、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:(0.2%aq.NHHCO)/MeCN 75:25〜35:65)により実施した。生成物を含有する画分を組み合わせて、pH1になるまでHClの1N水溶液を添加した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(3回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、白色固体として中間体B10を得た(113mg、60%)。
化合物29
(1S,2S)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N−トリフルオロメタン−スルホニルシクロプロパン−1−カルボキサミドアミン塩
Figure 2021514347

アンモニア(i−PrOH中2.0M、2mL、4.0mmol)中の中間体B10(113mg、176μmol)の溶液をrtで3時間攪拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣をMeOH(2mL)に溶解させ、水(10mL)で増量してから、凍結乾燥することにより、白色固体として化合物29(100mg、86%)を得た。
化合物30
1−シクロプロピル−3−[(1S,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]ウレア
Figure 2021514347

THF(3.2mL)中の中間体B3(200mg、0.39mmol)とEtN(55μL、0.40mmol)との混合物に、DPPA(127μL、0.59mmol)を滴下した。反応混合物を還流下で2時間にわたり攪拌した。rtに冷却後、シクロプロピルアミン[765−30−0](81μL、1.18mmol)を添加し、反応混合物を還流下で更に1時間攪拌した。追加量のシクロプロピルアミン(41μL、0.59mmol)を添加し、反応混合物を還流下で16時間攪拌した。EtN(27μL、0.20mmol)を添加し、反応混合物を還流下で5時間にわたり攪拌した。反応混合物を、EtOAcで希釈し、NaHCOの飽和水溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/(EtOAc/MeOH、90:10)70:30〜60:40)によって精製した。2回目の精製を逆相(spherical C18、25μm、40g YMC−ODS−25、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:(0.2%aq.NHHCO)/MeCN 60:40〜0:100)により実施した。残渣をEtO中に溶解させ、真空内で蒸発させて化合物30(97mg、44%)を灰白色の発泡体として得た。
化合物31及び32
Figure 2021514347

中間体C5
2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−7−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボン酸エチル
Figure 2021514347

酢酸(110mL)中の3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン[1135815−14−3](15.0g、58.6mmol)とジエチルアセチレンジカルボキシレート[762−21−0](9.40mL、58.6mmol)との混合物をrtで36時間にわたり攪拌した。反応混合物をEtOAc及びヘプタン(30:60)(150mL)で希釈し、混合物をrtで30分間にわたり攪拌した。沈殿物を濾別し、真空下で乾燥させて中間体C5を得た(18.6g、84%)。
中間体C6
2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−7−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボン酸エチル
Figure 2021514347

オキシ塩化リン(V)[10025−87−3](147mL)中の中間体C5(15.0g、39.5mmol)の混合物を還流下で18時間にわたり攪拌した。溶媒を蒸発乾固させた。水をゆっくりと添加し、混合物を0℃で30分間攪拌した。沈殿物を濾別し、真空下で乾燥させて中間体C6を得た(15.3g、97%)。
中間体C7
2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−7−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボン酸エチル
Figure 2021514347

THF(30mL)中の中間体C6(1.00g、2.51mmol)及び2−フェニル−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン[24388−23−6](461mg、2.26mmol)の混合物を窒素で10分間脱気した。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(205mg、0.25mmol)及び炭酸カリウム(HO中2.0M、3.8mL、7.53mmol)を加え、反応混合物を70℃で18時間攪拌した。反応混合物を水で希釈した。沈殿物を濾別し、60℃の真空下で乾燥させて中間体C7を得た(1.2g、定量的)。
中間体C8
2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−7−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボン酸エチル
Figure 2021514347

THF(29mL)及びHO(0.7mL)中の、中間体C7(1.2g、2.73mmol)と水酸化リチウム一水和物(229mg、5.45mmol)との混合物を、rtで18時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、HClの3N水溶液で酸性化した。混合物をDCMで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSOで乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させて、中間体C8を得た(1.0g、89%)。
中間体B11
(1R)−2−[2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−7−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 2021514347

DIPEA(1.27mL、7.29mmol)及びHATU(1.20g、3.15mmol)をDMF(30mL)中の(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩[84010−67−3](535mg、2.91mmol)及び中間体C8(1.00g、2.43mmol)の混合物に加えた。反応混合物をrtで48時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。粗混合物をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(40gのGraceResolv(商標)、15〜40μm、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜70:30)により精製した。純粋な画分を回収し、蒸発乾固させて中間体B11を得た(680mg、52%)。
中間体B12
エチル(2E)−3−(3−フルオロ−4−{5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]−7−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}フェニル)プロプ−2−エノエート
Figure 2021514347

MeCN(12mL)中の中間体B11(0.36g、665μmol)の溶液を窒素で10分間にわたって脱気した。エチルアクリレート(0.36mL、3.33mmol)、酢酸パラジウム(14.9mg、66.5μmol)、トリ(o−トリル)ホスフィン(30.4mg、99.7μmol)、及びEtN(0.14mL、997μmol)を加えた。反応混合物を、0〜400Wの範囲の電気出力を備えるシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を使用して120℃で20分間加熱した。反応混合物を、水とDCMとの溶液に注いだ。有機相を分離(疎水性フリット)し、蒸発乾固させた。粗混合物をシリカゲル(カートリッジ24g、15〜40μm、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜70:30)のフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、蒸発乾固させて中間体B12を得た(240mg、64%)。
中間体B13
エチル2−(3−フルオロ−4−{5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]−7−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}フェニル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

ヨウ化トリメチルスルホキソニウム[1774−47−6](104mg、0.47mmol)を、DMSO(6mL)中のカリウムtert−ブトキシド(52.8mg、0.47mmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで30分間攪拌した。DMSO(2mL)中の中間体B12(240mg、428μmol)の溶液を添加し、反応混合物を60度で18時間攪拌した。反応混合物を水に注いだ。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水及び塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。粗混合物をシリカゲル(カートリッジ24g、15〜40μm、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜70:30)のフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。純粋な画分を回収し、蒸発乾固させて中間体B13を得た(160mg、65%)。
中間体B14
2−(3−フルオロ−4−{5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]−7−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}フェニル)シクロプロパン−1−カルボン酸
Figure 2021514347

水酸化リチウム一水和物(109mg、2.61mmol)を、THF(4.3mL)及びHO(1.4mL)中の中間体B13(300mg、522μmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで24時間攪拌した。数滴の水を加えた後、HClの3N水溶液を加えた。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させて中間体B14を得た(300mg、定量的)。
化合物31及び32
31:(1*S,2*S)−2−(3−フルオロ−4−{5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]−7−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}フェニル)−N−メタンスルホニル−シクロプロパン−1−カルボキサミド;プロパン−2−アミン塩
32:(1*R,2*R)−2−(3−フルオロ−4−{5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]−7−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}フェニル)−N−メタンスルホニル−シクロプロパン−1−カルボキサミド;プロパン−2−アミン塩
Figure 2021514347

MeCN(6mL)中の中間体B14(300mg、0.55mmol)とCDI(107mg、659μmol)との混合物をrtで2時間攪拌した。DBU(123μL、0.82mmol)及びメタンスルホンアミド[3144−09−0](78.3mg、0.82mmol)を加えた。反応混合物を80℃で16時間攪拌した。塩水、HClの1N水溶液、及びDCMを添加した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を水及び塩水(1:1)の溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた(280mg、82%)。ジアステレオ異性体をキラルSFC(固定相:Whelk−O1(S,S)5μm 250×21.2mm、移動相:40%のCO、60%の(EtOH:DCM 80:20)、0.3%のi−PrNH)によって分離して、化合物32(114mg、37%)及び化合物31(115mg、38%)を黄色固体として得た。
化合物33
メチルN−[(1S,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]カルバメート
Figure 2021514347

密封した管内で、DPPA(63.3μL、0.29mmol)を、rtでTHF(3.5mL)中の中間体B3(150mg、0.29mmol)とEtN(53.1μL、0.38mmol)との混合物に添加した。反応混合物を還流下で1時間にわたり攪拌した。MeOH(350μL、8.64mmol)を添加し、反応混合物を還流下で18時間にわたり攪拌した。反応混合物を、EtOAcで希釈し、NaHCOの飽和水溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜60:40)により精製した。残渣をEtOに溶解させ、真空内で蒸発させ(2回)、50℃の高真空下で4時間にわたり乾燥させて化合物33(69mg、44%)を白色固体として得た。
化合物34
Figure 2021514347

中間体B15
tert−ブチルN−[(1S,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]カルバメート
Figure 2021514347

t−BuOH(10mL)中の中間体B3(500mg、979μmol)とDPPA(232μL、1.08mmol)とEtN(136μL、979μmol)との混合物を、rtで16時間にわたり攪拌し、続いて80℃で6時間にわたり攪拌した。反応混合物を、EtOAcで希釈し、NaHCOの飽和水溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜70:30)により精製して、白色固体として中間体B15を得た(331mg、58%)。
中間体B16
(1S,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−アミン
Figure 2021514347

DCM(7.4mL)中の中間体B15(321mg、0.55mmol)の溶液に、0℃でTFA(3.0mL、39.2mmol)を滴下した。反応混合物をrtで2時間にわたり攪拌した。反応混合物をDCMで希釈し、KCOの10%水溶液を添加した。混合物を濾過した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、白色固体として中間体B16を得た(242mg、91%)。
化合物34
N−[(1S,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]アセトアミド
Figure 2021514347

DCM(1.3mL)中の中間体B16(242mg、0.50mmol)とEtN(167μL、1.21mmol)との混合物に、塩化アセチル(39.3μL、0.55mmol)を添加した。反応混合物をrtで24時間攪拌した。反応をNaHCOの水溶液の添加によってクエンチした。層を分離し、水相をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物をMgSOで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/MeOH 100:0〜98:2)によって精製した。残渣をMeOHから結晶化し、濾別し、乾燥させて、化合物34(104mg、40%)を白色固体として得た。
化合物35
N−[(1S,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]シクロプロパン−カルボキサミド
Figure 2021514347

密封した管内で、DIPEA(178μL、1.02mmol)を、5℃でDCM(4mL)中の中間体B16(158mg、0.31mmol)の溶液に添加した。混合物を15分間にわたり攪拌し、シクロプロパンカルボニルクロリド[4023−34−1](30.8μL、339μmol)を添加した。反応混合物をrtで終夜攪拌した。反応混合物を冷水に注いだ。層を分離し、水相をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物をMgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/EtOAc 100:0〜70:30)により精製した。残渣をMeOHから結晶化させ、濾別し、50℃の高真空下で3時間乾燥させて、灰白色固体として化合物35を得た(87mg、51%)。
化合物36
N−[(1S,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]メタンスルホンアミド
Figure 2021514347

窒素下で、1,4−ジオキサン(1mL)中の中間体B16(134mg、267μmol)とDIPEA(55.2μL、0.32mmol)との混合物に、DCM(1mL)中のメタンスルホン酸無水物[7143−01−3](51.2mg、0.29mmol)の溶液を滴下した。反応混合物をrtで2時間にわたり攪拌した。反応混合物を、DCMで希釈し、NaHCOの飽和水溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g Grace(登録商標)、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:DCM/EtOAc 100:0〜95:5)により精製した。残渣をMeOHから結晶化し、濾別し、50℃の高真空下で20時間にわたり乾燥させて、白色固体として化合物36を得た(68mg、45%)。
化合物37
(1R)−2−(7−シクロプロピル−2−{4−[(1R,2S)−2−[(ジメチルホスホリル)アミノ]シクロプロピル]−2−フルオロフェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 2021514347

ジメチルホスフィン酸クロリド[1111−92−8](41.0mg、0.36mmol)を、無水DCM(3.2mL)の中間体B16(158mg、0.33mmol)とDIPEA(113μL、0.66mmol)とDMAP(4.0mg、33.0μmol)との混合物に添加した。反応混合物をrtで2時間にわたり攪拌した。追加量のジメチルホスフィン酸クロリド(18.0mg、0.16mmol)及びDIPEA(57.0μL、0.33mmol)を添加し、反応混合物を更に18時間にわたり攪拌した。反応混合物を、DCMで希釈し、NaHCOの10%水溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/MeOH 100:0〜96:4)によって精製した。生成物をMeCN(2mL)に溶解させ、水(10mL)で増量してから、凍結乾燥することにより、白色固体として化合物37(30mg、16%)を得た。
化合物38
Figure 2021514347

中間体B17
(1R)−2−(2−{4−[(1R,2S)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]シクロプロピル]−2−フルオロフェニル}−7−シクロプロピルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン
Figure 2021514347

密封した管に、中間体A24(120mg、347μmol)、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](253mg、347μmol、純度63%)、三塩基性リン酸カリウム(225mg、1.06mmol)、1,4−ジオキサン(3.5mL)及びHO(1.0mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(11.3mg、17.4μmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を、0〜400Wの範囲の電力出力を伴うシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を用いて80℃で30分間加熱した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 99:1〜40:60)により精製して、中間体B17を得た(170mg、82%)。
化合物38
(1S,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−オール
Figure 2021514347

塩酸(HO中1.0M、2.00mL、2.00mmol)を、1,4−ジオキサン(2mL)中の中間体B17(140mg、235μmol)の溶液に滴下した。反応混合物をrtで1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 99:1〜40:60)により精製した。残渣をアセトンに溶解させ、真空内で蒸発させ、50℃の高真空下で16時間にわたり乾燥させて化合物38(88mg、88%)を白色固体として得た。
化合物39
(1S,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピルカルバメート
Figure 2021514347

密封した管に、中間体A25(78.0mg、285μmol)、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](207mg、285μmol、純度63%)、三塩基性リン酸カリウム(184mg、0.87mmol)、1,4−ジオキサン(2.9mL)及びHO(0.8mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(9.27mg、14.2μmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を、0〜400Wの範囲の電力出力を伴うシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を用いて80℃で30分間加熱した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 80:20〜40:60)により精製した。第2の精製を、分取LC(spherical C18 25μm、40g YMC−ODS−25、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配(0.2% aq.NHHCO)/MeCN 60:40〜0:100)により実施した。残渣をEtOHに溶解させ、真空内で蒸発させ、50℃の高真空下で16時間にわたり乾燥させて化合物39(75mg、50%)を白色固体として得た。
化合物40
(1S,2R)−2−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロプロピル N−メチルカルバメート
Figure 2021514347

化合物40を、化合物39の合成に関して報告された手順に従って、中間体A26及び(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2]から合成した。化合物40(120mg、56%)を白色固体として得た。
化合物49
Figure 2021514347

中間体B18
エチル−トランス−2−(5−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−4−フルオロピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

密封した管に、中間体A30(111mg、385μmol)、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](285mg、385μmol、純度62%)、三塩基性リン酸カリウム(245mg、1.16mmol)、1,4−ジオキサン(2.7mL)及びHO(0.7mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(25.1mg、38.5μmol)を添加した。混合物を窒素で再びパージし、0〜400Wの範囲の電気出力を備えるシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を使用して80℃で30分間加熱した。反応混合物を、EtOAcで希釈した。有機相を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、30μm、24g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 80:20〜20:80)により精製して、中間体B18を得た(182mg、88%)。
中間体B19
トランス−2−(5−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−4−フルオロピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸
Figure 2021514347

水酸化リチウム一水和物(42.0mg、1.00mmol)を、THF(2.9mL)及びHO(0.9mL)中の中間体B18(180mg、334μmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで16時間攪拌した。KHSOの10%水溶液をpH6まで加え、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、24g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc/AcOH 50:48.75:1.25〜0:97.5:2.5)により精製した。残渣をMeCNに溶解させ、生成物を50℃の真空下で16時間にわたり乾燥させて、中間体B19を得た(140mg、82%)。
化合物49
トランス−2−(5−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−4−フルオロピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

DMF(3.5mL)中の中間体B19(66.0mg、129μmol)、HATU(73.6mg、194μmol)及びDIPEA(66.7μL、387μmol)の混合物をrtで1時間攪拌した。アンモニア(HO中28%、43.6μL、645μmol)を加え、反応混合物をrtで18時間攪拌した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を逆相(spherical C18、25μm、40g YMC−ODS−25、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:(0.2% aq.NHHCO)/MeCN 65:35〜25:75)により精製して、凍結乾燥(MeCN/HO)後に白色固体として化合物49を得た(52mg、79%)。
化合物50
トランス−2−(5−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−4−フルオロピリジン−2−イル)−N−メタンスルホニルシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

MeCN(1.2mL)中の中間体B19(63.0mg、123μmol)とCDI(30.0mg、185μmol)との混合物をrtで2時間攪拌した。DBU(36.8μL、246μmol)及びメタンスルホンアミド(23.4mg、246μmol)を加えた。反応混合物を80℃で16時間攪拌した。塩水、HClの1N水溶液、及びEtOAcを添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を水及び塩水(1:1)の溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/i−PrOH 99:1〜80:20)によって精製して、凍結乾燥(MeCN/HO)後に化合物50を得た(55mg、76%)。
化合物51
Figure 2021514347

中間体B20
エチル−トランス−2−(5−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−6−フルオロピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシレート
Figure 2021514347

密封した管に、(1R)−2−{2−ブロモ−7−シクロプロピルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル}−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−35−1](95.6mg、226μmol)、中間体A33(91.0mg、271μmol)、三塩基性リン酸カリウム(164mg、773μmol)、1,4−ジオキサン(3.5mL)及びHO(1.2mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(16.2mg、24.9μmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を、0〜400Wの範囲の電力出力を伴うシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を用いて80℃で30分間加熱した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、有機相を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 80:20〜50:50)により精製して、灰白色固体として中間体B20を得た(128mg、98%)。
中間体B21
トランス−2−(5−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−6−フルオロピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸
Figure 2021514347

水酸化リチウム一水和物(24.6mg、587μmol)をHO(1.5mL)及びTHF(3.2mL)中の中間体B20(113mg、195μmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで20時間攪拌した。KHSOの10%水溶液を加え、混合物をDCMで希釈した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を水及び塩水(1:1)の溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。残渣(102mg)をトルエンに溶解させ、蒸発させて(2回)、中間体B21(111mg、95%、純度85%)を黄色がかったガムとして得た。
化合物51
トランス−2−(5−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−6−フルオロピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

DMF(2.5mL)中の中間体B21(55.0mg、91.4μmol、純度85%)、HATU(52.1mg、137μmol)及びDIPEA(50μL、0.29mmol)の混合物をrtで1時間攪拌した。アンモニア(HO中28%、32μL、474μmol)を加え、反応混合物をrtで18時間攪拌した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し(3回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/MeOH 100:0〜98:2)によって精製した。残渣(34mg)をMeOH(2mL)に溶解させ、水(10mL)で増量してから、凍結乾燥することにより、白色固体として化合物51(29mg、62%)を得た。
化合物52
トランス−2−(5−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−6−フルオロピリジン−2−イル)−N−メタンスルホニルシクロプロパン−1−カルボキサミド
Figure 2021514347

MeCN(1mL)中の中間体B21(55.0mg、91.4μmol、純度85%)とCDI(17.8mg、0.11mmol)との混合物をrtで2時間攪拌した。DBU(20.5μL、137μmol)及びメタンスルホンアミド(13.0mg、137μmol)を加えた。反応混合物を80℃で16時間攪拌した。塩水、HClの1N水溶液、及びDCMを添加した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。組み合わせた有機抽出物を水及び塩水(1:1)の溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:DCM/MeOH 100:0〜99:1)によって精製した。残渣をMeOHから結晶化した。固体を濾別し、50℃の高真空下で18時間乾燥させた。生成物(40mg)をMeCN(2mL)中に可溶化させ、水(10mL)で増量してから凍結乾燥した。残渣(36mg)を、逆相(spherical C18、25μm、40g YMC−ODS−25、乾燥充填材(Celite(登録商標))、移動相勾配:(0.2% aq.NHHCO)/MeCN 85:15〜55:45)により精製して、凍結乾燥することで、白色固体として化合物52を得た(26mg、48%)。
B.2.n=2の式(I)の化合物の調製
B.2.1.中間体の合成
B.2.1.1.中間体D4及びD5の合成
Figure 2021514347

中間体D1
3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシシクロブタン−1−カルボン酸メチル
Figure 2021514347

4−クロロ−3−フルオロフェニルマグネシウムブロミド[170793−00−7](THF中0.5M、13.6mL、6.83mmol)を、0℃でEtO(70mL)中の3−オキソシクロブタンカルボン酸メチル[695−95−4](0.74mL、7.04mmol)の溶液に添加した。反応混合物を0℃で2時間にわたり攪拌した。NHClの飽和水溶液を添加し、混合物をEtOAcで希釈した。層を分離し、有機相を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空内で濃縮して、中間体D1(1.47g、83%)を黄色油として得た。
中間体D2及びD3
D2:トランス−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)シクロブタン−1−カルボン酸メチル
D3:シス−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)シクロブタン−1−カルボン酸メチル
Figure 2021514347

ジフェニルクロロシラン(2.30mL、11.7mmol)を、DCE(8mL)中の中間体D1(1.47g、5.68mmol)と塩化インジウム(65.2mg、295μmol)との混合物に添加した。反応混合物を80℃で16時間にわたり攪拌した。混合物を、EtOAcと水との溶液に注いだ。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(定形SiOH、15〜30μm、40g Interchim(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜50:50)により精製して、ジアステレオ異性体の混合物として中間体D3(266mg、19%)並びに2つの画分A(268mg)及びB(536mg)を得た。画分Bを、分取LC(固定相:不定形ベアシリカ150g、移動相:ヘプタン/EtOAc 95:5)によって精製して、ジアステレオ異性体の混合物を得た(210mg)。残渣を画分Aと組み合わせて、混合物をアキラルSFC(固定相:Chiralpak IG 5μm 250×20mm、移動相:95% CO、5%MeOH)によって精製して、中間体D2(300mg、22%)及び中間体D3(67mg、5%)を無色油として得た。
中間体D4
[トランス−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)シクロブチル]メタノール
Figure 2021514347

水素化アルミニウムリチウム(THF中1.0M、0.95mL、0.95mmol)を、0℃でTHF(9mL)中の中間体D2(225mg、927μmol)の溶液に滴下した。反応混合物を0℃で3時間にわたり攪拌した。反応を、0℃で水(32μL)、続いてNaOH(32μL)及び水(64μL)の3M水溶液を慎重に添加することによってクエンチした。続いてこの混合物をEtOAcで希釈した。ロッシェル塩の溶液を添加して、層を分離した。有機相を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、中間体D4(286mg、定量的、純度70%)を無色油として得た。
中間体D5
[シス−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)シクロブチル]メタノール
Figure 2021514347

中間体D5を、中間体D4の合成に関して報告された手順に従って中間体D3から合成した。中間体D5(221mg、定量的)を無色油として得た。
B.2.1.2.中間体D7及びD8の合成
Figure 2021514347

中間体D6
2−[3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシシクロブチル]酢酸メチル
Figure 2021514347

4−クロロ−3−フルオロフェニルマグネシウムブロミド[170793−00−7](13.7mL、6.83mmol)を、0℃でEtO(70mL)中の2−(3−オキソシクロブチル)酢酸メチル[1148130−30−6](1.00g、7.04mmol)の溶液に添加した。反応混合物を0℃で2時間にわたり攪拌した。NHClの飽和水溶液を添加し、混合物をEtOAcで希釈した。層を分離し、有機相を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空内で濃縮させた。粗混合物を分取LC(定形SiOH、15〜30μm、40g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜50:50)により精製して、無色油として中間体D6を得た(1.15g、61%)。
中間体D7及びD8
D7:2−[トランス−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)シクロブチル]酢酸メチル
D8:2−[シス−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)シクロブチル]酢酸メチル
Figure 2021514347

ジフェニルクロロシラン(1.70mL、8.65mmol)を、DCE(6mL)中の中間体D6(1.15g、4.22mmol)と塩化インジウム(48.4mg、219μmol)との混合物に添加した。反応混合物を80℃で16時間にわたり攪拌した。得られた混合物を、EtOAcと水との溶液に注いだ。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(定形SiOH、15〜30μm、80g Interchim(登録商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 100:0〜50:50)により精製した。ジアステレオ異性体(684mg)をキラルSFC(固定相:Lux Cellulose−2 5μm 250×30mm、移動相:96% CO、4% i−PrOH)により分離して、中間体D8(313mg、29%)及び中間体D7(158mg、15%)を得た。
B.2.2.最終化合物の合成
化合物41
[トランス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]メタノール
Figure 2021514347

密封した管に、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](392mg、582μmol、純度68%)、中間体D4(200mg、932μmol)、三塩基性リン酸カリウム(551mg、2.60mmol)、1,4−ジオキサン(7mL)、及びHO(3mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(84.7mg、130μmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を、0〜400Wの範囲の電力出力を伴うシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を用いて80℃で30分間加熱した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈し、Celite(登録商標)のパッドで濾過した。濾液をデカントし、有機相を塩水で洗浄し(2回)、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。粗混合物をフラッシュクロマトグラフィー(不定形SiOH、15〜40μm、25g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜20:80)により精製した。残渣を逆相(spherical C18、25μm、40g YMC−ODS−25、液体注入(MeCN)、移動相勾配:(0.2% aq.NHHCO)/MeCN 60:40〜0:100)により精製した。純生成物を含有する画分を組み合わせ、濃縮乾固させ、MeCNと共蒸発させて、化合物41(116mg、39%)を白色発泡体として得た。
化合物42
[シス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]メタノール
Figure 2021514347

化合物42を、化合物41の合成に関して報告された手順に従って、中間体D5及び(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2]から合成した。粗混合物をフラッシュクロマトグラフィー(不定形SiOH、15〜40μm、25g GraceResolv(商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜20:80)により精製した。残渣を逆相(spherical C18、25μm、40g YMC−ODS−25、液体注入(MeCN)、移動相勾配:(0.2% aq.NHHCO)/MeCN 60:40〜0:100)により精製した。純生成物を含有する画分を組み合わせ、濃縮乾固させ、MeCNと共蒸発させ、60℃の高真空下で16時間にわたり乾燥させて、化合物42(154mg、52%)を白色固体として得た。
化合物43
[トランス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]メチルカルバメート
Figure 2021514347

CDI(41.9mg、259μmol)を、THF(0.8mL)中の化合物41(66.0mg、129μmol)の溶液に添加し、反応混合物をrtで4時間攪拌した。アンモニア(HO中28%、484μL、7.16mmol)を添加し、反応混合物をrtで2時間にわたり攪拌した。反応混合物を、EtOAcで希釈した。層を分離し、有機相をNHClの飽和水溶液で(2回)、水及び塩水(2回)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を60℃の高真空下で16時間にわたり乾燥させて、白色固体として化合物43を得た(42mg、59%)。
化合物44
[シス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]メチルカルバメート
Figure 2021514347

CDI(46.4mg、286μmol)を、THF(0.9mL)中の化合物42(73.0mg、143μmol)の溶液に添加し、反応混合物をrtで4時間攪拌した。アンモニア(HO中28%、535μL、7.92mmol)を添加し、反応混合物をrtで2時間にわたり攪拌した。反応混合物を別の試料(20.0mg、39.2μmol)と組み合わせ、EtOAc、水、及び塩水で希釈した。層を分離し、有機相をNHClの飽和水溶液で(2回)、続いて塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をMeCN中に溶解させ(2回)、濃縮乾固させた。生成物を60℃の高真空下で16時間にわたり乾燥させて、白色固体として化合物44を得た(52mg、52%)。
化合物45
Figure 2021514347

中間体E1
2−[トランス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]酢酸メチル
Figure 2021514347

密封した管に、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](284mg、385mmol、純度62%)、中間体D7(158mg、615μmol)、三塩基性リン酸カリウム(364mg、1.71mmol)、1,4−ジオキサン(3.5mL)、及びHO(1.4mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(56.0mg、85.9μmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を、30分間の0〜400Wの範囲の電力出力を伴うシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を用いて80℃で加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈した。有機層をNaHCOの水溶液及び塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(定形SiOH、30μm、25g Interchim(登録商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜30:70)により精製して、黄色の発泡体として中間体E1を得た(138mg、65%)。
中間体E2
2−[トランス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]酢酸
Figure 2021514347

水酸化リチウム一水和物(32.3mg、0.77mmol)を、THF(2.2mL)及びHO(0.77mL)中の中間体E1(138mg、0.25mmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで16時間攪拌した。KHSOの10%水溶液をpH3まで加え、混合物をEtOAcで希釈した。層を分離し、有機相を塩水及び水で洗浄し(2回)、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、黄色固体として中間体E2を得た(140mg、94%)。
化合物45
2−[トランス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]アセトアミド
Figure 2021514347

スクリューキャップバイアル中で、DMF(1.1mL)中の中間体E2(70.0mg、117μmol)とDIPEA(60.5μL、0.35mmol)との混合物にHATU(66.7mg、175μmol)を添加した。反応混合物をrtで10分間にわたり攪拌した。アンモニア(HO中30%、221μL、3.51mmol)を添加し、反応混合物をrtで20時間にわたり攪拌した。反応混合物を水、塩水、及びEtOAcで希釈した。層を分離し、有機相を塩水で洗浄し(3回)、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物をフラッシュクロマトグラフィー(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 50:50〜0:100)により精製した。残渣(30mg)をEtOAcで希釈してから超音波処理した。沈殿物が観察された。懸濁液を60℃の高真空下で16時間にわたり濃縮乾固させ、乾燥させて、白色固体として化合物45を得た(28mg、45%)。
化合物46
Figure 2021514347

中間体E3
2−[シス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]酢酸メチル
Figure 2021514347

密封した管に、(1R)−2−[7−シクロプロピル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン[2035421−36−2](563mg、762μmol、純度62%)、中間体D8(313mg、1.22mmol)、三塩基性リン酸カリウム(721mg、3.40mmol)、1,4−ジオキサン(10.4mL)、及びHO(2.7mL)を投入し、窒素でパージした。[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(111mg、170μmol)を添加し、混合物を窒素で再度パージした。反応混合物を、0〜400Wの範囲の電気出力を備えるシングルモードマイクロ波(Biotage(登録商標)Initiator EXP 60)を使用して80℃で30分間加熱した。反応混合物を、EtOAcで希釈し、有機相をNaHCOの飽和水溶液及び塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空内で蒸発させた。粗混合物を分取LC(定形SiOH、30μm、25g Interchim(登録商標)、乾燥充填材(SiOH)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10〜30:70)により精製して、ベージュ色の発泡体として中間体E3を得た(227mg、54%)。
中間体E4
2−[シス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]酢酸
Figure 2021514347

水酸化リチウム一水和物(52.7mg、1.26mmol)を、THF(3.6mL)及びHO(1.2mL)中の中間体E3(225mg、407μmol)の溶液に添加した。反応混合物をrtで60時間攪拌した。KHSOの10%水溶液をpH3まで加え、混合物をEtOAcで希釈した。層を分離し、有機相を塩水及び水で洗浄し(2回)、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、黄色固体として中間体E4を得た(221mg、93%)。
化合物46
2−[シス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]アセトアミド
Figure 2021514347

スクリューキャップバイアル中で、DMF(1.8mL)中の中間体E4(110mg、188μmol、純度92%)とDIPEA(97.1μL、564μmol)との混合物にHATU(107mg、282μmol)を添加した。反応混合物をrtで10分間にわたり攪拌した。アンモニア(HO中30%、356μL、5.64mmol)を添加し、反応混合物をrtで20時間にわたり攪拌した。反応混合物を水、塩水、及びEtOAcで希釈した。層を分離し、有機相を塩水で洗浄し(3回)、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物をフラッシュクロマトグラフィー(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 50:50〜0:100)により精製した。残渣(61mg)をEtOで希釈し、溶液を超音波処理した。沈殿物が形成された。懸濁液を60℃の高真空下で16時間にわたり濃縮乾固させ、乾燥させて、白色固体として化合物46を得た(58mg、57%)。
化合物47
N−メチル−2−[トランス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]アセトアミド
Figure 2021514347

スクリューキャップバイアル中で、DMF(1.1mL)中の中間体E2(70.0mg、117μmol)とDIPEA(70.5μL、409μmol)との混合物にHATU(66.7mg、175μmol)を添加した。反応混合物をrtで10分間にわたり攪拌した。メチルアミン(THF中2.0M、409μL、818μmol)を添加し、反応混合物をrtで20時間にわたり攪拌した。反応混合物を水、塩水、及びEtOAcで希釈した。層を分離し、有機相を塩水で洗浄し(3回)、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物をフラッシュクロマトグラフィー(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 50:50〜0:100)により精製した。EtOを残渣(37mg)に添加した。混合物を超音波処理した。沈殿物が形成され、懸濁液を濃縮乾固させた。生成物を60℃の高真空下で16時間にわたり乾燥させて、白色固体として化合物47を得た(36mg、56%)。
化合物48
N−メチル−2−[シス−3−(4−{7−シクロプロピル−5−[(1R)−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)シクロブチル]アセトアミド
Figure 2021514347

化合物48を、化合物47の合成に関して報告された手順に従って中間体E4から合成した。粗混合物をフラッシュクロマトグラフィー(不定形SiOH、15〜40μm、12g GraceResolv(商標)、液体注入(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 50:50〜0:100)により精製した。EtOを残渣(80mg)に添加し、超音波処理した。沈殿物が形成された。懸濁液を60℃の高真空下で16時間にわたり濃縮乾固させ、乾燥させて、白色固体として化合物48を得た(75mg、72%)。
C.化合物の同定
H−NMR
H NMRスペクトルを、内部重水素ロックを使用し、z勾配を有する逆二重共鳴(H、13C、SEI)プローブヘッドを備え、プロトンに関して400MHz及び炭素に関して100MHzで作動するBruker Avance DRX 400分光計、並びにz勾配を有するBruker 5mm BBFOプローブヘッドを備え、プロトンに関して500MHz及び炭素に関して125MHzで作動するBruker Avance 500MHz分光計で記録した。
NMRスペクトルは、特に明記しない限り、周囲温度で記録された。
データを以下の通りに報告する。内部標準、積分、多重度(s=一重項、d=二重項、t=三重項、q=四重項、quin=五重項、sex=六重項、m=多重項、b=ブロード又はこれらの組合せ)として使用されたTMS(δ=0ppm)に対する百万分率(ppm)単位の化学シフト、ヘルツ(Hz)単位のカップリング定数J。
化合物1
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.06(t,J=8.2Hz,1H),7.32(d,J=7.3Hz,1H),7.05−7.25(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),4.67(t,J=5.7Hz,1H),3.81(br dd,J=13.4,4.3Hz,1H),3.42−3.54(m,2H),3.34−3.41(m,1H),2.83−3.05(m,2H),2.71(br d,J=16.4Hz,1H),1.88−1.93(m,1H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.22−1.44(m,5H),0.98(t,J=6.9Hz,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.06(t,J=8.2Hz,1H),7.05−7.25(m,7H),6.85(s,1H),4.96(q,J=6.9Hz,1H),4.67(t,J=5.7Hz,1H),4.55(br d,J=12.0Hz,1H),3.42−3.54(m,1H),3.34−3.41(m,1H),3.23−3.30(m,1H),2.83−3.05(m,3H),1.88−1.93(m,1H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.22−1.44(m,5H),0.98(t,J=6.9Hz,2H).
化合物2
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 11.13(br s,1H),8.11(br t,J=7.4Hz,1H),7.06−7.36(m,7H),6.90(s,1H),5.88(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.81(br d,J=10.1Hz,1H),3.47(br t,J=11.8Hz,1H),2.82−3.07(m,2H),2.72(br d,J=16.4Hz,1H),1.63(br t,J=6.9Hz,2H),1.53(br d,J=6.3Hz,3H),1.21−1.39(m,4H),1.11−1.20(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 11.13(br s,1H),8.11(br t,J=7.4Hz,1H),7.06−7.36(m,7H),6.87(s,1H),5.88(s,1H),4.96(q,J=6.3Hz,1H),4.56(br d,J=11.3Hz,1H),3.19−3.28(m,1H),2.82−3.07(m,3H),1.63(br t,J=6.9Hz,2H),1.55(br d,J=6.6Hz,3H),1.21−1.39(m,4H),1.11−1.20(m,2H).
化合物3
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.12(t,J=7.9Hz,1H),7.32(d,J=7.3Hz,1H),7.10−7.29(m,6H),6.91(s,1H),5.59(q,J=6.4Hz,1H),3.81(br dd,J=13.6,3.8Hz,1H),3.41−3.51(m,1H),2.87−3.05(m,2H),2.80−2.86(m,1H),2.71(br d,J=16.1Hz,1H),2.17−2.23(m,1H),1.71(dt,J=9.3,5.4Hz,1H),1.58−1.65(m,1H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.38(m,2H),1.24−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.12(t,J=7.9Hz,1H),7.10−7.29(m,6H),7.07(d,J=7.6Hz,1H),6.87(s,1H),4.96(q,J=6.8Hz,1H),4.52−4.59(m,1H),3.23−3.30(m,1H),2.87−3.05(m,3H),2.80−2.86(m,1H),2.17−2.23(m,1H),1.71(dt,J=9.3,5.4Hz,1H),1.58−1.65(m,1H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.38(m,2H),1.24−1.31(m,2H).
化合物4
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.13(br s,1H),7.05−7.38(m,7H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.4Hz,1H),3.81(br dd,J=12.6,3.5Hz,1H),3.40−3.52(m,2H),2.85−3.08(m,2H),2.68−2.76(m,1H),2.57−2.65(m,1H),1.78(br s,2H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.22−1.40(m,4H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.13(br s,1H),7.05−7.38(m,7H),6.86(s,1H),4.96(q,J=6.7Hz,1H),4.56(br d,J=13.1Hz,1H),3.40−3.52(m,2H),2.85−3.08(m,3H),2.57−2.65(m,1H),1.78(br s,2H),1.55(br d,J=6.6Hz,3H),1.22−1.40(m,4H).
化合物5
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.28(br s,1H),8.12(t,J=8.1Hz,1H),7.04−7.35(m,7H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),4.34(br t,J=5.1Hz,1H),3.81(br dd,J=13.4,4.6Hz,1H),2.82−3.08(m,2H),2.71(br d,J=16.2Hz,1H),2.56−2.64(m,1H),2.25−2.34(m,1H),1.66(t,J=7.3Hz,2H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.22−1.40(m,4H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.28(br s,1H),8.12(t,J=8.1Hz,1H),7.04−7.35(m,7H),6.87(s,1H),4.96(q,J=6.9Hz,1H),4.51−4.60(m,1H),3.22−3.29(m,1H),2.82−3.08(m,3H),2.56−2.64(m,1H),2.25−2.34(m,1H),1.66(t,J=7.3Hz,2H),1.55(br d,J=7.1Hz,3H),1.22−1.40(m,4H).
化合物7
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.09(t,J=8.1Hz,1H),7.61(br s,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.05−7.26(m,6H),6.95(br s,1H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.9Hz,1H),3.81(br dd,J=13.4,3.8Hz,1H),3.41−3.52(m,1H),2.82−3.07(m,2H),2.72(br d,J=16.2Hz,1H),2.29−2.35(m,1H),1.90−1.98(m,1H),1.52(d,J=7.1Hz,3H),1.23−1.44(m,6H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.09(t,J=8.1Hz,1H),7.61(br s,1H),7.05−7.26(m,7H),6.95(br s,1H),6.85(s,1H),4.96(q,J=6.6Hz,1H),4.52−4.60(m,1H),3.22−3.29(m,1H),2.82−3.07(m,3H),2.29−2.35(m,1H),1.90−1.98(m,1H),1.55(d,J=7.1Hz,3H),1.23−1.44(m,6H).
化合物8
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.19(br t,J=7.9Hz,1H),7.74(br s,1H),7.45(br d,J=8.2Hz,1H),7.41(br d,J=12.0Hz,1H),7.32(br d,J=7.3Hz,1H),7.06−7.27(m,4H),6.98(br s,1H),6.93(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.82(dd,J=13.4,3.9Hz,1H),3.42−3.54(m,1H),2.83−3.07(m,2H),2.72(br d,J=16.1Hz,1H),2.56−2.66(m,1H),1.90−1.97(m,1H),1.73−1.85(m,1H),1.53(br d,J=6.9Hz,3H),1.26−1.40(m,4H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.19(br t,J=7.9Hz,1H),7.74(br s,1H),7.45(br d,J=8.2Hz,1H),7.41(br d,J=12.0Hz,1H),7.06−7.27(m,5H),6.98(br s,1H),6.89(s,1H),4.98(q,J=6.6Hz,1H),4.56(br dd,J=12.3,3.8Hz,1H),3.23−3.31(m,1H),2.83−3.07(m,2H),2.56−2.66(m,2H),1.90−1.97(m,1H),1.73−1.85(m,1H),1.56(br d,J=6.6Hz,3H),1.26−1.40(m,4H).
化合物9
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.17(br t,J=7.6Hz,1H),7.60(br s,1H),7.22−7.33(m,3H),6.98−7.20(m,5H),6.85(s,1H),5.53(q,J=6.6Hz,1H),3.75(br d,J=9.8Hz,1H),3.40(br t,J=11.2Hz,1H),2.76−3.01(m,2H),2.65(br d,J=16.1Hz,1H),2.23−2.29(m,1H),2.06(dt,J=20.8,7.3Hz,1H),1.61−1.72(m,1H),1.46(br d,J=6.6Hz,3H),1.26−1.34(m,2H),1.14−1.25(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.17(br t,J=7.6Hz,1H),7.60(br s,1H),7.22−7.33(m,2H),6.98−7.20(m,6H),6.81(s,1H),4.91(q,J=6.3Hz,1H),4.49(br d,J=10.4Hz,1H),3.15−3.22(m,1H),2.76−3.01(m,3H),2.23−2.29(m,1H),2.06(dt,J=20.8,7.3Hz,1H),1.61−1.72(m,1H),1.49(br d,J=6.9Hz,3H),1.26−1.34(m,2H),1.14−1.25(m,2H).
化合物10
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.09(br t,J=8.0Hz,1H),7.63(br s,1H),7.38(d,J=5.4Hz,1H),7.15−7.21(m,2H),7.08−7.12(m,1H),7.02(d,J=5.0Hz,1H),6.97(br s,1H),6.89(s,1H),5.54(q,J=6.8Hz,1H),3.92(br dd,J=13.7,5.2Hz,1H),3.37−3.46(m,1H),2.91−3.00(m,2H),2.72−2.77(m,1H),2.29−2.35(m,1H),1.91−1.97(m,1H),1.46(d,J=6.9Hz,3H),1.40(br dt,J=9.4,4.6Hz,1H),1.25−1.38(m,5H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.08(br t,J=8.0Hz,1H),7.63(br s,1H),7.29(d,J=5.0Hz,1H),7.15−7.21(m,2H),7.08−7.12(m,1H),6.97(br s,1H),6.87(s,1H),6.79(d,J=5.4Hz,1H),4.90(q,J=6.2Hz,1H),4.71(br dd,J=13.2,5.0Hz,1H),3.18−3.25(m,1H),2.91−3.00(m,3H),2.29−2.35(m,1H),1.91−1.97(m,1H),1.50(d,J=6.6Hz,3H),1.40(br dt,J=9.4,4.6Hz,1H),1.25−1.38(m,5H).
化合物11
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.09(br t,J=8.0Hz,1H),7.63(br s,1H),7.14−7.22(m,2H),7.10(d,J=3.5Hz,1H),6.97(br s,1H),6.89(s,1H),6.68(d,J=1.6Hz,1H),5.38(q,J=6.4Hz,1H),3.91(br dd,J=13.7,4.9Hz,1H),3.39−3.49(m,1H),2.92−3.00(m,1H),2.72−2.92(m,1H),2.59(br dd,J=15.9,1.7Hz,1H),2.30−2.35(m,1H),1.91−1.97(m,1H),1.43(d,J=6.9Hz,3H),1.23−1.41(m,6H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.08(br t,J=7.9Hz,1H),7.63(br s,1H),7.14−7.22(m,2H),7.10(d,J=3.5Hz,1H),6.97(br s,1H),6.88(s,1H),6.43(d,J=1.6Hz,1H),4.76(q,J=4.8Hz,1H),4.65−4.71(m,1H),3.20−3.28(m,1H),2.92−3.00(m,1H),2.72−2.92(m,2H),2.30−2.35(m,1H),1.91−1.97(m,1H),1.47(d,J=6.6Hz,3H),1.23−1.41(m,6H).
化合物12
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.04−8.13(m,2H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.05−7.26(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.81(ddd,J=13.6,5.1,1.3Hz,1H),3.41−3.52(m,1H),2.85−3.06(m,2H),2.65−2.76(m,1H),2.63(d,J=4.6Hz,3H),2.30−2.38(m,1H),1.88−1.96(m,1H),1.52(d,J=7.1Hz,3H),1.42(dt,J=9.1,4.6Hz,1H),1.19−1.39(m,5H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.04−8.13(m,2H),7.05−7.26(m,7H),6.86(s,1H),4.96(q,J=6.6Hz,1H),4.51−4.59(m,1H),3.22−3.29(m,1H),2.85−3.06(m,3H),2.63(d,J=4.6Hz,3H),2.30−2.38(m,1H),1.88−1.96(m,1H),1.54(d,J=7.1Hz,3H),1.42(dt,J=9.1,4.6Hz,1H),1.19−1.39(m,5H).
化合物13
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.08(t,J=8.0Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.05−7.26(m,6H),6.97(br s,1H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.5Hz,1H),3.82(br dd,J=13.6,3.8Hz,1H),3.42−3.51(m,1H),2.83−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.1Hz,1H),2.42(br s,1H),1.88(br s,1H),1.52(d,J=6.9Hz,3H),1.47(dt,J=9.2,4.7Hz,1H),1.32−1.42(m,3H),1.23−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.08(t,J=8.0Hz,1H),7.05−7.26(m,7H),6.97(br s,1H),6.85(s,1H),4.96(q,J=6.6Hz,1H),4.52−4.59(m,1H),3.42−3.51(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.42(br s,1H),1.88(br s,1H),1.55(d,J=6.9Hz,3H),1.47(dt,J=9.2,4.7Hz,1H),1.32−1.42(m,3H),1.23−1.31(m,2H).
化合物14
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.14(br t,J=5.1Hz,1H),8.09(br t,J=8.1Hz,1H),7.32(br d,J=7.1Hz,1H),7.05−7.26(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.2Hz,1H),3.81(br dd,J=13.9,4.3Hz,1H),3.41−3.52(m,1H),3.07−3.16(m,2H),2.82−3.07(m,2H),2.71(br d,J=15.7Hz,1H),2.29−2.37(m,1H),1.88−1.97(m,1H),1.52(d,J=7.1Hz,3H),1.41(dt,J=8.8,4.7Hz,1H),1.22−1.38(m,5H),1.03(t,J=7.3Hz,3H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.14(br t,J=5.1Hz,1H),8.09(br t,J=8.1Hz,1H),7.05−7.26(m,7H),6.86(s,1H),4.96(q,J=7.1Hz,1H),4.55(d,J=12.1Hz,1H),3.21−3.30(m,1H),3.07−3.16(m,2H),2.82−3.07(m,3H),2.29−2.37(m,1H),1.88−1.97(m,1H),1.55(d,J=7.1Hz,3H),1.41(dt,J=8.8,4.7Hz,1H),1.22−1.38(m,5H),1.03(t,J=7.3Hz,3H).
化合物15
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.14(br t,J=5.1Hz,1H),8.09(br t,J=7.8Hz,1H),7.32(br d,J=7.1Hz,1H),7.04−7.26(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=7.1Hz,1H),3.81(br dd,J=13.1,3.0Hz,1H),3.42−3.52(m,1H),2.82−3.14(m,4H),2.71(br d,J=16.7Hz,1H),2.29−2.38(m,1H),1.92−2.01(m,1H),1.48−1.58(m,3H),1.38−1.47(m,3H),1.23−1.38(m,5H),0.86(t,J=7.3Hz,3H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.14(br t,J=5.1Hz,1H),8.09(br t,J=7.8Hz,1H),7.04−7.26(m,7H),6.86(s,1H),4.96(q,J=6.1Hz,1H),4.55(br d,J=11.6Hz,1H),3.22−3.30(m,1H),2.82−3.14(m,5H),2.29−2.38(m,1H),1.92−2.01(m,1H),1.48−1.58(m,3H),1.38−1.47(m,3H),1.23−1.38(m,5H),0.86(t,J=7.3Hz,3H).
化合物16
多数の回転異性体(70%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.31(br s,1H),8.09(br t,J=7.7Hz,1H),7.32(br d,J=7.3Hz,1H),7.13−7.26(m,5H),7.05−7.13(m,1H),6.89(s,1H),5.75−5.89(m,1H),5.54−5.65(m,1H),5.16(br d,J=17.0Hz,1H),5.07(br d,J=10.4Hz,1H),3.70−3.85(m,3H),3.43−3.52(m,1H),2.83−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.7Hz,1H),2.36(s,1H),2.00−2.05(m,1H),1.53(d,J=6.6Hz,3H),1.41−1.47(m,1H),1.23−1.39(m,5H).
少数の回転異性体(30%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.31(br s,1H),8.09(br t,J=7.7Hz,1H),7.13−7.26(m,5H),7.05−7.13(m,2H),6.85(s,1H),5.75−5.89(m,1H),5.16(br d,J=17.0Hz,1H),5.07(br d,J=10.4Hz,1H),4.94−5.00(m,1H),4.55(br d,J=10.7Hz,1H),3.70−3.85(m,2H),3.43−3.52(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.36(s,1H),2.00−2.05(m,1H),1.55(d,J=6.9Hz,3H),1.41−1.47(m,1H),1.23−1.39(m,5H).
化合物17
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.64(br t,J=5.1Hz,1H),8.09(br t,J=8.1Hz,1H),7.32(br d,J=7.6Hz,1H),7.04−7.26(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.88−3.96(m,2H),3.81(br dd,J=13.6,3.5Hz,1H),3.42−3.51(m,1H),3.13(t,J=2.3Hz,1H),2.82−3.06(m,2H),2.71(br d,J=16.2Hz,1H),2.34−2.41(m,1H),1.96−2.03(m,1H),1.52(d,J=7.1Hz,3H),1.44(dt,J=9.1,4.6Hz,1H),1.31−1.41(m,3H),1.22−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.64(br t,J=5.1Hz,1H),8.09(br t,J=8.1Hz,1H),7.04−7.26(m,7H),6.86(s,1H),4.96(q,J=6.4Hz,1H),4.55(br d,J=12.1Hz,1H),3.88−3.96(m,2H),3.21−3.30(m,1H),3.13(t,J=2.3Hz,1H),2.82−3.06(m,3H),2.34−2.41(m,1H),1.96−2.03(m,1H),1.52(d,J=7.1Hz,3H),1.44(dt,J=9.1,4.6Hz,1H),1.31−1.41(m,3H),1.22−1.31(m,2H).
化合物18
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.56(br t,J=5.3Hz,1H),8.10(br t,J=7.8Hz,1H),7.32(br d,J=7.6Hz,1H),7.04−7.26(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.81(br dd,J=14.1,4.0Hz,1H),3.42−3.52(m,1H),3.28−3.41(m,2H H2Oピークにより部分的に不明瞭),2.82−3.07(m,2H),2.68−2.76(m,1H),2.67(br t,J=6.6Hz,2H),2.34−2.41(m,1H),1.96−2.04(m,1H),1.49−1.58(m,3H),1.45(dt,J=9.1,4.6Hz,1H),1.31−1.41(m,3H),1.23−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.56(br t,J=5.3Hz,1H),8.10(br t,J=7.8Hz,1H),7.04−7.26(m,7H),6.86(s,1H),4.96(q,J=6.6Hz,1H),4.55(br d,J=11.6Hz,1H),3.28−3.41(m,2H H2Oピークにより部分的に不明瞭),3.21−3.30(m,1H),2.82−3.07(m,3H),2.67(br t,J=6.6Hz,2H),2.34−2.41(m,1H),1.96−2.04(m,1H),1.49−1.58(m,3H),1.45(dt,J=9.1,4.6Hz,1H),1.31−1.41(m,3H),1.23−1.31(m,2H).
化合物19
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.94(br d,J=6.9Hz,1H),8.10(br t,J=8.0Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.05−7.26(m,6H),6.90(s,1H),5.60(q,J=6.6Hz,1H),4.85(sxt,J=6.9Hz,1H),4.68−4.77(m,2H),4.43(t,J=6.1Hz,2H),3.82(br dd,J=13.9,4.1Hz,1H),3.43−3.52(m,1H),2.83−3.06(m,2H),2.72(br d,J=15.8Hz,1H),2.33−2.39(m,1H),1.93−2.01(m,1H),1.53(d,J=6.6Hz,3H),1.44(dt,J=9.0,4.7Hz,1H),1.32−1.41(m,3H),1.24−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.94(br d,J=6.9Hz,1H),8.10(br t,J=8.0Hz,1H),7.05−7.26(m,7H),6.86(s,1H),4.97(q,J=6.5Hz,1H),4.85(sxt,J=6.9Hz,1H),4.68−4.77(m,2H),4.56(br d,J=12.6Hz,1H),4.43(t,J=6.1Hz,2H),3.23−3.31(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.33−2.39(m,1H),1.93−2.01(m,1H),1.55(br d,J=6.6Hz,3H),1.44(dt,J=9.0,4.7Hz,1H),1.32−1.41(m,3H),1.24−1.31(m,2H).
化合物20
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6,77°C)δ ppm 8.01−8.17(m,2H),7.00−7.33(m,7H),6.76−6.87(m,1H),5.60(br d,J=2.8Hz,1H),3.85(br dd ,J=8.8,2.2Hz,1H),3.44−3.55(m,1H),2.87−2.97(m,2H),2.70−2.79(m,1H),2.33(br d,J=3.5Hz,1H),1.89(br s,1H),1.53(br d,J=5.0Hz,3H),1.17−1.45(m,9H),0.65(br s,2H),0.51(br s,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6,77°C)δ ppm 8.01−8.17(m,2H),7.00−7.33(m,7H),6.76−6.87(m,1H),4.98−5.10(m,1H),4.48−4.61(m,1H),3.24−3.36(m,1H),2.87−2.97(m,3H),2.33(br d,J=3.5Hz,1H),1.89(br s,1H),1.53(br d,J=5.0Hz,3H),1.17−1.45(m,9H),0.65(br s,2H),0.51(br s,2H).
化合物21
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.17(br t,J=4.9Hz,1H),8.09(br t,J=7.7Hz,1H),7.32(br d,J=7.3Hz,1H),7.05−7.26(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),4.68(br t,J=5.0Hz,1H),3.82(br dd,J=12.9,3.8Hz,1H),3.45−3.51(m,1H),3.42(q,J=5.4Hz,2H),3.17(q,J=5.5Hz,2H),2.90−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.4Hz,1H),2.32−2.38(m,1H),2.00−2.06(m,1H),1.53(br d,J=6.6Hz,3H),1.42(dt,J=8.7,4.5Hz,1H),1.24−1.39(m,5H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.17(br t,J=4.9Hz,1H),8.09(br t,J=7.7Hz,1H),7.05−7.26(m,7H),6.85(s,1H),4.97(q,J=6.6Hz,1H),4.68(br t,J=5.0Hz,1H),4.55(br d,J=14.8Hz,1H),3.42(q,J=5.4Hz,2H),3.24−3.29(m,1H),3.17(q,J=5.5Hz,2H),2.90−3.06(m,2H),2.83−2.90(m,1H),2.32−2.38(m,1H),2.00−2.06(m,1H),1.55(br d,J=6.9Hz,3H),1.42(dt,J=8.7,4.5Hz,1H),1.24−1.39(m,5H).
化合物22
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(br t,J=7.8Hz,1H),7.32(br d,J=7.1Hz,1H),7.06−7.28(m,6H),6.90(s,1H),5.59(q,J=7.1Hz,1H),3.77−3.86(m,1H),3.42−3.53(m,1H),3.12(s,3H),2.90−3.06(m,2H),2.87(s,3H),2.71(br d,J=16.7Hz,1H),2.39(t,J=6.6Hz,2H),1.52(br d,J=7.1Hz,3H),1.41−1.49(m,1H),1.20−1.39(m,5H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(br t,J=7.8Hz,1H),7.06−7.28(m,7H),6.86(s,1H),4.96(q,J=6.6Hz,1H),4.51−4.60(m,1H),3.20−3.30(m,1H),3.12(s,3H),2.90−3.06(m,2H),2.83−2.90(m,1H),2.87(s,3H),2.39(t,J=6.6Hz,2H),1.55(br d,J=7.1Hz,3H),1.41−1.49(m,1H),1.20−1.39(m,5H).
化合物23
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(t,J=8.3Hz,1H),7.32(d,J=7.1Hz,1H),7.05−7.27(m,6H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.81(br dd,J=13.6,4.0Hz,1H),3.59−3.68(m,1H),3.42−3.55(m,2H),3.28−3.34(m,2H H2Oピークにより部分的に不明瞭),2.86−3.06(m,2H),2.71(br d,J=16.7Hz,1H),2.36−2.43(m,1H),2.21(dt,J=8.5,4.6Hz,1H),1.84−1.93(m,2H),1.74−1.83(m,2H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.43−1.49(m,1H),1.21−1.39(m,5H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(t,J=8.3Hz,1H),7.05−7.27(m,7H),6.86(s,1H),4.96(q,J=6.4Hz,1H),4.55(br d,J=12.1Hz,1H),3.59−3.68(m,1H),3.42−3.55(m,1H),3.28−3.34(m,2H H2Oピークにより部分的に不明瞭),3.22−3.29(m,1H),2.86−3.06(m,3H),2.36−2.43(m,1H),2.21(dt,J=8.5,4.6Hz,1H),1.84−1.93(m,2H),1.74−1.83(m,2H),1.55(br d,J=6.6Hz,3H),1.43−1.49(m,1H),1.21−1.39(m,5H).
化合物24
多数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.06(s,1H),8.12(t,J=8.0Hz,1H),7.32(d,J=7.3Hz,1H),7.10−7.29(m,6H),6.91(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.81(br dd,J=13.9,4.4Hz,1H),3.43−3.51(m,1H),3.29(s,3H),2.83−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.1Hz,1H),2.53−2.59(m,1H),2.11−2.18(m,1H),1.56−1.62(m,2H),1.52(d,J=6.9Hz,3H),1.32−1.38(m,2H),1.22−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.06(s,1H),8.12(t,J=8.0Hz,1H),7.10−7.29(m,6H),7.07(br d,J=7.1Hz,1H),6.87(s,1H),4.96(q,J=6.6Hz,1H),4.55(br dd,J=12.3,3.8Hz,1H),3.29(s,3H),3.24−3.28(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.53−2.59(m,1H),2.11−2.18(m,1H),1.56−1.62(m,2H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.38(m,2H),1.22−1.31(m,2H).
化合物25
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 11.96(s,1H),8.12(t,J=7.8Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.05−7.29(m,6H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.81(br dd,J=12.6,4.0Hz,1H),3.43−3.51(m,1H),3.40(q,J=7.1Hz,2H),2.82−3.06(m,2H),2.71(br d,J=16.2Hz,1H),2.53−2.58(m,1H DMSOピークにより部分的に不明瞭),2.12−2.19(m,1H),1.50−1.63(m,2H),1.52(d,J=7.1Hz,3H),1.25−1.39(m,4H),1.23(t,J=7.3Hz,3H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 11.96(s,1H),8.12(t,J=7.8Hz,1H),7.05−7.29(m,7H),6.87(s,1H),4.96(q,J=7.1Hz,1H),4.51−4.59(m,1H),3.40(q,J=7.1Hz,2H),3.22−3.30(m,1H),2.82−3.06(m,3H),2.53−2.58(m,1H DMSOピークにより部分的に不明瞭),2.12−2.19(m,1H),1.50−1.63(m,2H),1.55(br d,J=7.1Hz,3H),1.25−1.39(m,4H),1.23(t,J=7.3Hz,3H).
化合物26
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.01(s,1H),8.11(t,J=8.1Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.05−7.28(m,6H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.7Hz,1H),3.81(br dd,J=13.9,3.8Hz,1H),3.42−3.51(m,1H),3.33(s,1H),2.83−3.06(m,2H),2.71(br d,J=16.7Hz,1H),2.53−2.57(m,1H DMSOピークにより部分的に不明瞭),2.06−2.18(m,2H),1.50−1.63(m,2H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.21−1.39(m,5H),1.03(d,J=6.6Hz,6H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.01(s,1H),8.11(t,J=8.1Hz,1H),7.05−7.28(m,7H),6.87(s,1H),4.96(q,J=6.2Hz,1H),4.52−4.59(m,1H),3.33(s,1H),3.22−3.30(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.53−2.57(m,1H DMSOピークにより部分的に不明瞭),2.06−2.18(m,2H),1.50−1.63(m,2H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.21−1.39(m,5H),1.03(d,J=6.6Hz,6H).
化合物27
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.02(s,1H),8.12(br t,J=8.1Hz,1H),7.04−7.34(m,7H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.2Hz,1H),3.77−3.84(m,1H),3.41−3.51(m,1H),2.85−3.06(m,3H),2.68−2.76(m,1H),2.11−2.18(m,1H),1.49−1.62(m,2H),1.52(d,J=7.1Hz,3H),1.21−1.39(m,5H),1.05−1.13(m,4H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.02(s,1H),8.12(br t,J=8.1Hz,1H),7.04−7.34(m,7H),6.87(s,1H),4.96(q,J=6.7Hz,1H),4.51−4.59(m,1H),3.22−3.31(m,1H),2.85−3.06(m,4H),2.11−2.18(m,1H),1.49−1.62(m,2H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.21−1.39(m,5H),1.05−1.13(m,4H).
化合物28
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.07(s,1H),8.12(t,J=8.1Hz,1H),7.38(d,J=5.6Hz,1H),7.26(br d,J=12.6Hz,1H),7.20(d,J=9.1Hz,1H),7.09−7.13(m,1H),7.02(d,J=5.6Hz,1H),6.90(s,1H),5.53(q,J=6.6Hz,1H),3.92(br dd,J=13.9,4.8Hz,1H),3.36−3.46(m,1H),3.28(s,3H),2.82−3.01(m,2H),2.74(br dd,J=15.9,2.8Hz,1H),2.53−2.59(m,1H DMSOピークにより部分的に不明瞭),2.10−2.18(m,1H),1.53−1.62(m,2H),1.46(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.39(m,2H),1.21−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.07(s,1H),8.11(t,J=8.1Hz,1H),7.29(d,J=5.6Hz,1H),7.26(br d,J=12.6Hz,1H),7.20(d,J=9.1Hz,1H),7.09−7.13(m,1H),6.88(s,1H),6.79(d,J=5.1Hz,1H),4.89(q,J=6.1Hz,1H),4.71(br dd,J=12.6,4.5Hz,1H),3.28(s,3H),3.15−3.26(m,1H),2.82−3.01(m,3H),2.53−2.59(m,1H DMSOピークにより部分的に不明瞭),2.10−2.18(m,1H),1.53−1.62(m,2H),1.50(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.39(m,2H),1.21−1.31(m,2H).
化合物29
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(t,J=8.1Hz,1H),7.32(d,J=7.1Hz,1H),7.05−7.25(m,6H),6.94(s,1H),6.88(s,1H),5.59(q,J=7.1Hz,1H),3.82(br dd,J=13.1,4.5Hz,1H),3.41−3.48(m,1H H2Oピークにより部分的に不明瞭),2.85−3.06(m,2H),2.71(br d,J=17.7Hz,1H),2.26−2.32(m,1H),1.85−1.92(m,1H),1.52(d,J=7.1Hz,3H),1.31−1.42(m,3H),1.19−1.30(m,3H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(t,J=8.1Hz,1H),7.05−7.25(m,7H),6.94(s,1H),6.84(s,1H),4.96(q,J=6.6Hz,1H),4.52−4.59(m,1H),3.22−3.32(m,1H),2.85−3.06(m,3H),2.26−2.32(m,1H),1.85−1.92(m,1H),1.54(br d,J=6.6Hz,3H),1.31−1.42(m,3H),1.19−1.30(m,3H).
化合物30
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(t,J=8.1Hz,1H),7.32(d,J=7.1Hz,1H),7.06−7.25(m,6H),6.89(s,1H),6.33(d,J=3.0Hz,1H),6.14(d,J=2.0Hz,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.81(br dd,J=12.6,5.1Hz,1H),3.41−3.51(m,1H),2.85−3.06(m,2H),2.71−2.79(m,1H),2.67−2.71(m,1H),2.37−2.44(m,1H),1.94−2.02(m,1H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.18−1.40(m,6H),0.53−0.59(m,2H),0.31−0.36(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(t,J=8.1Hz,1H),7.06−7.25(m,7H),6.85(s,1H),6.33(d,J=3.0Hz,1H),6.14(d,J=2.0Hz,1H),4.96(q,J=6.9Hz,1H),4.55(br d,J=10.5Hz,1H),3.22−3.31(m,1H),2.85−3.06(m,2H),2.71−2.79(m,2H),2.37−2.44(m,1H),1.94−2.02(m,1H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.18−1.40(m,6H),0.53−0.59(m,2H),0.31−0.36(m,2H).
化合物31
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.29(dd,J=6.6,3.2Hz,2H),7.98(t,J=8.0Hz,1H),7.61−7.71(m,4H),7.45(s,1H),7.34(d,J=7.6Hz,1H),7.08−7.27(m,6H),5.64(q,J=6.6Hz,1H),4.00(br dd,J=13.9,3.8Hz,1H),3.50−3.58(m,1H),3.03−3.11(m,1H),2.77(s,3H),2.73−2.77(m,1H),2.25(dt,J=8.8,4.7Hz,1H),1.74−1.80(m,1H),1.56(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.38(m,1H),1.10−1.15(m,1H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.26(dd,J=6.6,2.8Hz,2H),7.98(t,J=8.0Hz,1H),7.61−7.71(m,4H),7.41(s,1H),7.08−7.27(m,7H),5.14(q,J=6.6Hz,1H),4.60(br dd,J=12.9,4.1Hz,1H),3.50−3.58(m,1H),2.92−3.00(m,1H),2.85−2.91(m,1H),2.77(s,3H),2.25(dt,J=8.8,4.7Hz,1H),1.74−1.80(m,1H),1.61(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.38(m,1H),1.10−1.15(m,1H).
化合物32
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.29(dd,J=6.5,3.0Hz,2H),7.98(t,J=8.0Hz,1H),7.62−7.73(m,4H),7.45(s,1H),7.34(d,J=7.6Hz,1H),7.09−7.27(m,6H),5.64(q,J=6.8Hz,1H),4.00(br dd,J=13.9,3.8Hz,1H),3.50−3.58(m,1H),3.02−3.12(m,1H),2.79(s,3H),2.73−2.78(m,1H),2.23−2.29(m,1H),1.76−1.83(m,1H),1.56(d,J=6.9Hz,3H),1.33−1.40(m,1H),1.10−1.16(m,1H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.26(dd,J=6.6,2.8Hz,2H),7.98(t,J=8.0Hz,1H),7.62−7.73(m,4H),7.41(s,1H),7.09−7.27(m,7H),5.15(q,J=6.6Hz,1H),4.60(br dd,J=12.8,4.3Hz,1H),3.50−3.58(m,1H),2.85−3.12(m,2H),2.79(s,3H),2.23−2.29(m,1H),1.76−1.83(m,1H),1.61(d,J=6.9Hz,3H),1.33−1.40(m,1H),1.10−1.16(m,1H).
化合物33
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(t,J=8.1Hz,1H),7.62(br s,1H),7.32(br d,J=7.1Hz,1H),7.06−7.26(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.81(br dd,J=13.9,3.8Hz,1H),3.55(s,3H),3.41−3.51(m,1H),2.86−3.06(m,2H),2.71−2.80(m,1H),2.66−2.71(m,1H),1.99−2.09(m,1H),1.52(d,J=7.1Hz,3H),1.20−1.39(m,6H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(t,J=8.1Hz,1H),7.62(br s,1H),7.06−7.26(m,7H),6.85(s,1H),4.96(q,J=6.6Hz,1H),4.51−4.60(m,1H),3.55(s,3H),3.23−3.31(m,1H),2.86−3.06(m,3H),2.71−2.80(m,1H),1.99−2.09(m,1H),1.55(br d,J=7.1Hz,3H),1.20−1.39(m,6H).
化合物34
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.22(d,J=4.4Hz,1H),8.08(t,J=8.2Hz,1H),7.32(d,J=7.3Hz,1H),7.05−7.25(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.5Hz,1H),3.82(br dd,J=13.7,3.9Hz,1H),3.42−3.51(m,1H),2.83−3.05(m,3H),2.71(br d,J=16.1Hz,1H),1.97−2.03(m,1H),1.81(s,3H),1.52(d,J=6.9Hz,3H),1.31−1.39(m,2H),1.22−1.31(m,4H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.22(d,J=4.4Hz,1H),8.08(t,J=8.2Hz,1H),7.05−7.25(m,7H),6.86(s,1H),4.96(q,J=6.8Hz,1H),4.55(br dd,J=12.6,3.5Hz,1H),3.23−3.31(m,1H),2.83−3.05(m,4H),1.97−2.03(m,1H),1.81(s,3H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.31−1.39(m,2H),1.22−1.31(m,4H).
化合物35
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.45(d,J=4.0Hz,1H),8.07(t,J=8.3Hz,1H),7.32(d,J=7.1Hz,1H),7.05−7.26(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=7.1Hz,1H),3.81(br dd,J=13.9,3.8Hz,1H),3.41−3.51(m,1H),2.82−3.07(m,3H),2.71(br d,J=16.7Hz,1H),1.99−2.06(m,1H),1.52(d,J=7.1Hz,3H),1.46−1.51(m,1H),1.31−1.39(m,2H),1.21−1.31(m,4H),0.62−0.72(m,4H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.45(d,J=4.0Hz,1H),8.07(t,J=8.3Hz,1H),7.05−7.26(m,7H),6.85(s,1H),4.96(q,J=6.7Hz,1H),4.51−4.59(m,1H),3.21−3.31(m,1H),2.82−3.07(m,4H),1.99−2.06(m,1H),1.54(d,J=6.6Hz,3H),1.46−1.51(m,1H),1.31−1.39(m,2H),1.21−1.31(m,4H),0.62−0.72(m,4H).
化合物36
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.08(t,J=7.8Hz,1H),7.68(d,J=3.0Hz,1H),7.32(d,J=7.1Hz,1H),7.05−7.25(m,6H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.7Hz,1H),3.81(br dd,J=14.1,4.0Hz,1H),3.41−3.52(m,1H),2.85−3.07(m,2H),2.98(s,3H),2.75−2.81(m,1H),2.71(br d,J=16.2Hz,1H),2.19−2.26(m,1H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.24−1.39(m,6H).
少数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.08(t,J=7.8Hz,1H),7.68(d,J=3.0Hz,1H),7.05−7.25(m,7H),6.86(s,1H),4.96(q,J=7.1Hz,1H),4.55(br d,J=12.1Hz,1H),3.22−3.30(m,1H),2.85−3.07(m,3H),2.98(s,3H),2.75−2.81(m,1H),2.19−2.26(m,1H),1.55(d,J=7.1Hz,3H),1.24−1.39(m,6H).
化合物37
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(t,J=8.1Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.04−7.26(m,6H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),5.05(dd,J=7.6,2.5Hz,1H),3.81(br dd,J=13.6,4.0Hz,1H),3.41−3.52(m,1H),2.82−3.06(m,2H),2.71(br d,J=16.2Hz,1H),2.52−2.59(m,1H DMSOピークにより部分的に不明瞭),2.02−2.10(m,1H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.21−1.41(m,12H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.07(t,J=8.1Hz,1H),7.04−7.26(m,7H),6.85(s,1H),5.05(dd,J=7.6,2.5Hz,1H),4.96(q,J=6.6Hz,1H),4.55(br d,J=12.1Hz,1H),3.22−3.30(m,1H),2.82−3.06(m,3H),2.52−2.59(m,1H DMSOピークにより部分的に不明瞭),2.02−2.10(m,1H),1.55(d,J=7.1Hz,3H),1.21−1.41(m,12H).
化合物38
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.05(t,J=8.0Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.15−7.25(m,3H),6.99−7.14(m,3H),6.88(s,1H),5.78(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.81(br dd,J=13.7,3.6Hz,1H),3.43−3.51(m,2H),2.83−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.1Hz,1H),2.00−2.06(m,1H),1.52(d,J=6.9Hz,3H),1.23−1.38(m,4H),1.17−1.22(m,1H),1.08(q,J=6.3Hz,1H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.05(t,J=8.0Hz,1H),7.15−7.25(m,3H),6.99−7.14(m,4H),6.85(s,1H),5.79(s,1H),4.96(q,J=6.7Hz,1H),4.55(br d,J=12.3Hz,1H),3.43−3.51(m,1H),3.23−3.29(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.00−2.06(m,1H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.23−1.38(m,4H),1.17−1.22(m,1H),1.08(q,J=6.3Hz,1H).
化合物39
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.08(t,J=8.0Hz,1H),7.32(d,J=7.3Hz,1H),7.06−7.26(m,6H),6.89(s,1H),6.52−6.79(m,2H),5.59(q,J=6.5Hz,1H),4.06−4.11(m,1H),3.82(br dd,J=13.4,3.6Hz,1H),3.42−3.51(m,1H),2.83−3.06(m,2H),2.71(br d,J=16.4Hz,1H),2.22−2.28(m,1H),1.52(d,J=6.9Hz,3H),1.32−1.40(m,3H),1.24−1.32(m,3H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.08(t,J=8.0Hz,1H),7.06−7.26(m,7H),6.86(s,1H),6.70(br s,1H),6.61(br s,1H),4.96(q,J=6.8Hz,1H),4.55(br dd,J=12.6,3.5Hz,1H),4.06−4.11(m,1H),3.23−3.30(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.22−2.28(m,1H),1.55(d,J=6.9Hz,3H),1.32−1.40(m,3H),1.24−1.32(m,3H).
化合物40
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.08(t,J=8.0Hz,1H),7.32(d,J=7.3Hz,1H),7.06−7.25(m,7H),6.89(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),4.10(dt,J=6.3,3.5Hz,1H),3.82(br dd,J=13.6,3.8Hz,1H),3.42−3.50(m,1H),2.83−3.05(m,2H),2.71(br d,J=16.4Hz,1H),2.58(d,J=4.7Hz,3H),2.22−2.28(m,1H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.23−1.39(m,6H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.08(t,J=8.0Hz,1H),7.06−7.25(m,8H),6.86(s,1H),4.96(q,J=6.4Hz,1H),4.55(br dd,J=12.3,3.5Hz,1H),4.10(dt,J=6.3,3.5Hz,1H),3.24−3.31(m,1H),2.83−3.05(m,3H),2.58(d,J=4.7Hz,3H),2.22−2.28(m,1H),1.55(d,J=6.9Hz,3H),1.23−1.39(m,6H).
化合物41
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.12(t,J=8.2Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.06−7.30(m,6H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.4Hz,1H),4.61(t,J=5.4Hz,1H),3.82(br dd,J=13.7,3.9Hz,1H),3.63(quin,J=8.4Hz,1H),3.57(dd,J=6.8,5.5Hz,2H),3.43 − 3.51(m,1H),2.83−3.06(m,2H),2.72(br d,J=15.8Hz,1H),2.37−2.42(m,1H),2.19(dd,J=8.4,6.8Hz,4H),1.53(d,J=6.9Hz,3H),1.32−1.39(m,2H),1.25−1.32(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.12(t,J=8.2Hz,1H),7.06−7.30(m,7H),6.86(s,1H),4.97(q,J=6.9Hz,1H),4.61(t,J=5.4Hz,1H),4.55(br dd,J=13.1,3.0Hz,1H),3.63(quin,J=8.4Hz,1H),3.57(dd,J=6.8,5.5Hz,2H),3.24−3.31(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.37−2.42(m,1H),2.19(dd,J=8.4,6.8Hz,4H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.39(m,2H),1.25−1.32(m,2H).
化合物42
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.11(br t,J=8.0Hz,1H),7.32(br d,J=7.6Hz,1H),7.05−7.26(m,6H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),4.51(t,J=5.2Hz,1H),3.82(br dd,J=13.4,3.3Hz,1H),3.42−3.52(m,2H),3.40(t,J=5.2Hz,2H),2.83−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.1Hz,1H),2.31−2.45(m,3H),1.85−1.95(m,2H),1.53(br d,J=6.9Hz,3H),1.32−1.40(m,2H),1.21−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.11(br t,J=8.0Hz,1H),7.05−7.26(m,7H),6.86(s,1H),4.97(q,J=6.7Hz,1H),4.53−4.59(m,1H),4.51(t,J=5.2Hz,1H),3.42−3.52(m,1H),3.40(t,J=5.2Hz,2H),3.23−3.31(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.31−2.45(m,3H),1.85−1.95(m,2H),1.55(br d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.40(m,2H),1.21−1.31(m,2H).
化合物43
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.13(t,J=8.0Hz,1H),7.06−7.35(m,7H),6.90(s,1H),6.35−6.70(br s,2H),5.59(q,J=6.8Hz,1H),4.11(d,J=7.3Hz,2H),3.82(br dd,J=13.9,3.8Hz,1H),3.73(quin,J=8.6Hz,1H),3.43−3.52(m,1H),2.86−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.1Hz,1H),2.54−2.60(m,1H),2.24−2.32(m,2H),2.16−2.23(m,2H),1.53(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.39(m,2H),1.25−1.32(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.13(t,J=8.0Hz,1H),7.06−7.35(m,7H),6.86(s,1H),6.35−6.70(br s,2H),4.97(q,J=6.6Hz,1H),4.53−4.59(m,1H),4.11(d,J=7.3Hz,2H),3.73(quin,J=8.6Hz,1H),3.24−3.31(m,1H),2.86−3.06(m,3H),2.54−2.60(m,1H),2.24−2.32(m,2H),2.16−2.23(m,2H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.39(m,2H),1.25−1.32(m,2H).
化合物44
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.12(br t,J=8.0Hz,1H),7.32(br d,J=7.6Hz,1H),7.06−7.29(m,6H),6.90(s,1H),6.32−6.69(br s,2H),5.59(q,J=6.9Hz,1H),3.94(d,J=6.0Hz,2H),3.78−3.86(m,1H),3.41−3.51(m,2H),2.83−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.7Hz,1H),2.37−2.46(m,2H),1.91(q,J=10.2Hz,2H),1.53(br d,J=6.9Hz,3H),1.32−1.40(m,2H),1.19−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.12(br t,J=8.0Hz,1H),7.06−7.29(m,7H),6.86(s,1H),6.32−6.69(br s,2H),4.97(q,J=6.5Hz,1H),4.52−4.59(m,1H),3.94(d,J=6.0Hz,2H),3.41−3.51(m,1H),3.23−3.31(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.37−2.46(m,2H),1.91(q,J=10.2Hz,2H),1.55(br d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.40(m,2H),1.19−1.31(m,2H).
化合物45
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.12(t,J=7.9Hz,1H),7.07−7.34(m,8H),6.90(s,1H),6.76(br s,1H),5.59(q,J=6.7Hz,1H),3.79−3.85(m,1H),3.67(quin,J=8.4Hz,1H),3.43−3.51(m,1H),2.87−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.4Hz,1H),2.36(s,2H),2.25−2.33(m,2H),2.11−2.19(m,2H),1.53(d,J=6.9Hz,3H),1.32−1.40(m,2H),1.25−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.12(t,J=7.9Hz,1H),7.07−7.34(m,8H),6.86(s,1H),6.76(br s,1H),4.97(q,J=6.6Hz,1H),4.52−4.59(m,1H),3.67(quin,J=8.4Hz,1H),3.24−3.31(m,1H),2.87−3.06(m,3H),2.36(s,2H),2.25−2.33(m,2H),2.11−2.19(m,2H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.40(m,2H),1.25−1.31(m,2H).
化合物46
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.11(br t,J=7.9Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.05−7.27(m,7H),6.90(s,1H),6.72(br s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.81(br dd,J=13.4,3.6Hz,1H),3.38−3.52(m,2H),2.83−3.07(m,2H),2.72(br d,J=16.4Hz,1H),2.54−2.62(m,2H),2.21(d,J=6.9Hz,2H),1.83(q,J=10.2Hz,2H),1.52(d,J=6.9Hz,3H),1.32−1.39(m,2H),1.22−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.11(br t,J=7.9Hz,1H),7.05−7.27(m,8H),6.86(s,1H),6.72(br s,1H),4.97(q,J=6.8Hz,1H),4.52−4.60(m,1H),3.38−3.52(m,1H),3.23−3.30(m,1H),2.83−3.07(m,3H),2.54−2.62(m,2H),2.21(d,J=6.9Hz,2H),1.83(q,J=10.2Hz,2H),1.55(d,J=6.9Hz,3H),1.32−1.39(m,2H),1.22−1.31(m,2H).
化合物47
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.12(t,J=7.9Hz,1H),7.77(br d,J=4.1Hz,1H),7.32(d,J=7.3Hz,1H),7.06−7.30(m,6H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.7Hz,1H),3.82(br dd,J=13.4,3.6Hz,1H),3.67(quin,J=8.2Hz,1H),3.43−3.51(m,1H),2.82−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.4Hz,1H),2.59−2.63(m,1H),2.57(d,J=4.7Hz,3H),2.38(d,J=8.2Hz,2H),2.25−2.33(m,2H),2.10−2.17(m,2H),1.52(d,J=6.9Hz,3H),1.32−1.38(m,2H),1.25−1.32(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.12(t,J=7.9Hz,1H),7.77(br d,J=4.1Hz,1H),7.06−7.30(m,7H),6.86(s,1H),4.97(q,J=6.6Hz,1H),4.52−4.59(m,1H),3.67(quin,J=8.2Hz,1H),3.23−3.31(m,1H),2.82−3.06(m,3H),2.59−2.63(m,1H),2.57(d,J=4.7Hz,3H),2.38(d,J=8.2Hz,2H),2.25−2.33(m,2H),2.10−2.17(m,2H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.38(m,2H),1.25−1.32(m,2H).
化合物48
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.11(t,J=8.0Hz,1H),7.69(br d,J=3.8Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.05−7.26(m,6H),6.90(s,1H),5.59(q,J=6.5Hz,1H),3.81(br dd,J=13.9,4.1Hz,1H),3.39−3.51(m,2H),2.83−3.06(m,2H),2.72(br d,J=16.4Hz,1H),2.56(d,J=4.7Hz,3H),2.54−2.55(m,1H),2.43−2.48(m,2H),2.22(d,J=7.3Hz,2H),1.78−1.86(m,2H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.39(m,2H),1.25−1.31(m,2H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.11(t,J=8.0Hz,1H),7.69(br d,J=3.8Hz,1H),7.05−7.26(m,7H),6.86(s,1H),4.97(q,J=6.6Hz,1H),4.55(br dd,J=13.2,3.5Hz,1H),3.39−3.51(m,1H),3.23−3.31(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.56(d,J=4.7Hz,3H),2.54−2.55(m,1H),2.43−2.48(m,2H),2.22(d,J=7.3Hz,2H),1.78−1.86(m,2H),1.55(d,J=6.6Hz,3H),1.32−1.39(m,2H),1.25−1.31(m,2H).
化合物49
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 9.15(d,J=10.4Hz,1H),7.70(br s,1H),7.61(d,J=12.0Hz,1H),7.32(d,J=7.3Hz,1H),7.21−7.26(m,1H),7.15−7.21(m,3H),6.99(br s,1H),6.94(s,1H),5.59(q,J=6.9Hz,1H),3.80(br ddd,J=13.6,4.7,1.3Hz,1H),3.42−3.51(m,1H),2.83−3.05(m,2H),2.71(br d,J=16.1Hz,1H),2.54−2.57(m,1H),2.20−2.26(m,1H),1.52(d,J=6.6Hz,3H),1.39−1.47(m,2H),1.25−1.38(m,4H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 9.15(d,J=10.4Hz,1H),7.70(br s,1H),7.61(d,J=12.0Hz,1H),7.15−7.21(m,3H),7.10−7.15(m,1H),7.07(d,J=7.3Hz,1H),6.99(br s,1H),6.90(s,1H),4.95(q,J=6.1Hz,1H),4.55(br dd,J=12.9,3.2Hz,1H),3.23−3.30(m,1H),2.83−3.05(m,3H),2.54−2.57(m,1H),2.20−2.26(m,1H),1.55(br d,J=6.9Hz,3H),1.39−1.47(m,2H),1.25−1.38(m,4H).
化合物50
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.11(br s,1H),9.17(d,J=10.4Hz,1H),7.68(d,J=11.7Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.21−7.26(m,1H),7.15−7.21(m,3H),6.94(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.80(br dd,J=13.6,4.1Hz,1H),3.43−3.51(m,1H),3.27(s,3H),2.84−3.05(m,2H),2.74−2.79(m,1H),2.71(br d,J=16.4Hz,1H),2.40−2.46(m,1H),1.60−1.67(m,1H),1.56−1.60(m,1H),1.53(d,J=6.6Hz,3H),1.25−1.40(m,4H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.11(br s,1H),9.17(d,J=10.4Hz,1H),7.68(d,J=11.7Hz,1H),7.15−7.21(m,3H),7.10−7.15(m,1H),7.07(d,J=7.9Hz,1H),6.91(s,1H),4.95(q,J=6.6Hz,1H),4.55(br dd,J=11.8,4.3Hz,1H),3.27(s,3H),3.24−3.29(m,1H),2.84−3.05(m,3H),2.74−2.79(m,1H),2.40−2.46(m,1H),1.60−1.67(m,1H),1.56−1.60(m,1H),1.55(br d,J=7.3Hz,3H),1.25−1.40(m,4H).
化合物51
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.56(br t,J=8.8Hz,1H),7.71(br s,1H),7.59(br d,J=7.6Hz,1H),7.32(br d,J=7.6Hz,1H),7.10−7.26(m,4H),7.01(br s,1H),6.93(s,1H),5.59(q,J=6.8Hz,1H),3.80(br d,J=13.9Hz,1H),3.42−3.51(m,1H),2.83−3.06(m,2H),2.71(br d,J=16.7Hz,1H),2.17−2.23(m,1H),1.52(d,J=6.9Hz,3H),1.39−1.44(m,1H),1.32−1.39(m,3H),1.22−1.32(m,3H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 8.56(br t,J=8.8Hz,1H),7.71(br s,1H),7.59(br d,J=7.6Hz,1H),7.10−7.26(m,4H),7.05−7.09(d,J=7.6Hz,1H),7.01(br s,1H),6.90(s,1H),4.92−4.99(m,1H),4.55(br d,J=10.1Hz,1H),3.24−3.31(m,1H),2.83−3.06(m,3H),2.17−2.23(m,1H),1.55(br d,J=6.6Hz,3H),1.39−1.44(m,1H),1.32−1.39(m,3H),1.22−1.32(m,3H).
化合物52
多数の回転異性体(65%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.09(s,1H),8.57−8.63(m,1H),7.64(d,J=7.9Hz,1H),7.32(d,J=7.6Hz,1H),7.21−7.25(m,1H),7.14−7.21(m,3H),6.94(s,1H),5.59(q,J=6.6Hz,1H),3.80(br dd,J=13.2,4.7Hz,1H),3.43−3.50(m,1H),3.24(s,3H),2.84−3.06(m,2H),2.69−2.76(m,2H),1.53(d,J=6.9Hz,3H),1.50−1.59(m,3H),1.25−1.39(m,4H).
少数の回転異性体(35%)
H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 12.09(s,1H),8.57−8.63(m,1H),7.64(d,J=7.9Hz,1H),7.14−7.21(m,3H),7.10−7.14(m,1H),7.07(d,J=7.3Hz,1H),6.90(s,1H),4.96(q,J=6.7Hz,1H),4.55(br dd,J=13.1,3.0Hz,1H),3.27−3.31(m,1H),3.24(s,3H),2.84−3.06(m,3H),2.69−2.76(m,1H),1.54(d,J=6.6Hz,3H),1.50−1.59(m,3H),1.25−1.39(m,4H).
融点
いくつかの化合物について、示差走査熱量計DSC1(Mettler Toledo)により融点(m.p.)を測定した。融点は、10℃/分の温度勾配で25℃から350℃まで測定した。報告される値はピーク値である。値は、この分析方法に一般的に伴われる実験上の不確かさを伴って得られる。
Figure 2021514347
旋光度
旋光度は、旋光計を用い、溶媒としてのDMF中、20℃の温度で、ナトリウムD線の波長(589nm)の光を用いて測定した。
Figure 2021514347
E.薬理学的実施例
E.1 抗ウイルス活性
底部が透明の黒色384ウェルのマイクロタイタープレート(Corning、Amsterdam、The Netherlands)にエコー・リキッドハンドラー(Labcyte、Sunnyvale、California)を使用して音響液滴放出(acoustic drop ejection)により充填した。200nLの化合物原液(100%DMSO)をアッセイプレートに移した。化合物の9段階の4倍希釈を行い、四分円当たり同じ化合物濃度を作製した。10μLの培養液を各ウェル(フェノールレッドを含まないRPMI培地、10%の熱不活化FBS、0.04%のゲンタマイシン(50mg/mL))に加えることによってアッセイを開始した。全ての添加工程は、マルチドロップ・ディスペンサー(Thermo Scientific、Erembodegem、Belgium)を使用して行われる。次に、培養培地で希釈したrgRSV224ウイルス(MOI=1)をプレートに添加した。rgRSV224ウイルスは、付加GFP遺伝子を含む遺伝子組換えウイルスであり(Hallak LK,Spillmann D,Collins PL,Peeples ME.Glycosaminoglycan sulfation requirements for respiratory syncytial virus infection;Journal of virology(2000),74(22),10508−13)、NIH(Bethesda、MD、USA)からライセンスを受けて導入された。最後に、20μLのHeLa細胞懸濁液(3,000細胞/ウェル)をプレーティングした。培地、ウイルス感染及び偽感染の対照を各試験に含めた。ウェルは、体積当たり0.05%のDMSOを含有する。細胞を5%CO2雰囲気下において37℃でインキュベートした。自社開発のMSMレーザー顕微鏡(Tibotec、Beerse、Belgium)で細胞中のGFP発現を測定することにより、ウイルス曝露3日後のウイルスの複製を定量した。GFP発現に対する50%の阻害濃度として、EC50を定義した。並行して、化合物を一連の白色384ウェルのマイクロタイタープレート(Corning)中で3日間インキュベートし、HeLa細胞中の化合物の細胞毒性を、ATPliteキット(Perkin Elmer、Zaventem、Belgium)を製造者の使用説明書に従って使用して細胞のATP含量を測定することによって判定した。CC50を、細胞毒性に対する50%濃度と定義した。
Figure 2021514347
F.机上論的な組成物の実施例
これらの実施例全体を通して使用される「有効成分」は、式(I)の最終化合物、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、並びにその立体化学的異性体形態及びその互変異性体に関する。
本発明の製剤のための処方の典型的な例は、以下の通りである。
F.1.錠剤
有効成分 5〜50mg
リン酸二カルシウム 20mg
ラクトース 30mg
タルカム 10mg
ステアリン酸マグネシウム 5mg
馬鈴薯デンプン 200mgまでの残部
本実施例において、有効成分は、同量の本発明による化合物のいずれか、具体的には同量の例示した化合物のいずれかに置き換えられ得る。
F.2.懸濁剤
経口投与用の水性懸濁剤は、各1ミリリットルが、1〜5mgの活性化合物の1種、50mgのカルボキシメチルセルロースナトリウム、1mgの安息香酸ナトリウム、500mgのソルビトール及び1mlまでの残りの水を含有するように調製する。
F.3.注射剤
非経口組成物は、プロピレングリコールの10体積%水溶液中に1.5重量%の本発明の有効成分を攪拌することによって調製される。
F.4.軟膏剤
有効成分 5〜1000mg
ステアリルアルコール 3g
ラノリン 5g
白色ワセリン 15g
水 100gまでの残部
本実施例において、有効成分は、同量の本発明による化合物のいずれか、具体的には同量の例示した化合物のいずれかに置き換えられ得る。
妥当な変形形態は、本発明の範囲から逸脱しているとみなすべきではない。このように記載される本発明は、当業者によって多くの方法で変更され得ることが明らかであろう。

Claims (14)

  1. その任意の立体化学的異性体形態を含む、式(I)
    Figure 2021514347

    の化合物であって、式中、
    Aは、
    Figure 2021514347

    であり、
    nは1又は2であり;
    及びXは、XがCHでありXがCHであるか、
    又はXがNでありXがCHであるか、
    又はXがCHでありXがNであるか、から選択され;
    は、CH又はCHCHであり;
    は、水素、ハロ又はC1〜4アルキルであり;
    は、ハロであり;
    は、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、フェニル、それぞれ独立してハロ、C1〜4アルキル、C1〜4アルキルオキシ、及びヒドロキシから選択される1、2、又は3つの置換基で置換されたフェニルであり;
    は、水素原子又はC1〜4アルキル基であり;
    はヒドロキシ、
    シアノ、
    ヒドロキシ、−(CO)−NR1011、若しくは−O−(CO)−NR1011で置換されたC1〜4アルキル、
    −(CO)−NR1011
    −(CO)−NR−SO−R
    −(CO)−NR−(CO)−SO−R
    −(CO)−複素環、
    −(CO)−NR−複素環、
    −O−(CO)−NR1011
    −NR−(CO)−C1〜4アルキル、
    −NR−(CO)−C3〜6シクロアルキル、
    −NR−(CO)−O−R
    −NR−(CO)−NR−R
    −NR−SO−R
    −NR−(P=O)−ジ(C1〜4アルキル)、
    −SO−R
    −SO−NR1011
    −SO−NR−(CO)−R、又は
    ヘテロアリールであり;
    は、水素、ハロ、C1〜4アルキル、又は−(CO)−NR1011であり;
    は、C1〜4アルキル、ポリハロC1〜4アルキル、又はC3〜6シクロアルキルであり;
    各Rは、独立して水素又はC1〜6アルキルから選択され;
    10及びR11は、それぞれ独立して水素、CN、C1〜4アルキル、C3〜6アルケニル、ポリハロC1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4アルキルで置換されたC3〜6シクロアルキル、又はヒドロキシ若しくはシアノで置換されたC1〜4アルキルから選択され;
    複素環はピロリジニル又はオキセタニルであり;
    ヘテロアリールは、3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,2−オキサゾリル又はテトラゾリルであり、ここで各ヘテロアリールは、任意選択的に、それぞれ独立してC1〜4アルキル、ハロ、アミノ、及びアミノカルボニルから選択される1つ又は2つの置換基で置換され、
    但し、Rが−NR−(CO)−C3〜6シクロアルキルである場合は、XはCHであり、XはCHであることを条件とする、化合物、
    又はその薬学的に許容される酸付加塩。
  2. はCHであり、XはCHである、請求項1に記載の化合物。
  3. はNであり、XはCHであるか、又はXはCHであり、XはNである、請求項1に記載の化合物。
  4. 基Aは、式(a−1)のものである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. 基Aは、式(a−2)のものである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  6. nは1である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. nは2である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 薬学的に許容される担体、及び治療活性量の請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
  9. 別の抗ウイルス剤をさらに含む、請求項8に記載の医薬組成物。
  10. 前記他の抗ウイルス剤はRSV阻害化合物である、請求項9に記載の医薬組成物。
  11. 請求項8〜10のいずれか一項に記載の医薬組成物を調製するためのプロセスであって、治療活性量の請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物は、薬学的に許容される担体と均質に混合される、プロセス。
  12. 医薬として使用するための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
  13. 呼吸器合胞体ウイルス感染症の治療において使用するための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物又は請求項8〜10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  14. 呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染症を治療する方法であって、それを必要とする対象に、抗ウイルス有効量の、請求項1〜7のいずれか一項で定義される式(I)の化合物を投与することを含む、方法。
JP2020541659A 2018-01-31 2019-01-30 抗rsv活性を有するシクロアルキル置換ピラゾロピリミジン Active JP7305658B2 (ja)

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