JP2021505397A - 溶融物の処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内に収容される溶融物の十分かつ適正な滞留時間を確保することのできる溶融物の処理装置を提供する。【解決手段】本発明による溶融物の処理装置は、内部に溶融物の収容空間が形成され、一方の側に溶融物の注入部が配置され、他方の側に溶融物の排出口が形成される容器と、一方の面が前記注入部を直接的に向かい合うように注入部と排出口との間に位置し、容器の底面に配設されて長手方向の両側壁に連結され、注入部の下側の溶融物の落下領域に配設され、上面が溶融物の上部に位置するダムと、を備え、ダムは、注入部の下側に形成される溶融物の落下領域に配設され、上面が溶融物の上部に位置する。【選択図】図8

Description

本発明は、溶融物の処理装置に関し、より詳しくは、渋滞領域を減らして介在物の除去能を向上させることのできる溶融物の処理装置に関する。
通常の連続鋳造設備は、溶鋼(molten steel)を運搬する取鍋(Ladle)と、取鍋から溶鋼を供給されて一時的に貯留するタンディッシュ(Tundish)と、タンディッシュから持続的に溶鋼を供給されながら、これを鋳片(Slab)に1次的に凝固させる鋳型(Mold)と、鋳型から持続的に引き抜かれる鋳片を2次的に冷却させ、一連の成形作業を行う冷却帯と、を備えている。
連続鋳造設備を用いて鋳片を鋳造する連続鋳造工程を行うとき、タンディッシュ内に溶鋼を十分な時間をかけて滞留させることが肝要である。例えば、タンディッシュの内部に溶鋼を十分な時間をかけて滞留させなければ、溶鋼から介在物を円滑に浮上させて分離することができない。溶鋼をタンディッシュ内に十分な時間をかけて滞留させるためには、タンディッシュ内へと溶鋼の上昇流を積極的に導かなければならない。
特許文献1には、ダムと補助ダム及び誘導ダムなどタンディッシュ内に多数の耐火物ダムを築いた後、補助ダムを介して溶鋼中にアルゴンガスを注入して積極的に溶鋼の上昇流を導く方式が開示されている。また、特許文献2には、インパクトパッドと仕切り壁をシュラウドノズルの下側に配設した後、溶鋼をインパクトパッドに衝突させ、仕切り壁とインパクトパッドとの間の空間に通させて積極的に溶鋼の上昇流を導く方式が開示されている。
しかしながら、特許文献1と2に開示されている方式は、多数のダムをタンディッシュ内に築くための製作コストが追加され、配設作業が複雑になり、多数の耐火物ダムと仕切り壁の背面(タンディッシュの出鋼口を向く面)及びインパクトパッドから遠い領域の近くに溶鋼の流れ速度が非常に低い渋滞領域を増やしてしまうという不都合がある。
とりわけ、タンディッシュ内に溶鋼の渋滞領域が増えると、溶鋼が渋滞領域内に滞留する度合いが激しくなり、溶鋼の滞留時間が長引き過ぎる。すなわち、タンディッシュ内に溶鋼の渋滞領域が増えると、溶鋼がタンディッシュ内において適正な滞留時間を確保することができない。なお、介在物が渋滞領域に入り込むと、溶鋼の低い流れ速度に起因して介在物が渋滞領域の中心に滞留していて溶鋼から浮上して分離できず、鋳型に流れ込んで最終的に鋳片に介在物性の品質不良を引き起こす。
この理由から、溶鋼中に存在する介在物の浮上・分離のために、溶鋼の十分な滞留時間を確保することに劣らず、溶鋼の適正な滞留時間を確保することが肝要である。また、渋滞領域の大きさを減らすことが肝要である。すなわち、タンディッシュ内に溶鋼を十分かつ適正な時間をかけて滞留させながら渋滞領域の大きさを減らすことが何よりも肝要である。このために、タンディッシュ内に溶鋼の上昇流を積極的に導きながらも、渋滞領域が生じることを極力抑えなければならない。
本発明の背景となる技術は、下記の特許文献に掲載されている。
KR10−2014−0085127 A KR10−1602301 B1
本発明の目的は、容器内に収容される溶融物の十分かつ適正な滞留時間を確保することのできる溶融物の処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、溶融物の渋滞領域を減らして介在物の除去能を向上させることのできる溶融物の処理装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、溶融物の上面に達する上昇流を広く分布させることのできる溶融物の処理装置を提供することにある。
本発明による溶融物の処理装置は、内部に溶融物の収容空間が形成され、一方の側に溶融物の注入部が配置され、他方の側に溶融物の排出口が形成される容器と、一方の面が前記注入部を直接的に向かい合うように前記注入部と前記排出口との間に位置し、前記容器の底面に配設されて長手方向の両側壁に連結されるダムと、を備え、前記ダムは、前記注入部の下側に形成される溶融物の落下領域に配設され、上面が前記溶融物の上部に位置することを特徴とする。
前記ダムは、前記落下領域の周縁部に配設されてもよい。
前記ダムは、他方の面が前記排出口側の幅方向の側壁を直接的に向かい合ってもよい。
前記落下領域の大きさは、前記注入部の内径の大きさに比例し、前記ダムの一方の面と前記注入部との間の距離は、前記落下領域の大きさに比例してもよい。
前記ダムの一方の面と前記注入部との間の距離は、前記注入部の内径の2.5倍〜5倍の範囲で形成されてもよい。
前記ダムは、上面高さが前記溶融物の湯面高さの0.5倍〜0.75倍の範囲で形成されてもよい。
前記溶融物の処理装置は、前記ダムに形成される貫通口をさらに備えていてもよい。
前記貫通口は、前記ダムの下部に形成され、前記一方の側から前記他方の側へと向かう方向に形成され、内壁が前記底面に直結されてもよい。
本発明の溶融物の処理装置によれば、溶融物の湯溜部の周縁部に位置するように容器の底面にダムを配設し、ダムの上面の高さを最適化させて溶融物の流動場を最適化させることができる。これにより、容器内に収容される溶融物の十分かつ適正な滞留時間を確保し、溶融物の渋滞領域を減らして介在物の除去能を向上させることができる。湯溜部内の溶鋼の強い流れを溶融物の上面へと導き、上昇流を形成して溶融物の上面に達する上昇流を広く分布させることができ、介在物の除去能をなお一層向上させることができる。
したがって、溶融物中の介在物を円滑に浮上・分離させて、溶融物の清浄度を向上させ、溶融物から製造される製品の品位を向上させることができる。
また、容器内に溶融物の流速の減少のためのさらなる構造物を配設しなくても済み、容器内に配設される耐火物構造物の大きさと数を最小化及び最適化させることができ、構造を単純化させることができるので、製造コストを削減できる。
本発明による溶融物の処理装置の流動の評価のためのモデリング構造を説明するための図である。 本発明による溶融物の処理装置の流動の評価結果を示す図である。 本発明による溶融物の処理装置の評価結果から導き出された溶融物の流動特性の定量的な数値を示す図である。 本発明による溶融物の処理装置の流動の評価のためのモデリング構造を説明するための図である。 本発明による溶融物の処理装置の流動の評価結果から導き出された溶融物の流動特性の定量的な数値を示す図である。 本発明による溶融物の処理装置の流動の評価結果を示す図である。 本発明による溶融物の処理装置の概略図である。 本発明による溶融物の処理装置の概略図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例をより詳しく説明する。しかしながら、本発明は以下に開示される実施例に限定されるものではなく、異なる様々な形態に具体化される。これらの実施例は、本発明をより完全なものとなるように提供される。図面は、同じ構成要素に対しては同じ参照符号を付した。図面は、大きさが、部分的に誇張されている場合がある。
本発明による溶融物の処理装置は、溶融物の上面の上昇流の到達面積を増やしながら溶融物の渋滞領域を減らして、介在物の除去能を向上させることができるという技術的特徴を開示する。本発明による溶融物の処理装置は、製鉄所の連続鋳造工程に適用されるが、各種の溶融物を用いた様々な鋳造工程にも適用可能である。連続鋳造工程を基準として本発明の実施例を説明する。
図7及び図8は、本発明による溶融物の処理装置を示す概略図である。図7は、溶融物の処理装置の断面図であり、図8は、溶融物の処理装置の斜視図である。ここで、図7に示す幅方向の一方の側壁1aと幅方向の他方の側壁1bとが互いに離れた方向が一方向であり、注入部2の延びた方向が上下方向である。また、一方向及び高さ方向の両方ともに交差する方向が他方向である。例えば、図8のダム3が延びた方向が他方向である。一方向を長手方向といい、他方向を幅方向といい、上下方向を高さ方向という。
図7及び図8に基づいて、本発明の溶融物の処理装置について説明する。溶融物の処理装置は、内部に溶融物の収容空間が形成され、一方の側に溶融物の注入部2が配置され、他方の側に溶融物の排出口1cが形成される容器1と、一方の面が注入部2を直接的に向かい合うように注入部2と排出口1cとの間に位置し、容器1の底面に配設されて長手方向の両側壁1dに連結されるダム3と、を備える。
このとき、ダム3は、注入部2の下側に形成される溶融物の落下領域に配設され、上面が溶融物の上部に位置する。
溶融物(図示せず)は、溶鋼を含んでいてもよい。溶融物は、運搬容器、例えば、取鍋(図示せず)に入れられて溶融物の処理装置まで運搬されて、容器1の上側に配置されてもよく、注入部2に連結されてもよい。注入部2を介して溶融物が容器1の内部に注入されてもよい。いうまでもなく、溶融物は、溶鋼に何ら限定されず、様々であってもよい。
一方、溶融物の下部は、容器1の底面から溶融物の湯面の高さの0.5倍の高さ未満までである区間である。また、溶融物の上部は、溶融物の湯面の高さの0.5倍の高さから溶融物の湯面の高さまでである区間である。例えば、容器1の底面の高さが0であり、溶融物の湯面の高さが1であれば、0から0.5未満までの高さが溶融物の下部であり、0.5以上から1までの高さが溶融物の上部である。
ここで、溶融物の湯面の高さとは、連続鋳造工程中の定常状態(steady state)で容器1内に一定の高さで形成される溶融物の高さを意味する。例えば、溶融物の湯面の高さを溶鋼レベル又は湯面レベルということもある。一方、定常状態とは、容器1の内部における溶融物の流れに対する定常状態を意味する。
注入部2は、溶融物が通過可能な耐火物ノズルであって、シュラウドノズルであってもよい。注入部2は、マニピュレータ(図示せず)に装着され、マニピュレータの上昇により上端の開口が運搬容器のコレクタノズル(図示せず)に結合されてもよい。注入部2は、容器1の一方の側に配置され、容器1の底面から離れ、下端の開口が容器1の内部に位置し、少なくとも一部が溶融物中に浸漬されてもよい。
注入部2の下側に溶融物の落下領域(以下、落下領域という。)が形成される。落下領域は、注入部2を通過して容器1内に注入された溶融物が最初に通過する領域である。落下領域では、注入部2から落下して供給された溶融物が容器1の底面に衝突した後、相対的に高いエネルギーをもって底面に沿って所定の速度にて流動してもよい。次いで、落下領域から遠ざかりながら、溶融物の速度が次第に低くなり、溶融物は相対的に低いエネルギーをもって正常的な流れ速度にて流動してもよい。
落下領域は、容器1の底面の上に形成され、その中心cが注入部2の中心を通る上下方向の中心軸(図示せず)に上下方向に位置合わせされる。落下領域の大きさ、例えば、一方向の幅は、注入部2の内径の大きさに比例する。注入部2の内径が大きくなると、注入部2の内径に比例して落下領域の大きさも大きくなる。ここで、注入部2の内径は、注入部2の下端の開口を基準とした内径であり、一方向は、容器1の延長方向であって、注入部2から排出口1cへと向かう方向であってもよい。
一方向の落下領域の周縁部の終端と中心cとの間の距離は、注入部2の内径dの2.5〜5倍であってもよい。落下領域では、溶融物が所定の範囲の速度で盛んに流動することができる。落下領域の溶融物は、有意味な速度を有する。
このとき、「溶融物が有意味な速度を有する」とは、溶融物がダム3と衝突して溢れた後に下降する代わりに、上昇流を形成できるほどの速度を有するということを意味する。落下領域における溶融物の流れは、容器1内の溶融物の全体の流動の形成に影響を及ぼす虞があり、この点からみて、落下領域は、かなり有意味な領域である。一方、落下領域を湯溜部ともいう。
容器1は、内部に溶融物の収容空間が形成され、一方の側に溶融物の注入部2が配置され、他方の側に溶融物の排出口1cが形成される。容器1は、例えば、タンディッシュを備えていてもよい。このとき、タンディッシュは、一方向に長く延びた長方形のタンディッシュであってもよい。
容器1は、一方向と一方向に交差する他方向に延びる長方形の底面、底面の縁端の両側の長辺に沿って一方向にそれぞれ延び、上下方向に突出する長手方向の両側壁1d、及び底面の縁端の両側の短辺に沿って他方向にそれぞれ延び、上下方向に突出する幅方向の一方の側壁1a及び幅方向の他方の側壁1bを備えていてもよい。注入部2は、相対的に幅方向の一方の側壁1aに近づいて配置され、排出口1cは、相対的に他方の側壁1bの近くに形成される。容器1の底面は、他方の側の高さが一方の側の高さよりも低い階段状であってもよい。
底面、長手方向の両側壁1d、幅方向の一方の側壁1a及び幅方向の他方の側壁1bにより溶融物収容空間が形成される。長手方向の両側壁1dは他方向に対向し、幅方向の一方の側壁1a及び幅方向の他方の側壁1bは一方向に対向する。
底面の一方の側に注入部2が配置されるが、底面の一方の側から上下方向に離れて容器1の上部に注入部2が配置されてもよい。また、底面の他方の側を上下方向に貫通して、排出口1cが形成されてもよい。容器1の下側において排出口1cを貫通して排出ノズル(図示せず)、例えば、浸漬ノズルが配設され、浸漬ノズルの下部を包み込んで鋳型(図示せず)が配置される。排出口1cは、スライドゲート(図示せず)により開度が調節され、溶融物を鋳型に排出することができる。鋳型は、溶融物を鋳片に凝固させることができる。
鋳型の下側に冷却帯(図示せず)が配設される。冷却帯は、鋳型から連続して引き抜かれる鋳片を冷却及び押下し、一連の成形作業を行うことができる。冷却帯を通過した鋳片は、切断部(図示せず)において切断され、圧延設備に搬送されてもよく、あるいは、用途に応じて様々な後処理設備に搬送されてもよい。
容器1は、鋳型(図示せず)への溶融物の供給量を調節及び分配する機能と、溶融物の荷重による圧力、例えば、溶鋼静圧を減少させる機能、及び溶融物の流動を制御することで介在物を除去して清浄度を向上させる機能を行う。このとき、介在物の除去のために、容器1の底面にダム3が配設される。ダム3は、溶融物の流れを制御して溶融物の滞留時間を延ばすことにより、溶融物中に含有されているスラグ及び介在物を溶融物の上面、例えば、湯面に浮上させる役割を果たす。溶融物の上面に浮上したスラグと介在物が溶融物から分離されることにより、鋳型に介在物とスラグが混入されることが極力抑えられる。
ダム3は、一方の面が注入部2を直接的に向かい合うように注入部2と排出口1cとの間に位置し、容器1の底面に配設され、他方向に延びて、長手方向の両側壁1dの向かい合う面に連結される。ダム3は、注入部2から容器1へと供給されて底面に沿って流れる溶融物の流れを容器1の上部に上昇させることができる。
ダム3の一方の面は、幅方向及び上下方向に延びたダム3の両側面のうち幅方向の一方の側壁1aと注入部2を向く面である。ダム3の他方の面は、上述したダム3の両側面のうち幅方向の他方の側壁1b及び排出口1cを向く面である。このとき、ダム3の一方の面を前面といい、ダム3の他方の面を背面ということがある。
「ダム3の一方の面が注入部2を直接的に向かい合うように注入部2と排出口1cとの間に位置する」とは、ダム3と注入部1との間には別途の構造物が配設されないことを意味する。ここで、別途の構造物としては、せき及び補助ダムなどをはじめとする各種の壁体、インパクトパッドなどの容器、及びその他の様々な形状を有する各種の構造物などが挙げられる。すなわち、ダム3と注入部2との間には別途の構造物が配設されないため、ダム3は、一方の面が注入部2を直接的に向かい合ってもよい。ダム3が注入部2を直接的に向かい合って配設されることにより、落下領域に供給された溶融物が邪魔なしにダム3に直接的に影響を受けながら流れが制御されることが可能になる。すなわち、溶融物が底面に落下した後、最初にダム3に衝突して上昇流が形成されることが可能である。
このとき、落下領域から遠ざかるにつれて、溶融物が持った運動量が減るため、溶融物の上昇流を有効に導くために、ダム3は落下領域に配設されてもよい。このとき、落下中の溶融物との直接的な衝突を避けるように、ダム3は、落下領域の周縁部に落下領域内の溶融物と向かい合うように他方向に配設される。ダム3は、このような配設位置において容器1の一方の側から他方の側へと向かう方向に容器1の底面に沿って流れる溶融物と最初に接触することができる。すなわち、ダム3は、落下領域の周縁部において落下領域内の溶融物に直接的に晒されながら直接的に接触することができる。このとき、「直接的に接触する」とは、溶融物が、例えば、別途の構造物に先に接触して流れが制御されないうちに溶融物とダム3とが優先的に接触することを意味する。いうまでもなく、落下領域内にはダム3のみが形成されるため、落下領域内の溶融物は、容器1の底面と側壁を除いては、ダム3と唯一に接触することができる。
一方、ダム3は、他方の面が排出口1c側の幅方向の側壁1bを直接的に向かい合うことができる。すなわち、ダム3と排出口1cとの間にも別途の構造物が配設されない。このように、容器1の内部には、一つのダム3のみが配設され、溶融物は、一つのダム3により流動が制御可能である。
ダム3の一方の面と注入部2との間の距離は、落下領域の大きさに比例してもよい。落下領域の大きさが大きくなるにつれて、ダム3の一方の面と注入部2との間の距離Lが遠ざかってもよい。このとき、ダム3の一方の面と注入部2との間の距離は、注入部の内径dの2.5倍〜5倍の範囲で形成されてもよい。このため、ダム3の少なくとも一方の面が落下領域の周縁部に位置してもよい。ダム3は、上面が溶融物の上部に位置してもよい。容器1の一方の側の近くの底面を基準として、ダム3の上面の高さHは、溶融物の湯面の高さの0.5倍〜0.75倍の範囲で形成されてもよい。ダム3の上面の高さが溶融物の湯面の高さの0.5倍未満であれば、円滑な上昇流を形成することができず、溶融物が湯面まで広い面積でもって上昇し難い。溶融物の湯面の高さの0.75倍を超えると、溶融物の湯面に上昇流が広く行き渡ることをむしろダム3が妨げるだけではなく、とりわけ、ダム3の上面の高さが溶融物の湯面の高さの0.75倍を超えると、溶融物が現在の湯面レベルよりも上昇してオーバフローされて容器1の外部に溢れ出る虞がある。
前述の溶融物の処理装置は、第1の実施例とする。以下、本発明による溶融物の処理装置の第2の実施例について説明する。第2の実施例は、第1の実施例の溶融物の処理装置の上述した構成要素を備え、かつ、ダム3に形成される貫通口(図示せず)をさらに備える。
貫通口は、ダム3の下部に形成され、容器1の一方の側から他方の側へと向かう方向に形成され、内壁が容器1の底面に直結されてもよい。
本発明の実施例によれば、容器1内にダム3のみを配設するが、その配設位置を落下領域の周縁部とし、上面を溶融物の上部に位置させる。このように、容器1の内部のプロファイルを設計し、溶融物の流動を制御することにより、落下領域から上昇流を作ることができ、容器1内に渋滞領域が10%未満となるように溶融物の流動を導くことができ、これを通して、従来に比べて介在物の除去効率を50%以上向上させることができる。また、せきの未使用に伴う耐火物の製作コストの削減と、溶鋼の製造コストの低減とを図ることができる。上述した溶融物の処理装置のダムの構造を、例えば、極清浄鋼の製造のための渋滞領域10%未満のタンディッシュダム構造ということができる。
以下、本発明の溶融物の処理装置が、溶融物の渋滞領域を減らして介在物の除去能を向上させながらも、溶融物の上面に達する上昇流を広く分布させることができることを比較例と対比して詳しく説明する。
図1は、本発明による溶融物の処理装置の流動の評価のためのモデリング構造を説明するための図である。図2は、本発明による溶融物の処理装置の流動の評価結果を示す図である。図3は、本発明による流動の評価結果から導き出された溶融物の流動特性の定量的な数値を示す図である。
本発明による溶融物の処理装置は、連続鋳造工程において、ダムの形状と設計値に基づいて溶融物中の介在物を極力低減させるための装置であって、容器1の内部に様々な形状に構造物を築いた後、流動特性を分析して容器1の内部形状、いわば、ダム3の形状と設計値を最適なプロファイルで設計したものである。
図1の(a)は、本発明の実施例1の溶融物の処理装置のモデリング構造であり、このとき、ダム3の上面の高さは、溶融物の湯面の高さの2/3である、例えば、600mmであってもよい。図1の(b)は、比較例1に係る溶融物の処理装置のモデリング構造であり、容器1内に一体の構造物が配設されない。図1の(c)は、注入部2の直ぐ下にインパクトパッド4が配設された比較例2の溶融物の処理装置のモデリング構造であり、(d)は、落下領域に上面の高さが40mmと低い補助ダム5が配設され、その後方に貫通口を備えるダムが配設された比較例3の溶融物の処理装置のモデリング構造である。このとき、比較例3では、貫通口を備えるダムが注入部2を直接的に向かい合うように配設されない。このとき、貫通口を備えるダムの上面の高さは、溶融物の湯面の高さの1/2である450mmであり、配設位置は、落下領域の外側である。一方、実施例1のダム3と区別がつくように、以下では、貫通口付きダムに図面符号3’を付す
図1の(e)は、本発明の比較例4の溶融物の処理装置のモデリング構造であって、落下領域内に補助ダム5のみが配設される。図1の(f)は、本発明の比較例5の溶融物の処理装置のモデリング構造であって、落下領域から遠く外れて注入部2よりも排出口1c側にさらに近づくように、例えば、落下領域の中心からの距離が1500mmである位置に補助ダム5が配設される。一方、図1のモデリング構造において、注入口の内径を160mmにした。
図2の(a)から(f)は、順に図1の(a)から(f)のモデリング構造をもって容器1の内部の流動を数値解析した結果である。比較例2を示す(c)の場合、溶融物の湯面を向く上昇流が強く形成されるが、上昇流の到達面積Aが実施例1に比べて小さいことを確認することができる。実施例1を示す(a)の場合、上昇流の到達面積Aが最も広く分布されていることを確認することができる。このため、実施例1において、湯面のスラグと溶融物の介在物との接触機会が比較例よりも増えることが分かる。
図2の(a)の実施例1と(d)の比較例3とを対比すると、落下領域内にダム3のみが配設されてダム3が補助ダム5よりも溶融物と先に接触してはじめて、上昇流の到達面積Aの増大が有効であることを確認することができる。図2の(a)の実施例1と(e)の比較例4とを対比すると、上昇流の到達面積Aの増大のための実施例のダム3の高さの設計値がかなり有効であることを確認することができる。図2の(a)の実施例1と(d)の比較例3及び(f)の比較例5を対比すると、落下領域内にダム3が配設されることが重要であることを推察することができる。
本発明による溶融物の処理装置のダム3の構造は、溶融物内のプラグ領域(plug volume)の増大と渋滞領域(dead volume)の減少とを目指す最適化したプロファイルであって、滞留時間の分布曲線グラフを用いて溶融物中の介在物の除去能を評価することができる。
図3は、図1に示す実施例と比較例のモデリング形状に対する滞留時間の分布曲線グラフを用いて溶融物の流動特性を分析できる定量的数値を示す。
まず、滞留時間の分布曲線は、水モデル実験のための連続鋳造設備を構成した後、連続鋳造工程の水モデル実験を行いながら、注入部に所定の量の実験溶液(染料)を2〜3秒間注入し、排出口から溶液の経時的な濃度を検出してその結果を無次元の時間軸の上にグラフにて表わしたものである。
すなわち、滞留時間の分布曲線は、流動の入口側に染料を投入したとき、出口において測定される無次元の経時的な標準濃度グラフであるといえる。いうまでもなく、この曲線を水モデル実験ではなく、数値解析を用いて導き出すこともできる。滞留時間の分布曲線を用いて、例えば、タンディッシュの容量と内部の形状の変更に伴う溶鋼の混合の度合い及び介在物の分離・浮上の効果を判断することができる。
図中、最小時間(Min.Time)は、実験溶液の濃度が最初に検出された時間である。ピークタイム(Peak Time)は、実験溶液の濃度が最も高いときの時間である。平均時間(Mean Time)は、容器1の内容積を注入部2における溶融物の注入流量で割った値である。溶融物の注入流量は、実施例と比較例においていずれも同様であるが、容器1の内容積は、容器1の内部プロファイルに応じてそれぞれ異なる。
活性平均滞留時間(Active Mean residence time)は、測定された平均時間の無次元の値が2以上であるときの曲線の面積を平均滞留時間で割った値である。活性領域分率又は活性体積分率は、溶鋼の混合が起こる領域の分率であって、プラグ体積分率とミックスド体積分率とを含む。渋滞領域分率又は渋滞体積分率は、容器内の溶融物の平均滞留時間の2倍の時間で非常に遅く溶融物が流動する領域の分率である。
例えば、タンディッシュ内の溶鋼体積は、アクティブボリュームとデッドボリュームとに分けられるが、アクティブボリュームは、溶鋼の混合が起こる領域であり、デッドボリュームは、混合が起こらない領域である。アクティブボリュームは、プラグボリュームとミックスドボリュームとに分けられるが、プラグボリュームは、溶鋼が同一の速度の流動でパイプ流動をし、層間混合は起こらず、流動方向、すなわち、横方向の混合が全領域にわたって起こる。ミックスドボリュームは、混合が最大となる領域であって、機械的な攪拌が起こる領域である。デッドボリュームは、渋滞領域とも呼ばれ、容器内において非常に徐々に動き、平均滞留時間よりも2倍の時間の間に留まる流体領域である。一方、図中のVpは、プラグ体積分率を指し示し、Vdは、渋滞領域分率を指し示し、Vmは、ミックスド体積分率を指し示す。
図中、渋滞体積分率が小さいほど、介在物の分離・浮上に有利であり、Vp/Vd値とVp/Vm値が大きいほど、介在物の浮上・分離に有利である。滞留時間の分布曲線及びこれから導き出される流動特性の定量的な数値は、流動の解析分野において広く知られているため、これについての詳しい説明を省略する。
ピークタイムは、プラグボリュームと関わっているが、実施例において最も大きな値を示すことを確認することができる。実施例1の場合が最も良い結果を示す。渋滞領域の割合をみると、実施例1と比較例2が10%未満であることを確認することができる。他の比較例はいずれも10%を超えることが分かる。実施例1と比較例1とを対比すると、渋滞領域の低減が4.7%〜5.8%であって、有効であることが分かる。これは、介在物の除去能の側面からは、41%〜50%の介在物の除去効果があることを示唆する。なお、介在物を有効に除去するためには、プラグボリュームの分率が高く、かつ、渋滞領域の分率が低くなければならないが、実施例1と比較例2が最も良い結果を示す。
しかしながら、先の図2を参照するとき、上昇流の到達面積も一緒に考慮に入れると、実施例の場合の方が比較例2よりもなお一層有効であることを確認することができる。また、比較例2は製作が複雑であり、コストがかかり、耐久性に脆弱性を有するため、実施例の場合が、渋滞領域を減らす目的に適いながら、構造もまた単純であり、しかも、上昇流も湯面の上に広く分布させることができるということを証明した。
図4は、本発明による溶融物の処理装置の流動の評価のためのモデリング構造を説明するための図である。図5は、本発明による流動の評価から導き出された溶融物の流動特性の定量的な数値を示す図である。図6は、本発明の実施例の流動の評価結果を示す図である。
以下では、本発明の実施例に係るダム3の上面の高さの設計値をもって、配設位置と数と貫通口の有無とを変えながら流動の評価をさらに行った。
図中、P1は、実施例1に係るダム3の配設位置であり、P2は、P1から後方に向かって距離Lだけ離れた位置であり、P3は、P1から後方に向かって距離2Lだけ離れた位置である。このとき、Lは、500mmにして、流動の評価を行った。
図5の位置は、ダム3の配設位置であるが、例えば、比較例10と比較例11のP1+P2は、P1位置とP2位置にダム3を両方とも配設したことを意味する。残りも、これと同様に、配設位置を示す。孔の有無は、貫通口の形成有無を意味する。
図6の(a)は、図5の実施例1に対する容器1の内部流動の数値解析の結果であり、(b)は、実施例2に対する容器1の内部流動の数値解析の結果である。
渋滞領域の値をみると、実施例1と実施例2において非常に小さな値を有することを確認することができる。すなわち、実施例1のようにダムを築くが、貫通口を配設すれば、介在物の除去能がさらに良くなることを確認することができる。これに対し、比較例6から比較例17を参照すると、ダムを遠くに配設したり、落下領域の他にも複数個さらに配設したりすることは、介在物の除去能に悪影響を及ぼすことを確認することができる。これにより、本発明の実施例のように、容器1内に一つのダムを落下領域の周縁部に配設し、その上面の高さを溶融物の上部にすれば、渋滞領域の大きさを5%近くにかなり減らすことができながらも、図6の(a)と(b)に示すように、上昇流を湯面の広い領域に到達させることができるということが分かり、その結果、介在物を極力低減させることができるということが分かる。
一方、上記のように設計されたダム3の設計因子について他の方式を用いてさらに説明すれば、落下領域の中心cと幅方向の一方の側壁1aとの間の距離は、落下領域の中心cとダム3の一方の面との間の距離よりも大きく、かつ、落下領域の中心cとダム3の他方の面との間の距離よりも小さくなければならず、ダム3の一方向の幅、例えば、厚さは、50mm〜200mmの範囲内ではなければならない。いうまでもなく、ダム3の上面の高さは、溶融物の湯面の高さの1/2よりも大きく、かつ、3/4よりも小さくなければならない。このような設計値を有するようにダム3が設計されたとき、渋滞領域の大きさが小さいながらも、上昇流の分布面積が広いので、上述した流動の評価結果のように有効に介在物を低減させることが可能である。
上述したように、本発明の実施例によれば、ダム3の一方の面と注入部2との間の距離を注入部2の内径の2.5〜5倍の範囲にし、ダム3の上面の高さを溶融物の湯面の高さの0.5〜0.75倍の範囲にすることができる。これにより、湯溜部から流れ込んだ溶融物の乱流エネルギーが消散されないうちに、ダム3を用いて湯溜部内の溶融物の乱流を制御して溶融物をダム3の上部に溢れさせ(overflow)、十分な上昇流を安定的に形成することができる。その結果、溶融物の渋滞領域の大きさを従来の半分のレベルに減らし 、溶融物の処理装置を適用した連続鋳造工程における介在物の除去能を従来よりも向上させることができる。
例えば、溶融物の処理装置を連続鋳造工程に適用して、複数のチャージ(charge)の連続鋳造工程を行って鋳片を鋳造し、鋳造された鋳片をサンプリングして介在物を検査した。その結果、平均的に介在物の総数は従来に比べて約40%減り、20μmを超える大きさの大型の介在物は従来に比べて約51%減った。なお、10〜15μmの大きさの介在物は従来に比べて約35%減り、15〜20μmの大きさの介在物は従来に比べて約40%減って微細な介在物の低減に有効であった。
上記の実施例は、本発明を制限するものではない。本発明は、種々の実施例が可能で、種々の形態に変形できることに留意すべきである。
1 容器
1a 一方の側壁
1b 他方の側壁
1c 排出口
1d 長手方向の両側壁
2 注入部
3 ダム
3’ 貫通口付きダム
4 インパクトパッド
5 補助ダム
c 中心
d 内径
A 到達面積
L 距離
H 高さ

Claims (8)

  1. 内部に溶融物の収容空間が形成され、一方の側に溶融物の注入部が配置され、他方の側に溶融物の排出口が形成される容器と、
    一方の面が前記注入部を直接的に向かい合うように前記注入部と前記排出口との間に位置し、前記容器の底面に配設されて長手方向の両側壁に連結されるダムと、
    を備え、
    前記ダムは、前記注入部の下側に形成される溶融物の落下領域に配設され、上面が前記溶融物の上部に位置することを特徴とする溶融物の処理装置。
  2. 前記ダムは、前記落下領域の周縁部に配設されることを特徴とする請求項1に記載の溶融物の処理装置。
  3. 前記ダムは、他方の面が前記排出口側の幅方向の側壁を直接的に向かい合うことを特徴とする請求項1に記載の溶融物の処理装置。
  4. 前記落下領域の大きさは、前記注入部の内径の大きさに比例し、
    前記ダムの一方の面と前記注入部との間の距離は、前記落下領域の大きさに比例することを特徴とする請求項1に記載の溶融物の処理装置。
  5. 前記ダムの一方の面と前記注入部との間の距離は、前記注入部の内径の2.5倍〜5倍の範囲で形成されることを特徴とする請求項1に記載の溶融物の処理装置。
  6. 前記ダムは、上面高さが前記溶融物の湯面高さの0.5倍〜0.75倍の範囲で形成されることを特徴とする請求項1に記載の溶融物の処理装置。
  7. 前記ダムに形成される貫通口をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の溶融物の処理装置。
  8. 前記貫通口は、前記ダムの下部に形成され、前記一方の側から前記他方の側へと向かう方向に形成され、内壁が前記底面に直結されることを特徴とする請求項7に記載の溶融物の処理装置。
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