JP2021191309A - 雑味が低減されたビールテイスト飲料 - Google Patents
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Abstract
Description
関する。
持つ香味等に大きく寄与している。しかし、発泡酒やビール風味発酵アルコール飲料のよ
うなその他の発泡性発酵アルコール飲料においては、麦芽使用比率が低いため、そのまま
糖化するだけでは原料となる麦芽に由来するタンパクの分解によるアミノ酸の生成が少な
く、窒素源の不足をきたし、酵母の増殖や発酵性が悪化して、香味の劣化を招くことにな
る。このような問題を回避するため、発泡酒や発泡性発酵アルコール飲料の製造に際して
は、窒素源として、大麦や米、とうもろこし、大豆等のタンパクとタンパク分解酵素を添
加してアミノ酸を生成させることが行われ、発酵悪化や香味劣化の抑制を図っている。
を分解するためにはタンパク分解酵素を使用する。しかしながら、タンパク分解酵素で加
水分解すると、酵素分解によって、渋味、苦味、収斂味といった、好ましくない香味を生
じてしまうことが知られている。このような雑味はスッキリした爽快感ある飲用感を損な
う原因となりうる。
渋味が低減されたビール様飲料を製造する方法が開示されている。
ば、スッキリして、爽快感があり、飲みやすい飲料を提供することができる。また、副原
料を用いないビールにおいてもこのような雑味が除去されれば、よりスッキリして、爽快
感があり、飲みやすいビールを提供できる。
スト飲料において、原料由来の雑味が低減された飲料を提供することを目的とする。
に着目し、ビールテイスト飲料の雑味との関係を検討した。その結果、分取用ゲル濾過で
分離したビールテイスト飲料に含まれる分子量90〜2600Daのペプチドが雑味に関
与していること、該ペプチドを構成する雑味に関与するアミノ酸の割合を所定範囲に調整
することでビールテイスト飲料の雑味を効果的に低減できることを見出した。本発明はこ
の知見に基づくものである。
[1]麦芽および/または未発芽の麦類を原料の一部とするビールテイスト飲料であって
、飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成する全ア
ミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合(モル比)が9.7%以下である、ビール
テイスト飲料であって、雑味に関与するアミノ酸がバリン、ロイシンおよびイソロイシン
である、ビールテイスト飲料。
[2]バリン、ロイシンおよびイソロイシンの少なくとも一つが下記含有割合:
・バリンの含有割合:2.1%未満
・ロイシンの含有割合:3.3%未満
・イソロイシンの含有割合:4.3%未満
を満たす、上記[1]に記載のビールテイスト飲料。
[3]飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成する
全アミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合(モル比)が17.2%以下であり、
雑味に関与するアミノ酸がバリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニンおよびア
ルギニンである、上記[1]または[2]に記載のビールテイスト飲料。
[4]バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニンおよびアルギニンの少なくと
も一つが、下記含有割合:
・バリンの含有割合:2.1%未満
・ロイシンの含有割合:3.3%未満
・イソロイシンの含有割合:4.3%未満
・フェニルアラニンの含有割合:3.0%以下
・アルギニンの含有割合:4.5%以下
を満たす、上記[3]に記載のビールテイスト飲料。
[5]雑味が低減された、上記[1]〜[4]のいずれかに記載のビールテイスト飲料。
[6]発酵アルコール飲料である、上記[1]〜[5]のいずれかに記載のビールテイス
ト飲料。
[7]麦芽使用比率が3分の2未満である、上記[6]に記載のビールテイスト飲料。
飲料において、原料由来の雑味が低減された飲料を提供することができる。
酵母等による発酵に基づいてビールを製造した場合に得られるビール特有の味わい、香り
を有する飲料を意味し、「ビールテイストアルコール飲料」と「ビールテイストノンアル
コール飲料」が含まれる。
酵母により発酵させた「ビールテイストの発酵アルコール飲料」も含まれ、「ビールテイ
ストの発酵アルコール飲料」としては、ビール、発泡酒、原料として麦または麦芽を使用
しないビールテイスト発泡アルコール飲料(例えば、酒税法上、「その他の醸造酒(発泡
性)(1)」に分類される醸造系新ジャンル飲料)および原料として麦芽を使用するビー
ルや発泡酒にアルコールを添加してなる飲料(例えば、酒税法上、「リキュール(発泡性
)(1)」に分類されるリキュール系新ジャンル飲料)が挙げられる。
部とするものであり、いずれの麦芽使用比率を取ることができるが、例えば、麦芽使用比
率を3分の2以上、3分の2未満、あるいは、50%未満とすることができる。本発明に
おいて「麦芽使用比率」とは、醸造用水を除く全原料の質量に対する麦芽質量の割合をい
う。
成分を含まないノンアルコール飲料でありながらビール様の風味を持つ飲料をいう。また
、本発明において「ノンアルコール飲料」とは、アルコールが全く含まれない、すなわち
、エタノール濃度が0.00v/v%である飲料を意味し、「完全無アルコール飲料」と
同義である。
ミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合が所定値以下であることを特徴する。ここ
で、雑味に関与するアミノ酸は、側鎖のΔg値が高いアミノ酸(K. H. Ney : Z. Lebensm
. Unters. Forach., 147, 64 (1971))とすることができ、例えば、バリン、ロイシン、
イソロイシン、フェニルアラニンおよびアルギニン等が挙げられる。
600Daの分子量を有するペプチドである。ペプチドの分子量は高速液体クロマトグラ
フィーによるゲル濾過法(本明細書において「HPLCゲル濾過法」ということがある)
により測定される。具体的には、分取用ゲル濾過カラム(例えば、Superdex 30pg)によ
る分画物をHPLCゲル濾過法で分析し、ピークがベースラインから立ち上がる始まりか
らベースラインまで立ち下がる終わりまでの保持時間(図1に示す矢印範囲A)に相当す
る分子量の範囲を当該分画物の分子量とする。保持時間からの分子量の算出はHPLCゲ
ル濾過法の検量線(例えば、図3)を用いて実施できる。なお、上記範囲に含まれる最初
のピークトップから最後のピークトップまでの保持時間(図1に示す矢印範囲B)を元に
して分子量を算出した場合は、雑味に関与するアミノ酸の含有割合を算出する元になる飲
料中のペプチドの分子量は、330〜1040Daとなる。HPLCゲル濾過法による分
子量の測定の具体例は後記例2に示される通りである。また、ペプチドの定量はLowr
y法(ローリー法)により実施することができる。
600Daの分子量を有するすべてのペプチドを構成するアミノ酸含有量に対する、雑味
に関与するアミノ酸の含有量の割合であり、含有割合はモル比により算出される。90〜
2600Daの分子量を有するすべてのペプチドは後記実施例に従って分取用ゲル濾過法
により得ることができる。これらを例2に記載される酸分解法によりペプチドをアミノ酸
へ分解し、酸分解有/無の値の差からペプチドを構成するアミノ酸の含有割合を算出した
。
き、例えば、例2に記載される方法に従って市販のアミノ酸分析計を用いて実施すること
ができる。
ンの合計量に基づいて算出することができ、この場合の雑味に関与するアミノ酸の含有割
合(モル比)は9.7%以下とすることができ、好ましくは3.5%未満である。
シン、フェニルアラニンおよびアルギニンの合計量に基づいて算出することができ、この
場合の雑味に関与するアミノ酸の含有割合(モル比)は17.2%以下とすることができ
、好ましくは4.2%未満である。
の含有割合で特定することができる。例えば、飲料中の分子量90〜2600Da(HP
LCゲル濾過法)のペプチドを構成する全アミノ酸に対するバリン、ロイシン、イソロイ
シン、フェニルアラニンおよびアルギニンそれぞれの含有割合は以下のように特定するこ
とができる。
・バリンの含有割合:2.1%未満(好ましくは、1.1%未満)
・ロイシンの含有割合:3.3%未満(好ましくは、1.1%未満)
・イソロイシンの含有割合:4.3%未満(好ましくは、1.3%未満)
・フェニルアラニンの含有割合:3.0%以下(好ましくは、0.7%未満)
・アルギニンの含有割合:4.5%以下(好ましくは、0.0%)
1つまたは2つが上記含有割合を満たす飲料とすることができ、好ましくはバリン、ロイ
シンおよびイソロイシンすべてが上記含有割合を満たす飲料である。本発明のビールテイ
スト飲料ではまた、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニンおよびアルギニ
ンの少なくとも1つ、2つ、3つまたは4つが上記含有割合を満たす飲料とすることがで
き、好ましくは、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニンおよびアルギニン
すべてが上記含有割合を満たす飲料である。
発酵麦芽飲料(特に、発泡酒)が挙げられ、この場合、下記条件(a−1)および/また
は(a−2)を満たす飲料とすることができる。
(a−1)飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成
する全アミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合(モル比)が9.7%以下である
(但し、雑味に関与するアミノ酸はバリン、ロイシンおよびイソロイシンである)。
(a−2)飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成
する全アミノ酸に対する、バリン、ロイシンおよびイソロイシンの割合(モル比)が、下
記の少なくとも1つを満たす。
・バリンの含有割合:2.1%未満
・ロイシンの含有割合:3.3%未満
・イソロイシンの含有割合:4.3%未満
上の発酵麦芽飲料(特に、ビール)が挙げられ、この場合、下記条件(b−1)および(
b−2)を満たす飲料とすることができる。
(b−1)飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成
する全アミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合(モル比)が17.2%以下であ
る(但し、雑味に関与するアミノ酸はバリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニ
ンおよびアルギニンである)。
(b−2)飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成
する全アミノ酸に対する、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニンおよびア
ルギニンの割合(モル比)が、下記のすべてを満たす。
・バリンの含有割合:2.1%未満
・ロイシンの含有割合:3.3%未満
・イソロイシンの含有割合:4.3%未満
・フェニルアラニンの含有割合:3.0%以下
・アルギニンの含有割合:4.5%以下
上の発酵麦芽飲料(特に、ビール)が挙げられ、この場合、下記条件(c−1)および/
または(c−2)を満たす飲料とすることができる。
(c−1)飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成
する全アミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合(モル比)が3.5%未満である
(但し、雑味に関与するアミノ酸はバリン、ロイシンおよびイソロイシンである)。
(c−2)飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成
する全アミノ酸に対する、バリン、ロイシンおよびイソロイシンの割合(モル比)が、下
記の少なくとも1つを満たす。
・バリンの含有割合:1.1%未満
・ロイシンの含有割合:1.1%未満
・イソロイシンの含有割合:1.3%未満
2以上の発酵麦芽飲料(特に、ビール)が挙げられ、この場合、下記条件(d−1)およ
び/または(d−2)を満たす飲料とすることができる。
(d−1)飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成
する全アミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合(モル比)が4.2%未満である
(但し、雑味に関与するアミノ酸はバリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン
およびアルギニンである)。
(d−2)飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成
する全アミノ酸に対する、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニンおよびア
ルギニンの割合(モル比)が、下記の少なくとも3つを満たす。
・バリンの含有割合:1.1%未満
・ロイシンの含有割合:1.1%未満
・イソロイシンの含有割合:1.3%未満
・フェニルアラニンの含有割合:0.7%未満
・アルギニンの含有割合:0.0%
いる。従って、本発明のビールテイスト飲料は、スッキリして、爽快感があり、飲みやす
い飲料として提供することができる。本発明のビールテイスト飲料は、特に、口の中で不
快と感じられる雑味が低減されているため、スッキリした飲みやすい飲料である点で有利
である。ここで、「雑味」とは、渋味、苦味、収斂味を含む意味で用いられるものとする
。なお、以下の理論に拘束される訳ではないが、分子量90〜2600Da(HPLCゲ
ル濾過法)のペプチドに含まれる雑味に関与するアミノ酸が飲料から低減されることによ
り、雑味が低減された飲料が提供されると考えられる。
過法)のペプチドを構成する全アミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合(モル比
)が所定値の範囲内に調整される限り、通常のビールテイスト飲料の製造手順に従って製
造することができる。
等の醸造原料から調製された麦汁に発酵用ビール酵母を添加して発酵を行い、発酵液を醸
成させて製造することができる。また、必要に応じて後述する各種添加物を原料として添
加することができる。なお、ビールテイストアルコール飲料のうちオールモルトビールは
、麦芽、ホップ、水から製造できることはいうまでもない。
と醸造用水の混合物を糖化し、濾過して、麦汁を得、その麦汁にホップを添加した後、煮
沸し、煮沸した麦汁を冷却することにより麦汁を調製することができる。また、麦汁は、
糖化工程中に市販の酵素製剤を添加して作製することもできる。例えば、タンパク分解の
ためにプロテアーゼ製剤を、糖質分解のためにα−アミラーゼ製剤、グルコアミラーゼ製
剤、プルラナーゼ製剤等を、繊維素分解のためにβ−グルカナーゼ製剤、繊維素分解酵素
製剤等をそれぞれ用いることができ、あるいはこれらを混合して用いることもできる。
ド型プロテアーゼとエキソ型プロテアーゼを含む酵素製剤を単独で、あるいは他のプロテ
アーゼ製剤と組み合わせて、タンパク分解のために使用することができ、このような糖化
工程を実施することによりビールテイスト飲料に含まれる分子量90〜2600Da(H
PLCゲル濾過法)のペプチドを構成する雑味に関与するアミノ酸の含有量を低減するこ
とができ、ひいては雑味が低減されたビールテイスト飲料を製造することができる。すな
わち、本発明によれば糖化工程においてエンド型プロテアーゼおよびエキソ型プロテアー
ゼを含む酵素製剤をタンパク分解に使用することを特徴とする、ビールテイスト飲料の製
造方法が提供される。
エンド型プロテアーゼ活性に基づいて特定することができ、例えば、エキソ型プロテアー
ゼ活性とエンド型プロテアーゼ活性との合計値が100〜10000(ユニット/g)で
あり、かつ、エキソ型プロテアーゼの活性の比率(百分率)(エキソ型プロテアーゼ活性
とエンド型プロテアーゼ活性の合計値に対するエキソ型プロテアーゼ活性の比率(百分率
))が10〜80%である酵素製剤を使用することができる。より好ましくは、エキソ型
プロテアーゼ活性とエンド型プロテアーゼ活性との合計値が1000〜7000(ユニッ
ト/g)であり、かつ、エキソ型プロテアーゼの活性の比率(百分率)(エキソ型プロテ
アーゼ活性とエンド型プロテアーゼ活性の合計値に対するエキソ型プロテアーゼ活性の比
率(百分率))が30〜70%である酵素製剤を使用することができる。エキソ型プロテ
アーゼ活性は、酸性カルボキシペプチダーゼ(CP)活性、ロイシン−アミノペプチダー
ゼ(LAP)活性およびX−プロリル−ジペプチジル−アミノペプチダーゼ(DAP)活
性の合計値で表すことができ、それぞれの活性測定は例1に記載された手順に従って行う
ことができる。また、エンド型プロテアーゼ活性の活性測定は、例1に記載された手順に
従って行うことができる。
樹脂を用いた方法によって、ビールテイスト飲料から分子量90〜2600Da(HPL
Cゲル濾過法)の雑味に関与するペプチドの含有量を低減させ、雑味が低減されたビール
テイスト飲料を製造することもできる。
ば、未発芽大麦(エキス化したものを含む)、未発芽小麦(エキス化したものを含む));米
、とうもろこし、こうりゃん、馬鈴薯、でんぷん、糖類(例えば、液糖)等の酒税法で定
める副原料;タンパク質分解物や酵母エキス等の窒素源;香料、色素、起泡・泡持ち向上
剤、水質調整剤、発酵助成剤等のその他の添加物を醸造原料として使用することができる
。すなわち、本発明のビールテイストアルコール飲料は、醸造用水以外の使用原料を少な
くとも麦芽、未発芽の麦類(好ましくは、未発芽大麦)およびホップとすることができ、
場合によっては更に糖類、米、とうもろこし、でんぷん等を使用原料とすることができる
。
例えば、香料、色素、食物繊維、タンパク加水分解物、起泡・泡持ち向上剤、水質調整剤
など)、水等の原料から仕込み液を調製し、該仕込み液から静置により固形分を取り除い
た後、濾過を行うことでビールテイストノンアルコール飲料を製造することができる。上
記仕込み液の調製は上述のビールテイストアルコール飲料の麦汁の調製方法と同様に常法
に従って行うことができる。糖化工程においては、エンド型プロテアーゼとエキソ型プロ
テアーゼを含む酵素製剤をタンパク分解のために使用できる。
に、充填工程、殺菌工程などの工程を経て容器詰め飲料として提供することができる。殺
菌は容器への充填前であっても充填後であってもよい。また、飲料のpHが4未満に調整
されている場合には殺菌工程を経ずにそのまま充填工程を行って容器詰め飲料とすること
もできる。
、例えば、金属缶、樽容器、プラスチック製ボトル(例えば、PETボトル、カップ)、
紙容器、瓶、パウチ容器等が挙げられるが、好ましくは、金属缶・樽容器、プラスチック
製ボトル(例えば、PETボトル)、瓶である。
テイスト飲料の雑味を低減する方法であって、飲料中の分子量90〜2600Da(HP
LCゲル濾過法)のペプチドを構成する全アミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割
合(モル比)を9.7%以下に調整することを特徴とする方法(但し、雑味に関与するア
ミノ酸はバリン、ロイシンおよびイソロイシンである)が提供される。本発明の雑味を低
減する方法は、本発明のビールテイスト飲料に関する記載に従って実施することができる
。特に、飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成す
る全アミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合(モル比)は本発明のビールテイス
ト飲料に関する記載に従って定めることができる。
るものではない。
(1)パイロットプラントによる製造
パイロットプラントにおいて麦芽使用比率25%未満の発泡酒を製造した。具体的には
、麦芽使用比率が25%未満となるよう麦芽、大麦、とうもろこし、液糖を原料として使
用し、糖化工程において、発泡酒製造の糖化工程において糖質、繊維素の分解等に通常使
用する酵素製剤に加え、タンパク分解のための酵素製剤(以下「タンパク分解用酵素製剤
」ということがある)を使用し、50℃で保持後に65℃へ昇温、その後に78℃へ昇温
し、合計270分糖化を実施した。該タンパク分解用酵素製剤を使用するものを試験品と
し、該タンパク分解用酵素製剤を使用しないものを対照品とした。試験品と対照品の製造
は、糖化工程におけるタンパク分解用酵素製剤の使用の有無以外は同条件で、通常の発泡
酒の製法に従って仕込み液を調整し、酵母発酵させ、濾過し、壜詰め製品を製造した。
上記(1)で使用したタンパク分解用酵素製剤はエンド型プロテアーゼとエキソ型プロ
テアーゼを含む酵素製剤であり、エキソ型プロテアーゼ活性とエンド型プロテアーゼ活性
に基づいて特定できる。具体的には、該酵素製剤は、エキソ型プロテアーゼ活性とエンド
型プロテアーゼ活性との合計値が1029ユニット/gであり、かつ、エキソ型プロテア
ーゼの活性の比率(百分率)(エキソ型プロテアーゼ活性とエンド型プロテアーゼ活性の
合計値に対するエキソ型プロテアーゼ活性の比率(百分率))が47.9%である酵素製
剤である。
エキソ型プロテアーゼの活性は、酸性カルボキシペプチダーゼ(CP)活性、ロイシン
−アミノペプチダーゼ(LAP)活性およびX−プロリル−ジペプチジル−アミノペプチ
ダーゼ(DAP)活性の合計値である。タンパク分解用酵素製剤の各活性は以下の通り測
定を行った。
酵素製剤を0.2M酢酸緩衝液pH4.0にて適宜希釈した。0.25mM H−Gl
u−Tyr−Glu 1mLに対し、酵素希釈液0.2mLを混合し、37℃、60分間
反応させた後、5分間煮沸によって反応を停止させた。その後、OPA(o−フタルアル
デヒド)試薬を3mL添加し、3分後に吸光度計(島津製作所社製)にて340nmの吸
光度を測定した。これにより酵素反応によるGluの遊離量を求めた。なお、5分間煮沸
により失活させた酵素希釈液を上記と同様の処理を行った後にOPA試薬で発色させ、こ
の吸光度を酵素反応液の吸光度からブランクとして差引き、L−Glu標準液で作成した
検量線にて酵素活性を求めた。酵素活性は1分間に1μmolのGluを遊離する酵素量
を1ユニット(Unit)と定義した。なお、OPA試薬は、初めに4%o−フタルアル
デヒドとなるようエタノールに溶解した後、最終濃度がそれぞれ0.08%o−フタルア
ルデヒド、50mM四ホウ酸ナトリウム、1%SDS、0.2%メルカプトエタノールの
水溶液となるように混合メスアップして、用事調製した。
36mgのL−ロイシン−p−ニトロアニリド・HClを2.5mLのジメチルスルホ
オキシド(DMSO)に溶解した後、50mMリン酸緩衝液(pH7.0)にて100m
Lにメスアップした。酵素製剤はイオン交換水にて適宜希釈した。基質溶液80μL、酵
素希釈液20μLを氷上で冷却しておいたエッペンドルフチューブに入れ、フタをして攪
拌した後、40℃、5分間反応を行なった。反応は1.5M酢酸溶液200μLを添加し
、攪拌することにより停止させた。その上清を吸光度計(Molecular Devices社製)にて
、405nmの吸光度を測定した。pNA(p−ニトロアニリン)で作成した検量線をも
とに酵素活性を計算した。酵素活性は1分間に1μmolのpNAを遊離する酵素量を1
ユニット(Unit)と定義した。
H−Gly−Pro−pNA−tosylate(Bachem社製)を2mMになる
よう100mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.5)に溶解し、基質溶液とした。酵素製
剤はイオン交換水にて適宜希釈した。基質溶液80μL、酵素希釈液80μLを氷上で冷
却しておいたエッペンドルフチューブに入れ、フタをして攪拌した後、40℃、10分間
反応を行なった。反応中にマイクロプレートへ1M酢酸溶液20μLを入れておき、10
分後に反応液を100μL加えて攪拌する事により完全に反応停止した。また、基質溶液
50μL、1M酢酸溶液20μLを混合した後に、酵素希釈液50μLを加えて混合した
ものを酵素ブランクとした。これらの溶液について吸光度計(Molecular Devices社製)
にて、405nmの吸光度を測定した。pNA(p−ニトロアニリン)で作成した検量線
をもとに酵素活性を計算した。酵素活性は1分間に1μmolのpNAを遊離する酵素量
を1ユニット(Unit)と定義した。
エンド型プロテアーゼの活性は、酵素反応基質としてミルクカゼイン(pH6)を用い
、酵素反応を行い、溶液中に遊離するアミノ酸を測定する方法を用いて測定を行った。具
体的な測定方法は以下の通りである。
ミルクカゼイン基質とした。酵素製剤をイオン交換水で適宜希釈した。ミルクカゼイン基
質液5mLに、酵素製剤希釈液1mLを加え、30℃、10分間反応を行った。反応終了
後、0.44Mトリクロロ酢酸溶液5mLを加え、よく混合し、30℃、30分間放置し
て、反応停止と未分解基質の不溶化を行った。No.6ろ紙にて反応液を濾過した。ろ液
1mLに0.55M炭酸ナトリウム液2.5mLを加え、3倍希釈フェノール試薬0.5
mLを加え、30℃、30分間放置し十分に発色させた。吸光度計(島津製作所社製)に
て660nmの吸光度を測定し、基質から遊離したアミノ酸を定量した。酵素活性は、1
分間に1μgのチロシンの相当するフォーリン試薬呈色物質の増加をもたらす酵素量を1
ユニット(Unit)と定義した。
試験品および対照品を訓練された5名の専門パネラーによる官能評価に供した。具体的
には、対照品についての雑味(渋味・苦味・収斂味)を5として、試験品の雑味(渋味・
苦味・収斂味)を0〜8の9段階で評価を行った。各パネラー5名の評価スコアの平均値
を計算し、4以下の場合に雑味(渋味・苦味・収斂味)が低減されたと判断した。
とにより、雑味(渋味・苦味・収斂味)を低減させることができ、後味がスッキリした発
泡酒となることが確認された。
(1)分取用ゲル濾過画分の調製
例1(1)で得られた試験品および対照品をそれぞれ計量して凍結乾燥した。各凍結乾
燥物を100mM NaCl溶液で溶解して5倍濃縮液を調整し、それぞれゲル濾過分画
用サンプルとした。各サンプルについて、それぞれ、以下の条件にてゲル濾過分画を行っ
た。
)
サンプル注入量:5mL
溶離液組成:100mM NaCl
流速:2.5mL/分(流速一定)
検出波長:215nm
分取:0.29cv(カラム・ボリューム)から、19.1mL(フラクション0)、そ
の後0.35cvから5mLずつ分画(フラクション1〜51)
いてLowry法により行った。具体的には、まず、上記分画液を50μL採って遠心し
、減圧濃縮乾固し、超純水10μLを加えて再溶解して分析サンプルとした。そこにA液
を50μL加えて撹拌し、続いてB液を400μL加えて攪拌した。室温で15分発色反
応を行った後、96ウェルプレートに350μL移して750nmの吸光度を測定した。
得られた吸光度と予め作成した検量線に基づき、ペプチド濃度(mg/mL)を算出した
。なお、検量線はBSA(ウシ血清アルブミン)を用いて作成した。
(ア)HPLCゲル濾過のサンプル調製
上記(1)で得られた分画フラクションをサンプルとして使用した。
HPLCゲル濾過法の条件は以下の通りであった。
<HPLCゲル濾過法分析条件>
カラム:Superdex 75 10/300(GEヘルスケア社製)
サンプル注入量:100μL
溶離液組成:50mMリン酸ナトリウム(pH7.0)、20%(v/v)アセトニトリ
ル、150mM NaCl
流速:0.5mL/分(流速一定)
検出波長:215nm
上記HPLCゲル濾過条件記載のカラム、溶離液、流速、検出波長において、分子量既
知のペプチドを0.1〜5mg/mLで適宜超純水に溶解したものを50μL注入してH
PLC分析を行い、保持時間を確認した(表1)。その保持時間、分子量から検量線(図
3)を作成した。
フラクション1〜51のうちフラクション32〜34に含まれるペプチドについて、そ
の保持時間から図1のAの範囲の方法に従って分子量を算出したところ、分子量90〜2
600Daの範囲であった。
(ア)雑味を有する画分の決定
例1(1)で得られた対照品の各フラクション(フラクション1〜51)を訓練された
パネラー5名による官能評価に供した。具体的には、雑味(渋味・苦味・収斂味)の有無
で評価を行った。
2〜34が雑味を有する画分であり、その他の画分では雑味は感じられなかったことが確
認された(データ示さず)。
例1(1)で得られた試験品および対照品のフラクション32〜34(雑味を有する画
分)を訓練されたパネラー5名による官能評価に供した。具体的には、雑味(渋味・苦味
・収斂味)を0〜4の5段階で評価を行った。各パネラーの評価スコアの平均値を計算し
、対照品に比べて試験品の評価値が低くなった場合に雑味が低減されたと判断した。
とにより、雑味を有する画分で雑味を低減できることが確認された。
例1(1)で得られた試験品および対照品のフラクション32〜34(雑味を有する画
分)は、日本分光株式会社の加水分解方法にて加水分解した。サンプル100μLを加水
分解用チューブへ分注し、加熱遠心エバポレーターで蒸発乾固した。チューブを加水分解
ベッセルにセットし、6M塩酸294μL、10%フェノール6μLをベッセル内に滴下
し、1〜2分減圧した後、減圧下で110℃、24時間加水分解した。加水分解後、真空
ポンプを用いて残留する塩酸を除去した。その後、サンプルをスルホサリチル酸にて4倍
希釈となるよう懸濁し、0.45μmフィルター濾過にて得られたろ液をアミノ酸分析用
サンプル液とした。該サンプルについて、高速アミノ酸分析計L−8900(日立ハイテ
クサイエンス社製)を用いてアミノ酸分析を行った。酸分解有/無の値の差からペプチド
を構成するアミノ酸の含有割合を算出した。
ペプチドを構成する雑味に関与するアミノ酸(Val、Ile、Leu、Tyr、Phe
、Lys、Arg)の比率が低減していることが確認された。
(1)分取用ゲル濾過画分の調製
市販品(市販のビールおよび市販の発泡酒)について、例2(1)と同様にゲル濾過分
画を行った。
上記(1)で得られた各市販品のフラクション(フラクション1〜51)を例2(3)
(ア)と同様に官能評価に供した。その結果、上記(1)で得られた各市販品のフラクシ
ョン1〜51のうち、例2(3)(ア)と同様にフラクション32〜34が雑味を有する
画分であり、その他の画分では雑味は感じられなかったことが確認された(データ示さず
)。
上記(1)で得られた各市販品のフラクション32〜34(雑味を有する画分)につい
て、例2(4)と同様にアミノ酸分析を行った。
データを使用した。図6の結果から、雑味を有する画分においては、雑味に関与するアミ
ノ酸のうちVal、Ile、Leu、PheおよびArgの比率がビールと発泡酒とで異
なること、すなわち、これらの雑味に関与するアミノ酸の比率が発泡酒ではビールと比較
して高いことが確認された。また、タンパク分解用酵素製剤を使用していない対照品では
上記の雑味に関与するアミノ酸比率が発泡酒と同じレベルであるが、タンパク分解用酵素
製剤が使用された試験品では上記の雑味に関与するアミノ酸比率がビールと同等のレベル
まで低減することが明らかとなった。
味に関与するアミノ酸の存在に起因し、当該アミノ酸を低減することで雑味を低減できる
ことが明らかとなった。
Claims (7)
- 麦芽および/または未発芽の麦類を原料の一部とするビールテイスト飲料であって、飲
料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成する全アミノ
酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合(モル比)が9.7%以下である、ビールテイ
スト飲料であって、雑味に関与するアミノ酸がバリン、ロイシンおよびイソロイシンであ
る、ビールテイスト飲料。 - バリン、ロイシンおよびイソロイシンの少なくとも一つが下記含有割合:
・バリンの含有割合:2.1%未満
・ロイシンの含有割合:3.3%未満
・イソロイシンの含有割合:4.3%未満
を満たす、請求項1に記載のビールテイスト飲料。 - 飲料中の分子量90〜2600Da(HPLCゲル濾過法)のペプチドを構成する全ア
ミノ酸に対する雑味に関与するアミノ酸の割合(モル比)が17.2%以下であり、雑味
に関与するアミノ酸がバリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニンおよびアルギ
ニンである、請求項1または2に記載のビールテイスト飲料。 - バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニンおよびアルギニンの少なくとも一
つが、下記含有割合:
・バリンの含有割合:2.1%未満
・ロイシンの含有割合:3.3%未満
・イソロイシンの含有割合:4.3%未満
・フェニルアラニンの含有割合:3.0%以下
・アルギニンの含有割合:4.5%以下
を満たす、請求項3に記載のビールテイスト飲料。 - 雑味が低減された、請求項1〜4のいずれか一項に記載のビールテイスト飲料。
- 発酵アルコール飲料である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のビールテイスト飲料
。 - 麦芽使用比率が3分の2未満である、請求項6に記載のビールテイスト飲料。
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