JP2021181027A - 消火栓装置、消火器箱 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本明細書において、消火栓装置に関する位置関係を説明する用語としての「奥側」とは消火栓装置を監視員通路に設置した状態において、トンネルの壁面側であり、「手前側」とは車道側をいう。
そのため、消火栓装置の本体の設置場所として、トンネル壁面ではなく、監視員通路内に埋め込むことが考えられ、このような態様のものとして特許文献2に開示されたトンネル用消火栓装置がある。
しかしながら、消火栓装置の前面側は、車道に近く、事故車等が消火栓装置の前面側にあることもあり、消火栓装置の前面にはほとんど空間がないことも考えられる。そのため、消火活動を迅速に行えないことが想定される。
また、消火器箱を監視員通路内に埋め込むようにして設置した場合において、消火器の取り出しに支障が生ずることなく迅速な消火活動ができる消火器箱を得ることを目的としている。
ホースを収納するホース収納部を有し、上面に前記ホース引き出しのための開口を有し、側面にはこのための開口のない箱形状の本体部と、該本体部の上面開口を覆う天板部とを有する筐体を備え、
前記天板部は、前記監視員通路の路面として供用されると共に前記本体部に枢着されて回動して開閉可能な蓋部材になっており、
該蓋部材は、車道走行方向である前記筐体の幅方向で2分割された観音開き構造であることを特徴とするものである。
(1−2)また、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火栓装置であって、
ホースを収納するホース収納部を有し、上面に前記ホース引き出しのための開口を有し、側面にはこのための開口のない箱形状の本体部と、該本体部の上面開口を覆う天板部とを有する筐体を備え、
前記天板部は、前記監視員通路の路面として供用されると共に前記本体部に枢着されて回動して開閉可能な蓋部材になっており、
該蓋部材は車道側と反対側である奥側の第1板部材と該第1板部材に枢着された車道側の第2板部材で構成され、手前側の第2板部材を手前から奥に向けて押し上げるようにすることで、手前側の第2板部材が折り畳まれると共に、奥側の第1板部材が回動して起立状態となって開放されることを特徴とするものである。
(1−3)また、上記(1−1)又は(1−2)に記載のものにおいて、消火器を横に寝かした状態で収納する消火器収納部をさらに有し、該消火器収納部は前記消火器の向きがいずれの向きでも収納できるスペースを有することを特徴とするものである。
(1)本発明に係る消火栓装置は、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火栓装置であって、
ホースを収納するホース収納部を有し、上面が開口した箱形状の本体部と、該本体部の上面開口を覆う天板部とを有する筐体を備え、
前記天板部は、前記監視員通路の路面として供用されると共に開閉可能な蓋部材になっていることを特徴とするものである。
両方の板部材の連結部が山形状になるように前記手前側の板部材の手前側端部を奥側に向かってスライドさせて開放できるようにしたことを特徴とするものである。
前記手間側の板部材の裏面に設けられて、前記天板部の開閉時において前記車輪走行面部を走行する車輪とを備え、
前記車輪走行面部は、手前側の端部に下方に傾斜する傾斜面部を有し、該傾斜面部の上方の空間が前記天板部の閉止状態で前記車輪が収納される車輪収納空間になっていることを特徴とするものである。
上面が開口した箱形状の本体部と、該本体部の上面開口を覆う天板部とを有する筐体を備え、
前記天板部は、前記監視員通路の路面として供用されると共に開閉可能な蓋部材になっていることを特徴とするものである。
前記天板部は、前記監視員通路の路面として供用されると共に開閉可能な蓋部材になっていることにより、天板部を開扉することで、本体部の上面全体が開口されるため、消火用のホースの取り出しに支障が生ずることなく迅速な消火活動ができる。
本実施の形態に係る消火栓装置は、トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置されるものである。
まず、消火栓装置が設置される監視員通路の設置用空間について図10に基づいて説明する。
図10は、トンネルの路肩の監視員通路83の一部を示したものであり、図中、81はトンネル壁面、83は監視員通路、85は車道である。
監視員通路83の路面は、車道幅方向に車道85側が低くなるような傾斜面となっている。この傾斜面の勾配は、排水勾配と呼ばれ、傾斜角度は2.0%程度である。なお、2.0%の傾斜とは、100cmで2.0cmの高低差が生ずるような傾斜をいう。
以下、消火栓装置1を構成する各部について詳細に説明する。
本例における筐体7は、上述のように本体部11と天板部9を有し、全体形状は、図2に示すように、略直方体形状をしている。
上述のように、筐体7内にはホース3を内巻きにした状態で横向き(巻いた状態の中心軸が垂直方向になる方向)にして収納するので、筐体7は、高さよりも奥行きの大きい扁平な直方体形状をしている。
本体部11は、上面が開口した箱形状であり、本体部11の内部には、図1に示すように、ホース3を内巻きにした状態で横向きにして収納するホース収納部5、および消火器13を横に寝かせた状態で収納する消火器収納部15が設けられている。なお、ホース収納部5へのホース3の収納は内巻き以外の収納形態でも良く、例えば、ホースリールにホースを巻き付けるリール式の収納形態でも良い。リール式の場合でも、リールに巻き付けられたホース3は横向きに載置される。
また、ホース収納部5の図中右側で、かつ設置状態で奥側となる部位に、消火栓弁を操作するための操作レバー17が設けられている。
さらに、ホース収納部5の図中右側で、かつ設置状態で手前側となる部位には、ホース3の先端に設けられた消火ノズル19を保持するためのノズルホルダ(図示なし)が設けられている。
また、ノズルホルダによる消火ノズル19の保持方法についても、監視員通路83上あるいは、監視員通路83の下のいずれからでも容易に取り外し可能な保持方法にするのが望ましい。
なお、ノズルホルダを設けることなく、消火ノズル19を本体部11内に置くだけでもよい。
このように、本実施の形態の消火器収納部15は、消火器13の収納時の姿勢について、図1に示す状態と、図5に示す状態のいずれの状態での収納も可能なスペースを有している。
このため、消火栓装置1の設置現場の状況に応じて、消火器13の収納姿勢を適宜選択できる。
なお、消火器13を収納する姿勢は、図1、図5の場合に限られず、場合によっては斜め方向に寝かして収納することも考えられることから、消火器収納部15のスペースは、消火器13を寝かした状態でいずれの方向にも向けられるようにするのが好ましい。
なお、消火栓装置1の前面部には、図示しない赤色表示灯、非常ボタン、非常ランプが備えられており、常に該赤色表示灯は視認可能になっている。
張出し部31は、本体部11を設置用空間87内に収容する際に、設置用空間87の開口縁部91に形成された段部に載置する。これによって、張出し部31及び天板部9と、監視員通路83の路面とが面一になる。なお、張出し部31は少なくとも両側の2辺に設けられれば良く、その場合は開口縁部91の段部も両側の2辺にだけあれば良い。
天板部9は、図1に示すように、筐体7の幅方向で2分割された2枚の板部材9a、9bからなり、各板部材9a、9bは本体部11に枢着され、それぞれ両端の回動軸33a、33bを中心に回動可能になっており、180度あるいはそれ以上回動させることで開閉できるいわゆる観音開き構造になっている。
天板部9は、その全体が蓋部材として機能し、開扉状態では、図1に示すように本体部11の上面開口が全面開放するので、機器の操作やホース3の取り出しが容易にできる。特に、全面が開放することで、内巻きしたホース3の引き出しを、抵抗が少ない状態で円滑に行うことができる。
消火栓装置1は、監視員通路83の開口縁部91に本体部11の張出し部31を載置して、本体部11を設置用空間87内に収容するように設置される。
監視員通路83に排水勾配が設けられている場合には、排水勾配に合わせて天板部9を本体部11に対して傾斜させておけば、この場合でも監視員通路83に対して面一の状態で設置することができる。
また、天板部9を開扉した状態では、図4に示すように、全面が開放されるため、操作レバー17の操作、ホース3の引き出し、及び消火器13の取り出しを、監視員通路83の上から、あるいは監視員通路83の下からでも行うことができる。
また、天板部9は、180度あるいはそれ以上回動可能な観音開きの構造であるため、全開した状態で、天板部9を構成する板部材9a、9bの表面の少なくとも一部が監視員通路の路面に接すると共に天板部9路面に近接して配置され、作業者が板部材9a、9bに乗ることもできるので、天板部9が消火活動の邪魔になることもない。
なお、天板部9は180度あるいはそれ以上回動可能な観音開きの構造に限らず、本体部11の上面開口からホース3の引き出し等、消火栓装置1の操作ができれば良い。例えば、天板部9はスライド式の扉であっても良く、その場合、本体部11の上面開口は一部開口するだけでも消火栓装置1の操作が可能となる。
本実施の形態に係る消火栓装置35について、図5〜図8に基づいて説明する。なお、図5〜図8において実施の形態1の図1〜図4に示した部位と同一又は対応する部位には同一の符号を付して説明を省略する。
なお、奥側の第1板部材37aは、起立状態で保持できるような起立保持部材を備えるのが好ましい。
また、天板部37を開扉する際には、手前側の第2板部材37bを手前から奥に向けて押し上げるようにすることで、手前側の第2板部材37bが折り畳まれると共に、奥側の第1板部材37aが回動して図8に示すような起立状態となって、筐体7の全面が開放される。
そこで、図9に示すように、本体部11の内部であって底部よりも上方で天板部37よりも下方の位置に歩行用のステップ35を設け、天板部37を開扉した状態で、本体部内に足を踏み入れてスムーズな通行ができるようにするのが好ましい。
本実施の形態に係る消火栓装置について、図11〜図15に基づいて説明する。なお、図11〜図15において実施の形態2の図5〜図8に示した部位と同一又は対応する部位には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の消火栓装置41は、実施の形態2と同様に天板部37が奥側と手前側で2分割され、奥側の第1板部材37aと手前側の第2板部材37bで構成されているものであり、天板部37の構造をより具体化したものである。
第1板部材37aの前辺部には、図12(c)に示すように、閉扉状態で前方斜め下方に屈曲する第1屈曲片部45が形成され、第2板部材37bの後辺部には、図12(c)に示すように、閉扉状態で後方斜め下方に屈曲する第2屈曲片部47が形成されている。そして、第1屈曲片部45と第2屈曲片部47とは閉扉状態でV字溝49を形成するように配置され、V字溝49の底部にヒンジ43が取り付けられている。
なお、本明細書において前辺部、後辺部とは、それぞれ前辺、後辺の辺部そのもののみではなく、その近傍も含み、例えば前辺部は第1屈曲片部45を含んでいる。
V字溝49の上部の隙間は手指の太さよりも広くなっている。第1屈曲片部45と第2屈曲片部47が仮に垂直である場合は第1屈曲片部45と第2屈曲片部47の隙間が狭くなるため閉扉時において指詰めするが、V字溝49とすることにより、閉扉時において指詰めが生じないようになっている。
この開閉補助となる機構は、側面パネルを外した状態である図13に示すように、本体部11の両側面の内部側の上端近傍に設けられて奥行き方向に延びる車輪走行面部53と、第2板部材37bの前辺近傍の裏面(下面)に設けられて、天板部37の開閉時において車輪走行面部53を走行する車輪55とを備えている。
そして、車輪走行面部53は、奥側から手前側に延びる水平面部53aと、水平面部53aの前端部に連続して形成され、下方に傾斜する傾斜面部53bからなり、傾斜面部53bの上方の空間は天板部37の閉止状態において車輪55を収納する車輪収納空間57になっている(図14参照)。
なお、車輪55は車輪支持部材58に回転自在に取り付けられており、車輪55の材質は特に限定されないが、例えばゴムや樹脂等の軟質部材であれば動作時において静音効果が高い。
ストッパー59の具体的な形状は限定されないが、その一例として図14に示すように、水平面部53aから上方に突出する凸部形状のものが挙げられる。
なお、ガススプリング61が伸長しすぎると天板部37の全開時に第1板部材37aが背面側に傾くことになるので、これを防止するために棒状のストッパー65が設けられている。ストッパー65は、図13に示すように、車輪走行面部53に設けた長穴63に挿通され、その上端がガススプリング61の上端に連結され、下端にはフック65aが形成されている。ガススプリング61が伸長されて全開になったときに、フック65aが車輪走行面部53の下面に係止してガススプリング61がそれ以上伸長されないようになっている。
なお、ガススプリング61の付勢力は天板部37の重量による押し下力よりは小さく、天板部37の開扉を補助するものである。
図11、図12(a)に示す全開した状態では、第1板部材37aがほぼ垂直に立った状態になっており、この状態でも天板部37はガススプリング61の付勢力によって開放方向に付勢されているので、自重によって閉扉することはない。
図11、図12(a)に示す状態から天板部37を閉止する場合には、取っ手51を掴んで第2板部材37bを手前に引くようにすれば、天板部37の自重と引く力がガススプリング61の付勢力に勝り、車輪55が車輪走行面部53の水平面部53aを走行してスムーズに移動して、円滑な閉扉操作ができる。このとき、ガススプリング61の付勢力に抗することになるが、第1板部材37a及び第2板部材37bは鋼板であり、重量があるためこの重量が押し下力となるため、操作者が強い力を加える必要はない。
このとき、第2板部材37bの前辺と本体部11の間、第1板部材37a及び第2板部材37bの側辺部と本体部11の間には手指の太さ以上の隙間が形成されるようになっている。このため、仮に天板部37が一気に閉止した場合には手指等を天板部37と本体部11との間に挟まれる危険があるが、本実施の形態の消火栓装置41ではこの危険が回避されており安全性に優れる。
天板部37を完全に閉めた状態では、車輪55が車輪収納空間57に収納され、天板部37は図12(c)に示すように天板部37が水平になって完全に閉じた状態になる。
このとき、図12(c)に示すようにV字溝49が形成され、かつ溝幅が手指の太さよりも広いのでV字の溝部に指詰めをする危険もない。
本実施の形態に係る消火栓装置について、図17〜図21に基づいて説明する。なお、図17〜図21において実施の形態3の図11〜図15に示した部位と同一又は対応する部位には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の消火栓装置67は、実施の形態3と同様に天板部37が手前側と奥側で2分割され、第1板部材37aと第2板部材37bで構成されているものであるが、第1板部材37aと第2板部材37bの接続部の構造を変えたものである。
しかし、本実施の形態においては、ヒンジ43を第1屈曲片部45及び第2屈曲片部47に設けるのではく、第1板部材37aの前辺部及び第2板部材37bの後辺部のそれぞれの幅方向の複数箇所、例えば3箇所に天面側から下方に矩形の箱状に凹陥する凹陥部69を形成し、凹陥部69にヒンジ43を設けるようにしている(図17、図20参照)。
そして、凹陥部69に設けたヒンジ43の回動軸44と、第1屈曲片部45と第2屈曲片部47で形成されるV字溝49の先端(溝底)とが一致している(図19参照)。回動軸44とV字溝49の先端(溝底)とを一致させることで、天板部37の開閉の際にV字溝49の先端が干渉することなく、また大きな隙間が生ずることもない。
なお、取っ手70の高さは凹陥部69の凹み深さと同じかそれ以下に設定されており、天板部37の閉扉時に取っ手70が天板部37から上方に突出しないようになっている(図18参照)。
凹陥部69を、取っ手70の取付部として供用できるので、例えば実施の形態3における、第2板部材37bの様に別途凹陥する部位を設ける必要がなく、加工も容易になるという効果がある。
本実施の形態に係る消火栓装置について、図22〜図26に基づいて説明する。なお、図22〜図26において実施の形態4の図17〜図21に示した部位と同一又は対応する部位には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の消火栓装置71は、実施の形態4と同様に天板部37が手前側と奥側で2分割され、第1板部材37aと第2板部材37bで構成し、第1板部材37aと第2板部材37bの接続部に設けた凹陥部69にヒンジ43を設けているが(図22、図23参照)、第1板部材37aの前辺部及び第2板部材37bの後辺部における凹陥部69以外の辺部の形状を実施の形態4と違った形状にしている。
他方、第1板部材37aの前辺部における凹陥部69以外の部分には、天板部37の開閉に伴って第2板部材37bの後辺部の内側に出入りする湾曲片部73が形成されている(図23〜図26参照)。湾曲片部73は、例えば天板部37と同じく鋼板で形成する。
このため、第1板部材37aの前辺部と第2板部材37bの後辺部との間には、ほとんど隙間が形成されない。
なお、本実施の形態においても実施の形態3、4と同様の天板部37の開閉補助となる機構が設けられており、天板部37の開閉動作時において強い力を要しない点は実施の形態3、4と同様である。
また、上記の実施の形態3〜5においては、天板部37が本体部11の幅方向で連続するものであったが、例えば本体部11におけるホース収納部5と消火器収納部15のそれぞれを覆う部分を各別に設け、それぞれ別個に開放できるようにしてもよい。
(i)消火器の向きをいずれの向きでも収納できるスペースを有すること
(ii)前記天板部が、監視員通路の排水勾配に対応させて前記本体部に対して傾斜して設置すること
(iii)前記天板部が、前記本体部に枢着されて180度あるいはそれ以上回動可能になっており、開扉状態では前記監視員通路の路面に接すること
(iV)消火器を横に寝かせた状態で、かつ前記消火器の向きをいずれの向きでも収納できるスペースを有すること
(V)前記天板部は、奥行き方向で分割されて奥側の前記板部材と手前側の前記板部材の2枚の板部材で構成され、奥側の板部材が後辺部又は後辺部近傍で前記本体部に枢着され、手前側の板部材は奥側の板部材に枢着されていること
1 消火栓装置
3 ホース
5 ホース収納部
7 筐体
9 天板部
9a、9b 板部材
11 本体部
13 消火器
15 消火器収納部
17 操作レバー
19 消火ノズル
23 仕切り部
25 赤色表示灯
27 非常ボタン
29 非常ランプ
31 張出し部
33a、33b 回動軸
35 ステップ
<実施の形態2>
35 消火栓装置
37 天板部
37a 第1板部材
37b 第2板部材
39a 第1回動軸
39b 第2回動軸
<実施の形態3>
41 消火栓装置
43 ヒンジ
44 回動軸
45 第1屈曲片部
47 第2屈曲片部
49 V字溝
51 取っ手
53 車輪走行面部
53a 水平面部
53b 傾斜面部
55 車輪
57 車輪収納空間
58 車輪支持部材
59 ストッパー
61 ガススプリング
63 長穴
65 ストッパー
65a フック
<実施の形態4>
67 消火栓装置
69 凹陥部
70 取っ手
<実施の形態5>
71 消火栓装置
73 湾曲片部
<監視員通路>
81 トンネル壁面
83 監視員通路
85 車道
87 設置用空間
89 前壁
91 開口縁部
Claims (3)
- トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火栓装置であって、
ホースを収納するホース収納部を有し、上面に前記ホース引き出しのための開口を有し、側面にはこのための開口のない箱形状の本体部と、該本体部の上面開口を覆う天板部とを有する筐体を備え、
前記天板部は、前記監視員通路の路面として供用されると共に前記本体部に枢着されて回動して開閉可能な蓋部材になっており、
該蓋部材は、車道走行方向である前記筐体の幅方向で2分割された観音開き構造であることを特徴とする消火栓装置。 - トンネル内の車道の路肩に構築された監視員通路に設けられた設置用空間内に設置される消火栓装置であって、
ホースを収納するホース収納部を有し、上面に前記ホース引き出しのための開口を有し、側面にはこのための開口のない箱形状の本体部と、該本体部の上面開口を覆う天板部とを有する筐体を備え、
前記天板部は、前記監視員通路の路面として供用されると共に前記本体部に枢着されて回動して開閉可能な蓋部材になっており、
該蓋部材は車道側と反対側である奥側の第1板部材と該第1板部材に枢着された車道側の第2板部材で構成され、手前側の第2板部材を手前から奥に向けて押し上げるようにすることで、手前側の第2板部材が折り畳まれると共に、奥側の第1板部材が回動して起立状態となって開放されることを特徴とする消火栓装置。 - 消火器を横に寝かした状態で収納する消火器収納部をさらに有し、該消火器収納部は前記消火器の向きがいずれの向きでも収納できるスペースを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の消火栓装置。
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