JP4774477B2 - 消火器具箱 - Google Patents

消火器具箱 Download PDF

Info

Publication number
JP4774477B2
JP4774477B2 JP2007086452A JP2007086452A JP4774477B2 JP 4774477 B2 JP4774477 B2 JP 4774477B2 JP 2007086452 A JP2007086452 A JP 2007086452A JP 2007086452 A JP2007086452 A JP 2007086452A JP 4774477 B2 JP4774477 B2 JP 4774477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
inner box
fire
fire extinguisher
fixed outer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007086452A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008237808A (ja
Inventor
秀男 野村
直也 生石
Original Assignee
湖南広域行政組合
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 湖南広域行政組合 filed Critical 湖南広域行政組合
Priority to JP2007086452A priority Critical patent/JP4774477B2/ja
Publication of JP2008237808A publication Critical patent/JP2008237808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4774477B2 publication Critical patent/JP4774477B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、各種消火器具を収納する消火器具箱に関する。
従来から、道路に面した住宅地の敷地内に、地域住民が初期消火活動を行うための消火器具格納箱が設置されている。この消火器具格納箱には、ホース先端部に取り付けられるノズル(筒先)、放水供給口を開閉するための開閉キー、放水供給口に固定されるスタンドパイプ、および複数のホース等の各種消火器具が収納されている(例えば、特許文献1参照)。また、消火器具格納箱には、これらの消火器具を取り出すための開閉扉が開閉可能に設けられている。
初期消火活動を行う際には、地域住民等の作業者は、開閉扉を開けて消火器具格納箱内に収納された上記消火器具を取り出し、消火現場または放水供給口がある場所まで搬送する。そして、作業者はホースの取り付け作業等を行った後、放水作業を行う。
特開平11−276622号公報
しかしながら、従来においては、初期消火活動を行う際に、作業者は消火器具格納箱内に収納されている複数の消火器具を当該消火器具格納箱から取り出し、消火現場等まで搬送する必要がある。そのため、これらの消火器具を搬送するための複数の作業者が必要となることが多い。さらに、消火器具は重いことから、搬送する作業者が一名である場合には迅速性に欠ける。その結果、一刻を争う初期消火時に、作業者は即座に対応することができない。
特に、消火現場まで消火器具を搬送する作業者が高齢者や女性である場合、初期消火活動を行うまでの時間を多く要する場合が多い。その結果、初期消火を行うべき時間に初期消火を行うことができない。
また、消火器具格納箱の開閉扉が開いた状態になっている場合には、通行人や通行車両等の障害となる問題がある。
これらの課題に鑑みて、本発明の目的は、作業性に優れ、消火活動を迅速に行うことができ、通行の障害とならない消火器具箱を提供することである。
本発明に係る消火器具箱の要旨とするところは、1または複数の消火器具を収納する消火器具箱であって、前記1または複数の消火器具を収納する移動式内箱と、前記移動式内箱に取り付けられ、当該移動式内箱を移動可能にする移動手段と、屋外の所定位置に固定され、前記移動式内箱が出入りするための開口部を有し、前記移動式内箱を覆うように収納する固定式外箱と、を備え、前記移動式内箱は、長手方向における両側方に側壁部をそれぞれ有するとともに、前記側壁部に略鉛直に配され、前記固定式外箱内に収納された場合に当該固定式外箱の前記開口部を覆う被覆部を有し、前記側壁部の各々は、前記被覆部の側と逆側において略扇状部分を有することにある。
本発明によれば、移動式内箱に移動手段を取り付けることにより、初期消火活動を行うにあたり、作業者は当該移動式内箱を消火現場または放水供給口のある場所まで迅速に移動させることができる。それにより、作業者は、重量のある各種消火器具を上記の場所まで手で搬送する必要がなく、各種消火器具を迅速に搬送することができる。したがって、作業性が向上し、作業者は一刻を争う初期消火活動に迅速に対応できる。
また、各種消火器具を移動式内箱で搬送することができるので、複数の作業者で搬送を手分けする必要がなく、また、作業者が高齢者や女性である場合でも搬送作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、本発明の消火器具箱は、従前のように消火器具箱の開閉扉を開閉して消火器具を取り出す構成のものではないので、開放されたままの開閉扉が通行人や通行車両の障害になることはない。また、移動式内箱は、固定式外箱内に収納されるときには当該固定式外箱に施錠されるので、震動等により固定式外箱内から外部に出ることはない。
また、移動式内箱が固定式外箱内に収納された場合に、当該移動式内箱の被覆部が固定式外箱の開口部を覆うように配されるので、移動式内箱内の防水および防塵を図ることができる。
さらに、通常、巻かれた状態のホースを迅速に引き伸ばす作業(放水準備作業)には熟練された技能と知識が必要とされ、初心者は当該放水準備作業を迅速に行うことができない場合が多い。このような場合でも、本発明では、移動式内箱を使用することで消火器具の搬送時間を低減することにより、たとえ放水準備作業に時間がかかった場合でも、初期消火活動を行うまでにかかる全体時間を抑えることができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る消火器具箱について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る消火器具箱の構成を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態に係る消火器具箱100は、固定式外箱10および移動式内箱20を有する。
上記の固定式外箱10は箱状の外箱本体1を備える。外箱本体1の底面は開口されており、またその一側面には開口部1aが形成されている。また、外箱本体1の底部には、当該外箱本体1を支持する4つの支持脚2が取り付けられている。外箱本体1は4つの支持脚2により、例えば道路に面した住宅地の敷地等の屋外に固定される。
上記の移動式内箱20は後述の各種消火器具を収納する内箱本体11を備える。内箱本体11の底部には、当該内箱本体11を移動可能にする移動手段である4つのキャスター12が取り付けられている。4つのキャスター12のうちいずれか2つのキャスター12にはストッパーが付いている。
ここで、内箱本体11の長さ方向における両側各側面部を構成する側壁部11a(図1では、片側の側壁部11aのみ図示)は略扇状部分を有している。このように、側壁部11aが略扇状部分を有していることによって、当該略扇状部分の周縁部から内箱本体11の底部までの距離が短くなり、作業者は内箱本体11から消火器具を取り出し易くなる。これにより、搬出作業の作業性が向上する。
内箱本体11の内部領域は、仕切部11bにより2つの領域に区画されている。このように構成することによって、後述の各種消火器具を収納および取り出すことが容易となるとともに、同種の消火器具を同領域に収納することができる。それにより、消火器具の取り出し等の作業性が向上する。
また、内箱本体11は、上記の各側壁部11aに略垂直に配される被覆部13を備える。この被覆部13は、移動式内箱20が固定式外箱10内に収納された場合に当該固定式外箱10の開口部1aを被覆する。これにより、移動式内箱20内の防水および防塵を図ることができる。なお、側壁部11aの上記略扇状部分は被覆部13がある側と逆側に形成されている。したがって、移動式内箱20内の防水および防塵を確実に実現できる。
内箱本体11の被覆部13には引取手13aが設けられ、当該内箱本体11の側壁部11aには複数の反射テープ14が貼付されている。反射テープ14は車のライトの光等が照射されると、当該光を反射するので、車の運転者は作業者の位置を認識できる。これにより、作業中の事故を防止できる。
通常時には、移動式内箱20は固定式外箱10の開口部1aを介して当該固定式外箱10内に収納されている。この場合、移動式内箱20が震動等により固定式外箱10内から出てしまわないように、当該移動式内箱20は固定式外箱10に施錠される。
そして、初期消火活動を行う際には、作業者により移動式内箱20の施錠状態が開錠され、移動式内箱20が固定式外箱10内から取り出される。
図2は、図1の移動式内箱20内に収納される各種消火器具を示す模式図である。図2(a)には、巻かれた状態にあるホース30が示されている。移動式内箱20内には、このホース30が例えば3本収納されている。
図2(b)には、十字型の開閉キー31が示されている。開閉キー31は放水供給口を開閉するためのものである。
図2(c)には、ホース30の先端に取り付けられるノズル(筒先)32が示されている。図2(d)には、スタンドパイプ33が示されている。スタンドパイプ33は、上述の放水供給口に取り付けるものであり、当該スタンドパイプ33の先端にホース30を取り付ける。それにより、ホース30を放水供給口に直接取り付ける場合よりも、ホース30内に水が供給され易くなる。
なお、上述の図2においては、ホース30が巻かれた状態にある場合について説明したが、これに限定されるものではなく、当該ホース30が折り畳んだ状態にあってもよい。これにより、ホース30の引き伸ばし作業をより迅速に行うことができる。
また、折り畳んだ状態のホース30の先端にノズル32が予め取り付けられ、当該ホース30の後端にスタンドパイプ33が予め取り付けられていてもよい。これにより、初期消火時に、ホース30に対するノズル32およびスタンドパイプ33の取り付け作業を行う必要がなく、初期消火活動に迅速に対応することができる。
(本実施の形態における効果)
本実施の形態においては、移動式内箱20に移動手段であるキャスター12を取り付けることにより、初期消火活動を行うにあたり、作業者は当該移動式内箱20を消火現場または放水供給口のある場所まで迅速に移動させることができる。それにより、作業者は、重量のある各種消火器具を上記の場所まで手で搬送する必要がなく、各種消火器具を迅速に搬送することができる。したがって、作業性が向上し、作業者は一刻を争う初期消火活動に迅速に対応できる。
また、各種消火器具を移動式内箱20で搬送することができるので、複数の作業者で搬送を手分けする必要がなく、また、作業者が高齢者や女性である場合でも搬送作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、本発明の消火器具箱100は、従前のように消火器具箱の開閉扉を開閉して消火器具を取り出す構成のものではないので、開放されたままの開閉扉が通行人や通行車両の障害になることはない。また、移動式内箱20は、固定式外箱10内に収納されるときには当該固定式外箱10に施錠されるので、震動等により固定式外箱10内から外部に出ることはない。
また、移動式内箱20が固定式外箱10内に収納された場合に、当該移動式内箱20の被覆部13が固定式外箱10の開口部1aを覆うように配されるので、移動式内箱20内の防水および防塵を図ることができる。
さらに、通常、巻かれた状態のホース30を迅速に引き伸ばす作業(放水準備作業)には熟練された技能と知識が必要とされ、初心者は当該放水準備作業を迅速に行うことができない場合が多い。このような場合でも、本発明では、移動式内箱20を使用することで消火器具の搬送時間を低減することにより、たとえ放水準備作業に時間がかかった場合でも、初期消火活動を行うまでにかかる全体時間を抑えることができる。
なお、上記実施の形態では、固定式外箱10内に一つの移動式内箱20を収納することとしたが、これに限定されるものではなく、複数(例えば、2つ)の移動式内箱20を収納してもよい。
以上、本発明に係る消火器具箱の態様を説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正または変形を加えた態様で実施し得るものであり、これらの態様はいずれも本発明の技術的範囲に属するものである。
本発明に係る消火器具箱は、地域住民の住宅地または工場等において利用することができる。
本実施の形態に係る消火器具箱の構成を示す斜視図である。 図1の移動式内箱内に収納される各種消火器具を示す模式図である。
符号の説明
1 外箱本体
1a 開口部
2 支持脚
10 固定式外箱
11 内箱本体
11a 側壁部
11b 仕切部
12 キャスター
13 被覆部
13a 引取手
14 反射テープ
20 移動式内箱
30 ホース
31 開閉キー
32 ノズル
33 スタンドパイプ
100 消火器具箱

Claims (1)

  1. 1または複数の消火器具を収納する消火器具箱であって、
    前記1または複数の消火器具を収納する移動式内箱と、
    前記移動式内箱に取り付けられ、当該移動式内箱を移動可能にする移動手段と、
    屋外の所定位置に固定され、前記移動式内箱が出入りするための開口部を有し、前記移動式内箱を覆うように収納する固定式外箱と、を備え
    前記移動式内箱は、長手方向における両側方に側壁部をそれぞれ有するとともに、前記側壁部に略鉛直に配され、前記固定式外箱内に収納された場合に当該固定式外箱の前記開口部を覆う被覆部を有し、
    前記側壁部の各々は、前記被覆部の側と逆側において略扇状部分を有することを特徴とする消火器具箱。
JP2007086452A 2007-03-29 2007-03-29 消火器具箱 Expired - Fee Related JP4774477B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007086452A JP4774477B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 消火器具箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007086452A JP4774477B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 消火器具箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008237808A JP2008237808A (ja) 2008-10-09
JP4774477B2 true JP4774477B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=39909835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007086452A Expired - Fee Related JP4774477B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 消火器具箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4774477B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109432640A (zh) * 2018-10-24 2019-03-08 北京博纳菲德科技有限公司 一种钻机用消防设备箱

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0385771A (ja) * 1989-08-30 1991-04-10 New Japan Radio Co Ltd 埋込ツェナーダイオードの製造方法
JPH09234180A (ja) * 1996-02-28 1997-09-09 Inax Corp ワゴン式収納ブース
JP2002165646A (ja) * 2000-12-04 2002-06-11 Inax Corp ワゴン付き収納装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109432640A (zh) * 2018-10-24 2019-03-08 北京博纳菲德科技有限公司 一种钻机用消防设备箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008237808A (ja) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6568777B2 (ja) 消火栓装置
JP4774477B2 (ja) 消火器具箱
JP6718653B2 (ja) 消火栓装置
KR102311359B1 (ko) 소방호스용 수납 가방
KR101722248B1 (ko) 소화 장치
JP5791435B2 (ja) 高所作業車のバスケット
JP2014024668A (ja) 高所作業車のバスケット
JP5102117B2 (ja) 消火栓装置
JP3118661B2 (ja) 台車付消火栓
JP2010104432A (ja) 消火栓装置
JP7146026B2 (ja) 消火栓装置、及び消火栓設備
KR102362925B1 (ko) 소방 호스 배낭
JP3186946U (ja) 移動式初期消火機器
JP2002291928A (ja) 消火栓装置
JP6842911B2 (ja) 消火栓装置
JP3118662B2 (ja) カセット型消火栓システム
JP7098939B2 (ja) 消火栓
JP7299396B2 (ja) 消火栓装置
KR101759177B1 (ko) 소방용 전기 구동 차량
JP7481547B2 (ja) 消火栓装置
JP6317848B2 (ja) 消火栓装置
JP2017209134A (ja) 消火栓装置
JP2018038781A (ja) 消火栓収納箱
JP7285282B2 (ja) 消火栓装置及び消火栓設備
KR101908883B1 (ko) 소방호스 리프팅용 걸이구

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110204

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4774477

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees