JP2002291928A - 消火栓装置 - Google Patents

消火栓装置

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JP2002291928A
JP2002291928A JP2001098314A JP2001098314A JP2002291928A JP 2002291928 A JP2002291928 A JP 2002291928A JP 2001098314 A JP2001098314 A JP 2001098314A JP 2001098314 A JP2001098314 A JP 2001098314A JP 2002291928 A JP2002291928 A JP 2002291928A
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Masayuki Nakamura
雅之 中村
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、消火栓ボックスの設置位置に対し
て左右何れの方向の火災の発生にも迅速に対応すること
ができ、簡単な構成でノズルの放水を任意な方向と高さ
に設定して効果的に消火することができる消火栓装置を
実現する。 【解決手段】 本発明は、一端にノズルが接続されて他
端に消火用の水圧源が接続される消火用ホースと、消火
用ホースを内部に格納する消火栓ボックスと、消火栓ボ
ックスの前面を開閉する消火栓扉とを備えた消火栓装置
において、ノズルを着脱自在に装着するノズルホルダを
消火栓扉の中央部に縦に装着した消火栓装置を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消火栓装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として、図9に示す
ような消火栓装置がある(特開平11−276622
号)。図9において、101は消火栓装置、102は箱
状の本体、103は前面扉、104はホース収納体、1
04aはその開口部である。前面扉103は、本体10
2の前面側に左右方向に回動自在に取りつけられてい
る。106は消火用ホース、107はノズル、109は
ノズルホルダで、前面扉の背面に突出して取りつけられ
ている。このノズルホルダ109はホース収納体104
の開口部104aと対向していて、前面扉103を閉じ
た状態ではノズルホルダ109の先端が開口部104a
内に入り込むようになっている。また、108は消火栓
弁、109はノズルホルダである。
【0003】このように構成した消火栓装置は建物の通
路の側壁等に設置され、平常時にはホース収納体104
内に消火用ホース106を巻装状態でホース収納体10
4内に収納して前面扉103を閉じておく。火災の発生
により前面扉103の左の端を掴んで右端側を支点に回
転して前面を開放すると、ノズル107が消火用ホース
106を引っ張りながら前面扉103の回転に追随して
引き出される。そして、前面扉103を開けた消火栓装
置101の操作者が消火栓弁108を開くと共に、ノズ
ル107をノズルホルダ109から取り出して、火災現
場まで運んで火災を消火することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した従来の消
火栓装置によれば、上述のように前面扉103の閉鎖時
にはノズルホルダ109の先端が開口部104a内に入
り込むようになっている。したがって、消火栓装置10
1の厚みの厚くなるのが防止される。また、消火用ホー
ス106のノズル107を保持するノズルホルダ109
を前面扉103の背面に設けたので、火災時に前面扉1
03を開けると直ちにノズル107の位置を確認するこ
とができるという効果が前記の公報の「発明の詳細な説
明」の中に記載されている。
【0005】一般に、消火栓等を利用した消火に限らず
全ての消火活動の原則は初期消火であって、火災の発生
に即応した迅速な消火動作が要求されている。一方、こ
の種の消火栓装置101は上述のように建物の通路の側
壁等の適当な位置に設置されるのに対して、火災はこの
消火栓の設置位置に無関係で不特定な方向に発生する。
したがって、ノズル107を接続した消火用ホース10
6等を収容する消火栓装置1を最小限の手足の挙動動作
で開閉してノズルを把持でき、且つ左,右何れの方向の
火災にも対応できるように構成することが必要になる。
【0006】これに対して、前記の従来の消火栓装置1
01では、前面扉103が左右に開閉する所謂ゆる“ド
ア型”に構成されている。このため、前面扉103を開
放した消火栓装置101の操作者が、右側に開かれたノ
ズルホルダ109の位置まで移動することになる。この
ため、左方向の火災の発生に対する消火動作の対応には
不相応で、不特定な方向に発生する火災についての双方
向的な応動性に欠けることになる。また、消火栓装置1
01のノズル107を火点に向けて消火するときに、火
災状況によっては高さや方向を変えて消火水を噴射させ
て効果的な消火ができる場合も発生する。これに対し
て、従来一般の消火栓装置では、このような消火に対応
することができない。また、ノズル107を操作者が常
時支えていなければならず、救助等の別の処置が執れな
かったり、被災者の避難や救助が遅れがちになる等の問
題点があった。
【0007】本発明は上述のような従来の課題を解決す
るためになされたもので、ノズルを装着する前面扉を対
称構造に構成して、左右何れの方向の火災の発生にも即
動的に対応することができ、簡単な構成でノズルの放水
を任意な方向と高さに設定して効果的に消火することが
できる消火栓装置を実現することを目的にしたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端にノズル
が接続されて他端に消火用の水圧源が接続される消火用
ホースと、消火用ホースを内部に格納する消火栓ボック
スと、消火栓ボックスの前面を開閉する消火栓扉とを備
えた消火栓装置において、ノズルを着脱自在に装着する
ノズルホルダを消火栓扉の中央部に縦に装着した消火栓
装置消火栓装置を構成したものである。また、本発明
は、一端にノズルが接続されて他端に消火用の水圧源が
接続される消火用ホースと、消火用ホースを内部に格納
する消火栓ボックスと、消火栓ボックスの前面を開閉す
る消火栓扉とを備えた消火栓装置において、ノズルを着
脱自在に装着するノズルホルダを消火栓ボックスの複数
箇所に移し換え可能に取り付けた消火栓装置を構成した
ものである。また、本発明は、一端にノズルが接続され
て他端に消火用の水圧源が接続される消火用ホースと、
消火用ホースを内部に格納する消火栓ボックスと、消火
栓ボックスの前面を開閉する消火栓扉とを備えた消火栓
装置において、ノズルを着脱自在に装着するノズルホル
ダを消火栓ボックスの付近に設けられた保持部材の複数
箇所に移し換え可能に取り付けた消火栓装置を構成した
ものである。さらに、上記において、ノズルホルダを保
持手段に保持された状態でノズルの放水方向を三次元方
向に調節自在な自在ホルダで構成した消火栓装置を構成
したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1の構成を示す斜視説明図、
図2は開扉状態の消火栓扉上の部分斜視図、図3は消火
栓弁の連結系統を示す斜視図である。実施の形態1を示
す図1〜3において、1Aはノズルホルダ、2はノズ
ル、3はホース、40は消火栓ボックス、5は消火栓
扉、5a,5bは消火栓扉5の取っ手である。実施の形
態1では、図示のような構造のノズルホルダ1Aを用い
た場合が示すされている。
【0010】ノズルホルダ1Aはバネ性を備えていて開
口部を有する逆Ω字状で、消火栓扉5の内面の中央部に
設けられている。消火栓扉5の中央部に設けられたノズ
ルホルダ1Aには、ノズル2が縦方向に装着される。3
1は消火栓弁、31aは消火栓弁レバー、32は分岐
管、33は本管、34はポンプ、35は水槽である。ま
た、6は開弁レバー、61はワイヤ、62は可撓性チュ
ーブからなるワイヤガイドである。開弁レバー6と消火
栓弁レバー31aとはワイヤ61で連結され、開弁レバ
ー6の操作で消火栓弁31が開放される。
【0011】次に、上述のような構成の消火栓装置4の
消火栓ボックス40が事務所の廊下等の通路脇の壁面に
設置されている場合を例示して、初めに実施の形態1の
図1〜3を参照して消火動作を説明する。火災が消火栓
ボックス40の左方で発生すると、火災の発見者が消火
栓ボックス40に向かって疾走する。発見者が消火栓ボ
ックス40に近付いて、取っ手5bまたは5aのうちの
近い方を握って前傾式の消火栓扉5を開放する。発見者
は自然に消火栓扉5の中央部に立って半身に構えなが
ら、左右幅の中央に装着されたノズル2を両手で掴んで
ノズルホルダ1Aから引き外す。次いで、右隣で起立し
ている開弁レバー6Aを、前面に表示された“引く”の
指示に沿って手前に引き倒してから、フリー状態のノズ
ル2の付近を抱えて空ホースを引き伸ばしながら、左方
に走って火点にノズル2を向けて消火準備が完了する。
【0012】一方、既に開弁レバー6Aが引き倒されて
いるので、レバー6Aに連結されているワイヤ61が矢
印方向に引っ張られる。すると、図2に示すようにワイ
ヤ61を挿通した固定状態のワイヤガイド62を介し
て、消火栓弁31のハンドル31aが回転して弁体内部
の送水弁が開かれる。同時に、ハンドル31aに連動し
ていて共に図示されていないリミットスイッチとポンプ
起動盤を介して、ポンプ34が起動される。起動された
ポンプによって水槽35内の消火水が即座に吸い込まれ
て、水槽35からの消火水が消火栓弁31およびホース
3を介してノズル2から放出される。
【0013】また、火災が消火栓ボックス40の右方に
発生した場合も、近い方の取手5bまたは5aを握って
消火栓扉5が開けられる。ほぼ中央に立った操作者は右
に向かって半身に構えながら、ノズル2を両手で掴んで
ノズルホルダ1Aから外す。このときも、前記と同様に
表示に沿って開弁レバー6Aを片手で手前に引き倒して
から、ノズルホルダ1Aから外したノズル2を持って消
火栓ボックス40の位置から右方に疾走して火点に放水
することになる。
【0014】この場合において、消火栓扉5の構造が前
傾式で取っ手5aと5bが左右対称に構成され、しかも
ノズルホルダ1Aがこの対称形の消火栓扉5の中央に設
けられている。そして、中央に配置されたノズルホルダ
1Aに、ノズル2が縦方向に装着されている。したがっ
て、火災が消火栓ボックス40の左右何れの方向に発生
した場合でも、消火動作がほぼ等しくなって両方向に時
間差を生じさせることなく均等且つ即動的な消火作業を
実施することができる。図面には2つの取っ手5a,5
bを左右に配置したが、中央に設けた1個の取っ手に代
えて削減することも可能である。ただし、左右に設けた
場合は、それだけ距離が短くなって僅かながらも放水ま
での動作時間が短縮できる。
【0015】また、ノズルホルダ1Aの近接位置に開弁
レバー6Aが設置されているので、操作者が同一の位置
に留まったままでノズル2の取り外しに追随させて開弁
レバー6Aによる消火栓弁31を開くことができる。こ
のため、消火操作に費やす時間を一層短縮することがで
きる。さらに、消火栓ボックス40からのホース3の引
き出し動作は開弁レバー6Aの操作後になるので、開弁
レバー6Aがノズルホルダ1Aの左右何れに接近してい
ても殆ど支障なく実施できる。よって、この場合も、ホ
ースの引っかかり等によるタイムロスが起きる確率が少
なくなり、火災の発生に対処するための左右の応動動作
に時間差が生じることがない。
【0016】実施の形態2 図4は本発明の実施の形態2の構成を示す斜視説明図、
図5は自在ホルダの拡大斜視図である。実施の形態2と
次の実施の形態3を含めて、消火栓ボックス40がトン
ネル内に設置された場合を例示して説明する。ここでは
ホース3の先端のノズル2が、図5に示すような自在ホ
ルダ1に装着されている。自在ホルダ1にはステンレス
鋼や真鍮等の錆びにくい材質が用いられ、拡げた両手で
把持できるハンドル12,12aが設けられている。ハ
ンドル12,12aの下部に設けられた垂直回動部本体
10と支持体11aの間や水平回動部本体11とベース
13の間には、適度な摩擦を与える硬質ゴム板等が介装
されている。そして、自在ホルダ1のハンドル12,1
2aの操作により、装着されたノズル2の放水方向を三
次元方向に調節可能に構成されている。
【0017】ノズル把持部18,18の下方のボルト1
5,16には平座金とスプリングワッシャーが介在され
て、ここも接触面に一定の摩擦力が維持されている。ま
た、5cは消火栓装置4の取り扱いを説明するシート状
の図説書で、消火栓扉5の背面に装着されたノズル2の
付近に貼付されている。図説書5cには開弁レバー6の
操作方法や自在ホルダ1の着脱操作等が、火急時にも理
解し易いようにカラーを使った模式図等を添えて記載さ
れている。図4の42は消火器を入れた収納部の消火器
扉である。このほか、詳しい構成部材の説明は省略し
て、次に図4と図5の消火動作を説明する。
【0018】トンネル内で出火した車が消火栓ボックス
40の前で停止した場合、脱出した搭乗者が消火栓扉5
を開けると消火栓扉5の上にノズル2を装着した自在ホ
ルダ1が手前に現れる。ノズル2の脇の図説板5cの
「レバーを引けばそのまま放水します」と書かれた説明
を読み、その指示に従って開弁レバー6を引く。次い
で、ハンドル12を上下左右に動かして、ノズル2のお
よその噴射方向を定める。既に開弁レバー6が引かれて
いるので、前述と同様に起動されたポンプ34によって
加圧された消火水がホース3に送られてノズル2から放
水される。
【0019】このとき、放水に伴う反力や水圧でホース
3に内圧が発生して、ノズル把持部18にノズル2の把
持に抵抗する力が加えられる。しかしながら、ノズル把
持部18には予めこの抵抗力に充分対抗できる把持力が
設定されているので、ノズル2がノズル把持部18から
外れるようなことがない。また、ノズル2の上,下左,
右の放水方向は垂直用締付ボルト15や水平用締付ボル
ト16が前記の介装部材を介して締め付けて適度な摩擦
力を加えているので、これらの摩擦力が前記ノズル2に
加わる力に抗して所定の放水方向を維持することもでき
る。
【0020】燃えるトラックの消火に携わる運転手は、
火災の進行状況とノズル2の放水状態を見ながら適切な
位置に放水するように再びハンドル12を操作する。こ
のときのハンドル12に与えるモーメントは、前記垂直
用締付ボルト15や水平用締付ボルト16が適度な締付
摩擦力を十分に越えるようにハンドル12のアーム長さ
(ボルト15の軸から握り12aの中央までの距離、ボ
ルト16の軸から握り12aの中央までの距離)が設計
されているので、容易にノズル2の放水方向を修正する
ことができる。
【0021】消火活動する運転手等は活動の初期に既に
図説板5cを読み取って、ノズル2をノズル把持部18
から外す操作が理解済みである。ノズル2を外すことが
必要な場合は、実施の形態1と同様でノズル2を掴んで
から力を加えて上方に引き抜くだけである。普通の状態
ではノズル2がノズル把持部18に装着されていて自在
ホルダ1によって放水が無人状態で維持されるので、ノ
ズル2の保持者の人手を消火器による消火や車内に残る
怪我人の救出、或いは非常通報電話による情報交換等の
別の行動に振り向けることが可能になる。
【0022】実施の形態3 図6は本発明の実施の形態3の構成を示す斜視説明図、
図7は自在ホルダの取付部の底面斜視図、図8は自在ホ
ルダの取付状態の断面説明図である。実施の形態3の構
成を示す図6乃至図8においては、ノズル2を装着した
自在ホルダ1が複数箇所に移し換え可能に取り付けられ
るように構成されている。図6の43は消火栓ボックス
40に取りつけられた延出ステイ、図8の17(総称)
は角穴装着孔である。17a〜17dは消火栓ボックス
40の角穴装着孔(図4も参照)、17eは延出ステイ
43に穿設された角穴装着孔である。図8のBは消火栓
ボックス40や延出ステイ43の板部材で、断面で示さ
れている。
【0023】前述のように、実施の形態3においても、
図4,5のときと同じトンネル内の消火動作を説明す
る。ただし、ここでは出火時における火点がやや高い位
置で、例えばトンネル内を走行中のトラックの荷台が出
火した場合で説明する。荷台上で出火したトラックが消
火栓ボックス40の前に停車して、車内から飛び出した
運転手等が消火栓扉5を開くと図4のときと同様に(通
常時)自在ホルダ1にノズル2を装着したホース3が引
き出される。運転手等が図説書5cの説明通りに着脱用
のつかみ13a、13aを掴んで持ち上げると、ノズル
2を装着した自在ホルダ1が引き抜かれる。角柱部14
aの基部は角穴17aより僅かに小さい寸法公差に形成
されているので、簡単に引き抜くことができる。
【0024】出火位置が高いので、引き抜いた自在ホル
ダ1をホース3を引っ張りながら、消火栓ボックス40
のトラックに近い角穴17bに自在ホルダ1の角柱部1
4aを差し込む。このとき、取付部14の先端が小径の
円筒部14bに形成されているので、角穴17bへの挿
入が容易になる。必要により、角柱部14aに僅かな先
細りのテーパを形成すれば、一層挿入し易くなる。角柱
部14aを消火栓ボックス40の角穴17bに挿入した
ときの状態が、図6に示されている。
【0025】図6に示された状態で消火水をノズル2か
ら放水すると図8の矢印で示すように、放水反力とホー
ス3の内圧および自在ホルダ1の重量により角穴17b
を中心に反時計方向のモーメントが加えられる。しかし
ながら、自在ホルダ1の嵌め合いが角穴と角柱との角型
の嵌合構造に構成されているので、両嵌合部材が噛み合
って自在ホルダ1の角穴17bからの抜け出しが防止さ
れることになる。角柱部14aの材質は銅やアルミニウ
ム等の軟質金属でもよいが、嵌合部の付近に摩擦を有す
る硬質ゴム板を被着してもよく、このように構成すれば
自在ホルダ1は角穴17bからさらに抜け難くすること
ができる。
【0026】嵌め込む穴が角穴の構造になっているの
で、水平回動部本体11の回転をハンドル12で行なっ
ても自在ホルダベース13は回転しない。運転者等はこ
の状態で、放水させながらハンドル12を操作してトラ
ック荷台の上部の出火箇所に消火水を噴出させることが
できる。必要に応じて消火栓ボックス40に取り付けら
れた延出ステイ43の高い位置の角穴17eに自在ホル
ダ1を取り付けることもできる。また、角穴17をトン
ネルの壁部に沿って適当なピッチに設ければ、消防士が
適宜これらの角穴17に自在ホルダ1を取り付けること
ができ、他の作業に着手できるので人手が少なくて済
む。
【0027】以上のように、実施の形態3によれば、ノ
ズルを装着した自在ホルダを消火栓ボックスの近くの保
持部材の複数箇所に移し換え自在に構成した。この結
果、水平方向と垂直方向の広い範囲から適切な位置を選
択して放水できるので、無人で広範囲な方向に放水し
て、効果的な消火活動を行うことができる。
【0028】なお、上述した本発明の実施の形態ではノ
ズルホルダとノズル把持部を逆Ω字状の装着部材で構成
した場合を例示して説明したが、簡単に着脱できるよう
な構造の装着部材であれば必ずしも実施の形態の構造に
拘るものではない。また、自在ホルダを消火栓ボツクス
と延出ステイに設けた角穴装着孔を利用して移し換えた
場合を挙げて説明したが、高さや位置を変更できれば別
の構造の移し替え部材を利用するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜4の各消火栓装置によれば、次のような効果が期待で
きる。 1.火災が消火栓ボックスの設置位置に対して左右何れ
の方向に発生した場合でも、消火動作がほぼ等しくなっ
て両方向に時間差を生じさせることなく均等且つ即動的
な消火作業を実施することができる。 2.ノズルがノズル把持部に装着されていて自在ホルダ
によって放水が無人状態で維持されるので、ノズルの保
持者の人手を車内に残る怪我人の救出や非常通報電話に
よる情報交換等の別の行動に振り向けることが可能にな
る。また、ノズルの位置が消火栓ボックスの大きさの範
囲で自由に選択でき、無人消火の放水領域を拡げること
ができる、 3.ノズルの位置が保持部材の大きさの範囲で自由に選
択でき、無人消火の放水領域を一層拡張することができ
る、 4.ノズルが三次元方向に調節が可能な自在ホルダに装
着されているので、放水方向を適切な方向や角度に設定
して消火活動を行うことができる。
【0030】よって、本発明によれば、消火栓ボックス
の設置位置に対して左右何れの方向の火災の発生にも迅
速に対応することができ、簡単な構成でノズルの放水を
任意な方向と高さに設定して効果的に消火することがで
きる消火栓装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の構成を示す斜視説明図
である。
【図2】実施の形態1の一部の拡大斜視図である。
【図3】消火栓弁の付近の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2の構成を示す斜視説明図
である。
【図5】自在ホルダの拡大斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態3の構成を示す斜視説明図
である。
【図7】自在ホルダの取付部の底面斜視図である。
【図8】自在ホルダの取付状態の断面説明図である。
【図9】従来の消火栓装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 自在ホルダ(ノズルホルダ) 1A ノズルホルダ 2 ノズル 3 ホース 4 消火栓装置 5 消火栓扉 6,6A 開弁レバー 10 垂直回動部本体 11 水平回動部本体 12,12a ハンドル 13 自在ホルダベース 14 取付部 15 垂直用締付ボルト 16 水平用締付ボルト 17 角穴装着孔 18 ノズル把持部 31 消火栓弁 40 消火栓ボックス 43 延出ステイ(保持部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にノズルが接続されて他端に消火用
    の水圧源が接続される消火用ホースと、該消火用ホース
    を内部に格納する消火栓ボックスと、該消火栓ボックス
    の前面を開閉する消火栓扉とを備えた消火栓装置におい
    て、 前記ノズルを着脱自在に装着するノズルホルダを前記消
    火栓扉の中央部に縦に装着したことを特徴とする消火栓
    装置。
  2. 【請求項2】 一端にノズルが接続されて他端に消火用
    の水圧源が接続される消火用ホースと、該消火用ホース
    を内部に格納する消火栓ボックスと、該消火栓ボックス
    の前面を開閉する消火栓扉とを備えた消火栓装置におい
    て、 前記ノズルを着脱自在に装着するノズルホルダを前記消
    火栓ボックスの複数箇所に移し換え可能に取り付けたこ
    とを特徴とする消火栓装置。
  3. 【請求項3】 一端にノズルが接続されて他端に消火用
    の水圧源が接続される消火用ホースと、該消火用ホース
    を内部に格納する消火栓ボックスと、該消火栓ボックス
    の前面を開閉する消火栓扉とを備えた消火栓装置におい
    て、 前記ノズルを着脱自在に装着するノズルホルダを前記消
    火栓ボックスの付近に設けられた保持部材の複数箇所に
    移し換え可能に取り付けたことを特徴とする消火栓装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルホルダを保持手段に保持され
    た状態でノズルの放水方向を三次元方向に調節自在な自
    在ホルダで構成したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3の何れかに記載の消火栓装置。
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