JP3591683B2 - 搬送式消防用工具格納箱 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば消防用、救命用等の工具を格納する工具格納箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は火災や震災等の場合に、消防隊員や救命隊員は消防用工具や救命用工具を例えば、自治会、集会所、工場、作業所、一般可燃物取扱所、マンンション、ホテル、デパ−ト、避難指定場所等の保存場所から災害現場まで持っていくのに、人が箱に詰めて運んだり、車に積んで運んだりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、箱に詰めて人が運ぶときは、箱に色々な工具を入れると重くなるため、一人では運ぶことが出来ないことがあった。
【0004】
また、車で運ぶときは、火災現場、震災現場等の災害現場に車が入れないときにはその手前から人が工具を手に持ってバラバラに現場に運ぶため、工具を迅速に運べないという問題点があった。
【0005】
そこで、この発明は、火災や震災等の災害の場合に、消防隊員や救命隊員が消防用工具や救命用工具を保存場所から災害現場まで一人で簡単に運べるようにした工具格納箱を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、消防用工具が取出し可能に格納された消防用工具格納箱であって、直方体形状を有し、前面に開口が設けられ、立てた状態で設置可能な工具格納箱本体と、該工具格納箱本体の前記前面開口を開閉する開閉扉と、雄表面と雌表面とを有し、前記工具格納箱本体又は前記開閉扉の内面に取付けられ、前記工具を巻き込んだ状態で前記雄表面と雌表面をクロスさせることにより取付け可能な接着布と、前記工具格納箱本体の底部側に設けられ、該工具格納箱本体を背面側に斜めに倒した状態で該工具格納箱本体を支持して前後方向に転動可能な一対の固定車輪と、前記工具格納箱本体の天面部に取付けられ、該工具格納箱本体を前記背面側に斜めに倒して前記一対の固定車輪により支持された状態で把持可能な取手とを備え、前記工具格納箱本体内には、底部のホース格納室に消防ホースが取出し可能に格納されるとともに、前記ホース格納室の上部に消防ポンプが、前記前面開口から外部にスライド自在なスライドレールに載置されることにより取出し可能に格納されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0010】
[発明の実施の形態1]
図1は本発明の実施形態1に係る消防ポンプ格納箱の正面図、図2は同消防ポンプ格納箱の右側面図、図3は同消防ポンプ格納箱の背面図、図4は同消防ポンプ格納箱の平面図、図5は同消防ポンプ格納箱の底面図、図6は同消防ポンプ格納箱の扉を開いた状態を示す正面図、図7は同消防ポンプ格納箱に取り付けられた接着布を示す正面図、図8は同消防ポンプ格納箱に取り付けられた接着布を示す平面図、図9は同接着布により工具を取り付けた状態を示す説明図である。
【0011】
図において、1は例えば高さが1150mm、幅が500mm、奥行が550mmで、縦長の四角い消防ポンプ格納箱本体で、その天面部1aは背面側が高くなるように傾斜している。2は消防ポンプ格納箱本体1に蝶番3で取り付けられ、消防ポンプ格納箱本体1の前面開口を閉止する開閉扉である。
【0012】
4は消防ポンプ格納箱本体1の天面部1aの背面側に取り付けられたステンレス製の取手、5は消防ポンプ格納箱本体1の底面部1bの前面側の両側にそれぞれ取り付けられたゴム脚、6は消防ポンプ格納箱本体1の両側面の底部寄りにそれぞれ取り付けられた一対の車輪である。
【0013】
7は開閉扉2の側部よりに設けられた閉止ハンドル、8は開閉扉2の下部に設けられた6つの空気抜穴、9は消防ポンプ格納箱本体1の背面の上部に設けられた6つの空気抜穴である。
【0014】
10は消防ポンプ格納箱本体1の内部で、底部より所定高さに設けられた逆L字状の仕切り板、11は仕切り板10の水平部の両側にそれぞれ設けられたスライドレール、12は消防ポンプ格納箱本体1の底部と仕切り板10とに区画されて形成されたホース格納室、13はホース格納室12に格納された重量のある消防ホース、14はスライドレール11にスライド自在の取り付けられたポンプ支持脚台、15はポンプ支持脚台14に載置された消防ポンプ、16は仕切り板10の水平部に設けられ、ポンプ支持脚台14のスライドを防止するストッパ−である。
【0015】
20は消防ポンプ格納箱本体1及び開閉扉2の内面に多数取り付けられた接着布で形成された工具取付部材である一対の接着布である。この一対の接着布20はその端部がそれぞれステンレス製の座金21を介してブラインドリベット22で回転自在に消防ポンプ格納箱本体1及び開閉扉2の内面に取り付けられている。そして、一方の接着布20は雌表面が表に現れるように取り付けられており、他方の接着布20は雄表面が表に現れるように取り付けられている。
【0016】
このような工具取付部材である一対の接着布20で取り付けられる工具は、図6に示すように、消防ポンプ格納箱本体1内における上部に設けられた混合器25と、側部に設けられたサクションホ−ス26と、扉2に設けられた管鎗27と噴霧ノズル28とキ−ハンドル29とである。
【0017】
この一対の接着布20による工具の取り付けは、工具をそれぞれの接着布20で巻き込み、一方の接着布20の自由端側の雄表面と他方の接着布20の自由端側の雌表面とをクロスさせて接着するようにして取り付けている。このように接着布20の自由端側をクロスさせているのは、工具の取り外しを容易にするためである。
【0018】
次に、この発明の実施の形態1の消防ポンプ格納箱の使用方法について説明する。
【0019】
この消防ポンプ格納箱は、所定の保存場所に設置されている。
【0020】
その保存場所の近辺で火災が発生したときに、消防隊員は消火のために、火災現場まで消防ポンプ格納箱を運ばなければならないが、その消防ポンプ格納箱内には消防ポンプや消火ホース、工具等が格納されているために重い。
【0021】
そこで、消防ポンプ格納箱本体1の底部に設けられた2つのゴム脚5と消防ポンプ格納箱本体1の両側面の底部寄りに取り付けられた一対の車輪6とにより直立して設置されている消防ポンプ格納箱本体1の天面部1aに取り付けられた取手4を持って、消防ポンプ格納箱本体1を斜めに倒して車輪6で支持させ、取手4を押して一対の車輪6を転動させ、消防ポンプ格納箱本体1を走行させる。
【0022】
このとき、消防ポンプ格納箱本体1内には一番重い消防ホース13が底部にあり、その次に重い消防ポンプ15がその上に配置されて下部に重心があるから、取手4には不必要な力がかからないために走行が安定し、消防ポンプ格納箱本体1を火災現場近くまで容易且つ迅速に運搬できることになる。なお、火災現場近くの所定の場所にきたら、取手4を持って消防ポンプ格納箱本体1を再び直立させる。
【0023】
また、操作しにくい消防ホース13が直立した消防ポンプ格納箱本体1の底部にあるから、消防ホース13が消防ポンプ格納箱本体1から取り出し易い。
【0024】
更に、消防ポンプ15が載置されているポンプ支持脚台14は仕切板10に設けられたスライドレール11にスライド自在あるから、ストッパー16を外してポンプ支持脚台14をスライドさせることにより、消防ポンプ15を消防ポンプ格納箱本体1内から外部に取り出すことが容易となる。
【0025】
更にまた、消防に必要な工具は全て一対の接着布20によって取り付け固定されているから、一対の接着布20を引っ張ることによってワンタッチで工具の取り付け固定が解除され、消防ポンプ格納箱本体1内から混合器25やサクションホ−ス26を、開閉扉2からは管鎗27や噴霧ノズル28やキ−ハンドル29を外部に取り出すことが容易となる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載の搬送式消防用工具格納箱によれば、開閉扉を有し、内部に各種の工具を格納できる工具格納箱本体の底部側に、工具格納箱本体を背面側に斜めに倒した状態で支持して転動可能な一対の車輪を設け、工具格納箱本体の天面部に、該工具格納箱本体を背面側に斜めに倒して一対の車輪により支持された状態で把持可能な取手を設けているので、工具格納箱を必要とする場所まで運搬しなければならない場合に、工具格納箱が重くても直立して設置されている天面部に取り付けられた取手を持って、斜めに倒して車輪で支持させ、取手を押して一対の車輪を転動させ、工具格納箱本体を走行させることにより、工具格納箱を容易かつ迅速に運搬することができるという効果を有する。
【0046】
しかも、請求項1に記載の搬送式消防用工具格納箱によれば、一番重い消防ホースが工具格納箱本体の底部に配置されて、下部に重心があるため、取手には不必要な力がかからないために走行が安定し、容易に且つ迅速に運搬できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る震災対策用可搬式消防ポンプ格納箱の正面図である。
【図2】同消防ポンプ格納箱の右側面図である。
【図3】同消防ポンプ格納箱の背面図である。
【図4】同消防ポンプ格納箱の平面図である。
【図5】同消防ポンプ格納箱の底面図である。
【図6】同消防ポンプ格納箱の扉を開いた状態を示す正面図である。
【図7】同消防ポンプ格納箱に取り付けられた接着布を示す正面図である。
【図8】同消防ポンプ格納箱に取り付けられた接着布を示す平面図である。
【図9】同接着布により工具を取り付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 消防ポンプ格納箱本体
2 開閉扉
4 取手
6 車輪
13 消防ホース
15 消防ポンプ
20 一対の接着布
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば消防用、救命用等の工具を格納する工具格納箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は火災や震災等の場合に、消防隊員や救命隊員は消防用工具や救命用工具を例えば、自治会、集会所、工場、作業所、一般可燃物取扱所、マンンション、ホテル、デパ−ト、避難指定場所等の保存場所から災害現場まで持っていくのに、人が箱に詰めて運んだり、車に積んで運んだりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、箱に詰めて人が運ぶときは、箱に色々な工具を入れると重くなるため、一人では運ぶことが出来ないことがあった。
【0004】
また、車で運ぶときは、火災現場、震災現場等の災害現場に車が入れないときにはその手前から人が工具を手に持ってバラバラに現場に運ぶため、工具を迅速に運べないという問題点があった。
【0005】
そこで、この発明は、火災や震災等の災害の場合に、消防隊員や救命隊員が消防用工具や救命用工具を保存場所から災害現場まで一人で簡単に運べるようにした工具格納箱を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、消防用工具が取出し可能に格納された消防用工具格納箱であって、直方体形状を有し、前面に開口が設けられ、立てた状態で設置可能な工具格納箱本体と、該工具格納箱本体の前記前面開口を開閉する開閉扉と、雄表面と雌表面とを有し、前記工具格納箱本体又は前記開閉扉の内面に取付けられ、前記工具を巻き込んだ状態で前記雄表面と雌表面をクロスさせることにより取付け可能な接着布と、前記工具格納箱本体の底部側に設けられ、該工具格納箱本体を背面側に斜めに倒した状態で該工具格納箱本体を支持して前後方向に転動可能な一対の固定車輪と、前記工具格納箱本体の天面部に取付けられ、該工具格納箱本体を前記背面側に斜めに倒して前記一対の固定車輪により支持された状態で把持可能な取手とを備え、前記工具格納箱本体内には、底部のホース格納室に消防ホースが取出し可能に格納されるとともに、前記ホース格納室の上部に消防ポンプが、前記前面開口から外部にスライド自在なスライドレールに載置されることにより取出し可能に格納されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0010】
[発明の実施の形態1]
図1は本発明の実施形態1に係る消防ポンプ格納箱の正面図、図2は同消防ポンプ格納箱の右側面図、図3は同消防ポンプ格納箱の背面図、図4は同消防ポンプ格納箱の平面図、図5は同消防ポンプ格納箱の底面図、図6は同消防ポンプ格納箱の扉を開いた状態を示す正面図、図7は同消防ポンプ格納箱に取り付けられた接着布を示す正面図、図8は同消防ポンプ格納箱に取り付けられた接着布を示す平面図、図9は同接着布により工具を取り付けた状態を示す説明図である。
【0011】
図において、1は例えば高さが1150mm、幅が500mm、奥行が550mmで、縦長の四角い消防ポンプ格納箱本体で、その天面部1aは背面側が高くなるように傾斜している。2は消防ポンプ格納箱本体1に蝶番3で取り付けられ、消防ポンプ格納箱本体1の前面開口を閉止する開閉扉である。
【0012】
4は消防ポンプ格納箱本体1の天面部1aの背面側に取り付けられたステンレス製の取手、5は消防ポンプ格納箱本体1の底面部1bの前面側の両側にそれぞれ取り付けられたゴム脚、6は消防ポンプ格納箱本体1の両側面の底部寄りにそれぞれ取り付けられた一対の車輪である。
【0013】
7は開閉扉2の側部よりに設けられた閉止ハンドル、8は開閉扉2の下部に設けられた6つの空気抜穴、9は消防ポンプ格納箱本体1の背面の上部に設けられた6つの空気抜穴である。
【0014】
10は消防ポンプ格納箱本体1の内部で、底部より所定高さに設けられた逆L字状の仕切り板、11は仕切り板10の水平部の両側にそれぞれ設けられたスライドレール、12は消防ポンプ格納箱本体1の底部と仕切り板10とに区画されて形成されたホース格納室、13はホース格納室12に格納された重量のある消防ホース、14はスライドレール11にスライド自在の取り付けられたポンプ支持脚台、15はポンプ支持脚台14に載置された消防ポンプ、16は仕切り板10の水平部に設けられ、ポンプ支持脚台14のスライドを防止するストッパ−である。
【0015】
20は消防ポンプ格納箱本体1及び開閉扉2の内面に多数取り付けられた接着布で形成された工具取付部材である一対の接着布である。この一対の接着布20はその端部がそれぞれステンレス製の座金21を介してブラインドリベット22で回転自在に消防ポンプ格納箱本体1及び開閉扉2の内面に取り付けられている。そして、一方の接着布20は雌表面が表に現れるように取り付けられており、他方の接着布20は雄表面が表に現れるように取り付けられている。
【0016】
このような工具取付部材である一対の接着布20で取り付けられる工具は、図6に示すように、消防ポンプ格納箱本体1内における上部に設けられた混合器25と、側部に設けられたサクションホ−ス26と、扉2に設けられた管鎗27と噴霧ノズル28とキ−ハンドル29とである。
【0017】
この一対の接着布20による工具の取り付けは、工具をそれぞれの接着布20で巻き込み、一方の接着布20の自由端側の雄表面と他方の接着布20の自由端側の雌表面とをクロスさせて接着するようにして取り付けている。このように接着布20の自由端側をクロスさせているのは、工具の取り外しを容易にするためである。
【0018】
次に、この発明の実施の形態1の消防ポンプ格納箱の使用方法について説明する。
【0019】
この消防ポンプ格納箱は、所定の保存場所に設置されている。
【0020】
その保存場所の近辺で火災が発生したときに、消防隊員は消火のために、火災現場まで消防ポンプ格納箱を運ばなければならないが、その消防ポンプ格納箱内には消防ポンプや消火ホース、工具等が格納されているために重い。
【0021】
そこで、消防ポンプ格納箱本体1の底部に設けられた2つのゴム脚5と消防ポンプ格納箱本体1の両側面の底部寄りに取り付けられた一対の車輪6とにより直立して設置されている消防ポンプ格納箱本体1の天面部1aに取り付けられた取手4を持って、消防ポンプ格納箱本体1を斜めに倒して車輪6で支持させ、取手4を押して一対の車輪6を転動させ、消防ポンプ格納箱本体1を走行させる。
【0022】
このとき、消防ポンプ格納箱本体1内には一番重い消防ホース13が底部にあり、その次に重い消防ポンプ15がその上に配置されて下部に重心があるから、取手4には不必要な力がかからないために走行が安定し、消防ポンプ格納箱本体1を火災現場近くまで容易且つ迅速に運搬できることになる。なお、火災現場近くの所定の場所にきたら、取手4を持って消防ポンプ格納箱本体1を再び直立させる。
【0023】
また、操作しにくい消防ホース13が直立した消防ポンプ格納箱本体1の底部にあるから、消防ホース13が消防ポンプ格納箱本体1から取り出し易い。
【0024】
更に、消防ポンプ15が載置されているポンプ支持脚台14は仕切板10に設けられたスライドレール11にスライド自在あるから、ストッパー16を外してポンプ支持脚台14をスライドさせることにより、消防ポンプ15を消防ポンプ格納箱本体1内から外部に取り出すことが容易となる。
【0025】
更にまた、消防に必要な工具は全て一対の接着布20によって取り付け固定されているから、一対の接着布20を引っ張ることによってワンタッチで工具の取り付け固定が解除され、消防ポンプ格納箱本体1内から混合器25やサクションホ−ス26を、開閉扉2からは管鎗27や噴霧ノズル28やキ−ハンドル29を外部に取り出すことが容易となる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載の搬送式消防用工具格納箱によれば、開閉扉を有し、内部に各種の工具を格納できる工具格納箱本体の底部側に、工具格納箱本体を背面側に斜めに倒した状態で支持して転動可能な一対の車輪を設け、工具格納箱本体の天面部に、該工具格納箱本体を背面側に斜めに倒して一対の車輪により支持された状態で把持可能な取手を設けているので、工具格納箱を必要とする場所まで運搬しなければならない場合に、工具格納箱が重くても直立して設置されている天面部に取り付けられた取手を持って、斜めに倒して車輪で支持させ、取手を押して一対の車輪を転動させ、工具格納箱本体を走行させることにより、工具格納箱を容易かつ迅速に運搬することができるという効果を有する。
【0046】
しかも、請求項1に記載の搬送式消防用工具格納箱によれば、一番重い消防ホースが工具格納箱本体の底部に配置されて、下部に重心があるため、取手には不必要な力がかからないために走行が安定し、容易に且つ迅速に運搬できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る震災対策用可搬式消防ポンプ格納箱の正面図である。
【図2】同消防ポンプ格納箱の右側面図である。
【図3】同消防ポンプ格納箱の背面図である。
【図4】同消防ポンプ格納箱の平面図である。
【図5】同消防ポンプ格納箱の底面図である。
【図6】同消防ポンプ格納箱の扉を開いた状態を示す正面図である。
【図7】同消防ポンプ格納箱に取り付けられた接着布を示す正面図である。
【図8】同消防ポンプ格納箱に取り付けられた接着布を示す平面図である。
【図9】同接着布により工具を取り付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 消防ポンプ格納箱本体
2 開閉扉
4 取手
6 車輪
13 消防ホース
15 消防ポンプ
20 一対の接着布
Claims (1)
- 消防用工具が取出し可能に格納された消防用工具格納箱であって、
直方体形状を有し、前面に開口が設けられ、立てた状態で設置可能な工具格納箱本体と、
該工具格納箱本体の前記前面開口を開閉する開閉扉と、
雄表面と雌表面とを有し、前記工具格納箱本体又は前記開閉扉の内面に取付けられ、前記工具を巻き込んだ状態で前記雄表面と雌表面をクロスさせることにより取付け可能な接着布と、
前記工具格納箱本体の底部側に設けられ、該工具格納箱本体を背面側に斜めに倒した状態で該工具格納箱本体を支持して前後方向に転動可能な一対の固定車輪と、
前記工具格納箱本体の天面部に取付けられ、該工具格納箱本体を前記背面側に斜めに倒して前記一対の固定車輪により支持された状態で把持可能な取手とを備え、
前記工具格納箱本体内には、底部のホース格納室に消防ホースが取出し可能に格納されるとともに、前記ホース格納室の上部に消防ポンプが、前記前面開口から外部にスライド自在なスライドレールに載置されることにより取出し可能に格納されていることを特徴とする搬送式消防用工具格納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18735997A JP3591683B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 搬送式消防用工具格納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18735997A JP3591683B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 搬送式消防用工具格納箱 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004217352A Division JP2005046627A (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 搬送式救命用工具格納箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1111559A JPH1111559A (ja) | 1999-01-19 |
JP3591683B2 true JP3591683B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=16204623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18735997A Expired - Fee Related JP3591683B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 搬送式消防用工具格納箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3591683B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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AUPQ324899A0 (en) * | 1999-10-05 | 1999-10-28 | Mi-Ok Pty Ltd | Portable air-powered tools |
CN102413990A (zh) * | 2009-02-27 | 2012-04-11 | 钴领无限公司 | 模块化自动工具配送机 |
JP6937504B2 (ja) * | 2016-12-26 | 2021-09-22 | 株式会社立売堀製作所 | 消防ホース運搬台車 |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP18735997A patent/JP3591683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1111559A (ja) | 1999-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040525 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040726 |
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