JP6937504B2 - 消防ホース運搬台車 - Google Patents

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Description

本発明は火災が発生した際に、消防ホースを所定位置に設置されている地下式消火栓等にまで運搬して消火活動を行うための消防ホース運搬台車に関する。
一般に、鎗鎗消火設備が整っている都市等においては、火災が発生した際には短時間で消火作業を開始することができるが、田舎などの過疎地においては、地下式消火栓や地上式消火栓が設置されていても、火災発生の連絡を受けてからこの消火栓設置場所まで消防車が到達するには比較的長時間を要する場合があり、火災が大きくなった被害が増大することになる。また、住宅が密集した地域においても、被害の拡大を防ぐために、火の手の弱いうちに住民等による初期消火活動が重要となる。
このため、例えば、特許文献1に記載されているように、消防車が到達する前に、初期消火活動を行うことができる消防ホース等の消火器具を搭載した運搬用台車が開発されている。この消火器具運搬用台車は、上端部をアーム状に湾曲した把手部に形成している縦長矩形枠状の台車本体と、台車本体の背面下端部における両側に回転自在に軸支された左右一対の車輪と、台車本体の下端から前方に向かって台車本体に対して直交するように突設している台座と、互いに前後に重ね合わされた状態にしてこの台座上に載置され、上部をホースガードによって保持されている渦巻き状に巻回された2〜3本の消防ホースと、台車本体の背面下端部に設けている架台上に互いに並列状態で配置されたスタンドパイプと消火栓開閉用キーハンドルと管そうとを備えた構造を有している。
また、特許文献2には、上記のような消火器具を搭載した消防ホースキャリヤ(消火器具運搬用台車)を、街頭等に設置された運搬用台車格納箱内に起立状態にして格納しておくことが記載されている。
そして、火災発生時においては、把手部を把持して消火機器運搬用台車を斜めに倒しながら格納箱から引き出して近くの消火栓設置位置まで運搬し、消火栓が地下式消火栓である場合にはスタンドパイプの下端接続金具を消火栓に接続して消火栓から地上に向かって立設し、このスタンドパイプの上端吐出口に消防ホースの基端を接続金具により接続すると共に必要に応じてこの消防ホースに別な消防ホースを接続し、接続した消防ホースの先端に噴霧ノズル付きの管そうを接続したのち、消火栓開閉用キーハンドルによって消火栓のバルブを開放することにより消火活動を行っている。
実用新案登録第3201182号公報 特開2001−120678号公報
しかしながら、上記消火機器運搬用台車によれば、渦巻き状に巻回された数本の消防ホースを互いに前後方向に重ね合わせた状態にして台車本体の下端から前方に向かって突設した台座上に載置しているので、消火機器運搬用台車全体の前後方向の厚みが大きくなって、この消火機器運搬用台車を保管するための格納箱もその前面に設けている扉と背面板との間の格納空間の前後幅を広くしなければならず、そのため、この格納箱を奥行きのない狭い道路脇等に設置した場合に、一部が道路側にはみ出して通行の妨げになる虞れがある。
さらに、台座上に載置された上記渦巻き状に巻回している数本の消防ホースは、前後方向に重ね合わせた状態でホースガードにより保持されているので、火災現場において、渦巻き状に巻回した状態を維持しながら消防ホースをこのホースガードから上方に引き出す作業が円滑に行うことができず、その上、引き出しても巻回しているホースの形態が崩れて消火活動の開始に手間取る事態が発生するといった問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、設置場所が狭くても設置が可能となるように扉と背面板間の厚みを比較的薄くなるように形成している格納箱内に安定した状態で格納しておくことができると共に、火災発生時には格納箱から引き出して消火栓設置位置まで消防ホース等の消火機器を運搬し、消火活動が迅速に行うことができる消防ホース運搬台車を提供するにある。
上記目的を達成するために本発明の消防ホース運搬台車は、請求項1に記載したように、外形が矩形状の背面板の下端に前方に向かって台座を突設してなる運搬台車本体と、台座の後端部両側に回転自在に軸支された左右一対の車輪と、上記運搬台車本体の背面板から上方に向かって突設してなる把手体と、背面板の両側端部から前方に向かって突設したホース支持軸と、各ホース支持軸にそれぞれその巻回中心部を支持軸から引き出し可能に支持させている渦巻き状に巻回された消防ホースと、運搬台車本体に配設されたスタンドパイプと管鎗と消火栓開閉用キーハンドルとを備えてなることを特徴とする。
このように構成した消防ホース運搬台車において、請求項2に係る発明は、上記ホース支持軸は先端に向かって斜め上方に傾斜していることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上記台座はその下面を車輪と共に運搬台車本体を起立状態に保持する接地面に形成していることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、上記運搬台車本体の背面板の両側端部に前方に向かって背面板からの突出幅が台座の突出幅よりも小幅の側壁部材を突設してあり、この両側の側壁部材の前端面上下部にそれぞれ渦巻き状に巻回されている一本の消防ホースを支持したホース支持軸を前方に向かって突設していることを特徴とする。
さらに、請求項5に係る発明は、上記台座上にスタンドパイプと管鎗とを起立状態で設置していると共に、背面板の両側端部に突設している両側の側壁部材間の空間部をスタンドパイプと管鎗などの配設空間部に形成していることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、消防ホースとこの消防ホースの先端に接続する管鎗との口径は消火栓の吐出口の口径よりも小径に形成されてあり、運搬台車本体に、スタンドパイプの吐出口に接続する流入口側が大径で上記消防ホースの基端部を接続させる流出口側が小径の媒介金具及び消火活動に必要な備品を配置していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、運搬台車本体の背面板の両側端部にホース支持軸を前方に向かって突設してあり、これらのホース支持軸にそれぞれ渦巻き状に巻回している一本の消防ホースの巻回中心部を引き出し可能に支持させているので、運搬台車本体の背面板の前面側に消防ホースが左右に並設されたホース配置構造となって、運搬台車全体の厚みを薄くすることができ、従って、この消防ホース運搬台車を格納する格納箱の厚みも薄くすることができて、奥向きのない狭い道路脇等に対しても通行の妨げにならないように設置しておくことができる。
さらに、火災が発生した際には、運搬台車本体の上端把手体を把持して消防ホース運搬台車を斜めに倒しながら格納箱から引き出して消火栓設置位置まで容易に運搬することができるのは勿論、渦巻き状に巻回している各消防ホースは、その巻回中心部を運搬台車本体の背面板の両側端部から前方に向かって突設した支持軸に支持させているので、運搬台車本体の背面板を斜めに倒した状態にして消火栓設置位置まで運搬台車を運んできた際には、上記支持軸は背面板から上方に突出した状態となり、且つ、消防ホースは背面板上に載置された状態となって作業者がこの消防ホースの両側部を把持しながら上方に持ち上げることによって消防ホースの巻装形態を崩すことなく支持軸から簡単に抜き取ることができ、初期の消火活動を迅速に行うことができる。
また、請求項2に記載したように、運搬台車本体の背面板から前方に向かって突設している上記ホース支持軸を先端に向かって上方に傾斜させておけば、車輪を支点として斜め上方に傾けた状態にして消火栓設置位置まで運んできた運搬台車本体に対して上記ホース支持軸は略垂直方向に突設した状態となり、従って、このホース支持軸からの消防ホースの取り出しがホース支持軸に引っ掛かることなく円滑に行うことができ、初期消火活動を一層迅速に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、運搬台車本体の背面板の下端から前方に突設している上記台座は、その下面を車輪と共に運搬台車本体を起立状態に保持する接地面に形成しているので、格納室内に運搬台車を安定した起立状態で設置、格納しておくことができる。
請求項4に係る発明によれば、上記運搬台車本体の背面板の両側端部に前方に向かって背面板からの突出幅が台座の突出幅よりも小さい側壁部材を突設してあり、この両側の側壁部材の前端面上下部にそれぞれ渦巻き状に巻回されている一本の消防ホースを支持したホース支持軸を突設しているので、渦巻き状に巻回された消防ホースの直径方向を運搬台車本体の背面板の板面に対して平行に向けた状態にしてこれらの消防ホースを背面板上に上下左右に整然と並列、配置しておくことができ、火災発生時には格納室からバランスよく円滑に引き出すことができる。
さらに、請求項5に係る発明によれば、上記台座上にスタンドパイプと管鎗とを起立状態で設置していると共に、背面板の両側端部に突設している両側の側壁部材間の空間部をスタンドパイプと管鎗などの配設空間部に形成しているので、運搬台車本体にスタンドパイプと管鎗等を消防ホースと共にコンパクトに整然と配設しておくことができ、火災発生時には現場においてこれらの消防ホース、スタンドパイプ、管鎗を運搬台車本体から素早く取り外して消火活動を開始することができる。
また、請求項6に係る発明によれば、上記消防ホースとこの消防ホースの先端に接続する管鎗との口径は消火栓の吐出口の口径よりも小径に形成されてあり、運搬台車本体に、スタンドパイプの吐出口に接続する流入口側が大径で上記消防ホースの基端部を接続させる流出口側が小径の媒介金具を配置しているので、消火活動時にスタンドパイプの吐出口に媒介金具を介して消防ホースを接続すれば、消防ホースの先端に接続した管鎗から放水される消火水の放水圧が低圧となり、消防訓練などを受けていない高齢者の住民であっても、容易に初期の消火活動を行うことができる。
本発明消防ホース運搬台車を正面側から見た斜視図。 側面図。 消防ホース等の消火機器を取り外した状態の運搬台車本体の斜視図。 スタンドパイプと管鎗とを設置した状態の運搬台車本体の斜視図。 消防ホース運搬台車を背面側から見た斜視図。 図5における消火栓開閉用キーハンドル等を取り外した状態の斜視図。 扉を開放した状態の運搬台車格納箱の斜視図。 格納箱から消火ホース運搬台車を引き出している状態の一部縦断側面図。 消火栓設置位置まで運ばれた消火ホース運搬台車の側面図。 地下式消火栓に消火ホースを接続した状態の簡略側面図。
本発明の具体的な実施例を図面について説明すると、図1〜図6において、消防ホース運搬台車Aは、外形が縦長矩形状の背面板2の下端に、この背面板2に対して前方に向かって直角に平面横長矩形状の台座3を突設し、且つ、上記背面板2の両側端部に側壁部材4、4を前方に向かって突設してなる運搬台車本体1と、この運搬台車本体1における上記台座3の後端部両側面に回転自在に軸支された左右一対の車輪5、5と、運搬台車本体1の上記背面板2から上方に向かって突設してなる把手体6と、上記背面板2の両側端部における上記両側の側壁部材4、4の前面から前方に向かって突設している一定長さのホース支持軸7、7と、これらの各ホース支持軸7にそれぞれの巻回中心部を支持軸7から引き出し可能に支持させている渦巻き状に巻回された消防ホース8と、運搬台車本体1の上記背面板2の前面側に配設されたスタンドパイプ9及び管鎗10と、背面板2の後面側に配設された消火栓開閉用キーハンドル11とを備えてなるものである。
上記把手体6は、金属パイプ等をU字状に屈曲させて互いに平行な両側の直状管部を背面板2の前面に固定して、背面板2から上方に突出した屈曲部によって形成されている。また、上記ホース支持軸7は、運搬台車本体1の両側端部に設けている上記側壁部材4、4の前面における上下部の2カ所にそれぞれ前方に向かって突設されてあり、従って、運搬台車本体1を正面から見た場合に、上下、左右に互いに一定間隔を存して4本のホース支持軸7が配設されている。
これらのホース支持軸7は、運搬台車本体1の背面板2が台座3から垂直上方に起立している状態において、垂直な面となる上記両側の側壁部材4、4の前面に対して、先端に向かって斜め上方に傾斜した状態にして突設されている。このホース支持軸7の側壁部材4、4の前面に対する上方への傾斜角度は、把手体6を把持して運搬台車Aを車輪5、5を支点として斜めに倒した状態にして図9に示すように運搬した際に、路面に対する運搬台車本体1の傾斜角度(側壁部材4、4の傾斜角度)に略等しい角度にしてあり、従って、ホース支持軸7は、上記傾斜した運搬台車本体1の両側の側壁部材4、4から略垂直上方に突設した状態となるように構成している。
上記消防ホース8は一定長さ、例えば、20mの長さのホースの基端と先端とに接続金具8a、8bを取付けている状態で渦巻き状に巻回され、結束用バンド28によって巻装状態が保持されている。
運搬台車本体1は鋼板材からなり、背面板2の両側端から鋼板材を背面板2に対して直角に折り曲げ、さらに背面板2の両側端部に対して平行になるように折り曲げると共に背面板2に向かって屈折させることによって背面板2から一定の前後幅でもって突出し、且つ前面が一定の横幅に形成された横断面矩形状の上記側壁部材4、4が背面板2の全長に亘って形成されている。さらに、両側の側壁部材4、4の上端面も鋼板材によって形成されている。
また、鋼板材からなる上記台座3は一定高さを有する平面横長矩形状の中空の台座3に形成されている。このように、運搬台車本体1を鋼板材からなる背面板2と中空の側壁部材4、4及び中空の台座3とによって構成しているので、台車全体の軽量化と共に捻りや衝撃等に強い強度を有している。
運搬台車本体1の上記背面板2の両側端部に前方に向かって突設している両側の側壁部材4、4の突出幅(前後方向の幅)は、上記台座3の突出幅よりも小幅に形成されていると共に、これらの側壁部材4、4の前面に前方に向かって突設している上記ホース支持軸7は、渦巻き状に巻回してなる消防ホース一本を支持し得る長さ、即ち、偏平状に折り畳まれた消防ホース運搬台車本体1の折り畳み幅に略等しい長さに形成されている。
上記台座3の背面板2からの突出幅は、背面板2から上記ホース支持軸7の先端までの幅と同等ないしは僅かに短い幅に形成されている。なお、車輪5を含めて運搬台車Aの前後方向の具体的な幅は240mmに形成されている。
運搬台車本体1における上記台座3の後端部両側面に回転自在に軸支された上記左右一対の車輪5、5は、運搬台車本体1を起立させた状態において接地している下周部が、接地面となる上記台座3の下面と共に同一水平面上に位置するように軸支されてあり、従って、台座3の下面と共に運搬台車本体1を略垂直な起立状態に保持するように構成している。なお、車輪5、5の後周部は台座3の後面から後方に突出していて、運搬台車Aを斜めに倒した状態にして車輪5、5を路面上で回転させながら運搬できるように構成している。
また、上記台座3の上面中央部にはスタンドパイプ9の基端に装着している接続金具9aを嵌合状態に支持する平面円形状の支持凹部12が形成されていると共に、台座3の上面一側部には、管鎗10の基端に装着している接続金具10a を嵌合状態に支持する平面円形状の支持凹部13が形成されている。
さらに、運搬台車本体1における背面板2の両側端部に前方に向かって突設している上記両側の側壁部材4、4の対向面間の空間部は、台座3に設けている上記支持凹部12、13上に互いに左右に並べた状態にして起立状態に設置されたスタンドパイプ9と管鎗10との配設空間部に形成していると共に、背面板2の前面における上端部には左右方向に一定間隔を存して、上記スタンドパイプ9の上端部両側面に水平状に突設しているスタンドパイプ回転操作用ハンドル9c、9cを支持する断面U字状の支持金具15、15が固着されてあり、背面板2の前面における一側下部には管鎗10の上端部を着脱自在に挟持する挟持金具20が取り付けられている。
上記スタンドパイプ9は、地下式消火栓の消火水吐出口に等しい65mmの口径を有しているが、上記消防ホース8及びこの消防ホース8の先端に接続する上記管鎗10の口径はスタンドパイプ9よりも小径、例えば、40mm又は45mmに形成されてあり、スタンドパイプ9の吐出口9bに、流入口の径が大径(65mm)で流出口の径が小径(40mm又は45mm)形成されている媒介金具16の流入口を接続し、この媒介金具16の流出口に消防ホース8の基端接続金具8aを接続し、消防ホース8の先端に管鎗10の基端接続金具10a を接続するように構成している。
運搬台車本体1の背面板2の両側端部に設けている上記両側の側壁部材4、4の上端面には上記媒介金具16を支持する円形の支持孔17が貫設されている。この支持孔17は、媒介金具16における流出口を形成している小径の接続筒部16a を挿通させて孔の周縁部上で媒介金具16の流入口を形成している大径部の下面を受止するように形成されている。なお、媒介金具16は上記両側の側壁部材4、4の上端面に設けている支持孔17、17のいずれか一方に支持させればよいので、他方の支持孔は設けられてなくてもよい。
また、上記台座3の後端部の一部は、運搬台車本体1の背面板2の下端から後方に突出していて、この突出部上に図6に示すように、消火栓開閉用キーハンドル11の下端キー部分を保持する突起18を突設していると共にこの突起18の垂直上方における背面板2の後面上端部に消火栓開閉用キーハンドル11の上部の固定用バンド金具19が開閉自在に装着されてあり、消火栓開閉用キーハンドル11の下端キー部分を上記突起18に上方から被せて消火栓開閉用キーハンドル11を背面板2の後面に沿って立設させ、その上部を上記固定用バンド金具19によって保持している。
なお、運搬台車本体1の上記背面板2には工具や懐中電灯等を収納した収納袋21の吊支金具22が取付けられている。また、上記両側の側壁部材4、4のいずれか一方の外側面には、ボルトクリッパー23を上方に向かって引き出し可能に保持した平面コ字状の枠からなる保持金具24が取付けられている。
このように構成した消防ホース運搬台車Aを格納するための格納箱Bは、その正面開口部に扉25を開閉自在に設けていると共に、開口部の下端に横長矩形状のスロープ用板材26を起伏自在に設けている。具体的には、このスロープ用板材26は、その板面を垂直状にしてその下端を格納箱Bの底板の前端部にトルクヒンジ27によって取り付けられてあり、常態においては、起立状態を保持している。
なお、消防ホース8やスタンドパイプ9、管鎗10等の消火器具を備えている運搬台車Aは、ホース支持軸7に支持されている消防ホース8を格納箱Bの背板側に向け、背面板2を格納箱Bの開口端側に向けた状態にして格納箱B内に格納されている。
上記のように構成したので、火災が発生した際には、格納箱Bの扉24を開放して格納箱B内に起立状態で格納されている消防ホース運搬台車Aの把手体6を把持し、消火機器等を備えている消防ホース運搬台車Aを図8に示すように、斜めに倒しながら格納箱Bから引き出す。この際、運搬台車Aの前方への移動によってスロープ用板材26がトルクヒンジ27の力に抗して前方に押し倒され、その先端が地面に受止されて格納箱Bの開口下端から前方に向かって斜め下方に傾斜したスローブを形成し、運搬台車Aがその車輪5、5をこのスロープ上で回転させながら格納箱Bから素早く引き出される。
こうして格納箱Bから引き出した運搬台車Aを近くの消火栓設置位置まで運び、その位置で運搬台車本体1を車輪5、5を支点として斜め上方に傾斜させた状態を維持しながら、背面板2の両側の側壁部材4、4から略垂直上方に向いているホース支持軸7からこのホース支持軸7に支持されている消防ホース8を上方に持ち上げて取り外し、消防ホース8の下側に配設されている管鎗10も取り外す。
さらに、消火栓が地下式消火栓Cである場合には、運搬台車本体1を起立状態にして台座3上に設置されているスタンドパイプ9と、背面板2の後面側に配設している上記消火栓開閉用キーハンドル11とを取り外し、地下式消火栓Cの蓋を開放したのち、スタンドパイプ9の基端に装着している接続金具9aを図10に示すように、地下式消火栓Cの消火水吐出口に接続して立設する。
次いで、スタンドパイプ9の上端吐出口9bに、媒介金具16の消火水流入口側を接続し、この媒介金具16の消火水流出口に消防ホース8の基端接続金具8aを接続すると共に消防ホース8の先端に管鎗10の基端接続金具10a を接続したのち、地下式消火栓Bの弁棒を消火栓開閉用キーハンドル11によって操作して消火栓弁を開放させれば、消火水が消防ホース8に圧送され、消火活動を行うことができる。
A 運搬台車
B 格納箱
C 地下式消火栓
1 運搬台車本体
2 背面板
3 台座
4、4 側壁部材
5、5 車輪
6 把手体
7 ホース支持軸
8 消防ホース
9 スタンドパイプ
10 管鎗
11 消火栓開閉用キーハンドル
16 媒介金具

Claims (4)

  1. 外形が矩形状の背面板の下端に前方に向かって台座を突設してなる運搬台車本体と、台座の後端部両側に回転自在に軸支された左右一対の車輪と、上記運搬台車本体の背面板から上方に向かって突設してなる把手体と、背面板の両側端部からそれぞれ前方に向かって突設させられているホース支持軸と、それぞれ渦巻き状に巻回されていてその巻回中心部に上記ホース支持軸が挿し込まれるようにして上記ホース支持軸にそれぞれ支持される複数の消防ホースと、運搬台車本体に配設されたスタンドパイプと管鎗と消火栓開閉用キーハンドルとを備えてなる消防ホース運搬台車であって、上記ホース支持軸は先端に向かって斜め上方に傾斜しており、上記把手体を把持して上記運搬台車本体を上記車輪を支点として上下方向から後方へ倒して斜めにした状態において、上記ホース支持軸は、上方に突出した状態となるように構成されていることを特徴とする消防ホース運搬台車。
  2. 上記スタンドパイプと上記管鎗とが、上記台座から起立した状態で、上記背面板の両側端部からそれぞれ前方に向かって突設させられている二つの側壁部材間の空間の中に、設置されていることを特徴とする請求項1に記載の消防ホース運搬台車。
  3. 上記消防ホースとこの消防ホースの先端に接続する管鎗との口径は消火栓の吐出口の口径よりも小径に形成されてあり、上記運搬台車本体に、スタンドパイプの吐出口に接続する流入口側が大径で上記消防ホースの基端部を接続させる流出口側が小径に形成した媒介金具及び消火活動に必要な備品を配置していることを特徴とする請求項1に記載の消防ホース運搬台車。
  4. 請求項1〜の何れか1項に記載の消防ホース運搬台車と、上記消防ホース運搬台車を格納するための格納箱とを備え、上記格納箱の正面開口部の下端にスロープ用板材を起伏自在に設けてあり、常態においては起立状態を保持している一方、上記消防ホース運搬台車の前方への移動によって上記スロープ用板材が前方に押し倒されて上記スロープ用板材の先端が地面に受止されて、上記消防ホース運搬台車を引き出すためのスロープを形成するように構成されていることを特徴とする消防ホース運搬台車格納装置。
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