JP3085912B2 - 天井設置型消火栓装置 - Google Patents
天井設置型消火栓装置Info
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- JP3085912B2 JP3085912B2 JP08265512A JP26551296A JP3085912B2 JP 3085912 B2 JP3085912 B2 JP 3085912B2 JP 08265512 A JP08265512 A JP 08265512A JP 26551296 A JP26551296 A JP 26551296A JP 3085912 B2 JP3085912 B2 JP 3085912B2
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- fire hydrant
- door
- outlet
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の天井面に下方
に向けて設置し、火災発生時にホースを引き出して消火
作業を行うようにした天井設置型消火栓装置に関するも
のである。
に向けて設置し、火災発生時にホースを引き出して消火
作業を行うようにした天井設置型消火栓装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から建物の壁面に設置された消火栓
装置は知られているが、広い室内の壁面に設置した場合
には室内全域に亘って消火ホースを延出させることが困
難となるばかりでなく、その周囲の床上に置いている物
品などによってホースの引き出し作業等の消火作業が円
滑に行えなくなる場合がある。このため、近年、建物の
天井面に設置する天井設置型消火栓装置が開発された。
装置は知られているが、広い室内の壁面に設置した場合
には室内全域に亘って消火ホースを延出させることが困
難となるばかりでなく、その周囲の床上に置いている物
品などによってホースの引き出し作業等の消火作業が円
滑に行えなくなる場合がある。このため、近年、建物の
天井面に設置する天井設置型消火栓装置が開発された。
【0003】このような天井設置型消火栓装置として
は、例えば、特開平8ー141101号公報に記載され
ているように、消火栓箱内にホースを多段多層に巻回し
た状態に載置させる受枠を固着すると共にこの受枠の中
央孔に消火栓箱の上面板中央から垂設した案内筒の下端
部を臨ませて、該案内筒の下端部外周面と受枠の中央孔
との間にホースの引出用間隙部を設け、さらに、受枠下
方における消火栓箱の下面に扉体を開閉自在に設けて該
扉体の上面に放水ノズルと該放水ノズルから一定長さの
ホースを載置させ、扉体を開放した時に放水ノズルを垂
下させて消火作業を行うように構成したものがある。
は、例えば、特開平8ー141101号公報に記載され
ているように、消火栓箱内にホースを多段多層に巻回し
た状態に載置させる受枠を固着すると共にこの受枠の中
央孔に消火栓箱の上面板中央から垂設した案内筒の下端
部を臨ませて、該案内筒の下端部外周面と受枠の中央孔
との間にホースの引出用間隙部を設け、さらに、受枠下
方における消火栓箱の下面に扉体を開閉自在に設けて該
扉体の上面に放水ノズルと該放水ノズルから一定長さの
ホースを載置させ、扉体を開放した時に放水ノズルを垂
下させて消火作業を行うように構成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記天
井設置型消火栓装置によれば、火災発生時に扉体を開放
させると放水ノズルが勢いよく落下して作業員の頭部な
どに直撃する虞れがあって極めて危険であるばかりでな
く、受枠の中央孔と案内筒の下端部外周面との間に形成
しているホース引出用間隙部の間隙幅が一定である一
方、受枠上に多段多層に巻回収納しているホースは、繰
り出すに従って上下方向及び内外方向にその繰り出し始
端が移動するものであるから、この繰り出し始端からホ
ース引出用間隙部に向かって繰り出されるホースの傾斜
角度が変動して上記間隙部を通じてホースを下方に引き
出す際に間隙部とホースとの摩擦力、即ち、ホースに対
する制動力が変化し、ホースが受枠の中央孔に係止した
り、或いは急速に引き出される事態が発生して円滑な引
き出しが困難となり、消火活動が迅速に行えなくなる虞
れがあった。
井設置型消火栓装置によれば、火災発生時に扉体を開放
させると放水ノズルが勢いよく落下して作業員の頭部な
どに直撃する虞れがあって極めて危険であるばかりでな
く、受枠の中央孔と案内筒の下端部外周面との間に形成
しているホース引出用間隙部の間隙幅が一定である一
方、受枠上に多段多層に巻回収納しているホースは、繰
り出すに従って上下方向及び内外方向にその繰り出し始
端が移動するものであるから、この繰り出し始端からホ
ース引出用間隙部に向かって繰り出されるホースの傾斜
角度が変動して上記間隙部を通じてホースを下方に引き
出す際に間隙部とホースとの摩擦力、即ち、ホースに対
する制動力が変化し、ホースが受枠の中央孔に係止した
り、或いは急速に引き出される事態が発生して円滑な引
き出しが困難となり、消火活動が迅速に行えなくなる虞
れがあった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは火災発生時に扉体を
開放させた際に、放水ノズルを落下させることなく人手
により迅速且つ確実に手元まで引き寄せるようにすると
共にホースの円滑な繰り出しを可能にし、さらに、消火
活動を素早く行えるようにした天井設置型消火栓装置を
提供するにある。
たもので、その目的とするところは火災発生時に扉体を
開放させた際に、放水ノズルを落下させることなく人手
により迅速且つ確実に手元まで引き寄せるようにすると
共にホースの円滑な繰り出しを可能にし、さらに、消火
活動を素早く行えるようにした天井設置型消火栓装置を
提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の天井設置型消火栓装置は、天井に取付けら
れる消火栓箱枠内に、底面中央部にホース引出口を設け
ているホース収納箱体を配設し、このホース収納箱体内
の中央部に該収納箱体の天面から上下動自在に垂下した
円筒形状の可動ホース押え部材配設して該ホース押え部
材の外周面と収納箱体の内周面間をホース収納室に形成
すると共にホース押え部材の下端とホース収納箱体の底
面間にホースの繰出用間隙部を設け、上記ホース収納室
内に消火水配管に連通する円形のホースを多段多層状態
に巻回、収納すると共に該ホースの先端に装着した放水
ノズルをホース引出口の外側に設けた保持金具により着
脱自在に支持させ、さらに、ホース引出口の下方に配設
した上記消火栓箱枠の下面板の中央部に開放口を設ける
共にこの開放口に扉体を開閉自在に設け、該扉体の上面
に上記放水ノズルに連結したノズル引出用索条物を載せ
て扉体の開放により該索条物を垂下させるように構成し
ている。
に、本発明の天井設置型消火栓装置は、天井に取付けら
れる消火栓箱枠内に、底面中央部にホース引出口を設け
ているホース収納箱体を配設し、このホース収納箱体内
の中央部に該収納箱体の天面から上下動自在に垂下した
円筒形状の可動ホース押え部材配設して該ホース押え部
材の外周面と収納箱体の内周面間をホース収納室に形成
すると共にホース押え部材の下端とホース収納箱体の底
面間にホースの繰出用間隙部を設け、上記ホース収納室
内に消火水配管に連通する円形のホースを多段多層状態
に巻回、収納すると共に該ホースの先端に装着した放水
ノズルをホース引出口の外側に設けた保持金具により着
脱自在に支持させ、さらに、ホース引出口の下方に配設
した上記消火栓箱枠の下面板の中央部に開放口を設ける
共にこの開放口に扉体を開閉自在に設け、該扉体の上面
に上記放水ノズルに連結したノズル引出用索条物を載せ
て扉体の開放により該索条物を垂下させるように構成し
ている。
【0007】上記天井設置型消火栓装置において、請求
項2に係る発明は、上記円筒形状の可動ホース押え部材
の下端部をホース引出口側に向かって徐々に小径となる
テーパ状縮径部に形成していると共に、ホース収納箱体
の底面をこのホース収納箱体の周壁下端からホース引出
口の外周に向かって下方に傾斜する複数枚の底面板によ
って形成し、隣接する底面板間に人手が挿入可能な隙間
を設けてなることを特徴としている。
項2に係る発明は、上記円筒形状の可動ホース押え部材
の下端部をホース引出口側に向かって徐々に小径となる
テーパ状縮径部に形成していると共に、ホース収納箱体
の底面をこのホース収納箱体の周壁下端からホース引出
口の外周に向かって下方に傾斜する複数枚の底面板によ
って形成し、隣接する底面板間に人手が挿入可能な隙間
を設けてなることを特徴としている。
【0008】さらに、請求項3に係る発明は、上記放水
ノズルの保持金具をホース引出口の外側下面に固定した
左右弾性挟持板によって構成し、この保持金具の上面
に、上記消火水配管に設けている電動開閉弁の開閉用ス
イッチを配設して放水ノズルが保持金具から外れた時に
該開閉用スイッチにより電動開閉弁を開放させるように
構成しているものである。
ノズルの保持金具をホース引出口の外側下面に固定した
左右弾性挟持板によって構成し、この保持金具の上面
に、上記消火水配管に設けている電動開閉弁の開閉用ス
イッチを配設して放水ノズルが保持金具から外れた時に
該開閉用スイッチにより電動開閉弁を開放させるように
構成しているものである。
【0009】請求項4及び請求項5に係る発明は上記扉
体の施錠装置であって、この電動施錠装置は電動モータ
と該電動モータの回転軸に基端部を固着した止め金具と
からなり、この電動施錠装置を消火栓箱枠の下面板に配
設してその止め金具の先端部を扉体の他端部に係脱自在
に係止させていると共に、壁面に装着したスイッチを押
すことによって該電動施錠装置を作動させることにより
上記扉体に対する支持を解いて扉体を下方に開放させる
ように構成している。また、上記止め金具を手動操作に
よっても扉体に対する係止を解くように構成している。
体の施錠装置であって、この電動施錠装置は電動モータ
と該電動モータの回転軸に基端部を固着した止め金具と
からなり、この電動施錠装置を消火栓箱枠の下面板に配
設してその止め金具の先端部を扉体の他端部に係脱自在
に係止させていると共に、壁面に装着したスイッチを押
すことによって該電動施錠装置を作動させることにより
上記扉体に対する支持を解いて扉体を下方に開放させる
ように構成している。また、上記止め金具を手動操作に
よっても扉体に対する係止を解くように構成している。
【0010】
【作用効果】扉体を開放させると、この扉体上に載せて
いる索条物が作業者の手元にまで垂れ下がる。この索条
物を引けば放水ノズルが保持金具から外れると共に該索
条物の引き寄せ長さに応じてホース収納箱体内に巻装し
たホースがホース押え部材の下端と該収納箱の下面との
間の繰出用間隙部を通じてホース引出口から引き出さ
れ、索条物を介して放水ノズルを手元にまで素早く且つ
安全に引き寄せることができる。
いる索条物が作業者の手元にまで垂れ下がる。この索条
物を引けば放水ノズルが保持金具から外れると共に該索
条物の引き寄せ長さに応じてホース収納箱体内に巻装し
たホースがホース押え部材の下端と該収納箱の下面との
間の繰出用間隙部を通じてホース引出口から引き出さ
れ、索条物を介して放水ノズルを手元にまで素早く且つ
安全に引き寄せることができる。
【0011】さらに、ホース収納室内に多段多層に巻回
収納しているホースにおいて、ホース引出口に向かって
繰り出される繰り出し始端がホースの繰り出しに従って
上下方向及び内外方向に移動してホース引出用間隙部を
通じて引出口側に向かうホース部分の傾斜角度が変動す
ると共に、ホースの引き出し力の変化によってもホース
引出口を支点として上記繰り出しホース部分の傾斜角度
が変動するが、その変動量に応じて該ホースの上周面に
押圧しているホース押え部材が上下動して一定の押圧力
でもってホースの引き出しを制動し、ホースに対するホ
ース押え部材の下端面と引出口周縁部との摩擦力、即
ち、間隙部を通過するホースの引き出し抵抗力を常に略
一定に維持することができてホースの円滑な引き出しを
可能にし得るものである。
収納しているホースにおいて、ホース引出口に向かって
繰り出される繰り出し始端がホースの繰り出しに従って
上下方向及び内外方向に移動してホース引出用間隙部を
通じて引出口側に向かうホース部分の傾斜角度が変動す
ると共に、ホースの引き出し力の変化によってもホース
引出口を支点として上記繰り出しホース部分の傾斜角度
が変動するが、その変動量に応じて該ホースの上周面に
押圧しているホース押え部材が上下動して一定の押圧力
でもってホースの引き出しを制動し、ホースに対するホ
ース押え部材の下端面と引出口周縁部との摩擦力、即
ち、間隙部を通過するホースの引き出し抵抗力を常に略
一定に維持することができてホースの円滑な引き出しを
可能にし得るものである。
【0012】その上、請求項2に記載したように、この
可動ホース押え部材の下端部をホース引出口側に向かっ
て小径となるテーパ状縮径部に形成しておくことによ
り、ホースとの引っ掛かりによるキンク(こじれ)の発
生をなくし、ホースを引き出し方向に案内して一層円滑
な引き出しが可能となるものであり、さらに、ホース収
納箱体の底面をホース収納室の周壁下端からホース引出
口に向かって下方に傾斜する傾斜面に形成しているの
で、ホース収納室内に多段多層状態に収納しているホー
スを引き出す際に、該傾斜面によって確実にホース引出
口側に移動させながらホース巻装部側から円滑に繰り出
すことができる。
可動ホース押え部材の下端部をホース引出口側に向かっ
て小径となるテーパ状縮径部に形成しておくことによ
り、ホースとの引っ掛かりによるキンク(こじれ)の発
生をなくし、ホースを引き出し方向に案内して一層円滑
な引き出しが可能となるものであり、さらに、ホース収
納箱体の底面をホース収納室の周壁下端からホース引出
口に向かって下方に傾斜する傾斜面に形成しているの
で、ホース収納室内に多段多層状態に収納しているホー
スを引き出す際に、該傾斜面によって確実にホース引出
口側に移動させながらホース巻装部側から円滑に繰り出
すことができる。
【0013】上記扉体の開放操作としては請求項4及び
請求項5に記載しているように、壁面に装着したスイッ
チを押すことによって行われる。即ち、スイッチを押す
と、電動施錠装置の電動モータが作動してその回転軸に
固着している止め金具の先端部が扉体に対して係止を解
く方向に回動し、扉体が下方に自動的に開放するもので
ある。なお、止め金具を該止め金具に固着した操作レバ
ーを人手によって回動させれば、手動により扉体を開放
させることができる。
請求項5に記載しているように、壁面に装着したスイッ
チを押すことによって行われる。即ち、スイッチを押す
と、電動施錠装置の電動モータが作動してその回転軸に
固着している止め金具の先端部が扉体に対して係止を解
く方向に回動し、扉体が下方に自動的に開放するもので
ある。なお、止め金具を該止め金具に固着した操作レバ
ーを人手によって回動させれば、手動により扉体を開放
させることができる。
【0014】また、請求項3に記載した構造によれば、
扉体を開放させることにより垂れ下がる索条物を引っ張
れば、該索条物と連結している放水ノズルが保持金具を
構成している左右弾性挟持板の弾性挟持力に抗して保持
金具から外れると同時に、この保持金具の上面に配設し
ているスイッチが作動して消火水配管に設けている電磁
弁が開放し、ホースに消火水が流れ込んで直ちに放水ノ
ズルから放出させることができ、迅速な消火作業が可能
となる。
扉体を開放させることにより垂れ下がる索条物を引っ張
れば、該索条物と連結している放水ノズルが保持金具を
構成している左右弾性挟持板の弾性挟持力に抗して保持
金具から外れると同時に、この保持金具の上面に配設し
ているスイッチが作動して消火水配管に設けている電磁
弁が開放し、ホースに消火水が流れ込んで直ちに放水ノ
ズルから放出させることができ、迅速な消火作業が可能
となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の具体的な実施例を図
面について説明する。図1〜図3において、1はホース
収納箱体で、一定高さを有する円形の周壁1aの開口上端
に水平天面板1bを固着していると共に開口下端の中央部
にホース引出口2を配設し、周壁1aの下端縁とこのホー
ス引出口2とを一体に連結している底面板1cを周壁1aの
下端縁から該ホース引出口2に向かって下方に傾斜させ
て該底面板1cの上面を逆円錐形状の傾斜面に形成してな
るものである。なお、底面板1cを周壁1aの下端縁とホー
ス引出口2の外周面との間の開口部を全面的に閉止する
円環状板材によって形成しておいてもよいが、図に示す
底面板1cは複数枚の長方形状底面板からなり、これらの
底面板1cをホース引出口2の外周面から周壁1aの下端に
向かって放射状に配設し、その上傾端を周壁1aの下端に
固着すると共に下傾端をホース引出口2の外周面に固着
してこれらの底面板1cの上面を周壁1aの下端縁から該ホ
ース引出口2に向かって下方に傾斜させていると共に隣
接する底面板1c、1c間に人手が挿入可能な隙間4を設け
ている。なお、底面板1cに替えて、丸棒等の棒状物によ
ってホース収納箱体1の傾斜底面を形成してもよく、さ
らに、周壁1aも該棒状物により形成してもよい。
面について説明する。図1〜図3において、1はホース
収納箱体で、一定高さを有する円形の周壁1aの開口上端
に水平天面板1bを固着していると共に開口下端の中央部
にホース引出口2を配設し、周壁1aの下端縁とこのホー
ス引出口2とを一体に連結している底面板1cを周壁1aの
下端縁から該ホース引出口2に向かって下方に傾斜させ
て該底面板1cの上面を逆円錐形状の傾斜面に形成してな
るものである。なお、底面板1cを周壁1aの下端縁とホー
ス引出口2の外周面との間の開口部を全面的に閉止する
円環状板材によって形成しておいてもよいが、図に示す
底面板1cは複数枚の長方形状底面板からなり、これらの
底面板1cをホース引出口2の外周面から周壁1aの下端に
向かって放射状に配設し、その上傾端を周壁1aの下端に
固着すると共に下傾端をホース引出口2の外周面に固着
してこれらの底面板1cの上面を周壁1aの下端縁から該ホ
ース引出口2に向かって下方に傾斜させていると共に隣
接する底面板1c、1c間に人手が挿入可能な隙間4を設け
ている。なお、底面板1cに替えて、丸棒等の棒状物によ
ってホース収納箱体1の傾斜底面を形成してもよく、さ
らに、周壁1aも該棒状物により形成してもよい。
【0016】ホース引出口2はその周壁を断面半円形状
に湾曲させて下半部2aは下端に向かってラッパ形状に拡
開していると共に上半部2bは上記ホース収納箱体1の底
面板1cの下傾端部に連続する傾斜面に形成してあり、該
上半部2bの外周端にリング状の周枠2cの上端部を一体的
に設け、この周枠2cの外周面に上記複数枚の底面板1cの
下傾端部を固着させているものである。
に湾曲させて下半部2aは下端に向かってラッパ形状に拡
開していると共に上半部2bは上記ホース収納箱体1の底
面板1cの下傾端部に連続する傾斜面に形成してあり、該
上半部2bの外周端にリング状の周枠2cの上端部を一体的
に設け、この周枠2cの外周面に上記複数枚の底面板1cの
下傾端部を固着させているものである。
【0017】ホース収納箱体1の上記水平天面板1bの中
央部にはホース引出口2よりも大径の円形孔3が設けら
れてあり、該円形孔3に円筒形状の可動ホース押え部材
5を上下動自在に挿通させている。このホース押え部材
5の下端部をホース引出口2側に向かって徐々に小径と
なるように屈曲させてテーパ状縮径部5aに形成している
と共に上端部を外方に直角に屈折させてホース収納箱体
1の天面板1bに係止する係止片5bに形成し、ホース押え
部材5をホース収納箱体1の天面から該ホース収納箱体
1内の中央部に垂下させているものである。なお、ホー
ス押え部材5の縮径部5aの下端は上方に向かって円形状
に縁巻きされている。
央部にはホース引出口2よりも大径の円形孔3が設けら
れてあり、該円形孔3に円筒形状の可動ホース押え部材
5を上下動自在に挿通させている。このホース押え部材
5の下端部をホース引出口2側に向かって徐々に小径と
なるように屈曲させてテーパ状縮径部5aに形成している
と共に上端部を外方に直角に屈折させてホース収納箱体
1の天面板1bに係止する係止片5bに形成し、ホース押え
部材5をホース収納箱体1の天面から該ホース収納箱体
1内の中央部に垂下させているものである。なお、ホー
ス押え部材5の縮径部5aの下端は上方に向かって円形状
に縁巻きされている。
【0018】上記円筒形状のホース押え部材5の縮径部
5aの下端とホース引出口2の外周側におけるホース収納
箱体1の傾斜底面板1cの内周部上面間にはホース6の繰
出用間隙部7が設けられている。この繰出用間隙部7の
上下方向の間隙幅はホース押え部材5の上下動によって
変動するが、このホース押え部材5の自重によって該ホ
ース押え部材5の下端をホース6の上周面に常に押圧さ
せておくようにすればよい。即ち、ホース押え部材5の
長さを、その上端係止片5bが円形孔3の外周方における
天面板1b上に係止した状態においても縮径部5aの下端に
よりホース6を下方に押圧させる長さに形成しておけば
よい。
5aの下端とホース引出口2の外周側におけるホース収納
箱体1の傾斜底面板1cの内周部上面間にはホース6の繰
出用間隙部7が設けられている。この繰出用間隙部7の
上下方向の間隙幅はホース押え部材5の上下動によって
変動するが、このホース押え部材5の自重によって該ホ
ース押え部材5の下端をホース6の上周面に常に押圧さ
せておくようにすればよい。即ち、ホース押え部材5の
長さを、その上端係止片5bが円形孔3の外周方における
天面板1b上に係止した状態においても縮径部5aの下端に
よりホース6を下方に押圧させる長さに形成しておけば
よい。
【0019】このホース押え部材5の外周面とホース収
納箱体1の周壁1aの内周面間の空間部はホース収納室8
に形成されてあり、この収納室8に断面円形のホース6
が多段多層に巻回、収納されている。また、ホース収納
箱体1の周壁1aの上端部と天面板1bの外周端部との間に
リング状の傾斜板を固着してホース収納室8の上端外周
内壁を斜め内方に向けた傾斜面1dに形成し、この傾斜面
1dによって最上層のホースを内方に押圧させてホース引
き出し時における該ホース部分の繰り出しが円滑に行え
るように構成している。
納箱体1の周壁1aの内周面間の空間部はホース収納室8
に形成されてあり、この収納室8に断面円形のホース6
が多段多層に巻回、収納されている。また、ホース収納
箱体1の周壁1aの上端部と天面板1bの外周端部との間に
リング状の傾斜板を固着してホース収納室8の上端外周
内壁を斜め内方に向けた傾斜面1dに形成し、この傾斜面
1dによって最上層のホースを内方に押圧させてホース引
き出し時における該ホース部分の繰り出しが円滑に行え
るように構成している。
【0020】さらに、ホース6の先端部には放水ノズル
9が取付けられてあり、該放水ノズル9はホース引出口
2から下方に引き出されてホース引出口2の外周面に固
着した保持金具10に着脱自在に支持されている。一方、
ホース2の基端部は消火栓箱枠11の井桁状に組み合わせ
ている上面枠12上に水平に固定した消火水配管13の先端
部に、ホース収納箱体1の天面板1bの外周部に穿設した
通孔14を通じて連結、連通している。この消火水配管13
は消火水供給源(図示せず)に連通していると共に先端
近傍部に電動開閉弁15が設けられている。
9が取付けられてあり、該放水ノズル9はホース引出口
2から下方に引き出されてホース引出口2の外周面に固
着した保持金具10に着脱自在に支持されている。一方、
ホース2の基端部は消火栓箱枠11の井桁状に組み合わせ
ている上面枠12上に水平に固定した消火水配管13の先端
部に、ホース収納箱体1の天面板1bの外周部に穿設した
通孔14を通じて連結、連通している。この消火水配管13
は消火水供給源(図示せず)に連通していると共に先端
近傍部に電動開閉弁15が設けられている。
【0021】上記消火栓箱枠11は、その上面枠12の四方
端部をボルト16によって天井スラブ面17に吊支されてい
ると共に上面枠12の四方端部の下面に垂直枠部18の上端
面をそれぞれ固着し、さらに、これらの四方垂直枠部18
の下端を平面矩形状の水平下面板19の四隅近傍部にそれ
ぞれ固着してなるものであり、上面枠12と下面板19間の
空間部内に上記ホース収納箱体1を配設し、該ホース収
納箱体1の天面板1bを複数本のボルト18を介して上記ホ
ース収納箱体1の上面枠12に吊支させることにより固定
されている。
端部をボルト16によって天井スラブ面17に吊支されてい
ると共に上面枠12の四方端部の下面に垂直枠部18の上端
面をそれぞれ固着し、さらに、これらの四方垂直枠部18
の下端を平面矩形状の水平下面板19の四隅近傍部にそれ
ぞれ固着してなるものであり、上面枠12と下面板19間の
空間部内に上記ホース収納箱体1を配設し、該ホース収
納箱体1の天面板1bを複数本のボルト18を介して上記ホ
ース収納箱体1の上面枠12に吊支させることにより固定
されている。
【0022】この消火栓箱枠11の下面板19はホース収納
枠体1のホース引出口2から下方に放水ノズル9が収納
可能な間隔を存した位置に設けられてあり、その中央部
にホース引出口2よりも大きい矩形状の開放口20を設け
ると共に該開放口20を扉体21によって開閉自在に閉止し
ている。開放口20に対する扉体21の取付構造は、該扉体
21の一端部を開放口20の一端縁に上下回動自在に枢着さ
せてなるものであり、自由端部である他端部は開放口20
の他端側の下面板19上に設置した電動施錠装置22により
係脱可能に支持されている。この扉体21の上面中央部に
はチエーンよりなるノズル引出用索条物23を収納した環
状の収納枠24が固定されている。索条物23はその一端部
を上記放水ノズル9に繋着することで連結してあり、そ
の長さは扉体21を開放させて放水ノズル9から垂下させ
た際に、下端部が人手により掴むことができる長さであ
ればよい。なお、索条物23の収納枠24は必ずしも設ける
必要はなく、チエーンよりなる該索条物23を直接、扉体
21上に束ねた状態で載せておいてもよい。
枠体1のホース引出口2から下方に放水ノズル9が収納
可能な間隔を存した位置に設けられてあり、その中央部
にホース引出口2よりも大きい矩形状の開放口20を設け
ると共に該開放口20を扉体21によって開閉自在に閉止し
ている。開放口20に対する扉体21の取付構造は、該扉体
21の一端部を開放口20の一端縁に上下回動自在に枢着さ
せてなるものであり、自由端部である他端部は開放口20
の他端側の下面板19上に設置した電動施錠装置22により
係脱可能に支持されている。この扉体21の上面中央部に
はチエーンよりなるノズル引出用索条物23を収納した環
状の収納枠24が固定されている。索条物23はその一端部
を上記放水ノズル9に繋着することで連結してあり、そ
の長さは扉体21を開放させて放水ノズル9から垂下させ
た際に、下端部が人手により掴むことができる長さであ
ればよい。なお、索条物23の収納枠24は必ずしも設ける
必要はなく、チエーンよりなる該索条物23を直接、扉体
21上に束ねた状態で載せておいてもよい。
【0023】放水ノズル9を支持した上記保持金具10
は、図4〜図6に示すように対向面が放水ノズル9の両
側周面部に密接する円弧状湾曲面に形成された左右一対
の弾性挟持板10a 、10b からなり、これらの弾性挟持板
10a 、10b の下端間は開放して放水ノズル9をこれらの
弾性挟持板10a 、10b の弾性挟持力に抗して下方に引き
出し可能に形成していると共に上端間は連結片10c によ
り一体に連結し、この連結片10c の上面に上記消火水配
管13の電動開閉弁15の開閉用マイクロスイッチ25を内蔵
した内蔵ボックス26が固定してあり、この内蔵ボックス
26をホース引出口2の外周面に連結、支持されている。
従って、左右弾性挟持板10a 、10b からなる保持金具10
は内蔵ボックス26を介してホース引出口2の外周面に固
定されているものである。
は、図4〜図6に示すように対向面が放水ノズル9の両
側周面部に密接する円弧状湾曲面に形成された左右一対
の弾性挟持板10a 、10b からなり、これらの弾性挟持板
10a 、10b の下端間は開放して放水ノズル9をこれらの
弾性挟持板10a 、10b の弾性挟持力に抗して下方に引き
出し可能に形成していると共に上端間は連結片10c によ
り一体に連結し、この連結片10c の上面に上記消火水配
管13の電動開閉弁15の開閉用マイクロスイッチ25を内蔵
した内蔵ボックス26が固定してあり、この内蔵ボックス
26をホース引出口2の外周面に連結、支持されている。
従って、左右弾性挟持板10a 、10b からなる保持金具10
は内蔵ボックス26を介してホース引出口2の外周面に固
定されているものである。
【0024】内蔵ボックス26内にはマイクロスイッチ25
に対向したスイッチ作動片27を固着している垂直ロッド
体28が上下移動自在に支持されてあり、該ロッド体28を
スプリング29によって下方に押圧させていると共にこの
垂直ロッド体28の下端部を上記保持金具10の連結片10c
を貫通して弾性挟持板10a 、10b 間の上部内に突出させ
ている。そして、図4に示すように、弾性挟持板10a 、
10c によって放水ノズル9を挟持させた状態においては
該ノズル9の上周面で垂直ロッド体28をスプリング29の
力に抗して上方に押し上げてスイッチ作動片27をマイク
ロスイッチ25に当接させることにより電動開閉弁15を閉
止させてあり、図5に示すように放水ノズル9を弾性挟
持板10a 、10b 間から外した時にはスプリング29の力に
よって垂直ロッド体28が下動してスイッチ作動片27をマ
イクロスイッチ25から離脱させることにより電動開閉弁
15を開放させるように構成している。
に対向したスイッチ作動片27を固着している垂直ロッド
体28が上下移動自在に支持されてあり、該ロッド体28を
スプリング29によって下方に押圧させていると共にこの
垂直ロッド体28の下端部を上記保持金具10の連結片10c
を貫通して弾性挟持板10a 、10b 間の上部内に突出させ
ている。そして、図4に示すように、弾性挟持板10a 、
10c によって放水ノズル9を挟持させた状態においては
該ノズル9の上周面で垂直ロッド体28をスプリング29の
力に抗して上方に押し上げてスイッチ作動片27をマイク
ロスイッチ25に当接させることにより電動開閉弁15を閉
止させてあり、図5に示すように放水ノズル9を弾性挟
持板10a 、10b 間から外した時にはスプリング29の力に
よって垂直ロッド体28が下動してスイッチ作動片27をマ
イクロスイッチ25から離脱させることにより電動開閉弁
15を開放させるように構成している。
【0025】さらに、内蔵ボックス26内の一側部には復
帰用レバー30が上下回動自在に枢着されている。この復
帰用レバー30の先端にはL字状の第1係止凹所31が設け
られていると共に先端部の上面には同じくL字状の第2
係止凹所32が設けられてあり、これらの係止凹所31、32
に上記垂直垂直ロッド体28の中間部に固着した係止片33
のL字状端部を係脱させるように構成している。また、
復帰用レバー30の基部は内蔵ボックス26外に突出してあ
り、その基部と内蔵ボックス26との間を引張スプリング
34により連結している。
帰用レバー30が上下回動自在に枢着されている。この復
帰用レバー30の先端にはL字状の第1係止凹所31が設け
られていると共に先端部の上面には同じくL字状の第2
係止凹所32が設けられてあり、これらの係止凹所31、32
に上記垂直垂直ロッド体28の中間部に固着した係止片33
のL字状端部を係脱させるように構成している。また、
復帰用レバー30の基部は内蔵ボックス26外に突出してあ
り、その基部と内蔵ボックス26との間を引張スプリング
34により連結している。
【0026】一方、上記消火栓箱枠11の下面板19の開放
口20に取り付けた扉体21に対する電動施錠装置22は図7
〜図9に示すように、下面板19に設けた小開口部に施錠
扉45を開閉自在に設け、この施錠扉45の上面に固定して
いる取付枠35上に電動モータ36を設置し、この電動モー
タ36の回転軸を取付枠35内に突出させて該回転軸に止め
金具37の基端部を一体に固着し、この止め金具37の先端
部を扉体21の他端部下面又は止め金具37に対向した該扉
体21の周枠部に穿設している横長水平係止孔38に係脱自
在に係止させて扉体21を閉止状態に支持している。ま
た、上記電動モータ36の回転軸に手動操作レバー39を固
着して人手により止め金具37を扉体21の下面又は横長水
平係止孔38に係脱させるように構成している。40、41は
止め金具37の回動範囲を規制するためのストッパであ
り、一方のストッパー40に止め金具37が当接すると扉体
21の下面又は水平係止孔38に係止した状態となり、他方
のストッパー41に当接すると係止が完全に解かれた状態
となる。
口20に取り付けた扉体21に対する電動施錠装置22は図7
〜図9に示すように、下面板19に設けた小開口部に施錠
扉45を開閉自在に設け、この施錠扉45の上面に固定して
いる取付枠35上に電動モータ36を設置し、この電動モー
タ36の回転軸を取付枠35内に突出させて該回転軸に止め
金具37の基端部を一体に固着し、この止め金具37の先端
部を扉体21の他端部下面又は止め金具37に対向した該扉
体21の周枠部に穿設している横長水平係止孔38に係脱自
在に係止させて扉体21を閉止状態に支持している。ま
た、上記電動モータ36の回転軸に手動操作レバー39を固
着して人手により止め金具37を扉体21の下面又は横長水
平係止孔38に係脱させるように構成している。40、41は
止め金具37の回動範囲を規制するためのストッパであ
り、一方のストッパー40に止め金具37が当接すると扉体
21の下面又は水平係止孔38に係止した状態となり、他方
のストッパー41に当接すると係止が完全に解かれた状態
となる。
【0027】電動モータ36の作動用押しボタン42は、図
10に示すように、建物の室内壁面47の適所に装着されて
あり、この押しボタン42を押すことによってリレー43と
扉体施錠スイッチ44を介して電動モータ36を作動させ、
止め金具37により扉体21に対する係止を解くように構成
している。なお、扉体21を有する消火栓箱枠11の下面板
19は天井板46に設けた開口部に嵌め込んでその四方周縁
を開口部に連結している。
10に示すように、建物の室内壁面47の適所に装着されて
あり、この押しボタン42を押すことによってリレー43と
扉体施錠スイッチ44を介して電動モータ36を作動させ、
止め金具37により扉体21に対する係止を解くように構成
している。なお、扉体21を有する消火栓箱枠11の下面板
19は天井板46に設けた開口部に嵌め込んでその四方周縁
を開口部に連結している。
【0028】このように構成したので、通常は図1に示
すようにホース収納箱体1のホース収納室8内にホース
6が多段多層に巻回した状態で収納されてあり、該ホー
ス6の先端部はホース押え部材5の縮径部5aの下端と底
面板1c間の間隙部7を通じてホース引出口2から引き出
され且つ間隙部7の位置でホース押え部材5の重量によ
ってその上周面を押さえられた状態となっていると共
に、放水ノズル9をホース引出口2の外周面に固着した
保持金具10の左右挟持板10a 、10b により挟持させ、該
放水ノズル9の上面で垂直ロッド体28をスプリング29の
力に抗して上方に押し上げてスイッチ作動片27をマイク
ロスイッチ25に当接させ、消火水配管13の電動開閉弁15
を閉止した状態となっている。さらに、消火栓箱枠11の
下面板19の開口部20は扉体21によって閉止されていて放
水ノズル9に連結した索条物23は扉体21の上面収納枠24
内に束ねた状態で載置、収納されている。
すようにホース収納箱体1のホース収納室8内にホース
6が多段多層に巻回した状態で収納されてあり、該ホー
ス6の先端部はホース押え部材5の縮径部5aの下端と底
面板1c間の間隙部7を通じてホース引出口2から引き出
され且つ間隙部7の位置でホース押え部材5の重量によ
ってその上周面を押さえられた状態となっていると共
に、放水ノズル9をホース引出口2の外周面に固着した
保持金具10の左右挟持板10a 、10b により挟持させ、該
放水ノズル9の上面で垂直ロッド体28をスプリング29の
力に抗して上方に押し上げてスイッチ作動片27をマイク
ロスイッチ25に当接させ、消火水配管13の電動開閉弁15
を閉止した状態となっている。さらに、消火栓箱枠11の
下面板19の開口部20は扉体21によって閉止されていて放
水ノズル9に連結した索条物23は扉体21の上面収納枠24
内に束ねた状態で載置、収納されている。
【0029】火災が発生した場合、壁面47に装着してい
る押しボタン42を押すと、電動モータ36が作動して止め
金具37が図8において時計方向に回動し、扉体21の下面
又は水平係止孔38から外れて該止め金具37により扉体21
の支持が解かれ、扉体21が下方に回動して下面板19の開
放口20が全面的に開放される。扉体21が下方に回動して
垂下状態になると、該扉体21の上面に束ねた状態で載せ
ていた索条物23が落下して放水ノズル9から垂下する。
る押しボタン42を押すと、電動モータ36が作動して止め
金具37が図8において時計方向に回動し、扉体21の下面
又は水平係止孔38から外れて該止め金具37により扉体21
の支持が解かれ、扉体21が下方に回動して下面板19の開
放口20が全面的に開放される。扉体21が下方に回動して
垂下状態になると、該扉体21の上面に束ねた状態で載せ
ていた索条物23が落下して放水ノズル9から垂下する。
【0030】この索条物23を掴んで引っ張ると、放水ノ
ズル9がその引張力によって保持金具10の左右挟持板10
a 、10b による挟持力に抗して該左右挟持板10a 、10b
から下方に離脱し、それまで放水ノズル9によって押し
上げられていた垂直ロッド体28がスプリング29の力によ
って下動してスイッチ作動片27がマイクロスイッチ25か
ら離間し、該マイクロスイッチ25によって消火水配管13
の電動開閉弁15が開放されて消火水がホース2内に流入
する。
ズル9がその引張力によって保持金具10の左右挟持板10
a 、10b による挟持力に抗して該左右挟持板10a 、10b
から下方に離脱し、それまで放水ノズル9によって押し
上げられていた垂直ロッド体28がスプリング29の力によ
って下動してスイッチ作動片27がマイクロスイッチ25か
ら離間し、該マイクロスイッチ25によって消火水配管13
の電動開閉弁15が開放されて消火水がホース2内に流入
する。
【0031】一方、放水ノズル9が保持金具10から離脱
しても、該放水ノズル9を取付けているホース6の先端
部がその上方から押え部材5の重量によって押さえられ
てあり、該ホース押え部材5の下端で押さえられたホー
ス部分と放水ノズル9間のホース6の中間部がホース引
出口2の上半部2bの上面に摺接しているので、この上半
部2bを支点とするテコ作用によって放水ノズル9は上側
に移動する方向に付勢され、従って、放水ノズル9は索
条物23を下方に引かない限り落下することはない。
しても、該放水ノズル9を取付けているホース6の先端
部がその上方から押え部材5の重量によって押さえられ
てあり、該ホース押え部材5の下端で押さえられたホー
ス部分と放水ノズル9間のホース6の中間部がホース引
出口2の上半部2bの上面に摺接しているので、この上半
部2bを支点とするテコ作用によって放水ノズル9は上側
に移動する方向に付勢され、従って、放水ノズル9は索
条物23を下方に引かない限り落下することはない。
【0032】扉体21の開放によって垂下した索条物23を
引っ張ると、放水ノズル9は下方に引き寄せられ、その
引き寄せ力が引出口2の上半部2bの傾斜面上に対するホ
ース6の摺接摩擦力とホース押え部材5の重量による押
さえ力とからなるホース6に対する制動力に打ち勝って
ホース収納室8から繰出用間隙部7を通して繰り出され
ながら引出口2から引き出される。こうして、放水ノズ
ル9を保持金具10から離脱させたのち、索条物23を連続
的に引っ張って手繰り寄せと、ホース6は引出口2から
引き出されながら放水ノズル9が作業員の手元にまで引
き寄せられる。
引っ張ると、放水ノズル9は下方に引き寄せられ、その
引き寄せ力が引出口2の上半部2bの傾斜面上に対するホ
ース6の摺接摩擦力とホース押え部材5の重量による押
さえ力とからなるホース6に対する制動力に打ち勝って
ホース収納室8から繰出用間隙部7を通して繰り出され
ながら引出口2から引き出される。こうして、放水ノズ
ル9を保持金具10から離脱させたのち、索条物23を連続
的に引っ張って手繰り寄せと、ホース6は引出口2から
引き出されながら放水ノズル9が作業員の手元にまで引
き寄せられる。
【0033】ホース収納室8内からホース6を繰り出し
て引出口2から引き出すと、ホース6はホース収納室8
内において多段多層に巻回されているので、引出口2の
上半部2b上に向かう巻回側のホース6の繰り出し開始端
の繰り出し角度が変化する。即ち、引出口2の上半部2b
上を支点として、ホース収納室8側から繰り出されるホ
ース6の繰り出し端が上下に変動する。このような引出
口2の上半部2bを支点とするホース6の繰り出し角度の
変動はホース6を引出口2から下方に引き出す引張力の
大小によっても生じる。即ち、ホース6の引き出し力が
強いと、引出口2の上半部2bを支点としてホース押え部
材5の下端と圧接しているホース部分が上方に移動し、
ホース6の引き出し力が弱いと下方に移動することにな
る。
て引出口2から引き出すと、ホース6はホース収納室8
内において多段多層に巻回されているので、引出口2の
上半部2b上に向かう巻回側のホース6の繰り出し開始端
の繰り出し角度が変化する。即ち、引出口2の上半部2b
上を支点として、ホース収納室8側から繰り出されるホ
ース6の繰り出し端が上下に変動する。このような引出
口2の上半部2bを支点とするホース6の繰り出し角度の
変動はホース6を引出口2から下方に引き出す引張力の
大小によっても生じる。即ち、ホース6の引き出し力が
強いと、引出口2の上半部2bを支点としてホース押え部
材5の下端と圧接しているホース部分が上方に移動し、
ホース6の引き出し力が弱いと下方に移動することにな
る。
【0034】このように、引出口2の上半部2bを支点と
して押え部材5により押圧されているホース部分が上下
方向に移動すると、その移動量に応じて押え部材5が上
下動し、ホース6に対する押え部材5による押圧力が略
一定に維持される。そのため、ホース6に対する引出口
2の上半部2bの摩擦力とホース6に対する押え部材5の
押圧力とによるホース6に作用する制動力を常に略一定
に維持することができてホース6が引出口2から円滑に
引き出されるものである。その上、このホース押え部材
5の下端部をホース引出口側に向かって小径となるテー
パ状縮径部5aに形成しているので、ホース6に対する引
っ掛かりをなくしてホース6を引き出し方向に円滑に案
内し、キンク(こじれ)の発生をなくして一層円滑な引
き出しが行われるものである。
して押え部材5により押圧されているホース部分が上下
方向に移動すると、その移動量に応じて押え部材5が上
下動し、ホース6に対する押え部材5による押圧力が略
一定に維持される。そのため、ホース6に対する引出口
2の上半部2bの摩擦力とホース6に対する押え部材5の
押圧力とによるホース6に作用する制動力を常に略一定
に維持することができてホース6が引出口2から円滑に
引き出されるものである。その上、このホース押え部材
5の下端部をホース引出口側に向かって小径となるテー
パ状縮径部5aに形成しているので、ホース6に対する引
っ掛かりをなくしてホース6を引き出し方向に円滑に案
内し、キンク(こじれ)の発生をなくして一層円滑な引
き出しが行われるものである。
【0035】さらに、ホース収納箱体1の底面を外周側
からホース引出口2に向かって下方に傾斜させているの
で、ホース収納室8内に多段多層状態に収納しているホ
ース6が繰り出されるに従って該傾斜面により確実にホ
ース引出口側に案内され、その上、ホース収納室8の上
端外周内壁を斜め内方に向けた傾斜面1dに形成している
ので、この傾斜1dによって最上層のホースが内方に押圧
されて該ホース部分の繰り出しが円滑に行えるものであ
る。また、引出口2の下半部2aがラッパ形状に拡開して
いるので、ホース6を建物内で四方八方に均一に延出さ
せることができる。なお、ホース6からの放水作業は、
放水ノズル9に設けている開閉ハンドル9aを操作するこ
とにより該ノズル9を開放して消火活動を行う。
からホース引出口2に向かって下方に傾斜させているの
で、ホース収納室8内に多段多層状態に収納しているホ
ース6が繰り出されるに従って該傾斜面により確実にホ
ース引出口側に案内され、その上、ホース収納室8の上
端外周内壁を斜め内方に向けた傾斜面1dに形成している
ので、この傾斜1dによって最上層のホースが内方に押圧
されて該ホース部分の繰り出しが円滑に行えるものであ
る。また、引出口2の下半部2aがラッパ形状に拡開して
いるので、ホース6を建物内で四方八方に均一に延出さ
せることができる。なお、ホース6からの放水作業は、
放水ノズル9に設けている開閉ハンドル9aを操作するこ
とにより該ノズル9を開放して消火活動を行う。
【0036】また、扉体21を手動によって開放する場合
には、脚立などを使用して施錠扉45を開いたのち、手動
用操作レバー39を人手により回動して止め金具37を扉体
21の下面又は横長水平係止孔38から離脱させることによ
り扉体21を下方に開放させて索条物23を垂下させると共
に消火水配管13の電動開閉弁15を同じく人手により開放
させればよい。その以後の操作は上記と同様であるので
その説明を省略する。
には、脚立などを使用して施錠扉45を開いたのち、手動
用操作レバー39を人手により回動して止め金具37を扉体
21の下面又は横長水平係止孔38から離脱させることによ
り扉体21を下方に開放させて索条物23を垂下させると共
に消火水配管13の電動開閉弁15を同じく人手により開放
させればよい。その以後の操作は上記と同様であるので
その説明を省略する。
【0037】次に、消火作業後にホース6を収納箱体1
内に格納するには、まず、放水ノズル9の開閉ハンドル
を閉じるたのち、消火水配管13の電動開閉弁15を閉じ
る。この電動開閉分15の閉止は、上述したように、保持
金具10から放水ノズル9を取り外した状態においては垂
直ロッド体28がスプリング29の力によって図5に示すよ
うに降下し、その係止片33が復帰用レバー30の第2係止
凹所32上に受止された状態となっているので、この状態
からレバー30をその先端側が上動する方向に回動操作す
ると図6に示すように垂直ロッド体28が持ち上げられる
と共に該係止片33が第1係止凹所31に係止した状態とな
る。この状態においてレバー30を手放しても係止片33の
垂直端面と第1係止凹所31の垂直面とが互いに係合し合
って係止が解かれることはなく、また、垂直ロッド体28
の上動によって該ロッド体28に固着しているスイッチ作
動片27がマイクロスイッチ25に当接して電動開閉弁15の
回路を閉じた状態にする。
内に格納するには、まず、放水ノズル9の開閉ハンドル
を閉じるたのち、消火水配管13の電動開閉弁15を閉じ
る。この電動開閉分15の閉止は、上述したように、保持
金具10から放水ノズル9を取り外した状態においては垂
直ロッド体28がスプリング29の力によって図5に示すよ
うに降下し、その係止片33が復帰用レバー30の第2係止
凹所32上に受止された状態となっているので、この状態
からレバー30をその先端側が上動する方向に回動操作す
ると図6に示すように垂直ロッド体28が持ち上げられる
と共に該係止片33が第1係止凹所31に係止した状態とな
る。この状態においてレバー30を手放しても係止片33の
垂直端面と第1係止凹所31の垂直面とが互いに係合し合
って係止が解かれることはなく、また、垂直ロッド体28
の上動によって該ロッド体28に固着しているスイッチ作
動片27がマイクロスイッチ25に当接して電動開閉弁15の
回路を閉じた状態にする。
【0038】さらに、ホース6を収納箱体1の収納室8
内に多段多層に巻回収納する。この際、ホース収納箱体
1の底面は引出口2からホース収納箱体1の周壁1aの下
端に向かって放射状に設けた複数枚の長方形状底面板1c
からなり、且つ隣接する底面板1c間に人手が挿入可能な
隙間4を設けているので、この隙間4を利用してホース
6を人手により容易に収納箱体1内に多段多層に巻回収
納することができる。しかるのち、引出口2近傍部にま
で引き込まれたホース6の先端放水ノズル9を保持金具
10の左右挟持板10a 、10b 間に挿入、挟持させる。この
放水ノズル9を保持金具10に挟着させると、該放水ノズ
ル9の上面によって垂直ロッド体28がさらに押し上げら
れ、係止片33がレバー30の第1係止凹所32から外れてレ
バー30がスプリング29力によりその先端側を下動させて
図4に示す元状態に復帰する。なお、ホース6を収納箱
体1内に収納するに先立って放水ノズル9をホース先端
から取り外してホース6内に残留する水を抜き取ったの
ち、ホース先端に装着するものである。
内に多段多層に巻回収納する。この際、ホース収納箱体
1の底面は引出口2からホース収納箱体1の周壁1aの下
端に向かって放射状に設けた複数枚の長方形状底面板1c
からなり、且つ隣接する底面板1c間に人手が挿入可能な
隙間4を設けているので、この隙間4を利用してホース
6を人手により容易に収納箱体1内に多段多層に巻回収
納することができる。しかるのち、引出口2近傍部にま
で引き込まれたホース6の先端放水ノズル9を保持金具
10の左右挟持板10a 、10b 間に挿入、挟持させる。この
放水ノズル9を保持金具10に挟着させると、該放水ノズ
ル9の上面によって垂直ロッド体28がさらに押し上げら
れ、係止片33がレバー30の第1係止凹所32から外れてレ
バー30がスプリング29力によりその先端側を下動させて
図4に示す元状態に復帰する。なお、ホース6を収納箱
体1内に収納するに先立って放水ノズル9をホース先端
から取り外してホース6内に残留する水を抜き取ったの
ち、ホース先端に装着するものである。
【0039】また、ホース6を収納箱体1の収納室8内
に収納する際に、円筒形状の可動ホース押え部材5がそ
の収納作業の邪魔にならないようにその下端部を収納箱
体1の上端部内に位置するまで持ち上げられた状態を維
持するように構成している。この構成は、消火栓箱枠11
の上面枠12又は消火水配管13に金属製の押え部材5の上
端係止片5bに着脱自在に磁着するマグネット片(図示せ
ず)を装着してなるものであり、ホース2の巻装後、押
え部材5を下方に押し下げることによりマグネット片か
らの上端係止片5bの磁着を解くように構成している。な
お、マグネット片に代えて、消火栓箱枠11の上面枠12又
は消火水配管13に押え部材5の上端係止片5bを係脱自在
に係止させる金具を装着しておいてもよい。
に収納する際に、円筒形状の可動ホース押え部材5がそ
の収納作業の邪魔にならないようにその下端部を収納箱
体1の上端部内に位置するまで持ち上げられた状態を維
持するように構成している。この構成は、消火栓箱枠11
の上面枠12又は消火水配管13に金属製の押え部材5の上
端係止片5bに着脱自在に磁着するマグネット片(図示せ
ず)を装着してなるものであり、ホース2の巻装後、押
え部材5を下方に押し下げることによりマグネット片か
らの上端係止片5bの磁着を解くように構成している。な
お、マグネット片に代えて、消火栓箱枠11の上面枠12又
は消火水配管13に押え部材5の上端係止片5bを係脱自在
に係止させる金具を装着しておいてもよい。
【0040】しかるのち、索条物23をランダムに束ねて
扉体21の上面収納枠24内に入れて扉体21を閉じ、扉体施
錠スイッチ44のレバー44a を人手により操作して電動モ
ータ36を作動させることにより止め金具37を扉体21の下
面又は水平係止孔38に係止させ、扉体21を閉止状態に維
持する。扉体21を手動によって閉止させる場合には、手
動操作レバー39を人手により操作して止め金具37を回動
させればよい。なお、消火栓箱枠11の下面板19は垂直枠
部18の下端に対して着脱自在に固着してあり、保守、点
検時には該下面板19を取り外すように構成しているもの
である。
扉体21の上面収納枠24内に入れて扉体21を閉じ、扉体施
錠スイッチ44のレバー44a を人手により操作して電動モ
ータ36を作動させることにより止め金具37を扉体21の下
面又は水平係止孔38に係止させ、扉体21を閉止状態に維
持する。扉体21を手動によって閉止させる場合には、手
動操作レバー39を人手により操作して止め金具37を回動
させればよい。なお、消火栓箱枠11の下面板19は垂直枠
部18の下端に対して着脱自在に固着してあり、保守、点
検時には該下面板19を取り外すように構成しているもの
である。
【図1】天井設置型消火栓装置の縦断正面図、
【図2】その平面図、
【図3】ホース収納箱体の底面図、
【図4】ホース保持金具部分の縦断側面図、
【図5】保持金具からホースを外した状態を示す縦断側
面図、
面図、
【図6】保持金具にホースを装着する前の状態を示す縦
断側面図、
断側面図、
【図7】電動施錠装置の簡略平面図、
【図8】その縦断正面図、
【図9】その側面図、
【図10】建物に配設した全体の簡略縦断正面図。
1 ホース収納箱体 1c 傾斜底面板 2 ホース引出口 4 隙間 5 ホース押え部材 6 ホース 7 繰出用間隙部 8 ホース収納室 9 放水ノズル 10 保持金具 10a 、10b 左右弾性挟持板 11 消火栓箱枠 13 消火水配管 15 電動開閉弁 19 下面板 20 開放口 21 扉体 22 電動施錠装置 23 索条物 25 マイクロスイッチ 27 スイッチ作動片 28 垂直ロッド体 36 電動モータ 37 止め金具 42 押しボタン
Claims (5)
- 【請求項1】 天井に取付けられる消火栓箱枠内に、底
面中央部にホース引出口を設けているホース収納箱体を
配設し、このホース収納箱体内の中央部に該収納箱体の
天面から上下動自在に垂下した円筒形状の可動ホース押
え部材配設して該ホース押え部材の外周面と収納箱体の
内周面間をホース収納室に形成すると共にホース押え部
材の下端とホース収納箱体の底面間にホースの繰出用間
隙部を設け、上記ホース収納室内に消火水配管に連通す
る円形のホースを多段多層状態に巻回、収納すると共に
該ホースの先端に装着した放水ノズルをホース引出口の
外側に設けた保持金具により着脱自在に支持させ、さら
に、ホース引出口の下方に配設した上記消火栓箱枠の下
面板の中央部に開放口を設ける共にこの開放口に扉体を
開閉自在に設け、該扉体の上面に上記放水ノズルに連結
したノズル引出用索条物を載せて扉体の開放により該索
条物を垂下させるように構成したことを特徴とする天井
設置型消火栓装置。 - 【請求項2】 上記円筒形状の可動ホース押え部材の下
端部をホース引出口側に向かって徐々に小径となるテー
パ状縮径部に形成していると共に、ホース収納箱体の底
面をこのホース収納箱体の周壁下端からホース引出口の
外周に向かって下方に傾斜する複数枚の底面板によって
形成し、隣接する底面板間に人手が挿入可能な隙間を設
けてなることを特徴とする請求項1記載の天井設置型消
火栓装置。 - 【請求項3】 放水ノズルの保持金具はホース引出口の
外側下面に固定した左右弾性挟持板からなると共にこの
保持金具の上面に、上記消火水配管に設けている電動開
閉弁の開閉用スイッチを配設して放水ノズルが保持金具
から外れた時に該開閉用スイッチにより電動開閉弁を開
放させるように構成したことを特徴とする請求項1記載
の天井設置型消火栓装置。 - 【請求項4】 上記扉体はその一端部を消火栓箱枠の下
面板の上記開放口の一端縁に上下回動自在に枢着させて
いると共に他端部は上記消火栓箱枠の下面板に配設して
いる電動施錠装置により支持されてあり、この電動施錠
装置を壁面に装着したスイッチを押すことによって作動
させて上記扉体に対する支持を解き扉体を下方に開放さ
せるように構成したことを特徴とする請求項1記載の天
井設置型消火栓装置。 - 【請求項5】 電動施錠装置は電動モータとこの電動モ
ータの回転軸に基端部を固着した止め金具とからなり、
該止め金具の先端部を扉体の他端部に係脱自在に係止さ
せていると共に上記電動モータの回転軸に手動操作レバ
ーを固着していることを特徴とする請求項1又は請求項
4記載の天井設置型消火栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08265512A JP3085912B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 天井設置型消火栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08265512A JP3085912B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 天井設置型消火栓装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1085357A JPH1085357A (ja) | 1998-04-07 |
JP3085912B2 true JP3085912B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=17418197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08265512A Expired - Lifetime JP3085912B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 天井設置型消火栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085912B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7691054B2 (en) | 2006-06-23 | 2010-04-06 | Olympus Medical Systems Corporation | Endoscope system, treatment instrument cartridge, and storage case |
CN108240064A (zh) * | 2018-01-10 | 2018-07-03 | 北京城建十建设工程有限公司 | 吊顶组件 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP08265512A patent/JP3085912B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1085357A (ja) | 1998-04-07 |
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