JPH08164220A - 消火栓装置およびホース収納ケース - Google Patents
消火栓装置およびホース収納ケースInfo
- Publication number
- JPH08164220A JPH08164220A JP30737594A JP30737594A JPH08164220A JP H08164220 A JPH08164220 A JP H08164220A JP 30737594 A JP30737594 A JP 30737594A JP 30737594 A JP30737594 A JP 30737594A JP H08164220 A JPH08164220 A JP H08164220A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- fire hydrant
- storage case
- holding plate
- metal fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、消防法で定められた防火対象物等
に設置される消火栓装置およびホース収納ケースに関
し、ホースの取り出しおよび収納が容易で消火栓箱への
着脱が簡単なホース収納ケースを備えた消火栓装置およ
びホース収納ケースを提供することを目的とする。 【構成】 消火栓装置Aは、消火栓箱1内にホース収納
ケース3を着脱自在に装着するようにしている。ホース
収納ケース3は、ホース保持板4の片面に複数の押さえ
枠5、5′を籠状に配設すると共に、該押さえ枠で囲ま
れたホース取出口8を形成し、ホース取出口8を通じて
保形性を有するホース2を渦巻き状に収納するようにし
ている。
に設置される消火栓装置およびホース収納ケースに関
し、ホースの取り出しおよび収納が容易で消火栓箱への
着脱が簡単なホース収納ケースを備えた消火栓装置およ
びホース収納ケースを提供することを目的とする。 【構成】 消火栓装置Aは、消火栓箱1内にホース収納
ケース3を着脱自在に装着するようにしている。ホース
収納ケース3は、ホース保持板4の片面に複数の押さえ
枠5、5′を籠状に配設すると共に、該押さえ枠で囲ま
れたホース取出口8を形成し、ホース取出口8を通じて
保形性を有するホース2を渦巻き状に収納するようにし
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消防法に定められた防
火対象物等に設置される消火栓装置およびホース収納ケ
ースに関する。
火対象物等に設置される消火栓装置およびホース収納ケ
ースに関する。
【0002】
【従来の技術】消防法の規格に基づく2号消火栓におい
ては、図10に示すように、ホースの延長および放水の
一連の操作が一人で行えるように、ノズルaを装着した
ホースbを収納ケースd内に収納したものを、消火栓箱
c内に取付設置している。ホースbは、ホースのライニ
ング中に螺旋状の鋼線が内蔵されており、内部に通水し
ない状態においても、可撓性を有する管状の構造が保持
されるようにしたいわゆる保形ホースが使用されてい
る。
ては、図10に示すように、ホースの延長および放水の
一連の操作が一人で行えるように、ノズルaを装着した
ホースbを収納ケースd内に収納したものを、消火栓箱
c内に取付設置している。ホースbは、ホースのライニ
ング中に螺旋状の鋼線が内蔵されており、内部に通水し
ない状態においても、可撓性を有する管状の構造が保持
されるようにしたいわゆる保形ホースが使用されてい
る。
【0003】従来、ホースbを消火栓箱c内に収納して
おくため、図11に示すようなホース収納ケースdを、
ビスe等を用いて消火栓箱c内に固定するようにしてい
る。通常の設置工事においては、消火栓箱cの扉部fを
取り除き、消火栓箱c本体部(収納ケースd付き)を建
築物の壁面に埋め込み設置後、消火栓弁gおよび電気配
線工事を行う。そして、建築物の内装仕上げが完成した
後、扉部fを消火栓箱c本体部に取付けて設置工事を完
了するようにしている。
おくため、図11に示すようなホース収納ケースdを、
ビスe等を用いて消火栓箱c内に固定するようにしてい
る。通常の設置工事においては、消火栓箱cの扉部fを
取り除き、消火栓箱c本体部(収納ケースd付き)を建
築物の壁面に埋め込み設置後、消火栓弁gおよび電気配
線工事を行う。そして、建築物の内装仕上げが完成した
後、扉部fを消火栓箱c本体部に取付けて設置工事を完
了するようにしている。
【0004】しかし、消火栓箱c内部に取り付けたホー
ス収納ケースd内のホースbやノズルaが工事中に損傷
あるいは汚染を受ける。また、扉部fを取付ける際に、
取り付けられたホース収納ケースdが扉部fの取付作業
の障害となり、作業が円滑にはかどらず工事が遅延する
などの問題点を有している。さらに、消火栓弁g以外の
弁類(放水口)を消火栓箱c内部に設置するときに、ホ
ース収納ケースdが固定されているため、その取付作業
の作業効率が著しく低下するなどの欠点もある。
ス収納ケースd内のホースbやノズルaが工事中に損傷
あるいは汚染を受ける。また、扉部fを取付ける際に、
取り付けられたホース収納ケースdが扉部fの取付作業
の障害となり、作業が円滑にはかどらず工事が遅延する
などの問題点を有している。さらに、消火栓弁g以外の
弁類(放水口)を消火栓箱c内部に設置するときに、ホ
ース収納ケースdが固定されているため、その取付作業
の作業効率が著しく低下するなどの欠点もある。
【0005】一方、実開平2−111464号公報に
は、図12に示すようなホース収納体hを、消火栓箱c
内に装着する提案が開示されているが、この場合も、ホ
ース収納体hを消火栓箱cに対してビス止めによって固
定するようにしており、その煩雑な取付け作業は解消さ
れていない。
は、図12に示すようなホース収納体hを、消火栓箱c
内に装着する提案が開示されているが、この場合も、ホ
ース収納体hを消火栓箱cに対してビス止めによって固
定するようにしており、その煩雑な取付け作業は解消さ
れていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、ホース収納ケースを着脱
自在に装着することにより、ホースの収納および取扱い
が容易で消火栓機能を満足する消火栓装置、および着脱
が簡単なホース収納ケースを提供することを課題とす
る。
点に着目してなされたもので、ホース収納ケースを着脱
自在に装着することにより、ホースの収納および取扱い
が容易で消火栓機能を満足する消火栓装置、および着脱
が簡単なホース収納ケースを提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、請求項1に記載した発明の消火栓装置は、消火栓弁
を配設した消火栓箱と、ホース保持板の片面に複数の押
さえ枠を籠状に配設すると共に、該押さえ枠で囲まれた
ホース取出口を形成したホース収納ケースと、該ホース
収納ケースに渦巻き状に収納され、一端にノズルを装着
し、他端を該消火栓弁に接続する保形性を有するホース
とを備えて成り、前記該消火栓箱の内面に、上部金具と
下部金具とを対向して設け、前記ホース収納ケースのホ
ース保持板を、上部金具と下部金具との間に着脱自在に
装着してなることを特徴とする。ホース保持板の縁部に
差込み用爪を付設し、消火栓箱の上部金具に、ホース保
持板の差込み用爪に対応する装着用切込みを設けること
が好ましい(請求項2)。
め、請求項1に記載した発明の消火栓装置は、消火栓弁
を配設した消火栓箱と、ホース保持板の片面に複数の押
さえ枠を籠状に配設すると共に、該押さえ枠で囲まれた
ホース取出口を形成したホース収納ケースと、該ホース
収納ケースに渦巻き状に収納され、一端にノズルを装着
し、他端を該消火栓弁に接続する保形性を有するホース
とを備えて成り、前記該消火栓箱の内面に、上部金具と
下部金具とを対向して設け、前記ホース収納ケースのホ
ース保持板を、上部金具と下部金具との間に着脱自在に
装着してなることを特徴とする。ホース保持板の縁部に
差込み用爪を付設し、消火栓箱の上部金具に、ホース保
持板の差込み用爪に対応する装着用切込みを設けること
が好ましい(請求項2)。
【0008】請求項3に記載した発明のホース収納ケー
スは、ホース保持板の片面に複数の押さえ枠を籠状に配
設すると共に、該押さえ枠で囲まれたホース取出口を形
成してなることを特徴とする。ホース保持板の縁部に、
ローラまたは低摩擦抵抗材を着設しすることが好ましい
(請求項4)。ホース取出口周囲の押さえ枠は、押さえ
枠を軸として回転自在なローラを装着してなることが好
適である(請求項5)。
スは、ホース保持板の片面に複数の押さえ枠を籠状に配
設すると共に、該押さえ枠で囲まれたホース取出口を形
成してなることを特徴とする。ホース保持板の縁部に、
ローラまたは低摩擦抵抗材を着設しすることが好ましい
(請求項4)。ホース取出口周囲の押さえ枠は、押さえ
枠を軸として回転自在なローラを装着してなることが好
適である(請求項5)。
【0009】
【作用】本発明の消火栓装置は、消火栓箱内にホース収
納ケースを着脱自在に装着しているため、ホース収納ケ
ースの着脱が容易であり、予め消火栓用のホースをホー
ス収納ケース内に収納した状態で、消火栓箱に装着する
ことが簡単にでき、消火栓箱に消火栓用ホースを配備す
る作業が極めて簡素化される。また、ホースやホースに
接続される機器の保守点検の際にも、ホース収納ケース
の脱着が簡単なため、その作業性が向上する。
納ケースを着脱自在に装着しているため、ホース収納ケ
ースの着脱が容易であり、予め消火栓用のホースをホー
ス収納ケース内に収納した状態で、消火栓箱に装着する
ことが簡単にでき、消火栓箱に消火栓用ホースを配備す
る作業が極めて簡素化される。また、ホースやホースに
接続される機器の保守点検の際にも、ホース収納ケース
の脱着が簡単なため、その作業性が向上する。
【0010】ホース保持板の縁部に、ローラまたは低摩
擦抵抗材を着設することにより、下部金具に対するホー
ス保持板の移動が容易となり、また、ホース保持板が左
右に移動自在なため、ホースの引き出し作業の際、引き
出し力が軽減される。さらに、消火栓箱内にホース収納
ケース以外の器具類(放水口など)を使用する際、ホー
ス収納ケースを移動することができるので、消火活動の
作業性が向上する。
擦抵抗材を着設することにより、下部金具に対するホー
ス保持板の移動が容易となり、また、ホース保持板が左
右に移動自在なため、ホースの引き出し作業の際、引き
出し力が軽減される。さらに、消火栓箱内にホース収納
ケース以外の器具類(放水口など)を使用する際、ホー
ス収納ケースを移動することができるので、消火活動の
作業性が向上する。
【0011】ホース取出口周囲の押さえ枠に、ローラを
回転自在に装着すれば、ホースの取り出しおよび収納時
におけるホースと押さえ枠との摩擦抵抗を低減し、ホー
スの取り出しおよび収納作業がさらに容易となる。
回転自在に装着すれば、ホースの取り出しおよび収納時
におけるホースと押さえ枠との摩擦抵抗を低減し、ホー
スの取り出しおよび収納作業がさらに容易となる。
【0012】上部金具に装着用切込みを設けて、収納ケ
ースのホース保持板の一方の縁部に設けた差込み用爪を
挿入してホース保持板の下縁を下部金具の溝に装着した
後は、下部金具の溝にホース保持板の下縁を摺動させる
ことにより、ホース保持板を左右いずれの方向へも任意
に移動させることができる。
ースのホース保持板の一方の縁部に設けた差込み用爪を
挿入してホース保持板の下縁を下部金具の溝に装着した
後は、下部金具の溝にホース保持板の下縁を摺動させる
ことにより、ホース保持板を左右いずれの方向へも任意
に移動させることができる。
【0013】
【実施例】図1は、請求項1に記載した発明の実施例に
係わる消火栓装置Aを表し、消火栓箱1から、保形性を
有するホース2を渦巻き状に収納したホース収納ケース
3を取外して示した斜視図である。ホース収納ケース3
は、図2および図3に示すように、金属製薄板で形成さ
れたホース保持板4と、棒鋼を折曲して形成した複数の
押さえ枠5、5′から構成されている。
係わる消火栓装置Aを表し、消火栓箱1から、保形性を
有するホース2を渦巻き状に収納したホース収納ケース
3を取外して示した斜視図である。ホース収納ケース3
は、図2および図3に示すように、金属製薄板で形成さ
れたホース保持板4と、棒鋼を折曲して形成した複数の
押さえ枠5、5′から構成されている。
【0014】ホース保持板4は、収納するホースを巻き
込んだ状態の外径より若干大きめの外径を有するやや縦
長の八角形に形成されている。押さえ枠5、5′は、棒
鋼をほぼ直角に折曲して形成した脚部6、6′を有し、
脚部6、6′の末端をホース保持板4に溶接などにより
固定するようにしている。
込んだ状態の外径より若干大きめの外径を有するやや縦
長の八角形に形成されている。押さえ枠5、5′は、棒
鋼をほぼ直角に折曲して形成した脚部6、6′を有し、
脚部6、6′の末端をホース保持板4に溶接などにより
固定するようにしている。
【0015】押さえ枠5は5′に比較して大径の棒鋼を
用いている。たとえば押さえ枠5には12mm径、5′
には6mm径の棒鋼を使用している。押さえ枠5は、ホ
ース保持板4の縦方向に並行して2本配置し、ホース保
持板4の上下の外周部にその脚部6を固定している。
用いている。たとえば押さえ枠5には12mm径、5′
には6mm径の棒鋼を使用している。押さえ枠5は、ホ
ース保持板4の縦方向に並行して2本配置し、ホース保
持板4の上下の外周部にその脚部6を固定している。
【0016】一方、押さえ枠5′は、ホース保持板1の
横方向に配置し、押さえ枠5の左右に3本ずつ、ホース
保持板1の左右の外周部にその脚部6′を固定してい
る。押さえ枠5相互間には、押さえ枠5と同径の棒鋼で
形成された押さえ枠7で連結することにより、押さえ枠
5、7で囲まれた長方形のホース取出口8が形成されて
いる。ホース保持板4の上縁部には、ホース収納ケース
3を消火栓箱1に収容する際に用いる差込み用爪9が付
設されている。
横方向に配置し、押さえ枠5の左右に3本ずつ、ホース
保持板1の左右の外周部にその脚部6′を固定してい
る。押さえ枠5相互間には、押さえ枠5と同径の棒鋼で
形成された押さえ枠7で連結することにより、押さえ枠
5、7で囲まれた長方形のホース取出口8が形成されて
いる。ホース保持板4の上縁部には、ホース収納ケース
3を消火栓箱1に収容する際に用いる差込み用爪9が付
設されている。
【0017】ホース収納ケース3内にホース2を収納す
るには、ホース取出口8からホース2の一端を挿入して
押し込むことにより、ホース2の保形性により直線状に
復元する力が作用するため、図1に示したように、ホー
ス2は脚部6、6′に押し付けられながら、巻き込まれ
た状態にホース収納ケース3内に収納される。ホース2
の一端2aにはノズル10が装着され、他端2bは消火
栓箱1内の消火栓弁16に接続するようにしている。
るには、ホース取出口8からホース2の一端を挿入して
押し込むことにより、ホース2の保形性により直線状に
復元する力が作用するため、図1に示したように、ホー
ス2は脚部6、6′に押し付けられながら、巻き込まれ
た状態にホース収納ケース3内に収納される。ホース2
の一端2aにはノズル10が装着され、他端2bは消火
栓箱1内の消火栓弁16に接続するようにしている。
【0018】ホース収納ケース3からホース2を取り出
す際は、ホース取出口8からホース2のノズル10を持
って引き出せば、容易かつ迅速に取り出すことができ
る。また、図4に示すように、ホース取出口8周囲の押
さえ枠5、7にローラ11を回転自在に装着すれば、ホ
ース2との接触によってローラ11が回転してホース2
との摩擦抵抗が緩和されるため、ホース2の取り出しお
よび収納作業をさらに容易に行うことができる。
す際は、ホース取出口8からホース2のノズル10を持
って引き出せば、容易かつ迅速に取り出すことができ
る。また、図4に示すように、ホース取出口8周囲の押
さえ枠5、7にローラ11を回転自在に装着すれば、ホ
ース2との接触によってローラ11が回転してホース2
との摩擦抵抗が緩和されるため、ホース2の取り出しお
よび収納作業をさらに容易に行うことができる。
【0019】消火栓箱1は、開閉自在な扉12を有し、
背板13の内面にはホース収納ケース3を支持するため
の上部金具14と、下部金具15とが対向して設けてあ
る。また、ホース2と接続される消火栓弁16、および
消防隊員が使用する専用弁(放水口)17が配設されて
いる。
背板13の内面にはホース収納ケース3を支持するため
の上部金具14と、下部金具15とが対向して設けてあ
る。また、ホース2と接続される消火栓弁16、および
消防隊員が使用する専用弁(放水口)17が配設されて
いる。
【0020】上部金具14は、図4および図5に示すよ
うに、金属製薄板を段状に折曲して形成したもので、段
部14aを設けることにより、背板13との間に溝18
を形成している。段部14aには、ホース保持板4の差
込み用爪9を挿入する装着用切込み19が設けられてい
る。 下部金具15も、金属製薄板を段状に折曲して形
成したもので、段部15aを設けることにより、背板1
3との間に溝20を形成している。
うに、金属製薄板を段状に折曲して形成したもので、段
部14aを設けることにより、背板13との間に溝18
を形成している。段部14aには、ホース保持板4の差
込み用爪9を挿入する装着用切込み19が設けられてい
る。 下部金具15も、金属製薄板を段状に折曲して形
成したもので、段部15aを設けることにより、背板1
3との間に溝20を形成している。
【0021】ホース収納ケース3は、ホース保持板4の
差込み用爪9を上部金具14の装着用切込み19に差し
込んだ状態で、ホース保持板4の下縁4bを下部金具1
5の溝20内に挿入すことにより、背板13に装着され
る。ホース保持板4を装着した後は、下部金具15の溝
20にホース保持板4の下縁4bを摺動させることによ
り、左右いずれの方向へも任意にホース保持板4を移動
することができる。
差込み用爪9を上部金具14の装着用切込み19に差し
込んだ状態で、ホース保持板4の下縁4bを下部金具1
5の溝20内に挿入すことにより、背板13に装着され
る。ホース保持板4を装着した後は、下部金具15の溝
20にホース保持板4の下縁4bを摺動させることによ
り、左右いずれの方向へも任意にホース保持板4を移動
することができる。
【0022】消火栓箱1からホース収納ケース3を取り
外す場合は、ホース保持板4の差込み用爪9を上部金具
14の装着用切込み19に合致させて、装着用切込み1
9内に挿入するように押上げ、下部金具15の溝20内
からホース保持板4の下縁4bを離脱することができ、
簡単にホース収納ケース3を取り外すことができる。
外す場合は、ホース保持板4の差込み用爪9を上部金具
14の装着用切込み19に合致させて、装着用切込み1
9内に挿入するように押上げ、下部金具15の溝20内
からホース保持板4の下縁4bを離脱することができ、
簡単にホース収納ケース3を取り外すことができる。
【0023】下部金具15の溝20内に挿入したホース
保持板4が、溝20内においてスライドし易いように、
図7に示すように、ホース保持板4の下縁部4bに移動
用ローラ21を取り付けることが好ましい。また、図示
していないが、移動用ローラ21に代えて摩擦係数の小
さい低摩擦抵抗材を着設してもよい。
保持板4が、溝20内においてスライドし易いように、
図7に示すように、ホース保持板4の下縁部4bに移動
用ローラ21を取り付けることが好ましい。また、図示
していないが、移動用ローラ21に代えて摩擦係数の小
さい低摩擦抵抗材を着設してもよい。
【0024】図8は、本発明の他の実施例を示すホース
保持板22の斜視図である。前記実施例においては、ホ
ース保持板4は縦長に装着するようにしているが、ホー
ス保持板22は、その長手方向の縁部22aに移動用ロ
ーラ21を取り付けてたものである。9′は差込み用爪
である。図9に示す消火栓箱1′のように、消火栓弁1
6と、放水口17および消防用ホース23、消防用放水
ノズル24などの消防隊が使用する器具類を同一箱内に
収納する場合には、上記のホース保持板22を用いるこ
とが好適である。
保持板22の斜視図である。前記実施例においては、ホ
ース保持板4は縦長に装着するようにしているが、ホー
ス保持板22は、その長手方向の縁部22aに移動用ロ
ーラ21を取り付けてたものである。9′は差込み用爪
である。図9に示す消火栓箱1′のように、消火栓弁1
6と、放水口17および消防用ホース23、消防用放水
ノズル24などの消防隊が使用する器具類を同一箱内に
収納する場合には、上記のホース保持板22を用いるこ
とが好適である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、従来の2号消火栓がホ
ース収納ケースを消火栓箱内に固定した状態でホースを
収容するようにしているものと異なり、消火栓箱の設置
工事、あるいは消火栓弁や電気配線の工事が終了した後
に、予めホースを巻き込んでおいたホース収納ケースを
現場に運び込むことにより、ホースの汚染や損傷を防止
することができ、また、容易かつ迅速に消火栓箱内にホ
ースを装着できる利点を有している。さらに、建築基準
法に定められた各種の機器類の保守点検を行うため、そ
の点検口(出入口)を消火栓箱内に設ける場合は、ホー
ス収納ケースを装着する裏面背板部分に出入口を設ける
ことにより、ホース収納ケースが簡単に脱着できるた
め、機器類の保守点検を行う際の作業性が著しく向上す
るなど多大な利点がある。
ース収納ケースを消火栓箱内に固定した状態でホースを
収容するようにしているものと異なり、消火栓箱の設置
工事、あるいは消火栓弁や電気配線の工事が終了した後
に、予めホースを巻き込んでおいたホース収納ケースを
現場に運び込むことにより、ホースの汚染や損傷を防止
することができ、また、容易かつ迅速に消火栓箱内にホ
ースを装着できる利点を有している。さらに、建築基準
法に定められた各種の機器類の保守点検を行うため、そ
の点検口(出入口)を消火栓箱内に設ける場合は、ホー
ス収納ケースを装着する裏面背板部分に出入口を設ける
ことにより、ホース収納ケースが簡単に脱着できるた
め、機器類の保守点検を行う際の作業性が著しく向上す
るなど多大な利点がある。
【図1】本発明の実施例に係わる消火栓装置を構成する
消火栓箱およびホースを収納したホース収納ケースを示
す斜視図である。
消火栓箱およびホースを収納したホース収納ケースを示
す斜視図である。
【図2】図1のホース収納ケースの斜視図である。
【図3】図1のホース収納ケースの側面図である。
【図4】図1のホース収納ケースの押さえ枠にローラを
回転自在に装着した状態を示す斜視図である。
回転自在に装着した状態を示す斜視図である。
【図5】図1の消火栓箱の背板の断面図である。
【図6】図4の消火栓箱の背板の正面図である。
【図7】図1のホース収納ケースに移動用ローラを着設
した状態を示す斜視図である。
した状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例に係わるホース収納ケース
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図9】図8のホース収納ケースを消火栓箱に収納した
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図10】従来の消火栓装置を示す斜視図である。
【図11】図8の消火栓箱内にホース保持板を取り付け
る状態を示す説明図である。
る状態を示す説明図である。
【図12】従来の他の消火栓装置を示す正面図である。
A 消火栓装置 1 消火栓箱 2 ホース 3 ホース収納ケース 4 ホース保持板 4a 上縁 4b 下縁 5、5′ 押さえ枠 6、6′ 脚部 7 押さえ枠 8 ホース取出口 9 差込み用爪 10 ノズル 11 ローラ 14 上部金具 15 下部金具 16 消火栓弁 19 装着用切込み 21 移動用ローラ
Claims (5)
- 【請求項1】 消火栓弁を配設した消火栓箱と、ホース
保持板の片面に複数の押さえ枠を籠状に配設すると共
に、該押さえ枠で囲まれたホース取出口を形成したホー
ス収納ケースと、該ホース収納ケースに渦巻き状に収納
され、一端にノズルを装着し、他端を該消火栓弁に接続
する保形性を有するホースとを備えて成り、前記該消火
栓箱の内面に、上部金具と下部金具とを対向して設け、
前記ホース収納ケースのホース保持板を、上部金具と下
部金具との間に着脱自在に装着してなることを特徴とす
る消火栓装置。 - 【請求項2】 ホース保持板の縁部に、差込み用爪を付
設し、消火栓箱の上部金具に、ホース保持板の差込み用
爪に対応する装着用切込みを設けてなる請求項1記載の
消火栓装置。 - 【請求項3】 ホース保持板の片面に複数の押さえ枠を
籠状に配設すると共に、該押さえ枠で囲まれたホース取
出口を形成してなる消火栓装置用のホース収納ケース。 - 【請求項4】 ホース保持板の縁部に、ローラまたは低
摩擦抵抗材を着設してなる請求項3記載のホース収納ケ
ース。 - 【請求項5】 ホース取出口周囲の押さえ枠が、押さえ
枠を軸として回転自在なローラを装着してなる請求項3
または請求項4記載のホース収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30737594A JPH08164220A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 消火栓装置およびホース収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30737594A JPH08164220A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 消火栓装置およびホース収納ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08164220A true JPH08164220A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=17968309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30737594A Withdrawn JPH08164220A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 消火栓装置およびホース収納ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08164220A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005318972A (ja) * | 2004-05-07 | 2005-11-17 | Hochiki Corp | 消火栓装置 |
JP2007275479A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Nohmi Bosai Ltd | 消火栓装置の放出点検方法 |
JP2007330713A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Hochiki Corp | 消火栓装置 |
JP2009291403A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Hochiki Corp | 消火栓装置 |
JP2010131160A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Hochiki Corp | 消火栓装置 |
CN103550891A (zh) * | 2013-09-12 | 2014-02-05 | 深圳市广安消防装饰工程有限公司 | 用于城市道路、高速公路及隧道的集成化微型消防站 |
JP2015027432A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-02-12 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置 |
CN109091785A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-12-28 | 苏州海马消防设备制造有限公司 | 一种耐划隔热型消防柜 |
JP2019000196A (ja) * | 2017-06-13 | 2019-01-10 | 能美防災株式会社 | 消火栓装置 |
JP2020099756A (ja) * | 2020-03-25 | 2020-07-02 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置、その設置方法及びその点検実施方法 |
JP2024004417A (ja) * | 2022-06-28 | 2024-01-16 | 株式会社初田製作所 | 消火装置及び消火用ホース収容部材 |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP30737594A patent/JPH08164220A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005318972A (ja) * | 2004-05-07 | 2005-11-17 | Hochiki Corp | 消火栓装置 |
JP4600805B2 (ja) * | 2004-05-07 | 2010-12-22 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置 |
JP2007275479A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Nohmi Bosai Ltd | 消火栓装置の放出点検方法 |
JP2007330713A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Hochiki Corp | 消火栓装置 |
JP2009291403A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Hochiki Corp | 消火栓装置 |
JP2010131160A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Hochiki Corp | 消火栓装置 |
JP2015027432A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-02-12 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置 |
CN103550891A (zh) * | 2013-09-12 | 2014-02-05 | 深圳市广安消防装饰工程有限公司 | 用于城市道路、高速公路及隧道的集成化微型消防站 |
JP2019000196A (ja) * | 2017-06-13 | 2019-01-10 | 能美防災株式会社 | 消火栓装置 |
CN109091785A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-12-28 | 苏州海马消防设备制造有限公司 | 一种耐划隔热型消防柜 |
JP2020099756A (ja) * | 2020-03-25 | 2020-07-02 | ホーチキ株式会社 | 消火栓装置、その設置方法及びその点検実施方法 |
JP2024004417A (ja) * | 2022-06-28 | 2024-01-16 | 株式会社初田製作所 | 消火装置及び消火用ホース収容部材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08164220A (ja) | 消火栓装置およびホース収納ケース | |
JP6510319B2 (ja) | トンネル内消火栓設備 | |
US20050039997A1 (en) | Electric cord reel | |
JP4714095B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP3886231B2 (ja) | 消火装置 | |
JP3641777B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP6682610B2 (ja) | トンネル内消火栓設備 | |
CN214860804U (zh) | 一种具有快速降温功能的灭火装置 | |
JP6873751B2 (ja) | パッケージ型消火装置 | |
JP3964569B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP2010022512A (ja) | 消火栓装置 | |
JP5385086B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP3637559B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP5746843B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JPH0633946Y2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP2006271696A (ja) | 消火栓装置 | |
JP3682629B2 (ja) | 消火栓装置 | |
CA1147512A (fr) | Ramoneur electrique de cheminee | |
JP6263073B2 (ja) | 消火栓装置 | |
JP7194142B2 (ja) | トンネル内消火栓設備、消火栓装置の設置方法及び点検実施方法 | |
JPH1147303A (ja) | 消火栓用保形ホース保持枠及び消火栓装置 | |
JP3085912B2 (ja) | 天井設置型消火栓装置 | |
CN214850822U (zh) | 一种电力调控用操作台 | |
JP2002291926A (ja) | 消火栓装置 | |
EP0610613B1 (en) | Fire hydrant apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |