JP3964569B2 - 消火栓装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネルのような円筒状空間に設置される消火栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の円筒状空間としての高速道路などの道路用のトンネルでは、図3に示されるように、トンネル11断面の下方を車両走行用の路面12とし、人が安全に歩行できるよう、その側方に一段高くなった監査路13(人が容易に上れる程度の高さ)を形成するとともに、その幅(消火栓装置が操作できる、具体的には筐体の扉を開放できる程度の幅)を十分利用して消火栓装置14を設けるため、トンネル11壁面に箱型に穴15を開けて埋込みスペース16を形成する、いわゆる箱抜きが行われていた。
【0003】
さらに、消火栓装置14には、図示しない貯水槽から消火用水を供給するためのトンネル内に配設された図示しない給水管が分岐接続されることになるが、この給水管は監査路13に埋込まれ、所定の位置で分岐されて上記の穴15内の消火栓装置14に接続されていた。
【0004】
また、トンネル11内には、車両の通行に必要な照明装置17が設けられ、照明装置17はトンネル11の天井面付近または壁面上側に配置されていた。この照明装置17にも、図示しない電源線が必要であり、この電源線についても邪魔にならないように壁面に金具などで固定されて配線されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図3のような構造のトンネルでは、施工方法として円筒状にトンネル11を形成するのみでなく、消火栓装置14を設ける穴15のため、トンネル11壁面からさらに箱抜きする必要があり、その作業が手間であるのみならず、トンネル11の構造としては穴15が応力の弱い部分となりやすく、そのために作業を注意深く行う必要がある。
【0006】
さらに、配管を埋込む作業についても、監査路13がなくなると、そのまま路面12に露出させる訳には行かず、トンネル11壁面に溝または穴15を連結する通孔を設けて配管を通す必要があり、その場合、上記箱抜きと同様に注意深い作業を必要とする。
【0007】
また、照明装置17をトンネル11の天井付近など壁面に設けるには、電源線の配線を埋込むには上記配管と同様に注意深く行う必要があり、露出させて配線するにしても、路面12に止め金具や配線自体が落下しないように注意する必要がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑み、トンネルの形状が複雑にならないように設置される消火栓装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の点に鑑み、この発明は、床面が略弦状に配置されるように該弦に対する断面略円形に形成された円筒状空間のトンネルに対して、前記略弦状の床面を路面とし、その側方に人が歩行できる監査路が形成されているとともに、消火栓装置の筐体が、前記監査路側の壁面の上側に突出して設けられる棚部に、露出して搭載固定されていることを特徴とするものである。
【0010】
したがって、トンネルなどの空間において消火栓装置を邪魔にならないスペースに配置できるとともに、さらに、監査路などの床面から近い部分に、人が操作しやすいように、放水ノズルや消火栓弁開放手段を配置することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態について図1により説明する。第1の実施形態は、従来と同様の高速道路などの道路用のトンネルに設置された消火栓装置4であって、図1に示されるように、円筒状空間としてトンネル1を形成したものであり、トンネル1断面の下方を略弦状に床面としての路面2とするとともに、その側方に人が歩行できる監査路3が形成されている。監査路3側のトンネル1壁面の上側に、トンネル1の長手方向に、突出する棚部としてのラック5が壁面から突出して設けられ、そのラック5上に所定間隔、例えば25m置きに消火栓装置4が設けられているとともに、同様にラック5を利用して照明装置7が設けられている。
【0012】
この消火栓装置4は、ラック5の上に消火栓装置4の筐体41が搭載固定され、その筐体41から引き出されたホース42の先端に接続されるノズル43がトンネル1壁面下方の監査路3近傍の人の手の届く範囲に図示しない保持金具等により配置されている。このホース42のほとんどは筐体41内に内巻式またはドラム式によって収納されていて、消火作業をする人がノズル43を引っ張ることにより順次引き出されるようになっている。また、ノズル43の近傍には、消火栓弁開放装置44が設けられ、通常では空のホース42内に図示しない給水管から分岐した消火用水の供給を開始させるようになっている。また、筐体41から引き出されたホース42は、ラック5の下方からノズル43近傍までが、壁面に固定されたホースカバー45によって引出し作業の操作性をよくするとともに、外傷から保護するようになっている。
【0013】
また、この消火栓装置4への給水管は、図示しないが、ラック5上に露出して設けられるので、その設置や分岐等の配管作業を行いやすい。さらに、照明装置7がラック5の下面に設けられ、図示しない電源線は、配管同様、ラック5上に配線すればよく、作業が簡便であり、その他、設置される機器、火災検知器やカメラ装置など、このラック5を利用して固定することにより、設置が簡便となり、埋込みや個別の壁面固定のような作業は不要となる。
【0014】
このように構成することで、トンネル1の施工方法としては、円筒状の空間を形成して、その下方に路面を形成することでよく、トンネル1の壁面は強度が一様となり、耐震性にも優れたトンネルとなっている。
【0015】
この消火栓装置4の操作について、以下に簡単に説明する。例えば、通行する車両の事故等によって火災が発生した場合、運転者は消火作業を開始する。消火作業を行うにあたり、運転者は、最寄りの消火栓装置4の場所へ向かい、トンネル1壁面に配置されたノズル43を握り、その近傍にある消火栓弁開放装置44を操作することで筐体41内に設けられた図示しない消火栓弁をワイヤあるいは電気制御等により開放して図示しない給水管からの消火用水がホース42内に供給される。そして、ノズル43を握った運転者が現場へ向かうのに伴ってホース42はホースカバー45を介して消火栓装置4の筐体41から順次引き出される。そして、現場に到着した運転者は、ノズル43を火元へ向けて、消火用水の放出を行う。有効に消火作業を行って鎮火した後は、図示しない消火栓弁を閉じて放水を中止するとともに、事後の作業を行うことになる。
【0016】
次に、本発明の第2の実施形態について図2により説明する。この第2の実施形態は、図1と同様の高速道路などの道路用のトンネルに設けられた消火栓装置であって、第1の実施形態としての図1と同じ部材には同じ符号を付すとともに、同じ名称の部材は作用も同様のもので説明を省略する。
【0017】
図2において、トンネル1壁面上側にその長手方向に一様に形成されるラック5が設けられ、監査路3のトンネル1壁面上側に消火栓装置9が配置されるものであって、ここではラック5の下方のトンネル1の上部壁面に消火栓装置9の筐体91が固定されている。このラック5には、第1の実施形態と同様に、詳細に示さないが、照明装置7等の配線や給水管等の配管が行われ、トンネル1壁面の消火栓装置9への消火用水もラック5の図示しない配管から分岐供給される。
【0018】
そして、筐体91から引き出されたホース92の先端に接続されるノズル93がトンネル1壁面の監査路3近傍、人の手の届く範囲に図示しない保持金具等により配置されている。このホース92のほとんどは、第1の実施形態と同様、筐体91内に内巻式またはドラム式によって収納されていて、消火作業をする人がノズル93を引っ張ることにより順次引き出されるようになっている。
【0019】
また、ノズル93の近傍には、筐体91内に設けられた固定しない消火栓弁を制御する消火栓弁開放装置44が設けられ、通常では空のホース92内に図示しない給水管から分岐した消火用水の供給を開始させるようになっている。また、ホース92に対して、筐体91から引き出されたノズル93近傍に、ホース押さえ95が設けられ、常時のたるみ防止と引出し作業の操作性をよくするようになっている。このような構造の場合、ホース92の主な接触部分は、筐体91の図示しない引出口とホース押さえ95の部分であり、それらに丸みを設けるだけで、引き出すための過度の力は不要になる。さらに、第2の実施形態の消火栓装置9の操作については、第1の実施形態と同様である。
【0020】
上記各実施形態の消火栓装置では、ノズル43、93に開閉機構を設けていないが、その開閉機構を設けた場合には、消火栓弁開放装置44、94とともにその開閉機構の開放動作と手順が増えることになる。また、消火栓弁開放装置44、94は、ノズル43、93の開放動作に連動するものであってもよく、また、消火栓弁開放装置44、94の代わりに図示しないノズル43、93の保持金具にノズルセンサを具備させ、ノズル43、93の取り外しを検出して図示しない消火栓弁を開放してもよい。さらに、各実施形態では、図示しない消火栓弁が常時閉鎖状態であるが、予めホース42、92内に充水するように開放状態としていてもよい。
【0021】
以上のように、各実施形態では、路面2が略弦状に配置されるように該弦に対する略円形に形成されたトンネル1に対して、路面2の側方に人が歩行できる監査路3が形成されているとともに、消火栓装置4、9の筐体41、91が、監査路3側の壁面の上側に突出して設けられるラック5に、露出して搭載固定されている、あるいは、トンネル1壁面のうち監査路3側で路面2より外側の上部壁面に露出して固定されている、ものである。したがって、消火栓装置4、9をトンネル1内に設ける際にトンネル1壁面から箱抜きする必要がなく、消火栓装置4、9の筐体41、91をトンネル1内の邪魔にならないスペースに配置できるという効果を有する。
さらに、監査路3から近い部分であって、人が作業しやすい位置に、放水ノズル43、93や消火栓弁開放手段44、94を配置しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示すトンネル断面図。
【図2】第2の実施形態を示すトンネル断面図。
【図3】従来のトンネル断面図。
【符号の説明】
1 トンネル
2 路面
4、9 消火栓装置
41、91 筐体
43、49 ノズル
5 ラック

Claims (1)

  1. 床面が略弦状に配置されるように該弦に対する断面略円形に形成された円筒状空間のトンネルに対して、
    前記略弦状の床面を路面とし、その側方に人が歩行できる監査路が形成されているとともに、
    消火栓装置の筐体が、前記監査路側の壁面の上側に突出して設けられる棚部に、露出して搭載固定されていることを特徴とする消火栓装置。
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