JPS61220665A

JPS61220665A - 不燃発泡剤を用いた火災時連動型防火間仕切

Info

Publication number: JPS61220665A
Application number: JP5857585A
Authority: JP
Inventors: 黒木　寧; 毅古川; 正喜中尾; 石神　絢夫; 青川　清治; 広谷　義次; 下川　正和
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1985-03-25
Filing date: 1985-03-25
Publication date: 1986-09-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は火災時に熱及び火災信号に連動して、火災の延
焼を防ぐために設ける防火区画を構成する不燃発泡剤を
用いた火災時連動型防火間仕切に関するものである。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来、防火間仕切や貫通配管等に対する防火処理は事前
に区画構成されていて、通常時の通行が不可能であるか
、通行可能な防火扉や防火シャッタも、新たにケーブル
等が布設されると、完全な区画を維持することが難しか
った。又、ケーブル等の増設などにも対応が難しかった
。

〔発明の目的〕

本発明はこれらの欠点を除去するため、防火間仕切を不
燃発泡剤によシ形成した火災時連動型防火間仕切で、そ
の目的は■常時は区画を構成せずに、ケーブル等の布設
を自由にする。■区画後も、はどよい強度として人間の
退避を可能にする。■断熱性能を高め、延焼防止を計る
と同時に区画外の消火作業を答易にする。■ケーブルの
間にも発泡剤を行き渡らせて、密閉性能を増す。■消火
剤の備蓄量を最小限にする。

などである。

〔発明の実施例〕

第１図は本発明をケーブル洞道に用いた場合の実施例で
あり、第２図は実施例の常時の状態の正面図であって、
１はケーブル洞道、２はケーブルラック、３はケーブル
、４は発泡剤による防火間仕切、５は原液貯留タンク、
６は発泡装置、７は配管、８は注出口（イ）、９はケー
グル固定金物、１０は鎖類、１１は不燃発泡剤である。

発泡剤による防火間仕切４はケーブル洞道１内の＋ｆ泊
の位置に設営可能で、非常時に鎖類１０に不燃発泡剤１
１を吹付けて旬時間に形成される。

これを動作するには非常時にケーブル洞道Ｊ内の各所に
配置された煙又は温度センサが火災を感知し、信号を発
する。こ扛を受けて発泡装置位６が駆動し、原液貯留タ
ンク５から原液を発泡装置６内に吸入し、ここで発泡処
理を行い粘性をもたせ配管７に圧入する。配管７は鎖類
１θの設置面に沿って配置され、配管７を圧送さ八た発
泡剤は鎖類１θ股置面に向って均等に噴出されるように
配置された注出口（イ）８よシ鎖％ｚｏに向って吹ｆ＝
Ｊけられる。鎖類１０に付着した発泡剤は鎖類１０を中
心にし５分から１０分の間に厚さ１００　＋：ＩＩＩＩ
〜５００閣に膨張・固化し防火間仕切４を形成する。

不・燃発泡剤１１には原畝としてのシリコン。

フッ素樹脂、７Ｆ！リアミドイド、ポリフエニレンオギ
サイド、エポキシ樹脂等を発泡剤又は不燃ガスにより発
泡させて固化するものや、ポリアクリレート系樹脂とス
チレン・ブタツエン・ゴムの合成品に水を接触させて膨
張させるものなどを使用する。

発泡装置６は発泡剤原液貯留タンク５から原液を取り出
し、発泡剤、不燃ガス・水等を混合する部分とそれを圧
送するポンプ・コンプレツサ等の部分からなる。

電源としては非常用電源又はバッテリを配置する。

第２図において、Ａはケーブル架設空間部、Ｂは通路部
である。Ａ部分の鎖類１０は常時垂れ下っており、作業
時には巻き上げが可能である。Ｂ部分の鎖類１０は、常
時天井部から床まで垂れ下っているが通行可能なものと
、常時は天井面に巻き上けられておシ、火災時に温度又
は火災信号或は手動操作によ、！７固定具がヒユーズそ
の他の解錠装置によシ解かれ垂れ下るものがある。

鎖類１０は、鎖状、あるいは鎖状に類似した帯状、網秋
等の不燃材で、不燃発泡ｊ♀ｊＩＩが付層する芯材とな
る。

発泡装置６及び原液貯留タンク５は区画面に隣接して配
置され、床面に集中して設置する場合と、天井部や各ラ
ンク部に分散配置するものがある。配管７はケーブルラ
ック２に沿って配置し、各所に注出口（イ）８をもつ。

ケーブルラック２は鎖類１０、配管７を付属したものと
してよい。

第３図は実施例のケーブルラック２の部分拡大図であ’
）、２”は上部スリット、２ｂは下部穴、ｌｌａは鎖類
に向けて吹付けられる不燃発泡剤、Ｉｌｂはケーブルラ
ックの中に注出される不燃発泡剤、８は注出口ｆｒ）、
””は注出口（ロ）である。

これを動作するには火災時に発泡装置６が起動し、配管
７を通って注出口（イ）８より不燃発泡材１１ａが鎖類
１０に沿って吹き出、又注出口Ｏ）８＆よシネ燃発泡剤
１１ｂが吹き出て、ケ一プルラック２の上部スリット２
ａに充満する。

一部は下部穴２ｂよシ鎖類１０を伝わり、不燃発泡剤１
１ａと混じりながら発泡し、壁を形成する。又他はケー
ブル３間に充満し、空隙をうめる。

以上のような防火間仕切によれば次のような利点がある
。

■　必要な場合にのみ防火区画を構成し、常時は区画構
成していないため、洞道内等でのケーブル布設・改修・
検査等が容易である。

■　区画貫通部のケーブルに対する特別な処理を必要と
しないのでケーブル布設間隔に影響を与えない。

■　区画を必要とした場合に不燃発泡剤１ノの流動性を
利用してケーブル廻りにも確実な区画を構成することが
できる。

■　鎖類１０・発泡装置６（原液貯留タンク５）を取付
けるだけなので区画することが容易である。

■　ラック各段毎に区画してひとつの区画と＝６− することができ、既存ケーブルを移動する必要がｔｒい
ので、新設・既設を問わず任意の位置に区画構成するこ
とができ、また区画を移動することができる。

■　発泡ハ１１で断熱性能が高いため、区画に隣接した
場所の温度上昇が鉄扉等に較べ、少い。

従って区画１鋳接部での消火作業が容易である。

■　硬化時間を調整したり、区画構成Ｖの破壊強度を人
力で破壊できる範囲内に設定することがｉｉ能なため、
区画内の人員に対し、退避上の安全を確保することがで
きる。

〔発明の効果〕

以上口９明したように、簡易に移設可能な状態でケーブ
ル布設その他の作業に支障なく防火区画を構成すること
ができるため、 ■　ケーブル洞道内の防火区画を現実化させるとともに
、 ■　炭鉱・トンイル工事その他の鉱道・すい道等に対す
る防火性能を飛隋的に増大させる。

■　センサ及び移動装置と連動して、必要な時に必要な
場所に区画を構成することが可能である効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、紀１図はケーブ
ル洞道で不燃発泡剤により防火間仕切が形成された状態
の旧祝図、第２図はケーブル洞道で防火間仕切の芯材と
なる鎖類が垂下がっている秒、態の正面図、第３図はケ
ーブルランクとケーブル取付き部の斜視拡大図である。１・・・ケーブル洞道、２・・・ケーブルラック、３・
・・ケーブル、４・・・防火間仕切、５・・・原液貯留
タンク、６・・・発泡装置、２・・・配管、８・・・注
出口（イ）、９・・・ケーブル固定金物、１０・・・鎖
類、２ａ・・上部スリット、２ｂ・・・下部穴、８ａ・
・・注出口（ロ）、１ノ・・・不燃発泡剤、ｌｌａ・・
・鎖類に向けて吹付けらｒしる不燃発泡剤、ｌｌｂ・・
・ケーブルラックの中に圧出される不燃発泡剤５．Ａ・
・・ケーブル架設空間部、Ｂ・・・通路部。出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

火災時に或いは常時、区画の上部より鎖状、帯状、或い
は網状の不燃材を垂れ下し、火災時に前記不燃材に不燃
発泡剤を吹きつけて、防火間仕切を構成することを特徴
とする不燃発泡剤を用いた火災時連動型防火間仕切。