JP4052130B2 - 内巻き式消火栓装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、保形ホースを良好に繰り出すことができる内巻き式消火栓装置に関するものであり、さらに述べれば、保形ホースの繰り出し時におけるホースのばらけ現象を防止することができる内巻き式消火栓装置に関するものであり、また保形ホースの繰り出し時におけるホースの折れ現象を防止することができる内巻き式消火栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホースのばらけ現象とは、一般に、ノズル(ホース)取扱い者がホースを引き出した時などに、引出し操作を止めてもホースがホース収納部から独りでに(或いは連鎖的に)繰り出されてしまう現象のことを言う。ホースの引き出し操作をする際に、何らかの理由でホースの引き出し操作を一時的に中断した時に、このばらけ現象が発生すると、先に引き出したホースの上に次々と充水したホースが重積して、その後のホースの引き出し操作が困難なものとなり、消火活動の妨げとなる。
【0003】
また、ホースの折れ現象とは、一般に、例えばホース繰り出し時にホースボックス(ホース収納部)枠の縁又は角部にホースが掛かった所を鋭角的にホースが引かれる場合などに起きる現象で、ホースの最小曲げ半径よりも小さな丸みで曲げられることによりホースが折れてしまう現象のことを言う。このホースの折れ現象が生じると、それ以上ホースを引いてもホースは枠などに引っ掛かってその繰り出しができず、取扱者は一旦ホースの折れ部の所まで戻って折れを直す必要があり、消火活動の妨げとなる。
【0004】
前記の如きホースのばらけ現象や折れ現象の防止手段を備えたものとして、消火栓箱の開口部に横方向に架け渡してコイルスプリングを張設し、ホースをコイルスプリングに接触させて繰り出すことで、ホースに制動を効かせ、ホースのばらけ現象や折れ現象を防止しようとするものが開示されている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−314330号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に記載のものは、構成が複雑であり、又、コイルスプリングが縦、横又は斜めに開口部に架け渡されて設けられているためにホースを収納する際にそのコイルスプリングが障害となりホースの収納作業が面倒となる、という問題点が存する。
【0007】
この発明は、上記事情に鑑み、簡易な構成により、ホースのばらけ現象を防止することができ、又ホースの収納作業を容易に行うことができる、内巻き式消火栓装置を提供することを目的とする。
【0008】
又、この発明は、上記事情に鑑み、簡易な構成により、ホースのばらけ現象及び折れ現象を防止することができ、又ホースの収納作業を容易に行うことができる、内巻き式消火栓装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するこの出願の第1の発明について述べれば、それは、保形ホースをホース収納部の中心側に向かって巻いた内巻きで収納し、該保形ホースは前記中心側から繰り出されるようにし、前記保形ホースが繰り出されるホース開口部を有するホース収納部を備えた内巻き式消火栓装置において、前記保形ホースが掛る掛り部材であって、前記ホース収納部の前面に設けられた前記ホース開口部において横方向に延び、そして、前記消火栓装置に横方向で固定された固定端と、前記ホース開口部内で横方向に臨んで開放された開放端とを有する掛り部材を設けたをことを特徴とする内巻き式消火栓装置、である。
【0010】
前記第1の発明によれば、保形ホースの繰り出しの際、保形ホースは左右に振れながら下方に脱落していくが、掛り部材の上方より繰り出されるホースは、掛り部材の上面に乗り掛り、その状態で横方向に移動して掛り部材の開放端より下方に脱落してから、即ち掛り部材の上面への掛り状態を経てその状態が解除されてからホース収納部より外部に繰り出され、掛り部材の下方より繰り出されるホースは、掛り部材の開口部に臨む側が開放端となっているので、掛り部材には掛らずにホース収納部より外部に繰り出されることなる。ばらけ現象の防止機能について述べれば、ホース収納部の上方に位置して収納されている保形ホースがその自重によりばらけて繰り出されたとしても、降りてきた保形ホースが掛り部材に当たることによって、保形ホースが一旦止まりばらけが防止される。また、掛り部材の上面への掛り状態にある時は掛り部材の高さによりそれ以上の繰り出しを抑制している。一方ホース収納部の下方に位置して収納されている保形ホースは一巻き分繰り出ると上方から降りてくるホースが掛り部材の上面への掛り状態になり、それ以上ばらけて繰り出されることはない。又、前記掛り部材の開口部に臨む側の端部を開放端としたことで、保形ホースを開口部よりホース収納部に収納する際に、開放端側の開口部分から収納することが可能であり、そのようにすれば、掛り部材が障害となることがはない。
【0011】
したがって、前記第1の発明によれば、簡易な構成により、ホースのばらけ現象を防止することができ、またホースの収納作業を容易に行うことができる、内巻き式消火栓装置を得ることができる。
【0012】
更に、前記目的を達成するこの出願の第2の発明について述べれば、それは、前記第1の発明における掛り部材の開放端を、保形ホースのホース収納部への巻回が、向かって左巻き(反時計回り)に巻かれている場合には向かって右側から、逆に向かって右巻きに巻かれている場合には左側から、前記ホース開口部内で横方向に臨んで開放されたものとしたことを特徴とする内巻き式消火栓装置、である。
【0013】
前記第2発明によれば、前記第1発明と同様の内巻き式消火栓装置を得つつ、ホースの折れ現象も防止することができる内巻き式消火栓装置を得ることができる。
【0014】
即ち、前記第2の発明によれば、ホースが掛り部材の上面に掛っている状態にあるときは、繰り出されるホースはその自重により収納状態から掛り部材に向けて繰り出されることとなり、掛り部材の固定端側に向けてホースが鋭角的に引かれる場合でも、ホースは巻回方向との関係でホースの曲がりを緩やかにする方向に繰り出されることとなるので、ホースの折れ現象は生じ難い。即ち、ホースが掛り部材の上面に掛っている状態で掛り部材の固定端側に向けてホースが鋭角的に引かれる場合でも、ホースの折れ現象は生じ難い。
【0015】
したがって、前記第2発明によれば、簡易な構成により、ホースのばらけ現象及び折れ現象を防止することができ、又ホースの収納作業を容易に行うことができる、内巻き式消火栓装置を得ることができる。
【0016】
更に、前記第1発明及び第2発明において、前記掛り部材は、開放端側を下段とし、固定端側を上段とする段差付掛り部材としてもよい。段差付掛り部材は、ホースの巻き数が多い場合、ホース収納部が大きい場合、或いはホース開口部が広い場合等に好適であり、段差付掛り部材とすることで、ホース繰り出し初期においては掛り部材の上段を対応させ、ホース繰り出し後期においては掛り部材の下段を対応させることができ、ホース繰り出し初期において掛り部材が低すぎるためにホースがそれを乗り越えてばらけ始めるということがなく、又ホース繰り出し後期において掛り部材が高過ぎてホースがその下をくぐってばらけ始めるということもない。
【0017】
更に、前記第1発明及び第2発明において、前記掛り部材の下方に掛り補助部材を設けてもよい。掛り補助部材は、ホースの巻き数が多い場合、ホース収納部が大きい場合、或いはホース開口部が広い場合等に好適であり、掛り補助部材を設けることで、掛り部材と掛り補助部材により抑止を効かせることができるので、より確実にホースのばらけ現象を防止することができ、又掛り補助部材にホースが掛かることで外に繰り出されたホースの重さにより掛り補助部材に掛かっている部分を支点としてホース収納部側に位置しているホースが持ち上がるので、特にホースが固定端側の斜め下方に引かれる場合などで、ホースが掛り部材の下にくぐってしまうことなく、ホースを掛り部材に掛かり易くすることもできる。また、ホースが掛り部材から脱落しているときは、ホースは低い位置から繰り出されることとなり、ホース開口部の角部に向けてホースが鋭角的に引かれる場合でも、ホースがホース開口部を出るまでは、ホースは巻回方向との関係でホースの曲がりを緩やかにする方向に繰り出されることとなるのでホースの折れ現象は生じ難い。また、ホース開口部と掛り補助部材には前後方向に距離を有するので、ホースはホース開口部と掛り補助部材とで二回曲げられ所定の曲げ半径を得られるので、ホースの折れ現象は更に生じ難い。
【0018】
更に、前記第1発明及び第2発明において、前記掛り部材の固定端をヒンジ構成し、前記掛り部材の開放端が前記ホース開口部に臨む位置と臨まない位置とに変位可能になる如く、前記掛り部材を水平方向又は垂直方向などに傾倒可能としてもよい。このようにすることで、警戒時には掛り部材の開放体をホース開口部に臨む位置にして、ホースの制動機能が得られる状態にしておき、ホースの収納作業時や装置の保守点検時には掛り部材を傾倒させてその開放端がホース開口部に臨まない位置に変位させておけば、掛り部材が作業の障害とならないようにすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を添付図1乃至図7に基づき説明する。尚、図1はこの発明の実施の形態に係る内巻き式消火栓装置の正面図であり、図2は、ホースの繰り出しの様子を示す概略図であり、(a)、(b)共に、ホース収納部上方よりホースが繰り出されるときの様子を示しており、図3は、ホース繰り出しの様子を示す概略図であり、(a)、(b)共に、ホース収納部下方よりホースが繰り出されるときの様子を示しており、図4は、ホースの繰り出しの様子を示す概略図であり、(a)、(b)共に、ホース開口部角部に向けて鋭角的にホースを引き出すときの様子を示しており、図5は、ホースの繰り出しの様子を示す概略図であり、(a)、(b)共に、掛り部材の固定端に向けて鋭角的にホースを引き出すときの様子を示しており、図6はこの発明の他の実施の形態に係る内巻き式消火栓装置を示す概略図であり、図7はこの発明の更に他の実施の形態に係る内巻き式消火栓装置を示す概略図である。なお、図2乃至7において、ホース収納部を分かり易く外観円形とした概略図で示しているが、図1と同様な形状でもよい。
【0020】
図1において、内巻き式消火栓装置1は、その筐体3内に、先端にノズル5を有する保形ホースである消火用ホース4を内巻きに収納するホース収納部2を備えている。ホース収納部2はその前面中央部にホース開口部2cを有しており、又筐体3はその前面に筐体開口部3cを有しており、ホース4はホース開口部2c及び筐体開口部3cより外部に引き出し可能なっている。尚、筐体開口部3cは常時においては図示しない前面扉により閉じられている。
【0021】
更に、図1において、4aはホース基端、4cはホース巻回形成穴、4bは穴4cの内径底部、5は消火用ホース4の先端に設けられたノズル、9は消火器収納部、10は給水管、11は給水弁、12は消火栓弁、13は二次側を所定圧にする調圧弁、14はメンテナンス弁、15は給水配管である。
【0022】
ホース収納部2は、その前方に筐体3の内壁上面から内壁下面に至る2本の棒状体2a,2bによりその間にホース開口部2cが形成されているが、このホース開口部2cの平面内に横方向に臨む開放端6aとホース収納部2の棒状体2bに固定された固定端6bとを有する棒状の掛り部材6が設けられており、この掛り部材6はホース4のホース収納部2への巻回方向の2次側、即ち本実施の形態においては図示の通り向かって左巻き(反時計回り)の巻回方向の2次側であるところの向かって右側に位置する棒状体2bに側縁部2eに固定端6bが固定され、掛り部材6は固定端6bよりホース開口部2c側に水平方向に延伸してその開放端6aをホース開口部2cの平面内に横方向に臨ませている。
【0023】
掛り部材6が前記の如く設けられていることで、ホース4の外部への繰り出しの際、ホース4は左右に振れながら下方に脱落していくが、図2(a)に示す如く掛り部材6の上方より繰り出されるホース4は、図2(b)に示す如く掛り部材6の上面に乗り掛り、その状態で横方向(掛り部材6の開放端6a方向)に移動して掛り部材6の開放端6aより下方に脱落してから、即ち掛り部材6aの上面への掛り状態を経てその状態が解除されてからホース収納部2より外部に繰り出されることとなり、図3(a)に示す如く掛り部材6の下方より繰り出されるホース4は、掛り部材6のホース開口部2cに臨む側が開放端6aとなっているので、図3(b)に示す如く掛り部材6には掛らずにホース収納部2より外部に繰り出されることなる。
【0024】
掛り部材6によるホース4のばらけ現象の防止動作について述べれば、ホース収納部2の上方に位置して収納されているホース4がその自重によりばらけて繰り出されたとしても、降りてきた保形ホースが掛り部材に当たることによって、保形ホースが一旦止まりばらけが防止される。また、掛り部材6の上面への掛り状態にある時は掛り部材6の高さによりホース4のそれ以上の繰り出しが抑制される。一方ホース収納部2の下方に位置して収納されているホース4は一巻き分繰り出ると上方から降りてくるホースが掛り部材6の上面への掛り状態になり、それ以上ばらけて勝手に繰り出されることはない。
【0025】
更に掛り部材6によるホース4のばらけ現象の防止動作について述べれば、ホース収納部2に内巻きされているホース4がホース開口部2cから繰り出される際に、斜め上方から下降してくるホース4の軌道上に位置する掛り部材6にホースが乗り掛かるためホース4がそこで山状(上に凸)になり、掛り部材6より外側に垂れるホース4の重みにより引き出される力と、掛り部材6の内側に垂れるホース4の重みと、掛り部材6やその他の部材による摩擦力などの合力とが均衡して、ホース4の連鎖的な繰り出しが抑えられ、ホース4のばらけ現象が抑制される。
【0026】
掛り部材6は、更にホース4の折れ現象の防止機能も有する。即ち、ホース4が掛り部材の上面に掛っている状態にあるときは、図5(a)に示す如く、矢印A3方向に繰り出されるホース4はその自重により収納状態から掛り部材6に向けて繰り出され易い状態にあり、又図5(b)に示す如く、掛り部材6の固定端6b側に向けてホース4が鋭角的に引かれる場合、即ち矢印A4方向に引かれる場合でも、ホース6は巻回方向との関係でその周方向に曲げ半径Rを大きくする方向、即ちホース6の曲がりを緩やかにする方向に、内圧によりホース4が真っ直ぐになろうとする力の助力を得ながら、繰り出されることとなるので、ホース4を外すのに小さな力で済み、ホース4の折れ現象は生じ難く、更に、ホース4が掛り部材6から脱落しているときは、図4(a)に示す如く、ホース4は低い位置から繰り出されることとなり、この状態でホース4が矢印A1方向に引かれる場合、ホース4の内圧力によりホース4の曲げ半径Rはある程度大きさを保つことができ、ホース4はホース開口部2cの角部を乗り越え易く、又図4(b)に示す如く、ホース開口部2cの角部に向けてホース4が鋭角的に引かれる場合、即ち矢印A2方向に引かれる場合でも、ホース4はこの巻回方向においてはその周方向にホース4の曲げ半径Rを大きくする方向、即ち曲がりを緩やかにする方向に、内圧によりホース4が真っ直ぐになろうとする力の助力を得ながら、繰り出されることとなるので、ホース4を外すのに小さな力で済み、ホース6の折れ現象は生じ難い。
【0027】
即ち、ホース4が掛り部材6の上面に掛っている状態で掛り部材6の固定端6b側に向けてホース4が鋭角的に引かれる場合、ホース4が掛り部材6から脱落している状態でホース開口部2cの角部に向けてホース4が鋭角的に引かれる場合、何れの場合においてもホース4の折れ現象が生じ難い。
【0028】
更に、掛り部材6は、それを設けていても、ホース4の収納作業を容易に行うことができる。即ち掛り部材6のホース開口部2cに臨む側の端部を開放端6aとしたことで、ホース4をホース開口部2cよりホース収納部2に収納する際に、開放端6a側の開口部分から収納することが可能であり、そのようにすれば、ホース4の収納の際に、掛り部材6が障害となることは少なく、収納作業を容易に行うことができる。
【0029】
更に掛り部材6について述べる。
【0030】
掛り部材6の設置高さh1は、ホース収納部2に収納されるホース4の最内層に位置するホース4により形成される内径底部4b(内巻きに巻回されているホースの中央部形成穴の最低部位。以下同じ。)の高さh2と保形ホース4の最小曲げ半径(ホースを折らないで曲げられる最小の曲げ半径であり、ホースの中心線の曲げ半径ではなくホースの曲げ内縁半径。以下同じ。)との合計値よりも高いものとするのが好ましい。このようにすることで、ホース4が掛り部材6を乗り越えるのにエネルギーが必要で、且つホース4は掛り部材6の上に掛けられて抑止が効くので、連鎖的に繰り出されることが抑制されて、ホース4のばらけ現象を確実に防止することができる。
【0031】
掛り部材6の長さは、例えば、ホースが1 1/4インチの呼び径のものに対して12cm、或いはホース外径の3〜4倍程度の長さが採用されるが、ホース1本が掛けられる寸法(即ちホースの外形寸法)より長く、掛り部材6の開放端6aとそれに対向する最近接のホース開口部2cの側縁部2dとの間を、少なくともホース1本が通過する間隔を開けた長さよりも短くするようにしてもよい。
【0032】
図6はこの発明の他の実施の形態を示したものであり、同図に示した通り、掛り部材を段差付掛り部材16としたものである。段差付掛り部材16は、その開放端16a側を下段16cとし、固定端16b側を上段16dとするものであり、更に下段16cと上段16dとの連絡部16eを傾斜させてなるものである。この段差付掛り部材16は、ホース4の巻き数が多い場合、ホース収納部2が大きい場合、或いはホース開口部が広い場合等に好適であり、段差付掛り部材16とすることで、半分以上のホース4が収納部2に残っているとき、即ちホース繰り出し開始期においては段差付掛り部材16の上段16dを対応させ、半分以上のホース4が繰り出されたとき、即ちホース繰り出し後期においては段差付掛り部材16の下段16cを対応させることができ、ホース4のばらけの抑止が効くためには、その上段16dの高さh3は、ホース収納部2に収納されるホース4の最内層に位置するホース4により形成される内径底部の高さh2と保形ホース4の最小曲げ半径との合計値よりも高くし、前記高さh2と保形ホース4の最小曲げ半径との合計値よりも低くするのがよい。また、その下段16cの高さh4は、ホース収納部2に収納されるホース4の最外層に位置するホース4により形成される内径底部の高さh0と保形ホース4の最小曲げ半径との合計値よりも高くし、前記高さh0と保形ホース4の最小曲げ直径との合計値よりも低くするのがよい。このようにすると、ホース繰り出し開始期において掛り部材が低すぎるためにホース4がそれを乗り越えてばらけ始めるということがなく、又ホース繰り出し後期において掛り部材が高過ぎてホース4がその下をくぐってばらけ始めるということもない。尚、上段16cと下段16dとの連絡部16eを傾斜させているが、このようにすることで上段16dから下段16cへのホース4の移動を円滑に行わせることができる。
【0033】
図7はこの発明の他の実施の形態を示したものであり、同図に示した通り、掛り部材6に加えその下方に更に掛り補助部材26を設けたものである。この掛り補助部材26は、ホース開口部2cに全幅に亘り横方向に架け渡される如く設けられた横棒により構成されている。この掛り部材6と掛り補助部材26の高さ位置については、その掛り部材6の高さh6は掛り補助部材26より高くして、好ましくは、ホース収納部2に収納されるホース4の最内層に位置するホース4により形成される内径底部の高さh2と保形ホース4の最小曲げ半径との合計値よりも高くし、前記高さh2と保形ホース4の最小曲げ直径との合計値よりも低くするのがよい。また、掛り補助部材26の高さh5は、ホース収納部2に収納されるホース4の最外層に位置するホース4により形成される内径底部の高さh0と保形ホース4の最小曲げ半径との合計値よりも高くし、前記高さh0と保形ホース4の最小曲げ直径との合計値よりも低くするのがよい。或いは、掛り補助部材26の高さh5は、最内層に位置するホース4により形成される前記内径底部の高さh2よりも高い位置にするようにしてもよい。尚、掛り補助部材26は、ホース開口部2cとの間に水平距離を形成する如く、ホース開口部2cよりも前方(操作者側)に位置している。この掛り補助部材26は、ホース4の巻き数が多い場合、ホース収納部2が大きい場合、或いはホース開口部2cが広い場合等に好適であり、掛り補助部材26を設けることで、掛り部材6と掛り補助部材26によりホース4の掛り回数が2回に増え、その都度ホース4の繰り出しを停止させるので、掛り部材6と掛り補助部材26によりホース4の繰り出される動きに抑止を効かせることができるので、より確実にホース4のばらけ現象を防止することができ、又、掛り補助部材26とホース開口部2cとの間に水平距離を置いたことで、掛り補助部材26にホース4が掛かることで外に繰り出されたホース4の重さにより掛り補助部材26に掛かっている部分を支点としてホース収納部2側に位置しているホース4が持ち上がることとなるので、特にホース4が固定端6b側の斜め下方に引かれる場合などで、ホース4が掛り部材6の下にくぐってしまうことなく、ホース4を掛り部材6に掛かり易くすることもできる。また、ホース4が掛り部材6の固定端6bとは反対方向に鋭角的に引かれた場合、つまり掛り部材6から脱落し掛り補助部材26に掛った状態で鋭角的に引かれた場合、ホース開口部2cの側縁部2dと掛り補助部材26とにより2度のホース4の掛りを介して引かれるので、ホース4が鋭角的に折れ曲げられることなく、ホース4の折れ現象が生じ難くすることができる。
【0034】
又、掛り部材6と掛り補助部材26との間にホース4が挟まった場合でも、抵抗なくホース4を引き出すことができる様に、掛り部材6と掛り補助部材26との間の高低差は、ホース4の外径以上とするのがよい。
【0035】
尚、掛り補助部材26を前記の如く横棒により構成するのに代えて、筐体開口部3cの下枠3dを用いてもよい。
【0036】
更に、前記掛り部材6及び掛り部材16について述べれば、掛り部材6或いは掛り部材16をヒンジにより水平方向、垂直方向又は斜め方向に傾倒可能としてもよい。掛り部材6を例に具体的に述べれば、図示は省略するが、掛り部材6の固定端6bをヒンジ構成し、掛り部材6の開放端6aがホース開口部2cに臨む位置と臨まない位置とに変位可能になる如く、掛り部材6を水平方向、垂直方向又は斜め方向に傾倒可能としてもよい。このようにすることで、警戒時には掛り部材6の開放端6aをホース開口部2cに臨む位置にして、ホース4に対する抑止機能が得られる状態にしておき、ホース4の収納作業時や装置1の保守点検時には掛り部材6を傾倒させてその開放端6aがホース開口部2cに臨まない位置に変位させておくことで、掛り部材6が作業の障害とならないようにすることができる。更に、掛り部材6を装置1の前面方向へ傾倒可能とすれば、ホース4を収納後、掛り部材6をその開放端6aがホース開口部2cに臨む位置に戻し忘れた状態では掛り部材6が障害となって消火栓扉の閉止ができない様にすることで、掛り部材6の復帰操作のし忘れを防止することができる。
【0037】
更に、前記掛り部材6又は掛り部材16の形状等について述べる。
【0038】
・掛り部材6又は掛り部材16は、棒状体2bに固定されていたが、ホース開口部2cに横方向に開放端6a、16aが臨むようにすれば、筐体開口部3cなど、消火栓装置1のどこに固定してもよい。
【0039】
・掛り部材6又は掛り部材16は、丸棒状に限定されるものではなく、板状でもよく、又その上縁部は直線状でも曲線状でもよい。
【0040】
・掛り部材6又は掛り部材16の、開口部2cとの接合部の根元は、ホース4の引き出し時引っ掛かり難くするため、この根元をラッパを伏せた形にしたとき、縦断面に現れる根元の丸みの半径をホース4の外形半径より大きな半径で形成してもよい。
【0041】
・掛り部材6又は掛り部材16の、開放端6a又は開放端16aの先端形状は、ホース4をホース収納部2に巻き入れる時に引っ掛かり難くするために半球状であってよい。
【0042】
・掛り部材6又は掛り部材16は、水平より少し上向き(仰角20度以内)でもよい。
【0043】
・掛り部材6又は掛り部材16は、ホース開口部2cと同一面上又は平行面上に位置させてもよい。
【0044】
・掛り部材6又は掛り部材16は、ホース開口部2cの手前方向又は奥方向に傾斜させるようにしてもよい。
【0045】
・掛り部材6又は掛り部材16は、ホース4を引きずるとき重くならないために滑らかな表面により構成するのが好ましい。
【0046】
・掛り部材6又は掛り部材16は、剛性のある部材により構成しつつ、固定端を上下左右に弾性的に振れる様にしてもよいし、又、固定端で固定され上下左右に弾性的に振れる弾性体により構成する様にして、ホース4を引き出す際、ホース4が掛り部材6又は掛り部材16に強く引っ掛かった時にだけ弾性的に振れ曲がり、引っ掛かりが外れるようにしてもよい。
【0047】
・掛り部材6又は掛り部材16は、着脱可能としてもよい。
【0048】
【発明の効果】
この出願の第1の発明は、前記の如く構成したので、ホース収納部の上方に位置して収納されている保形ホースがその自重によりばらけて繰り出されたとしても、降りてきた保形ホースが掛り部材に当たることによって、保形ホースが一旦止まりばらけが防止される。また、掛り部材の上面への掛り状態にある時は掛り部材の高さによりそれ以上の繰り出しを抑制することができ、一方ホース収納部の下方に位置して収納されている保形ホースは一巻き分繰り出ると上方から降りてくるホースが掛り部材の上面への掛り状態になり、それ以上ばらけて繰り出されることはない。又、前記掛り部材の開口部に臨む側の端部を開放端としたことで、保形ホースを開口部よりホース収納部に収納する際に、開放端側の開口部分から収納することが可能であり、そのようにすれば、掛り部材が障害となることがはない。
【0049】
したがって、この出願の第1の発明によれば、簡易な構成により、ホースのばらけ現象を防止することができ、またホースの収納作業を容易に行うことができる、内巻き式消火栓装置を得ることができる。
【0050】
この出願の第2の発明は、前記の如く構成したので、前記第1発明と同様の効果を得つつ、ホースが掛り部材の上面に掛っている状態で掛り部材の固定端側に向けてホースが鋭角的に引かれる場合でも、ホースの折れ現象は生じ難い、という効果も得ることができる。
【0051】
したがって、この出願の第2発明によれば、簡易な構成により、ホースのばらけ現象及び折れ現象を防止することができ、又ホースの収納作業を容易に行うことができる、内巻き式消火栓装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施の形態を示し、内巻き式消火栓装置の正面図である。但し、筐体の前面板及び前面扉の図示は省略してある。
【図2】図2は、同上を示し、ホースの繰り出しの様子を示す概略図であり、(a)、(b)共に、ホース収納部上方よりホースが繰り出されるときの様子を示している。
【図3】図3は、同上を示し、ホース繰り出しの様子を示す概略図であり、(a)、(b)共に、ホース収納部下方よりホースが繰り出されるときの様子を示している。
【図4】図4は、同上を示し、ホースの繰り出しの様子を示す概略図であり、(a)、(b)共に、ホース開口部角部に向けて鋭角的にホースを引き出すときの様子を示している。
【図5】図5は、同上を示し、ホースの繰り出しの様子を示す概略図であり、(a)、(b)共に、掛り部材の固定端に向けて鋭角的にホースを引き出すときの様子を示している。
【図6】図6は、この発明の他の実施の形態を示し、その要部を示す概略図である。
【図7】図7は、この発明の更に他の実施の形態を示し、その要部を示す概略図である。
【符号の説明】
1 内巻き式消火栓装置
2 ホース収納部
2a 棒状体
2b 棒状体
2c ホース開口部
2d 側縁部
3 筐体
3c 筐体開口部
4 消火用ホース
4b ホース内径底部
5 ノズル
6 掛り部材
6a 開放端
6b 固定端
9 消火器容器
10 給水管
11 給水弁
12 消火栓弁
13 調圧弁
14 メンテナンス弁
15 給水配管
16 段差付掛り部材
16a 開放端
16b 固定端
16c 下段
16d 上段
16e 連絡部
26 掛り補助部材
A1 方向
A2 方向
A3 方向
A4 方向
h1 高さ(掛り部材)
h2 高さ(内径底部)
h3 高さ(段差付掛り部材の上段)
h4 高さ(段差付掛り部材の下段)
h5 高さ(掛り補助部材)

Claims (5)

  1. 保形ホースをホース収納部の中心側に向かって巻いた内巻きで収納し、該保形ホースは前記中心側から繰り出されるようにし、前記保形ホースが繰り出されるホース開口部を有するホース収納部を備えた内巻き式消火栓装置において、
    前記保形ホースが掛る掛り部材であって、前記ホース収納部の前面に設けられた前記ホース開口部において横方向に延び、そして、前記消火栓装置に横方向で固定された固定端と、前記ホース開口部内で横方向に臨んで開放された開放端とを有する掛り部材を設けたことを特徴とする内巻き式消火栓装置。
  2. 前記掛り部材の開放端を、前記保形ホースのホース収納部への巻回が、向かって左巻きに巻かれている場合には向かって右側から、又向かって右巻きに巻かれている場合には左側から、前記ホース開口部内で横方向に臨んで開放されたものとしたことを特徴とする請求項1記載の内巻き式消火栓装置。
  3. 前記掛り部材は、前記開放端側を下段とし、前記固定端側を上段とする段差付掛り部材であることを特徴とする請求項1又は2記載の内巻き式消火栓装置。
  4. 前記掛り部材の下方に掛り補助部材を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の内巻き式消火栓装置。
  5. 前記掛り部材の固定端をヒンジ構成し、前記掛り部材の開放端が前記ホース開口部に臨む位置と臨まない位置とに変位可能になる如く、前記掛り部材を傾倒可能としたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の内巻き式消火栓装置。
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