JP2853623B2 - 消火栓装置 - Google Patents

消火栓装置

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JP2853623B2 JP32432895A JP32432895A JP2853623B2 JP 2853623 B2 JP2853623 B2 JP 2853623B2 JP 32432895 A JP32432895 A JP 32432895A JP 32432895 A JP32432895 A JP 32432895A JP 2853623 B2 JP2853623 B2 JP 2853623B2
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清一 吉原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面に設置して使
用する箱状の消火栓装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁面に設置して使用する保形ホー
スを用いた消火栓装置において、消防用ホースを収納す
る部分として図8に示すような前面中央に開口部A’を
設けたドラムAを使用するものがあった。このようなド
ラム式の消火栓装置は、構造が簡単でありコストが掛か
らないことから、近年頻繁に採用されている。ドラム式
の消火栓装置の使用方法はドラムAの外周壁の内面側か
ら中心側に向かって消防用ホース3を巻き取って収納
し、消火に際しては、消火栓の開閉バルブを開き、ドラ
ムA前面中央の開口部から消防用ホース3を逐次繰り出
して消火活動を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のドラム式の消火
栓装置においては、上述のようにドラムA前面中央の開
口部A’から消防用ホース3を逐次繰り出して使用する
のであるが、この際に、開口部A’より下方に位置する
こととなる消防用ホース3は、前記開口部A’から繰り
出されるときに開口部A’の下縁を乗り越えなければな
らない。しかし、消防用ホース3内には水が充満してお
り、また、ドラムA内の消防用ホース3は狭い空間内で
密に巻かれているため、図9に示すように消防用ホース
3が開口部A’の下縁を急角度で乗り越えることにな
り、結果として、消防用ホース3が開口部A’の下縁を
乗り越える際に抵抗が生じ、引出し方向によっては大き
な力が必要となることもある。しかし、一般に火災の際
に消火栓装置を使用するのは、一般人であって訓練も十
分でないことから、消防用ホース3が円滑に繰り出せな
いような状況は望ましくなく、防災の実効に欠ける場合
も考えられる。
【0004】逆に、開口部A’より上方に位置すること
となる消防用ホース3は、重力によって落下することと
なるので、前記開口部A’の位置が多少ずれても円滑に
開口部A’から繰り出すことができる。
【0005】そこで本願発明は、開口部の下方に位置す
ることとなる消防用ホースを開口部から円滑に繰り出す
ことのできるホース収納体を有する消火栓装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明に係る消火栓装置は消防用ホースを巻装する
外壁と、前面の開口部よりなるホース収納体を格納箱前
面に設置した消火栓装置において、前記ホース収納体の
開口部をホース収納体の中心から下方へ偏心した位置に
設ける。
【0007】または、巻いた状態の消防用ホースを支持
する支持枠と、該支持枠前面に設けたリング状の開口部
よりなるホース収納体を格納箱前面に設置した消火栓装
置において、前記開口部を前記ホース収納体の中心より
下方へ偏心した位置に設ける。
【0008】さらに、上記開口部の下縁を収納体の下縁
に略一致するようにすることが望ましい。また、巻いた
消防用ホースを支持する支持枠と、下縁が収納部の下縁
に略一致するように拡げた開口部と、該開口部の上縁に
設けてある開閉自在の押さえ枠よりなるホース収納体を
格納箱前面に設置して、消火栓装置を構成することもで
きる。
【0009】
【作用】上記構成を有する消火栓装置は、通常は消防用
ホースをホース収納体の内部に巻いた状態で収めてお
く。そして、消火時に消防用ホースを繰り出す際には、
ホース収納体の下方に位置する消防用ホースが開口部下
縁をのり越える高さが低くなることとなる。
【0010】ドラム状のホース収納体を、巻いた状態の
消防用ホースを支持する支持枠と、該支持枠前面に設け
たリング状の開口部よりなるホース収納体としても、ホ
ースを巻いた状態に収納でき、上記と同様に消火時に消
防用ホースを繰り出す際に、ホース収納体の下方に位置
する消防用ホースが開口部下縁をのり越える高さが低く
なる。
【0011】そして、上記開口部の下縁を収納部の下縁
に略一致するようにすれば、消火時に消防用ホースを繰
り出す際に、ホース収納体の下方に位置する消防用ホー
スが開口部下縁をのり越えることがなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本願発明の実施
例を説明する。 (実施例1)図1は実施例1に係る消火栓装置を示す正
面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は図1に
おけるB−B断面図である。該消火栓装置は、開閉扉を
有する格納箱1と、該格納箱1の内部前面に固定してあ
るドラム状のホース収納体2と、このホース収納体2の
内部に巻き収めてある先端にノズル3aを有する消防用
ホース3と、消防用ホース3の基端に接続してある開閉
バルブ4とにより構成してある。なお、図1では便宜上
格納箱の開閉扉は省略してある。
【0013】ドラム状のホース収納体2は、消防用ホー
ス3を巻装するための外周壁2a、消防用ホース3をホ
ース収納体2から繰り出すための開口部2bとにより構
成してあり、該開口部2bはホース収納体2の開口部2
bをドラム状のホース収納体2前面の中心から下方へ偏
心した位置に設けてある。
【0014】かかる構成を有する消火栓装置の使用様態
を以下に説明する。まず、通常の状体では消防用ホース
3はホース収納体2の外周壁2aの内面に外から内へと
巻き収めてある。そして、火災が発生すると開閉バルブ
4を開き、消防用ホース3をホース収納体2の開口部2
bから繰り出し、消火対象までノズル3aを引出し、放
水する。
【0015】このように、実施例1に係る消火栓装置
は、ホース収納体2の開口部2bをドラム状のホース収
納体3前面の中心から下方へ偏心した位置に設けてある
ので、開口部2bの下縁が巻き収めてある消防用ホース
3の下方に位置する部分に近づく。その結果、上記のよ
うに消防用ホース3をホース収納体2の開口部2bから
繰り出す際に、ホース収納体2の下方に位置する消防用
ホース3が開口部2bの下縁をのり越える高さが低くな
り、図4に示すように消防用ホース3が開口部2bの下
縁を乗り越える角度が緩和されて、消防用ホース3が開
口部2bの下縁を円滑に乗り越えて通過することとな
る。
【0016】一方、ホース収納体2の上方に位置する消
防用ホース3は、消防用ホース3の弾性力で上方に止ま
っているものの、水が充満するので自重により下方に動
く力が大きくなり、開口部2bの上縁は下方にずれて
も、ホース収納体2の上方に位置する消防用ホース3は
容易に開口部2bの上縁を通過するのであまり支障はな
い。
【0017】なお、消防用ホース3はホース収納体2内
に巻いた状態で収納されているため、消防用ホース3は
ホース収納体2の開口部2bを円を描きながら通過する
ので、本実施例ではこれに対応して開口部2bを円形と
している。しかし、上述のようにホース収納体2の下方
に位置する消防用ホース3が開口部2bの下縁をのり越
える際の抵抗を重点的に考慮するならば、図5に示すよ
うに、開口部2bを下縁が収納部の下縁に略一致するよ
うに広げてもよい。このようにすれば、ホース収納体2
の下方に位置する消防用ホース3が開口部2bの下縁に
邪魔されることなく、たやすく開口部2bから繰り出さ
れることとなる。
【0018】(実施例2)図6に本願発明の他の実施例
を示す。実施例2にかかる消火栓装置は、格納箱1と、
該格納箱1の内部前面に固定してあるホース収納体2’
と、このホース収納体2’の内部に巻いた状態で支持さ
れる先端にノズル3aを有する消防用ホース3と、消防
用ホース3のノズル3aを設けていない一端に接続して
ある開閉バルブ4とにより構成してある。
【0019】ホース収納体2’は、巻いた消防用ホース
3を支持する支持枠2c’と、該支持枠2c’前面に設
けたリング状の開口部2b’と、該開口部2b’の上縁
に設けてある開閉自在の押さえ枠2d’によって構成し
てあり、開口部2b’はホース収納体2’の中心より下
方へ偏心した位置に設けてある。
【0020】かかる構成を有する消火栓装置の使用様態
を以下に説明する。まず、消防用ホース3をホース収納
体2’に収納するには、消防用ホース3を予め巻いてお
き、、ホース収納体2’の押さえ枠2d’を開いて、巻
いた状態の消防用ホース3を支持枠2c’内へ入れ、こ
の支持枠2c’によって支持する。それから、押さえ枠
2d’を閉じて収納が完了する。そして、火災が発生し
たときは、実施例1と同様に消防用ホース3をホース収
納体2’の開口部2b’から繰り出し、消火対象までノ
ズル3aを引出し消火活動を行う。
【0021】実施例2に係る消火栓装置もホース収納体
2’の開口部2b’を支持枠2c’前面の中心から下方
へ偏心した位置に設けてあるので、開口部2b’の下縁
が巻き収めてある消防用ホースの下方に位置する部分に
近づき、消防用ホース3をホース収納体2’の開口部2
b’から繰り出す際に、ホース収納体2’の下方に位置
する消防用ホース3が開口部2b’の下縁をのり越える
高さが低くなって、消防用ホース3が開口部2b’の下
縁を円滑に乗り越えることとなる。
【0022】なお、実施例2においても、開口部2b’
を円形としているが、実施例1の場合と同様に、図7に
示すように開口部2b’を下縁が収納部の下縁に略一致
するように広げてもよい。このようにすれば、実施例1
の場合と同様に、ホース収納体2’の下方に位置する消
防用ホース3が開口部2b’の下縁に引っ掛かることは
ない。
【0023】
【発明の効果】本願発明は上記の構成によって、以下に
述べるような効果を奏する。まず、ホース収納体の下方
に位置する消防用ホースが開口部下縁をのり越える高さ
が低くなるので、ホース収納体の下方に位置する消防用
ホースが開口部下縁を容易に乗り越えて、引っ掛かるこ
とがない。
【0024】また、ドラム状のホース収納体を支持枠と
しても、消防用ホースを引き出す際の作用は同じである
ので、上記と同様、ホース収納体の下方に位置する消防
用ホースが開口部下縁を容易に乗り越えて、円滑に消防
用ホースを開口部から繰り出すことができる。
【0025】そして、上記開口部の下縁を収納部の下縁
に略一致するようにすれば、消火時に消防用ホースを繰
り出す際に、ホース収納体の下方に位置する消防用ホー
スが開口部下縁に当たらなくなり、消防用ホースが開口
部下縁に引っ掛かることをより確実に防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る消火栓装置を示す正面図であ
る。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1におけるB−B断面図である。
【図4】実施例1に係る消火栓装置における消防用ホー
スの繰り出し時の状態を示す正面図である。
【図5】実施例1に係る消火栓装置の変形例を示す正面
図である。
【図6】実施例2に係る消火栓装置を示す正面図であ
る。
【図7】実施例2に係る消火栓装置の変形例を示す正面
図である。
【図8】従来の消火栓装置を示す正面図である。
【図9】従来の消火栓装置における消防用ホースの繰り
出し時の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 格納箱 2、2’ ホース収納体 2a 外周壁 2b、2b’ 開口部 2c’ 支持枠 2d’ 押さえ枠 3 消防用ホース 3a ノズル 4 開閉バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A62C 33/00 - 33/06 A62C 35/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消防用ホースを巻装する外壁と、前面の
    開口部よりなるホース収納体を格納箱前面に設置し、前
    記ホース収納体の開口部をホース収納体の中心から下方
    へ偏心した位置に設けた消火栓装置。
  2. 【請求項2】 巻いた状態の消防用ホースを支持する支
    持枠と、該支持枠前面に設けたリング状の開口部よりな
    るホース収納体を格納箱前面に設置し、前記開口部を前
    記ホース収納体の中心より下方へ偏心した位置に設けた
    消火栓装置。
  3. 【請求項3】 上記開口部の下縁を収納体の下縁に略一
    致するようにした請求項1または2記載の消火栓装置。
  4. 【請求項4】 巻いた消防用ホースを支持する支持枠
    と、下縁が収納部の下縁に略一致するように拡げた開口
    部と、該開口部の上縁に設けてある開閉自在の押さえ枠
    よりなるホース収納体を格納箱前面に設置した消火栓装
    置。
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