JPH0527946Y2 - - Google Patents

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JPH0527946Y2
JPH0527946Y2 JP13147887U JP13147887U JPH0527946Y2 JP H0527946 Y2 JPH0527946 Y2 JP H0527946Y2 JP 13147887 U JP13147887 U JP 13147887U JP 13147887 U JP13147887 U JP 13147887U JP H0527946 Y2 JPH0527946 Y2 JP H0527946Y2
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door
spring
wire
box
fire
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JP13147887U
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は、消火栓箱の扉の開閉装置に係るもの
で、ビル等の建築物の通路壁などに設けられる消
火栓箱に用いられる。
〔従来の技術〕
ビル等の建築物の通路その他の壁面に設置され
る消火栓箱のなかで、特に扉の内面側に巻込みリ
ールを枢着してこれに消火用ホースを巻き込み、
扉の下端部を箱の下部に枢着して使用時に上開き
に開けるタイプの消火栓箱にあつては、相当な重
量を有する扉が急速に開いて床面に衝突し使用者
の足先などを挟んだりする危険を避けるため、通
常は扉の左右両側又は一側を箱本体にシヨツクア
ブソーバーで連結し、このシヨツクアブソーバー
によつて扉が緩やかに開き、90°開いて床面に接
した位置で停止するようにしてある。
〔本案が解決しようとする問題点〕
しかし、このタイプの扉の開閉にシヨツクアブ
ソーバーを用いると、次のような問題点が発生す
る。
(イ) 扉の開き作動が比較的緩やかであるから、寸
秒を争う火災発生時の緊急操作を行う上で不適
当である。
(ロ) このシヨツクアブソーバーは、扉の左右両側
又は一例の下部寄りで箱本体との間に設けられ
るため、扉を開いた状態では巻込みリールの回
転方向の左右の延長線上に位置するから、火災
発生時に消火用ホースを引き出す場合、及び鎮
火後において巻込みリールに巻き戻し装着する
場合に邪魔になり易い。
(ハ) 全開状態では扉は90°開いて床面に接してい
るので巻込みリールも床面近くの低い位置にあ
り、このため、消火用ホースもまず低く引き出
さねばならないから操作上困難であり、また、
避難者その他が床面の扉につまずいて転倒する
などの危険がある。
(ニ) 高価なシヨツクアブソーバーを用いるので、
この種の消火栓箱を低廉に供給できない。
〔問題点を解決するための手段〕
本案は上記の問題点をすべて解決しようとする
もので、扉の下端部を箱本体の下部に枢着しその
内面側に消火用ホースの巻込みリールを枢着した
消火栓箱において、上部に滑車を有するバネ収納
筒を箱本体内に上下方向にして固着し、該バネ収
納筒内に移行自在に挿入したワイヤーを前記滑車
を介して扉内面の巻込みリールのフレームに長さ
調節自在に連結し、ワイヤーの先端に固着したバ
ネ受け部材とバネ収納筒の上端壁との間にスプリ
ングを装着した構成を要旨としている。
〔作用〕
本案の装置は、扉を閉じた状態ではワイヤーに
は何んらの負荷張力も与えられないから、スプリ
ングはその弾性によつてバネ受け部材を押し下
げ、ワイヤーは滑車に案内されてスムーズにバネ
収納筒の内部に引き込まれ、箱内には残らない。
この場合、バネ受け部材に適宜な重量の重りを取
り付けると、ワイヤーが箱内にたるんで残ること
は完全に解消される。
また、扉を開くと、扉はその重みによりスプリ
ングの弾性に抗してワイヤーを索引しつつ蝶番結
合軸を支点に急速に開き回動し、ワイヤーは滑車
に導かれてスムーズに送り出され、スプリングの
弾性圧縮限界に達すると共にワイヤーに索引され
て開き回動が停止し、設定した角度で斜めに開か
れる。この停止位置は、ワイヤーの長さをフレー
ムの連結部分で調整して自在に設定できる。
この状態では、巻込みリールの回転方向の左右
両側から上部にいたる空間には何ら障害となるも
のがなく、且つ巻込みリールが従来よりも高い位
置に保たれているので、消火用ホースを容易に引
き出すことができる。
なお、扉を閉じる場合は、扉を持つて元に戻す
とワイヤーの牽引負荷がなくなるから、前述のよ
うにして閉じることができる。
〔実施例〕
図面は本案の一実施例を示しており、以下、こ
れについて具体的に本案を説明する。
図において1は消火栓箱の箱本体、2は扉で、
第2図に示すように、その下端部両側が軸3で箱
本体1の下部に枢着され、使用時には上向きに開
くようになつている。この扉2の内面側には、消
火用ホース(第2図1点鎖線)の巻込みリール4
を回転自在に枢着したフレーム5が固定して取り
付けてあり、その回転軸部にはホース接続筒6と
送水ホース接続筒7が設けられ、前記ホース接続
筒6に接続した消火用ホースを巻込みリール4に
巻き込んで装着し、送水ホース接続筒7は送水管
(図示しない)に連通接続させてある。
上記の消火栓箱において、箱本体1内には鉄パ
イプ等のバネ収納筒8が上下方向に固定して取り
付けられている。このバネ収納筒8は上端壁9の
中央に透孔10が穿たれて内部にスプリング11
を装着してあり、前記スプリング11は、前記上
端壁9の内面と前記透孔10に移行自在に挿通し
たワイヤー12の先端に固定されているバネ受け
部材13によつてその両端を支承させてある。
さらに、前記上端壁9の上部には滑車14が枢
支して設けられ、この滑車14にかけたワイヤー
12の先端を、扉内面の巻込みリールのフレーム
5に長さの調節を自在にして連結させてある。な
お、図中15は、前記バネ受け部材13に取り付
けた重りである。
したがつて、扉2を閉じた状態では、ワイヤー
12には何んらの負荷張力も与えられないから、
スプリング11はその弾性によつてバネ受け部材
13を押し下げ、ワイヤー12は滑車14に案内
されてスムーズにバネ収納筒8の内部に引き込ま
れるが、さらに重り15によつて引かれるので、
箱内にたるんで残ることはない。
そして、火災発生時に扉2を開くと、扉2はそ
の重みによりスプリング11の弾性に抗してワイ
ヤー12を索引しつつ軸3を支点に急速に開き回
動し、ワイヤー12は滑車14に案内されてスム
ーズに送り出され、スプリング11の弾性圧縮限
界に達すると逆にワイヤー12に索引されて開き
回動が停止する。この停止位置は、ワイヤー12
の長さを調節して決められる。
この状態では、巻込みリール4の左右両側から
上部側の回転方向の延長空間には何ら障害となる
ものがないので、消火用ホースを容易に引き出す
ことができる。
なお、扉2を閉じる場合は、扉を持つて元に戻
すとワイヤー12の索引負荷がなくなるから、前
述のようにして閉じることができる。
〔効果〕
上記のごとく、本案によれば、箱本体内にバネ
収納筒を固定し、これに挿通したワイヤーの下端
にバネ受け部材を固定してこれとバネ収納筒の上
端壁との間にスプリングを装着し、前記ワイヤー
は上端壁上部の滑車を介して扉内面の巻込みリー
ルのフレームに長さ調節自在に連結させたので、
扉を開ける場合には扉の自重により瞬時に開き回
動し、その後ワイヤーの索引により所定の斜めの
位置で停止するから、火災発生時に消火用ホース
を迅速に引き出すことができるとともに、避難者
などがつまずいて転倒するような危険を生じない
効果がある。また、扉を開いた状態では巻込みリ
ールの左右両側と上部側の空間は完全に開放さ
れ、従来のシヨツクアブソーバーのごとき障害と
なるものがないため、消火用ホースの引き出し及
び巻き込み操作をスムーズに行い得るほか、構成
部材が安価であるから低廉にこれを供給できる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本案装置の一実施例を示し、第1図は開
扉状態の本案装置の斜面図、第2図は第1図A−
A線の断面図、第3図はバネ収納筒の拡大断面図
である。 1……箱本体、2……扉、4……巻込みリー
ル、5……フレーム、8……バネ収納筒、9……
上端壁、11……スプリング、12……ワイヤ
ー、13……バネ受け部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉の下端部を箱本体の下部に枢着しその内面側
    に消火用ホースの巻込みリールを枢着した消火栓
    箱において、上部に滑車を有するバネ収納筒を上
    下方向にして箱本体内に固着し、該バネ収納筒内
    に移行自在に挿入したワイヤーを前記滑車を介し
    て扉内面の巻込みリールのフレームに長さ調節自
    在に連結し、ワイヤーの先端に固着したバネ受け
    部材とバネ収納筒の上端壁との間にスプリングを
    装着したことを特徴とする消火栓箱の扉の開閉装
    置。
JP13147887U 1987-08-31 1987-08-31 Expired - Lifetime JPH0527946Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13147887U JPH0527946Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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JP13147887U JPH0527946Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6437258U JPS6437258U (ja) 1989-03-07
JPH0527946Y2 true JPH0527946Y2 (ja) 1993-07-16

Family

ID=31387585

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JP13147887U Expired - Lifetime JPH0527946Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU3868297A (en) 1996-08-27 1998-03-19 San-Ei Gen F.F.I., Inc. Novel use of native gellan gum
JP6811593B2 (ja) * 2016-11-21 2021-01-13 ホーチキ株式会社 消火栓設備及び消火栓装置
JP6845076B2 (ja) * 2017-05-01 2021-03-17 能美防災株式会社 消火栓装置
JP7203808B2 (ja) * 2020-12-15 2023-01-13 ホーチキ株式会社 消火栓設備及び消火栓装置

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JPS6437258U (ja) 1989-03-07

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