JPS5854128Y2 - 救命袋の格納投下装置 - Google Patents

救命袋の格納投下装置

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Publication number
JPS5854128Y2
JPS5854128Y2 JP8813678U JP8813678U JPS5854128Y2 JP S5854128 Y2 JPS5854128 Y2 JP S5854128Y2 JP 8813678 U JP8813678 U JP 8813678U JP 8813678 U JP8813678 U JP 8813678U JP S5854128 Y2 JPS5854128 Y2 JP S5854128Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
window
rope
hinge
dropping
Prior art date
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Expired
Application number
JP8813678U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS555935U (ja
Inventor
勝雄 織井
広之 沢村
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to JP8813678U priority Critical patent/JPS5854128Y2/ja
Publication of JPS555935U publication Critical patent/JPS555935U/ja
Application granted granted Critical
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は救命袋の格納投下装置に関するものである。
所定階層数以上の建物には、悄防法施行規則などによっ
て、救命袋の設置が義務づけられている。
出願人はさきにこの種の救命袋を建物外部に自動的に投
下懸吊させる格納投下装置を提案した。
まずこの提案に係わる格納投下装置の概要を、第1図お
よび゛第2図について説明する。
これらの第1図および第2図において、1は建物、2は
この建物の各階に配置されている窓、3は最上階窓内に
設置されている格納機構、4は投下機構の作動枠、5は
この作動枠に展延可能に設けられた支持機構、6は支持
機構先端の支持枠、7は装置上部のバスケット、8は可
撓性布からなる垂直型螺旋滑降式救命袋であって、外筒
布9および内筒布10と、これら両筒布間に螺旋状に縫
着した滑り布11とからなっており、上部乗込み路12
および途中乗込み路13を有し、かつ地り面15に接し
て下部出[]14を形成してあって、これらは前記支持
枠6に支持され、通常は折畳まれて窓内に収納されてい
る。
しかしてこの機構の格納投下装置は、投下機構の作動に
より作動枠4を上昇させ、所定の上昇位置でバスケット
7を開かれた窓側に回動させて、格納されている救命袋
8の一部を窓外に跳わ出したのち、支持機構5を展延し
て、この救命袋8を図のように懸吊させるのであるが、
このような場合に設置される窓の種類によっては、救命
袋8の投゛下作動が円滑に行なわれないことがある。
すなわち、例えば第3図および第4図に示したように、
窓の型式として、−側部を中心として回動のうえ開放し
、風等により閉まらないようにロック機構により固定さ
れると共に、窓を閉めるときには、ロック機構を解除の
うえ、開閉戸16に係止されたロープ17を引込むもの
とした場合などには、跳ね出される救命袋8の一部がロ
ープ17に弓つ掛ってしまい、予定通りの投下懸吊を行
なうことができなくなるものであった。
この考案は従来のこのような不都合を改善するため、救
命袋の投下に先立って、張られたロープを投下に支障を
来たすことのないように引き寄せ得るようにしたもので
ある。
以下この考案に係わる救命袋の格納投下装置の一実施例
につき、第5図ないし第7図を参照して説明する。
これらの第5図ないし第7図において、前記第1図ない
し第4図と同一符号は同一または相当部分を示しており
、この実施例では前記作動枠4の上部前縁に、救命袋8
の投下に先立って前記開閉戸16を引留めているロープ
17を、投下に支障を来たすことのないように引寄せる
ロープ引寄せ機構20を設けたものである。
こ・で前記ロープ引寄せ機構20としては、前記作動枠
4の上部前縁に取付は台21を設けると共に、この取付
は台21上の支持片22に第1アーム23の基部をヒン
ジ24により、回動自在に枢支しまたこの第1アーム2
3の先端に対して先端に上向きのフック26をもった第
2アーム25の基部を連結用のヒンジ27により、屈曲
自在に枢支して取付け、さらに前記取付は台21と第1
アーム23の中程に固定した作動板28との間、および
この作動板28と第2アーム25の中程との間には、前
記ヒンジ24および27による死点を越えて、これらの
第1および第2アーム23.25を伸展状態に保持する
第1および第2の発条29.30を張設させ、がつ前記
取付は台21の前方上面に緩衝片31を設けて構成され
ており、さらに前記作動板28を前記バスケラ1−7に
より跳ね上げ得るようにしたものである。
従ってこの実施例の構成では、まずロープ17を張らせ
て開閉戸16が矢印A方向に開かれる(開くための機構
は図示を省略しである)と、開閉戸16の回動によって
ロープ17が巻き取りドラム(図示してない)から引き
出され斜めに張られた状態となる。
そこで、格納機構3に救命袋8を載置して格納されてい
るバスケット7が、作動枠4の上昇により押し上げられ
始め、このバスケット7による救命袋8の跳ね出し回動
の初期に、ロープ引寄せ機構20の作動板28を僅かに
上昇させる。
この作動板28の上昇は、支持板21と作動板28との
間に張設されている発条29が、第1アーム23の基部
を枢支するヒンジ24の死点を越えることを意味してお
り、これに伴って第1アーム23は第2アーム25を直
線状に伸展保持したま・で、発条29の牽引力により直
ちに矢印B方向の窓外に急速に回動され、第2アーム2
5の先端のフック26を、張られた状態にあるロープ1
7に引掛けると共に、同時に第1アーム23の基端部が
ヒンジ24の窓外側に設けた緩衝片31に対して、その
緩衝性のために跳ね返ることなく打出ることにより、今
度は第1アーム23に対し第2アー1825が慣性で折
れ曲ろうとし、これによって発条30がヒンジ27の死
点を越えるため、フック26をロープ17に引掛けたよ
・、この第2アーム25か゛ヒンジ27を中心として矢
印CJj向に発条30の牽引力で下方へ回動し、単に引
掛けたま・であったロープ17を必要なだけ引寄せて停
止する。
なお、この際、開閉戸16はロック機構により固定され
ているため開放状態を維持する−・方、口・−プ17は
、引寄せに応じて所要長が巻取りドラムから繰り出され
る。
しかしてこのロープ引寄せ機構20の作動は、殆んど瞬
発的に行なわれるため、前記バスケラ1へ7の回動が続
けられて、救命袋8を跳ね出す以前に終了することにな
り、これによってロープ17が救命袋8の投下の邪魔に
ならず、この救命袋8はロープ17の引寄せによって障
害物のなくなった窓外空間に矢印りのように投下される
ことになるのである。
以上詳述したようにこの考案によるときは、格納機構に
格納されている救命袋を、投下機構によって建物の窓か
ら外部に投下懸吊させるようにした構成において、投下
機構の投下作動初期に発動されて、窓の開閉戸に張られ
たロープを引寄せるロープ引寄せ機構を設けたものであ
るから、救命袋の投下空間からロープを除去することが
できて、このロープが投下の邪魔にならず、円滑かつ迅
速な救命袋の投下懸吊をなし得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は救命袋を建物の窓から投下懸吊させた状態を示
す斜視図、第2図は同−L要部の構成を示す拡大図、第
3図および第4図は従来の使用状態を示す状況図、第5
図はこの考案に適用されるロープ引寄せ機構の一実施例
を示す斜視図、第6図は同に作動状態の斜視図、第7図
は第6図■1部の拡大斜視図である。 1・・・・・・建物、2・・・・・・窓、3・・・・・
・格納機構、4・・・・・・作動枠、5・・・・・・支
持機構、6・・・・・・支持枠、7・・・・・・バスケ
ラI・、8・・・・・・救命袋、16・・・・・・開閉
戸、17・・・・・・ロープ、20・・・・・・ロープ
引寄せ機構、23.25・・・・・・第1.第2アーム
、24.27・・・・・・ヒンジ、26・・・・・・フ
ック、28・・・・・・作動板、29.30・・・・・
・発条、31・・・・・・緩衝片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 格納機構に格納されている救命袋を、ロープで引留めら
    れる開閉戸をもつ建物の窓から、投下機構の作動によっ
    て外部に投下懸吊させるようにした構成にj3いて、前
    記投下機構における作動枠の上部前縁に基部がヒンジに
    より回動自在として枢支されかつ常時は前記投下機構上
    に位置したうえ該投F機構の作動開始初期に窓外へ回動
    し前記ヒンジの窓外側に設けた緩衝片へ打当って停止す
    る第1アームと、該第1アームと前記作動枠の−L部前
    縁との間に張設され前記投下機構の作動開始に応じて前
    記ヒンジの死点を越え前記第1アームを窓外へ回動させ
    る第1の発条と、第1アームの先端に基部が連結用のヒ
    ンジにより屈曲自在に枢支されかつ常時は前記第1アー
    ムと直線状に保持されたうえ前記第1アームの回動後に
    おける停止)−に応ヒ前記連結用のヒンジを中心として
    下方へ回動し前記ロープを引寄せる第2アームと、前記
    第1アームと第2アームとの間に張設され常時は該第1
    アームと第2アームとを直線状に保ちかつ前記第1−ア
    ームの回動後における停止に応じて前記連結用のヒンジ
    の死点を越え前記第2アームを下方へ回動させる第2の
    発条とからなるロープ引寄せ機構を設けたことを特徴と
    する救命袋の格納投下装置。
JP8813678U 1978-06-27 1978-06-27 救命袋の格納投下装置 Expired JPS5854128Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8813678U JPS5854128Y2 (ja) 1978-06-27 1978-06-27 救命袋の格納投下装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS555935U JPS555935U (ja) 1980-01-16
JPS5854128Y2 true JPS5854128Y2 (ja) 1983-12-09

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ID=29014326

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