JP2917881B2 - 消火栓装置 - Google Patents
消火栓装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面に設置して使
用する箱状の消火栓装置に関するものである。
用する箱状の消火栓装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、保形性のある消防用ホースを使用
する消火栓装置において、消防用ホースを収納する部分
として図９に示すような前面中央に開口部Ａ’を設けた
ドラムＡを使用するものがあった。このようなドラム式
の消火栓装置は、構造が簡単であり故障等の恐れもない
ことから、近年頻繁に採用されている。ドラム式の消火
栓装置において、ドラムＡ内への消防用ホースＢの収納
方法としては、消防用ホースＢをドラムＡの開口部Ａ’
から繰り入れ、繰り入れた消防用ホースＢを逐次ドラム
Ａの外周壁の内面側を沿わせて、外側から中心に向かっ
て巻き取り、収納する。そして、消火に際しては、ドラ
ムＡの開口部Ａ’から消防用ホースＢを逐次繰り出して
消火活動を行う。
する消火栓装置において、消防用ホースを収納する部分
として図９に示すような前面中央に開口部Ａ’を設けた
ドラムＡを使用するものがあった。このようなドラム式
の消火栓装置は、構造が簡単であり故障等の恐れもない
ことから、近年頻繁に採用されている。ドラム式の消火
栓装置において、ドラムＡ内への消防用ホースＢの収納
方法としては、消防用ホースＢをドラムＡの開口部Ａ’
から繰り入れ、繰り入れた消防用ホースＢを逐次ドラム
Ａの外周壁の内面側を沿わせて、外側から中心に向かっ
て巻き取り、収納する。そして、消火に際しては、ドラ
ムＡの開口部Ａ’から消防用ホースＢを逐次繰り出して
消火活動を行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のドラム式の消火
栓装置においては、上述のようにドラム内に消防用ホー
スを収納するので、消防用ホースの収納作業に手間かが
かかる。特に、新しい消防用ホースを収納する際は、巻
いた状態で梱包されている消防用ホースを一端ほどいて
から、消防用ホースの基端を開閉バルブに接続して、再
び消防用ホースをドラム内に巻き直すという重複した労
力が払われていた。
栓装置においては、上述のようにドラム内に消防用ホー
スを収納するので、消防用ホースの収納作業に手間かが
かかる。特に、新しい消防用ホースを収納する際は、巻
いた状態で梱包されている消防用ホースを一端ほどいて
から、消防用ホースの基端を開閉バルブに接続して、再
び消防用ホースをドラム内に巻き直すという重複した労
力が払われていた。
【０００４】また、ドラムは消防用ホースを外周壁に巻
き取って収納するものであるが、消防用ホースは巻いた
状態でその形状を保っているので、ドラムのように外壁
に沿わせて巻かなくても、巻いた状態の消防用ホースを
支持できれば、消防用ホースの収納部としては十分と考
えられるので、消防用ホースの収納部はドラムよりも更
に構造が簡単でコストのかからないものとすることが可
能である。
き取って収納するものであるが、消防用ホースは巻いた
状態でその形状を保っているので、ドラムのように外壁
に沿わせて巻かなくても、巻いた状態の消防用ホースを
支持できれば、消防用ホースの収納部としては十分と考
えられるので、消防用ホースの収納部はドラムよりも更
に構造が簡単でコストのかからないものとすることが可
能である。
【０００５】そこで、本願の発明は、消防用ホースの収
納に手間がかからず、構造の簡単な消防用ホースの収納
部を有する消火栓装置を提供することを目的とするもの
である。
納に手間がかからず、構造の簡単な消防用ホースの収納
部を有する消火栓装置を提供することを目的とするもの
である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本願発明に係る消火栓装置は、巻いた状態の保形性
のある消防用ホースの外周面の下半分の全部または一部
を支持し、上方の開口してある支持枠によって構成した
ホース収納体を設け、前記支持枠の前面にリング状のホ
ース取り出し口を設けている。なお、本願で外周面の下
半分とは上半分と下半分の境を含むものとする。
に、本願発明に係る消火栓装置は、巻いた状態の保形性
のある消防用ホースの外周面の下半分の全部または一部
を支持し、上方の開口してある支持枠によって構成した
ホース収納体を設け、前記支持枠の前面にリング状のホ
ース取り出し口を設けている。なお、本願で外周面の下
半分とは上半分と下半分の境を含むものとする。
【０００７】また、ホース収納体には、支持枠によって
支持される消防用ホースの上半分の前面に近接もしくは
接する押さえ体を開閉自在に設ける。
支持される消防用ホースの上半分の前面に近接もしくは
接する押さえ体を開閉自在に設ける。
【０００８】前記支持枠を前板に切り欠のある箱体状の
もので構成したり、正面視への字状に形成した棒体で構
成してもよい。
もので構成したり、正面視への字状に形成した棒体で構
成してもよい。
【０００９】
【作用】上記構成を有する消火栓装置は、消防用ホース
をホース収納体に収納するに際して、まず、消防用ホー
スを予め巻いておき、この巻いた状態の消防用ホースを
ホース収納体の支持枠の上方の開口している部分から挿
入し、支持枠によって巻いた状態の消防用ホースの外周
面の下半分を支持して収納する。また、上記ホース収納
体には、支持枠の前面にリング状のホース取り出し口を
設けると、消防用ホースを上記ホース収納体から繰り出
す際に、消防用ホースはその動きが規制され、順次繰り
出されることになる。
をホース収納体に収納するに際して、まず、消防用ホー
スを予め巻いておき、この巻いた状態の消防用ホースを
ホース収納体の支持枠の上方の開口している部分から挿
入し、支持枠によって巻いた状態の消防用ホースの外周
面の下半分を支持して収納する。また、上記ホース収納
体には、支持枠の前面にリング状のホース取り出し口を
設けると、消防用ホースを上記ホース収納体から繰り出
す際に、消防用ホースはその動きが規制され、順次繰り
出されることになる。
【００１０】そして、ホース収納体には、支持枠によっ
て支持される消防用ホースの上半分の前方への動きを規
制する押さえ体を、開閉自在でかつ閉じた時に収納され
る消防用ホースの上半分の全面に近接または接するよう
に設ければ、消防用ホースをホース収納体に収納する際
には、まず押さえ体を開いて、上述したように支持枠内
に消防用ホースを収納し、それから押さえ体を閉じるこ
とによって、収納された消防用ホースの上半分が前方に
ばらけることがない。また、消防用ホースをホース収納
体から繰り出す際にも、該押さえ体がホース収納体内の
消防用ホースの動きを規制する。
て支持される消防用ホースの上半分の前方への動きを規
制する押さえ体を、開閉自在でかつ閉じた時に収納され
る消防用ホースの上半分の全面に近接または接するよう
に設ければ、消防用ホースをホース収納体に収納する際
には、まず押さえ体を開いて、上述したように支持枠内
に消防用ホースを収納し、それから押さえ体を閉じるこ
とによって、収納された消防用ホースの上半分が前方に
ばらけることがない。また、消防用ホースをホース収納
体から繰り出す際にも、該押さえ体がホース収納体内の
消防用ホースの動きを規制する。
【００１１】
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本願発明の実施
例を説明する。図１は実施例に係る消火栓装置を示す正
面図であり、図２は図１におけるＡ−Ａ断面図であり、
図３は図１におけるＢ−Ｂ断面図である。該消火栓装置
は開閉自在の扉を有する格納箱１、この格納箱１の内部
前面に固定してあるホース収納体２、このホース収納体
２の内部に巻いた状態で支持した、先端にノズル３ａを
有する消防用ホース３、消防用ホース３の基端に接続し
てある開閉バルブ４により構成してある。なお、図１に
おいては便宜上、格納箱１の扉は省略してある。
例を説明する。図１は実施例に係る消火栓装置を示す正
面図であり、図２は図１におけるＡ−Ａ断面図であり、
図３は図１におけるＢ−Ｂ断面図である。該消火栓装置
は開閉自在の扉を有する格納箱１、この格納箱１の内部
前面に固定してあるホース収納体２、このホース収納体
２の内部に巻いた状態で支持した、先端にノズル３ａを
有する消防用ホース３、消防用ホース３の基端に接続し
てある開閉バルブ４により構成してある。なお、図１に
おいては便宜上、格納箱１の扉は省略してある。
【００１３】ホース収納体２は、正面視垂直にあらわれ
る二本のＬ字状の棒材と、水平にあらわれる二本のＬ字
状の棒材によって構成される支持枠２ａ、該支持枠２ａ
の前面に設けてあるリング状のホース取り出し口２ｂ、
このホース取り出し口２ｂの上縁に開閉自在に取り付け
てある、後方へ折り曲げた板体である押さえ体２ｃ、に
より構成してある。支持枠２ａは図に示すように、巻い
た状態の消防用ホース３の外周面の下半分の最下方近傍
の二点および略真横の二点を支持してあり、上方が開放
してある。また、押さえ体２ｃは支持枠２ａによって支
持した巻いた状態の消防用ホース３の上半分の前面に近
接または接するように設けてあって、消防用ホース３の
上半分の前方への動きを規制しており、ボルトによって
閉じた状態に保持できるようになっている。
る二本のＬ字状の棒材と、水平にあらわれる二本のＬ字
状の棒材によって構成される支持枠２ａ、該支持枠２ａ
の前面に設けてあるリング状のホース取り出し口２ｂ、
このホース取り出し口２ｂの上縁に開閉自在に取り付け
てある、後方へ折り曲げた板体である押さえ体２ｃ、に
より構成してある。支持枠２ａは図に示すように、巻い
た状態の消防用ホース３の外周面の下半分の最下方近傍
の二点および略真横の二点を支持してあり、上方が開放
してある。また、押さえ体２ｃは支持枠２ａによって支
持した巻いた状態の消防用ホース３の上半分の前面に近
接または接するように設けてあって、消防用ホース３の
上半分の前方への動きを規制しており、ボルトによって
閉じた状態に保持できるようになっている。
【００１４】上記構成を有する消火栓装置の使用態様を
以下に述べる。本消火栓装置において消防用ホース３を
ホース収納体２に収納するに際しては、まず、ノズル３
ａを外した消防用ホース３を、基端部が外周に、ノズル
３ａを接続する先端部が内周に位置するように予め巻い
ておく。次に、ホース収納体２の押さえ体２ｃを前方に
開き、巻いた状態の消防用ホース３を支持枠２ａの開放
した上方より入れて、該消防用ホース３の下半分を支持
枠２ａによって支持させる。それから、押さえ体２ｃを
閉じて保持し、消防用ホース３の基端を開閉バルブ４
に、先端をノズル３ａに接続して、消防用ホース３のホ
ース収納体２への収納が完了する。
以下に述べる。本消火栓装置において消防用ホース３を
ホース収納体２に収納するに際しては、まず、ノズル３
ａを外した消防用ホース３を、基端部が外周に、ノズル
３ａを接続する先端部が内周に位置するように予め巻い
ておく。次に、ホース収納体２の押さえ体２ｃを前方に
開き、巻いた状態の消防用ホース３を支持枠２ａの開放
した上方より入れて、該消防用ホース３の下半分を支持
枠２ａによって支持させる。それから、押さえ体２ｃを
閉じて保持し、消防用ホース３の基端を開閉バルブ４
に、先端をノズル３ａに接続して、消防用ホース３のホ
ース収納体２への収納が完了する。
【００１５】本願発明は消防用ホース３を巻いた状態の
ままホース収納体２に収納することができるわけである
が、これは新しい消防用ホース３を消火栓装置に収納す
る際に特に利点がある。即ち、消防用ホース３は通常は
巻いた状態で流通しているが、この流通過程における巻
いた状態の消防用ホース３を本願発明の収納体２に収ま
る大きさとなるように指定しておけば、巻いた状態の新
しい消防用ホース３をほどくことなくそのまま、本願の
消火栓装置の収納体２に収納することができる。
ままホース収納体２に収納することができるわけである
が、これは新しい消防用ホース３を消火栓装置に収納す
る際に特に利点がある。即ち、消防用ホース３は通常は
巻いた状態で流通しているが、この流通過程における巻
いた状態の消防用ホース３を本願発明の収納体２に収ま
る大きさとなるように指定しておけば、巻いた状態の新
しい消防用ホース３をほどくことなくそのまま、本願の
消火栓装置の収納体２に収納することができる。
【００１６】本実施例では、ホース収納体２を支持枠２
ａ、ホース取り出し口２ｂ、押さえ体２ｃによって構成
している。このうちホース取り出し口２ｂと押さえ体２
ｃは、本願発明においては必ずしも必須の構成要素では
ない。ホース取り出し口２ｂと押さえ体２ｃの役割を説
明すると、ホース取り出し口２ｂはホース収納体２から
消防用ホース３を繰り出す際に、消防用ホース３の動き
を規制して、支持枠２ａに支持されている消防用ホース
３が乱雑に動くことを防止するものであり、消防用ホー
ス３をホース収納体２からの円滑な繰り出しに供するも
のである。そして、押さえ体２ｃはホース収納体２に収
納された消防用ホース３の上半分ホースが前方にばらけ
ることを防止し、また、消防用ホース３をホース収納体
２から繰り出す際にも、ホース収納体２内の消防用ホー
ス３の動きを規制して、消防用ホース３が崩れることを
防止すものである。しかし、これらの要素がなくとも、
上述のように消防用ホース３を巻いた状態のまま収納体
２に収納でき、消防用ホース３を繰り出して消火活動を
行うことは可能である。
ａ、ホース取り出し口２ｂ、押さえ体２ｃによって構成
している。このうちホース取り出し口２ｂと押さえ体２
ｃは、本願発明においては必ずしも必須の構成要素では
ない。ホース取り出し口２ｂと押さえ体２ｃの役割を説
明すると、ホース取り出し口２ｂはホース収納体２から
消防用ホース３を繰り出す際に、消防用ホース３の動き
を規制して、支持枠２ａに支持されている消防用ホース
３が乱雑に動くことを防止するものであり、消防用ホー
ス３をホース収納体２からの円滑な繰り出しに供するも
のである。そして、押さえ体２ｃはホース収納体２に収
納された消防用ホース３の上半分ホースが前方にばらけ
ることを防止し、また、消防用ホース３をホース収納体
２から繰り出す際にも、ホース収納体２内の消防用ホー
ス３の動きを規制して、消防用ホース３が崩れることを
防止すものである。しかし、これらの要素がなくとも、
上述のように消防用ホース３を巻いた状態のまま収納体
２に収納でき、消防用ホース３を繰り出して消火活動を
行うことは可能である。
【００１７】また、支持枠２ａは本実施例に示したよう
なものには限られず、例えば以下のようなものが考えら
れる。図４は従来のドラムを丁度水平に切ったような形
状をした、半円板上の切り欠のある前板と下部側壁によ
って構成される支持枠２ａを示すものであり、（ａ）は
正面図、（ｂ）は側面図である。このような形状の支持
枠２ａは巻いた状態の消防用ホース３の外周面の下半分
の全部を支持するものであり、安定性に優れる。なお、
この支持枠２ａにはホース取り出し口２ｂが設けてあ
る。
なものには限られず、例えば以下のようなものが考えら
れる。図４は従来のドラムを丁度水平に切ったような形
状をした、半円板上の切り欠のある前板と下部側壁によ
って構成される支持枠２ａを示すものであり、（ａ）は
正面図、（ｂ）は側面図である。このような形状の支持
枠２ａは巻いた状態の消防用ホース３の外周面の下半分
の全部を支持するものであり、安定性に優れる。なお、
この支持枠２ａにはホース取り出し口２ｂが設けてあ
る。
【００１８】図５は、前板に切り欠のある上方の開口し
た箱体状の支持枠２ａを示すものであり、（ａ）は正面
図、（ｂ）は側面図である。かかる構成の支持枠２ａは
板材の加工のみで製作することができ、製作コストの削
減を図ることができる。
た箱体状の支持枠２ａを示すものであり、（ａ）は正面
図、（ｂ）は側面図である。かかる構成の支持枠２ａは
板材の加工のみで製作することができ、製作コストの削
減を図ることができる。
【００１９】図６は、棒体を図に示すように正面視ヘ字
状に形成した支持枠２ａを示すものであり、（ａ）は正
面図、（ｂ）は側面図である。これは最も単純な構成の
支持枠２ａであり、巻いた状態の消防用ホース３の外周
面の下半分の二点のみを支持するものである。巻いた状
態の消防用ホース３は円筒状となるので、外周壁の下半
分の少なくとも二点を支持するか、最下点と真横の二点
を支持することによって全体を支持することができる。
状に形成した支持枠２ａを示すものであり、（ａ）は正
面図、（ｂ）は側面図である。これは最も単純な構成の
支持枠２ａであり、巻いた状態の消防用ホース３の外周
面の下半分の二点のみを支持するものである。巻いた状
態の消防用ホース３は円筒状となるので、外周壁の下半
分の少なくとも二点を支持するか、最下点と真横の二点
を支持することによって全体を支持することができる。
【００２０】さらに、支持枠２ａは図７（ａ）に示すよ
うに、開閉可能としてもよく、開閉可能とすることで、
ホース収納部２の上方に空間が取れない場合に、前方に
開くことによって消防用ホース３を支持枠２ａに収納す
ることができ、また、支持枠２ａの上方を開放する必要
がなくなり有効である。なお、支持枠２ａを固定する場
合は上方が開放していることが必要であるが、支持枠２
ａの真上が開放している必要はなく、例えば図７（ｂ）
に示すように、斜め上方を開放してもよく、さらに、真
横を開放することも可能である。また、消防用ホース３
は弾力があるので、ホース収納部２の開放している部分
の大きさは、巻いた状態の消防用ホース３の外径よりも
小さくしても差し支えない。
うに、開閉可能としてもよく、開閉可能とすることで、
ホース収納部２の上方に空間が取れない場合に、前方に
開くことによって消防用ホース３を支持枠２ａに収納す
ることができ、また、支持枠２ａの上方を開放する必要
がなくなり有効である。なお、支持枠２ａを固定する場
合は上方が開放していることが必要であるが、支持枠２
ａの真上が開放している必要はなく、例えば図７（ｂ）
に示すように、斜め上方を開放してもよく、さらに、真
横を開放することも可能である。また、消防用ホース３
は弾力があるので、ホース収納部２の開放している部分
の大きさは、巻いた状態の消防用ホース３の外径よりも
小さくしても差し支えない。
【００２１】一方、押さえ体２ｃは本実施例のように、
ホース取り出し口２ｂ上縁に下端を回動可能に固定する
ような構成をしているが、押さえ体２ｃは開閉可能であ
って、巻いた状態の消防用ホース３を支持枠２ａの上方
から入れることを可能とできるようなものであればよ
い。例えば、図８（ａ）に示すように、格納箱１の支持
枠２ａの上方位置にて回動自在に設けてもよく。図８
（ｂ）に示すように、取り外し可能とすることによって
開閉自在としてもよい。また、押さえ体２ｃは巻いた状
態の消防用ホース３の上半分の前方への動きを規制する
ものであれば、その形状は問わない。
ホース取り出し口２ｂ上縁に下端を回動可能に固定する
ような構成をしているが、押さえ体２ｃは開閉可能であ
って、巻いた状態の消防用ホース３を支持枠２ａの上方
から入れることを可能とできるようなものであればよ
い。例えば、図８（ａ）に示すように、格納箱１の支持
枠２ａの上方位置にて回動自在に設けてもよく。図８
（ｂ）に示すように、取り外し可能とすることによって
開閉自在としてもよい。また、押さえ体２ｃは巻いた状
態の消防用ホース３の上半分の前方への動きを規制する
ものであれば、その形状は問わない。
【００２２】
【発明の効果】本願発明は以上の構成によって次のよう
な効果を奏する。まず、消防用ホースを予め外で巻いて
からホース収納体に収納するので、消防用ホースの収納
が簡単になり、作業効率が上がる。特に新しい消防用ホ
ースをホース収納体に収納する際は、消防用ホースは巻
いた状態で運搬するので、そのままホース収納体に収納
することができ有用である。また、巻いた状態の消防用
ホースを下から支持することによって消防用ホースを収
納するような構造としているので、ホース収納体を、構
造が極めて簡単で、コストも掛からずしかも軽量にする
ことができる。 そして、ホース収納体の支持枠の前面に
リング状のホース取り出し口を設けると、消防用ホース
を上記ホース収納体から繰り出す際に、消防用ホースの
動きが規制され、消防用ホースが支持枠内で消防用ホー
スが乱雑に動くことを防止して、消防用ホースのホース
収納体からの繰り出しを円滑に行うことができる。
な効果を奏する。まず、消防用ホースを予め外で巻いて
からホース収納体に収納するので、消防用ホースの収納
が簡単になり、作業効率が上がる。特に新しい消防用ホ
ースをホース収納体に収納する際は、消防用ホースは巻
いた状態で運搬するので、そのままホース収納体に収納
することができ有用である。また、巻いた状態の消防用
ホースを下から支持することによって消防用ホースを収
納するような構造としているので、ホース収納体を、構
造が極めて簡単で、コストも掛からずしかも軽量にする
ことができる。 そして、ホース収納体の支持枠の前面に
リング状のホース取り出し口を設けると、消防用ホース
を上記ホース収納体から繰り出す際に、消防用ホースの
動きが規制され、消防用ホースが支持枠内で消防用ホー
スが乱雑に動くことを防止して、消防用ホースのホース
収納体からの繰り出しを円滑に行うことができる。
【００２３】ホース収納体に、支持枠によって支持され
る消防用ホースの上半分の前方への動きを規制する押さ
え体を開閉自在に設けれぱ、該押さえ体を開いて、支持
枠内に消防用ホースを収納することができ、押さえ体を
閉じることによって、収納された消防用ホースの上半分
ホースが前方にばらけることを防止でき、また、消防用
ホースをホース収納体から繰り出す際にも、ホース収納
体内の消防用ホースの動きを規制して、消防用ホースが
崩れることを防ぐことがきる。
る消防用ホースの上半分の前方への動きを規制する押さ
え体を開閉自在に設けれぱ、該押さえ体を開いて、支持
枠内に消防用ホースを収納することができ、押さえ体を
閉じることによって、収納された消防用ホースの上半分
ホースが前方にばらけることを防止でき、また、消防用
ホースをホース収納体から繰り出す際にも、ホース収納
体内の消防用ホースの動きを規制して、消防用ホースが
崩れることを防ぐことがきる。
【００２４】
【００２５】
【図１】実施例に係る消火栓装置を示す正面図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ断面図である。
【図３】図１におけるＢ−Ｂ断面図である。
【図４】（ａ）は支持枠の一例を示す正面図、（ｂ）は
（ａ）の側面図である。
（ａ）の側面図である。
【図５】（ａ）は支持枠の一例を示す正面図、（ｂ）は
（ａ）の側面図である。
（ａ）の側面図である。
【図６】（ａ）は支持枠の一例を示す正面図、（ｂ）は
（ａ）の側面図である。
（ａ）の側面図である。
【図７】（ａ）は支持枠の一例を示す斜視図、（ｂ）は
支持枠の一例を示す正面図である。
支持枠の一例を示す正面図である。
【図８】（ａ）（ｂ）ともに押さえ体の一例を示す側面
図である。
図である。
【図９】従来の消火栓装置を示す正面図である。
１ 格納箱 ２ ホース収納体 ２ａ 支持枠 ２ｂ ホース取り出し口 ２ｃ 押さえ体 ３ 消防用ホース ３ａ ノズル ４ 開閉バルブ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A62C 27/00 - 39/00
Claims (4)
- 【請求項１】 巻いた状態の保形性のある消防用ホース
の外周面の下半分の全部または一部を支持し、上方の開
口してある支持枠によって構成したホース収納体を有
し、前記支持枠の前面にリング状のホース取り出し口を
設けた消火栓装置。 - 【請求項２】 支持枠によって支持される消防用ホース
の上半分の前面に近接または接するように押さえ体を開
閉自在に設けた請求項１記載の消火栓装置。 - 【請求項３】 前板に切り欠のある上方の開口した箱体
状の支持枠によって巻いた状態の保形性のある消防用ホ
ースを支持してなる消火栓装置。 - 【請求項４】 正面視への字状に形成した棒体に形成し
た支持枠によって巻いた状態の保形性のある消防用ホー
スを支持してなる消火栓装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32432795A JP2917881B2 (ja) | 1994-12-15 | 1995-12-13 | 消火栓装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31158194 | 1994-12-15 | ||
| JP6-311581 | 1994-12-15 | ||
| JP32432795A JP2917881B2 (ja) | 1994-12-15 | 1995-12-13 | 消火栓装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08215337A JPH08215337A (ja) | 1996-08-27 |
| JP2917881B2 true JP2917881B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=26566805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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1995
- 1995-12-13 JP JP32432795A patent/JP2917881B2/ja not_active Expired - Fee Related
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