JP2021172993A - 壁構造および壁構造の施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
これにより、木質耐震壁の小口面に特別な加工を施すことなく、簡易でありながら意匠性に優れた納まりを実現できる。
これにより、孔あき鋼板を、せん断力を伝達する孔あき鋼板ジベルとして機能させ、フレームと木質耐震壁とを一体化できる。
この場合、孔あき鋼板同士の間でせん断力を伝達することでフレームと木質耐震壁とを一体化できる。また孔あき鋼板の孔は適宜大きく設計できるため、孔あき鋼板同士の位置ずれも吸収しやすい。
複数の木質耐震壁を面内で並べて配置する場合、木質耐震壁同士の接合については上記の構成とすることにより、鋼管間柱と木質耐震壁の接触面の支圧によりせん断変形初期の接合部のがたつきを最小限にすることができる。また棒材にせん断による降伏ヒンジが生じる箇所が4箇所に分散して形成されるので、棒材1本当たりの耐力向上が見込める。
この場合も、間柱と木質耐震壁の接触面の支圧によりせん断変形初期の接合部のがたつきをなくすことができ、且つ木質耐震壁に生じるせん断力を間柱との間の凹凸により伝達することで、間柱の両側の木質耐震壁を一体化できる。
これにより、簡易な機構で木質耐震壁同士を接合することができる。
(1.壁構造1)
図1は本発明の第1の実施形態に係る壁構造1を示す図である。図1に示すように、壁構造1は、柱21と梁22を有する枠状架構であるフレーム2と、フレーム2に囲まれた木質耐震壁3とを接合構造4によって接合したものである。
図2は接合構造4の概要を示す図である。図2(a)は図1の線A−Aによる断面図であり、図2(b)は接合金物41の斜視図である。なお、図2はフレーム2のうち柱21と木質耐震壁3とを接合する接合構造4について示したものであるが、梁22と木質耐震壁3も同様の接合構造4により接合される。
第2の実施形態は、第1の実施形態の接合構造4と異なる接合構造を用いて木質耐震壁とフレーム2の接合を行う例である。
第3の実施形態は、第1、第2の実施形態の接合構造4、4aと異なる接合構造を用いて木質耐震壁とフレーム2の接合を行う例である。
第4の実施形態は、第1〜第3の実施形態の接合構造4、4a、4bと異なる接合構造を用いて木質耐震壁とフレーム2の接合を行う例である。図6は第4の実施形態に係る接合構造4cの概要を示す図である。図6(a)は接合構造4cについて図2(a)と同様の断面を示したものである。図6(b)は接合構造4cで用いる接合金物41cの斜視図であり、図6(c)は木質板材31cの欠き込み33を示す斜視断面図である。
図7(a)は本発明の第5の実施形態に係る壁構造1aを示す図である。壁構造1aでは、複数の木質耐震壁3がフレーム2に囲まれるように配置される。これら複数の木質耐震壁3はフレーム2の面内において水平方向に並べて配置され、隣り合う木質耐震壁3同士が接合構造5によって接合される。各木質耐震壁3とフレーム2は第1の実施形態の接合構造4によって接合されるが、第2〜第4の実施形態の接合構造4a〜4cによって接合されていてもよい。
第6の実施形態は、第5の実施形態の接合構造5と異なる接合構造を用いて木質耐震壁同士の接合を行う例である。図9は第6の実施形態に係る接合構造5aの概要を示す図である。図9(a)は接合構造5aについて図8(a)と同様の断面を示したものであり、図9(b)は図9(a)の線D−Dによる断面を示したものである。なお、本実施形態でも各木質耐震壁3とフレーム2とが第1の実施形態の接合構造4によって接合されるものとする。
第7の実施形態は、第5、第6の実施形態の接合構造5、5aと異なる接合構造を用いて木質耐震壁同士の接合を行う例である。図10(a)は第7の実施形態に係る接合構造5bの概要を示す図であり、接合構造5bについて図8(a)と同様の断面を示したものである。なお、本実施形態では各木質耐震壁3cとフレーム2とが、例えば第4の実施形態の接合構造4cによって接合される。
2:フレーム
3、3a、3b、3c:木質耐震壁
4、4a、4b、4c、5、5’、5a、5b:接合構造
7:フィラー
21:柱
22:梁
31、31a、31b、31c:木質板材
32、34、36、38:貫通孔
412、412a、415、416、441、442、463、464、511:孔
33、37、39:欠き込み
35:溝
40:突片
41、41b、41c、46:接合金物
41a、44、411、411b、411c、461、462:孔あき鋼板
42、52:ドリフトピン
43:固化材
45、47、61:ボルト
51、53:間柱
54:接着材
62:ナット
531:突出部
Claims (8)
- 柱と梁を有するフレームと、前記フレームに囲まれた壁体とを接合した壁構造であって、
前記壁体は、2枚の木質板材を板面同士が対向するように配置して形成され、
前記フレームと前記壁体の間に固化材が充填され、
前記フレームから2枚の前記木質板材の間の空間に突出した孔あき鋼板を介して、前記フレームと前記壁体とが接合されたことを特徴とする壁構造。 - 前記孔あき鋼板が2枚の前記木質板材の間に挟み込まれ、
連通した2枚の前記木質板材の貫通孔と前記孔あき鋼板の孔に、棒材が挿通されたことを特徴とする請求項1記載の壁構造。 - 前記壁体の前記フレーム側の端部に、2枚の前記木質板材の欠き込みによる凹部が形成され、
前記凹部に前記孔あき鋼板が突出し、
前記凹部に前記固化材が充填されたことを特徴とする請求項1記載の壁構造。 - 前記凹部に、前記孔あき鋼板、および、2枚の前記木質板材の間に挟み込まれた別の孔あき鋼板が突出し、
前記凹部において、両孔あき鋼板が、孔の位置を合わせて配置されたことを特徴とする請求項3記載の壁構造。 - 複数の前記壁体が、前記フレームの面内で水平方向に並べて配置され、
隣り合う前記壁体の対向する端部の間で、各壁体の2枚の前記木質板材の欠き込みによる空間が形成され、
前記空間内に鋼管による間柱が配置され、
前記間柱と、各壁体の2枚の前記木質板材のそれぞれとが、面外方向の面同士で面接触し、
前記間柱と、各壁体の2つの前記木質板材とを貫通するように面外方向の棒材が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の壁構造。 - 複数の前記壁体が、前記フレームの面内で水平方向に並べて配置され、
隣り合う前記壁体の対向する端部の間で、各壁体の2枚の前記木質板材の欠き込みによる空間が形成され、
前記空間内に間柱が配置され、
前記間柱には、鉛直方向において複数の突出部が形成され、
各突出部が、各壁体側に向けて交互に突出し、
前記間柱と、各壁体の2枚の前記木質板材のそれぞれとが、面外方向の面同士で面接触することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の壁構造。 - 複数の前記壁体が、前記フレームの面内で水平方向に並べて配置され、
隣り合う前記壁体のうち一方の壁体の他方の壁体側の端部に、前記一方の壁体の2枚の前記木質板材の欠き込みによる凹部が形成され、
前記他方の壁体の前記一方の壁体側の端部に、前記他方の壁体の2枚の前記木質板材の突片による凸部が形成され、
前記凹部内に前記凸部が配置され、
前記凹部と前記凸部の面内方向の面同士が接着されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の壁構造。 - 柱と梁を有するフレームと、前記フレームに囲まれた壁体とを接合した壁構造の施工方法であって、
前記壁体を、2枚の木質板材を板面同士が対向するように配置して形成する工程と、
前記フレームと前記壁体の間に固化材を充填する工程と、
を有し、
前記フレームから2枚の前記木質板材の間の空間に突出した孔あき鋼板を介して、前記フレームと前記壁体とが接合されることを特徴とする壁構造の施工方法。
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