JP2021158903A - プロテクタ及びワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】組付け作業性の低下と搬送中の耐久性の低下を共に抑止させること。【解決手段】外部電線We2が配索されるプロテクタ外壁面1wと、外部電線の規制対象部We21を挿通させる挿通路50aを有し、挿通路で外部電線の経路を規制する経路規制部50と、を備え、経路規制部は、第1規制体51と第2規制体52とで囲まれた挿通路と、第2規制体を第1規制体に対して開位置と閉位置との間で開閉させるヒンジ部53と、第1規制体に設けた第1係止体54a及び第2規制体に設けた第2係止体54bを係止させることで第2規制体を第1規制体に対して閉位置に保たせる係止機構54と、を有し、係止機構は、操作者の手指による解除操作で第1係止体及び第2係止体の係止可能な状態を解除させる解除操作部54cを有すること。【選択図】図4

Description

本発明は、プロテクタ及びワイヤハーネスに関する。
従来、ワイヤハーネスにおいては、車両等の設置対象物に設置された電線を保護するためのプロテクタが設けられることがある。そして、そのプロテクタは、電線を開口部から収容するプロテクタ本体と、その開口部を塞ぐカバーと、を備えており、その電線における保護が必要とされる部位に設けられる。この種のプロテクタ及びワイヤハーネスについては、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
特許第6198183号公報
ところで、そのようなプロテクタにおいては、電線が必ずしもプロテクタ本体の収容室の中で最初から最後まで配索されるとは限らない。例えば、プロテクタとしては、その収容室の中から外に引き出された電線を外壁面に沿って配索させるものもあれば、その収容室の中と外に電線の配索経路を設け、電線を最初から最後まで外壁面に沿って配索させるものもある。このため、プロテクタには、外に配索される電線の配索経路を規制するための経路規制部が設けられる。そして、その経路規制部としては、電線の配索後に開閉自在な壁体を閉位置まで動かし、これに伴い形成された配索経路に電線を配索させるものがある。この経路規制部においては、その壁体が係止機構によって閉位置のまま保持されている。プロテクタにおいては、その壁体が開位置のまま搬送されると、その搬送中に壁体に作用した外力によって耐久性の低下を引き起こす虞がある。このため、このプロテクタについては、その壁体を閉位置にして搬送することが望ましいのだが、係止機構における係止可能な状態を解除操作具等で解除し、その壁体を閉位置から開位置まで動かさなければ、電線を配策することができない。
そこで、本発明は、組付け作業性の低下と搬送中の耐久性の低下を共に抑止可能なプロテクタ及びワイヤハーネスを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係るプロテクタは、外部電線が配索されるプロテクタ外壁面と、前記外部電線の規制対象部を挿通させる挿通路を有し、前記挿通路で前記外部電線の経路を規制する経路規制部と、を備え、前記経路規制部は、第1規制体と第2規制体とで囲まれた前記挿通路と、前記第1規制体と前記第2規制体との間に設け、前記第2規制体を前記第1規制体に対して開位置と閉位置との間で開閉させるヒンジ部と、前記第1規制体に設けた第1係止体及び前記第2規制体に設けた第2係止体を備え、前記第1係止体及び前記第2係止体を係止させることで前記第2規制体を前記第1規制体に対して前記閉位置に保たせる係止機構と、を有し、前記係止機構は、操作者の手指による解除操作で前記第1係止体及び前記第2係止体の係止可能な状態を解除させる解除操作部を有することを特徴としている。
ここで、前記ヒンジ部は、リビングヒンジであることが望ましい。
また、前記係止機構は、前記第2規制体が前記閉位置のときに、前記第1係止体と前記第2係止体を係止可能な状態で前記プロテクタ外壁面に隣設させ、前記プロテクタ外壁面と前記解除操作部との間には、前記解除操作部に対する操作者の手指による解除操作を可能にする操作空間部を設けることが望ましい。
また、前記プロテクタ外壁面は、前記外部電線を電線挿入口から収容させ且つ配索させる外部収容室を有し、前記経路規制部は、前記外部収容室の電線引出口から引き出された前記外部電線の前記規制対象部を前記挿通路に挿通させることが望ましい。
また、内部電線を本体開口部から収容させ且つ配索させる内部収容室が形成されたプロテクタ本体と、前記本体開口部を塞ぐカバーと、を備え、前記プロテクタ外壁面は、前記プロテクタ本体及び前記カバーのそれぞれの外壁面によって形成されることが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、外部電線と、前記外部電線を保護するプロテクタと、を備え、前記プロテクタは、前記外部電線が配索されるプロテクタ外壁面と、前記外部電線の規制対象部を挿通させる挿通路を有し、前記挿通路で前記外部電線の経路を規制する経路規制部と、を備え、前記経路規制部は、第1規制体と第2規制体とで囲まれた前記挿通路と、前記第1規制体と前記第2規制体との間に設け、前記第2規制体を前記第1規制体に対して開位置と閉位置との間で開閉させるヒンジ部と、前記第1規制体に設けた第1係止体及び前記第2規制体に設けた第2係止体を備え、前記第1係止体及び前記第2係止体を係止させることで前記第2規制体を前記第1規制体に対して前記閉位置に保たせる係止機構と、を有し、前記係止機構は、操作者の手指による解除操作で前記第1係止体及び前記第2係止体の係止可能な状態を解除させる解除操作部を有することを特徴としている。
ここで、前記プロテクタは、内部電線を本体開口部から収容させ且つ配索させる内部収容室が形成されたプロテクタ本体と、前記本体開口部を塞ぐカバーと、を備え、前記プロテクタ外壁面は、前記プロテクタ本体及び前記カバーのそれぞれの外壁面によって形成されることが望ましい。
本発明に係るプロテクタは、解除操作具等を用いることなく、操作者の手指による解除操作だけで、係止機構における第1係止体と第2係止体の係止可能な状態を解除することができる。このため、このプロテクタは、例えば、内部電線や外部電線の配索場所まで搬送されてきたときに、係止機構によって第2規制体が第1規制体に閉位置で保持されていたとしても、その第2規制体を操作者が簡単に開位置まで変位させることができる。よって、このプロテクタは、第2規制体を閉位置に保持させたまま搬送可能なので、第2規制体を開位置のままにして搬送しなくてもよい。つまり、このプロテクタは、開位置の第2規制体に対して搬送中に外部から負荷が加えられた際の耐久性の低下を考慮に入れて搬送する必要がなく、また、閉位置の第2規制体に対して搬送中に外部から負荷が加えられたとしても、係止機構が係止可能な状態になっているので、第2規制体が開位置のまま搬送されるよりも耐久性の観点で優位である。従って、このプロテクタは、係止機構における係止可能な状態を解除操作具等で解除しなければならない従来のものと比較して、搬送中の耐久性の低下を抑止することができる。そして、このプロテクタは、搬送後に内部電線や外部電線を配策する際、操作者が自らの手指で係止機構における係止可能な状態を簡単に解除することができるので、その内部電線や外部電線に関わる組付け作業性の低下についても抑止することができる。このように、本発明に係るプロテクタは、組付け作業性の低下と搬送中の耐久性の低下を共に抑止することができる。そして、本発明に係るワイヤハーネスは、このようなプロテクタを具備することによって、このプロテクタによって得られる効果を同様に得ることができる。
図1は、実施形態のプロテクタ及びワイヤハーネスを示す斜視図である。 図2は、実施形態のプロテクタ及びワイヤハーネスを示す平面図である。 図3は、実施形態のプロテクタを部分的に分解して示すプロテクタ及びワイヤハーネスの分解斜視図である。 図4は、第2規制体が開位置の経路規制部を示す斜視図である。 図5は、第2規制体が開位置の経路規制部を別角度から見た斜視図である。 図6は、第2規制体が閉位置の経路規制部を示す斜視図である。 図7は、図2のX−X線断面の部分拡大図である。 図8は、プロテクタを部分的に拡大して示す斜視図である。 図9は、プロテクタを部分的に拡大して別角度から見た斜視図である。 図10は、プロテクタ本体を部分的に拡大して示す斜視図である。 図11は、カバーを部分的に拡大して示す斜視図である。
以下に、本発明に係るプロテクタ及びワイヤハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るプロテクタ及びワイヤハーネスの実施形態の1つを図1から図11に基づいて説明する。
図1から図7の符号1は、本実施形態のプロテクタを示す。また、図1から図7の符号WHは、本実施形態のワイヤハーネスを示す。ワイヤハーネスWHは、例えば自動車等の車両に搭載される電線を具備するものであって、少なくとも外部電線We2を備える。プロテクタ1は、その外部電線We2を保護する電線保護部品であり、その外部電線We2を外方に配索させる。このプロテクタ1は、外部電線We2を外方に組み付けることによって、ワイヤハーネスWHの構成要素の1つになる。尚、ここで示すワイヤハーネスWHは、少なくとも内部電線We1と外部電線We2とが設けられた電線群Wegを備えている。そして、ここで示すプロテクタ1は、その内部電線We1と外部電線We2とを保護する電線保護部品として構成されており、その内部電線We1を内方に配索させると共に、その外部電線We2を外方に配索させる。
ここで、内部電線We1と外部電線We2は、各々、1本の電線で構成されたものであってもよく、複数本の電線が1つに束ねられた電線束として構成されたものであってもよい。ここで示す内部電線We1と外部電線We2は、1本の電線で構成されたものであるのか電線束として構成されたものであるのかに拘わらず、その外形が円柱状を成している。
プロテクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。このプロテクタ1は、内部電線We1を本体開口部10a(図10)から収容させ且つ配索させる内部収容室10b(図10)が形成されたプロテクタ本体10と、その本体開口部10aを塞ぐカバー20と、を備える(図1から図3、図8及び図9)。
プロテクタ本体10においては、少なくとも1本の内部電線We1を配索させるものとして内部収容室10bが形成される。そして、このプロテクタ本体10においては、複数本の内部電線We1を配索させる場合、その内部収容室10bが内部電線We1毎に設けられる。
プロテクタ本体10は、本体開口部10aに間隔を空けて対向配置させた底壁体11と、この底壁体11の底壁面11aから各々本体開口部10a側に立設させ且つ互いに間隔を空けて対向配置させた側壁体12と、を有する(図10)。このプロテクタ本体10においては、底壁体11とそれぞれの側壁体12とで囲まれた空間を内部収容室10bとして利用する。よって、このプロテクタ本体10においては、複数の内部収容室10bを設ける場合、その対になる側壁体12の組み合わせを内部収容室10b毎に底壁体11の底壁面11aから立設させる。
また、このプロテクタ本体10においては、間隔を空けずに2つの内部収容室10bを隣り合わせに配置させる場合、この2つの内部収容室10bの間に配置される側壁体12をそれぞれの内部収容室10bで共用させてもよい。そして、その共用される1つの側壁体12には、隣り合う内部電線We1同士を干渉させぬ範囲内で貫通孔や切欠き等を設け、隣り合う2つの内部収容室10bを部分的に連通させてもよい。
また、プロテクタ本体10は、その内部収容室10bの他に、別の収容室を有していてもよい。例えば、その別の収容室とは、コネクタを収容させ且つ保持させる部屋、そのコネクタの電線を収容させ且つ配索させる部屋、別々の内部収容室10bの内部電線We1を合流させ且つ配索させる部屋等である。
このプロテクタ本体10は、1つの構成部材によって形作られたものであってもよく、互いに組み付けられた複数の構成部材によって形作られたものであってもよい。
ここで示すプロテクタ本体10においては、2つの内部収容室10bが設けられている。そして、このプロテクタ本体10においては、それぞれの内部収容室10bの室内同士を連通させる中継室10cがそれぞれの内部収容室10bの途中に形成されている(図10)。このプロテクタ本体10においては、その2つの内部収容室10bにおける中継室10cに対する一方側が本体開口部10a側から見て互いに間隔を空けて並列に配置され、この2つの内部収容室10bにおける中継室10cに対する他方側が本体開口部10a側から見て互いに間隔を空けずに並列に配置されている。
カバー20は、プロテクタ本体10に組み付けることによって、そのプロテクタ本体10の内部収容室10bと中継室10cを本体開口部10a側から塞ぐ。
このカバー20は、内部収容室10bを本体開口部10a側から塞ぐ蓋体21を有する(図8、図9及び図11)。このカバー20は、プロテクタ本体10が複数の内部収容室10bを有する場合、その内部収容室10b毎に蓋体21が1つずつ設けられたものであってもよく、全ての内部収容室10bを本体開口部10a側から塞ぐ1つの蓋体21が設けられたものであってもよい。また、このカバー20は、複数の内部収容室10bを本体開口部10a側から塞ぐ1つの蓋体21が設けられたものであってもよい。この場合のカバー20は、複数の内部収容室10bの組み合わせを閉塞対象とする蓋体21が少なくとも1つ設けられており、更に、1つの内部収容室10bを閉塞対象とする蓋体21が少なくとも1つ設けられることもある。
このカバー20は、更に、その蓋体21から各々立設させ且つ互いに間隔を空けて対向配置させた側壁体22を有する(図8、図9及び図11)。
ここで示すカバー20は、2つの内部収容室10bにおける中継室10cに対する一方側を塞ぐものとして、蓋体21とそれぞれの側壁体22の組み合わせを内部収容室10b毎に有している。この蓋体21とそれぞれの側壁体22の組み合わせにおいては、その内方の空間にそれぞれの側壁体12を収容させることによって、そのそれぞれの側壁体12により成る内部収容室10bを本体開口部10a側から塞ぐ。ここでは、便宜上、一方の蓋体21とそれぞれの側壁体22の組み合わせを第1カバー20Aと称し、他方の蓋体21とそれぞれの側壁体22の組み合わせを第2カバー20Bと称する(図1から図3、図8、図9及び図11)。このカバー20においては、その第1カバー20Aと第2カバー20Bが互いに間隔を空けて並列に配置されている。
第1カバー20Aは、本体開口部10aから見て間隔を空けて隣り合う内部収容室10bの内の一方を塞ぎ、かつ、その一方の内部収容室10bの内部電線We1が入り込む中継室10cの一部を塞ぐものである。一方、第2カバー20Bは、本体開口部10aから見て間隔を空けて隣り合う内部収容室10bの内の他方を塞ぐものである。
このカバー20は、その第1カバー20Aと第2カバー20Bとの間でこれらを連結させる連結体23を有している(図8、図9及び図11)。その連結体23は、第1カバー20Aと第2カバー20Bの間で対向配置された側壁体22同士を連結させる。そして、この連結体23は、他方の内部収容室10bの内部電線We1が入り込む中継室10cの一部を塞ぐものである。ここで示す連結体23は、平板状に形成され、それぞれの側壁体22における蓋体21からの立設方向側の端部同士を部分的に連結させる。
これに対して、ここで示すカバー20は、2つの内部収容室10bにおける中継室10cに対する他方側を塞ぐものとして、この2つの内部収容室10bを一纏めにして塞ぐべく、蓋体21とそれぞれの側壁体22の組み合わせを1つ有している。この蓋体21とそれぞれの側壁体22の組み合わせにおいては、その内方の空間に対して、2つの内部収容室10bを成す最も外側の2つの側壁体12を収容させることによって、その2つ内部収容室10bを本体開口部10a側から塞ぐ。ここでは、便宜上、その蓋体21とそれぞれの側壁体22の組み合わせを第3カバー20Cと称する(図1から図3、図8、図9及び図11)。
このカバー20は、1つの構成部材によって形作られたものであってもよく、互いに組み付けられた複数の構成部材によって形作られたものであってもよい。
プロテクタ1は、プロテクタ本体10とカバー20との間にロック機構30を備えており、そのロック機構30によってプロテクタ本体10とカバー20の組付け状態を維持させる(図1及び図2)。ロック機構30は、プロテクタ本体10に設けた第1係止体31と、カバー20に設けた第2係止体32と、を備える(図8及び図9)。このロック機構30は、プロテクタ本体10とカバー20が組付け状態のときに第1係止体31と第2係止体32を互いに係止可能な状態にしておくことによって、その組付け状態を維持させる。例えば、第1係止体31と第2係止体32は、その内の一方に爪部を設け、その内の他方に、プロテクタ本体10とカバー20が組付け状態のときに爪部を引っ掛ける係止部を設けている。プロテクタ1は、この種のロック機構30を複数箇所に備えている。
このプロテクタ1においては、組付け状態のプロテクタ本体10及びカバー20のそれぞれの外壁面10w,20wによって外壁面(以下、「プロテクタ外壁面」という。)1wが形成される(図1、図2、図8及び図9)。ここで示すプロテクタ1においては、それぞれの内部収容室10bの間など、プロテクタ本体10の底壁面11aの一部についてもプロテクタ本体10の外壁面10wになる。また、ここで示すプロテクタ本体10には、底壁面11aにおけるそれぞれの内部収容室10bの間から立設させ、かつ、組付け状態のカバー20における第1カバー20Aと第2カバー20Bの間に配置される立壁13が設けられている(図1及び図8から図10)。その立壁13は、それぞれの内部収容室10bにおける内部電線We1の配索方向に延在させ、かつ、第1カバー20Aと第2カバー20Bの間で対向配置されたそれぞれの側壁体22の外壁面22aに対向配置させる。よって、プロテクタ1においては、その立壁13の壁面についてもプロテクタ本体10の外壁面10wになる。また、ここで示すプロテクタ1においては、カバー20の連結体23が中継室10cの底壁面11aを部分的に覆う。よって、その連結体23においては、蓋体21側の壁面23aがカバー20の外壁面20wになる。
プロテクタ1は、そのプロテクタ外壁面1wに沿って外部電線We2を配索させる。そこで、プロテクタ外壁面1wには、外部電線We2を電線挿入口40aから収容させ且つ配索させる外部収容室40が設けられている(図1、図2、図8及び図9)。
プロテクタ外壁面1wには、少なくとも1本の外部電線We2を配索させるものとして外部収容室40が形成される。そして、このプロテクタ外壁面1wにおいては、複数本の外部電線We2を配索させる場合、その外部収容室40が外部電線We2毎に設けられる。
外部収容室40は、電線挿入口40aに間隔を空けて対向配置させた底壁面41と、この底壁面41から各々電線挿入口40a側に立設させ且つ互いに間隔を空けて対向配置させた側壁面42と、を有する(図8及び図9)。つまり、外部収容室40とは、その底壁面41とそれぞれの側壁面42とで囲まれた空間のことである。この外部収容室40においては、電線挿入口40aと底壁面41とそれぞれの側壁面42とに沿って外部電線We2が配索される。ここで示す外部収容室40は、2つの内部収容室10bにおける中継室10cに対する一方側で、そのそれぞれの内部収容室10bの間(つまり、第1カバー20Aと第2カバー20Bとの間)に1つ設けられ、それぞれの内部電線We1の配索方向と略同じ向きに外部電線We2を配索させる。この外部収容室40は、その室内に配索されている外部電線We2を外方に引き出させる電線引出口40bを有する(図8及び図9)。
底壁面41は、プロテクタ本体10及びカバー20のそれぞれの外壁面10w,20wの内の少なくとも一方によって形成される。ここで示す底壁面41は、プロテクタ本体10の底壁面11aにおけるそれぞれの内部収容室10bの間(第1カバー20Aと第2カバー20Bとの間)で且つプロテクタ外壁面1wとなる部分と、カバー20の連結体23における蓋体21側の壁面23aと、によって形成されている(図8及び図9)。
それぞれの側壁面42は、プロテクタ本体10及びカバー20のそれぞれの外壁面10w,20wの内の少なくとも一方によって形成される。ここで示す一方の側壁面42は、第1カバー20Aにおける第2カバー20Bに対して対向配置される側壁体22の外壁面22aによって形成されている。また、ここで示す他方の側壁面42については、プロテクタ本体10の立壁13と第2カバー20Bの側壁体22とを利用する。この他方の側壁面42は、立壁13における第1カバー20Aに対向配置される壁面13aと、第2カバー20Bにおける第1カバー20Aに対して対向配置される側壁体22の外壁面22aと、によって形成されている(図8及び図9)。ここでは、その第2カバー20Bの側壁体22の外壁面22aの内、連結体23の蓋体21側の壁面23aに連なる部分を他方の側壁面42の一部として利用している。
ここで、外部収容室40は、室内に外部電線We2を保持させる電線保持部43を有している(図1から図3)。その電線保持部43は、プロテクタ本体10の底壁面11aから立設させ且つそれぞれの内部収容室10bの対向配置方向で対向配置させた一対の片持ちの片部43aと、それぞれの片部43aの自由端から相手方の片部43aに向けて突出させ且つ互いに間隔を空けて対向配置された一対の係止片部43bと、を有する(図8から図10)。外部電線We2は、それぞれの係止片部43bの間からそれぞれの片部43aの間に挿入される。この電線保持部43においては、それぞれの片部43aで外部電線We2の対向配置方向におけるプロテクタ外壁面1wに対する相対移動を規制し、それぞれの係止片部43bで外部電線We2の挿入方向とは逆向きのプロテクタ外壁面1wに対する相対移動を規制する。
外部収容室40には、この電線保持部43が2箇所に設けられている(図1から図3)。一方の電線保持部43における一方の片部43a及び係止片部43bの組み合わせは、他方の側壁面42を成す立壁13の壁面13aと第2カバー20Bの側壁体22の外壁面22aとの間に配置されている(図8及び図9)。ここで示す外部収容室40においては、その一方の電線保持部43に対して他方の電線保持部43を電線引出口40b側とは逆側に配置している。
また、プロテクタ1は、外部電線We2の経路を規制する経路規制部50を備える(図1から図7)。その経路規制部50は、外部電線We2の規制対象部We21を挿通させる挿通路50aを有しており、その挿通路50aで規制対象部We21を係止させることによって、外部電線We2の経路を規制する(図1、図6及び図7)。
この経路規制部50は、外部収容室40の室内に挿通路50aが形成されるものであってもよく、外部収容室40の外に挿通路50aが形成されるものであってもよい。ここで示す経路規制部50は、外部収容室40の外に挿通路50aを形成している。よって、ここで示す経路規制部50は、外部収容室40の電線引出口40bから引き出された外部電線We2の規制対象部We21を挿通路50aに挿通させることによって、その電線引出口40bから引き出された外部電線We2の経路規制を行う。
経路規制部50は、第1規制体51と第2規制体52とを備え、この第1規制体51と第2規制体52とで囲まれた空間を挿通路50aとして利用する(図1、図6及び図7)。この経路規制部50は、その第1規制体51と第2規制体52との間に設け、第2規制体52を第1規制体51に対して開位置と閉位置との間で開閉させるヒンジ部53を有している(図4から図6)。また、この経路規制部50は、第2規制体52を第1規制体51に対して閉位置に保たせる係止機構54を有している(図4から図6)。
第1規制体51は、第2規制体52が閉位置のときに挿通路50aを成す内方の空間部51aと、この空間部51aから外部電線We2を引き出させる2つの引出口51b,51cと、この2つの引出口51b,51cに連接させ且つ空間部51aに規制対象部We21を挿入させる規制対象挿入口51dと、を有する(図4及び図5)。例えば、ここで示す第1規制体51は、プロテクタ本体10の底壁面11aと、この底壁面11aから互いに同じ向きに立設させ且つ互いに間隔を空けて対向配置させた第1壁体55及び第2壁体56と、を有している。第1壁体55と第2壁体56は、外部電線We2の直径よりも広い間隔で対向配置させる。この第1規制体51においては、その底壁面11aと第1壁体55と第2壁体56とで囲まれている部分が空間部51aとなる。また、この第1規制体51においては、第1壁体55及び第2壁体56における立設方向と対向配置方向とに対する直交方向の2つの開口が引出口51b,51cとなり、第1壁体55及び第2壁体56における立設方向側の端部間の隙間が規制対象挿入口51dとなる。
第2規制体52は、閉位置で規制対象挿入口51dを塞ぐものとして形成されている。この第2規制体52は、閉位置で規制対象挿入口51dを塞ぐことによって第1規制体51の空間部51aを挿通路50aとして形成する。ここで示す経路規制部50においては、方体状の挿通路50aが形成されている。
ヒンジ部53は、第1規制体51における第1壁体55と第2規制体52との間に設ける。ここで示すヒンジ部53は、第1壁体55における立設方向側の端部と矩形の第2規制体52における1つの辺部との間に設けており、その回動軸周りで第2規制体52を第1規制体51に対して回動させながら開位置と閉位置との間で開閉させる。また、ここで示すヒンジ部53は、第1壁体55と第2規制体52との間を連結させたリビングヒンジとして形成されている。
係止機構54は、第1規制体51に設けた第1係止体54aと、第2規制体52に設けた第2係止体54bと、を備える(図4から図7)。この係止機構54は、第2規制体52が閉位置のときに第1係止体54a及び第2係止体54bを係止させることによって、第2規制体52を第1規制体51に対して閉位置に保たせる。例えば、第1係止体54aと第2係止体54bは、その双方に設けた爪部同士を第2規制体52が閉位置のときに引っ掛けるものであってもよく、その内の一方に爪部を設け、その内の他方に、第2規制体52が閉位置のときに爪部を引っ掛ける係止部を設けたものであってもよい。
第1係止体54aは、第1規制体51の第2壁体56の一部として当該第2壁体56に設けられたものであってもよく、その第2壁体56に隣設させたものであってもよい。ここで示す第1係止体54aは、プロテクタ本体10の底壁面11aから立設させ且つ第2壁体56に対して空間部51aとは逆側で間隔を空けて対向配置させた片部54aと、この片部54aから第2壁体56に向けて突出させ且つ第2壁体56に対して間隔を空けて対向配置させた爪部54aと、を有している(図4、図5及び図7)。
その片部54aは、自らの撓みで爪部54aと第2壁体56との間隔を変化させることが可能な可撓性を有するものであってもよく、そのような可撓性を持たせないものであってもよい。また、爪部54aは、片部54aの立設方向に向けた第2係止体54bの動きを係止させるものとして形成される。ここで示す第1係止体54aは、片部54aが矩形の平板状に形成され、この片部54aを2つの連結部54aで第2壁体56に連結させている(図4及び図5)。
第2係止体54bは、第2規制体52におけるヒンジ部53とは逆側の端部に設ける。この第2係止体54bは、その辺部から交差方向に突出させた片部54bと、第2規制体52が閉位置のときに第1係止体54aの爪部54aに係止させるべく、その片部54bの突出方向側の自由端から突出させた爪部54bと、を有している(図4及び図7)。
片部54bは、第2規制体52が閉位置のときに、第2壁体56と第1係止体54aの爪部54aとの間に挿入させ、一方の壁面を第2壁体56に間隔を空けて対向配置させると共に、他方の壁面を第1係止体54aの爪部54aに対向配置させる。よって、この第2係止体54bの爪部54bは、片部54bにおける他方の壁面よりも突出させる。
また、片部54bは、ヒンジ部53側の固定端を基点にして自由端の位置を自身の壁面に対する交差方向に変位させることが可能な可撓性を有している。
この係止機構54においては、第2規制体52を開位置から閉位置へと変位させている状態で、第2係止体54bの爪部54bが第1係止体54aの爪部54aから力を受けているときに、この第2係止体54bの片部54bを撓ませて、この片部54bの自由端の位置を第2壁体56側に変位させることができる。この係止機構54においては、その片部54bの撓みによって、第2係止体54bの爪部54bが第1係止体54aの爪部54aを乗り越える。そして、この係止機構54においては、第2係止体54bの爪部54bが第1係止体54aの爪部54aを乗り越えたときに、第2係止体54bの片部54bの自由端の位置が撓みの解消方向へと変位して、爪部54a,54b同士が係止可能な状態になる。第2規制体52は、第2係止体54bの爪部54bが第1係止体54aの爪部54aを乗り越えることによって閉位置になる。
また、この係止機構54においては、第2規制体52が閉位置のときに、第2係止体54bの片部54bを撓ませ、この片部54bの自由端の位置を第2壁体56側に変位させることによって、爪部54a,54b同士の係止可能な状態を解除させることができる。よって、この係止機構54において、第2係止体54bの片部54bは、第1係止体54a及び第2係止体54bの爪部54a,54b同士の係止可能な状態を解除させる解除操作部54cとして利用される(図1、図4、図6及び図7)。その解除操作部54cは、その爪部54a,54b同士の係止可能な状態を操作者の手指による解除操作で解除させる。つまり、操作者は、この解除操作部54c(片部54b)における他方の壁面を手指で押すことによって、この解除操作部54cの自由端の位置を第2壁体56側に変位させ、爪部54a,54b同士の係止可能な状態を解除させる。操作者は、その解除状態で解除操作部54cごと第2規制体52を引き上げることによって、この第2規制体52を閉位置から開位置へと変位させる。
このプロテクタ1においては、その解除操作部54cに対しての手指での解除操作を可能にする操作空間部54dを解除操作部54cの周囲に設ける(図7)。例えば、ここで示す係止機構54は、第2規制体52が閉位置のときに、第1係止体54aと第2係止体54bを爪部54a,54b同士が係止可能な状態でプロテクタ外壁面1w(この例示ではカバー20の外壁面20w)に隣設させている。よって、プロテクタ外壁面1wと解除操作部54cとの間には、その解除操作部54cに対する操作者の手指による解除操作を可能にする操作空間部54dを設けている。
以上示したように、本実施形態のプロテクタ1は、解除操作具等を用いることなく、操作者の手指による解除操作だけで、係止機構54における第1係止体54aと第2係止体54bの爪部54a,54b同士の係止可能な状態を解除することができる。このため、このプロテクタ1は、例えば、内部電線We1や外部電線We2の配索場所まで搬送されてきたときに、係止機構54によって第2規制体52が第1規制体51に閉位置で保持されていたとしても、その第2規制体52を操作者が簡単に開位置まで変位させることができる。よって、このプロテクタ1は、第2規制体52を閉位置に保持させたまま搬送可能なので、第2規制体52を開位置のままにして搬送しなくてもよい。つまり、このプロテクタ1は、開位置の第2規制体52に対して搬送中に外部から負荷が加えられた際の耐久性の低下を考慮に入れて搬送する必要がなく、また、閉位置の第2規制体52に対して搬送中に外部から負荷が加えられたとしても、係止機構54で爪部54a,54b同士が係止可能な状態になっているので、第2規制体52が開位置のまま搬送されるよりも耐久性の観点で優位である。特に、ここで例示したプロテクタ1においては、ヒンジ部53にリビングヒンジを用いているので、第2規制体52を閉位置で保持したまま搬送させることの有用性が高い。従って、このプロテクタ1は、係止機構における係止可能な状態を解除操作具等で解除しなければならない従来のものと比較して、搬送中の耐久性の低下を抑止することができる。そして、このプロテクタ1は、搬送後に内部電線We1や外部電線We2を配策する際、操作者が自らの手指で係止機構54における爪部54a,54b同士の係止可能な状態を簡単に解除することができるので、その内部電線We1や外部電線We2に関わる組付け作業性の低下についても抑止することができる。このように、本実施形態のプロテクタ1は、組付け作業性の低下と搬送中の耐久性の低下を共に抑止することができる。
更に、本実施形態のプロテクタ1は、第2規制体52を閉位置に保持させたまま搬送可能なので、例えば、搬送用の収容箱等に対する収容数を増やすことができる。つまり、本実施形態のプロテクタ1は、第2規制体52を開位置にして搬送すると、この第2規制体52の飛び出しの分だけ搬送用の収容箱等に対する収容数を減らさなければならないが、第2規制体52を閉位置にして搬送することで、第2規制体52の飛び出しを防げるので、搬送用の収容箱等に対する収容数を増やすことができる。
本実施形態のワイヤハーネスWHは、このようなプロテクタ1を具備することによって、このプロテクタ1によって得られる効果を同様に得ることができる。
1 プロテクタ
1w プロテクタ外壁面
10 プロテクタ本体
10a 本体開口部
10b 内部収容室
10w 外壁面
20 カバー
20w 外壁面
40 外部収容室
40a 電線挿入口
40b 電線引出口
50 経路規制部
50a 挿通路
51 第1規制体
52 第2規制体
53 ヒンジ部
54 係止機構
54a 第1係止体
54b 第2係止体
54c 解除操作部
54d 操作空間部
We1 内部電線
We2 外部電線
We21 規制対象部
WH ワイヤハーネス

Claims (7)

  1. 外部電線が配索されるプロテクタ外壁面と、
    前記外部電線の規制対象部を挿通させる挿通路を有し、前記挿通路で前記外部電線の経路を規制する経路規制部と、
    を備え、
    前記経路規制部は、第1規制体と第2規制体とで囲まれた前記挿通路と、前記第1規制体と前記第2規制体との間に設け、前記第2規制体を前記第1規制体に対して開位置と閉位置との間で開閉させるヒンジ部と、前記第1規制体に設けた第1係止体及び前記第2規制体に設けた第2係止体を備え、前記第1係止体及び前記第2係止体を係止させることで前記第2規制体を前記第1規制体に対して前記閉位置に保たせる係止機構と、を有し、
    前記係止機構は、操作者の手指による解除操作で前記第1係止体及び前記第2係止体の係止可能な状態を解除させる解除操作部を有することを特徴としたプロテクタ。
  2. 前記ヒンジ部は、リビングヒンジであることを特徴とした請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記係止機構は、前記第2規制体が前記閉位置のときに、前記第1係止体と前記第2係止体を係止可能な状態で前記プロテクタ外壁面に隣設させ、
    前記プロテクタ外壁面と前記解除操作部との間には、前記解除操作部に対する操作者の手指による解除操作を可能にする操作空間部を設けることを特徴とした請求項1又は2に記載のプロテクタ。
  4. 前記プロテクタ外壁面は、前記外部電線を電線挿入口から収容させ且つ配索させる外部収容室を有し、
    前記経路規制部は、前記外部収容室の電線引出口から引き出された前記外部電線の前記規制対象部を前記挿通路に挿通させることを特徴とした請求項1,2又は3に記載のプロテクタ。
  5. 内部電線を本体開口部から収容させ且つ配索させる内部収容室が形成されたプロテクタ本体と、
    前記本体開口部を塞ぐカバーと、
    を備え、
    前記プロテクタ外壁面は、前記プロテクタ本体及び前記カバーのそれぞれの外壁面によって形成されることを特徴とした請求項1から4の内の何れか1つに記載のプロテクタ。
  6. 外部電線と、
    前記外部電線を保護するプロテクタと、
    を備え、
    前記プロテクタは、前記外部電線が配索されるプロテクタ外壁面と、前記外部電線の規制対象部を挿通させる挿通路を有し、前記挿通路で前記外部電線の経路を規制する経路規制部と、を備え、
    前記経路規制部は、第1規制体と第2規制体とで囲まれた前記挿通路と、前記第1規制体と前記第2規制体との間に設け、前記第2規制体を前記第1規制体に対して開位置と閉位置との間で開閉させるヒンジ部と、前記第1規制体に設けた第1係止体及び前記第2規制体に設けた第2係止体を備え、前記第1係止体及び前記第2係止体を係止させることで前記第2規制体を前記第1規制体に対して前記閉位置に保たせる係止機構と、を有し、
    前記係止機構は、操作者の手指による解除操作で前記第1係止体及び前記第2係止体の係止可能な状態を解除させる解除操作部を有することを特徴としたワイヤハーネス。
  7. 前記プロテクタは、内部電線を本体開口部から収容させ且つ配索させる内部収容室が形成されたプロテクタ本体と、前記本体開口部を塞ぐカバーと、を備え、
    前記プロテクタ外壁面は、前記プロテクタ本体及び前記カバーのそれぞれの外壁面によって形成されることを特徴とした請求項6に記載のワイヤハーネス。
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