JP4596430B2 - 分割プロテクタの連結嵌合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の分割プロテクタを連結嵌合してなるハーネスプロテクタに関し、詳しくは、このハーネスプロテクタを構成する分割プロテクタの連結嵌合構造に関する。
自動車等の移動体に配索されるワイヤハーネスは、コ字状の断面形状を有するハーネスプロテクタ内に収納された状態で、このハーネスプロテクタを車体に固定することによって所定の経路で配索されるようになっている。ハーネスプロテクタの固定に関して説明すると、車体側には、スタッドボルトが溶接によって複数箇所、前記経路に沿って取り付けられている。ハーネスプロテクタには、スタッドボルトを挿通するための固定穴を有する固定部が複数箇所設けられている。各固定部は、スタッドボルトの位置に対応するように設けられている。ハーネスプロテクタは、対応するスタッドボルトを固定穴に挿通した後にナットで締め付けを行うことによって取り付けられている。
スタッドボルトは、前記の如く溶接によって車体に固定されている。従って、溶接作業の善し悪しに左右され、多少の位置ズレが発生する場合がある。そこで、ハーネスプロテクタにおいては、この位置ズレを固定部の構造によって吸収するような工夫がなされている(例えば下記特許文献1参照)。
ところで、ハーネスプロテクタによる収納を必要とする範囲が長くなる場合を考えると、この範囲に合わせて長さの長いハーネスプロテクタを製造することは成形金型のサイズや成形機の規模が大きくなってしまうことから、通常これは行われず、かわりに複数の分割プロテクタを連結嵌合して対応する手段が一般的に採用されている。
特開平7−310721号公報
複数の分割プロテクタを連結嵌合してなるハーネスプロテクタにおいて、スタッドボルトを挿通する固定部の構造のみでスタッドボルトの位置ズレを吸収することは困難な場合がある。従って、この点が問題点となっている。
また、ハーネスプロテクタにおいて、固定部の形状は車体の取付部分周辺の形状に左右されてしまうことから、取り付けに影響を来すような複雑な位置ズレ吸収構造を固定部に設けることは困難で、この点も問題点になっている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、分割プロテクタを有するハーネスプロテクタであっても、スタッドボルトの位置ズレを十分に吸収することが可能な分割プロテクタの連結嵌合構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の分割プロテクタの連結嵌合構造は、コ字状の断面形状を有し、端部に連結嵌合部を形成してなる分割プロテクタを該連結嵌合部を連結嵌合してなる複数の分割プロテクタを連結してなるハーネスプロテクタにおける前記分割プロテクタ同士の連結嵌合に係る構造において,
前記連結嵌合し合う一方の分割プロテクタの両側壁内側に複数の係止突起を長手方向に並ぶように配置形成して、前記一方の連結嵌合部を構成し、
前記連結嵌合し合う他方の分割プロテクタの両側壁外側で前記係止突起に対応する位置に前記係止突起に押圧されて撓み該係止突起と係合するロッキングアームの構造を有し、前記分割プロテクタ同士の嵌合方向及び離脱方向と前記分割プロテクタの長手方向とに略直交する前記分割プロテクタの幅方向外側に向けて付勢力が生じる可撓係止アームを形成する可撓係止アームを設けて、前記他方の連結嵌合部を構成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、分割プロテクタの幅方向に存在する係止突起の対、及び可撓係止アームの対によって、分割プロテクタ同士の連結嵌合が行われる。可撓係止アームは、分割プロテクタの幅方向外側に向けて付勢力が生じ、また、係止突起に引っ掛かることから、嵌合状態は十分に維持される。可撓係止アームは、付勢力が生じた状態で分割プロテクタの幅方向の撓みが許容される。従って、可撓係止アームを有する連結嵌合部は、分割プロテクタの幅方向の移動が可能になる。本発明の連結嵌合構造は、このような撓み、付勢状態、及び移動によって、スタッドボルトの位置ズレ吸収を図ることができるようになる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の本発明の分割プロテクタの連結嵌合構造は、前記請求項1に記載の分割プロテクタの連結嵌合構造において,
前記一方の連結嵌合部の係止突起から離間した位置には、一方の撓み規制壁を前記係止突起を挟むようにして、該係止突起の両側に前記一方の分割プロテクタの側壁から内側に突出するように形成された壁から、前記一方の分割プロテクタの側壁と平行に底壁から突出するように形成し、
前記他方の連結嵌合部の可撓係止アームの両側には、該可撓係止アームを挟むようにして、前記他方の分割プロテクタの側壁から外側に突出するように形成された壁から、他方の撓み規制壁を前記他方の分割プロテクタの側壁と平行に底壁に向けて形成し、
前記他方の撓み規制壁と側壁との間に前記一方の撓み規制壁を挿入配置して、前記他方の撓み規制壁と前記一方の撓み規制壁とが当接することによって、前記可撓係止アームの撓み量を規制するようにしたことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、係止突起及び可撓係止アームとこれら近傍の撓み規制壁とによって、分割プロテクタ同士の連結嵌合が行われる。可撓係止アームは、分割プロテクタの幅方向外側に向けて付勢力が生じ、また、係止突起に引っ掛かることから、嵌合状態は十分に維持される。可撓係止アームの付勢力に関しては、可撓係止アームが対で存在しない場合、この反対方向の力が撓み規制壁によって受けられる。一方、可撓係止アームが対で存在する場合には、請求項3に記載の発明のようになる。可撓係止アームは、付勢力が生じた状態で分割プロテクタの幅方向の撓みが許容される。従って、可撓係止アームを有する連結嵌合部は、分割プロテクタの幅方向の移動が可能になる。本発明の連結嵌合構造は、このような撓み、付勢状態、及び移動によって、スタッドボルトの位置ズレ吸収を図ることができるようになる。
請求項3記載の本発明の分割プロテクタの連結嵌合構造は、請求項2に記載の分割プロテクタの連結嵌合構造において、前記係止突起及び前記可撓係止アームのそれぞれ配置を、前記幅方向で対となるように配置することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、分割プロテクタの幅方向に存在する係止突起の対、可撓係止アームの対、及びこれら近傍の撓み規制壁によって、分割プロテクタ同士の連結嵌合が行われる。連結嵌合する部分が増えることから嵌合状態が安定し、ハーネスプロテクタとしての機能の発揮により一層寄与することができるようになる。
請求項4記載の本発明の分割プロテクタの連結嵌合構造は、請求項2又は請求項3に記載の分割プロテクタの連結嵌合構造において、
前記一方の分割プロテクタの側壁には、該一方の分割プロテクタの側壁から内側に突出するように前記一方の撓み規制壁に連続するように形成され、前記一方の連結嵌合部の長手方向の移動を規制するストッパの機能をする壁を形成すると共に、
前記他方の分割プロテクタの側壁には、該側壁に連続するように該他方の分割プロテクタの外側に突出するように形成され、前記他方の連結嵌合部の長手方向の移動を規制するストッパの機能をする壁を形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、分割プロテクタの長手方向のガタ付きが規制される。これにより、係止突起及び可撓係止アームの引掛かり合いが維持され、分割プロテクタ同士の嵌合状態をより一層安定させることができるようになる。
請求項5記載の本発明の分割プロテクタの連結嵌合構造は、請求項1ないし請求項4いずれか記載の分割プロテクタの連結嵌合構造において、スタッドボルトを挿通するための固定穴を有する固定部を前記分割プロテクタに形成するとともに、前記固定穴の穴形状を前記長手方向に長く形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、スタッドボルトの位置ズレの吸収が分割プロテクタの長手方向に長い固定穴によっても行われるようになる。固定部自体の構造は、請求項1ないし請求項4いずれか記載の発明により長手方向に長い固定穴で済むまでに簡素化される。
請求項1、2に記載されたそれぞれの本発明によれば、スタッドボルトの位置ズレを十分に吸収することができるという効果を奏する。また、請求項3、4に記載されたそれぞれの本発明によれば、分割プロテクタ同士の嵌合状態を安定させることができるという効果を奏する。さらに、請求項5に記載された本発明によれば、固定穴によってもスタッドボルトの位置ズレを吸収することができるという効果を奏する。その他、請求項1ないし請求項4の本発明によれば、固定部の構造を従来よりも格段に簡素化することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態を示す分割プロテクタの連結嵌合構造の斜視図である。また、図2は係止突起を有する側の連結嵌合部の拡大斜視図、図3は可撓係止アームを有する側の連結嵌合部の拡大斜視図、図4は連結嵌合状態の平面図(円内は要部拡大図)、図5(a)は図4のA−A線断面図、図5(b)は図5(a)の状態から可動した時の断面図、図6(a)は図4のA−A線の位置に対応する係止突起の断面図、図6(b)は図4のA−A線の位置に対応する可撓係止アームの断面図、図7は図4のB−B線断面図である。
図1において、引用符号1はワイヤハーネスを収納した後に自動車等の車体に固定される合成樹脂製のハーネスプロテクタを示している。このハーネスプロテクタ1は、ワイヤハーネスを保護するために必要な範囲の長さを確保するため、分割プロテクタ2、3を必要数、各々嵌合させて連結することにより構成されている。
分割プロテクタ2、3の端部には、これらの連結嵌合部分となる連結嵌合部4、5が設けられている。本形態において、特に図示していないが、分割プロテクタ2の他の端部には、分割プロテクタ3の連結嵌合部5と同じ構造が、また、分割プロテクタ3の他の端部には、分割プロテクタ2の連結嵌合部4と同じ構造が設けられている(前記必要な範囲の長さを確保するため、連結嵌合を続けることができるようになっている)。
分割プロテクタ2、3は、コ字状の断面形状を有しており、連結嵌合部4に連結嵌合部5が嵌合するような構造のものになっている。分割プロテクタ2、3において、引用符号6はワイヤハーネスの収納配索空間を示している。また、引用符号7は固定部を示している。固定部7は、取り付け用の部分であって、前記車体に溶接されたスタッドボルトを挿通するための固定穴8を有している。この固定穴8は、穴形状が後述する長手方向Qに長くなるような形状に形成されている(長円形状若しくは略長方形状など)。
連結嵌合部4、5の説明の前に、図1中の矢線Pを分割プロテクタ2、3同士の嵌合方向及び離脱方向と定義するものとする。また、矢線Qを分割プロテクタ2、3の長手方向と定義するものとする。また、矢線Rを分割プロテクタ2、3の幅方向と定義するものとする。以下、図1ないし図7を参照しながら連結嵌合部4、5について説明する。
先ず、連結嵌合部4は、係止突起9を有する構造になっている。本形態において、特に限定するものではないが、係止突起9は、幅方向Rで対となるように配置形成されている。また、長手方向Qにも並ぶように係止突起9が配置形成されている。係止突起9は、爪状となる突起であって、分割プロテクタ2の側壁10の内側に形成されている。係止突起9は、図中の場合、上側から順に傾斜面11、付勢力受け面12、係止面13を有している。
傾斜面11は、連結嵌合部5との嵌合の際に、後述する可撓係止アーム14を撓ませて嵌合をスムーズに行えるようにするための部分として形成されている。付勢力受け面12は、主に、後述する可撓係止アーム14からの付勢力を受けるための面として形成されている。付勢力受け面12は、側壁10に対して平行に形成されている(嵌合方向及び離脱方向Pに対して平行)。係止面13は、後述する可撓係止アーム14を引っ掛けて係止し、離脱しないように(抜けないように)するための面として形成されている。係止面13は、側壁10に対して直角に形成されている(嵌合方向及び離脱方向Pに対して直交)。
係止突起9の近傍には、撓み規制壁15、15が形成されている。この撓み規制壁15、15は、後述する可撓係止アーム14の撓み量を規制するための部分として係止突起9の両側に配置形成されている。撓み規制壁15、15は、分割プロテクタ2の底壁16から突出するように形成されている(嵌合方向及び離脱方向Pに対して平行)。本形態においては、係止突起9よりも高さが低くなるように形成されている。また、撓み規制壁15、15は、側壁10から所定の間隔となるように配置形成されている。
引用符号17はストッパとしての機能を有する壁を示している。壁17は、本形態において、撓み規制壁15、15と側壁10とに連続するように複数形成されている。壁17は、撓み規制壁15、15及び側壁10に対して直交するように形成されている。壁17は、長手方向Qの方向の移動を規制して(移動なし、若しくは若干のガタ付き程度まで規制する)、係止突起9と後述する可撓係止アーム14との引掛かり合いを良好に維持することをねらって形成されている。
尚、連結嵌合部4を平面的に見ると、撓み規制壁15、15、壁17、17で囲まれる中に係止突起9が存在するような位置関係が形成されるようになっている。本形態において、係止突起9、撓み規制壁15、15、壁17、17を含んで構成される嵌合主要部18は四つ存在しているが、嵌合主要部18の数は一例であるものとする。嵌合主要部18における矩形の貫通穴(符号省略)は、係止突起9を形成するために生じる型抜き穴を示している。
次に、以上のような構造の連結嵌合部4に嵌合する連結嵌合部5は、可撓係止アーム14を有する構造になっている。可撓係止アーム14は、係止突起9の配置に合わせて形成されている。本形態において、可撓係止アーム14は、幅方向Rで対となるように配置形成されている。また、長手方向Qにも並ぶように可撓係止アーム14が配置形成されている。可撓係止アーム14は、所謂ロッキングアームの構造を有するように形成されている。可撓係止アーム14は、分割プロテクタ3の側壁19の外側に形成されている。可撓係止アーム14は、図中の場合、下側の基端部20から順に傾斜面21、頂面22、被係止面23、付勢面24、先端部25を有している。
可撓係止アーム14は、基端部20よりも先端部25の方が分割プロテクタ3の側壁19から離れるように形成されている。また、可撓係止アーム14は、可撓性を有するとともに、外側方向に必要十分な付勢力を生じさせるようにも形成されている。
傾斜面21は、連結嵌合部4の傾斜面11に当接してこの傾斜面11や、傾斜面11と付勢力受け面12との境界部分を摺動するように形成されている。頂面22は、被係止面23の位置や傾斜面21の傾斜角度によって、傾斜面21と被係止面23との間に存在するような面として形成されている。被係止面23は、離脱方向Pの方向の移動が生じた際に、連結嵌合部4の係止面13に引掛かり係止される面として形成されている。付勢面24は、連結嵌合部4との嵌合時に係止突起9に当接してこの係止突起9を押圧するような面として形成されている。先端部25は、例えば連結嵌合部4、5同士の嵌合解除の際の、指による操作部分となるように形成されている。
可撓係止アーム14の近傍には、撓み規制壁26、26が形成されている。この撓み規制壁26、26は、連結嵌合部4の撓み規制壁15、15に当接することによって、可撓係止アーム14の撓み量を規制することができるように形成されている。撓み規制壁26、26は、可撓係止アーム14の両側に配置形成されている。また、撓み規制壁26、26は、連結嵌合部4の撓み規制壁15、15の位置に合わせて配置形成されている。さらに、撓み規制壁26、26は、図中の場合、上側から連結嵌合部4の撓み規制壁15、15の内側に差し込まれるように配置形成されている。撓み規制壁26、26と撓み規制壁15、15は、幅方向Rの所定移動量で当接し合うように配置形成されている。
引用符号27は、撓み規制壁26、26を形成するための壁を示している。複数の壁27は、分割プロテクタ3の側壁19から外側に突出するように形成されている。引用符号28は、連結嵌合部4のストッパ機能を有する壁17に当接する、これと同様の機能の壁を示している。引用符号29は、可撓係止アーム14や撓み規制壁26、26等によって構成される嵌合主要部を示している。
続いて、上記構成に基づきながら連結嵌合部4、5同士の連結嵌合について説明する。
連結嵌合部4の上に連結嵌合部5を配置して、この連結嵌合部5を嵌合方向Pに沿って移動させると、すなわち図中の場合、下方向へ移動させると、先ず係止突起9の傾斜面11に可撓係止アーム14の傾斜面21が当接する。そして、下方への移動を続けると、傾斜面21が傾斜面11を摺動し、これによって可撓係止アーム14が側壁19の側に撓んで可撓係止アーム14の頂面22から被係止面23にかけてが係止突起9の付勢力受け面12から係止面13にかけてを通過する。この通過の後に、可撓係止アーム14が元の位置に戻ろうとすると、可撓係止アーム14の付勢面24が係止突起9の付勢力受け面12に面接触して、この付勢力受け面12を付勢(押圧)する(図5(a)参照)。以上により嵌合状態となり、分割プロテクタ2、3同士が連結する。
この時、連結嵌合部5の撓み規制壁26、26は、図7に示す如く連結嵌合部4の撓み規制壁15、15の内側に差し込まれた状態になる。
係止突起9と可撓係止アーム14との嵌合状態において、仮に、離脱方向Pの外力が加わったとすると、可撓係止アーム14の被係止面23は係止突起9の係止面13に引掛かり、この結果、抜けが阻止される。また、嵌合状態において、可撓係止アーム14の付勢面24は係止突起9の付勢力受け面12を付勢する状態にあることから、この作用によっても抜けが抑制される。
可撓係止アーム14は可撓性を有する。従って、図5(b)に示す如く、幅方向Rの方向(図5(b)中の矢印が幅方向Rに一致するものとする)の移動が生じると、可撓係止アーム14は側壁19の側へ撓むことになる。この時、可撓係止アーム14の被係止面23は係止突起9の係止面13の下に位置し、また、可撓係止アーム14の付勢面24は係止突起9の付勢力受け面12を付勢する状態に変わりがないことから、抜けが阻止される。一方、図示しない対となる側の可撓係止アーム14は、上記方向の移動によって、嵌合前の元の位置に戻る方向に撓む。反対側の撓係止アーム14は、この被係止面23が係止突起9の係止面13の下に位置し、また、付勢面24が係止突起9の付勢力受け面12を付勢する状態に変わりがないことから、反対側でも抜けが阻止される。
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、本発明の連結嵌合構造は、可撓係止アーム14の撓み、付勢状態、及び幅方向Rの方向の移動によって、また、固定部7の固定穴8によって、仮にスタッドボルトの位置にズレが生じていてもこれを容易に吸収することができる。従って、従来の問題点を解消することができる。
続いて更に、本発明の連結嵌合構造の変形例について簡単に説明する。尚、以下で説明する変形例の基本的な構造に関しては上述してあるので、ここでは図示を省略するものとする。
一つ目の変形例としては、連結嵌合部4に嵌合主要部17を一つ、若しくは横に並ぶように嵌合主要部17を二つ設け、連結嵌合部5には連結嵌合部4に対応するように嵌合主要部29を同じ数だけ設ける、という変形例が挙げられる。また、二つ目の変形例としては、連結嵌合部4に係止突起9のみを幅方向Rの方向に対で設け、連結嵌合部5には可撓係止アーム14のみを幅方向Rの方向に対で設ける、という変形例が挙げられる。いずれの変形例であってもスタッドボルトの位置ズレ吸収を図ることができるという効果を奏する。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明の一実施の形態を示す分割プロテクタの連結嵌合構造の斜視図である。 係止突起を有する側の連結嵌合部の拡大斜視図である。 可撓係止アームを有する側の連結嵌合部の拡大斜視図である。 連結嵌合状態の平面図(円内は要部拡大図)である。 (a)は図4のA−A線断面図、(b)は(a)の状態から可動した時の断面図である。 (a)は図4のA−A線の位置に対応する係止突起の断面図、(b)は図4のA−A線の位置に対応する可撓係止アームの断面図である。 図4のB−B線断面図である。
符号の説明
1 ハーネスプロテクタ
2、3 分割プロテクタ
4、5 連結嵌合部
6 収納配索空間
7 固定部
8 固定穴
9 係止突起
10 側壁
11 傾斜面
12 付勢力受け面
13 係止面
14 可撓係止アーム
15 撓み規制壁
16 底壁
17 壁(ストッパ)
18 嵌合主要部
19 側壁
20 基端部
21 傾斜面
22 頂面
23 被係止面
24 付勢面
25 先端部
26 撓み規制壁
27 壁
28 壁(ストッパ)
29 嵌合主要部
P 嵌合方向・離脱方向
Q 長手方向
R 幅方向

Claims (5)

  1. コ字状の断面形状を有し、端部に連結嵌合部を形成してなる分割プロテクタを該連結嵌合部を連結嵌合してなる複数の分割プロテクタを連結してなるハーネスプロテクタにおける前記分割プロテクタ同士の連結嵌合に係る構造において,
    前記連結嵌合し合う一方の分割プロテクタの両側壁内側に複数の係止突起を長手方向に並ぶように配置形成して、前記一方の連結嵌合部を構成し、
    前記連結嵌合し合う他方の分割プロテクタの両側壁外側で前記係止突起に対応する位置に前記係止突起に押圧されて撓み該係止突起と係合するロッキングアームの構造を有し、前記分割プロテクタ同士の嵌合方向及び離脱方向と前記分割プロテクタの長手方向とに略直交する前記分割プロテクタの幅方向外側に向けて付勢力が生じる可撓係止アームを形成する可撓係止アームを設けて、前記他方の連結嵌合部を構成する
    ことを特徴とする分割プロテクタの連結嵌合構造。
  2. 前記請求項1に記載の分割プロテクタの連結嵌合構造において,
    前記一方の連結嵌合部の係止突起から離間した位置には、一方の撓み規制壁を前記係止突起を挟むようにして、該係止突起の両側に前記一方の分割プロテクタの側壁から内側に突出するように形成された壁から、前記一方の分割プロテクタの側壁と平行に底壁から突出するように形成し、
    前記他方の連結嵌合部の可撓係止アームの両側には、該可撓係止アームを挟むようにして、前記他方の分割プロテクタの側壁から外側に突出するように形成された壁から、他方の撓み規制壁を前記他方の分割プロテクタの側壁と平行に底壁に向けて形成し、
    前記他方の撓み規制壁と側壁との間に前記一方の撓み規制壁を挿入配置して、前記他方の撓み規制壁と前記一方の撓み規制壁とが当接することによって、前記可撓係止アームの撓み量を規制するようにした
    ことを特徴とする分割プロテクタの連結嵌合構造。
  3. 請求項2に記載の分割プロテクタの連結嵌合構造において、
    前記係止突起及び前記可撓係止アームのそれぞれ配置を、前記幅方向で対となるように配置する
    ことを特徴とする分割プロテクタの連結嵌合構造。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の分割プロテクタの連結嵌合構造において、
    前記一方の分割プロテクタの側壁には、該一方の分割プロテクタの側壁から内側に突出するように前記一方の撓み規制壁に連続するように形成され、前記一方の連結嵌合部の長手方向の移動を規制するストッパの機能をする壁を形成すると共に、
    前記他方の分割プロテクタの側壁には、該側壁に連続するように該他方の分割プロテクタの外側に突出するように形成され、前記他方の連結嵌合部の長手方向の移動を規制するストッパの機能をする壁を形成する
    ことを特徴とする分割プロテクタの連結嵌合構造。
  5. 請求項1ないし請求項4いずれか記載の分割プロテクタの連結嵌合構造において、
    スタッドボルトを挿通するための固定穴を有する固定部を前記分割プロテクタに形成するとともに、前記固定穴の穴形状を前記長手方向に長く形成する
    ことを特徴とする分割プロテクタの連結嵌合構造。
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