JP2021154264A - 粉体塗装装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉体樹脂の消費の抑制、及び安定した粉体塗装を図ることが可能な粉体塗装装置を提供する。【解決手段】粉体樹脂Aが充填された粉体流動槽11内に挿入して、ステータ1の下端部の絶縁被膜が剥離された剥離部4eを粉体塗装する粉体塗装装置であって、粉体流動槽に充填された粉体樹脂の表面高さHAを測定する表面高さ測定部21と、ステータの剥離部の上端高さHBを測定する剥離高さ測定部と、粉体流動槽を振動させて粉体樹脂を揺動する揺動部12と、粉体流動槽の底面が開口された下方に設けられた多孔質体13,14を介して粉体流動槽に向けてエアを供給し、粉体樹脂を流動させるエア供給部16と、表面高さ測定部と剥離高さ測定部とが測定した結果に応じて、エアの流量、粉体流動槽の揺動量、粉体流動槽に対するステータの進入姿勢、粉体流動槽に対するステータの進入量のうち少なくとも何れか1つを調整する調整部とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、粉体塗装装置及び方法に関する。
回転電気に用いられるステータのコイルセグメントなどのワークに粉体塗装を行う粉体塗装装置が知られている。この粉体塗装装置は、粉体流動槽に充填された粉体樹脂を流動させ、この粉体樹脂の中にワークを挿入することにより粉体塗装を行う。ステータのコイルセグメントに粉体塗装を行う場合、コイルセグメントの下端部の絶縁被膜を剥離し、この剥落部に対して粉体塗装を行う。
粉体流動槽に充填された粉体樹脂の表面高さに偏りがあると、ワークの粉体塗装の品質が低下するおそれがある。そこで、特許文献1には、粉体樹脂の表面高さを複数の位置で測定し、測定結果のばらつきが所定の指標値を超えた場合に報知する粉体塗装装置が開示されている。また、特許文献2には、粉体樹脂の表面の傾きを測定し、測定した傾き具合に応じてワークの粉体流動槽への挿入角度を調整する粉体塗装装置が開示されている。
特開2019−174149号公報 特開2013−166099号公報
しかしながら、特許文献1又は2などに記載された従来の技術では、粉体樹脂の表面高さの測定を行っているが、確実に絶縁性を確保するためにワークの剥離部以外の部分にも粉体樹脂が塗布されるため、粉体樹脂の多量に消費され、また、粉体塗装の品質が不安定であった。
本発明は、以上の点に鑑み、粉体樹脂の消費の抑制、及び安定した粉体塗装を図ることが可能な粉体塗装装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の粉体塗装装置は、側面が閉じられ粉体樹脂が充填された粉体流動槽内に挿入して、ワークの下端部の絶縁被膜が剥離された複数の部分を粉体塗装する粉体塗装装置であって、前記粉体流動槽に充填された前記粉体樹脂の表面高さを複数の位置で測定する表面高さ測定部と、前記ワークの前記絶縁被膜が剥離された複数の部分の上端の高さを複数の位置で測定する剥離高さ測定部と、前記粉体流動槽を振動させて、前記粉体流動槽内に充填された前記粉体樹脂を揺動する揺動部と、前記粉体流動槽の底面が開口された下方に設けられた多孔質体を介して前記粉体流動槽に向けてエアを供給し、前記粉体流動槽内に充填された前記粉体樹脂を流動させるエア供給部と、前記表面高さ測定部と前記剥離高さ測定部とが測定した結果に応じて、前記エアの流量、前記粉体流動槽の揺動量、前記粉体流動槽に対する前記ワークの進入姿勢、前記粉体流動槽に対する前記ワークの進入量のうち少なくとも何れか1つを調整する調整部とを備えることを特徴とする。
本発明の粉体塗装装置によれば、粉体流動槽に充填された粉体樹脂の表面高さを複数の位置で測定した結果と、ワークの絶縁被膜が剥離された複数の部分の上端の高さを複数の位置で測定した結果とに応じて、エアの流量、粉体流動槽の揺動量、粉体流動槽に対するワークの進入姿勢、粉体流動槽に対するワークの進入量のうち少なくとも何れか1つを調整している。そのため、粉体樹脂の表面高さのばらつき及びワークの剥離部の上端の高さのばらつきの組み合わせを把握したうえで、適切な調整を自動的に行うことが可能となる。これにより、ワークの剥離部の全体に亘って確実に粉体塗装を行うことが可能であると共に、粉体樹脂の使用量を抑制することが可能であるので、作業者による粉体樹脂を追加する作業などの削減を図ることが可能となる。
本発明の粉体塗装装置において、前記調整部は、前記ワークの進入姿勢及び前記ワークの進入量による調整を判断する第1の判断部と、前記エアの流量及び前記粉体流動槽の揺動量による調整を判断する第2の判断部とを有し、前記第1の判断部による調整を判断した後、前記第2の判断部による調整を判断することが好ましい。
第1の判断部が調整を判断するワークの進入姿勢及び進入量を調整すると、ワークの進入姿勢及び進入量は一意的に変化するが、第2の判断部が調整を判断するエアの流量及び揺動量を調整しても、粉体樹脂の表面高さの状態は一意的に変化しない。そこで、可能な場合には確実且つ素早く不具合を解消することができる第1の判断部の判断による調整を先に行うことにより、全体としてのサイクルタイムの短縮化を図ることが可能となる。
また、本発明の粉体塗装装置において、前記表面高さ測定部と前記剥離高さ測定部とは、前記粉体流動槽の円周方向に対して、同じ位相にある前記ワークの前記高さと前記紛体樹脂の表面の高さとを同時に測定することが好ましい。
この場合、表面高さ測定部と剥離高さ測定部とを同じ部材に設置し、これらの測定部による測定箇所を移動させることにより実現させることで可能となる。これにより、円環状のワークに対して粉体塗装を行う場合に、装置の簡素化を図ることが可能となる。また、紛面高さの測定結果とワーク高さの測定結果との位相のずれ誤差をなくすることが可能となる。
本発明の粉体塗装方法は、側面が閉じられた粉体流動槽内に粉体樹脂を充填する工程と、前記粉体流動槽に充填された前記粉体樹脂の表面高さを複数の位置で測定する工程部と、ワークの下端部の絶縁被膜が剥離された複数の部分の上端の高さを複数の位置で測定する工程と、前記粉体流動槽を振動させて、前記粉体流動槽内に充填された前記粉体樹脂を揺動させる工程と、前記粉体流動槽の底面が開口された下方に設けられた多孔質体を介して前記粉体流動槽に向けてエアを供給し、前記粉体流動槽内に充填された前記粉体樹脂を流動させる工程と、前記ワークを所定の進入姿勢にて前記下端部の絶縁被膜が剥離された複数の部分を含む部分を、前記粉体流動槽内を流動する前記粉体樹脂内に前記粉体流動槽に対して所定の進入量だけ挿入する工程と、を備え、さらに、前記測定した前記粉体樹脂の表面高さと前記測定した前記ワークの絶縁被膜が剥離された部分の上端の高さとに応じて、前記エアの流量、前記粉体流動槽の揺動量、前記粉体流動槽に対する前記ワークの進入姿勢、前記粉体流動槽に対する前記ワークの進入量のうち少なくとも何れか1つを調整する工程を備えることを特徴とする。
本発明の粉体塗装方法によれば、本発明の粉体塗装装置と同様の作用効果を得ることが可能となる。
本発明の実施形態に係る粉体塗装装置にて粉体塗装を行うワークの一例であるステータを示す斜視図。 ステータのステータコアとコイルセグメントを示す斜視図。 コイルセグメントを示す斜視図。 コイルセグメントの突出部を示す斜視図。 コイルセグメントの突出部を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る粉体塗装装置を模式的に示す概略図。 粉体塗装装置のブロック図。 表面高さ測定部を模式的に示す概略図。 本発明の実施形態に係る粉体塗装方法を示すフローチャート。 粉体樹脂の表面高さと剥離部の上端の高さとのそれぞれのパターンの組み合わせにおけて調整する制御量を示す表。 「全体的に傾斜する」を選定する場合の粉体樹脂の表面高さHAの測定結果の一例を示すグラフ。 「全体的に傾斜する」を選定する場合の粉体流動槽に収容されている粉体樹脂の状態の一例を模式的に示す概略図。 「局所的に低い」を選定する場合の粉体樹脂の表面高さHAの測定結果の一例を示すグラフ。 「局所的に低い」を選定する場合の粉体流動槽に収容されている粉体樹脂の状態の一例を模式的に示す概略図。 「局所的に凹凸」を選定する場合の粉体樹脂の表面高さHAの測定結果の一例を示すグラフ。 「局所的に凹凸」を選定する場合の粉体流動槽に収容されている粉体樹脂の状態の一例を模式的に示す概略図。
以下、本発明の実施形態に係る粉体塗装装置100について説明する。まず、粉体塗装装置100を用いて粉体塗装を行うワークの一例である回転電気のステータ1について図1から図4を参照して説明する。
この回転電気は、電動機や発電機などであり、円筒状に形成されたステータ1と、ステータ1の内側に回転自在に配置されたロータ(図示せず)とから構成されている。
ステータ1は、ステータコア2とコイル3とを備えている。ステータコア2は、円筒形状であり、回転軸方向に貫通する複数のスロット2aが周方向に間隔を存して複数設けられている。各スロット2aは、ステータコア2の径方向断面形状がステータコア2の中心側から径方向に向かって放射状に延びるように形成されており、ステータコア2に形成されたスリット2bを介してステータコア2の内周面に連通している。なお、スリット2bは設けなくてもよい。
コイル3は、図3に示すコイルセグメント4をスロット2aに一方から挿入し、スロット2aの他方から突出した突出部分4dを周方向に曲げて溶接することにより構成される。
コイルセグメント4は、複数本、実施形態では4本の断面長方形状の導体(平角線の導線)を幅の広い方の面が対向するように1列に整列させて1つの束にしてU字状に形成したものであり、一対の脚部4a,4aと、両脚部4a,4aの一方端(図では上端)を連結する頭部4bとからなる。
なお、コイルセグメント4は、複数の平角線を幅方向に整列させた束であればよく、例えば、複数の平角線を幅の狭い方の面が対向するように1列に整列させたものであってもよい。
頭部4bの中央には、平角線の整列方向にS字状に湾曲するS字状部4cが形成されている。また、頭部4bは、その中央(S字状部4cの中央)から両脚部4a,4aに向かって下方に傾斜している。コイルセグメント4の脚部4aは、対応するスロット2aに一方から挿入されている。スロット2aの他方からは、コイルセグメント4の脚部4aが突出している。
コイルセグメント4は、絶縁被膜(不図示)によって絶縁されており、溶接などにより接合される脚部4aの先端には、絶縁被膜が剥離された剥離部4eが形成されている。スロット2aの他方から突出した脚部4aの突出部分4dは、図4Aに示すように、曲げ装置(図示せず)によりステータ1の周方向に曲げられ、対応する突出部分4dの先端の剥離部4e同士が溶接される。このようにして、径方向に8層(8本)のコイルセグメント4が積層配置されたステータ1が完成する。ここでは、径方向外側から内側に向かって、1層、2層、・・・、8層の順に並んでいる。
完成したステータ1において、コイルセグメント4の剥離部4eは下端に位置している。全てのコイルセグメント4において、絶縁被膜を剥離する長さ、すなわち剥離部4eの長さは同じであるように設定される。しかし、絶縁被膜を剥離する工程、コイルセグメント4を曲げ加工する工程、コイルセグメント4を溶接する工程、コイルセグメント4を積層する工程などに起因する要因によって、各コイルセグメント4の剥離部4eの上端の高さHB(図5参照)にばらつきが生じ得る。
なお、ここでは、コイル3は、U相、V相、W相からなる3相コイルであり、各スロット2aに挿入されるコイルセグメント4の脚部4aは、周方向に、U相、U相、V相、V相、W相、W相の順に並ぶ。図4Bでは、3つの相のうちの1相のコイル(例えば、U相コイル)のみを示している。
本発明の実施形態に係る粉体塗装装置100は、図5及び図6を参照して、ステータ1のコイルセグメント4の脚部4aの下端の剥離部4eに流動浸漬法により粉体塗装を行うものである。
粉体塗装装置100は、絶縁性を有する樹脂(例えば、エポキシ樹脂)から構成され、粒子径が例えば55μm(0.055mm)の粉体樹脂Aが充填された粉体流動槽11と、粉体流動槽11を揺動させるための揺動部12とを備える。粉体流動槽11は、側面が閉じられて底面が開口されている。揺動部12は、偏心した振動モータ等を有し、粉体流動槽11の中心軸線部分を揺動し、粉体流動槽11を横方向及び軸方向に揺動させる。
粉体塗装装置100は、粉体流動槽11の下方に配置された第1多孔質板13及び第2多孔質板14と、第1多孔質板13及び第2多孔質板14を保持する多孔質板保持部15と、エア供給部16とを備えている。第1多孔質板13及び第2多孔質板14が本発明の多孔質体に相当する。
第1多孔質板13は、例えば直径0.01mmの孔が複数形成され、第2多孔質板14は、第1多孔質板13の孔径に比べて大きい、例えば直径2mmの孔が複数形成されている。なお、少なくとも第1多孔質板13を備えればよく、第2多孔質板14を設けないようにしてもよい。さらに、3つ以上の多孔質板を設けるようにしてもよい。
多孔質板保持部15は、第1保持板15aと、第2保持板15bと、第3保持板15cとを備えている。第1保持板15aは、第2保持板15bに取り外し可能に取り付けられており、第1保持板15aと第2保持板15bとの間に第1多孔質板13が保持されている。
第3保持板15cは、第2保持板15bに取り外し可能に取り付けられており、第3保持板15cと第2保持板15bとの間に第2多孔質板14が保持されている。各多孔質板13,14及び各保持板15a〜15cは、リング状のゴムにより封止されている。
エア供給部16は、第1多孔質板13の下方に配置され、第1多孔質板13に向けて上方にエアを供給する。なお、エア供給部16は、第1多孔質板13に向けて局所的にエアを供給することが可能に構成されている。エア供給部16は、特に、粉体流動槽11に充填された粉体樹脂Aにステータ1の下端部が挿入された際に当該ステータ1の多数のコイルセグメント4の下端の剥離部4eが位置する円環状をなす部分の下方において、第1多孔質板13に向けて、例えば、前記円環状をなす部分の下方において周方向に複数に分割した領域のそれぞれに対して独立した流量でエアを供給することが可能に構成されている。
また、粉体塗装装置100は、ステータ1を保持して移動させるステータ移動機構17を備えている。ステータ移動機構17は、例えば、多関節ロボットであり、その先端の把持部でステータ1を所定の進入姿勢に保持し、この進入姿勢を保持した状態でステータ1を粉体流動槽11に対して所定の進入量だけ進入させることが可能に構成されている。
さらに、 粉体塗装装置100は、粉体樹脂Aの表面高さHAを測定する表面高さ測定部21と、ステータ1のコイルセグメント4の剥離部4eの上端の高さ(以下、剥離高さという)HBを測定する剥離高さ測定部22とを備えている。なお、本実施形態においては、表面高さ測定部21と剥離高さ測定部22とは同様の構成であるので、共通する構成についての剥離高さ測定部22の説明は省略する。
表面高さ測定部21は、レーザ測定器23を有している。 レーザ測定器23は、所定の基準面、ここでは、粉体流動槽11の上端面から粉体樹脂Aの上面までの高さHAを測定する。レーザ測定器23は、具体的には、図7を参照して、8箇所の粉体樹脂Aの表面高さを測定するように内周側から順に設けられたレーザ反射型の第1〜第8レーザ測定部23a〜23hからなっている。
詳しくは後述するように、粉体流動槽11には、コイルセグメント4の剥離部4eを含む突出部4dが挿入されるが、表面高さ測定部21は、この突出部4dが挿入される範囲における粉体樹脂Aの表面高さHAを測定する。そこで、第1〜第8レーザ測定部23a〜23hは、8本のコイルセグメント4の突出部分4dが挿入される8箇所のそれぞれにおいて、粉体樹脂Aの表面高さHAを測定するように配置されている。詳しくは、第1〜第8レーザ測定部30a〜30hは、それぞれレーザ光を粉体樹脂Aの表面に向けて照射し、その反射光を受光して、受光した反射光に基いて粉体樹脂Aの表面高さHAを測定する。
剥離高さ測定部22は、8本のコイルセグメント4の剥離部4eの剥離高さHBを、ステータ1に設定された水平面、例えば、ステータコア2の上端の水平面からの高さ(深さ)HBを測定する。剥離高さ測定部22は、例えば、レーザ反射型、3次元カメラ型の測距器である。
また、表面高さ測定部21と剥離面高さ測定部22は、後述する粉体流動槽11の中心軸線方向を中心にして回転する回転機構24によって、レーザ測定器23の第1〜第8レーザ測定部23a〜23hをステータコア2の周方向に回転される。これにより、粉体樹脂Aの表面高さHAとイルセグメント4の剥離部4eの剥離高さHBとを全周に亘って測定することができる。
回転機構24は、駆動源であるモータ24aと、モータ24aとギア(不図示)を介して係合し、粉体流動槽11の中心軸線方向を中心とした円周上に配置されたギアプレート24bと、ギアプレート24bを固定台24cに対して摺動可能に載置する摺動機構24dと、ギアプレート24bの上面に配置され、表面高さ測定部21と剥離高さ測定部22を測定位置と退避位置に移動させる移動機構24eと、移動機構24eの先端部に配置され、表面高さ測定部21と剥離面高さ測定部22を取り付ける取付部24fによって構成されている。
表面高さ測定部21は取付部24fの下面側(粉体流動槽11側)に、剥離面高さ測定場22は取付部24fの上面側(ステータ1側)にそれぞれ取付られている。これにより、表面高さ測定部21と剥離面高さ測定部22は、円周方向の同じ位置(位相)における測定箇所を同時に測定することが可能となっている 。
さらに、粉体塗装装置100は、その各部を統括的に制御する制御部31を備えている。制御部31は、揺動部12の作動を制御する揺動制御部31a、エア供給部16の作動を制御するエア供給制御部31b、ステータ移動機構17の作動を制御する移動制御部31c、表面高さ測定部21の作動を制御する表面高さ測定制御部31d、剥離高さ測定部22の作動を制御する剥離高さ測定制御部31e、及び回転機構25の作動を制御する回転制御部31fを備えている。
制御部31は、表面高さ測定部21が測定した粉体樹脂Aの表面高さHAと剥離高さ測定部24が測定した剥離部4eの上端の高さHBとに応じて、揺動部12、エア供給部16、ステータ移動機構17の少なくとも何れの制御量を調整する調整部31gも備えている。
この調整部31gは、ステータ移動機構17の制御量の調整を行う第1の判断部31hと、揺動部12及びエア供給部16の制御量の調整を行う第2の判断部31iを含んでいる。具体的には、ステータ移動機構17の制御量はステータ1の粉体流動槽11への進入姿勢及び進入量であり、揺動部12の制御量は揺動部12の揺動量であり、エア供給部16の制御量はエア流量である。調整部31gによる詳細な制御量の調整に関しては後述する。
以下、上述して粉体塗装装置100を用いた、本発明の実施形態に係る粉体塗装方法について図8も参照して説明する。
まず、ステータ移動機構17によりステータ1を粉体塗装装置100の上方の測定位置まで移動させるステータ移動工程(S1)を行う。この工程は、制御部31の移動制御部31cによって行われる。より具体的に測定位置に関して説明すると、粉体流動槽11の中心軸線と、ステータコア2の中心軸線が一致している状態である。
そして、表面高さ測定部21を用いて粉体樹脂Aの表面高さHAを測定する粉体表面高さ測定工程(S2)と、剥離高さ測定部22を用いてステータ1のコイルセグメント4の剥離部4eの剥離高さHBを測定する剥離高さ測定工程(S3)とを同時に行う。これらの工程は、制御部31の表面高さ測定制御部31d及び剥離面高さ測定制御部31eによって行われ、測定結果は、制御部31の調整部31fに入力される。
なお、粉体表面高さ測定工程工程(S2)と剥離高さ測定工程(S3)とは、同時でなくてもよく、この場合、何れが先であってもよい。
次に、粉体樹脂Aの表面高さHA及び剥離高さHBの測定結果に基づき、粉体塗装装置100の各部における制御量を調整する調整工程(S4)を行う。
具体的には、ここでは、粉体樹脂Aの表面高さ及び剥離高さHBをパターン分けして、これらのパターンの組み合わせに基づいて調整の態様を選択する。
詳細に述べると、図9の表を参照して、粉体樹脂Aの表面高さHAを、「全体的に高い」、「全体的に低い」、「全体的に傾斜する」、「局所的に低い」、「局所的に凹凸」の5つにパターン分けを行う。また、剥離高さHBを、「全体的に浅い」、「全体的に深い」、「全体的に傾斜する」、「局所的に深い」、「局所的に凹凸」の5つにパターン分けを行う。そして、これらのパターンの組み合わせに基づいて調整の態様を選択する。なお、浅い、深いは、所定の基準高さを基準とした相対的なものである。
より具体的なパターン分けに関して、図7及び図10〜図12を参照して表面高さHAの「全体的に傾斜する」、「局所的に低い」、「局所的に凹凸」の違いについて説明する。例えば代表の測定箇所として図7に2点鎖線で記載したA1〜A4を設定した場合、測定箇所A1〜A4における粉体樹脂の表面高さHAの測定結果の値をそれぞれa1〜a4としたとき、図10A及び図10Bに示すようにa1>a2≒a4>a3の場合、又はa1<a2≒a4<a3の場合には、「全体的に傾斜する」を選定する。
そして、図11A及び図11Bに示すようにa1≒a3>a2≒a4の場合、又はa1≒a3<a2≒a4の場合には、「局所的に低い」を選定する。さらに、図12A及び図12Bに示すようにa1〜a4のうち1か所の値のみが高い又は低く、その他の値が略同等の場合、「局所的に凹凸」を選定する。なお、剥離高さHBも粉体樹脂Aの表面高さHAと同様の方法で、パターン分けを行う。
そして、粉体樹脂Aの表面高さHAが「全体的に高い」場合、剥離高さHBのパターンに基づく不具合を解消するような調整の態様を選択する。剥離高さHBが「全体的に深い」場合は、ステータ1の粉体流動槽11への進入量が所定の基準量よりも増大するように、後述する粉体塗装工程(S7)においてステータ移動機構17を制御部31の移動制御部31cによって制御する。進入量の基準量からの増大分は、全てのコイルセグメント4の剥離部4eが全体にわたって流動する粉体樹脂A内に挿入されるように、測定結果に基づいて算出する。
なお、ステータ移動機構17を制御しただけでは剥離部4e全体に粉体塗装を行うことができない場合は、粉体樹脂Aの表面高さHAを全体的に高くするように、供給するエアの量が所定の基準量から増大するように、後述する粉体樹脂流動工程(S6)においてエア供給部16を制御部31のエア供給制御部31bによって制御してよい。
また、粉体樹脂Aの表面高さHAが「全体的に高い」場合に、剥離高さHBが「全体的に傾斜する」場合は、ステータ移動機構17を制御して、ステータ1の進入姿勢を傾斜させる。その際の進入姿勢の所定の基準値からの変化分は、測定結果に基づいて剥離高さHBの傾斜を求め、この傾斜を解消するように算出する。
また、粉体樹脂Aの表面高さHAが「全体的に高い」場合に、剥離高さHBが「局所的に深い」又は「局所的に凹凸」の場合は、剥離高さHBが深い部分又は凸の部分に対応する粉体樹脂Aが充填されている部分の高さが高くなるようにエアの流量が所定の基準量から局所的に増大して供給されるように、エア供給部16を制御する。
さらに、これに加えて、揺動量が所定の基準量から増加するように、後述する粉体樹脂流動工程(S6)において揺動部12を制御部31の揺動制御部31aによって行ってもよい。揺動量は、揺動部14が粉体流動槽11を揺動させる揺動角度、振動数、揺動継続時間(ステータ1を粉体樹脂A内に進入させるまでに揺動が継続する時間)などである。
さらに、剥離高さHBが「全体的に浅い」場合、粉体樹脂Aの表面高さHAのパターンに基づく不具合を解消するような調整の態様を選択する。粉体樹脂Aの表面高さHAが「全体的に低い」場合は、剥離部4eの進入量が増大するようにステータ移動機構17を制御する。その際の進入量の基準値からの増大分は、測定結果に基づいて算出する。
なお、ステータ移動機構17を制御しただけでは剥離部4e全体に粉体塗装を行うことができない場合は、粉体樹脂Aの表面高さHAを全体的に高くするように、エア供給部16を制御する。
また、剥離高さHBが「全体的に浅い」場合に、粉体樹脂Aの表面高さHAが「全体的に傾斜する」場合は、ステータ移動機構17を制御して、ステータ1の進入姿勢を傾斜させる。その際の進入姿勢の所定の基準値からの変化分は、測定結果に基づいて粉体樹脂Aの表面高さHAの傾斜を求め、この傾斜を解消するように算出する。
また、剥離高さHBが「全体的に浅い」場合に、粉体樹脂Aの表面高さHAが「局所的に低い」又は「局所的に凹凸」の場合は、粉樹脂Aの表面高さHAが浅い部分又は凹の部分が高くなるようにエアの流量が増大して供給されるように、エア供給部16を制御する。なお、これに加えて、揺動部12を揺動させる制御を行ってもよい。
そして、粉体樹脂Aの表面高さHAが「全体的に高い」以外であって、剥離高さHBが「全体的に浅い」以外である場合、該当するパターンに基づく不具合を解消するような調整の態様を組み合わせて選択する。例えば、粉体樹脂Aの表面高さHAが「全体的に低い」場合であって、剥離高さHBが「全体的に傾斜する」場合、剥離部4eの進入量が増大するようにステータ移動機構17を制御するとともに、剥離高さHBの傾斜が解消するようにステータ移動機構17を制御する。
なお、ステータ移動機構17を制御しただけでは剥離部4e全体に粉体塗装を行うことができない場合は、粉体樹脂Aの表面高さHAを全体的に高くするように、エア供給部16を制御してよい。
このように、調整工程(S4)においては、ステータ移動機構17の調整を行う第1の調整工程(S4−1)と、ステータ移動機構17の調整だけでは良好な粉体塗装が行えないと予想される場合(S4−2:NO)に、揺動部14又はエア供給部16の少なくとも何れかの調整を行う第2の調整工程(S4−3)とからなっている。なお、第1の調整工程(S4−1)における調整を判断する調整部31gの部分が第1の判断部31hであり、第2の調整工程(S4−2)における調整を判断する調整部31gの部分が第2の判断部31iである。
これは、第1の判断部31hが調整を判断するステータ1の進入姿勢及び進入量を調整すると、ステータ1の進入姿勢及び進入量は一意的に変化するが、第2の判断部31iが調整を判断するエアの流量及び揺動量を調整しても、粉体樹脂Aの表面高さHAの状態は一意的に変化しない。そこで、可能な場合には確実且つ素早く不具合を解消することができる第1の判断部31hの判断による調整を先に行うことにより、全体としてのサイクルタイムの短縮化を図ることが可能となる。
なお、エアの流量又は揺動量を調整する場合、粉体樹脂流動工程(S6)を開始後であって、粉体塗装工程(S7)においてステータ1を粉体樹脂A内に挿入する前に、表面高さ測定部21により粉体樹脂Aの表面高さHAを測定し、調整により所望される表面高さHAになっているかを確認することが好ましい。そして、所望される表面高さHAになっていない場合、調整工程(S4)を再度行うか、作業者が粉体樹脂Aを粉体流動槽11に追加する作業などを行うことが好ましい。
また、調整工程(S4)における調整の態様は上述したものに限定されない。例えば、揺動部12は、粉体流動槽11を横方向に揺動させるので、粉体流動槽11の外周部分は中心部分に比べて大きく揺動するため、粉体流動槽11の中心部分から外周部分に向かって粉体樹脂Aが移動する。そこで、粉体樹脂Aの表面高さHAが「中央部が凹状である」場合、揺動部14による揺動量を所定の基準量から増大させるように調整することが可能である。
なお、ステータ1の進入姿勢及び進入量、並びにエアの流量、揺動量の何れを調整しても剥離部4e全体に粉体塗装を行うことができないと想定される場合、作業者が粉体樹脂Aを粉体流動槽11に追加するなどの処理を行う必要がある。
次に、ステータ1コイルセグメント4剥離部4eを含む突出部分4dを、粉体樹脂Aの溶融温度以上に加熱装置(図示せず)により加熱する加熱工程(S5)を行う。
また、揺動部12を駆動して粉体流動槽11に充填されている粉体流動槽11を揺動すると共に、エア供給部16を駆動してエア供給部16からエアを粉体流動槽11内に供給して、粉体流動槽11に充填された粉体樹脂Aが流動する粉体樹脂流動工程(S6)を行う。
第2の調整工程(S4−3)において、第2の判断部31iが揺動部12の揺動量又はエア供給部16のエア量を基準値から変更する調整を行った場合には、揺動部12又はエア供給部16は調整後の値に基づいて駆動するように制御される。なお、加熱工程(S5)と粉体樹脂流動工程(S6)とは、何れが先であってもよく、また、同時であってもよい。
次に、ステータ移動機構17を駆動してステータ1を所定の姿勢に保持して下方に移動し、ステータ1のコイルセグメント4の下端の剥離部4eを、粉体流動槽11内に挿入して粉体塗装する粉体塗装工程(S7)を行う。第1の調整工程(S4−1)において、第1の判断部31hがステータ移動機構17によるステータ1の進入姿勢又は新入量を基準値から変更する調整を行った場合には、ステータ移動機構17は調整後の値に基づいて駆動するように制御される。
これにより、粉体流動槽11内で流動している粉体樹脂Aは、剥離部4eに接触する。剥離部4eは、粉体樹脂Aの溶融温度以上に加熱されているので、剥離部4eに接触した粉体樹脂Aは溶融して塗膜が形成されて、剥離部4eに粉体塗装が行われる。
所定時間粉体塗装を行った後、揺動部14及びエア供給部16の駆動を停止し、さらに、ステータ移動機構17を駆動してステータ1を移動させて粉体流動槽11の上から退避させ、ステータ1を粉体流動槽11から取り出す取出工程(S8)を行う。これにより、粉体流動槽11から取り出したステータ1のコイルセグメント4の下端の剥離部4eは、粉体塗装されて、絶縁状態となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、粉体流動槽11に充填された粉体樹脂Aの表面高さHAを測定した結果と、コイルセグメント4の剥離部4eの上端高さHBを測定した結果とに応じて、エアの流量、粉体流動槽11の揺動量、ステータ1の進入姿勢、ステータ1の進入量のうち少なくとも何れか1つを調整している。そのため、粉体樹脂Aの表面高さHAのばらつき及びコイルセグメント4の剥離部4eの上端高さHBのばらつきの組み合わせを把握したうえで、適切な調整を自動的に行うことが可能となる。これにより、コイルセグメント4の剥離部4eの全体に亘って確実に粉体塗装を行うことが可能であると共に、粉体樹脂Aの使用量を抑制することが可能であるので、作業者による粉体樹脂を追加する作業などの削減を図ることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、粉体塗装装置100及び粉体塗装されるワークの構成や形態は適宜変更可能である。
また、エア供給部16が局所的にエアを供給して粉体樹脂Aの表面高さHAの局所的な凹凸や傾斜を解消するように調整する場合が存在する場合について説明した。しかし、これに限定されず、エア供給部16が全体的に一律にエアを供給するものであってもよく、この場合、粉体樹脂Aの表面高さHAの局所的な凹凸や傾斜を解消するには、エア量を局所的に増加する以外の調整を選択すればよい。
また、本実施形態においては、表面高さ測定部21と剥離面高さ測定部22とは、回転機構24によって、レーザ測定器23の第1〜第8レーザ測定部23a〜23hをステータコア2の周方向に回転させていた。しかし、これに限定されず、例えば、各測定箇所にそれぞれに測定器を設けてよい。
1…ステータ(ワーク)、 2…ステータコア、 2a…スロット、 2b…スリット、 3…コイル、 4…コイルセグメント、 4a…脚部、 4b…頭部、 4c…S字状部、 4d…突出部分、 4e…剥離部、 11…粉体流動槽、 12…揺動部、 13…第1多孔質板(多孔質体)、 14…第2多孔質板(多孔質体)、 15…多孔質板保持部、 16…エア供給部、 17…ステータ移動機構、 21…表面高さ測定部、 22…剥離高さ測定部、 23…レーザ測定器、 23a〜23h…第1〜第8レーザ測定部、 24…回転機構、 24a…駆動源、モータ、 24b…ギアプレート、 24c…固定台、 24d…摺動機構、 24e…移動機構、 24f…取付部、 31…制御部、 31a…揺動制御部、 31b…エア供給制御部、 31c…移動制御部、 31d…表面高さ測定制御部、 31e…剥離高さ測定制御部、 31f…回転制御部、 31g…調整部、 31h…第1の判断部、 31i…第2の判断部、 100…粉体塗装装置、 A…粉体樹脂。

Claims (4)

  1. 側面が閉じられ粉体樹脂が充填された粉体流動槽内に挿入して、ワークの下端部の絶縁被膜が剥離された複数の部分を粉体塗装する粉体塗装装置であって、
    前記粉体流動槽に充填された前記粉体樹脂の表面高さを複数の位置で測定する表面高さ測定部と、
    前記ワークの前記絶縁被膜が剥離された複数の部分の上端の高さを複数の位置で測定する剥離高さ測定部と、
    前記粉体流動槽を振動させて、前記粉体流動槽内に充填された前記粉体樹脂を揺動する揺動部と、
    前記粉体流動槽の底面が開口された下方に設けられた多孔質体を介して前記粉体流動槽に向けてエアを供給し、前記粉体流動槽内に充填された前記粉体樹脂を流動させるエア供給部と、
    前記表面高さ測定部と前記剥離高さ測定部とが測定した結果に応じて、前記エアの流量、前記粉体流動槽の揺動量、前記粉体流動槽に対する前記ワークの進入姿勢、前記粉体流動槽に対する前記ワークの進入量のうち少なくとも何れか1つを調整する調整部とを備えることを特徴とする粉体塗装装置。
  2. 前記調整部は、前記ワークの進入姿勢及び前記ワークの進入量による調整を判断する第1判断部と、前記エアの流量及び前記粉体流動槽の揺動量による調整を判断する第2判断部とを有し、
    前記第1判断部による調整を判断した後、前記第2判断部による調整を判断することを特徴とする請求項1に記載の粉体塗装装置。
  3. 前記表面高さ測定部と前記剥離高さ測定部は、前記粉体流動槽の円周方向に対して、同じ位相にある前記ワークの前記高さと前記紛体樹脂の表面の高さとを同時に測定することを特徴とする請求項1又は2に記載の粉体塗装装置。
  4. 側面が閉じられた粉体流動槽内に粉体樹脂を充填する工程と、
    前記粉体流動槽に充填された前記粉体樹脂の表面高さを複数の位置で測定する工程部と、
    ワークの下端部の絶縁被膜が剥離された複数の部分の上端の高さを複数の位置で測定する工程と、
    前記粉体流動槽を振動させて、前記粉体流動槽内に充填された前記粉体樹脂を揺動させる工程と、
    前記粉体流動槽の底面が開口された下方に設けられた多孔質体を介して前記粉体流動槽に向けてエアを供給し、前記粉体流動槽内に充填された前記粉体樹脂を流動させる工程と、
    前記ワークを所定の進入姿勢にて前記下端部の絶縁被膜が剥離された複数の部分を含む部分を、前記粉体流動槽内を流動する前記粉体樹脂内に前記粉体流動槽に対して所定の進入量だけ挿入する工程と、を備え、
    さらに、前記測定した前記粉体樹脂の表面高さと前記測定した前記ワークの絶縁被膜が剥離された部分の上端の高さとに応じて、前記エアの流量、前記粉体流動槽の揺動量、前記粉体流動槽に対する前記ワークの進入姿勢、前記粉体流動槽に対する前記ワークの進入量のうち少なくとも何れか1つを調整する工程を備えることを特徴とする粉体塗装方法。
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