JP2021125584A - 積層チップ部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラックの抑制が図られた積層チップ部品を提供する。【解決手段】積層チップ部品において、、素体10の主面10aに設けられた2次元コードのドット34は、半円状の断面形状を有する。すなわち、ドット34の断面形状には実質的に角部が存在しないため、ドット34の形成時には応力が残りにくく、また、形成後においては応力が集中しにくい。したがって、積層チップ部品においては、クラックが生じにくくなっている。【選択図】図3

Description

本発明は、積層チップ部品に関する。
下記特許文献1には、複数のセラミック層を含む積層構造を有する素体を備えた積層チップ部品が開示されている。
特開平6−53716号公報
発明者らは、上述した積層チップ部品において、素体の主面に複数のドット状窪みを含むコードを設けることで、たとえば製造履歴管理(トレーサビリティ管理)に利用できるとの知見を得た。しかしながら、焼結体である素体に、レーザ加工によりドット状窪みを形成すると、クラックが生じる事態が起こり得る。このようなクラックは、積層チップ部品の特性が劣化する事態や積層チップ部品が機能不全を起こす事態を招き得る。
本発明は、クラックの抑制が図られた積層チップ部品を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る積層チップ部品は、複数のセラミック層を含む積層構造を有し、積層方向と直交する主面に、配列された複数のドット状窪みを含むコードが設けられた素体を備え、ドット状窪みが半円状の断面形状を有する。
上記積層チップ部品においては、主面に設けられたコードのドット状窪みが半円状の断面形状を有するため、ドット状窪みの形成時には応力が残りにくく、また、形成後においては応力が集中しにくい。したがって、上記積層チップ部品においては、クラックが生じにくくなっている。
他の側面に係る積層チップ部品は、ドット状窪みは平面視において円形を有する。
他の側面に係る積層チップ部品は、素体が丸められた角を有し、ドット状窪みの深さが素体の角の曲率半径より短い。
他の側面に係る積層チップ部品は、ドット状窪みの深さが隣り合う2つのドット状窪みの離間距離より長い。
他の側面に係る積層チップ部品は、素体が、主面を構成する表層と内部に位置する機能層とを備え、ドット状窪みの深さが表層の厚さより短い。
他の側面に係る積層チップ部品は、素体の主面に設けられた膜をさらに備え、膜上にコードが設けられている。
本発明によれば、クラックの抑制が図られた積層チップ部品が提供される。
図1は、実施形態に係る積層チップ部品の概略斜視図である。 図2は、積層チップ部品の主面に形成された2次元コードを示した図である。 図3は、図2の2次元コードに含まれるドットの拡大断面図である。 図4は、実施形態に係る積層チップ部品の製造方法を示したフローチャートである。 図5は、実施形態に係る製造方法の一工程を示した図である。 図6は、実施形態に係る製造方法の一工程を示した図である。 図7は、異なる態様の積層チップ部品を示した平面図である。 図8は、異なる態様のドットを示した断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1〜3を参照しつつ、実施形態に係る積層チップ部品1の構成について説明する。
積層チップ部品1は、素体10と複数の電極20とを含む電子部品である。
素体10は、複数のガラスセラミック層を含む積層構造を有し、セラミック層間の一部に内部電極層が設けられている。ガラスセラミック層は、たとえば、主成分としてガラスを50〜70重量%含有し、アルミナ成分を30〜50重量%含有する。内部電極層は、たとえばコイルやキャパシタを構成し、または、コイルおよびキャパシタを含むフィルタを構成する。素体10は、ほぼ直方体形状の外形を有し、全ての角が丸められている。素体10の寸法は、一例として、長辺長さ2.5mm、短辺長さ2.0mm、厚さ0.9mmである。素体10の各角の曲率半径Rは、0.05〜0.5mm(一例として0.1mm)である。素体10は、積層方向と直交する上面10a(主面)と、長辺方向において対面する一対の端面10b、10cと、短辺方向において対面する一対の側面10d、10eを有する。素体10の上面10aは表層12で構成されており、内部電極層13が設けられた機能層14と表層12との間にはカバー層16が介在している。表層12の厚さは、10〜30μm(一例として20μm)であり、カバー層16の厚さは、30〜50μm(一例として40μm)である。カバー層16は、表層12より厚くなるように設計されている。
各電極20は、素体10の表面に設けられており、素体10の端面10b、10cまたは側面10d、10eに露出した内部電極層と接続されている。本実施形態では、端面10b、10cに設けられた一対の端面電極20、および、側面10d、10eに設けられた一対の側面電極20の計4個の電極20が設けられている。各電極20は、主面10a側に回りこんでおり、主面10aの外縁領域の一部を覆っている。
素体10の主面10aの中央領域には、2次元コード30および方向識別マーク40が設けられている。
2次元コード30は、たとえば、DataMatrixコード、QRコード(登録商標)、MicroQRコード等の規則に従うコードである。2次元コード30は、マトリクス式であってもスタック式であってもよい。本実施形態では、2次元コード30はマトリクス式のDataMatrixコードであり、8×16セルの一部にドット34が設けられている。2次元コード30の形成領域は、素体10の長辺方向に延びる長方形状(一例として、1020μm×560μm)である。各ドット34は、平面視において円形状を有し、20〜50μm(一例として40μm)の径を有する。2次元コード30において、隣り合う2つのドット34の離間距離(すなわち、ピッチP)は5〜40μm(一例として25μm)である。図2に示すように、各ドット34は、素体10の主面10aにレーザ加工により設けられた窪み(すなわち、ドット状窪み)であり、ほぼ半円状の断面形状を有する。すなわち、各ドット34の断面形状には、実質的に角部が存在しておらず、十分な滑らかさを有する。各ドット34は、3次元的にはすり鉢状を呈する。本願において、断面形状における半円状とは、曲率中心における中心角が180度の半円状だけでなく、曲率中心における中心角が180度未満の半円状(円弧状)、および、直線部分を含む半円状(U字状)も含み得る。すなわち、2次元コード30は、配列された複数のドット状窪みの集合体である。各ドット34の深さDは表層12の厚さより短くなるように設計されており、各ドット34がカバー層16まで達しないように調整されている。また、各ドット34の深さDは、素体10の角の曲率半径Rより短くなるように設計されている(D<R)。さらに、各ドット34の深さDは、2次元コード30のピッチPより短くなるように設計されている(D<P)。本実施形態において、各ドット34の深さは5〜30μm(一例として15μm)である。本実施形態では、表層12の色は白色であり、各ドット34の色も白色である。
2次元コード30は、複数桁の情報を示すことができ、たとえば数字または英字で22桁の情報を示すことができる。2次元コード30が示す複数桁の情報には、積層チップ部品1を識別する情報である個品IDと、積層チップ部品1を製造する際に用いられる中間製品である積層基板54を識別する情報である基板IDが含まれる。
方向識別マーク40は、積層チップ部品1の向きや極性を外観から判別するためのマークである。方向識別マーク40は、平面視において正方形状(一例として、400μm×400μm)を有し、素体10の長辺方向において2次元コード30と隣り合っている。方向識別マーク40は、たとえばZrO等の金属酸化物により形成され、黒色等の濃い色となるように調整されている。
続いて、上述した積層チップ部品1を製造する手順について、図4のフローチャートを参照しつつ説明する。
積層チップ部品1を製造する際には、ステップS1として、素体10の各セラミック層を構成するガラスグリーンシートを準備する。本実施形態では、図5に示すように、各セラミック層に対応する複数のシート群50A〜50Fを準備する。各シート群50A〜50Fに含まれるグリーンシートはいずれも同一のシートロールからパンチングして形成される。複数のシート群50A〜50Fの間では、同一のシートロールから形成されていてもよく、異なるシートロールから形成されていてもよい。そして、シート群50A〜50F毎に、所定の内部電極層のパターンが形成される。たとえば、シート群50Aのグリーンシート52Aには、最上の内部電極層のパターンが形成される。このとき、各グリーンシート52A〜52Fの余白領域(たとえば外縁領域)に、グリーンシートを識別する情報であるシートIDと、当該グリーンシートに用いられたシートロールを識別する情報であるシートロールIDを示すコード(たとえば2次元コード)を形成してもよい。この場合、コードを読み取ることで、グリーンシートがどのシートロールから製造されたかを正確かつ速やかに特定することができ、高いトレーサビリティを実現することができる。
ステップS1では、機能層14となるグリーンシート52A〜52Fに加えて、表層12となるグリーンシートおよびカバー層16となるグリーンシートも準備する。
次に、ステップS2として、図6に示すように、上述したグリーンシート52A〜52Fを積層する。このとき、機能層14となるグリーンシート52A〜52Fの他に、表層12となるグリーンシートおよびカバー層16となるグリーンシートも積層する。そして、積層方向からプレスして、複数のグリーンシートが積層された積層基板54を得る。積層基板54は、複数のグリーンチップに個片化される中間製品であり、複数の個片化領域56がマトリクス状(たとえば、8行×10列)に並んでいる。
その後、ステップS3として、積層基板54上に、上述した2次元コード30を形成する。具体的には、積層基板54の主面54aにおける複数の個片化領域56のそれぞれに2次元コード30を形成する。1つの積層基板54において、各個片化領域56に形成される2次元コード30は、個片化領域56ごとに異なる。2次元コード30は、個片化工程(ステップS4)および焼成工程(ステップS5)の前に形成される。ステップS3では、2次元コード30と併せて、焼成工程後に方向識別マーク40となるスパッタ膜が形成される。
ステップS3に続くステップS4では、積層基板54を個片化領域56ごとに個片化して、複数のグリーンチップを形成する。さらに、ステップS5として、グリーンチップを焼成して、積層チップ部品1の素体10を得る。焼成により、ステップS3で形成したスパッタ膜が、方向識別マーク40となる。なお、ステップS4の個片化工程とステップS5の焼成工程とは、順序を逆にすることができる。この場合、積層基板54の状態で焼成した後、その焼成体を切り分けることで素体10が得られる。
その後、ステップS6として、バレル研磨により素体10の角を丸める。バレル研磨は、個片化工程(ステップS4)の後であって焼成工程(ステップS5)の前の状態(すわなち、グリーンチップの状態)でおこなってもよい。バレル研磨は適宜省略してもよい。
最後に、素体10の端面10b、10cおよび側面10d、10eのそれぞれに電極20を設けることで、最終製品である積層チップ部品1が完成する。
上述した積層チップ部品1は、素体10の主面10aに設けられた2次元コード30のドット34が半円状の断面形状を有する。このようなドット34の断面形状は、上述した製造方法のように、未焼成グリーンの状態(すなわち、積層基板54の状態)でレーザ加工することで得ることができる。積層チップ部品1では、ドット34が半円状の断面形状を有し、ドット34の断面形状には実質的に角部が存在しないため、ドット34の形成時には応力が残りにくく、また、形成後においては応力が集中しにくい。したがって、積層チップ部品1においては、クラックが生じにくくなっている。
また、未焼成グリーンの状態でのレーザ加工では、積層基板54の弾性変形によって加工時の衝撃がある程度吸収されるため、焼成した後の状態の素体10に対するレーザ加工に比べて、クラックを抑制することができる。
特に、積層チップ部品1のように2次元コード30の形成領域が狭い場合には、複数のドット34を密集して形成する必要があり、この場合、レーザ加工時に狭い領域に衝撃が集中するため、クラックが生じやすい条件となっている。このような条件下においても、上述した積層チップ部品1によれば、クラックを抑制することができる。
2次元コード30は、積層基板54の形態のときに形成する以外に、表層12となるグリーンシートに予め形成しておくこともできる。すなわち、2次元コード30が形成されたグリーンシートを表層12となるグリーンシートとして積層することで、積層基板54の主面54aに2次元コード30を形成することができる。
2次元コード30の形成領域は、素体10の長辺方向に延びる長方形状となるように設計することで、電極20との干渉を避けつつ広い形成領域を確保することができる。2次元コード30の形成領域が広い場合には、2次元コード30のセル数を増やすことができ、すなわち、情報の桁数を増やすことができ、2次元コード30により多くの情報を含ませることができる。
積層チップ部品1においては、2次元コード30が、積層基板54を識別する基板IDと個々の積層チップ部品1を識別する個品IDとを示している。すなわち、2次元コード30では基板IDと個品IDとが関連付けられている。そのため、積層チップ部品1の2次元コード30を読み取ることで、どの積層基板54から製造されたかを正確かつ速やかに特定することができ、それにより高いトレーサビリティを実現することができる。なお、2次元コード30の読み取りには、ドット34の大きさ等に応じた機器を用いることができ、本実施形態ではレーザ顕微鏡を用いることができる。
2次元コード30は、個品IDのみを示す態様であってもよい。個品IDは、1つの積層基板54から得られる複数の積層チップ部品1間において識別可能なIDであってもよく、得られる積層基板54にかかわらずに識別可能な完全にユニークなIDであってもよい。
2次元コード30が、個品IDとともに中間製品を識別する情報を示す場合には、中間製品を識別する情報はシートIDまたはシートロールIDであってもよい。また、2次元コード30が示す中間製品を識別する情報は、基板ID、シートIDおよびシートロールIDのうちの複数であってもよい。2次元コード30が複数の中間製品を識別する情報を示す場合には、より正確かつより速やかに中間製品を特定することができ、より高いトレーサビリティを実現することができる。
2次元コード30は、ステップS3において、積層基板54の主面54aに設けられた方向識別マーク40となるスパッタ膜の上に形成してもよい。この場合、図7に示すように、方向識別マーク40上に2次元コード30が設けられる。方向識別マーク40が黒色等の濃い色である場合には、方向識別マーク40と白色のドット34との間の色差により、ドット34の識別性が高まる。
ドット34は、ほぼ半円状の断面形状を有することで、その内面には応力が集中しやすい角部が存在せず、ドット34の内面からクラックが伝播する事態が効果的に抑制される。ドット34は、ほぼ半円状の断面形状を有する限りにおいて様々に変形可能である。たとえば、図8に示すように、放物線状の断面形状を有するドット34Aであってもよい。ドット34Aの内面は平面および湾曲面でのみ構成されており、ドット34Aの内面には実質的に角部が存在していない。
本発明は、上述した実施形態に限らず、様々に変形可能である。たとえば、グリーンシートは、ガラスに限らず、その他の誘電体材料や磁性材料等であってもよい。また、コードは、ドットの他に、隣り合うドットで構成されたライン(ライン状溝)を含んでいてもよい。円形状のドットは、真円形状であってもよく、ある程度歪んだ円状であってもよく、楕円形状であってもよい。ドットは、円形状に限らず、平面視において、たとえば多角形状であってもよく、たとえば正方形状であってもよい。
1…積層チップ部品、10…素体、10a…主面、20…電極、30…2次元コード、34…ドット、40…方向識別マーク、52A〜52F…グリーンシート、54…積層基板、56…個片化領域。

Claims (6)

  1. 複数のセラミック層を含む積層構造を有し、積層方向と直交する主面に、配列された複数のドット状窪みを含むコードが設けられた素体を備え、
    前記ドット状窪みが半円状の断面形状を有する、積層チップ部品。
  2. 前記ドット状窪みは平面視において円形を有する、請求項1に記載の積層チップ部品。
  3. 前記素体が丸められた角を有し、
    前記ドット状窪みの深さが前記素体の角の曲率半径より短い、請求項1または2に記載の積層チップ部品。
  4. 前記ドット状窪みの深さが隣り合う2つの前記ドット状窪みの離間距離より長い、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層チップ部品。
  5. 前記素体が、主面を構成する表層と内部に位置する機能層とを備え、前記ドット状窪みの深さが前記表層の厚さより短い、請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層チップ部品。
  6. 前記素体の主面に設けられた膜をさらに備え、前記膜上に前記コードが設けられている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の積層チップ部品。

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