JP2021058941A - 回転切削工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】刃先形状を変えることなく切粉を微細化することができ、かつ切削性能や加工精度を維持することができる回転切削工具を提供する。【解決手段】回転切削工具1は、軸状のシャンク2の先端にチップ3が固着された回転切削工具1である。チップ3は、切刃31と、切刃31から延びるすくい面32と、を有し、すくい面32における切刃31の近傍に、粗面化された粗面領域34が形成されている。この回転切削工具1では、すくい面32における切刃31の近傍に粗面領域34が形成されていることで、切粉が微細化される。これにより、刃先形状を変えることなく切粉を微細化することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、軸状のシャンクの先端に超硬質材料からなるチップが固着された回転切削工具に関する。
従来から、軸状のシャンクの先端に超硬質材料からなるチップが固着された回転切削工具が知られている。このような回転切削工具を用いて被加工物を加工すると、切刃により切削された切粉は、すくい面から離れる方向にカールして延びていく。しかしながら、切粉が長く延びると、切粉が回転切削工具に絡みついたり、切粉が切刃に噛み込んで加工面が荒れたりする。このため、切粉の微細化が求められる。特に、アルミ合金の被加工物を加工する際は、切粉の微細化が強く求められる。そこで、特許文献1には、刃先に丸め処理を施した回転切削工具が記載されている。この回転切削工具では、刃先の部分に生成される切粉は、その丸められた部分の作用によって、生成すると直ぐに、即ち極めて短いうちに折られる。これにより、切粉が微細化される。
特開2006−281411号公報
特許文献1に記載された回転切削工具は、切粉を微細化することができる反面、刃先に丸め処理を施すことにより刃先形状が変わってしまい、切れ味が悪くなるという問題がある。これにより、加工速度の低下や加工精度の低下を招くという問題がある。
そこで、本発明は、刃先形状を変えることなく切粉を微細化することができ、かつ切削性能や加工精度を維持することができる回転切削工具を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、すくい面における切刃の近傍に粗面領域を形成することで、切粉が微細化されるとの知見を得た。本発明は、このような知見に基づきなされたものである。
すなわち、本発明に係る回転切削工具は、軸状のシャンクの先端にチップが固着された回転切削工具であって、チップは、切刃と、切刃から延びるすくい面と、を有し、すくい面における切刃の近傍に、粗面化された粗面領域が形成されている。
この回転切削工具では、回転させて被加工物を切削すると、切刃により切削された切粉は、すくい面から離れる方向にカールしつつ、粗面領域に圧接される。このとき、切粉に、粗面領域との間に大きな摩擦抵抗が発生して、切粉の生成速度と粗面領域上を流れる切粉の速度とに差を生じさせ、切粉に歪を生じさせることにより、切粉が折れて微細化される。これにより、刃先形状を変えることなく切粉を微細化することができ、かつ切削性能や加工精度を維持することができる。しかも、切粉が粗面領域に圧接されることにより切粉の一部が粗面領域に溶着されることで、切粉と粗面領域との間に発生する摩擦抵抗が大きくなる。これにより、切粉の微細化が更に促進される。
粗面領域の算術平均高さSaは、0.1μm以上5μm以下であってもよい。この回転切削工具では、粗面領域の算術平均高さSaは、0.1μm以上5μm以下であるため、切粉と粗面領域との間に十分な摩擦抵抗を発生させることができるとともに、切粉と粗面領域との間に発生する摩擦抵抗及び粗面領域に溶着した切粉の溶着物が過大になるのを抑制することができる。
切刃から粗面領域の切刃側の先端までの距離は、10μm以上100μm以下であってもよい。この回転切削工具では、切刃から粗面領域の切刃側の先端までの距離が、10μm以上100μm以下であるため、粗面領域が刃先形状に影響を与えるのを抑制しつつ、適切に切粉を粗面領域に圧接させることができる。
粗面領域は、切刃と平行な方向に延びていてもよい。この回転切削工具では、粗面領域が、切刃と平行な方向に延びているため、容易に粗面領域を形成することができるとともに、適切に切粉を粗面領域に圧接させることができる。
粗面領域は、すくい面の端縁まで延びていなくてもよい。この回転切削工具では、粗面領域が、すくい面の端縁まで延びていないため、例えば、すくい面の端縁にランドが形成されている場合等、粗面領域が被加工物に直接当接されるのを抑制して、加工精度が低下するのを抑制することができる。
すくい面に、切刃と垂直な方向に複数の粗面領域が形成されていてもよい。この回転切削工具では、すくい面に、切刃と垂直な方向に複数の粗面領域が形成されているため、切粉を複数回に分けて粗面領域に圧接させることができる。これにより、切粉の溶着物が局所的に増大するのを抑制しつつ、切粉と粗面領域との間に十分な摩擦抵抗を発生させることができる。
複数の粗面領域の間隔は、8μm以上100μm以下であってもよい。この回転切削工具では、複数の粗面領域の間隔が、8μm以上100μm以下であるため、切粉と粗面領域との間に発生する摩擦抵抗が過大となるのを抑制しつつ、切粉を、一つの粗面領域だけでなく複数の粗面領域に圧接させることができる。
粗面領域の切刃と垂直な方向の幅は、10μm以上200μm以下であってもよい。この回転切削工具では、粗面領域の切刃と垂直な方向の幅が、10μm以上200μm以下であるため、切粉と粗面領域との間に十分な摩擦抵抗を発生させることができるとともに、切粉と粗面領域との間に発生する摩擦抵抗及び粗面領域に溶着した切粉の溶着物が過大になるのを抑制することができる。
粗面領域は、すくい面に形成された溝により形成されていてもよい。この回転切削工具では、粗面領域が、すくい面に形成された溝により形成されているため、粗面領域を容易に形成することができる。しかも、溝に切粉の溶着物が溜まることで、切粉と粗面領域との間に十分な摩擦抵抗を発生させることができる。
溝の深さは、1μm以上20μm以下であってもよい。この回転切削工具では、溝の深さが、1μm以上20μm以下であるため、切粉と粗面領域との間に十分な摩擦抵抗を発生させることができるとともに、切粉と粗面領域との間に発生する摩擦抵抗及び粗面領域に溶着した切粉の溶着物が過大になるのを抑制することができる。
本発明によれば、刃先形状を変えることなく切粉を微細化することができ、かつ切削性能や加工精度を維持することができる。
本実施形態に係る回転切削工具の一例を示す正面図である。 チップの一例を示す斜視図である。 図2に示すチップの一部を示す正面図である。 図2に示すチップの一部を拡大した拡大図である。 変形例のチップの一部を示す正面図である。 変形例のチップの一部を示す正面図である。 変形例のチップの一部を示す正面図である。 図4に示すVIII−VIII線における一例の断面図である。 切削工具の一例を示す斜視図である。 実施例1及び比較例1の計測結果を示す表である。 実施例1において送り量fを0.05[mm/rev]とした場合の切粉の写真である。 実施例1において送り量fを0.1[mm/rev]とした場合の切粉の写真である。 実施例1において送り量fを0.2[mm/rev]とした場合の切粉の写真である。 実施例1において送り量fを0.4[mm/rev]とした場合の切粉の写真である。 比較例1において送り量fを0.05[mm/rev]とした場合の切粉の写真である。 比較例1において送り量fを0.1[mm/rev]とした場合の切粉の写真である。 比較例1において送り量fを0.2[mm/rev]とした場合の切粉の写真である。 比較例1において送り量fを0.4[mm/rev]とした場合の切粉の写真である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る回転切削工具を説明する。なお、各図において同一又は相当する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示すように、本実施形態に係る回転切削工具1は、リーマ、ドリル、エンドミル等の、回転駆動されることにより被加工物に穴あけ加工やミーリング加工を行うための切削工具である。以下では、一例として、回転切削工具1はリーマであるものとして説明する。
回転切削工具1は、軸状のシャンク2と、シャンク2先端に固着された1又は複数のチップ3と、を備える。
シャンク2は、先端が平らな平頭型のシャンクである。シャンク2には、シャンク2の軸線A方向に延びる1又は複数本の切粉排出溝4が形成されている。図面では、シャンク2に2本の切粉排出溝4が形成された場合を示している。
図1〜図3に示すように、チップ3は、ダイヤモンド焼結体(PCD:Polycrystalline Diamond)、単結晶ダイヤモンド(例えば、天然ダイヤモンド、合成ダイヤモンド)、立方晶窒化ホウ素焼結体(PCBN:Polycrystalline Cubic Boron Nitride)等の、極めて高強度でかつ耐摩耗性のある超硬質材料からなっている。チップ3は、シャンク2の先端から突出するように切粉排出溝4に固着されている。切粉排出溝4が複数形成されている場合は、複数の切粉排出溝4のそれぞれにチップ3が固着されている。
チップ3は、被加工物の切削を行うための切刃31と、切刃31から延びるすくい面32と、切刃31からシャンク2の外周面に沿ってシャンク2の軸線A方向に延びるランド33と、を有している。切刃31は、チップ3の先端縁に形成されている。なお、本実施形態では、切刃31は、チップ3の先端の、シャンク2の半径方向における外側の部分に、シャンク2の軸線Aに対して傾斜する方向に延びている。
ところで、本発明者らは、切粉の微細化について鋭意検討した結果、すくい面における切刃の近傍に粗面領域を形成することで、切粉が微細化されるとの知見を得た。その理由は定かではないが、本発明者らは、以下のように推察している。
すなわち、穴あけ加工を行った回転切削工具のチップを顕微鏡で観察したところ、チップのすくい面に切粉の一部が溶着しており、この切粉の溶着物は、すくい面における切刃の近傍に集中していた。これは、切粉が、切刃の近傍において一旦すくい面に圧接され、その後、すくい面から離れて行くことを意味している。そこで、本発明者らは、切粉が圧接される切刃の近傍における摩擦抵抗を大きくして、切粉の生成速度とすくい面上を流れる切粉の速度とに差を生じさせ、切粉に歪を生じさせることにより、切粉が折れて微細化されるのではないかと考えた。このような考えの下、すくい面における切刃の近傍を粗面化して穴あけ加工を行ったところ、切刃により切削された切粉が細かく折れて微細化された。その後、更にチップを顕微鏡で観察したところ、切粉の溶着物が、すくい面を粗面化していない場合に比べて増加していた。このような結果から、すくい面における切刃の近傍を粗面化することで、切粉の溶着が促進されて摩擦抵抗が更に大きくなるため、これによっても切粉の微細化が促進されたのではないかと考えた。
このような知見に基づき、本実施形態では、すくい面32における切刃31の近傍に、粗面化された粗面領域34が形成されている。粗面領域34は、すくい面32を粗面化した領域であり、すくい面32の粗面領域34以外の領域よりも面粗さが粗くなっている。すくい面32における切刃31の近傍とは、切刃31を含まない領域である。つまり、切刃31には、粗面領域34が形成されていない。
粗面領域34の面粗さである算術平均高さSaは、例えば、0.1μm以上5μm以下である。すくい面32における粗面領域34以外の領域の算術平均高さSaは、例えば、0.02μm以上0.1μm未満である。粗面領域34の算術平均高さSaが0.1μm以上であることで、切粉と粗面領域34との間に十分な摩擦抵抗を発生させることができる。一方、粗面領域34の算術平均高さSaが5μm以下であることで、切粉と粗面領域34との間に発生する摩擦抵抗が過大になるのを抑制することができるとともに、粗面領域34に溶着した切粉の溶着物が過大になるのを抑制することができる。なお、粗面領域34は切刃31の近傍に形成されているため、溶着物が過大になると、溶着物が切刃31まで延びて、切刃31の切れ味を低下させる可能性がある。このため、粗面領域34に切粉が溶着するのは好ましいが、この溶着物が過大とならないようにすることも好ましい。
図2〜図4に示すように、すくい面32における切刃31の近傍に粗面領域34が形成されるとは、例えば、粗面領域34の切刃31側の先端が、切刃31から100μmまでの位置にあることをいう。この場合、切刃31から粗面領域34の切刃31側の先端までの距離Bは、例えば、10μm以上100μm以下とすることができる。切刃31から粗面領域34の切刃31側の先端までの距離Bが10μm以上であることで、粗面領域34が切刃31の形状に影響を与えるのを抑制することができる。一方、切刃31から粗面領域34の切刃31側の先端までの距離Bが100μm以下であることで、適切に切粉を粗面領域34に圧接させることができる。
粗面領域34は、切刃31と平行な方向に延びている。つまり、粗面領域34は、切刃31と平行な方向に直線状に延びている。粗面領域34が、切刃と平行な方向に延びていることで、容易に粗面領域34を形成することができるとともに、適切に切粉を粗面領域34に圧接させることができる。但し、粗面領域34は、直線状に延びていなくてもよく、また、切刃31に対して傾斜する方向に延びていいてもよい。粗面領域34の切刃31と平行な方向における長さFは、特に限定されるものではないが、例えば、切刃31の長さGと実質的に同じとしてもよく、切刃31の長さGよりも短くしてもよい。実質的に同じとは、全く同じである場合だけでなく、3%程度の違いを許容することを意味する。
粗面領域34は、すくい面32の端縁まで延びていない。つまり、粗面領域34は、ランド33まで延びていない。粗面領域34が、すくい面32の端縁まで延びていないことで、ランド33に粗面領域34が形成されないため、被加工物の加工精度が低下するのを抑制することができる。但し、図5に示すチップ3Aのように、粗面領域34は、すくい面32の端縁まで延びていてもよい。なお、図5に示すチップ3Aは、粗面領域34がすくい面32の端縁まで延びていることを除き、チップ3と同じである。
図2〜図4に示すように、すくい面32には、切刃31と垂直な方向に、2つの粗面領域34が形成されている。但し、すくい面32には、切刃31と垂直な方向に、1つの粗面領域34が形成されていてもよく、2以上の複数の粗面領域34が形成されていてもよい。図6は、すくい面32に、切刃31と垂直な方向に1つの粗面領域34が形成されたチップ3Bを示しており、図7は、すくい面32に、切刃31と垂直な方向に4つの粗面領域34が形成されたチップ3Cを示している。なお、図6に示すチップ3B及び図7に示すチップ3Cは、粗面領域34の数が異なることを除き、チップ3と同じである。すくい面32に、切刃31と垂直な方向に1つの粗面領域34が形成されている場合は、粗面領域34を容易に形成することができる。一方、すくい面32に、切刃31と垂直な方向に複数の粗面領域34が形成されている場合は、切粉を複数回に分けて粗面領域34に圧接させることができる。これにより、切粉の溶着物が局所的に増大するのを抑制しつつ、切粉と粗面領域34との間に十分な摩擦抵抗を発生させることができる。
図2〜図4に示すように、すくい面32に、切刃31と垂直な方向に複数の粗面領域34が形成されている場合、複数の粗面領域34の間隔Cは、例えば、8μm以上100μm以下とすることができる。複数の粗面領域の間隔が8μm以上であることで、切粉と粗面領域との間に発生する摩擦抵抗が過大となるのを抑制することができる。一方、複数の粗面領域の間隔が100μm以下であることで、切粉を、一つの粗面領域だけでなく複数の粗面領域に圧接させることができる。
粗面領域34の切刃31と垂直な方向の幅Dは、例えば、10μm以上200μm以下とすることができる。すくい面32に、切刃31と垂直な方向に複数の粗面領域34が形成されている場合、この幅Dは、一つの粗面領域34の切刃31と垂直な方向の幅となる。粗面領域34の切刃31と垂直な方向の幅Dが10μm以上であることで、切粉と粗面領域との間に十分な摩擦抵抗を発生させることができる。一方、粗面領域34の切刃31と垂直な方向の幅Dが200μm以下であることで、切粉と粗面領域34との間に発生する摩擦抵抗が過大になるのを抑制することができるとともに、粗面領域34に溶着した切粉の溶着物が過大になるのを抑制することができる。
図8に示すように、粗面領域34は、例えば、すくい面32に形成された溝により形成されている。このような溝は、例えば、放電加工、レーザー加工等により形成することができる。但し、粗面領域34は、このような溝により形成されているものに限定されず、例えば、サンドブラスト等の粗面化処理により形成されていてもよい。
粗面領域34が溝により形成されている場合、この溝の深さEは、例えば、1μm以上20μm以下とすることができる。溝の深さEが1μm以上であることで、切粉と粗面領域34との間に十分な摩擦抵抗を発生させることができる。一方、溝の深さEが20μm以下であることで、切粉と粗面領域34との間に発生する摩擦抵抗が過大になるのを抑制することができるとともに、粗面領域34に溶着した切粉の溶着物が過大になるのを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る回転切削工具1では、回転切削工具1を回転させて被加工物を切削すると、切刃31により切削された切粉は、すくい面32から離れる方向にカールしつつ、粗面領域34に圧接される。このとき、切粉に、粗面領域34との間に大きな摩擦抵抗が発生して、切粉の生成速度と粗面領域34上を流れる切粉の速度とに差を生じさせ、切粉に歪を生じさせることにより、切粉が折れて微細化される。これにより、刃先形状を変えることなく切粉を微細化することができ、かつ切削性能や加工精度を維持することができる。しかも、切粉が粗面領域34に圧接されることにより切粉の一部が粗面領域34に溶着されることで、切粉と粗面領域34との間に発生する摩擦抵抗が大きくなる。これにより、切粉の微細化が更に促進される。
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、シャンクの先端が平らな平頭型であるものとして説明したが、シャンクの先端が尖った尖頭型であってもよい。また、上記実施形態では、切粉排出溝がシャンクの軸線方向に延びるものとして説明したが、切粉排出溝がシャンクの軸線方向に沿って螺旋状に延びるものとしてもよい。
なお、上述した技術は、回転切削工具のみに適用されるものではなく、図9に示すようなバイトやスローアウェイチップ等の一般的な切削工具にも適用することができる。図9に示すバイト110は、シャンク120の先端に刃先部130が固着されており、刃先部130は、切刃131と、切刃131から延びるすくい面132と、を有している。そして、すくい面132における切刃131の近傍に、粗面化された粗面領域134が形成されている。刃先部130、切刃131、すくい面132、及び粗面領域134は、上記実施形態のチップ3、切刃31、すくい面、及び粗面領域34に対応し、粗面領域134の形状等、切刃131に対する粗面領域134の位置関係等は、上記実施形態と同様である。
次に、本発明の実施例及び比較例について説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1として、シャンクの先端に2つのチップが固着されたリーマを作製した。実施例1では、各チップのすくい面に、切刃と平行な方向に直線状に延びる粗面領域を、切刃と垂直な方向に2つ形成した。そして、実施例1のリーマを回転させて、アルミ合金の加工対象物に穴あけ加工を行った。穴あけ加工では、リーマの送り量fを、0.05[mm/rev]、0.1[mm/rev]、0.2[mm/rev]、0.4[mm/rev]とした。そして、各送り量fでの穴あけ加工により生成された切粉の長さを計測した。計測結果を図10に示す。また、0.05[mm/rev]の送り量fで穴あけ加工により生成された切粉の写真を図11に示し、0.1[mm/rev]の送り量fで穴あけ加工により生成された切粉の写真を図12に示し、0.2[mm/rev]の送り量fで穴あけ加工により生成された切粉の写真を図13に示し、0.4[mm/rev]の送り量fで穴あけ加工により生成された切粉の写真を図14に示す。
(比較例1)
比較例1として、各チップのすくい面に粗面領域を形成しなかった点を除き、実施例1と同じリーマを作製した。そして、比較例1のリーマを回転させて、アルミ合金の加工対象物に穴あけ加工を行った。穴あけ加工では、リーマの送り量fを、0.05[mm/rev]、0.1[mm/rev]、0.2[mm/rev]、0.4[mm/rev]とした。そして、各送り量fでの穴あけ加工により生成された切粉の長さを計測した。計測結果を図10に示す。また、0.05[mm/rev]の送り量fで穴あけ加工により生成された切粉の写真を図15に示し、0.1[mm/rev]の送り量fで穴あけ加工により生成された切粉の写真を図16に示し、0.2[mm/rev]の送り量fで穴あけ加工により生成された切粉の写真を図17に示し、0.4[mm/rev]の送り量fで穴あけ加工により生成された切粉の写真を図18に示す。
(評価)
図10〜図18に示すように、比較例1では、何れの送り量fであっても、切粉が6mm以上に長く延びたが、実施例1では、何れの送り量fであっても、切粉が6mm未満に微細化された。このような結果から、チップのすくい面に粗面領域を形成することで、切粉を微細化することができることが分かった。
1…回転切削工具、2…シャンク、3…チップ、3A…チップ、3B…チップ、3C…チップ、4…切粉排出溝、31…切刃、32…すくい面、33…ランド、34…粗面領域、110…バイト、120…シャンク、130…刃先部、131…切刃、132…すくい面、134…粗面領域。

Claims (10)

  1. 軸状のシャンクの先端にチップが固着された回転切削工具であって、
    前記チップは、切刃と、前記切刃から延びるすくい面と、を有し、
    前記すくい面における前記切刃の近傍に、粗面化された粗面領域が形成されている、
    回転切削工具。
  2. 前記粗面領域の算術平均高さSaは、0.1μm以上5μm以下である、
    請求項1に記載の回転切削工具。
  3. 前記切刃から前記粗面領域の前記切刃側の先端までの距離は、10μm以上100μm以下である、
    請求項1又は2に記載の回転切削工具。
  4. 前記粗面領域は、前記切刃と平行な方向に延びている、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の回転切削工具。
  5. 前記粗面領域は、前記すくい面の端縁まで延びていない、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の回転切削工具。
  6. 前記すくい面に、前記切刃と垂直な方向に複数の前記粗面領域が形成されている、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の回転切削工具。
  7. 複数の前記粗面領域の間隔は、8μm以上100μm以下である、
    請求項6に記載の回転切削工具。
  8. 前記粗面領域の前記切刃と垂直な方向の幅は、10μm以上200μm以下である、
    請求項1〜7の何れか一項に記載の回転切削工具。
  9. 前記粗面領域は、前記すくい面に形成された溝により形成されている、
    請求項1〜8の何れか一項に記載の回転切削工具。
  10. 前記溝の深さは、1μm以上20μm以下である、
    請求項9に記載の回転切削工具。
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