JP2021115636A - ドリル - Google Patents

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JP2021115636A
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康晃 宮原
Yasuaki Miyahara
康晃 宮原
健人 水越
Kento Mizukoshi
健人 水越
矩之 藤江
Noriyuki Fujie
矩之 藤江
美波 浅野
Minami Asano
美波 浅野
隼一朗 小坂
Shunichiro Kosaka
隼一朗 小坂
文宏 内山
Fumihiro Uchiyama
文宏 内山
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UCHIYAMA HAMONO KK
Toyota Motor Corp
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UCHIYAMA HAMONO KK
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】切屑が長く延びるのを抑制することが可能なドリルを提供することを課題とする。【解決手段】ドリル本体と、前記ドリル本体に固着され、複数のダイヤモンド粒を含有すると共にすくい面を備えた刃とを有し、前記すくい面に、複数の溝又は穴が形成されたことを特徴とするドリル。【選択図】 図3

Description

本発明はドリルに関する。
ワークに穴をあけるドリルとして、ダイヤモンド焼結体からなる刃をドリル本体にロウ付けしたドリルが知られている(例えば特許文献1)。そのようなドリルによれば、強度が高いダイヤモンド焼結体によって刃が摩耗し難くなるため、穴の加工精度を安定化させることができる。
特開2000−27180号公報
しかしながら、ダイヤモンド焼結体は摩擦係数が低く、刃のすくい面から切屑が受ける抵抗が小さくなる。そのため、すくい面に沿って切屑が長く延びてしまい、穴から切屑を取り出すのが困難となる。これにより穴から切屑を排出するための余計な清掃工程等が必要となり、穴あけ工程のコスト増を招いてしまう。そこで、切屑が長く延びるのを抑制することが可能なドリルを提供することを目的とする。
上記目的は、ドリル本体と、前記ドリル本体に固着され、複数のダイヤモンド粒を含有すると共にすくい面を備えた刃とを有し、前記すくい面に、複数の溝又は穴が形成されたことを特徴とするドリルによって達成できる。
切屑が長く延びるのを抑制することが可能なドリルを提供することができる。
図1(a)は、本実施形態に係るドリルの側面図であり、図1(b)は図1(a)のI−I線に沿った断面図である。 図2は、本実施形態に係るドリルを先端から見た正面図である。 図3(a)は、本実施形態に係るドリルの拡大側面図であり、図3(b)は、ワークに対してドリルで穴あけ加工をするときの模式断面図である。 図4は、本実施形態に係るドリルの再生方法について模式的に示す拡大側面図である。 図5は、比較例に係るドリルでワークを穴あけ加工するときの模式断面図である。 図6は、第1変形例に係るドリルの拡大側面図である。 図7は、第2変形例に係るドリルの拡大側面図である。 図8は、第3変形例に係るドリルの拡大側面図である。
以下、図面を参照して本実施形態に係るドリル10について説明する。
図1(a)は、本実施形態に係るドリルの側面図である。図1(a)に示すように、このドリル10は、金属製のドリル本体11と、そのドリル本体11にロウ付けにより固着された刃12とを有する。刃12は、複数のダイヤモンド粒の焼結体から形成されており、ドリル本体11の外周側面11aに連なる縁部12aを有する。更に、刃12には、ワークを切削するための刃先12bが設けられる。刃先12bは、側面視でドリル本体11の回転軸Cに対して傾斜しており、端部が前述の縁部12aに繋がる。
ワークを加工する際には、ドリル10が回転した状態で刃先12bがワークを切削し、これによりワークに穴が形成される。その穴の底面と側面は、それぞれ刃先12bと縁部12aの回転面に倣った形状となる。
図1(b)は、図1(a)のI−I線に沿った断面図である。図1(b)に示すように、刃12は、ドリル本体11の表面11bと略同一面を成すすくい面12cを有する。
図2は、このドリル10を先端から見た正面図である。図2に示すように、この例では回転軸Cを挟んで対称となる位置に二つの刃12が設けられる。また、各々の刃12のすくい面12cと回転軸Cは、同一の平面Pの面内に位置する。
図3(a)は、ドリル10の拡大側面図である。図3(a)に示すように、刃12のすくい面12cには、刃先12bを起点とした複数の溝12xが等間隔かつ平行に形成される。これらの溝12xが延びる方向は特に限定されないが、この例では回転軸Cに平行な方向に沿って延びるように各溝12xを形成する。溝12xの形成方法も特に限定されない。例えば、レーザ加工によりこれらの溝12xを形成し得る。本実施形態では、これらの溝12xにより、すくい面12cを平滑とした場合と比較してすくい面12cの摩擦係数が増大することになる。
図3(b)は、ワーク20に対してドリル10で穴あけ加工をするときの模式断面図である。加工時には、ドリル10が回転することにより刃先12bがワーク20の表面を切削する。これによりワーク20の表層部分が削られて切屑20aが発生し、その切屑20aがすくい面12cに沿って上方に成長しようとする。
このとき、本実施形態では前述の溝12xによってすくい面12cの摩擦係数が増大しているため、切屑20aがすくい面12cから受ける摩擦力も増大する。その摩擦力によって切屑20aがすくい面12cに沿って成長し難くなり、切屑20aが早期にすくい面12cから離間してカールする。そして、切屑20aの成長が進んでその先端20bがワーク20に当接すると、切屑20aが行き場を失ってワーク20から脱離し、切屑20aが長く成長するのを抑制することができる。
その結果、ワーク20に形成された穴に切屑20aが残留し難くなり、穴から切屑20aを排出させるための余計な清掃工程が不要となり、穴あけ工程のコスト増を防止できる。
しかも、穴に切屑20aが残留し難くなるため、穴に切屑20aが溜まっているかどうかを作業員が目視で確認する手間も不要となる。更に、後続の工程で穴にネジ山を工具で形成する場合に、穴に残留した切屑20aによってその工具が破損するのも防止できる。
特に、この例では各溝20xの起点を刃先12bにしたことにより刃先12bの摩擦抵抗が増加する。そのため、ワーク20に刃先12bが当接してすぐさま切屑20aがカールするようになり、切屑20aを小さくするのが容易となる。
図4は、ドリル10の再生方法について模式的に示す拡大側面図である。使用を重ねていくと刃先12bは摩耗したり欠損したりする。この場合、本実施形態では刃先12bを研磨することにより、回転軸Cに沿った方向に刃先12bを後退させる。このとき、本実施形態では各溝12xが延びる方向を回転軸Cに平行にしたため、刃先12bにおいて各溝12xが現れる位置が研磨前後で同一となり、研磨によって刃先12bの切削特性が変わるのを抑制できる。
(比較例)
図5は、比較例に係るドリル10でワーク20を穴あけ加工するときの模式断面図である。本実施形態とは異なり、この比較例では刃12のすくい面12cに溝12xを形成しておらず、すくい面12cを平滑な状態にしている。
この場合は、すくい面12cの摩擦係数が本実施形態におけるよりも小さくなるため、すくい面12cから切屑20aが受ける摩擦力が小さくなり、すくい面12cに沿って切屑20aが長く成長する。このように長い切屑20aは相互に絡み合って穴に残留し易く、穴から切屑20aを除去するための清掃工程等の余計な工程が必要となってしまう。
以下に、本実施形態の様々な変形例について説明する。
(第1変形例)
図6は、第1変形例に係るドリル10の拡大側面図である。本変形例では、各溝12xが延びる方向を回転軸Cに対して斜めにする。また、すくい面12cに各溝12xは等間隔に形成されており、刃先12bが各溝12xの起点となる。本変形例においても、各溝12xによってすくい面12cの摩擦係数が増大するため、切屑が長く延びるのを抑制することができる。
(第2変形例)
図7は、第2変形例に係るドリル10の拡大図である。本変形例では、各溝12xが延びる方向を回転軸Cに対して垂直にする。また、すくい面12cに各溝12xは等間隔に形成されており、縁部12aと刃先12bが各溝12xの起点となる。本変形例においても、各溝12xによってすくい面12cの摩擦係数が増大し、切屑が長く延びるのが抑制される。
(第3変形例)
図8は、第3変形例に係るドリル10の拡大図である。本変形例では、すくい面12cに複数の穴12yを形成することによりすくい面12cをディンプル状とする。なお、すくい面12cに各穴12yを等間隔に形成してもよいし、すくい面12cにランダムに各穴12yを形成してもよい。穴12yの形成方法も特に限定されず、レーザ加工によって穴12yを形成し得る。このようにディンプル状とすることによってもすくい面12cの摩擦抵抗が増加するため、切屑が長く延びるのを抑制することができる。
10 ドリル
11 ドリル本体
12 刃
12a 縁部
12b 刃先
12c すくい面
12x 溝
12y 穴
20 ワーク
20a 切屑

Claims (1)

  1. ドリル本体と、
    前記ドリル本体に固着され、複数のダイヤモンド粒を含有すると共にすくい面を備えた刃とを有し、
    前記すくい面に、複数の溝又は穴が形成されたことを特徴とするドリル。


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Citations (5)

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