JP2021053990A - 複合機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複合機毎の個体差を考慮して記録媒体を適切な位置で切断する。【解決手段】複合機の制御部は、ロール紙の交換等によりロール紙センサの信号がOFFからONに切り替わった場合(S1:YES)、用紙にテスト画像を記録しかつ用紙を切断して用紙後端を形成する、テスト記録処理(S2)を実行する。その後、制御部は、テスト画像の読取処理(S3)を行い、読取処理(S3)で生成された読取データから、用紙の切断位置に関する補正データを生成する(S4:補正処理)。その後、制御部は、記録指令の受信に応じて本記録処理(用紙に画像を記録し、かつ、記録指令に含まれる画像データと補正処理(S4)で生成された補正データとに基づく切断位置で用紙を切断させることで、用紙後端を形成する処理)を実行する。【選択図】図5

Description

本発明は、ロール媒体から記録媒体を繰り出し搬送方向に搬送する搬送部と、搬送部により繰り出し搬送された記録媒体に対して画像を記録する記録部と、記録媒体を切断することで記録媒体における搬送方向の後端を形成する切断部と、記録媒体に記録された画像の読取データを生成する読取部とを備えた複合機に関する。
特許文献1には、紙種(記録媒体の種類)毎に搬送負荷が異なり(例えば、厚手のロール紙(ロール媒体)等の場合には搬送負荷が大きく)、スリップが生じて用紙後端となるカット位置がずれてしまうという問題に鑑みて、搬送ローラの回転量に紙種毎に固有の補正値を加えることで、紙種に依存することなく目的とするカット位置で正確にカットを行えるようにすることが示されている。
特開2003−260833号公報(要約、段落0004〜0006等)
特許文献1には、記録媒体の種類に応じた切断位置の補正が示されているが、当該補正において装置毎の個体差は何ら考慮されていない。例えば、装置毎に搬送経路における記録媒体の撓み態様が異なり、撓み態様が切断位置にも影響し得る。
本発明の目的は、複合機毎の個体差を考慮して記録媒体を適切な位置で切断できる複合機を提供することにある。
本発明によれば、記録媒体がロール状に巻回されたロール媒体から前記記録媒体を繰り出し搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送部により繰り出し搬送された前記記録媒体に対して画像を記録する記録部と、前記記録媒体を切断することで前記記録媒体における前記搬送方向の後端を形成する切断部と、前記記録媒体に記録された画像の読取データを生成する読取部と、前記搬送部、前記記録部、前記切断部及び前記読取部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記記録部により前記記録媒体に対してテスト画像を記録させ、かつ、前記切断部により前記記録媒体を切断させることで前記記録媒体の前記後端を形成するテスト記録処理と、前記テスト記録処理の後、前記読取部により前記テスト画像の読取データを生成させる読取処理と、前記読取処理の後、前記読取処理で生成された前記読取データから取得される、前記テスト画像の所定部分から前記記録媒体の前記後端までの前記搬送方向の長さと、前記長さの理想値との差に基づいて、前記切断部による前記記録媒体の切断位置に関する補正データを生成する補正処理と、前記補正処理の後、記録指令に基づいて、前記記録部により前記記録媒体に対して画像を記録させ、かつ、前記切断部により、前記記録指令に含まれる画像データと前記補正データとに基づく切断位置で前記記録媒体を切断させることで、前記記録媒体の前記後端を形成する本記録処理と、を実行することを特徴とする複合機が提供される。
本発明では、制御部が、テスト記録処理、読取処理及び補正処理を実行した後に、本記録処理(記録指令に基づいて、記録部により記録媒体に対して画像を記録させ、かつ、切断部により、記録指令に含まれる画像データと補正処理で生成された補正データとに基づく切断位置で記録媒体を切断させることで、記録媒体の後端を形成する処理)を実行する。これにより、搬送経路における記録媒体の撓み等の複合機毎の個体差を考慮し、記録媒体を適切な位置で切断できる。
本発明によれば、複合機毎の個体差を考慮して記録媒体を適切な位置で切断できる。
本発明の一実施形態に係る複合機を示す斜視図である。 図1の複合機においてカバーが閉じた状態を示す斜視図である。 図1の複合機の筐体の内部を示す概略構成図である。 図1の複合機の電気的構成を示すブロック図である。 図1の複合機の制御部が実行する調整ルーチンを示すフロー図である。 図5のS2を説明するための概略図である。 図1の複合機の制御部が実行する記録ルーチンを示すフロー図である。
本発明の一実施形態に係る複合機1は、図1及び図2に示すように、筐体1aと、筐体1aの上部に設けられたフラットベッド方式の読取部50と、筐体1aの上部に開閉可能に取り付けられたカバー1cと、筐体1aの下部に着脱可能に取り付けられた用紙カセット1mと、筐体1aに対して開閉可能な排紙トレイ1nとを備えている。
用紙カセット1mには、図3に示すように、本発明の「ロール媒体」に該当するロール紙Rが収容される。ロール紙Rは、円筒状の芯部材Rcの外周面に、本発明の「記録媒体」に該当する用紙Pがロール状に巻回されたものである。ロール紙Rは、その回転中心Rx(芯部材Rcの中心)に沿った軸方向が鉛直方向と直交するように配置される。軸方向は、用紙Pの幅方向(紙幅方向)に該当する。
用紙カセット1mは、カセット本体60と、ロール紙Rを回転可能に支持する一対のコロ65と、用紙Pを搬送するローラ対21と、用紙Pを切断する切断部40とを有する。一対のコロ65と、ローラ対21と、切断部40とは、カセット本体60に支持されている。
一対のコロ65は、カセット本体60の底部に配置され、紙幅方向及び鉛直方向と直交する直交方向において、互いに離隔している。一対のコロ65は、ロール紙Rの外周面における回転中心Rxよりも下方の部分に接触し、かつ、ロール紙Rの回転に応じて紙幅方向と平行な軸心65xを中心として回転可能である。
一対のコロ65には、ロール紙センサ1s(図4参照)が設けられている。ロール紙センサ1sは、一対のコロ65にロール紙Rが支持されているときにON信号、一対のコロ65にロール紙Rが支持されていないときにOFF信号を出力する。
ローラ対21は、一対のコロ65よりも上方において、紙幅方向に延在している。ローラ対21は、後述の搬送部20を構成する。
切断部40は、ローラ対21の上方に配置されている。切断部40は、カッター41と、カッター41を駆動させる切断モータ40M(図4参照)とを含む。
筐体1aの上部(筐体1a内における用紙カセット1mの上方)には、搬送部20を構成するローラ対22,23と、ヘッド30と、制御部90とが設けられている。
ローラ対22,23は、それぞれ、ローラ対21と同様、紙幅方向に延在している。ローラ対22,23は、直交方向においてヘッド30を挟んでいる。
搬送部20は、ローラ対21〜23と、搬送モータ20M(図4参照)とを含む。各ローラ対21〜23は、搬送モータ20Mの駆動により回転する駆動ローラと、駆動ローラに連れ回る従動ローラとで構成されている。制御部90の制御により搬送モータ20Mが駆動され、各ローラ対21〜23が用紙Pを挟持しつつ回転することで、ロール紙Rから用紙Pが繰り出され、搬送経路20rに沿って搬送方向20dに搬送される。
ヘッド30は、下面に形成された複数のノズル(図示略)と、ドライバIC30D(図4参照)とを含む。制御部90の制御によりドライバIC30Dが駆動されると、ノズルからインクが吐出され、搬送部20によって搬送された用紙Pに対して画像が記録される。ヘッド30は、本発明の「記録部」に該当し、位置が固定された状態でノズルからインクを吐出するライン式、及び、紙幅方向に移動しつつノズルからインクを吐出するシリアル式のいずれでもよい。
切断部40は、搬送経路20rにおいてローラ対21,22の間に配置され、ヘッド30に対して搬送方向20dの上流側に配置されている。
ロール紙Rから繰り出された用紙Pは、制御部90の制御により切断モータ40Mが駆動することで、カッター41により切断される。これにより、用紙Pにおける搬送方向20dの後端が形成される。ヘッド30により画像が記録されかつカッター41により切断された用紙Pは、筐体1aに対して開いた状態の排紙トレイ1nに受容される。
読取部50は、筐体1aの上部により構成される原稿台51と、筐体1a内に配置されたラインセンサ55とを有する。
原稿台51には、プラスチックやガラス等からなる透光板52が嵌め込まれている。透光板52上に、読取対象となる用紙Pが載置される。
ラインセンサ55は、例えばCIS(Contact Image Sensor)方式(等倍光学系)であり、光源55a(図4参照)と、レンズ(図示略)と、読取素子55b(図4参照)とを含む。
カバー1cは、図1及び図2に示すように原稿台51に対して開閉可能であり、カバー1cを閉じることで、外部からの光がラインセンサ55に入り込むことが抑制される。
透光板52上に載置された用紙Pの画像を読み取る際、制御部90の制御によりCIS移動モータ50M(図4参照)が駆動され、ラインセンサ55が透光板52に沿って移動する。このとき、光源55aから照射された光が、透光板52を透過して用紙Pで反射され、レンズを通って読取素子55bに入射する。読取素子55bは、受けた光を電気信号に変換することで、画像の読取データ(受光量を示すデータ)を生成し、当該読取データを制御部90に出力する。
制御部90は、図4に示すように、内部バス1bを介して、ロール紙センサ1s、搬送モータ20M、ドライバIC30D、切断モータ40M、光源55a、読取素子55b及びCIS移動モータ50Mと接続されている。
制御部90は、CPU(Central Processing Unit)91、ROM(Read Only Memory)92及びRAM(Random Access Memory)93を有する。ROM92には、CPU91が各種制御を行うためのプログラムやデータが格納されている。RAM93は、CPU91がプログラムを実行する際に用いるデータを一時的に記憶する。
次いで、図5を参照し、制御部90が実行する調整ルーチンについて説明する。
調整ルーチンにおいて、制御部90は、先ず、ロール紙センサ1sの信号がOFFからONに切り替わったか否かを判断する(S1)。例えば、ユーザが複合機1の購入後に初めてロール紙Rを用紙カセット1mに配置したときや、ユーザがロール紙Rを交換したときに、ロール紙センサ1sの信号がOFFからONに切り替わる。
ロール紙センサ1sの信号がOFFからONに切り替わっていない場合(S1:NO)、制御部90は、S1の処理を繰り返す。
ロール紙センサ1sの信号がOFFからONに切り替わった場合(S1:YES)、制御部90は、テスト記録処理(S2)を実行する。
テスト記録処理(S2)において、制御部90は、搬送部20により用紙Pを搬送させ、ヘッド30により用紙Pにテスト画像T1,T2(図6参照)を記録させ、かつ、切断部40により用紙Pを切断させることで用紙Pにおける搬送方向20dの後端Pr(図6参照)を形成する。用紙Pにおける搬送方向20dの前端Pfは、新品のロール紙Rの先端か、或いは、前回の切断により形成されたものである。
本実施形態では、搬送方向20dに互いに離隔した2つのテスト画像T1,T2が記録される。テスト画像T1は、前端Pf近傍において、前端Pfから搬送方向20dの上流側に所定距離離隔した位置に記録される。テスト画像T2は、後端Pr近傍において、後端Prから搬送方向20dの下流側に所定距離離隔した位置に記録される。
テスト記録処理(S2)の後、制御部90は、テスト画像T1,T2の読取処理(S3)を実行する。
テスト記録処理(S2)の後かつ読取処理(S3)の前に、テスト画像T1,T2が記録された用紙Pが、原稿台51の透光板52上に載置される。例えば、ユーザが、S2によりテスト画像T1,T2が記録されて排紙トレイ1nに受容された用紙Pを透光板52上に載置し、カバー1cを閉じた後、入力部(筐体1aに設けられたスイッチやボタン)を介して指示をし、当該指示をトリガーとして、制御部90がS3を開始してよい。或いは、複合機1に設けられた移動機構が、S2によりテスト画像T1,T2が記録されて排紙トレイ1nに受容された用紙Pを透光板52上に移動させ、用紙Pが透光板52上に載置されたことをトリガーとして、制御部90がS3を開始してもよい。
読取処理(S3)において、制御部90は、CIS移動モータ50Mの駆動によりラインセンサ55を移動させつつ、光源55aから用紙Pに対して光を照射させ、テスト画像T1,T2の読取データ(受光量を示すデータ)を読取素子55bに生成させる。
読取処理(S3)の後、制御部90は、切断部40による用紙Pの切断位置に関する補正データを生成する(S4:補正処理)。
補正処理(S4)において、制御部90は、先ず、読取処理(S3)で生成された読取データから、テスト画像T2における搬送方向20dの後端Tr(所定部分)から用紙Pの後端Prまでの搬送方向20dの長さL1(図6参照)を取得する。長さL1は、搬送経路20rにおける用紙Pの撓み態様に依存する。例えば、図3に示す搬送経路20rにおいて、切断部40とローラ対22との間に湾曲部20r1がある。湾曲部20r1において用紙Pが撓み、この撓み態様によって、切断部40による用紙Pの切断位置が変化することで、長さL1が変化し得る。またこの撓み態様は、用紙Pの種類(厚み、コシ等)によって異なり得る。
そこで制御部90は、補正処理(S4)において、上記取得した長さL1と、当該長さの理想値(例えばROM92に記録されている値)との差に基づいて、切断部40による用紙Pの切断位置に関する補正データを生成し、RAM93に記憶させる。具体的には、搬送方向20dの下流側を正として、長さL1が理想値よりも短い場合は「負の値」、長さL1が理想値と等しい場合は「0」、長さL1が理想値よりも長い場合は「正の値」の補正データが生成される。
補正処理(S4)の後、制御部90は、搬送部20による搬送誤差を導出する(S5)。
S5において、制御部90は、先ず、読取処理(S3)で生成された読取データから、テスト画像T1における搬送方向20dの前端Tfからテスト画像T2の後端Trまでの搬送方向20dの長さL2(図6参照)を取得する。長さL2は、搬送部20による搬送精度に依存する。
そこで制御部90は、S5において、上記取得した長さL2と、当該長さの理想値(例えばROM92に記録されている値)との差を、搬送部20による搬送誤差として導出し、RAM93に記憶させる。具体的には、搬送方向20dの下流側を正として、長さL2が理想値よりも短い場合は「正の値」、長さL2が理想値と等しい場合は「0」、長さL2が理想値よりも長い場合は「負の値」の搬送誤差が導出される。
S5の後、制御部90は、調整ルーチンを終了する。
次いで、図7を参照し、制御部90が実行する記録ルーチンについて説明する。記録ルーチンは、調整ルーチンの実行後に実行される。
記録ルーチンにおいて、制御部90は、先ず、PC(Personal Computer)等の外部装置から、画像データ等を含む記録指令を受信したか否かを判断する(S11)。記録指令を受信していない場合(S11:NO)、制御部90は、S11の処理を繰り返す。
記録指令を受信した場合(S11:YES)、制御部90は、当該記録指令が「縁有り記録」を示す指令であるか否かを判断する(S12)。
記録には、「縁有り記録」と「縁無し記録」とがある。「縁有り記録」とは、記録の際に、用紙Pの縁に余白を設ける(即ち、用紙Pの縁に対し、ノズルからインクを吐出させず、画像を記録しない)ことをいう。「縁無し記録」とは、記録の際に、用紙Pの縁に余白を設けない(即ち、用紙Pの縁に対し、ノズルからインクを吐出させ、画像を記録する)ことをいう。
当該記録指令が「縁有り記録」を示す指令である場合(S12:YES)、制御部90は、「縁有り記録」に係る本記録処理を実行する(S13)。
S13において、制御部90は、S11で受信した記録指令に基づいて、搬送部20により用紙Pを搬送させ、ヘッド30により用紙Pに画像を記録させる。
またS13において、制御部90は、S11で受信した記録指令に含まれる画像データと、S4で生成した補正データと、S5で導出した搬送誤差とに基づく切断位置で、切断部40により用紙Pを切断させる。これにより、用紙Pの後端Prを形成する。
具体的には、画像データに基づく切断位置(当初切断位置)に対し、S4で生成した補正データの値と、S5で導出した搬送誤差の値との和だけ、搬送方向20dの下流側に移動した位置を、S13の切断位置とする。
したがって、長さL1(図6参照)が理想値よりも短い場合(補正データが「負の値」の場合)や、長さL2(図6参照)が理想値よりも長い場合(搬送誤差が「負の値」の場合)は、当初切断位置から搬送方向20dの上流側に移動した位置が切断位置となり、当初切断位置で切断される場合よりも、用紙Pの搬送方向20dの長さが長くなる。長さL1(図6参照)が理想値よりも長い場合(補正データが「正の値」の場合)や、長さL2(図6参照)が理想値よりも短い場合(搬送誤差が「正の値」の場合)は、当初切断位置から搬送方向20dの下流側に移動した位置が切断位置となり、当初切断位置で切断される場合よりも、用紙Pの搬送方向20dの長さが短くなる。
当該記録指令が「縁有り記録」を示す指令でない(即ち、「縁無し記録」を示す指令である)場合(S12:NO)、制御部90は、「縁無し記録」に係る本記録処理を実行する(S14)。
S14において、制御部90は、S5で導出した搬送誤差に基づいて画像データを補正した上で、S11で受信した記録指令に基づいて、搬送部20により用紙Pを搬送させ、ヘッド30により用紙Pに画像を記録させる。
具体的には、長さL2(図6参照)が理想値よりも短い場合(搬送誤差が「正の値」の場合)は、搬送方向20dにおける画像データの長さが長くなるよう、画像データのドット数を増加させる。長さL2(図6参照)が理想値よりも長い場合(搬送誤差が「負の値」の場合)は、搬送方向20dにおける画像データの長さが短くなるよう、画像データのドット数を減少させる。
またS14において、制御部90は、S11で受信した記録指令に含まれる画像データと、S4で生成した補正データとに基づく切断位置で、切断部40により用紙Pを切断させる。これにより、用紙Pの後端Prを形成する。
具体的には、画像データに基づく切断位置(当初切断位置)に対し、S4で生成した補正データの値だけ、搬送方向20dの下流側に移動した位置を、S14の切断位置とする。
したがって、長さL1(図6参照)が理想値よりも短い場合(補正データが「負の値」の場合)は、当初切断位置から搬送方向20dの上流側に移動した位置が切断位置となり、当初切断位置で切断される場合よりも、用紙Pの搬送方向20dの長さが長くなる。長さL1(図6参照)が理想値よりも長い場合(補正データが「正の値」の場合)は、当初切断位置から搬送方向20dの下流側に移動した位置が切断位置となり、当初切断位置で切断される場合よりも、用紙Pの搬送方向20dの長さが短くなる。
S13又はS14の後、制御部90は、記録ルーチンを終了する。
以上に述べたように、本実施形態によれば、制御部90が、テスト記録処理(S2)、読取処理(S3)及び補正処理(S4)を実行した後に、本記録処理(S13,S14)(記録指令に基づいて、ヘッド30により用紙Pに対して画像を記録させ、かつ、切断部40により、記録指令に含まれる画像データと補正処理S4で生成された補正データとに基づく切断位置で用紙Pを切断させることで、用紙Pの後端Prを形成する処理)を実行する。これにより、搬送経路20rにおける用紙Pの撓み等の複合機1毎の個体差を考慮し、用紙Pを適切な位置で切断できる。
切断部40は、ヘッド30に対して搬送方向20dの上流側に配置されている。切断部40がヘッド30に対して搬送方向20dの下流側に配置されている場合は、本記録処理(S13,S14)において、ヘッド30による画像の記録が完了した後に切断部40による切断が行われるため、本記録処理(S13,S14)の前にテスト記録処理(S2)等を行わなくとも、本記録処理(S13,S14)において、ヘッド30による画像の記録が完了した後、当該画像に基づいて切断位置を調整することもできる。これに対し、切断部40がヘッド30に対して搬送方向20dの上流側に配置されている場合は、本記録処理(S13,S14)において、ヘッド30による画像の記録が完了する前に切断部40による切断が行われることが一般的であり、本記録処理(S13,S14)において、ヘッド30による画像の記録が完了した後、当該画像に基づいて切断位置を調整することは困難である。したがって、本発明は、切断部40がヘッド30に対して搬送方向20dの上流側に配置されている場合に特に有効である。
制御部90は、記録指令が「縁有り記録」を示す指令である場合(S12:YES)、本記録処理(S13)において、記録指令に含まれる画像データと、S4で生成した補正データと、搬送部20による搬送誤差とに基づく切断位置で、切断部40により用紙Pを切断させる。この場合、縁有り記録において、搬送誤差によって余白の長さが所望の長さと異なってしまうことを抑制できる。
制御部90は、記録指令が「縁無し記録」を示す指令である場合(S12:NO)、本記録処理(S14)において、搬送部20による搬送誤差に基づいて画像データを補正し、ヘッド30により用紙Pに対して画像を記録させる。この場合、縁無し記録において、搬送誤差によって用紙Pの縁に余白が生ることを抑制できる。
なお、搬送誤差は、ヘッド30の傾きやノズルからのインクの飛翔方向に起因し、用紙Pの搬送方向20dの長さが長くなるほど大きくなり得る。ロール紙Rから繰り出された用紙Pは長尺に切断されることが多く、上記のように搬送誤差に基づいて切断位置や画像データを調整する構成は、用紙Pが長尺に切断される場合に特に有効である。
制御部90は、搬送誤差を、読取処理(S3)で生成された読取データから導出する(S5)。この場合、搬送誤差を導出するための処理を別途行う必要がなく、処理が簡素化される。
制御部90は、ロール紙Rを用いた最初の本記録処理(S13,S14)が実行される前に、テスト記録処理(S2)、読取処理(S3)及び補正処理(S4)を実行する。この場合、ロール紙Rを構成する用紙Pの種類(厚み、コシ等)によって異なり得る撓み態様に応じて、用紙Pの切断位置に関する補正が行われる。したがって、複合機1毎の個体差だけでなく用紙Pの種類をも考慮した適切な切断位置で用紙Pを切断できる。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
切断部は、搬送経路における任意の位置に配置されてよい。例えば、上述の実施形態(図3)において、切断部40は、搬送経路20rにおいてローラ対21,22の間に配置されているが、ローラ対21に対して搬送方向20dの上流側に配置されてもよい。また切断部は、記録部に対して搬送方向の上流側に配置されることに限定されず、記録部に対して搬送方向の下流側に配置されてもよい。例えば、上述の実施形態(図3)において、切断部40は、搬送経路20rにおいてヘッド30とローラ対23との間、又は、ローラ対23に対して搬送方向20dの下流側に配置されてもよい。
テスト記録処理、読取処理及び補正処理が実行されるタイミングは、任意である。例えば、上述の実施形態(図5)では、ロール紙センサ1sの信号がOFFからONに切り替わったときに、テスト記録処理(S2)、読取処理(S3)及び補正処理(S4)が実行されるが、これに限定されず、ユーザの指示に応じたタイミングや、所定期間毎に、上記処理が実行されてもよい。
テスト記録処理で記録されるテスト画像の数や形状等は、任意である。例えば、上述の実施形態(図6)では、搬送方向20dに互いに離隔した2つのテスト画像T1,T2が記録されるが、これに限定されず、搬送方向20dに長尺な1つのテスト画像が記録されてもよい。
搬送誤差は、読取処理で生成された読取データから導出されることに限定されない。例えば、切断位置の調整とは別の搬送制御で用いられるパラメータ(搬送モータ20Mの回転数等)を、搬送誤差として本記録処理で用いてもよい。この場合、読取データから長さL2(図6参照)を取得しなくてよい。
テスト記録処理や本記録処理における、記録部による記録と切断部による切断のタイミングは任意である。即ち、切断は、記録前、記録中及び記録後のいずれに行われてもよい。例えば、上述の実施形態のように切断部が記録部に対して搬送方向の上流側に配置された構成では、記録中に切断が行われ得る。記録媒体の前端のみに画像が記録される場合や、切断部が記録部に対して搬送方向の下流側に配置された構成では、記録後に切断が行われ得る。
補正処理において取得される「テスト画像の所定部分から記録媒体の後端までの搬送方向の長さ」において、テスト画像の「所定部分」は、上述の実施形態ではテスト画像の後端Trであるが、これに限定されず、テスト画像の前端や、テスト画像の中心等でもよい。
ロール媒体は、上述の実施形態では芯部材Rcを有するが、芯部材Rcを省略してもよい。
記録媒体は、用紙に限定されず、例えば布、基板等であってもよい。
記録部は、インク以外の液体(例えば、インク中の成分を凝集又は析出させる処理液等)を吐出してもよい。また、記録部は、液体吐出方式に限定されず、レーザー方式、熱転写方式等であってもよい。
1 複合機
20 搬送部
20d 搬送方向
20r 搬送経路
30 ヘッド(記録部)
40 切断部
50 読取部
90 制御部
P 用紙(記録媒体)
Pr 後端
R ロール紙(ロール媒体)
T1,T2 テスト画像

Claims (6)

  1. 記録媒体がロール状に巻回されたロール媒体から前記記録媒体を繰り出し搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送部により繰り出し搬送された前記記録媒体に対して画像を記録する記録部と、
    前記記録媒体を切断することで前記記録媒体における前記搬送方向の後端を形成する切断部と、
    前記記録媒体に記録された画像の読取データを生成する読取部と、
    前記搬送部、前記記録部、前記切断部及び前記読取部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記録部により前記記録媒体に対してテスト画像を記録させ、かつ、前記切断部により前記記録媒体を切断させることで前記記録媒体の前記後端を形成するテスト記録処理と、
    前記テスト記録処理の後、前記読取部により前記テスト画像の読取データを生成させる読取処理と、
    前記読取処理の後、前記読取処理で生成された前記読取データから取得される、前記テスト画像の所定部分から前記記録媒体の前記後端までの前記搬送方向の長さと、前記長さの理想値との差に基づいて、前記切断部による前記記録媒体の切断位置に関する補正データを生成する補正処理と、
    前記補正処理の後、記録指令に基づいて、前記記録部により前記記録媒体に対して画像を記録させ、かつ、前記切断部により、前記記録指令に含まれる画像データと前記補正データとに基づく切断位置で前記記録媒体を切断させることで、前記記録媒体の前記後端を形成する本記録処理と、を実行することを特徴とする複合機。
  2. 前記切断部は、前記記録部に対して前記搬送方向の上流側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の複合機。
  3. 前記制御部は、前記本記録処理において、
    前記記録指令が、前記記録媒体の縁に余白を設ける縁有り記録を示す指令である場合、
    前記画像データ及び前記補正データと、前記搬送部による搬送誤差とに基づく切断位置で、前記切断部により前記記録媒体を切断させることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合機。
  4. 前記制御部は、前記本記録処理において、
    前記記録指令が、前記記録媒体の縁に余白を設けない縁無し記録を示す指令である場合、
    前記搬送部による搬送誤差に基づいて前記画像データを補正し、前記記録部により前記記録媒体に対して画像を記録させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合機。
  5. 前記制御部は、前記搬送誤差を、前記読取処理で生成された前記読取データから導出することを特徴とする請求項3又は4に記載の複合機。
  6. 前記制御部は、前記ロール媒体を用いた最初の前記本記録処理が実行される前に、前記テスト記録処理、前記読取処理及び前記補正処理を実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合機。
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