JP6504872B2 - プリント装置及びプリント装置の補正データ生成方法 - Google Patents

プリント装置及びプリント装置の補正データ生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、シートへの両面プリントが可能なプリント装置およびプリント位置の調整方法に関する。
装置内に固定されたプリントヘッドを用い所定速度で搬送されるシートに画像をプリントする装置では、シートの搬送速度がばらついたりプリントヘッドに取り付け誤差が含まれていたりすると、出力された画像に濃度むらや色ずれが確認される場合がある。このため、シートの搬送速度や個々のプリントヘッドのプリント位置は適宜検出し、検出結果に基づいて搬送速度やプリントヘッドの駆動タイミングを調整することが好ましい。
特許文献1には、シートを搬送する搬送ローラが1回転する間にタイミング信号を所定数発生させる構成において、搬送ローラの単位回転量あたりのシート搬送量に基づいて、プリントヘッドの駆動タイミングを制御する方法が開示されている。また、特許文献2には、プリントヘッドに所定のテストパターンをプリントさせ、プリントヘッドよりも搬送方向の下流に配備された読み取り部にて当該テストパターンを読み取り、読み取った結果に基づいてプリント時の位置ずれを補正する方法が開示されている。特許文献1や特許文献2の方法を採用すれば、搬送速度やプリント位置ずれを、シートの種類が交換された場合などのタイミングで、適宜調整することが出来る。
特開2012−179903号公報 特開2012−35477号公報
しかしながら、シートの両面にプリント可能なプリント装置の場合、搬送速度やそのばらつきの程度は、シートの表面と裏面とで変わる。より具体的には、搬送ローラの表面にシートの白紙領域が接触した状態での搬送と、搬送ローラの表面に既に画像がプリントされたシート面が接触した状態での搬送とでは、シートと搬送ローラとの間の摩擦が異なり、搬送速度やそのばらつきも変化する。
図1(a)および(b)は、表面プリントと裏面プリントのそれぞれにおける、搬送速度とそのばらつきの程度を説明するための図である。図1(a)は高濃度領域や低濃度領域をランダムに含む所定画像をプリントする場合を示している。表面プリント時には、搬送ローラの表面に白紙領域(裏面)が接触した状態でシートが搬送されるので、搬送ローラの表面とシートの裏面の摩擦は安定し、搬送速度も安定している。これに対し、裏面プリント時には、インクを吸収した画像面が搬送ローラの表面に接触した状態でシートが搬送されるので、搬送ローラの表面とシートの裏面の摩擦は表面プリント時よりも大きくなり、搬送速度も相対的に大きくなる。そして、高濃度領域か低濃度領域かでシートに吸収されるインクの量も異なるので、これに伴って摩擦係数ひいては搬送速度も変化している。結果、裏面プリント時の搬送速度のばらつきは、表面プリント時よりも大きくなっている。
一方、図1(b)は、図1(a)で説明した所定画像を、異なる温湿度環境または異なる種類のシートを用いてプリントした場合を示している。表面の搬送速度よりも裏面の搬送速度のほうが大きい状態は変わらないが、それぞれの搬送速度やばらつきの程度は図1(a)とは異なっている。
このような状態において、表面へのプリント時に特許文献1や特許文献2の方法を採用して搬送速度やプリント位置ずれを取得しても、そこから得られる補正量は、裏面プリント時に有効とは言えない。表面プリント時に得られた結果に基づいて、搬送速度や駆動タイミングの補正を行っても、裏面プリントの際には表面プリント時とは異なる搬送速度およびばらつきでシートが搬送されるので、適切な補正が行えなくなってしまうからである。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものである。よって、その目的とするところは、両面プリントが可能なプリント装置において、表面プリント時にも裏面プリント時にも、搬送速度やプリント位置ずれを好適に調整することが可能なプリント装置およびプリント方法を提供することである。
そのために本発明は、インクを吐出してシートに画像をプリントするプリントヘッドと、シートの裏面側に配され前記プリントヘッドへシートを搬送する搬送ローラと、第1面に画像がプリントされたシートの表裏を反転する反転部と、シートにプリントされたテストパターンを読み取る検査部と、を備え、シートに画像をプリントする際に前記プリントヘッドのプリント位置のずれを補正データによって補正するプリント装置であって、第1面に所定のデューティを有する調整パターンがプリントされ、前記反転部によって表裏が反転されたシートの第2面に、前記搬送ローラが前記調整パターンと接触する状態においてテストパターンをプリントし、前記検査部で当該テストパターンを読み取った結果に基づいてシートの第2面に画像をプリントするときの前記補正データを生成する制御手段を有し、前記制御手段は、前記搬送ローラが前記調整パターンと接触する状態で前記シートの非プリント領域が搬送されている状態を測定した結果に基づいて前記シートの搬送速度を調整した後に、前記テストパターンをプリントすることを特徴とする。
本発明によれば、両面プリントが可能なプリント装置において、表面プリント時にも裏面プリント時にも、プリント位置ずれを好適に調整することが可能となる。
表裏面プリントの搬送速度とばらつきを示す図 プリント装置の内部構成を示す断面の概略図 制御部13の概念を示すブロック図 両面プリントモードと片面プリントモードの動作を説明するための図 プリント部の詳細構成を説明するための図 第1実施形態のプリント位置調整モードを説明するためのフローチャート 第1実施形態のシートの表裏面にプリントされる画像のレイアウトを説明する図 第2実施形態のプリント位置調整モードを説明するためのフローチャート 第2実施形態のシートの表裏面にプリントされる画像のレイアウトを説明する図 裏面調整パターンのデューティと補正値の関係を示す図
(第1の実施形態)
以下、本発明に採用可能なシート搬送装置の一例としてインクジェット方式を用いたプリント装置の実施形態を説明する。本実施形態のプリント装置は、長尺の連続シートに対し、片面プリントおよび両面プリントを行うことが可能な高速ラインプリンタである。例えば、プリントラボ等における大量の枚数のプリントの分野に適している。
図2は、プリント装置100の内部構成を示す断面の概略図である。本実施形態のプリント装置100は、ロール状に巻かれたシートを用いて、シートの第1面(表面)と第2面(裏面)に両面プリントすることが可能となっている。プリント装置100の内部には、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、プリント部4、検査部5、カッタ部6、情報プリント部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出部12、制御部13の各ユニットが備えられている。シートは、図中の実線および破線で示したシート搬送経路に沿ってローラ対やベルトからなる搬送機構で搬送され、各ユニットで処理がなされる。
シート供給部1は、ロール状に巻かれた連続シートを保持して供給するためのユニットである。シート供給部1は、2つのロールR1、R2を収納することが可能であり、択一的にシートを引き出して供給する構成となっている。なお、収納可能なロールは2つであることに限定はされず、1つ、あるいは3つ以上を収納するものであってもよい。
デカール部2は、シート供給部1あるいは反転部9から供給されたシートの巻き癖(カール)を軽減させるユニットである。デカール部2では、1つの駆動ローラに対して2つのピンチローラをニップさせ、巻き癖とは逆向きの反りを与えるようにシートを湾曲させて搬送する。デカール部2を通過させることで、ロール状に巻かれていたことによる巻き癖は軽減され、シート表面は平滑になる。
斜行矯正部3は、デカール部2を通過したシートの斜行(本来の進行方向に対する傾き)を矯正するユニットである。基準となる側のシート端部をガイド部材に押し付けることにより、シートの進行方向に対する斜行が矯正される。
プリント部4は、搬送されるシートに対して上方からプリントヘッド14によりシート上にプリント処理を行なって画像を形成する処理部である。プリント部4は、シートを搬送する複数のローラや、各種センサを備えている。プリントヘッド14は、使用が想定されるシートの最大幅をカバーする範囲で、インクジェット方式の複数のノズルが配列されて形成されるライン型プリントヘッドである。プリントヘッド14には、インク色に対応する分の複数のノズル列が搬送方向に沿って平行に並べられている。本例ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、LC(ライトシアン)、LM(ライトマゼンタ)、G(グレー)、K(ブラック)の7色に対応した7つのノズル列を有する。なお、色数およびノズル列の数は7つには限定はされない。インクジェット方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。各色のインクは、インクタンクからそれぞれインクチューブを介してプリントヘッド14に供給される。プリント部4については、後に詳しく説明する。
斜行矯正部3とプリント部4の間にはマーク読取器18が設けられている。マーク読取器18は、両面プリントの際、裏面(第2面)のプリント位置を表面(第1面)のプリント位置に合わせるようにタイミングを図るための反射型光学センサである。表面(第1面)をプリントする際、プリントヘッド14は画像の位置を示すためのマークをシート表面にプリントするが、裏面(第2面)をプリントする際、当該マークは裏面に位置している。このため、マーク読取器18は、シートの裏面を検査できるよう、シートの裏面を照射する光源(例えば白色LED)と、裏面の反射光をRGB成分ごとに検出するフォトダイオードあるいはイメージセンサ等の受光器で構成されている。
検査部5は、プリント部4でシートにプリントされたテストパターンや画像をスキャナによって光学的に読み取って、プリントヘッドのノズルの状態、シート搬送状態、画像位置等を検査して画像が正しくプリントされたかを判定するためのユニットである。スキャナはCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサを有する。後述するプリント位置ずれを検出するためのテストパターンも検査部5によって検査される。
カッタ部6は、プリント後のシートを所定長さに切断する機械的なカッタを備えたユニットである。カッタ部6は、シートを次工程に送り出すための複数の搬送ローラも備えている。両面プリントを行う際、表面(第1面)のプリントが終わった段階のシートに対して、カッタ部6は切断処理を行わない。片面プリントのシートおよび両面プリントにおいて裏面(第2面)へのプリントが完了したシートに対してのみ、ページ単位で、シートを切断する。カッタ部6の近傍にはゴミ箱17が設けられており、カッタ20a、20bで切り落とされた余白領域などを収容している。
情報プリント部7は、切断されたシートの非プリント領域にシリアル番号や日付などのプリント情報(固有の情報)をプリントするユニットである。インクジェット方式、熱転写方式などで文字やコードがプリントされる。情報プリント部7の上流側且つカッタ部6の下流側には、切断されたシートの先端を検知するためのセンサ21が設けられており、情報プリント部7で情報をプリントするタイミングは、センサ21が先端を検知したタイミングに基づいて制御される。
乾燥部8は、プリント部4でプリントされたシートを加熱して、付与されたインクの乾燥を促すためのユニットである。乾燥部8の内部では通過するシートに対して少なくとも下面側から熱風を付与してインク付与面を乾燥させる。なお、乾燥方式は熱風を付与する方式に限らず、電磁波(紫外線や赤外線など)をシート表面に照射する方式であってもよい。
以上のシート供給部1から乾燥部8までのシート搬送経路を第1経路と称する。第1経路はプリント部4から乾燥部8までの間にUターンする形状を有している。
反転部9は両面プリントを行う際に表面プリントが終了した連続シートを一時的に巻き取って表裏反転させるためのユニットである。反転部9は、乾燥部8を通過したシートを再びプリント部4に供給するための、乾燥部8からデカール部2を経てプリント部4に到る経路(第2経路と称する)の途中に設けられている。反転部9は、シートを巻き取るための巻取回転体(ドラム)を備えている。表面のプリントが済んでページ単位で切断されていない連続シートは巻取回転体に一時的に巻き取られる。巻き取りが終わると、巻取回転体は逆回転し、巻取りシートはデカール部2および斜行矯正部3を経てプリント部4に送られる。このシートは、表面プリント時には背面に位置していた裏面(第2面)がプリントヘッド14に対向し、表面プリント時には後端となっていた端部が先端となってプリント部に送入される。両面プリントの具体的な動作については後述する。
排出搬送部10は、カッタ部6で切断され乾燥部8で乾燥させられたシートを搬送して、ソータ部11までシートを受け渡すためのユニットである。排出搬送部10は、反転部9が設けられた第2経路とは異なる経路(第3経路と称する)に設けられている。第1経路を搬送されてきたシートを第2経路と第3経路のいずれか一方に選択的に導くために、経路の分岐位置には可動フラッパを有する経路切替機構が設けられている。
ソータ部11と排出部12は、シート供給部1の側部で且つ第3経路の末端に設けられている。ソータ部11は必要に応じてプリント済みシートをグループ毎に仕分けるためのユニットである。仕分けられたシートは、複数のトレイからなる排出部12に排出される。このように、第3経路はシート供給部1の下方を通過して、シート供給部1を挟んでプリント部4や乾燥部8とは逆側にシートを排出するレイアウトとなっている。
制御部13は、プリント装置100全体の各部の制御を司るユニットである。制御部13は、CPU、記憶装置などを備えたコントローラ15、外部インターフェース、およびユーザが入出力を行なう操作部を有する。プリント装置100の動作は、コントローラまたはコントローラに外部インターフェースを介して接続されるホストコンピュータ等のホスト装置16からの指令に基づいて制御される。
図3は、制御部13の概念を示すブロック図である。制御部13に含まれるコントローラ15(破線で囲んだ範囲)は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、画像処理部207、エンジン制御部208、個別ユニット制御部209から構成される。CPU201(中央演算処理部)はプリント装置100の各ユニットの動作を統合的に制御する。ROM202はCPU201が実行するためのプログラムやプリント装置100の各種動作に必要な固定データを格納する。RAM203はCPU201のワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶したりする。HDD204(ハードディスク)はCPU201が実行するためのプログラム、プリントデータ、プリント装置100の各種動作に必要な設定情報を記憶読出することが可能である。操作部206はユーザとの入出力インターフェースであり、ハードキーやタッチパネルの入力部、および情報を提示するディスプレイや音声発生器などの出力部を含む。
高速なデータ処理が要求されるユニットについては専用の処理部が設けられている。画像処理部207は、プリント装置100で扱うプリントデータの画像処理を行う。入力された画像データの色空間(たとえばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(たとえばsRGB)に変換する。また、画像データに対し解像度変換、使用するインク色に対応する色変換、画像解析、画像補正等、様々な画像処理が必要に応じて施される。これらの画像処理によって得られたプリントデータは、RAM203またはHDD204に格納される。エンジン制御部208は、CPU201等から受信した制御コマンドに基づいてプリントデータに応じてプリント部4のプリントヘッド14の駆動制御を行なう。エンジン制御部208は更にプリント装置100内の各部の搬送機構の制御も行なう。個別ユニット制御部209は、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、検査部5、カッタ部6、情報プリント部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出部12の各ユニットを個別に制御するためのサブコントローラである。CPU201による指令に基づいて個別ユニット制御部209によりそれぞれのユニットの動作が制御される。外部インターフェース205は、コントローラ15をホスト装置16に接続するためのインターフェース(I/F)であり、ローカルI/FまたはネットワークI/Fである。以上の構成要素はシステムバス210によって接続されている。
ホスト装置16は、プリント装置100にプリントを行わせるための画像データの供給源となる装置である。ホスト装置16は、汎用または専用のコンピュータであってもよいし、画像リーダ部を有する画像キャプチャ、デジタルカメラ、フォトストレージ等の専用の画像機器であってもよい。ホスト装置16がコンピュータの場合は、コンピュータに含まれる記憶装置にOS、画像データを生成するアプリケーションソフトウェア、プリント装置100用のプリンタドライバがインストールされる。なお、以上の処理の全てをソフトウェアで実現することは必須ではなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
次に、プリント時の基本動作について説明する。プリントは、片面プリントモードと両面プリントモードとでは動作が異なるので、それぞれについて説明する。図4(a)は片面プリントモードでの動作を説明するための図である。シート供給部1から供給され、デカール部2、斜行矯正部3でそれぞれ処理されたシートは、プリント部4において表面(第1面)のプリントがなされる。長尺の連続シートに対して、搬送方向における所定の単位長さの画像(単位画像)を順次プリントして複数の画像を並べて形成していく。プリントされたシートは検査部5を経て、カッタ部6において単位画像ごとに切断される。切断されたカットシートは、必要に応じて情報プリント部7でシートの裏面にプリント情報がプリントされる。そして、カットシートは1枚ずつ乾燥部8に搬送され乾燥が行なわれる。その後、排出搬送部10を経由して、ソータ部11の排出部12に順次排出され積載されていく。一方、最後の単位画像の切断でプリント部4の側に残されたシートは、シート供給部1に送り戻され、ロールR1またはR2に巻き取られる。このように、片面プリントにおいては、シートは第1経路と第3経路を通過して処理され、第2経路は通過しない。
図4(b)は両面プリントモードでの動作を説明するための図である。両面プリントでは、表面(第1面)プリントシーケンスに次いで裏面(第2面)プリントシーケンスが実行される。表面プリントシーケンスにおいて、シート供給部1から検査部5までの各ユニットでの動作は上述の片面プリントの動作と同じである。但し、プリント部4では、入力された画像データとともに、裏面(第2面)プリント時にプリント位置の基準とするためのマークもプリントする。また、カッタ部6ではページ毎の切断動作は行わず、最終ページの後端部の位置のみ切断する。後端部が切断されたシートは、乾燥部8を通過した後、排出搬送部10の側の経路(第3経路)ではなく、反転部9の側の経路(第2経路)にシ導かれ、順方向(図面では反時計回り方向)に回転する反転部9の巻取回転体に巻き取られていく。
一方、この巻取りと同時に、切断位置よりも搬送方向上流側(プリント部4の側)に残された連続シートは、シート先端(切断位置)がデカール部2に残らないように、シート供給部1のロールR1またはR2に巻き戻されて行く。この巻き戻しによって、以下の裏面プリントシーケンスで再び供給されるシートとの衝突が避けられる。
上述の表面プリントシーケンスの後、裏面プリントシーケンスが実行される。まず、反転部9の巻取回転体が巻き取り時とは逆方向(図面では時計回り方向)に回転する。これにより、巻き取られたシートの後端部は先端部となり、デカール部2、斜行矯正部3およびマーク読み取り器18を経て、プリント部4に送られる。プリント部4では、マーク読み取り器18が読み取ったマークを基準として、シートの裏面(第2面)に対するプリント動作を行う。第2面がプリントされたシートは検査部5を経て、カッタ部6において予め設定されている所定の単位長さ毎に切断される。カットシートは両面にプリントされているので、情報プリント部7でのプリントはなされない。その後、カットシートは1枚ずつ乾燥部8に搬送され、排出搬送部10を経由して、ソータ部11の排出部12に順次排出され積載されていく。このように、両面プリントにおいて、シートは第1経路→第2経路→第1経路→第3経路の順に通過して処理される。
図5は、プリント部4の詳細構成を説明するための図である。プリント部4において、シートSは3組のローラ対で挟持され、矢印の方向に搬送される。プレ搬送ローラ34とこれに従動するプレピンチローラ35の対、メインとなる搬送ローラ30とこれに柔道するメインピンチローラ31の対、サブ搬送ローラ32とこれに柔道するサブピンチローラ33の対が、この順番で上流より配置されている。プリントヘッド14は、搬送ローラ30とサブ搬送ローラ32の間に位置し、これらローラ対の挟持によって平滑に保たれたシートに向けてインクを吐出する。この際、プリントヘッド14がインクの吐出を開始するタイミングは、直上流に配置されている先端検知センサ41がシートの先端を検出したタイミングに基づいて調整される。
搬送ローラ30には同軸で回転するロータリーエンコーダ36が取り付けられており、搬送ローラ30の回転量が検出される仕組みになっている。一方、搬送ローラ30とプレ搬送ローラ34の間には、レーザドップラー速度計40が設置されており、下方を移動するシートSの移動距離を検出している。このような構成のもと、制御部13は、搬送ローラ30の単位回転量に対するシートSの実搬送量を検出し、検出された結果に基づいて、エンジン制御部208を介してメイン搬送ローラ30の搬送速度を制御することが出来る。具体的には、予めROM202などに記憶された駆動テーブルの中から、検出された搬送速度に基づいたテーブルを選択し、当該テーブルに従って搬送ローラ30の駆動源であるステッピングモータを駆動する。上記駆動テーブルには、理想の搬送速度を実現するためにステッピングモータに印加する駆動パルステーブルが、実測された搬送速度に対応づけて記憶されている。
なお、制御部13は、搬送ローラ30の上流側とサブ搬送ローラ32の下流側でシートがループを形成するように、シート搬送を制御している。このように、プリントヘッド14の両側に位置する搬送ローラ対の外側でシートを緩ませておくことにより、プリントヘッド14でプリント中の領域に他のローラの影響が及ばないようにすることが出来る。また、搬送ローラ30にかかるメインピンチローラ31の押圧力を、サブ搬送ローラ32にかかるサブピンチローラ33の押圧力やプレメイン搬送ローラ34にかかるプレメインピンチローラ35の押圧力よりも十分に大きくしている。これにより、主にメイン搬送ローラ30の回転に伴ってシートSが搬送される状態を維持することが出来る。なお、図では示していないが、プリント部4の周辺には温度センサや湿度センサも配備されており、時々の環境温度や環境湿度を検出できるようになっている。
以下、本発明の特徴的なプリント位置調整モードについて説明する。プリント位置調整モードとは、シートの搬送速度やプリントヘッド間のプリント位置ずれ量を検出して、シート上に形成される実画像でこれら要因に伴う弊害が現れないように、搬送速度やプリントヘッドの駆動タイミングの補正量を求めるためのモードである。そして、既に説明したように、両面プリントを行う際には、シートの搬送速度が表面プリント時と裏面プリント時で異なることから、プリントヘッド間のプリント位置ずれも表面プリント時と裏面プリント時で異なり、当然、適切な補正量も異なることが予想される。このため、本実施形態のプリント位置調整モードでは、表面プリントのための調整モードと裏面プリントのための調整モードとを用意し、表面プリントのための補正量と裏面プリントのための補正量を別々に管理する。
図6は、プリント位置調整モードを実行する際に制御部13のCPU201が実行する工程を説明するためのフローチャートである。本処理が開始されると、まずステップS11において、CPU201は、表面プリントのための準備動作を実行する。具体的には、プリントヘッドのメンテナンス処理など所定のプリント前シーケンスを実行した後、シート供給部1よりシートSを引き出して所定時間搬送動作を継続する。
ステップS12において、CPU201は、ロータリーエンコーダ36およびレーザドップラー速度計40を用いて、単位時間当たりのメイン搬送ローラ30の回転量およびシートSの移動量を取得する。さらにステップS13に進み、ステップS12で取得した結果に基づいて、搬送動作の補正量を設定する。具体的には、予めROM202などに記憶された複数の駆動テーブルの中から、理想の搬送速度を実現するための駆動テーブルをテップS12で取得した結果に基づいて選出し、当該駆動テーブルに従って搬送モータを駆動する。以後、表面プリントにおけるシートの搬送速度は、補正後の搬送速度が維持される。
ステップS14において、CPU201は、プリントヘッド14を用い、搬送中のシートSに対しプリント位置調整用のテストパターンをプリントする。そして、ステップS15では、検査部5のスキャナを用い、テップS14でプリントされたテストパターンを読み取る。更に、ステップS16では、ステップS15での読み取り結果に基づいて、プリントヘッドに配列されたノズル列のそれぞれについての補正データを生成し、表面用の第1面補正データとしてこれを保存する。第1面補正データには、個々のノズル列間のプリント位置ずれを補正するための補正データや、1つのノズル列内のプリント位置ずれを補正するための補正データなどが含まれている。
その後、CPU201はステップS17に進み、インク滴が所定のデューティで一様に付与されるような裏面調整パターンをプリントする。裏面調整パターンは、この後行われる表面用の調整モードにおいて、搬送量を求めたり、テストパターンをプリントしたり、テストパターンを読み取ったりするタイミングにおいて、その領域が搬送ローラ30と接触している状況を生み出すためのパターンである。裏面調整パターンは、一般的な実画像と同程度のデューティを有していれば良く、ここでは約50%デューティのパターンをプリントするものとする。このような中間のデューティ値を設定しておけば、実際に表面にプリントされる画像のデューティが低くなったり高くなったりしても、搬送速度の変動幅をなるべく抑えることが出来る。以上、ステップS12〜ステップS17が表面用の調整モードとなる。
続くステップS18では、シートの反転処理を行う。すなわち、CPU201は、カッタ部6において、ステップS17でプリントした裏面調整パターンの後端が通過した位置で連続シートを切断し、当該シートSを反転部9まで搬送し、表裏および先後端を反転した状態で再びプリント部4に搬入する。その後、ステップS21において、裏面プリントのための準備動作を実行した後、裏面用の調整モードに入る。
裏面用の調整モードにおけるステップS22〜ステップS26は、表面用の調整モードのステップS12〜ステップ16と等しい工程である。すなわち、ステップS22およびS23では裏面搬送時の補正量を求めこれを設定する。このタイミングにおいて、搬送ローラ30およびメインピンチローラ31のローラ対は、表面調整用のモードにおいて裏面調整パターンがプリントされた領域を挟持している。よって、表面プリント時よりも実際の搬送速度は相対的に速くなり、ステップS23では、このような表面とは異なる搬送速度を目標の搬送速度にあわせるための補正量が設定される。
ステップS24では、ステップS23で設定された裏面用の駆動テーブルで搬送モータを駆動しつつ、テストパターンをプリントする。ここでプリントされるテストパターンは、表面にプリントされたテストパターンと等しいものであっても良いし、異なるものであっても良い。プリントヘッド14がテストパターンをプリントする領域は、表面調整用のモードにおいて裏面調整パターンがプリントされた領域の裏側となる。よって、プリントの最中、搬送ローラ30およびメインピンチローラ31のローラ対は、裏面調整パターンがプリントされた領域を挟持し、そのような状態でステップS23にて設定された補正量を用いて、シートは搬送されている。
その後、ステップS25では、検査部5のスキャナを用いて搬送中のシートSを検査し、ステップS24で裏面にプリントされたテストパターンを読み取る。更に、ステップS26では、ステップS25での読み取り結果に基づいて、プリントヘッド14における複数のノズル列のそれぞれについての補正量を求め、裏面用の第2面補正データとしてこれを保存する。以上で、裏面調整用のモードは終了する。更に、CPU201はステップS27に進み、シートの排出動作を行う。以上でプリント位置調整モードは終了する。
その後、実際のプリント動作を行う際、CPU201は、片面プリント時または両面プリントの表面プリント時には、第1面補正データを用いてプリント動作を実行する。一方、両面プリントの裏面プリント時には、第2面補正データを用いてプリント動作を実行する。
図7(a)および(b)は、本実施形態のプリント位置調整モードでシートの表裏面にプリントされる画像のレイアウトを説明するための図である。図7(a)は表面用のプリント画像、同図(b)は裏面用のプリント画像を示している。既に説明したように、表面プリントと裏面プリントでは搬送方向が逆転している。
図7(a)で示す表面用のプリント画像では、ステップS12で搬送速度を調整するための非プリント領域、ステップS14にてテストパターンをプリントする領域、ステップS17で裏面調整パターンをプリントする領域が、搬送方向にこの順番で配置される。一方、図7(b)で示す裏面用のプリント画像では、ステップS22で搬送速度を調整するための非プリント領域と、ステップS24にてテストパターンをプリントする領域が、搬送方向にこの順番で配置される。ステップS22で搬送速度を調整するための非プリント領域と、ステップS24にてテストパターンをプリントする領域は、ステップS17で裏面調整パターンをプリントした領域の裏面にレイアウトされている。言い換えると、ステップS17では、ステップS22で搬送速度を調整し、ステップS24テストパターンをプリントする領域を十分に含む程度の長さを有する裏面調整パターンをプリントすることが求められる。
以上説明したように本実施形態によれば、プリント位置調整モードの表面プリント時において、通常のテストパターンとともに実画像と同程度のデューティを有する裏面調整パターンをプリントする。これにより、実画像プリント時と同等の条件で裏面用の調整を行うことが可能となる。
なお、以上では、表面用の調整モードにおいて、テストパターンをプリントしてから裏面調整パターンをプリントしたが、この順番は特に限定されるものではない。裏面用の調整モードにおいて、搬送速度の調整が行われたりテストパターンがプリントされたりするタイミングで搬送ローラ30が裏面調整のパターンを搬送している状況が生成されれば良く、プリントの順番すなわち配置順は逆転していても構わない。
また、裏面調整パターンのデューティは、上記では50%を例に説明したが、無論この値は限定されるものではない。例えば当該デューティは、ユーザが設定できる形態としても良い。また、実画像のプリントデューティの履歴を記憶する手段を設け、プリント位置調整モードを実行する際に、これまでの履歴に応じて裏面調整のパターンのデューティを設定しても良い。このような設定方法を採用すれば、ユーザの実使用に適した状態でプリント位置の調整を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態においても、第1の実施形態と同様、図2、図3および図4で説明したプリント装置100を用いる場合について説明する。第1の実施形態では、規定のあるいは何らかの方法で設定されたデューティに基づいて裏面調整パターンをプリントし、当該デューティに対応した補正データを裏面用の第2面補正データとした。これに対し、本実施形態では、第2面補正データとして、複数のデューティに対応した複数の補正データを求めるものとする。
図8は、本実施形態において、プリント位置調整モードを実行する際に制御部13のCPU201が実行する工程を説明するためのフローチャートである。ステップS1〜ステップS16までは、第1の実施形態と同様である。続くステップS30において、本実施形態のCPU201は、N段階にデューティを異ならせたN個の裏面調整パターンを順次プリントする。
図9(a)および(b)は、本実施形態のプリント位置調整モードでプリントする画像を、図7(a)および(b)と比較しながら説明するための図である。図9(a)を参照するに、本実施形態では、搬送速度を調整するための非プリント領域と表面用のテストパターンが配置された後、デューティの異なるN個の裏面調整パターンが連続配置されている。
図8のフローチャートに戻る。ステップS30でN個分の裏面調整パターンがプリントされると、ステップS18に進み、CPU201はシートの反転処理を行う。すなわち、CPU201は、ステップS17でプリントした裏面調整パターンの後端が通過した位置で連続シートを切断し、当該シートSを反転部9まで搬送し、表裏を反転した状態で再びプリント部4に搬入する。その後、ステップS21において、裏面プリントのための準備動作を実行した後、裏面用の調整モードに入る。
続くステップS31〜S35は、N回繰り返されるルーティン処理である。ステップS31およびS32で搬送補正量を求め、ステップS33でテストパターンをプリントし、ステップS34で当該テストパターンの読み取り処理を行い、ステップS35で補正データを求める工程を、N回繰り返す。個々のルーティンは、図9(b)を参照するに、互いにデューティの異なる裏面調整パターンに対応する位置で実行される。そして、ステップS35では、個々のデューティに対応づけて補正データを記憶する。
以上のようなN回分の裏面プリントルーティンが終了すると、CPU201はステップS27に進み、シートの排出動作を行う。以上でプリント位置調整モードは終了する。
図10は、裏面調整パターンのデューティと、それぞれのパターンの裏面でテストパターンをプリントして得られた補正値の関係を示す図である。ここでは、N=6とし、異なる6段階のデューティについて補正値を求めた結果を黒丸で示している。本実施形態では、このような飛び飛びの補正値をデューティに対応づけて記憶している。そして、このような飛び飛びの補正値から、周知の方法を用いて実線で示す近似曲線を求め、実際のプリント動作を行う際には、表面にプリントされる実画像のプリントデューティに応じた補正値を設定する。このような本実施形態によれば、実画像のプリントデューティに係らず、適切な条件で裏面用の調整を行うことが可能となる。
なお、以上では、1つのプリント位置調整モードにおいて、表面用の第1面補正データと裏面用の第2面補正データを求める形態としたが、本発明はこれに限らない。片面プリント用のプリント位置調整モードを、上述した両面プリント用のプリント位置調整モードとは独立に用意しても良いし、裏面専用のプリント位置調整モードを用意しても良い。裏面専用のプリント位置調整モードを用意する場合、表面についてはテストパターンはプリントせず裏面調整パターンのみをプリントして、反転処理を行い、その後裏面調整のための一連の処理を行うことになる。
更に、温度や湿度が変化する場合も鑑みて、上記第1面補正データや第2面補正データは温度や湿度の組み合わせに対応づけて記憶しておくことも出来る。このような場合、実画像のプリント時には現時点で検出された温度や湿度に最も近い組み合わせに対応する補正値に従ってプリント位置を調整することが出来る。また、複数の温度や複数の湿度に対応づけた補正データに基づいて図10で説明したような近似曲線を予め求めておけば、様々に環境が変化した場合でも、シートの両面に対し適切な補正処理を行うことが出来る。
また、以上では、プリント装置の制御部がプリント位置調整モードを実行させ、プリント装置のための補正データを管理および使用する形態で説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば図3で説明したホスト装置16にプリント装置を制御するためのプリントドライバソフトをインストールし、ホスト装置が、所定のプログラムに従ってプリント装置の各種機構を制御することにより、上述したプリント位置調整モードを実行することも出来る。この場合、ホスト装置とプリント装置で構成されるシステム全体が本発明の範疇となる。
さらに、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
さらにまた、以上説明した本発明は、上述したプリント装置のほか、プリンタ複合機、複写機、ファクシミリ装置、各種デバイスの製造装置などに広く適用可能である。さらにプリント方式はインクジェット方式、電子写真方式、熱転写方式、ドットインパクト方式、液体現像方式など様々な方式を採用することが出来る。さらに、本発明は画像のプリント処理に限らず、シートに種々の処理(プリント、加工、塗布、照射、読取、検査など)を行なう場合にも適用可能である。
9 反転部
13 制御部
14 プリントヘッド
30 搬送ローラ
100 プリント装置
S シート

Claims (7)

  1. インクを吐出してシートに画像をプリントするプリントヘッドと、
    シートの裏面側に配され前記プリントヘッドへシートを搬送する搬送ローラと、
    第1面に画像がプリントされたシートの表裏を反転する反転部と、
    シートにプリントされたテストパターンを読み取る検査部と、を備え、
    シートに画像をプリントする際に前記プリントヘッドのプリント位置のずれを補正データによって補正するプリント装置であって、
    第1面に所定のデューティを有する調整パターンがプリントされ、前記反転部によって表裏が反転されたシートの第2面に、前記搬送ローラが前記調整パターンと接触する状態においてテストパターンをプリントし、前記検査部で当該テストパターンを読み取った結果に基づいてシートの第2面に画像をプリントするときの前記補正データを生成する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記搬送ローラが前記調整パターンと接触する状態で前記シートの非プリント領域が搬送されている状態を測定した結果に基づいて前記シートの搬送速度を調整した後に、前記テストパターンをプリントすることを特徴とするプリント装置。
  2. 前記第2面の前記テストパターンは、シートの搬送方向において、前記第2面の前記非プリント領域の後に設けられ、かつ、前記調整パターンの裏の領域にあることを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 前記非プリント領域はシートの第2面に設けられ、
    前記搬送速度は前記非プリント領域で速度計によって測定されることを特徴とする請求項1または2に記載のプリント装置。
  4. 前記制御手段は、シートの第1面にテストパターンを設け、当該テストパターンを前記検査部で読み取って、第1面に画像をプリントする際の前記補正データを生成することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のプリント装置。
  5. 前記所定のデューティは、ユーザによって設定され、もしくは当該プリント装置のプリントの履歴に基づいて設定されることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載のプリント装置。
  6. 前記調整パターンは、異なるデューティを有する複数の調整パターンであり、前記第2面に画像をプリントする際の前記補正データは前記異なるデューティのそれぞれに対応して生成されることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載のプリント装置。
  7. インクを吐出してシートに画像をプリントするプリントヘッドと、
    シートの裏面側に配され前記プリントヘッドへシートを搬送する搬送ローラと、
    シートにプリントされたテストパターンを読み取る検査部と、を備え、
    シートに画像をプリントする際に前記プリントヘッドのプリント位置のずれを補正データによって補正するプリント装置の補正データ生成方法であって、
    シートの第1面に所定のデューティを有する調整パターンをプリントする第1のプリント工程と、
    当該シートの第2面に、前記搬送ローラが前記調整パターンと接触する状態においてテストパターンをプリントする第2のプリント工程と、
    前記検査部で当該テストパターンを読み取った結果に基づいてシートの第2面に画像をプリントするときの前記補正データを生成する生成工程と、を有し、
    前記第2のプリント工程の前に、前記搬送ローラが前記調整パターンと接触する状態で当該シートの第2面の非プリント領域が搬送されている状態を測定した結果に基づいて当該シートの搬送速度を調整する調整工程をさらに有することを特徴とするプリント装置の補正データ生成方法。
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