JP2021045771A - 打ち抜き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】工具欠損を高精度に検出する打ち抜き装置を提供する。【解決手段】本開示に係る打ち抜き装置は、パンチと、被加工物から所定の形状を打ち抜くための抜き型を形成するダイとを備え、ダイの上に設置された平板状の被加工物から、パンチによって抜き型による形状を打ち抜く打ち抜き加工を行う打ち抜き装置であって、検知装置と判定装置とを備える。検知装置は、測定器を有し、測定器により測定された被加工物を打ち抜く際に生じる力のうち、パンチによる打ち抜き方向に沿う軸と直交する平面内における直交する2軸のそれぞれの方向に生じる水平分力を取得する。判定装置は、検知装置によって取得した水平分力に基づき、パンチまたはダイの欠損が生じたか否かを判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、打ち抜き装置に関し、具体的には、金属やプラスチック、複合材料等の平板を打ち抜く打ち抜き装置に関する。
従来、この種の打ち抜き装置としては、実際のプレス作業における打ち抜き荷重と記憶装置に記憶されている荷重とを比較するための演算装置と、その演算結果を表示する装置とを備えたプレスの荷重監視装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の打ち抜き装置の構成図においては、打ち抜き装置の下方部に荷重検出センサが設置され、打ち抜き加工時の加工抵抗を検出する。荷重検出センサとしては、ストレインゲージなどが良いとされている。荷重検出センサからの信号は、増幅されて、CPU部に送信される。CPU部において、荷重検出センサから受信された信号が演算されて、荷重に変換される。更に、CPU部は、実際の打ち抜き加工における荷重の値と限界値との比較および差分の演算等を行い、それらの演算結果を表示装置に表示する。
特開昭55−48628号公報
しかしながら、前記従来の打ち抜き装置の構成では、打ち抜き方向の荷重のみを測定するため、高精度に工具欠損や摩耗等の異常を検出することが難しいという課題を有している。打ち抜き装置の不具合を一層抑えるという観点において、従来の構成は未だ改善の余地がある。
したがって、本開示は、前記従来の課題を解決するものであって、工具欠損等の異常を高精度に検出する打ち抜き装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本開示に係る打ち抜き装置は、
パンチと、被加工物から所定の形状を打ち抜くための抜き型を形成するダイとを備え、
前記ダイの上に設置された平板状の被加工物から、前記パンチによって前記抜き型による形状を打ち抜く打ち抜き加工を行う打ち抜き装置であって、
測定器を有し、前記測定器により測定された前記被加工物を打ち抜く際に生じる力のうち、前記パンチによる打ち抜き方向に沿う軸と直交する平面内における直交する2軸のそれぞれの方向に生じる水平分力を取得する検知装置と、
前記検知装置によって取得した前記水平分力に基づき、前記パンチまたは前記ダイの欠損が生じたか否かを判定する判定装置と、
を備える。
以上のように、本開示の打ち抜き装置によれば、工具欠損等の異常を高精度に検出することができる。
本開示の実施形態に係る工具欠損を検出する打ち抜き装置を示す部分正面断面図である。 図1の打ち抜き装置における、工具欠損等の異常を検出する欠損検出部の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る打ち抜き装置における欠損検出部の測定器の平面配置の構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る打ち抜き装置における欠損検出部の判定装置の動作を示すフローチャートを示す図である。 本開示の実施形態に係る打ち抜き加工において生じる荷重プロファイルの模式図であって、最初(無欠損状態)の打ち抜く際の3軸方向の分力を示す図である。 本開示の実施形態に係る打ち抜き加工において生じる荷重プロファイルの模式図であって、工具欠損1が生じた後の打ち抜く際の3軸方向の分力を示す図である。 本開示の実施形態に係る打ち抜き加工において生じる荷重プロファイルの模式図であって、工具欠損2が生じた後の打ち抜く際の3軸方向の分力を示す図である。 本開示の実施形態に係る打ち抜き装置における欠損検出部の表示部による工具欠損の表示を示す図である。 本開示の実施形態に係る打ち抜き装置における欠損検出部の表示部による工具欠損の表示を示す図であって、最新の欠損を、過去に生じた欠損と区別するように表示する形態を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
本発明者らは、打ち抜き加工において、工具欠損等の異常を一層高精度に検出するために、研究を重ねた結果、以下の新規な知見を得た。
打ち抜き加工において、打ち抜き方向の荷重は、一般的に材料をせん断に要する力であり、打ち抜きパンチ/ダイの大きさまたは被加工物の材料の特性/厚みによって異なるが、一般的には100N以上の比較的に大きな値である。工具にわずかな欠損または摩耗が生じたとしても、打ち抜き方向における荷重の変化量が少ないため、工具欠損または摩耗等の発生は容易に検出することができない。したがって、従来の打ち抜き装置は、打ち抜き方向の荷重のみを測定することによって工具の異常を検出するように構成されているため、工具欠損または摩耗等の発生を高精度に検出することは困難である。
これに対し、以降詳述するように、打ち抜く際に生じる力のうち、打ち抜き方向と直交する面内に生じる力は、打ち抜き方向の荷重と比較して非常に小さいため、当該直交する面における荷重の変化を容易に検出することができる。本発明者らは、打ち抜き方向と直交する面内の力を測定すれば、工具欠損等の異常の有無を高精度に検出できることを見出した。この新規な知見に基づき、本発明者らは、以下の開示に係る発明に至った。
本開示の第1態様によれば、
パンチと、被加工物から所定の形状を打ち抜くための抜き型を形成するダイとを備え、
前記ダイの上に設置された平板状の被加工物から、前記パンチによって前記抜き型による形状を打ち抜く打ち抜き加工を行う打ち抜き装置であって、
測定器を有し、前記測定器により測定された前記被加工物を打ち抜く際に生じる力のうち、前記パンチによる打ち抜き方向に沿う軸と直交する平面内における直交する2軸のそれぞれの方向に生じる水平分力を取得する検知装置と、
前記検知装置によって取得した前記水平分力に基づき、前記パンチまたは前記ダイの欠損が生じたか否かを判定する判定装置と、
を備える、打ち抜き装置を提供する。
本開示の第2態様によれば、
前記測定器は、少なくとも3つを含み、
前記測定器のそれぞれは、前記打ち抜き方向に沿う軸と直交する同一の平面上に配置される、第1態様に記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第3態様によれば、
前記測定器のそれぞれは、前記平面を前記打ち抜き方向から見た場合に、前記平面の前記直交する2軸によって分割される4つの領域のうち、3つの領域のそれぞれに配置される、第2態様に記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第4態様によれば、
前記判定装置は、水平分力算出部を含み、
前記水平分力算出部は、
前記検知装置により取得した前記水平分力に基づいて、前記直交する2軸のそれぞれの方向において、最初の打ち抜く際に取得した水平分力と当該打ち抜く際に取得した水平分力との差分を算出する、第1から第3態様のいずれか1つに記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第5態様によれば、
前記判定装置は、水平分力算出部を含み、
前記水平分力算出部は、
連続する前記打ち抜き加工において、前記検知装置により連続的に取得した前記水平分力に基づいて、前記直交する2軸のそれぞれの方向において、1つ前の打ち抜く際に取得した水平分力と当該打ち抜く際に取得した水平分力との差分を算出する、第1から第4態様のいずれか1つに記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第6態様によれば、
前記判定装置は、欠損判定部を更に含み、
前記欠損判定部は、
前記水平分力算出部により算出した前記水平分力の前記差分が予め設定された判定基準値よりも大きい場合に、前記欠損が生じたと判定する、第4または第5態様に記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第7態様によれば、
前記水平分力算出部は、
前記欠損判定部により前記欠損が生じたと判定されたとき、前記欠損の大きさおよび前記パンチの先端面または前記抜き型の上面における所定の基準位置に対する前記欠損の方向を算出し、
前記直交する2軸であるX軸とY軸とのそれぞれの方向に生じた前記水平分力の差分をdXとdYとすると、前記欠損の大きさsと前記X軸に対する前記欠損の方向θとは、それぞれ以下の式を満たす、
Figure 2021045771
Figure 2021045771
第6態様に記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第8態様によれば、
前記測定器のそれぞれは、前記直交する2軸のそれぞれの方向において、前記基準位置から均等に離れるように配置されている、第7態様に記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第9態様によれば、
前記基準位置は、前記パンチの中心位置もしくは重心位置である、第8態様に記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第10態様によれば、
前記判定装置は、前記水平分力算出部による算出結果を表示する表示部を更に備え、
前記表示部は、前記欠損の大きさおよび/または前記欠損の方向を、前記欠損を示すマークで表示する、第7から第9態様のいずれか1つに記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第11態様によれば、
前記表示部は、
前記パンチまたは前記抜き型を前記打ち抜き方向から見た形状を表示し、前記マークを前記形状に重ねて表示する、第10態様に記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第12態様によれば、
前記表示部は、
前記欠損の方向と、前記形状の輪郭とが交差する位置に、前記マークを表示する、第11態様に記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第13態様によれば、
前記表示部は、
連続する前記打ち抜き加工において生じた最新の前記欠損と過去の前記欠損とを、互いに異なる前記マークで表示する、第10から第12態様のいずれか1つに記載の打ち抜き装置を提供する。
本開示の第14態様によれば、
前記表示部は、
前記欠損の大きさに基づいて、前記マークの大小を変化させて表示する、第10から第13態様のいずれか1つに記載の打ち抜き装置を提供する。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施形態において示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置、および接続形態などは、本開示に係る一具体例であって、本開示を限定するものではない。よって、以下の実施形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図面は、模式図を示すものであり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図面において、実質的に同一の構成について、同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
《実施形態》
先ず、本開示の実施形態に係る打ち抜き装置の全体構造について説明する。
図1は、本開示の実施形態に係る工具欠損を検出する打ち抜き装置を示す部分正面断面図である。
図1に示す打ち抜き装置10は、抜き型が搭載された状態である。打ち抜き装置10は、加工部11と、欠損検出部30とを備えている。加工部11における上型21は、可動プレート14の下面に取り付けられ、可動プレート14は、ボールねじ17を介してサーボモータ12に接続されている。加工部11のコントローラ18内の任意のプログラムにより、サーボモータ12が作動され、ボールねじ17を回転させることによって、可動プレート14を所定の速度で上下駆動する。パンチ1は、上型21により可動プレート14に対して保持されている。ストリッパー23は、圧縮バネ24によって、上型21の下面に対向して保持されている。パンチ1は、上部が上型21により可動プレート14に対して保持され、下部がストリッパー23内を貫いて延びている。
打ち抜き装置10の本体における下型22の上面に、ダイベース25が上型21に対向して取り付けられている。ダイベース25の上部において、ダイ2が組付けられており、パンチ1の先端がダイベース25内に干渉なく挿入される位置において、ダイ2は、より一定の抜き勾配を有するように抜き型26を形成している。ダイベース25の下部において、抜き型26に対応する位置に貫通部27が設けられている。被加工物3は、ダイベース25の上面に載置され、打ち抜き加工される。測定器32は、ダイベース25の下方部に取り付けられ、被加工物を打ち抜く際に生じる力を測定する。
次に、本実施の形態における打ち抜き加工動作について、以下に説明する。コントローラ18内の打ち抜きプログラムが実行されると、サーボモータ12が作動され、ボールねじ17が駆動されて回転する。それにより、打ち抜き装置10の可動プレート14が下降し、可動プレート14に取り付けられた上型21が連動する。そして、ストリッパー23は、ダイベース25の上面に載置されている被加工物3に接触し、圧縮バネ24の変形により被加工物3が強く押さえられるとともに、上型21の下降によりパンチ1がストリッパー23を通って下方に突き出し、上方から被加工物3に接触し、打ち抜き動作が始まる。パンチ1の先端がダイ2に完全に入り込んだ段階で、パンチ1の動作は一旦停止される。打ち抜かれた被加工物(図1中には図示せず)は、抜き型26を通り、下方の貫通部27に落下する。
パンチ1は、最下点(下死点)に到達した後は、制御プログラムにより所定の速度で上昇し元の位置に戻る。このとき、一般的な打ち抜き装置と同様に、ストリッパー23は、被加工物3を押さえつけ、パンチ1が被加工物内3から引き抜くに連れて、被加工物3が上昇しないように作用する。その後、ストリッパー23が上昇し、被加工物3は解放され、所定の方向に所定の寸法だけ送られ、もしくは入れ替えられる(図示せず)。以上のように、打ち抜き加工が行われる。
図2は、図1の打ち抜き装置10における、工具欠損等の異常を検出する欠損検出部30の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、欠損検出部30は、検知装置31と、判定装置35とを含む。検知装置31は、測定器32と、増幅器33と、記録装置34とを有し、被加工物を打ち抜く際に生じる力に関する情報を取得する。検知装置31は、判定装置35に電気的に接続されている。判定装置35は、水平分力算出部36と、欠損判定部37と、記憶部38と、表示部39とを有し、検知装置31の検知情報に基づいて、パンチ1またはダイ2の欠損が生じた否かを判定し、パンチ1またはダイ2の欠損の発生が判定されたとき、表示部39によりその欠損に関する算出結果を表示する。なお、図1に示すように、欠損検出部30は、加工部11のコントローラ18に電気的に接続することによって、加工部11と同期作動することができる。以下、欠損検出部30の構成および動作について詳細に説明する。
検知装置31の測定器32は、例えば、直交する3軸(X、Y、Z軸)方向において、被加工物を打ち抜く際に生じる荷重を計測することができる高速に応答可能な水晶式センサであってもよい。本開示において、工具欠損を検出するためには、図1に示す打ち抜き方向となるZ軸方向の荷重の計測を必要としない。しかしながら、打ち抜き方向における荷重の計測は、打ち抜き加工において重要であるため、好ましくは、測定器32は、ダイベース25と強固に取り付けられ、打ち抜き方向(図1におけるZ方向)の荷重はもとより、打ち抜き方向と直交する面内の2軸(図1におけるX、Y軸)方向の荷重も正確に測定できる3軸の荷重センサによって構成される。
図3は、本開示の実施形態に係る打ち抜き装置10における欠損検出部30の測定器32の平面配置の構成例を示す図であって、4つの測定器32(1)、32(2)、32(3)、32(4)を含む構成が示されている。図1に示すパンチの打ち抜き方向(Z軸)と直交する面をX−Y面とし、その面上に4つの測定器32が四角形状に配置されている。すなわち、X−Y面における第1象限から第4象限までの領域のそれぞれに、測定器32が配置されている。
また、4つの測定器32は、その中心位置が、X−Y面と平行のパンチ1の先端面における中心位置もしくは重心位置Oと一致するように配置されることが望ましい。このように配置することによって,工具欠損が生じた場合に、後述する欠損の方向の算算出が容易となり、かつ欠損の検出精度が向上する。
図3に示すように、各々の測定器32は、互いの間隔が、X方向において(a+a)、Y方向において(b+b)となるように配置されている距離aとbとは、等しくてもよい。また、図3に示すパンチ1とダイ2により形成された抜け型との形状は、ともに単純な円形としたが、本開示はこれに限定されることなく、他の形状であってもよい。
なお、本実施形態において、測定器32を4つ配置したが、測定器32は3つ以上であれば、後述する3軸方向の水平分力に関する算出が可能である。測定器32を3つ使用する場合には、3つの測定器32は、一直線上にない3箇所に配置すればよい。例えば、3つの測定器32を、X−Y面における第1象限から第4象限までの4つの領域のうち3つの領域に、それぞれ配置する。測定器32の個数は少ないほうが安価となるため、3つ〜4つの使用が好ましい。これらの測定器を配置した上で打ち抜き加工を実施するとき、測定器のそれぞれにより、被加工物を打ち抜く際に生じる3軸方向の力を測定することができる。
《実験》
パンチ1またはダイ2に欠損が生じたとき、被加工物を打ち抜く際に生じる3軸方向の力が、測定器32により実際どの程度測定されるかについて、以下の実験を行った。
本実験において、まず、被加工物を厚み0.2mmのステンレス板(SUS304)とし、直径4.5mmの円形であって、かつ欠損のないパンチを用いて、打抜き加工を行った。この場合、打ち抜き方向Zの荷重は約4000Nが生じ、X−Y面の荷重は±5Nであった。次に、同じ被加工物に対して、欠損が生じたパンチを用いて同様に打ち抜き加工を行った。この場合、打ち抜き方向Zの荷重は、工具欠損が無い場合と比較して有意差が生じなかった。一方、X−Y面の荷重は、10〜40Nの変化が生じた。
本実験において、打ち抜き方向Zの荷重についても、工具欠損が生じることにより、X−Y面の荷重と同様に多少変化していることが考えられる。しかし、打ち抜き方向Zの荷重が最大4000Nに対して、パンチの欠損による荷重の変化が最大40N程度生じたとしても、打ち抜き方向Zの荷重への影響の割合が1%以下であり、非常に小さい、すなわち、S/N比(信号対雑音比)が非常に小さい。このため、打ち抜き方向の荷重の変化から工具欠損による影響を判断することは困難である。
一方、X−Y面における荷重は、無欠損のパンチを使用した場合に±5Nであったのに対し、工具欠損が生じることにより、10〜40Nの変化が生じたため、工具欠損の有無を検出するために、X−Y面における荷重を測定することで、大きなS/N比を得ることができ、工具欠損の有無をより高精度に判定することができる。
このように、検知装置31は、少なくとも3つの測定器32を配置することにより、被加工物を打ち抜く際に生じる力のうち、X−Y面の水平分力を取得することができる。測定器32により測定された3軸方向の力は、増幅器33により増幅され、記録装置34(例えば、データロガー)に記録される。次に、判定装置35は、検知装置31に取得された水平分力に基づいて、パンチ1またはダイ2の欠損が生じたか否かの判定を行う。
図4は、本開示の実施形態に係る打ち抜き装置10における欠損検出部30の判定装置35の動作を示すフローチャートである。図4に示す判定装置35の動作プロセスのステップS10は、水平分力算出部36により実行される。ステップS10において、検知装置31により取得した水平分力に基づいて、水平分力の差分を算出する。以下に、水平分力の差分の算出について、図5a〜図5cを参照しながら説明する。
4つの測定器32が図3に示す配置される場合、被加工物を打ち抜く際に生じる3軸方向の分力(Fx,Fy,Fz)と、Z軸周りのモーメントMzとは、それぞれ以下の式により算出される。
(数3)
Fz=Fz1+Fz2+Fz3+Fz4 (1)
Fy=Fy1+Fy2+Fy3+Fy4 (2)
Fx=Fx1+Fx2+Fx3+Fx4 (3)
Mz=a((Fy3+Fy4)−a(Fy1+Fy2))
+b((Fx2+Fx3)−b(Fx1+Fx4)) (4)
ここで、Fx1,Fx2,Fx3,Fx4は、4つの測定器32のそれぞれにより測定されたX軸の荷重値に基づいて、取得されたX軸方向の分力である。数字1〜4は、4つの測定器に対応している。Fy1,Fy2,Fy3,Fy4は、4つの測定器32のそれぞれにより測定されたY軸の荷重値に基づいて、取得されたY軸方向の分力である。Fz1,Fz2,Fz3,Fz4は、4つの測定器32のそれぞれにより測定されたZ軸の荷重値に基づいて、取得されたZ軸方向の分力である。aとbとは、図3に示されている、X軸とY軸とにおいて、各々の測定器32が中心位置Oから離れる距離である。
仮に加工開始時において、図3に示すパンチ1とダイ2のクリアランス(ダイ2により形成された抜き型とパンチ1との間の間隔である)が均一であり、パンチ1およびダイ2の切れ刃部の切れ味が均一であり、被加工物は厚みが均等であり且つ材質等の特性が均一であるように調整されている。この場合、打ち抜き加工の際に、上記式(2)〜式(4)式は、実質的に「0」(ゼロ)となる。即ち、打ち抜き方向の荷重であるZ方向の力(式(1))以外の荷重は生じない。従来の打ち抜き装置において、打ち抜き方向の荷重(Z軸)以外の荷重計測をしていないのは、前述したように、打ち抜き方向の荷重のみが生じる仮定を前提としたものである。
図5aは、本開示の実施形態に係る打ち抜き加工において生じる荷重プロファイルの模式図であって、最初(無欠損状態)の打ち抜く際の3軸方向の分力が示されている。この状態において、前述した加工開始時の調整がされている前提で、X軸およびY軸の荷重は生じない。すなわち、最初の打ち抜く際に、打ち抜き方向(Z軸)の荷重Fzが最大荷重Fz(0)に達した時の水平分力を水平分力の初期値Fx(0)およびFy(0)とし、Fx(0)およびFy(0)の値は、ともに「0」である。
打ち抜き加工中に工具欠損1が生じると、荷重プロファイルが図5aの状態から図5bの状態に変化する。図5bは、本開示の実施形態に係る打ち抜き加工において生じる荷重プロファイルの模式図であって、工具欠損1が生じた後の打ち抜く際の3軸方向の分力が示されている。工具欠損が生じたことにより水平分力Fx、Fyが生じている。ここでは、打ち抜き方向(Z軸)の荷重Fzが最大荷重Fz(1)に達した時の水平分力をFx(1)、Fy(1)とする。この変化の特徴は、打ち抜き方向(Z軸)の荷重Fzは一般的に大きな値であるため、工具欠損が生じたとしても、Z軸における荷重の変化量はその荷重値の1%以下である。よって、打ち抜き方向(Z軸)の荷重の変化から工具欠損を検出するのは困難である。一方、水平分力となるX軸、Y軸の荷重Fx、Fyは、打ち抜き方向(Z軸)の荷重より2桁以上小さい値である。具体的には、無欠損状態において、「0」値であった初期値Fx(0)およびFy(0)が、工具欠損の発生により一定の値のFx(1)、Fy(1)(具体的には工具欠損の程度等によって異なるが、1〜30N程度)に変化する。このため、工具欠損1が生じた後に最初状態に比べて相対的に大きな水平分力Fx(1)、Fy(1)を検出することができ、最初状態に対する水平分力の差分dFxおよびdFyを容易に算出することができる。
工具欠損が増えない限り、図5bの状態がしばらく続く。更に新たな工具欠損2が発生すると、図5bの状態から図5cに変化する。図5cは、本開示の実施形態に係る打ち抜き加工において生じる荷重プロファイルの模式図であって、工具欠損2が生じた後の打ち抜く際の3軸方向の分力が示されている。この状態変化についても上記説明と同様に、打ち抜き方向(Z軸)の荷重Fzの変化は小さく、工具欠損2が生じた後に、Fzが最大荷重Fz(2)に達した時の水平分力Fx(2)およびFy(2)を検出することによって、水平分力の差分dFxおよびdFyを容易に算出することができる。
次に、図4に示す動作プロセスのステップS20において、工具欠損の発生が判定される。当該判定は、判定装置35の欠損判定部37により実行される。本実施形態において、欠損判定部37は、最初状態に対して工具欠損の発生の判定と、連続する打ち抜き加工において、打ち抜き動作毎に工具欠損の発生の判定とを両方行うことができる。以下、それぞれの判定プロセスについて説明する。
先ず、最初状態に対する工具欠損の発生の判定において、最初の打ち抜く際にFzが最大荷重Fz(0)に達した時のX軸およびY軸の水平分力の初期値Fx(0)およびFy(0)を記憶部38に保存する。水平分力算出部36は、保存された初期値Fx(0)およびFy(0)に対して、水平分力の差分dFxおよびdFyを算出する。具体的には、n回目の打ち抜き加工において、検知装置31により、Fzが最大荷重Fz(n)に達した時のX軸およびY軸の水平分力Fx(n)およびFy(n)を取得する。水平分力算出部36は、保存された初期値Fx(0)およびFy(0)に対して、水平分力の差分dFxを(Fx(n)−Fx(0))として算出し、dFyを(Fy(n)−Fy(0))として算出する。同様に、(n+1)回目の打ち抜き加工について、水平分力の差分dFxおよびdFyは、それぞれ(Fx(n+1)−Fx(0))および(Fy(n+1)−Fy(0))として算出される。算出されたdFxまたはdFyが予め設定された判定基準値1よりも大きい場合に、欠損判定部37は、判定時において、最初状態に対して工具欠損が生じたと判定することができる。このように、判定時に、欠損が生じたか否かは、最初状態に対する変化に基づいて、総合的な影響として判定される。
次に、連続する打ち抜き加工において、打ち抜き動作毎に工具欠損の発生の判定は、以下のように実行される。具体的には、n回目の打ち抜き加工において、検知装置31により取得した、Fzが最大荷重Fz(n)に達した時のX軸およびY軸の水平分力Fx(n)およびFy(n)を、記憶部38に保存する。次に、(n+1)回目の打ち抜き加工において、検知装置31により、Fzが最大荷重Fz(n+1)に達した時のX軸およびY軸の水平分力Fx(n+1)およびFy(n+1)を取得する。水平分力算出部36は、保存されたFx(n)およびFy(n)に対して、水平分力の差分dFxを(Fx(n+1)−Fx(n))として算出し、dFyを(Fy(n+1)−Fy(n))として算出する。算出されたdFxまたはdFyが予め設定された判定基準値2よりも大きい場合に、欠損判定部37は、(n+1)回目の打ち抜き加工動作において、工具欠損が生じたと判定することができる。そして、記憶部38に保存されているFx(n)およびFy(n)の値を更新し、新たなFx(n)およびFy(n)として、(n+1)回目の打ち抜き加工において取得されたFx(n+1)およびFy(n+1)の値を記憶部38に保存し、前述した演算を繰り返す。このように、連続する打ち抜き加工において、この一連の処理を打ち抜き動作毎に実施することによって、次々と水平分力の差分が算出され、打ち抜き動作毎に新たに生じた工具欠損を検出することができる。
本実施形態において、判定装置35に対して、最初状態に対して工具欠損の発生の判定を行うか、および/または打ち抜き動作毎に工具欠損の発生の判定を行うかを指定することができる。また、欠損判定部37において、判定基準値を設定することができる。理想的には、最初状態に対して、打ち抜く際の水平分力の差分dFxまたはdFyの絶対値が「0」よりも大きい値となると、工具欠損の発生を示すことになる。しかし、実際の測定の再現性または加工のバラツキ等による変動が生じることを考慮して、判定基準値を「0」よりも大きい値に設定することが望ましい。具体的には、例えば、判定基準値1または判定基準値2を、5Nに設定することができる。なお、実際の加工要求に応じて、X軸方向とY軸方向とにおける判定基準値を異なる値に設定してもよい。また、判定基準値1と判定基準値2について、同一の値を設定してもよく、異なる値を設定してもよい。更に、水平分力の差分dFxおよびdFyの値から、以下に説明するX−Y面の水平分力の差分の合力を算出することができる。当該合力の大きさについて、判定基準値を設定して工具欠損の発生を判定することもできる(図示せず)。
続いて、図4に示す動作プロセスのステップS30において、工具欠損が生じたと判定されたとき、水平分力算出部36により、欠損の大きさが算出される。欠損の大きさは、X−Y面の水平分力の差分dFxおよびdFyの合力の大きさにより表され、以下の式により算出する。
Figure 2021045771
更に、欠損判定部37は、算出された欠損の大きさの値について、複数のランクに分類し、工具欠損のレベルを判定することができる。具体的には、例えば、算出されたsの値が、10N未満である場合、レベル1とし、10N以上20N未満である場合、レベル2とし、20N以上30N未満である場合、レベル3とする等のように判定してもよい。当該工具欠損のレベルの判定結果を、後述に説明する表示部により表示することが望ましい。レベルの高い欠損が多く発生する場合、パンチに大きな工具欠損が多数発生していると推定され、それによって、例えば、打ち抜かれた製品において大きなバリが生じている可能性があると判断することができる。
続いて、図4に示す動作プロセスのステップS40において、更に欠損の方向が算出される。欠損の方向は、水平分力算出部36により、X−Y面の水平分力の差分dFxおよびdFyに基づいて、以下の式により算出する。
Figure 2021045771
上記式により算出したθは、パンチ1の先端面または抜き型26の上面における所定の基準位置に対して、工具欠損が生じた位置の方向を表す角度である。工具欠損の位置の算出に用いられる基準位置は、測定器が配置された中心位置、例えば、図3に示す4つの測定器32の中心位置Oとすることができる。一般に、測定器のそれぞれを、X軸およびY軸の方向において、選定された基準位置から均等に離れるように配置することによって、欠損の方向の算出が容易となる。また、基準位置は、パンチの中心位置または重心位置と一致することが好ましい。
続いて、図4に示す動作プロセスのステップS50において、算出された欠損の大きさおよび欠損の方向を、表示部39により表示される。図6は、本開示の実施形態に係る打ち抜き装置10における欠損検出部30の表示部39による工具欠損の表示を示す図である。以下、図6を参照しながら、水平分力算出部36によって算出された工具欠損の大きさおよび方向の表示形態について説明する。
図6の座標系は、図3による測定器の平面配置の座標系と一致している。
図6によれば、表示部39において、打ち抜き加工に使用される工具パンチ(またはダイ)の輪郭が表示される。本実施形態において、パンチ1またはダイ2により形成された抜き型26の輪郭は、円形として表示されている。打ち抜き加工に使用される工具が他の形状である場合、表示部39において、その工具の輪郭と同様の形状を表示することが望ましい。
表示部39は、水平分力算出部36の算出結果に基づいて、第1の工具欠損を示す第1のマーク41を表示する。前述したように、X−Y面の水平分力の差分dFxおよびdFyに基づいて算出されたθは、欠損が生じた方向を表す角度であって、工具欠損の生じた座標値を特定することができない。しかしながら、工具欠損は、切れ刃となる工具のエッジ部に生じることが推定される。したがって、図6に示すように、第1のマーク41を、パンチ1のエッジ部(またはダイ2の内縁)と、算出された欠損の方向を表す角度とが交差する位置に表示することによって、工具欠損の発生位置を示すことができる。
また、水平分力算出部36により算出された欠損の大きさsを、第1のマーク41の大きさと関連付けて表示することができる。更に、欠損判定部37により判定された工具欠損のレベルを、第1のマーク41に(例えば、色またはサイズによる)相関性を付して表示してもよい。
なお、工具欠損に依る荷重の変化は、作用と反作用とが共存するため、工具欠損がパンチ側またはダイ側のいずれに生じたかを特定することは困難である。したがって、表示部39において、パンチ1とダイ2とをともに表示させ、パンチ側とダイ側とのいずれかに、もしくは両方に第1のマーク41を表示してもよい。
図7は、本開示の実施形態に係る打ち抜き装置10における欠損検出部30の表示部39による工具欠損の表示を示す図であって、最新の欠損を、過去に生じた欠損と区別するように表示する形態を示す図である。欠損判定部37により第1の工具欠損の発生が判定されたとき、図7の(a)に示すように、水平分力算出部36により工具欠損1についての算出結果は、第1のマーク41により表示される。
次に、図7の(b)に示すように、欠損判定部37により第2の工具欠損が生じたと判定されたとき、表示部39は、第2の工具欠損の発生位置に第1のマーク41を表示し、第1の工具欠損の位置に第2のマーク42を表示する。すなわち、表示部39は、最新の工具欠損と、過去に生じた工具欠損との違いが識別できるように、表示を変更する。第1のマーク41と第2のマーク42とは、例えば、互いに色または形状等が異なるように表示されることで、更に識別しやすいように表示されてもよい。
図7の(c)は、第3の欠損が生じたときの表示部39の表示形態の模式図を示す。欠損判定部37により第3の工具欠損が生じたと判定されたとき、表示部39は、第3の工具欠損の発生位置に第1のマーク41を表示し、第1および第2の工具欠損の発生位置に第2のマーク42を表示する。すなわち、表示部39は、最新の工具欠損と、過去に生じた工具欠損との違いが識別できるように、表示を変更する。なお、表示部39は、更に第1の工具欠損と第2の工具欠損とを識別できるように表示を変更してもよい。すなわち、表示部39は、欠損判定部37により判定された工具欠損を、生じた時系列順を識別できるように表示してもよい。
また、水平分力算出部36により算出された欠損の大きさについても判別できるように、第1のマーク41および第2のマーク42の大きさを変えて欠損の大小を表現してもよい。
このように、本開示における打ち抜き装置は、初期状態に対してまたは打ち抜き動作毎に工具欠損の発生の有無を判定し、欠損が生じた場合は、表示部に欠損の位置、大きさを示すように表示を追加することができる。このようにして、打ち抜き加工における工具欠損の発生状況を把握することが可能となる。工具欠損の発生状態を分析することによって、打ち抜いた被加工物(製品側)に品質の劣化が生じる可能性を推定することができ、工具の交換時期等を的確に判断できるため、高品質な打ち抜き加工を実現することができる。
なお、以上述べた本開示の実施形態において、測定器32は、下型22に組み込まれ、ダイ2に対して生じる荷重を計測する構成としたが、本開示はこれに限定されない。例えば、測定器32を上型21内に組み込み、パンチに対して生じる荷重を計測してもよいことは言うまでもない。なお、この場合、ストリッパー23のバネ荷重が計測されないため、打ち抜き荷重のみを計測することができる。
また、上記記載では、工具欠損が生じたか否かについての判定方法の一つとして、最初の打ち抜く際に取得した水平分力を判定の基準として、加工の最初状態に対して工具欠損の発生を判定する実施形態を記載したが、本開示はこれに限定されない。例えば、実際の加工における最初の打ち抜く際に取得した水平分力に限らず、判定時よりも前の任意の一回の打ち抜く際に取得した水平分力を判定の基準として、当該状態に対して、その後の工具欠損の発生を判定することも可能である。
また、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、上記記載において、加工部が閉曲線となる打ち抜き加工を例として説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、加工部が開曲線となる切断加工に使用しても同様な効果を得ることができる。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、本発明の請求の範囲内に含まれると理解されるべきである。
本開示の打ち抜き装置によれば、打ち抜き方向と直交する水平面内に生じる力を検出することによって、工具欠損を高精度に検出することができる。更に、本開示の打ち抜き装置は、打ち抜き加工に限ることなく、切断加工時の工具欠損の検出、または曲げ加工時の3軸荷重測定等にも幅広く適用できる。
1 パンチ
2 ダイ
3 被加工物
10 打ち抜き装置
11 加工部
12 サーボモータ
14 可動プレート
17 ボールねじ
18 コントローラ
21 上型
22 下型
23 ストリッパー
24 圧縮バネ
25 ダイベース
26 抜き型
27 貫通部
30 欠損検出部
31 検知装置
32 測定器
33 増幅器
34 記録装置
35 判定装置
36 水平分力算出部
37 欠損判定部
38 記憶部
39 表示部
41 第1のマーク
42 第2のマーク

Claims (14)

  1. パンチと、被加工物から所定の形状を打ち抜くための抜き型を形成するダイとを備え、
    前記ダイの上に設置された平板状の被加工物から、前記パンチによって前記抜き型による形状を打ち抜く打ち抜き加工を行う打ち抜き装置であって、
    測定器を有し、前記測定器により測定された前記被加工物を打ち抜く際に生じる力のうち、前記パンチによる打ち抜き方向に沿う軸と直交する平面内における直交する2軸のそれぞれの方向に生じる水平分力を取得する検知装置と、
    前記検知装置によって取得した前記水平分力に基づき、前記パンチまたは前記ダイの欠損が生じたか否かを判定する判定装置と、
    を備える、打ち抜き装置。
  2. 前記測定器は、少なくとも3つを含み、
    前記測定器のそれぞれは、前記打ち抜き方向に沿う軸と直交する同一の平面上に配置される、
    請求項1に記載の打ち抜き装置。
  3. 前記測定器のそれぞれは、前記平面を前記打ち抜き方向から見た場合に、前記平面の前記直交する2軸によって分割される4つの領域のうち、3つの領域のそれぞれに配置される、
    請求項2に記載の打ち抜き装置。
  4. 前記判定装置は、水平分力算出部を含み、
    前記水平分力算出部は、
    前記検知装置により取得した前記水平分力に基づいて、前記直交する2軸のそれぞれの方向において、最初の打ち抜く際に取得した水平分力と当該打ち抜く際に取得した水平分力との差分を算出する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の打ち抜き装置。
  5. 前記判定装置は、水平分力算出部を含み、
    前記水平分力算出部は、
    連続する前記打ち抜き加工において、前記検知装置により連続的に取得した前記水平分力に基づいて、前記直交する2軸のそれぞれの方向において、1つ前の打ち抜く際に取得した水平分力と当該打ち抜く際に取得した水平分力との差分を算出する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の打ち抜き装置。
  6. 前記判定装置は、欠損判定部を更に含み、
    前記欠損判定部は、
    前記水平分力算出部により算出した前記水平分力の前記差分が予め設定された判定基準値よりも大きい場合に、前記欠損が生じたと判定する、
    請求項4または5に記載の打ち抜き装置。
  7. 前記水平分力算出部は、
    前記欠損判定部により前記欠損が生じたと判定されたとき、前記欠損の大きさおよび前記パンチの先端面または前記抜き型の上面における所定の基準位置に対する前記欠損の方向を算出し、
    前記直交する2軸であるX軸とY軸とのそれぞれの方向に生じた前記水平分力の差分をdXとdYとすると、前記欠損の大きさsと前記X軸に対する前記欠損の方向θとは、それぞれ以下の式を満たす、
    Figure 2021045771
    Figure 2021045771
    請求項6に記載の打ち抜き装置。
  8. 前記測定器のそれぞれは、前記直交する2軸のそれぞれの方向において、前記基準位置から均等に離れるように配置されている、
    請求項7に記載の打ち抜き装置。
  9. 前記基準位置は、前記パンチの中心位置もしくは重心位置である、
    請求項8に記載の打ち抜き装置。
  10. 前記判定装置は、前記水平分力算出部による算出結果を表示する表示部を更に備え、
    前記表示部は、前記欠損の大きさおよび/または前記欠損の方向を、前記欠損を示すマークで表示する、
    請求項7から9のいずれか1項に記載の打ち抜き装置。
  11. 前記表示部は、
    前記パンチまたは前記抜き型を前記打ち抜き方向から見た形状を表示し、前記マークを前記形状に重ねて表示する、
    請求項10に記載の打ち抜き装置。
  12. 前記表示部は、
    前記欠損の方向と、前記形状の輪郭とが交差する位置に、前記マークを表示する、
    請求項11に記載の打ち抜き装置。
  13. 前記表示部は、
    連続する前記打ち抜き加工において生じた最新の前記欠損と過去の前記欠損とを、互いに異なる前記マークで表示する、
    請求項10から12のいずれか1項に記載の打ち抜き装置。
  14. 前記表示部は、
    前記欠損の大きさに基づいて、前記マークの大小を変化させて表示する、
    請求項10から13のいずれか1項に記載の打ち抜き装置。
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