JP2021044317A - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部電極とセラミック誘電体材料との界面で、クラックや剥がれなどが発生し難い積層セラミック電子部品を提供する。【解決手段】内部電極層16は、額縁状の外周内部電極40と、外周内部電極40の内側に位置する内側内部電極42とを、同じセラミック層14上に有している。外周内部電極40に用いられる金属種と、内側内部電極42に用いられる金属種とは異なる。外周内部電極40に用いられる金属種には、内側内部電極42に用いられる金属種と異なる金属種が50%以上含まれている。幅方向yにおいて、外周内部電極40の幅の長さaは5μm<a<30μmである。幅方向yにおいて、内側内部電極42の幅の長さbは、b/a≧20である。【選択図】図5

Description

この発明は、積層セラミック電子部品に関する。
一般に、積層セラミック電子部品は、図7の組み立て斜視図に示すように、内部電極層56とセラミック層54とが交互に積層された積層体52と、積層体52の外表面に設けられた外部電極(図示せず)とを備えている。そして、例えば、積層セラミックコンデンサの場合であれば、セラミック層54がセラミック誘電体材料によって構成されている(例えば、特許文献1)。
特開平8−306580号公報
ここで、セラミック誘電体材料と内部電極層56の金属とは、材質が異なるため接着し難く、内部電極層56とセラミック層54との熱膨張係数が大きく異なるため、温度変化において内部電極層56とセラミック層54との収縮量の差により歪みが大きくなる。
そのため、図8に示すように、積層セラミックコンデンサの内部において、内部電極層56の点線Rで額縁状に囲んだ外周部分は、残留応力が高い状態となっている。従って、外部からの応力などが加わった際、残留応力に起因して内部電極層56とセラミック誘電体材料との界面でクラックや剥がれなどの問題が生じる場合がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、内部における残留応力を抑制することができ、内部電極とセラミック誘電体材料との界面で、クラックや剥がれなどが発生し難い積層セラミック電子部品を提供することである。
この発明にかかる積層セラミック電子部品は、複数の積層されたセラミック層と、セラミック層上に積層された複数の内部電極層とを有し、積層方向に相対する第1の主面および第2の主面と、積層方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面および第2の端面と、積層方向および長さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面を有する積層体と、内部電極層は、第1の端面に露出される第1の内部電極層と、第2の端面に露出する第2の内部電極層とを有し、第1の内部電極層に接続され、第1の端面上に配置され、第1の端面から延伸して第1の主面、第2の主面、第1の側面および第2の側面のそれぞれの一部分を覆うように形成された第1の外部電極と、第2の内部電極層に接続され、第2の端面上に配置され、第2の端面から延伸して第1の主面、第2の主面、第1の側面および第2の側面のそれぞれの一部分を覆うように形成された第2の外部電極と、
を有する積層セラミック電子部品であって、第1の内部電極層は、額縁状の第1の外周内部電極と、第1の外周内部電極の内側に位置する第1の内側内部電極とを、同じセラミック層上に有し、第2の内部電極層は、額縁状の第2の外周内部電極と、第2の外周内部電極の内側に位置する第2の内側内部電極とを、同じセラミック層上に有し、第1の外周内部電極および第2の外周内部電極に用いられる金属種と、第1の内側内部電極および第2の内側内部電極に用いられる金属種とは異なり、第1の外周内部電極および第2の外周内部電極に用いられる金属種には、第1の内側内部電極および第2の内側内部電極に用いられる金属種と異なる金属種が50%以上含まれており、第1の側面と第2の側面を結ぶ幅方向において、第1の側面に最も近い第1の外周内部電極の幅の長さ、および、第2の側面に最も近い第1の外周内部電極の幅の長さの少なくともいずれか1つの長さをa1としたとき、5μm<a1であり、第1の側面に最も近い第2の外周内部電極の幅の長さ、および、第2の側面に最も近い第2の外周内部電極の幅の長さの少なくともいずれか1つの長さをa2としたとき、5μm<a2である、積層セラミック電子部品である。
この発明の積層セラミック電子部品によれば、内部における残留応力を抑制することができ、内部電極とセラミック誘電体材料との界面で、クラックや剥がれなどが発生し難い積層セラミック電子部品が得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明にかかる積層セラミック電子部品の外観斜視図である。 この発明にかかる積層セラミック電子部品を示す図1の線II−IIにおける断面図である。 この発明にかかる積層セラミック電子部品を示す図1の線III−IIIにおける断面図である。 図1の積層体の組み立て斜視図である。 図4に示した内部電極の構成を示す模式平面図であり、(a)は第1の内部電極の構成を示す模式平面図であり、(b)は第2の内部電極の構成を示す模式平面図である。 この発明にかかる積層セラミック電子部品の変形例を示す模式断面図であり、(a)は内部電極層の対向電極部が2つに分割された構造を示す図1の線II−IIにおける模式断面図であり、(b)は内部電極層の対向電極部が3つに分割された構造を示す図1の線II−IIにおける模式断面図であり、(c)は内部電極層の対向電極部が4つに分割された構造を示す図1の線II−IIにおける模式断面図である。 従来例を示す積層体の組み立て斜視図である。 従来例の内部電極の問題点を説明するための模式平面図である。
1.積層セラミック電子部品
この発明の積層セラミック電子部品に含まれる積層セラミックコンデンサ10について説明する。図1は、この発明にかかる積層セラミックコンデンサ10の一例を示す外観斜視図である。図2は、この発明にかかる積層セラミックコンデンサ10を示す図1の線II−IIにおける断面図であり、図3は、この発明にかかる積層セラミックコンデンサ10を示す図1の線III−IIIにおける断面図であり、図4は、図1の積層体の組み立て斜視図である。図5は、図4に示した内部電極の構成を示す模式平面図であり、(a)は第1の内部電極の構成を示す模式平面図であり、(b)は第2の内部電極の構成を示す模式平面図である。
図1ないし図3に示すように、積層セラミックコンデンサ10は、直方体状の積層体12と、積層体12の両端部に配置される外部電極24とを含む。
(A)積層体
積層体12は、図1に示すように、x方向が積層方向であり、y方向が幅方向であり、z方向が長さ方向である。積層体12は、図2ないし図5に示すように、積層された複数のセラミック層14と積層された複数の内部電極層16を含み、積層方向xに相対する第1の主面12aおよび第2の主面12bと、幅方向yに相対する第1の側面12cおよび第2の側面12dと、長さ方向zに相対する第1の端面12eおよび第2の端面12fと、を含む。ただし、積層体12は、長さ方向zの寸法が幅方向yの寸法よりも必ずしも長いとは限らない。
積層体12の第1の主面12aおよび第2の主面12bは、コンデンサ10が実装基板に実装される面(実装面)と平行な面である。特に、第2の主面12bは、実際に実装基板に実装される面となる。
積層体12は、直方体形状を有しており、積層体12は角部および稜線部に丸みがつけられていることが好ましい。角部は、積層体12の3面が交る部分であり、稜線部は、積層体12の2面が交る部分である。
積層体12の寸法は、特に限定されないけれども、長さ方向zのL寸法が0.2mm以上5.5mm以下であり、幅方向yのW寸法が0.1mm以上2.5mm以下であり、積層方向xのT寸法が0.1mm以上2.5mm以下であることが好ましい。
(a)セラミック層
積層体12は、複数枚のセラミック層14から構成される外層部15aと単数もしくは複数枚のセラミック層14とそれらの上に配置される複数枚の内部電極層16から構成される内層部15bとを含む。外層部15aは、積層体12の第1の主面12a側および第2の主面12b側に位置し、第1の主面12aと最も第1の主面12aに近い内部電極層16との間に位置する複数枚のセラミック層14、および第2の主面12bと最も第2の主面12bに近い内部電極層16との間に位置する複数枚のセラミック層14の集合体である。そして、両外層部15aに挟まれた領域が内層部15bである。
積層されるセラミック層14の枚数は、特に限定されないけれども、外層部14aを含み、10枚以上2000枚以下であることが好ましい。
セラミック材料としては、例えば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3またはCaZrO3などの主成分からなる誘電体セラミックを用いることができる。また、これらの主成分にMn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物またはNi化合物などの副成分を添加したものを用いてもよい。
なお、セラミック層14に、圧電体セラミック材料を用いた場合、電子部品は圧電部品として機能する。圧電体セラミック材料の具体例としては、たとえば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミック材料などが挙げられる。
また、セラミック層14に、半導体セラミック材料を用いた場合、電子部品は、サーミスタとして機能する。半導体セラミック材料の具体例としては、たとえば、スピネル系セラミック材料などが挙げられる。
また、セラミック層14に、磁性体セラミック材料を用いた場合、電子部品は、インダクタとして機能する。また、インダクタとして機能する場合は、内部電極層18は、コイル状の導体となる。磁性体セラミック材料の具体例としては、たとえば、フェライトセラミック材料などが挙げられる。
焼成後のセラミック層14の厚みは、0.5μm以上10μm以下であることが好ましい。
(b)内部電極層
積層された複数の内部電極層16は、図2および図5に示すように、複数の第1の内部電極層16aおよび複数の第2の内部電極層16bを有する。
第1の内部電極層16aと第2の内部電極層16bとは、それぞれ異なるセラミック層14上に配置されている。
第1の内部電極層16aは、第2の内部電極層16bと対向する第1の対向電極部18aと、第1の内部電極層16aの一端側に位置し、第1の対向電極部18aから積層体12の第1の端面12eまでの第1の引出電極部20aを有する。第1の引出電極部20aは、その端部が第1の端面12eに引き出され、露出している。
第2の内部電極層16bは、第1の内部電極層16aと対向する第2の対向電極部18bと、第2の内部電極層16bの一端側に位置し、第2の対向電極部18bから積層体12の第2の端面12fまでの第2の引出電極部20bを有する。第2の引出電極部20bは、その端部が第2の端面12fに引き出され、露出している。
第1の内部電極層16aの第1の対向電極部18aと第2の内部電極層16bの第2の対向電極部18bの形状は、特に限定されないが、矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部が丸められていたり、コーナー部が斜めに(テーパー状)形成されていたりしてもよい。
第1の内部電極層16aの第1の引出電極部20aと第2の内部電極層16bの第2の引出電極部20bの形状は、特に限定されないが、矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部が丸められていたり、コーナー部が斜めに(テーパー状)形成されていたりしてもよい。
第1の内部電極層16aの第1の対向電極部18aの幅と第1の引出電極部20aの幅とは、同じ幅に形成されていてもよく、どちらか一方が狭く形成されてもよい。同様に、第2の内部電極層16bの第2の対向電極部18bの幅と第2の引出電極部20bの幅とは、同じ幅に形成されていてもよく、どちらか一方が狭く形成されてもよい。
積層体12内においては、第1の内部電極層16aの第1の対向電極部18aと第2の内部電極層16bの第2の対向電極部18bとが、セラミック層14を介して対向することにより、静電容量が形成されている。そのため、第1の内部電極層16aが接続された第1の外部電極24aと第2の内部電極層16bが接続された第2の外部電極24bとの間に、静電容量を得ることができ、コンデンサの特性が発現する。
積層体12は、第1の対向部18aと第2の対向部18bの幅方向yの一端と第1の側面12cとの間、および、第1の対向部18aと第2の対向部18bとの幅方向yの他端と第2の側面14dとの間に形成される積層体12の側部(以下、「Wギャップ」という。)22aを含む。さらに、積層体12は、第1の内部電極層16aの第1の引出電極部20aとは反対側の端部と第2の端面12fとの間、および、第2の内部電極層16bの第2の引出電極部20bとは反対側の端部と第1の端面12eとの間に形成される積層体12の端部(以下、「Lギャップ」という。)22bを含む。
図4および図5に示すように、内部電極層16は、矩形額縁状の外周内部電極40と、矩形状の内側内部電極42とを有している。外周内部電極40は、第1の外周内部電極40aと第2の外周内部電極40bとを含む。内側内部電極42は、第1の内側内部電極42aと第2の内側内部電極42bとを含む。
第1の内部電極層16aは、矩形額縁状の第1の外周内部電極40aと、第1の外周内部電極40aの内側に位置する矩形状の第1の内側内部電極42aとを、同じセラミック層14上に有している。第1の外周内部電極40aおよび第1の内側内部電極42aは、第1の内部電極層16aと同一面である。
第2の内部電極層16bは、矩形額縁状の第1の外周内部電極40bと、第1の外周内部電極40bの内側に位置する矩形状の第1の内側内部電極42bとを、同じセラミック層14上に有している。第1の外周内部電極40bおよび第1の内側内部電極42bは、第1の内部電極層16bと同一面である。
第1の外周内部電極40aおよび第2の外周内部電極40bに用いられる金属種と、第1の内側内部電極42aおよび第2の内側内部電極42bに用いられる金属種とは異なっている。そのため、内部電極層16とセラミック層14との焼成時の収縮量差が、外周内部電極40の金属種により緩和され、焼成時の収縮量差に起因する応力を低減することが可能になる。その結果、積層セラミックコンデンサ10の内部における残留応力を抑制することができ、内部電極層16とセラミック層14との界面でクラックや剥がれなどを抑制することが可能となる。
第1の外周内部電極40aおよび第2の外周内部電極40bに用いられる金属種は、例えば、Ni、Cu、Ag、PdまたはAuなどの金属や、Ag−Pd合金などの、それらの金属の少なくとも一種を含む合金などの適宜の導電材料により構成することができる。中でも、Niを用いることが好ましい。
第1の内側内部電極42aおよび第2の内側内部電極42bに用いられる金属種は、例えば、Ni、Cu、Ag、PdまたはAuなどの金属や、Ag−Pd合金などの、それらの金属の少なくとも一種を含む合金などの適宜の導電材料により構成することができる。中でも、Pdを用いることが好ましい。
また、外周内部電極40に用いられる金属種には、内側内部電極42に用いられる金属種に加えて、内側内部電極42の金属種と異なる異種金属種が50%以上含まれていることが好ましい。これにより、外周内部電極40に含まれている、内側内部電極42の金属種とは異なる異種金属種が、外周内部電極40に位置する電極部分の収縮性に与える影響度が大きくなる。このため、内側内部電極42の金属種とは異なる異種金属種によって、焼成時の収縮量差が緩和されて、剥がれやクラックの発生を抑制することが可能となる。
なお、外周内部電極40に用いられる金属種において、内側内部電極42に用いられる金属種と異なる異種金属種が50%よりも少なくなると、内側内部電極42の金属種とは異なる異種金属種が、外周内部電極40に位置する電極部分の収縮性に与える影響度が小さくなる。このため、内側内部電極42の金属種とは異なる異種金属種によって、焼成時の収縮量差を緩和できず、剥がれやクラックが生じる場合がある。
さらに、図5(a)に示すように、第1の側面12cと第2の側面12dを結ぶ幅方向yにおいて、第1の側面12cに最も近い第1の外周内部電極40aの幅の長さ、および、第2の側面12dに最も近い第1の外周内部電極40aの幅の長さの少なくともいずれか1つの長さをa1としたとき、5μm<a1である。
図5(b)に示すように、第1の側面12cと第2の側面12dを結ぶ幅方向yにおいて、第1の側面12cに最も近い第2の外周内部電極40bの幅の長さ、および、第2の側面12dに最も近い第2の外周内部電極40bの幅の長さの少なくともいずれか1つの長さをa2としたとき、5μm<a2である。
これにより、第1の外周内部電極40aに位置する第1の内部電極層16aが、第1の内側内部電極42aに位置する第1の内部電極層16aとセラミック層14との収縮差を緩和してくれるため、剥がれやクラックの発生を抑制することが可能となる。同様に、第2の外周内部電極40bに位置する第2の内部電極層16bが、第2の内側内部電極42bに位置する第2の内部電極層16bとセラミック層14との収縮差を緩和してくれるため、剥がれやクラックの発生を抑制することが可能となる。
a1およびa2が5μmよりも小さくなると、第1の外周内部電極40aに位置する第1の内部電極層16a、および、第2の外周内部電極40bに位置する第2の内部電極層16bの領域が小さくなるため、収縮を緩和する効果が十分に得られない場合がある。
なお、第1の側面12cと第2の側面12dを結ぶ幅方向yにおいて、第1の側面12cに最も近い第1の外周内部電極40aの幅の長さa1、および、第2の側面12dに最も近い第1の外周内部電極40aの幅の長さa1は、少なくともどちらか1つではなく、両方が上記の関係5μm<a1になっていることが好ましい。また、第1の側面12cに最も近い第2の外周内部電極40bの幅の長さa2、および、第2の側面12dに最も近い第2の外周内部電極40bの幅の長さa2は、少なくともどちらか1つではなく、両方が上記の関係5μm<a2になっていることが好ましい。
さらに、第1の側面12cと第2の側面12dを結ぶ幅方向yにおいて、第1の内側内部電極42aの幅の長さをb1としたとき、a1<30μm、b1/a1≧20であることが好ましい。同様に、第2の内側内部電極42bの幅の長さをb2としたとき、a2<30μm、b2/a2≧20であることが好ましい。
a1またはa2が30μmよりも大きくなると、第1の外周内部電極40aおよび第2の外周内部電極40bに位置する内部電極層16による等価直列抵抗(ESR)の変化が大きくなる場合がある。言い換えると、a1またはa2が30μmよりも小さい場合、上記の剥がれやクラックの抑制効果だけでなく、ESRも低く抑えることが可能となる。
また、b1/a1またはb2/a2が20よりも小さくなると、第1の外周内部電極40aおよび第2の外周内部電極40bに位置する内部電極層16による等価直列抵抗(ESR)の変化が大きくなる場合がある。言い換えると、b1/a1またはb2/a2が20よりも大きい場合、上記の剥がれやクラックの抑制効果だけでなく、ESRも低く抑えることが可能となる。
なお、以下において、長さa1および長さa2を総称して「長さa」とし、長さb1および長さb2を総称して「長さb」とする場合がある。
さらに、第1の内側内部電極42aおよび第2の内側内部電極42bの線膨張係数をAとし、第1の外周内部電極40aおよび第2の外周内部電極40bの線膨張係数をBとし、セラミック層14の線膨張係数をCとしたとき、A>B>Cであることが好ましい。これにより、内部電極層16とセラミック層14の焼成時の収縮量差が、外周内部電極40に含まれている、内側内部電極42の金属種と異なる金属種により緩和されるため、焼成時の熱応力をより低減することが可能となる。A>B>Cの関係にならない場合には、外周内部電極40に位置する内部電極層16とセラミック層14との焼成時の収縮量差が大きくなるため剥がれやクラックの不具合が生じる場合がある。
内側内部電極42の金属種の線膨張係数Aは9×10-6/℃以上18×10-6/℃以下であることが好ましい。このとき、線膨張係数Aは、金属種を変更することにより調整することが可能となる。
外周内部電極40の金属種の線膨張係数Bは、9×10-6/℃以上17×10-6/℃以下であることが好ましい。このとき、線膨張係数Bは、外周内部電極40に含まれている内側内部電極42の金属種と、内側内部電極42の金属種とは異なる異種金属種との比率を変更することにより調整することが可能となる。
セラミック層14の線膨張係数Cは、7×10-6/℃以上12×10-6/℃以下であることが好ましい。このとき、線膨張係数Cは、セラミック層14の材料の組成または添加物を変更することにより調整することが可能となる。
内部電極層16の厚みは、0.2μm以上2.0μm以下であることが好ましい。また、内部電極層16の枚数は、特に限定されないけれども、10枚以上2000枚以下であることが好ましい。
また、図6に示すように、内部電極層16として、第1の内部電極層16aおよび第2の内部電極層16bに加えて、第1の端面12eおよび第2の端面12fのどちらにも引き出されない浮き内部電極層16cが設けられ、浮き内部電極層16cによって、対向電極部18が複数に分割された構造としてもよい。たとえば、図6(a)に示すような2連、図6(b)に示すような3連、図6(c)に示すような4連構造であり、4連以上の構造でもよいことは言うまでもない。このように、対向電極部18を複数個に分割した構造とすることによって、対向する内部電極層16aと16bと16cとの間において複数のコンデンサ成分が形成され、これらのコンデンサ成分が直列に接続された構成となる。そのため、それぞれのコンデンサ成分に印加される電圧が低くなり、積層セラミックコンデンサ10の高耐圧化を図ることができる。
(B)外部電極
積層体12の第1の端面12e側および第2の端面12f側には、外部電極24が配置される。外部電極24は、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bを有する。第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bはそれぞれ、内部電極層16に接続された下地電極層26と、下地電極層26の上に積層されためっき層28とを含む。
第1の外部電極24aは、積層体12の第1の端面12e上および少なくとも実装面に実装されることとなる第2の主面12bの一部分に配置されている。あるいは、第1の外部電極24aは、第1の端面12eから延伸して第1の主面12a、第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12dのそれぞれの一部分にも配置されていてもよい。第1の外部電極24aは、第1の内部電極層16aの第1の引出電極部20aと電気的に接続される。
第2の外部電極24bは、積層体12の第2の端面12f上および少なくとも実装面に実装されることとなる第2の主面12bの一部分に配置されている。あるいは、第2の外部電極24bは、第2の端面12fから延伸して第1の主面12a、第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12dのそれぞれの一部分にも配置されていてもよい。第2の外部電極24bは、第2の内部電極層16bの第2の引出電極部20bと電気的に接続される。
(a)下地電極層
下地電極層26は、第1の下地電極層26aと第2の下地電極層26bとを有する。
第1の下地電極層26aは、積層体12の第1の端面12eの表面に配置され、第1の端面12eから延伸して第1の主面12a、第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12dのそれぞれの一部分を覆うように形成される。
また、第2の下地電極層26bは、積層体12の第2の端面12fの表面に配置され、第2の端面12fから延伸して第1の主面12a、第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12dのそれぞれの一部分を覆うように形成される。
下地電極層26は、焼付け層または導電性樹脂層または薄膜層などから選ばれる少なくとも1つを含む。
まず、下地電極層26が、焼付け層で形成された第1の下地電極層26aおよび第2の下地電極層26bについて説明する。
焼付け層は、ガラス成分と金属とを含む。焼付け層の金属としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金またはAu等から選ばれる少なくとも1つを含む。また、焼付け層のガラスとしては、B、Si、Ba、Mg、AlまたはLi等から選ばれる少なくとも1つを含む。焼付け層は、複数層であってもよい。焼付け層は、ガラス成分および金属を含む導電性ペーストを積層体12に塗布して焼き付けたものであり、セラミック層14および内部電極層16と同時に焼成したものでもよく、セラミック層14および内部電極層16を焼成した後に焼き付けたものでもよい。
第1の端面12eに位置する第1の下地電極層26aおよび第2の端面12fに位置する第2の下地電極層26bの高さ方向(x方向)の中央部におけるそれぞれの焼付け層の厚みは、10μm以上200μm以下であることが好ましい。
また、第1の主面12aおよび第2の主面12b、ならびに第1の側面12cおよび第2の側面12dの表面に下地電極層26を設ける場合には、第1の主面12aおよび第2の主面12b、ならびに第1の側面12cおよび第2の側面12dの表面に位置する第1の下地電極層26aおよび第2の下地電極層26bである長さ方向(z方向)の中央部におけるそれぞれの焼付け層の厚みは、10μm以上200μm以下程度であることが好ましい。
次に、下地電極層26が、導電性樹脂層で形成された第1の下地電極層26aおよび第2の下地電極層26bについて説明する。
導電性樹脂層は複数層あってもよい。
導電性樹脂層は、焼付け層の表面に焼付け層を覆うように配置されるか、積層体12の表面に直接配置されてもよい。
第1の端面12eに位置する第1の下地電極層26aおよび第2の端面12fに位置する第2の下地電極層26bの高さ方向(x方向)の中央部におけるそれぞれの導電性樹脂層の厚みは、たとえば、10μm以上200μm以下程度であることが好ましい。
また、第1の主面12aおよび第2の主面12b、ならびに第1の側面12cおよび第2の側面12dの表面に下地電極層26を設ける場合には、第1の主面12aおよび第2の主面12b、ならびに第1の側面12cおよび第2の側面12dの表面に位置する第1の下地電極層26aおよび第2の下地電極層26bである長さ方向(z方向)の中央部におけるそれぞれの導電性樹脂層の厚みは、5μm以上50μm以下程度であることが好ましい。
導電性樹脂層は、熱硬化性樹脂および金属を含む。導電性樹脂層は、熱硬化性樹脂を含むため、たとえば、めっき膜や導電性ペーストの焼成物からなる導電層よりも柔軟性に富んでいる。このため、積層セラミック電子部品に物理的な衝撃や熱サイクルに起因する衝撃が加わった場合であっても、導電性樹脂層が緩衝層として機能し、積層セラミック電子部品へのクラックを防止することができる。
導電性樹脂層に含まれる金属としては、Ag、Cuまたはそれらの合金を使用することができる。また、金属粉の表面にAgコーティングされたものを使用することができる。金属粉の表面にAgコーティングされたものを使用する際には、金属粉としてCuやNiを用いることが好ましい。また、Cuに酸化防止処理を施したものを使用することもできる。特に、導電性樹脂層に含まれる金属としてAgの導電性金属粉を用いる理由は、Agは金属の中でもっとも比抵抗が低いため電極材料に適しており、かつ、Agは貴金属であるため耐酸化性が高いからである。なお、導電性樹脂層に含まれる金属としてAgコーティングされた金属を用いる理由は、上記のAgの特性を保ちつつ、母材の金属を安価なものにすることが可能だからである。
導電性樹脂層に含まれる金属は、導電性樹脂全体の体積に対して、35vol%以上75vol%以下で含まれていることが好ましい。
導電性樹脂層に含まれる金属(導電性フィラー)の形状は、特に限定されない。導電性フィラーは、球形状、扁平状などのものを用いることができるが、球形状金属粉と扁平状金属粉とを混合して用いるのが好ましい。
導電性樹脂層に含まれる金属(導電性フィラー)の平均粒径は、特に限定されない。導電性フィラーの平均粒径は、たとえば、0.3μm以上10μm以下程度であってもよい。
導電性樹脂層に含まれる金属(導電性フィラー)は、主に導電性樹脂層の通電性を担う。具体的には、導電性フィラー同士が接触することにより、導電性樹脂層内部に通電経路が形成される。
導電性樹脂層の樹脂としては、たとえば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂またはポリイミド樹脂などの公知の種々の熱硬化性樹脂を使用することができる。その中でも、耐熱性、耐湿性、密着性などに優れたエポキシ樹脂は、最も適切な樹脂の一つである。
導電性樹脂層に含まれる樹脂は、導電性樹脂全体の体積に対して、25vol%以上65vol%以下で含まれていることが好ましい。
また、導電性樹脂層には、熱硬化性樹脂とともに、硬化剤を含むことが好ましい。ベース樹脂としてエポキシ樹脂を用いる場合、エポキシ樹脂の硬化剤としては、フェノール系、アミン系、酸無水物系またはイミダゾール系など公知の種々の化合物を使用することができる。
また、下地電極層26が薄膜層の場合、薄膜層は、スパッタ法または蒸着法等の薄膜形成法により形成され、金属粒子が堆積された1μm以下の層である。
(b)めっき層
めっき層28は、第1のめっき層28aおよび第2のめっき層28bを有する。
第1のめっき層28aは、第1の下地電極層26aの表面を覆うように配置されている。第2のめっき層28bは、第2の下地電極層26bの表面を覆うように配置されている。
第1のめっき層28aおよび第2のめっき層28bの金属材料としては、例えば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金またはAu等から選ばれる少なくとも1つを含む。
第1のめっき層28aおよび第2のめっき層28bは複数層により形成されていてもよい。好ましくは、第1のめっき層28aは、Niめっき層とSnめっき層との2層構造である。第2のめっき層28bも、Niめっき層とSnめっき層との2層構造である。Niめっき層は、積層セラミックコンデンサ10を実装する際に、実装に用いられるはんだによって下地電極層26が侵食されることを防止することができる。Snめっき層は、積層セラミックコンデンサ10を実装する際のはんだの濡れ性を向上させ、積層セラミックコンデンサ10の実装を容易にすることができる。めっき層28の一層あたりの厚みは、2μm以上15μm以下であることが好ましい。
また、下地電極層26を設けないで、めっき層28だけで外部電極24が形成されてもよい。この場合、めっき層28は、ガラスを含まないことが好ましい。めっき層28の単位体積当たりの金属割合は、99vol%以上であることが好ましい。めっき層28は、下地電極層26が設けられないで、積層体12の表面に直接形成される。すなわち、積層セラミックコンデンサ10は、積層体12の第1の端面eに露出した第1の内部電極層16aに直接に電気的に接続される第1のめっき層28aと、積層体12の第2の端面fに露出した第2の内部電極層16bに直接に電気的に接続される第2のめっき層28bとを含む。このような場合、前処理として積層体12の表面に触媒を配設した後で、めっき層28が形成されてもよい。
めっき層28は、積層体12の表面に形成される下層めっき電極と、下層めっき電極の表面に形成される上層めっき電極とを含む2層構造であることが好ましい。
下層めっき電極および上層めっき電極はそれぞれ、例えば、Cu、Ni、Sn、Pb、Au、Ag、Pd、BiまたはZnなどから選ばれる少なくとも1種の金属または当該金属を含む合金を含むことが好ましい。
下層めっき電極は、積層セラミックコンデンサ10を実装する際に、実装に用いられるはんだをバリアする性能を有するNiを用いて形成されることが好ましい。上層めっき電極は、積層セラミックコンデンサ10を実装する際のはんだ濡れ性が良好なSnやAuを用いて形成されることが好ましい。
また、例えば、第1の内部電極層16aおよび第2の内部電極層16bがNiを用いて形成される場合、下層めっき電極は、Niと接合性のよいCuを用いて形成されることが好ましい。なお、上層めっき電極は必要に応じて形成されればよく、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bはそれぞれ、下層めっき電極のみで構成されていてもよい。
めっき層28は、上層めっき電極を最外層としてもよいし、上層めっき電極の表面にさらに他のめっき電極を形成してもよい。
下地電極層26を設けないで配置するめっき層28の1層当たりの厚みは、1μm以上15μm以下であることが好ましい。
積層体12および2つの外部電極24を含む積層セラミックコンデンサ10の長さ方向zのL寸法は、0.2mm以上10mm以下であり、積層セラミックコンデンサ10の積層方向xのT寸法は、0.1mm以上5mm以下であり、積層セラミックコンデンサ10の幅方向yのW寸法は、0.1mm以上10mm以下であることが好ましい。
2.積層セラミック電子部品の製造方法
次に、本発明にかかる積層セラミックコンデンサ10の製造方法について説明する。
まず、誘電体シートと内部電極層用の導電性ペーストとが準備される。誘電体シートや内部電極層用の導電性ペーストには、バインダおよび溶剤が含まれるが、公知の有機バインダや有機溶剤を用いることができる。
内部電極層用の導電性ペーストは、1種の金属種を含む導電性ペーストAと、導電性ペーストAの金属種と50%以上の異種金属を含む導電性ペーストBを準備する。ここで、導電性ペーストAは、第1の内部電極16aの第1の内側電極部42aとなる部分の導電性ペースト、および、第2の内部電極16bの第2の内側内部電極42bとなる部分の導電性ペーストである。導電性ペーストBは、第1の内部電極16aの第1の内側電極部42aとなる部分の導電性ペースト、および、第2の内部電極16bの第2の内側内部電極42bとなる部分の導電性ペーストである。
次に、誘電体シート上に、例えば、インクジェット印刷や2色グラビア印刷などによって、所定の印刷パターンで内部電極層用の導電性ペーストAを印刷し、第1の内部電極16aの第1の内側電極部42aのパターン、あるいは、第2の内部電極16bの第2の内側内部電極42bのパターンを形成する。
その後、別の所定の印刷パターンで内部電極層用の導電性ペーストBを印刷し、前記導電性ペーストAの外周部に、第1の内部電極16aの第1の外周内部電極40aのパターン、あるいは、第2の内部電極16bの第2の外周内部電極40bのパターンを形成する。
なお、導電性ペーストAおよび導電性ペーストBの金属種や線膨張係数は、使用する導電性ペーストAおよび導電性ペーストBの組成で制御する。内部電極16の外周内部電極40および内側内部電極42の幅や形状は、印刷パターンにより制御する。
内部電極層パターンが印刷されていない外層用の誘電体シートが所定枚数積層され、その上に内部電極層パターンが印刷された誘電体シートが順次積層され、さらに、その上に外層用の誘電体シートが所定枚数積層され、積層シートが作製される。
そして、積層シートは、静水圧プレスなどの手段により積層方向xに圧着され、積層ブロックが作製される。
その後、積層ブロックは、所定の形状寸法に切断され、生の積層体チップが切り出される。このとき、生の積層体チップに対してバレル研磨などを施し、積層体12の角部および稜線部に丸みをつけてもよい。
さらにその後に、積層体チップを焼成し積層体12を作製する。焼成温度は、セラミック層14や内部電極層16の材料にもよるが、900℃以上1400℃以下であることが好ましい。
最後に、積層体12の両端面に外部電極24の下地電極層26となる導電性ペーストを塗布し、下地電極層26を形成する。本発明の実施の形態は、下地電極層26として、焼付け層を形成した。焼付け層を形成する場合には、ガラス成分と金属とを含む導電性ペーストを例えばディッピングなどの方法によって塗布し、その後、焼き付け処理を行い、下地電極層26を形成する。この時の焼き付け処理の温度は、700℃以上900℃であることが好ましい。必要に応じて、焼付け層の表面にめっきを施してもよい。
なお、下地電極層26を導電性樹脂層で形成する場合は、以下の方法で導電性樹脂層を形成することができる。なお、導電性樹脂層は、焼付け層の表面に形成されてもよく、焼付け層を形成しないで、導電性樹脂層を単体で積層体12上に直接形成してもよい。
導電性樹脂層の形成方法としては、熱硬化性樹脂および金属成分を含む導電性樹脂ペーストを、焼付け層上もしくは積層体12上に塗布し、250℃以上550℃以下の温度で熱処理を行い、樹脂を熱硬化させ、導電性樹脂層を形成する。この時の熱処理時の雰囲気は、N2雰囲気であることが好ましい。また、樹脂の飛散を防ぎ、かつ、各種金属成分の酸化を防ぐため、酸素濃度は100ppm以下に抑えることが好ましい。
また、下地電極層26を薄膜層で形成する場合は、スパッタ法または蒸着法等の薄膜形成法により下地電極層を形成することができる。薄膜層で形成された下地電極層は金属粒子が堆積された1μm以下の層とされる。
さらに、下地電極層26を設けないで、積層体12の内部電極層16の露出部にめっき層28を設けてもよい。その場合は、以下の方法で形成することができる。
積層体12の第1の端面12eおよび第2の端面12fにめっき処理を施し、内部電極層16の露出部上に下地めっき膜を形成する。めっき処理を行うにあたっては、電解めっきおよび無電解めっきのいずれかを採用してもよいけれども、無電解めっきは、めっき析出速度を向上させるために触媒などによる前処理が必要となり、工程が複雑化するというデメリットがある。したがって、通常は、電解めっきを採用することが好ましい。めっき工法としては、バレルめっき法を用いることが好ましい。また、必要に応じて、下層めっき電極の表面上に、上層めっき電極を同様に形成してもよい。
その後、下地電極層26の表面、導電性樹脂層の表面もしくは下地めっき層の表面、上層めっき層の表面に、めっき層28が形成される。本実施の形態では、焼き付け層上に、Niめっき層およびSnめっき層が形成される。Niめっき層およびSnめっき層は、たとえばバレルめっき法により、順次形成される。このようにして、積層セラミックコンデンサ10が得られる。
3.実験例
(A)内部電極層の組成の影響、並びに、長さaおよび長さbの影響
上記の製造方法にしたがって、積層セラミック電子部品として、積層セラミックコンデンサを、表1に示すサンプルNo.1〜No.12毎に100個作製した。その後、クラック発生率および等価直列抵抗(ESR)の測定を行い、内部電極層の組成の影響、並びに、長さaおよび長さbの影響を調査した。
サンプルNo.1は、図7に示した従来の内部電極層56を有するコンデンサである。
サンプルNo.2〜No.7は、本発明の内部電極層16の組成の影響を調査するために、内側内部電極42に用いられる金属種と外周内部電極40に用いられる金属種とを変化させたコンデンサである。
サンプルNo.8〜No.12は、本発明の内部電極層16の外周内部電極40の幅の長さaおよび内側内部電極42の幅の長さbの影響を調査するために、長さaと長さbとを変化させたコンデンサである。
なお、本発明の効果を明確にするために、焼成の雰囲気および電極収縮タイミングを、通常の焼成条件から変更し、全てのサンプルにおいてクラックが発生し易い焼成条件で加速評価した。
サンプルNo.1〜No.12の積層セラミックコンデンサの仕様は以下のとおりである。
・サイズL×W×T(設計値):1.6mm×0.8mm×0.8mm
・セラミック材料:CaZrO3
(a)クラック発生率の算出方法
作製した積層セラミックコンデンサは、その外観を金属顕微鏡で確認し、クラックの発生の有無を確認し、クラック発生率を算出した。
(b)等価直列抵抗(ESR)の測定方法
積層セラミックコンデンサを、はんだを用いて測定用基板に実装した後、測定周波数を1MHzとし、ネットワークアナライザを用いてESRを測定した。ESRの測定値は、100個のサンプルから5個のサンプルを任意に抽出し、5個測定した結果の平均値である。
(c)長さaおよび長さbの測定方法
積層セラミックコンデンサを、樹脂で固めた後、第1の端面12eもしくは第2の端面12fの方向から、第1の主面12aおよび第2の主面12b、または、第1の側面12cおよび第2の側面12dと略垂直になるように研磨し、断面(WT断面)を露出させた。ここでは、第1の端面12eと第2の端面12fとを結ぶ長さ方向zのL寸法の1/2の位置まで研磨を行った。その後、研磨断面をエネルギー分散型X線分析(EDX)で組成分析を行い、組成の違いを見て第1の主面と第2の主面を結ぶ厚み方向xのT寸法の1/2における第1の内部電極層16aもしくは第2の内部電極層16bの長さaおよび長さbを測定した。長さaおよび長さbの測定値は、100個のサンプルから5個のサンプルを任意に抽出し、5個測定した結果の平均値である。
以上の積層セラミックコンデンサの内部電極層の組成の影響、並びに、長さaおよび長さbの影響による、クラック発生率とESR測定結果とを表1に示す。
Figure 2021044317
表1のサンプルNo.2〜No.4において、内部電極層16の外周内部電極40に用いられる金属種には、内側内部電極42に用いられる金属種Niと異なる金属種Feが50%以上含まれているため、生の積層体チップを焼成する時の収縮差を低減することができ、クラックの発生が抑制できることが確認された。
一方、サンプルNo.5およびNo.6において、内部電極層16の外周内部電極40に用いられる金属種には、内側内部電極42に用いられる金属種Niと異なる金属種Feが50%未満しか含まれていないため、生の積層体チップを焼成する時の収縮差を低減することができず、クラックの発生が抑制できないことが確認された。
さらに、サンプルNo.7(サンプルNo.4の内部電極層16の外周内部電極40および内側内部電極42の金属種の組成を逆にしたサンプル)においても、内部電極層16の外周内部電極40に用いられる金属種Niには、内側内部電極42に用いられる金属種NiおよびFeのいずれか1つと異なる金属種が全く含まれていないため、生の積層体チップを焼成する時の収縮差を低減することができず、焼成後のクラック発生率は低減しなかった。
また、サンプルNo.8に示すように、内部電極層16bの外周内部電極40の幅の長さaが、5μm<aであるため、外周内部電極40の領域が小さ過ぎる場合は、生の積層体チップを焼成する時の収縮差を低減することができず、焼成後のクラック発生率は低減しなかった。
さらに、サンプルNo.9〜No.12に示すように、内部電極層16の外周内部電極40の幅の長さaおよび内側内部電極42の幅の長さbが、関係式a>30μm、および、関係式b/a<20の場合は、外周内部電極40の電気抵抗が大きいため、ESRが悪化した。
以上の結果から、関係式5μm<a<30μm、および、関係式b/a≧20を満足することで、クラックの低減だけでなく、ESRの値も抑制することができることがわかった。
(B)線膨張係数の影響
上記の製造方法にしたがって、積層セラミックコンデンサを、表2に示すサンプルNo.13〜No.15毎に100個作製した。その後、クラック発生率を算出し、線膨張係数の影響を調査した。
サンプルNo.13は、図7に示した従来の内部電極層56を有するコンデンサである。
サンプルNo.14は、内側内部電極42の金属種Niの線膨張係数Aが13.3×10-6/℃であり、外周内部電極40の金属種Ni+Pdの線膨張係数Bが12.0×10-6/℃であり、セラミック層14のBaTiO3の線膨張係数Cが8.2×10-6/℃であり、A>B>Cの関係を有するコンデンサである。
サンプルNo.15(サンプルNo.14の内部電極層16の外周内部電極40および内側内部電極42の金属種の組成を逆にしたサンプル)は、内側内部電極42の金属種Ni+Pdの線膨張係数Aが12.0×10-6/℃であり、外周内部電極40の金属種Niの線膨張係数Bが13.3×10-6/℃であり、セラミック層14のBaTiO3の線膨張係数Cが8.2×10-6/℃であり、B>A>Cの関係を有するコンデンサである。
サンプルNo.13〜No.15の積層セラミックコンデンサの仕様は以下のとおりである。
・サイズL×W×T(設計値):1.5mm×0.6mm×0.6mm
・セラミック材料:CaZrO3
以上の積層セラミックコンデンサのクラック発生率の測定結果を表2に示す。
Figure 2021044317
表2のサンプルNo.14において、線膨張係数がA>B>Cの関係を有することにより、生の積層体チップを焼成する時の収縮差を低減することができ、クラックが発生しないことを確認した。
一方、サンプルNo.15は、線膨張係数がB>A>Cの関係を有しているため、生の積層体チップを焼成する時の収縮差を低減することができず、焼成後のクラック発生率は低減しなかった。
以上の結果から、内側内部電極の線膨張係数A>外周内部電極の線膨張係数B>セラミック層の線膨張係数Cにすることで、本発明の効果が発現することが確認できた。
なお、以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
10 積層セラミックコンデンサ
12 積層体
12a 第1の主面
12b 第2の主面
12c 第1の側面
12d 第2の側面
12e 第1の端面
12f 第2の端面
14 セラミック層
14a 内層部
14b 外層部
16 内部電極層
16a 第1の内部電極層
16b 第2の内部電極層
16c 第3の内部電極層(浮き内部電極層)
18 対向電極部
18a 第1の対向電極部
18b 第2の対向電極部
20a 第1の引出電極部
20b 第2の引出電極部
22a 側部
22b 端部
24 外部電極
24a 第1の外部電極
24b 第2の外部電極
26 下地電極層
26a 第1の下地電極層
26b 第2の下地電極層
28 めっき層
28a 第1のめっき層
28b 第2のめっき層
40 外周内部電極
40a 第1の外周内部電極
40b 第2の外周内部電極
42 内側内部電極
42a 第1の内側内部電極
42b 第2の内側内部電極
a 外周内部電極の幅の長さ
a1 第1の外周内部電極の幅の長さ
a2 第2の外周内部電極の幅の長さ
b 内側内部電極の幅の長さ
b1 第1の内側内部電極の幅の長さ
b2 第2の内側内部電極の幅の長さ
x 積層方向
y 幅方向
z 長さ方向

Claims (3)

  1. 複数の積層されたセラミック層と、前記セラミック層上に積層された複数の内部電極層とを有し、積層方向に相対する第1の主面および第2の主面と、前記積層方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面および第2の端面と、前記積層方向および前記長さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面を有する積層体と、
    前記内部電極層は、前記第1の端面に露出される第1の内部電極層と、前記第2の端面に露出する第2の内部電極層とを有し、
    前記第1の内部電極層に接続され、前記第1の端面上に配置され、前記第1の端面から延伸して前記第1の主面、前記第2の主面、前記第1の側面および前記第2の側面のそれぞれの一部分を覆うように形成された第1の外部電極と、
    前記第2の内部電極層に接続され、前記第2の端面上に配置され、前記第2の端面から延伸して前記第1の主面、前記第2の主面、前記第1の側面および前記第2の側面のそれぞれの一部分を覆うように形成された第2の外部電極と、
    を有する積層セラミック電子部品であって、
    前記第1の内部電極層は、額縁状の第1の外周内部電極と、前記第1の外周内部電極の内側に位置する第1の内側内部電極とを、同じセラミック層上に有し、
    前記第2の内部電極層は、額縁状の第2の外周内部電極と、前記第2の外周内部電極の内側に位置する第2の内側内部電極とを、同じセラミック層上に有し、
    前記第1の外周内部電極および前記第2の外周内部電極に用いられる金属種と、前記第1の内側内部電極および前記第2の内側内部電極に用いられる金属種とは異なり、
    前記第1の外周内部電極および前記第2の外周内部電極に用いられる金属種には、前記第1の内側内部電極および前記第2の内側内部電極に用いられる金属種と異なる金属種が50%以上含まれており、
    前記第1の側面と前記第2の側面を結ぶ幅方向において、
    前記第1の側面に最も近い前記第1の外周内部電極の幅の長さ、および、前記第2の側面に最も近い前記第1の外周内部電極の幅の長さの少なくともいずれか1つの長さをa1としたとき、5μm<a1であり、
    前記第1の側面に最も近い前記第2の外周内部電極の幅の長さ、および、前記第2の側面に最も近い前記第2の外周内部電極の幅の長さの少なくともいずれか1つの長さをa2としたとき、5μm<a2である、ことを特徴とする積層セラミック電子部品。
  2. 前記第1の側面と前記第2の側面を結ぶ幅方向において、
    前記第1の内側内部電極の幅の長さをb1としたとき、a1<30μm、b1/a1≧20であり、
    前記第2の内側内部電極の幅の長さをb2としたとき、a2<30μm、b2/a2≧20であること、を特徴とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記第1の内側内部電極および前記第2の内側内部電極の線膨張係数をAとし、前記第1の外周内部電極および前記第2の外周内部電極の線膨張係数をBとし、前記セラミック層の線膨張係数をCとしたとき、A>B>Cであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の積層セラミック電子部品。
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