JP2021038031A - ピッキング用吊具 - Google Patents

ピッキング用吊具 Download PDF

Info

Publication number
JP2021038031A
JP2021038031A JP2019158369A JP2019158369A JP2021038031A JP 2021038031 A JP2021038031 A JP 2021038031A JP 2019158369 A JP2019158369 A JP 2019158369A JP 2019158369 A JP2019158369 A JP 2019158369A JP 2021038031 A JP2021038031 A JP 2021038031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
base
picking
contact pad
links
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019158369A
Other languages
English (en)
Inventor
英次 吉川
Eiji Yoshikawa
英次 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2019158369A priority Critical patent/JP2021038031A/ja
Publication of JP2021038031A publication Critical patent/JP2021038031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

【課題】内径が異なる複数種類のワークを吊り上げることができるピッキング用吊具を提供する。【解決手段】ピッキング用吊具1は、上下方向に延びる基部2と、基部2に昇降自在に設けられた浮動部3と、基部2から水平方向に離間して配置される当接パッド4a、4bと、基部2及び当接パッド4a、4bに連結される第1リンク5a、5bと、浮動部3及び当接パッド4a、4bに連結される第2リンク6a、6bとを備え、第1リンク5a、5bは、基端部より先端部が高くなるように配置され、第2リンク6a、6bは、基端部より先端部が低くなるように配置され、当接パッド4a、4bには、凸部34の下面34aに当接される爪部16が形成される。【選択図】図2

Description

本開示は穴が形成されたワークをピッキングするためのピッキング用吊具に関する。
穴が形成されたワークには、内径等が異なる複数の種類がある。また、ワークをピッキングするためのピッキング用吊具にも複数の種類がある。
特開2008−162733号公報 実開平06−023938号公報 特開平08−231178号公報 特開2014−076890号公報 特開2002−192527号公報
しかしながら、ピッキング用吊具は、取り扱うワークの種類毎に専用のものになっており、他の種類のワークを吊り上げることはできない。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、内径が異なる複数種類のワークを吊り上げることができるピッキング用吊具を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
上下方向に延びる基部と、
前記基部に昇降自在に設けられた浮動部と、
前記基部から水平方向に離間して配置されワークの穴の内面に当接させるための当接パッドと、
前記基部及び前記当接パッドに連結される第1リンクと、
前記浮動部及び前記当接パッドに連結される第2リンクと
を備え、
前記第1リンクは、前記基部に連結される基端部より前記当接パッドに連結される先端部が高くなるように配置され、
前記第2リンクは、前記浮動部に連結される基端部より前記当接パッドに連結される先端部が低くなるように配置され、
前記当接パッドには、前記穴の内面に形成された凸部の下面に当接される爪部が形成されたことを特徴とするピッキング用吊具が提供される。
好ましくは、前記凸部の下面は前記穴の中心方向に向くように傾斜され、前記爪部が前記凸部の下面から前記ワークの重量に応じた垂直抗力を受けたとき、前記垂直抗力の水平方向成分より、前記基部から前記第1リンクを介して前記当接パッドに伝達される反力の水平方向成分が大きくなるように前記第1リンクの長さが設定される。
好ましくは、前記第1リンクは、前記浮動部及び前記当接パッドに一対平行に連結される。
好ましくは、前記浮動部には、使用者が持つための持ち手が形成される。
好ましくは、前記基部には、フックを掛けるためのフック掛部が形成される。
好ましくは、前記爪部の下端部には、前記凸部を乗り越えるための傾斜面が形成される。
上記の態様によれば、内径が異なる複数種類のワークを吊り上げることができる。
本開示の一実施の形態に係るピッキング用吊具の斜視図である。 ピッキング用吊具の背面断面図である。 ピッキング用吊具の動作を説明する背面断面図である。 ピッキング用吊具をワークに挿入した状態の背面断面図である。 ピッキング用吊具をワーク内で拡げた状態の背面断面図である。 ピッキング用吊具とワークの係合状態を示す図5の要部拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。図1はピッキング用吊具の斜視図であり、図2はピッキング用吊具の背面断面図である。なお、後述する実施の形態における各方向については、図1及び図2に記すように、ピッキング用吊具1の当接パッド4a、4bが水平方向に拡縮する方向を左右方向と定義し、これを基準として他の方向を定める。ただし、本実施の形態における各方向は、説明の便宜のために用いるものであり、後述する部材間の相対的な位置関係を表す。
図1及び図2に示すように、ピッキング用吊具1は、上下方向に延びる基部2と、基部2に昇降自在に設けられる浮動部3と、基部2から水平方向に離間して配置される左右一対の当接パッド4a、4bと、基部2及び当接パッド4a、4bに連結される第1リンク5a、5bと、浮動部3及び当接パッド4a、4bに連結される第2リンク6a、6bとを備える。
基部2は、上下に延びる棒状に形成されるロッド部7と、ロッド部7の下部に設けられ第1リンク5a、5bが連結される第1連結ブロック部8とを備える。
ロッド部7は、断面円形に形成される。ロッド部7の上端には、フックを掛けるためのフック掛部7aが形成される。フック掛部7aは、概ね環状に形成される。また、ロッド部7の下端部には、第1連結ブロック部8を支持するための係止部7bが設けられる。具体的には、係止部7bは、ナットで構成され、ロッド部7の下端部に形成された雄ねじ7cに螺合される。
第1連結ブロック部8は、左右方向の中央に形成されロッド部7を挿通させる取付基部8aと、取付基部8aから右方に延びる前後一対の右アーム部8bと、取付基部8aから左方に延びる前後一対の左アーム部8cとを備える。一対の右アーム部8bは、前後方向に間隔を隔てて配置され、平行に延びる。取付基部8aは、ロッド部7に遊嵌される。なお、取付基部8aは、ロッド部7に一体に固定されてもよい。一対の左アーム部8cは、前後方向に間隔を隔てて配置され、平行に延びる。取付基部8aは、係止部7b上に載ることで下方への移動を規制される。また、第1連結ブロック部8は、スペーサ9を介して上下2段に配置される。スペーサ9は円筒状に形成され、ロッド部7を挿通させる。また、上段側の第1連結ブロック部8は、スペーサ9上に載置される。また、上段側の第1連結ブロック部8上には、浮動部3の下方への移動を規制するための規制部材10が配設される。規制部材10は円筒状に形成され、ロッド部7を挿通させる。規制部材10は、下方に移動される浮動部3に干渉することで浮動部3の過度な下方への移動を規制する。また、規制部材10の下端部には、第1リンク5aの過度な回動を規制するための鍔部11が形成される。鍔部11は、規制部材10の下端部を円盤状に拡経させて形成される。
浮動部3は、上下方向に延びる円筒状に形成される持ち手12と、持ち手12から下方に延びて設けられる中間筒部13と、中間筒部13の下端に設けられ第2リンク6a、6bが連結される第2連結ブロック部14とを備える。
持ち手12は、ワーク30(図4参照)の穴33内にピッキング用吊具1を挿入するとき使用者が持つための部位である。持ち手12内には、ロッド部7が摺動自在に挿通される。また、持ち手12の上端部には、フランジ12aが設けられる。フランジ12aは、持ち手12から径方向外方に延出される円盤状に形成される。フランジ12aは、持ち手12を持った使用者の手に上方から当たることで使用者の手から持ち手12が滑り落ちることを防止する。
第2連結ブロック部14は、第1連結ブロック部8と同じ形状に形成される。すなわち、第2連結ブロック部14は、第1連結ブロック部8と同形状の取付基部14a、右アーム部14b及び左アーム部14cを備える。第2連結ブロック部14は、持ち手12と一体に昇降され、後述する第2リンク6a、6bに持ち手12からの力を伝達する。
図2及び図5に示すように、当接パッド4a、4bは、ワーク30の穴33の内面35に当接させるための部品である。
ワーク30は、車両用のホイールハブ31と、ホイールハブ31に取り付けられたドラム32とを備えて構成される。ホイールハブ31は、概ね円筒状に形成され、中心に穴33を備える。また、穴33内には、径方向内方に突起する凸部34が形成される。凸部34は穴33の全周に亘って環状に形成される。また、凸部34の下面34aは、穴33の中心方向に向くように傾斜される。なお、ワーク30はこれに限られない、ワーク30は、穴33、凸部34及びその下面34aを有するものであれば他のものであってもよい。
また、当接パッド4a、4bは、左右対称に形成される。このため、右側の当接パッド4aについて以下に説明し、左側の当接パッド4bについては説明を省略する。
右側の当接パッド4aは、上下方向に延びるパッド本体15と、パッド本体から左方に延びて形成され第1リンク5a及び第2リンク6aに連結されるブラケット部17とを備える。
パッド本体15は、平面視円弧板状に形成されると共に、上端から下端に亘って同じ断面形状に形成される。また、パッド本体15は、外周面15aを右方に向けて配置される。
ブラケット部17は、パッド本体15の前端部及び後端部から左方に、かつ、平行に延びて形成される。これにより、前後のブラケット部17間には、第1リンク5a及び第2リンク6aを挿入させるための間隙17aが形成される。
第1リンク5a、5b及び第2リンク6a、6bは、直線状に延びる棒状に形成される。また、基部2の右方に配置される第1リンク5aと基部2の左方に配置される第1リンク5bは、左右対称に配置される。そして、基部2の右方に配置される第2リンク6aと基部の左方に配置される第2リンク6bも、左右対称に配置される。このため、基部2の右方に配置される第1リンク5a及び第2リンク6aについて以下に説明し、基部2の左方に配置される第1リンク5b及び第2リンク6bについては説明を省略する。
第1リンク5aは、上下2段に配置される。下段側の第1リンク5aの一端部(以下、基端部という)は、下段側の第1連結ブロック部8に連結される。具体的には、下段側の第1リンク5aの基端部は、第1連結ブロック部8の前後の右アーム部8b間に挿入されると共に、前後の右アーム部8bに前後方向に延びる軸回りに回動自在に連結される。また、下段側の第1リンク5aの他端部(以下、先端部という)は、間隙17aに挿入されると共に、前後のブラケット部17に前後方向に延びる軸回りに回動自在に連結される。また、下段側の第1リンク5aは、基端部より先端部が上方となるように傾斜される。
上段側の第1リンク5aの一端部(以下、基端部という)は、上段側の第1連結ブロック部8に連結される。具体的には、上段側の第1リンク5aの基端部は、第1連結ブロック部8の前後の右アーム部8b間に挿入されると共に、前後の右アーム部8bに前後方向に延びる軸回りに回動自在に連結される。また、上段側の第1リンク5aの他端部(以下、先端部という)は、下段側の第1リンク5aの先端部より上方の間隙17aに挿入されると共に、前後のブラケット部17に前後方向に延びる軸回りに回動自在に連結される。また、上段側の第1リンク5aは、下段側の第1リンク5aと平行に延びるように傾斜される。すなわち、上下2段の第1リンク5aは、基部2及び当接パッド4aに両端を連結されることで平行リンクを構成する。
第2リンク6aは、第1リンク5aより長く形成される。第2リンク6aの一端部(以下、基端部という)は、第2連結ブロック部14の前後の右アーム部14b間に挿入されると共に、前後の右アーム部14bに前後方向に延びる軸回りに回動自在に連結される。また、第2リンク6aの他端部(以下、先端部という)は、上段側の第1リンク5aの先端部より上方の間隙17aに挿入されると共に、前後のブラケット部17に前後方向に延びる軸回りに回動自在に連結される。また、第2リンク6aは、基端部より先端部が下方となるように傾斜される。
さて、一般にピッキング用吊具は、取り扱うワーク30の種類毎に専用のものになっており、内径が異なる複数種類のワーク30を把持することは困難であった。
そこで、本実施の形態では、当接パッド4a、4bがワーク30の穴33の内面35に当接されたとき凸部34の下面34aに当接される爪部16を備える。
爪部16は、パッド本体15の下端に一体に設けられる。爪部16は、パッド本体15から径方向外方(図2における右方)に突出して形成されると共に、パッド本体15と同軸の平面視円弧状に形成される。爪部16は、パッド本体15の外周面15aに対して直角に屈曲される上面16aと、上面16aに対して直角に屈曲される外周面16bと、外周面16bに対して直角に形成される底面16cとを備える。
また、爪部16の下端部には、凸部34を乗り越えるための傾斜面16dが形成される。傾斜面16dは、底面16c及び外周面16b間に形成され、外周方向に向くように傾斜される。傾斜面16dの径方向の寸法aは、凸部34より上方の内面35に対する凸部34の突出寸法bより大きく設定される。これにより、たとえ爪部16が穴33の内面35に当接した状態で穴33内に挿入された場合であっても、爪部16が凸部34を乗り越えることができ、爪部16を凸部34の下方の位置まで挿入させることができる。
本実施の形態に係るピッキング用吊具1は、爪部16を備えることにより、凸部34に爪部16を引っ掛けることができ、内径が異なる複数種類のワーク30を把持することができる。これにより、ワーク30の種類に応じて大量のピッキング用吊具1を用意したり保管したりする必要が無く、また、連続して異なる種類のワークを吊り上げる際にピッキング用吊具1を交換する手間が省ける。このため、効率的に作業を行うことができる。
また、ワーク30には、凸部34の下面34aが傾斜されるものがある。第1リンク5a、6aの長さは、凸部34の下面34aが傾斜され、かつ、内径が異なる他の種類のワーク30であっても把持できるよう、後述する一定の条件を満たすように設定される。
この条件について説明する。
図6に示すように、ワーク30を吊り上げるとき、左右の爪部16にワーク30の重量Wが作用すると考えたとき、一方の爪部16に作用する鉛直成分の力はW/2となる。また、凸部34の下面34aは傾斜されている。このため、爪部16が下面34aから受ける垂直抗力Fの水平方向に対する角度をθ1としたとき、垂直抗力Fの水平方向成分Fxは、W/2tanθ1となる(Fx=W/2tanθ1)。
一方、基部2から第1リンク5aを介して当接パッド4aに伝達される反力をRFとした場合、その水平方向成分RFxが垂直抗力Fの水平方向成分Fxより大きければ当接パッド4aは、ワーク30から離れないこととなる。よって、本実施の形態では、反力RFの水平方向成分RFxが垂直抗力Fの水平方向成分Fxより大きくなる(RFx>Fx)ように、第1リンク5aの長さが設定される。具体的には、反力RFの水平方向に対する角度をθ2とした場合、反力RFの水平方向成分RFxは、W/2tanθ2となる(RFx=W/2tanθ2)。よって、第1リンク5aの長さは、W/2tanθ2>W/2tanθ1を満たすように設定される。すなわち、第1リンク5aの長さは、前述の条件たる以下の式(1)を満たすように設定される。なお、第1リンク5bの長さも、同様の理由により式(1)を満たすように設定される。
tanθ2/tanθ1<1 ・・・ (1)
次に本実施の形態の作用について述べる。
ピッキング用吊具1を用いてワーク30を吊り上げる場合、図4に示すように、まず、持ち手12を持ってピッキング用吊具1を吊り上げる。これにより、浮動部3に対して基部2が下方に移動される。このとき、第2リンク6a、6bの基端部は浮動部3に連結されており、第1リンク5a、5bの基端部は基部2に連結されている。このため、浮動部3は、第2リンク6a、6b及び当接パッド4a、4bを介して第1リンク5a、5bの先端部を吊ることとなり、第2リンク6a、6b及び第1リンク5a、5bは起立された姿勢となる。これにより、当接パッド4a、4bは基部2に近接する方向に移動されてピッキング用吊具1が左右方向に縮んだ状態となる。この後、ピッキング用吊具1をワーク30の穴33内に上方から挿入する。このとき、ワーク30は穴33の開口を上方に向けた姿勢となっている。爪部16が凸部34の下方に至る深さまで穴33内に挿入されたら、図3及び図5に示すように、フック掛部7aにホイスト等の吊上装置(図示せず)のフック20を掛け、持ち手12をゆっくり下げながら持ち手12から手を離す。これにより、基部2に対して浮動部3が下方に移動され、第2リンク6a、6bの基端部が下方に移動される。また一方、第1リンク5a、5bの基端部は、基部2によってその高さを保持される。このため、第2リンク6a、6bは基端部を中心として先端部を上方に回動させるように回動され、第1リンク5a,5bは基端部を中心として先端部を下方に回動させるように回動される。これにより、当接パッド4a、4bは、外方(基部2から水平方向に離間する方向)に移動され、ワーク30の内面35に当接される。
この後、吊上装置を作動させて基部2を上昇させると、図6に示すように、爪部16の外周端上縁が凸部34の下面34aに当たり、ワーク30が上昇される。このとき、下面34aは穴33の中心方向に向くように傾斜されている。このため、爪部16が下面34aを上方に押すことにより、爪部16には、垂直抗力Fが作用し、その垂直抗力Fの水平方向成分Fxが爪部16を下面34aから離間させる方向に働く。
しかし、第1リンク5a、5bの長さは、上述の条件式(1)を満たすように設定されている。このため、基部2から当接パッド4a、4bに伝達される反力RFの水平方向成分RFxは、垂直抗力Fの水平方向成分Fxより大きくなり、当接パッド4aがワーク30から離れることは防止又は抑制される。
また、内径が異なる他の種類のワーク(図示せず)を吊り上げる場合であっても、条件式(1)が成立する限り、当接パッド4aがワークから離れることは防止又は抑制される。よって、本実施の形態に係るピッキング用吊具1によれば、凸部34の下面34aが傾斜され、かつ、内径が異なる他の種類のワークを吊り上げることができる。
なお、例えば下面34aが水平である場合、垂直抗力Fの水平方向成分Fxは発生しない。このため、下面34aが水平である場合、条件式(1)とは無関係に本実施の形態に係るピッキング用吊具1は内径が異なる複数種類のワークを吊り上げることができる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示は以下のような他の実施形態も可能である。
(1)第1リンク5a、5b及び第2リンク6a、6bは直線状に延びるものとしたが、これに限られない。第1リンク5a、5b及び第2リンク6a、6bは他の形状に形成されてもよい。
(2)第1リンク5a、5bは、上下2段に配設されるものとしたが、これに限られない。第1リンク5a、5bは、上下3段以上の複数段に配設されてもよく、上下1段に配設されてもよい。
(3)第2リンク6a、6bは、上下複数段に配設されてもよい。この場合、第2連結ブロック部14も第2リンク6a、6bと同じ段数の複数段に配設されるとよい。またこの場合、第1リンク5a、5bが上下1段に配設されてもよいのは勿論である。
(4)爪部16の形状は、上述したものに限られない。例えば、爪部16の外周端上縁は、丸められてもよく、面取りされてもよい。また、傾斜面16dは省略されてもよい。
(5)第1リンク5a、5b、第2リンク6a、6b及び当接パッド4a、4bは左右に一組ずつ配設されるものとしたがこれに限られない。第1リンク5a、5b、第2リンク6a、6b及び当接パッド4a、4bは、3つ以上の複数組とされ、周方向に間隔を隔てて配設されてもよい。この場合、各組の周方向の間隔は等しく設定されることが好ましい。例えば、第1リンク5a、5b、第2リンク6a、6b及び当接パッド4a、4bは、平面視十字状に4組配設されてもよい。
1 :ピッキング用吊具
2 :基部
3 :浮動部
4a :当接パッド
4b :当接パッド
5a :第1リンク
5b :第1リンク
6a :第2リンク
6b :第2リンク
12 :持ち手
16 :爪部
16d :傾斜面
30 :ワーク
33 :穴
34 :凸部
34a :下面
35 :内面
F :垂直抗力
Fx :水平方向成分
RF :反力
RFx :水平方向成分

Claims (6)

  1. 上下方向に延びる基部と、
    前記基部に昇降自在に設けられた浮動部と、
    前記基部から水平方向に離間して配置されワークの穴の内面に当接させるための当接パッドと、
    前記基部及び前記当接パッドに連結される第1リンクと、
    前記浮動部及び前記当接パッドに連結される第2リンクと
    を備え、
    前記第1リンクは、前記基部に連結される基端部より前記当接パッドに連結される先端部が高くなるように配置され、
    前記第2リンクは、前記浮動部に連結される基端部より前記当接パッドに連結される先端部が低くなるように配置され、
    前記当接パッドには、前記穴の内面に形成された凸部の下面に当接される爪部が形成された
    ことを特徴とするピッキング用吊具。
  2. 前記凸部の下面は前記穴の中心方向に向くように傾斜され、
    前記爪部が前記凸部の下面から前記ワークの重量に応じた垂直抗力を受けたとき、前記垂直抗力の水平方向成分より、前記基部から前記第1リンクを介して前記当接パッドに伝達される反力の水平方向成分が大きくなるように前記第1リンクの長さが設定された
    請求項1に記載のピッキング用吊具。
  3. 前記第1リンクは、前記浮動部及び前記当接パッドに一対平行に連結された
    請求項1又は2に記載のピッキング用吊具。
  4. 前記浮動部には、使用者が持つための持ち手が形成された
    請求項1から3のいずれか一項に記載のピッキング用吊具。
  5. 前記基部には、フックを掛けるためのフック掛部が形成された
    請求項1から4のいずれか一項に記載のピッキング用吊具。
  6. 前記爪部の下端部には、前記凸部を乗り越えるための傾斜面が形成された
    請求項1から5のいずれか一項に記載のピッキング用吊具。
JP2019158369A 2019-08-30 2019-08-30 ピッキング用吊具 Pending JP2021038031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019158369A JP2021038031A (ja) 2019-08-30 2019-08-30 ピッキング用吊具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019158369A JP2021038031A (ja) 2019-08-30 2019-08-30 ピッキング用吊具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021038031A true JP2021038031A (ja) 2021-03-11

Family

ID=74848909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019158369A Pending JP2021038031A (ja) 2019-08-30 2019-08-30 ピッキング用吊具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021038031A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115108257A (zh) * 2022-07-23 2022-09-27 杜世豪 一种汽车工件的智能悬挂输送装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5558583U (ja) * 1978-10-17 1980-04-21
GB2191993A (en) * 1986-06-27 1987-12-31 Alan Herbert William Bailey Device for suspending a tubular member
JPH0558582A (ja) * 1991-09-02 1993-03-09 Toshiba Eng & Constr Co Ltd 吊り上げ用のグリツパー
JPH10212090A (ja) * 1997-01-28 1998-08-11 Optec Dai Ichi Denko Co Ltd 線材用巻枠の吊上げ装置
JP2009215014A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Ishikame Kogyo:Kk 環状部材の内周面に圧着される吊上げ冶具
CN107265291A (zh) * 2017-07-27 2017-10-20 福建中研机电科技有限公司 小径内张式自锁吊具

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5558583U (ja) * 1978-10-17 1980-04-21
GB2191993A (en) * 1986-06-27 1987-12-31 Alan Herbert William Bailey Device for suspending a tubular member
JPH0558582A (ja) * 1991-09-02 1993-03-09 Toshiba Eng & Constr Co Ltd 吊り上げ用のグリツパー
JPH10212090A (ja) * 1997-01-28 1998-08-11 Optec Dai Ichi Denko Co Ltd 線材用巻枠の吊上げ装置
JP2009215014A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Ishikame Kogyo:Kk 環状部材の内周面に圧着される吊上げ冶具
CN107265291A (zh) * 2017-07-27 2017-10-20 福建中研机电科技有限公司 小径内张式自锁吊具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115108257A (zh) * 2022-07-23 2022-09-27 杜世豪 一种汽车工件的智能悬挂输送装置
CN115108257B (zh) * 2022-07-23 2023-12-19 中宸文鼎科技(深圳)有限公司 一种汽车工件的智能悬挂输送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5889146B2 (ja) 吊り具
JP2015504012A (ja) ホールディングポイントを持つグリッパ装置
JP2012501901A (ja) ロボティック・インデクシング・ステーション
JP2021038031A (ja) ピッキング用吊具
JP4422465B2 (ja) 吊り上げ治具
JP2012056017A (ja) ワーク搬送装置およびワーク搬送方法
JP6109289B2 (ja) 転倒防止装置
JPH07137979A (ja) 吊り具
JP2002192527A (ja) 環状体の係合支持装置
TW202229739A (zh) 吊具
JP6453630B2 (ja) 物品吊金具
KR101481958B1 (ko) 선반작업용 척
JP6845361B2 (ja) ロボットおよび産業機械
WO2017043182A1 (ja) 転倒防止装置
JP3225269U (ja) 吊りピース
KR20160077997A (ko) 농업용 작업차의 톱 링크기구
JP3873102B2 (ja) 転炉の内張り工法及びこれに使用する吊下げ式煉瓦積み装置
JP2578309Y2 (ja) スライド式吊り具
JP2018043817A (ja) 吊り具
KR102557742B1 (ko) 후크 가공용 클램핑 지그장치
JP5184232B2 (ja) 重量物吊上装置
JP6527820B2 (ja) 吊り上げ装置
JP7443113B2 (ja) 吊り具
JP4157113B2 (ja) 物品支持スタンド又は回転椅子等の安定支持脚部構造
JP2022012213A (ja) ジャッキ付き支持装置の保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190830

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230214