JP2578309Y2 - スライド式吊り具 - Google Patents

スライド式吊り具

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JP2578309Y2
JP2578309Y2 JP1993050726U JP5072693U JP2578309Y2 JP 2578309 Y2 JP2578309 Y2 JP 2578309Y2 JP 1993050726 U JP1993050726 U JP 1993050726U JP 5072693 U JP5072693 U JP 5072693U JP 2578309 Y2 JP2578309 Y2 JP 2578309Y2
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JP
Japan
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work
slide cylinder
support
piston
slide
Prior art date
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Application number
JP1993050726U
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English (en)
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JPH0715681U (ja
Inventor
孝 木内
隆 落合
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワークの内径穴に挿入
し、ワークを内側から保持して搬送する吊り具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の吊り具の一例を図4に示す。2本
のレバー11,11を支軸12で枢支し、各レバーの先
端にフック13,13をそれぞれ固定し、レバーの反対
側にはそれぞれリンク14,14を取付け、これら2個
のリンクに吊り環15を取付けたものである。この吊り
具は、レバー11,11を手で拡げてフック13,13
をワークWに引きかけ、吊り環15を引上げると、ワー
クWの自重で両レバー11が閉じてフック13,13が
ワークWを把持し、この状態でワークWを搬送する。
【0003】上記従来の吊り具は、ワークWを吊上げて
急停止したときに、ワークWが浮上がるため、フック1
3,13が開いてワークWが落下する恐れがある。この
対策として、実開昭62−121284号公報には、一
方のレバーを貫通する棒状のストッパを設け、他方のレ
バーにストッパの先端を受け入れる穴を設け、ワークW
を吊上げたときにストッパが穴に嵌合してフックが外れ
ないようにした車輪吊りクランプが記載されている。ま
た、実開平2−135592号公報には、支軸で枢支し
た2枚の板状アームにそれぞれ逆向きのくの字状のカム
溝を設け、これらのカム溝に吊りリンクを取付けること
により、吊りリンクを引上げたときにフックが開かない
ようにした吊り上げ用金具が記載されている。
【0004】上記の吊り具は、いずれもフックをワーク
の外側に引き掛ける形式であるため、作業者がワークの
適切な3ないし4箇所を選定してフックを引き掛ける必
要があって作業が悪い。フックの引き掛かり具合が悪
いと、ワークの安定が保てず、落下する危険がある。ま
た、ワークを搬送して加工機械に取付ける際、外側に張
出したフックが治具等の干渉物に当り、取付け作業が困
難となるだけでなく、ワークが外れる危険もある。
【0005】実開昭62−173383号公報には、往
復シリンダーで上下するスライドコーンの周りに放射方
向に移動可能とした3個の駒を配設し、これをワークの
中心穴に入れ、シリンダーでスライドコーンを引上げて
駒を張出し、ワークを内側から支持する保持装置が記載
されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前記公開公報に記載さ
れた保持装置は、ワークを内側から支持する形式の保持
装置であるが、シリンダーを使用するので装置が大掛か
りとなる。本考案は、作業者がワンタッチの片手操作で
ワークの着脱ができ、吊り上げの際ワークの落下を防止
することができると共に、構造が簡単で作業用性の良い
吊り具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上端に吊りリ
ンクを取付けた支柱の中心孔に先端部を傾斜面としたピ
ストンを装着し、該ピストンを支柱の上部外周に摺動可
能に設置したスライド筒に取付け、前記支柱の下部に複
数のローラを直径方向に進退可能に取付け、前記スライ
ド筒にストッパを設置して該スライド筒を前記支柱に対
して押し下げたときに、両者を係止するように構成した
スライド式吊り具である。
【0008】
【作用】スライド筒を押し下げると、スライド筒に取付
けたピストンが共に下降し、その傾斜面で複数のローラ
を直径方向に押出してワークを内側から支持し、スライ
ド筒はストッパが支柱に係止してこの状態に保持され
る。ストッパの係止を解いてスライド筒を引上げると、
ピストンが共に上昇してローラから離れ、ローラはワー
クの保持を解除する。
【0009】
【実施例】図1ないし図3は本考案の実施例を示すもの
で、図1は吊り上げ状態の一部を断面として示し、図1
Aは正面図、図1Bは側面図、図2は吊り具を閉じた状
態の正面図、図3Aは図1AのX−X線に沿う断面図、
図3Bは図2のY−Y線に沿う断面図である。支柱1の
中心孔に先端部を傾斜面2aとしたピストン2を装着
し、このピストン2を支柱1の上部外周に摺動可能に設
置したスライド筒3にピン4で取付け、支柱1の下部に
設けた一対の長溝に1bに、一対のローラ5の軸5aを
配設して直径方向に進退可能に取付ける。支柱1には、
半径方向にスプリングで付勢してボール6を設置し、ス
ライド筒3の内周面に凹溝6aを形成し、ボール6が
の凹溝に係止されることで、図2の状態を保持する。
ライド筒3の上部にはストッパ7を軸8で取付け、スプ
リング9を配設する。ストッパ7の先端は、支柱1の鍔
1aの下縁に係合する。10は、支柱1の上端に取付け
た吊りリンクである。
【0010】図2に示す状態では、スライド筒3が支柱
1に対して上部に位置し、ボール6が凹溝6aに嵌入し
てその位置に係止し、ピストン2がスライド筒3で引上
げられているので、ピストン2の先端部2aはローラ5
の上方に離れている。吊りリンク10で吊り下げた吊り
具をワークWの上方に移動させ、支柱1の先端部をワー
クWの中心穴に挿入する。スライド筒3を押し下げる
と、スライド筒3の凹溝6からボール6を押出してピ
ストン2と共に支柱1に対して下降する。ピストン2の
下降によりその先端の係斜面2aがローラ5,5を直径
方向に押出す。これによりワークWが内側で支持され
る。
【0011】このスライド筒3を押し下げた状態は、
1Bに示すように、ストッパ7がスプリング9で時計方
向に回動し、その先端が支柱1の鍔1aの下縁に係合し
てスライド筒3の上昇を確実に止める。
【0012】ワークWを支持した吊り具を所定部位に移
動し、図1Bの状態でストッパ7を押し下げると、スト
ッパ7の先端が反時計方向に回動して支柱1の鍔1aの
下縁から外れるので、スライド筒3を引上げる。スライ
ド筒3と一緒にピストン2が上昇してその先端部2aが
ローラ5から離れる。支柱1をワークWから引上げる
と、ローラ5がワークWの穴の内壁で押されて支柱1内
に押込まれる。
【0013】上記のように、作業者がスライド筒3を片
手で操作しワンタッチでワークWの着脱が可能となり、
作業能生率が大幅に向上する。また、ワークWを支持し
た状態がストッパ7で保持されるので、吊り具の吊り上
げを急停止したときでも、ローラ5が支柱1内に引き込
まれてワークWが外れる恐れがない。
【0014】更に、スライド筒3の押し下げでワークW
を把持する構成としたことは、吊り具が軽量であるとき
に特に有利である。スライドの上昇でワークを支持する
構造とすると、吊り具が軽いとスライドを上昇させたと
きに、吊り具が動いてワークの所定の部位での支持が困
難となる。本考案の吊り具は、吊下げた吊り具のスライ
ド筒を押し下げることでワークを支持する構成としたの
で、吊り具が安定しており、片手の操作で容易にワンタ
ッチでワークを着脱することができる。
【0015】
【考案の効果】本考案は、作業者の片手の操作でワーク
の着脱が容易にでき、吊り上げの際ワークの落下を防止
することができると共に、構造が簡単で外形がコンパク
トであり作業性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の正面図と側面図。
【図2】図1の吊り具を閉じた状態の正面図。
【図3】図3Aは図1AのX−X線矢示断面図、図3B
は図2のY−Y線矢示断面図。
【図4】従来の吊り具の使用状態の正面図。
【符号の説明】
1 支柱 2 ピストン 3 スライド筒 4
ピン 5 ローラ 6 ボール 7 ストッパ 8 軸 9 スプリ
ング W ワーク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端に吊りリンクを取付けた支柱の中心
    孔に先端部を傾斜面としたピストンを装着し、該ピスト
    ンを支柱の上部外周に摺動可能に設置したスライド筒に
    取付け、前記支柱の下部に複数のローラを直径方向に進
    退可能に取付け、前記スライド筒にストッパを設置して
    該スライド筒を前記支柱に対して押し下げたときに、両
    者を係止するように構成したことを特徴とするスライド
    式吊り具。
JP1993050726U 1993-08-26 1993-08-26 スライド式吊り具 Expired - Lifetime JP2578309Y2 (ja)

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JP1993050726U JP2578309Y2 (ja) 1993-08-26 1993-08-26 スライド式吊り具

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JP1993050726U JP2578309Y2 (ja) 1993-08-26 1993-08-26 スライド式吊り具

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Publication Number Publication Date
JPH0715681U JPH0715681U (ja) 1995-03-17
JP2578309Y2 true JP2578309Y2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=12866871

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5702018B1 (ja) * 2014-08-27 2015-04-15 株式会社をくだ屋技研 ロール状物リフト装置

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JPH0715681U (ja) 1995-03-17

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