JP7443113B2 - 吊り具 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を吊り上げるための吊り具に関する。
従来から、ブロックを吊り上げて他の場所へと移載する吊り具が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の吊り具は、パンタグラフ機構を有している。また、当該吊り具は、パンタグラフ機構を収縮させることで、両側の物品挟持部材が開いて物品の挟持が解除される。他方、パンタグラフ機構を伸長させることで、両側の物品挟持部材が閉じて物品が挟持され、吊り具に物品が保持される。吊り具に保持された物品は、吊り具の移動により、所定の場所に搬送される。
特開平9-110363号公報
ところで、上述した特許文献1の吊り具は、物品挟持部材で両側から物品を挟持して保持するものである。そのため、物品挟持部材の片側のみでは、当該物品を吊り上げることができない問題がある。上述した問題は、例えば、エンジンのシリンダヘッドを移載する場合に発生している。シリンダヘッドは、多様な形状を有しており、当該シリンダヘッドの側面の一方が複雑な形状をなしている場合、物品挟持部材でシリンダヘッドを保持できない問題が発生している。
ここで、本発明者らが鋭意検討したところ、上述のシリンダヘッドは、例えば、吊り上げ方向となる上面側にイグニッションコイル用の開口を有することに気付いた。かかる知見に基づき、当該イグニッションコイル用の開口を利用すれば、シリンダヘッドを保持して吊り上げることができるのではないかという知見に至った。
そこで、本発明は、吊り上げ方向に向けた開口と、少なくとも一つの側面とを有する物品を吊り上げることが可能な吊り具を提供することを目的とする。
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明の吊り具は、吊り上げ方向に向けて開口した開口部を有する物品を吊り上げるためのものであって、前記吊り上げ方向に向けて移動可能とされた支持部と、前記支持部と共に前記吊り上げ方向に向けて移動可能であって、前記開口部に対して前記吊り上げ方向に向けて挿抜可能とされた挿入部と、前記支持部と共に前記吊り上げ方向に向けて移動可能であって、前記物品に対して側面側から当接可能な当接部と、前記当接部及び前記支持部を動力伝達可能に接続するリンク機構と、を有し、前記リンク機構が、前記開口部に前記挿入部が挿入された状態で、前記当接部を前記物品の前記側面に近接する方向に移動させ、または、離反する方向に移動させるものであることを特徴とするものである。
本発明の吊り具は、吊り上げ方向に向けて開口した開口部を有する物品を吊り上げる際に、当該開口部に対して挿抜可能とされた挿入部を有している。また、前記挿入部が、吊り上げ方向に向けて移動可能な支持部と共に移動可能なものとされている。上述した構成により、開口部に挿入部を挿入して物品を支持することができる。これにより、開口部を物品の支持に使用することができるので、一方の側面にのみ当接面を有する物品であっても、物品の側面と開口部との間で物品を挟持して支持することができる。
また、本発明の吊り具は、物品の開口部に挿入部が挿入された状態で吊り上げ方向に支持部が移動する場合に、リンク機構が、当接部を当該物品の側面に近接する方向に移動させるものとされている。上述した構成により、物品を吊り上げた際に、当接部が物品の側面に押し付けられるので、開口部に挿入された挿入部と当接部との間で物品の挟持力が高められる。したがって、物品が吊り具から外れて落下することを抑制できる。
また、本発明の吊り具は、前記開口部に前記挿入部が挿入された状態で吊り上げ方向とは逆方向に支持部が移動する場合に、リンク機構が、当接部を物品の側面から離反する方向に移動させるものとされている。上述した構成により、例えば、物品を床面等に載置した際に、吊り上げ方向とは逆方向に支持部が移動し、当接部が物品の側面から離反するので、当接部に作用する挟持力が解除される。これにより、吊り具で搬送した物品を移載先で容易に取り外すことができる。
上述した構成により、吊り具から物品を取り外しする際には、当接部を物品の側面から離反させることができ、物品を吊り具で吊り上げる際には、当接部を物品の側面に当接させることができる。これにより、吊り具への物品の脱着性を高めることができるので、作業効率を向上させることが期待できる。
(2)上述した課題を解決すべく提供される本発明の吊り具は、前記リンク機構が、支点とガイド部とを有し前記支持部に相当する第一リンクと、前記当接部を有し前記支点に回動可能に支持された第二リンクと、前記ガイド部に沿って移動可能なスライダと、前記第二リンク及び前記スライダに回動可能に接続された第三リンクと、を有し、前記当接部と前記支持部とが、四節スライダリンクにより構成されていることを特徴とするものである。
上述した本発明の吊り具は、リンク機構が四節スライダリンクによるものであり、当接部と支持部とが四節スライダリンクにより構成されている。上述した構成により、物品を吊り上げた際に、物品の自重により、当接部が物品の当接面に向けて押し付けられる。これにより、挿入部と当接部との間の挟持力が高められ、物品が吊り具から外れて落下することを抑制できる。
(3)上述した課題を解決すべく提供される本発明の吊り具は、前記当接部が、前記物品の側面に対して係合して当接するものであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、当接部が、物品の側面に対して係合して当接するものであるので、物品が吊り具から外れて落下することをより一層抑制できる。ここで、物品は、例えば、フランジを有するものであると良い。物品がフランジを有するものとすれば、当該フランジに当接部を係合させることができ、物品が吊り具から落下することを効果的に抑制できる。
(4)上述した課題を解決すべく提供される本発明の吊り具は、前記物品が、シリンダヘッドであり、前記開口が、イグニッションコイル孔であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、イグニッションコイル孔をシリンダヘッドの支持に利用できるので、例えば、側面の一方にしかフランジや当接面を有しないようなシリンダヘッドであっても吊り上げることができる。したがって、汎用性の高い吊り具を提供することができる。
本発明によれば、吊り上げ方向に向けた開口と、少なくとも一つの側面とを有する物品を吊り上げることが可能な吊り具を提供することができる。
物品の保持を解除した状態を示す本発明の吊り具の正面図である。 図1の背面側から見た背面図である。 図1のA-A方向の矢視平面図である。 物品を吊り上げた状態を示す本発明の吊り具の正面図である。
本発明の一実施形態に係る吊り具10について、図1~図4を参照しつつ以下に詳細を説明する。
図1は、本発明の吊り具10の正面図であり、物品Wの保持を解除した状態を示すものである。また、図2は、図1の背面側から見た背面図であり、図3は、図1のA-A方向の矢視平面図である。本実施形態では、本発明の吊り具10を用いて、例えばエンジンのシリンダヘッドのような物品Wを吊り上げることを例として説明する。
図1~図3に示すように、物品Wは、例えばパレットなどの載置台2上に載置されている。物品Wは、吊り上げ方向(図示、上方側)に向けて、例えばイグニッションコイル(図示しない)を挿入するための開口部Waが形成されている。開口部Waは、イグニッションコイルに接続される点火プラグをエンジン内部まで挿入できるように例えば円形の貫通孔とされている。また、物品Wは、側面Wcの一方にフランジWbが形成されている。本発明の吊り具10では、開口部Waと、フランジWbとを利用して、物品Wが吊り上げられるものとされている。
図1に示すように、吊り具10は、本実施形態では、例えば、四節スライダリンクを基本構造とするリンク機構20を有している。リンク機構20は、吊り上げ方向(図示、上方)に沿って設けられた第一リンク21(支持部21とも称する)と、第一リンク21に沿って移動可能なスライダ25と、第一リンク21と交差する方向に回動可能に支持された第二リンク40と、第二リンク40に回動可能に支持された第三リンク50等を有している。
第一リンク21は、吊り上げ方向(図示上下方向)に沿って延びるように設けられた板状部材で構成されている。第一リンク21は、後述する連結具26をクレーン等のフックで吊り上げることにより、吊り上げ方向への移動が可能である。第一リンク21は、吊り上げ側寄り(上端側寄り)に形成されたガイド部23と、吊り上げ方向の中央付近に設けられた支点22と、下端側に設けられた挿入部35等を有している。
第一リンク21の吊り上げ側寄りで、支点22の上方側には、長孔23(ガイド部23とも称する)が形成されている。長孔23は、第一リンク21の吊り上げ方向が長手となるように形成されている。長孔23には、後述するスライダ25が長孔23に沿って移動可能なように取り付けられている。
支点22は、第一リンク21の上下方向中間付近に設けられた回転軸から構成されている。支点22は、後述する第二リンク40を回動可能に支持するものである。
第一リンク21の下端側には、支持板33が、物品Wの側面Wcに沿って伸びるように設けられている。支持板33の下面側には、挿入部35を構成する3本の挿入ピンが支持板33に沿って形成されている。挿入部35は、物品Wの開口部Waに挿入可能なものとされている。ここで、挿入部35は、開口部Waの径よりも僅かに小径に形成された円柱状のものとされている。そのため、物品Wは、後に説明する当接部60と、開口部Waに挿入した挿入部35の間で挟持されることで、着脱可能に保持される。詳しくは、開口部Waに挿入部35を挿入した状態で挟持することで、挿入部35の外周面と開口部Waの内周面との間に摩擦力が発生し、当該摩擦力により物品Wが保持される。また、上述のように挿入部35を複数設けた場合は、物品Wが回転することを抑制できる。これにより、物品Wに対する吊り具10の位置を位置決めすることができる。
第二リンク40は、第一リンク21と交差する方向に延びるように設けられている。第二リンク40は、中間付近が、支点22に回動可能なように支持されている。第二リンク40は、傾斜状態で配置され、傾斜上端側に第三リンク50が連結軸70を介して回動可能に連結されている。また、第二リンク40の傾斜下端側に当接部60が下垂するように設けられている。また、第二リンク40は、複数の抜き孔が形成されている。これにより、第二リンク40の軽量化が図られている。なお、当該抜き孔を利用して、後述する第三リンク50との連結位置を変更するようにしても良い。これにより、リンク機構20のストロークを変更することができる。
当接部60は、先端が物品Wの側面Wcと当接が可能なようにL字状に形成されている。当接部60は、第二リンク40の傾斜下端側に設けられた支持枠61に固定されている。また、当接部60は、物品Wを保持しない状態において、物品Wから離間するように配置されている。図3に示すように、支持枠61は、物品Wの側面Wcに沿って延びるように形成されており、当接部60は、支持枠61の両端側にそれぞれ設けられている。そのため、当接部60は、物品Wの側面Wcと二箇所で当接する。
第三リンク50は、第一リンク21と交差する方向に延びるように設けられている。第三リンク50は、一端側が連結軸70を介して第二リンク40と連結されており、連結軸70周りに回動することが可能である。また、第三リンク50は、第二リンクと逆方向に傾斜配置されている。第三リンク50は、中間部分で第一リンク21と交差し、交差部分が、後述するスライダ25のガイドピン27に回動可能に支持されている。第三リンク50は、第二リンク40と同様に抜き孔が複数形成されている。これにより、第三リンク50の軽量化が図られている。なお、当該抜き孔を利用して、第二リンク40との連結位置を変更するようにしても良い。これにより、リンク機構20のストロークを変更することができる。
スライダ25は、矩形状の板材であり、第一リンク21の上端側に設けられている。スライダ25は、ガイドピン27を有している。ガイドピン27は、スライダ25を貫通するように設けられている。ガイドピン27は、一端が長孔23に挿通されている。また、スライダ25には、ガイドピン27の下方側に位置するようにストッパピン28が設けられている。ストッパピン28は、一端が長孔23に挿通されている。これらにより、スライダ25は、長孔23に沿っての移動が可能とされている。
また、ストッパピン28は、スライダ25が下端側に位置する際に、長孔23と係合してスライダ25を所定の高さで維持させることができる。これにより、第二リンク40と第三リンク50とが、所定の間隔以下となることが抑制される。
図2に示すように、ガイドピン27は、スライダ25の裏面側において、第三リンク50を回動可能に支持している。したがって、第三リンク50は、スライダ25と共に吊り上げ方向(図示上下方向)に移動することが可能である。また、ガイドピン27と支点22とは、例えばバネ等からなる弾性部材71を介して接続されている。弾性部材71は、ガイドピン27を支点22方向に引き寄せるように付勢している。すなわち、第二リンク40と第三リンク50とが、弾性部材71によって接近する方向に付勢されている。したがって、当接部60が外側に開いてフランジWb及び側面Wcから離間した状態が維持される。
また、スライダ25には、上端側にクレーン(図示しない)等のフック(図示しない)を係合させるための連結具26(シャックル26とも称する)が設けられている。連結具26は、スライダ25に対して回動可能に支持されている。
図1及び図2に示すように、上述した第二リンク40には、ハンドル72が設けられている。ハンドル72は、支点22と支持枠61との間に上方に向けて設けられた支持枠40aに固定されている。また、ハンドル72は、当接部60が物品Wを保持しない状態において、第三リンク50と平行となるように配置されている。
また、上述した第三リンク50の一端側には、第三リンク50に沿ってハンドル73が設けられている。したがって、ハンドル72とハンドル73とを握ることにより、弾性部材71の付勢力に補助されながら、図示矢印方向に互いのハンドル72,73が近接する。これにより、弱い力でハンドル72とハンドル73を握ることができ、第二リンク40と第三リンク50とを近接させることができる。また、当接部60が物品Wの側面Wcから離間する方向に旋回する。
次に、図1、図2及び図4を参照しながら、以下に本発明の吊り具10の作用を説明する。
まず、図1及び図2に示すように、載置台2上に吊り上げ対象となる物品Wが載置される。続いて、物品W上にクレーン等により、吊り具10が搬送される。このとき、挿入部35が、物品Wの開口部Waと対向するように吊り具10の位置を調整する。また、ハンドル72とハンドル73とを握ることにより、第二リンク40と第三リンク50との間隔を狭くする。これにより、当接部60が外側に開いて物品Wと当接しない状態となる。
上述の状態で、吊り具10を吊り上げ方向とは逆方向(図示下方側)に移動させて、挿入部35を開口部Waに挿入する。このとき、本実施形態では、挿入部35が三箇所に亘って設けられているので、当接部60が物品Wの側面Wcに沿うように位置決めされる。
次に、ハンドル72とハンドル73とから手を離すことで、図4に示すように、ハンドル72とハンドル73とが離間すると共に第二リンク40と第三リンク50とが離間する。これにより、当接部60が物品Wの側面Wcと当接する。この状態で、吊り具10が吊り上げられる。物品Wが載置台2から離間すると物品Wの重量により、第一リンク21とスライダ25とが互いに離間する。これにより、当接部60が物品Wの側面Wcを押圧する。そのため、挿入部35と当接部60とで、物品Wを強固に保持することができ、物品Wが吊り上げの際に落下することを抑制できる。
また、本実施形態のように物品Wの側面WcにフランジWbが設けられている場合は、当接部60が、フランジWbに係合できるものとすると良い。上述した構成とすることにより、物品Wの吊り上げの際に物品Wが落下することをより一層抑制できる。また、フランジWbに代えて、係合溝が形成されたものであっても良い。なお、物品Wは、フランジWbを有しないものであっても良い。物品WがフランジWbを有しない場合は、当接部60の摩擦力を高めるようにゴム等の部材を装着したり、当接部60に凹凸を形成したりすると良い。
上述のように物品Wを吊り具10で吊り上げた後、例えば、エンジンの組立のような次の作業工程が行われる場所に物品Wが移載される。以上が、本発明の吊り具10の実施形態であるが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲内で適宜の変更を行うことができる。
本実施形態では、物品Wがエンジンのシリンダヘッドであり、開口部Waがイグニッションコイル孔である場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、各種の物品に適用することができる。また、開口部Waも貫通孔だけではなく、各種の深さを有する穴や凹みであっても良い。
本実施形態では、開口部Waが円形のものを例示したが、開口部Waの形状も円形だけではなく、楕円、多角形など各種の形状の開口を採用することができる。上述した場合において、挿入部35の形状も開口部Waの形状に合わせて変更すると良い。また、開口部Waの大きさは、挿入部35が、挿入できるものであれば、各種の大きさの開口を採用できる。ここで、挿入部35の外周の大きさは、開口部Waと隙間なく挿入でき、かつ挿入部35の抜去が可能なものとすると良い。これにより、物品Wを吊り上げる際は、挿入部35により物品Wを保持でき、移載後に物品Wを容易に取り外すことができる。
本実施形態では、挿入部35が複数設けられたものを例示したが、挿入部35は単数であっても良く、物品Wの開口部Waに合わせて適宜の数の挿入部35を設けることができる。上述した場合は、複数の挿入部35の形状や大きさがそれぞれ異なるものであっても良い。また、例えば、複数の形状の挿入部35を用意しておき、開口部Waの形状に応じて交換可能としても良い。これにより、吊り具10の汎用性を高めることができる。
本実施形態では、リンク機構20が、四節スライダリンクであるものを例示したが、これには限定されず、各種のリンク機構を採用できる。また、第一リンク21(支持部21)、第二リンク40、第三リンク50、スライダ25等の形状や大きさは、適宜変更できる。また、第一リンク21に設けられる支点22やガイド部23の配置は、吊り上げる物品Wの大きさや形状に合わせて、適宜変更できる。
本実施形態では、当接部60が、物品Wの側面Wcに対して係合して当接するものを例示したが、これには限定されず、単に側面Wcに当接するだけのものであっても良い。当接部60は、物品Wの側面Wcの形状に応じて、各種の形状のものを採用できる。また、例えば、形状の異なる当接部60を複数用意しておき、物品Wに応じて交換可能としても良い。また、例えば、当接部60を物品Wの側面Wcに沿って移動可能に構成しても良い。これにより、物品Wを品種交換する際の、吊り具10の汎用性を高めることができる。
なお、本発明は上述した実施形態や変形例において例示したものに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲でその教示及び精神から他の実施形態があり得ることは当業者に容易に理解できよう。
本発明の吊り具は、吊り上げ方向に開口部を有する物品を吊り上げる際に利用することができる。また、本発明の吊り具は、エンジンのシリンダヘッドのような各種の自動車部品の移載に好適に利用することが可能である。
W :物品
Wa:開口部
Wb:フランジ
Wc:側面
10 :吊り具
20 :リンク機構
21 :第一リンク(支持部)
22 :支点
23 :長孔(ガイド部)
25 :スライダ
35 :挿入部
40 :第二リンク
60 :当接部

Claims (2)

  1. 吊り上げ方向に向けて開口した開口部を有する物品を吊り上げるための吊り具であって、
    前記吊り上げ方向に向けて移動可能とされた支持部と、
    前記支持部と共に前記吊り上げ方向に向けて移動可能であって、前記開口部に対して前記吊り上げ方向に向けて挿抜可能とされた挿入部と、
    前記支持部と共に前記吊り上げ方向に向けて移動可能であって、前記物品に対して側面側から当接可能な当接部と、
    前記当接部及び前記支持部を動力伝達可能に接続するリンク機構と、を有し、
    前記リンク機構が、
    前記開口部に前記挿入部が挿入された状態で、前記当接部を前記物品の前記側面に近接する方向に移動させ、または、離反する方向に移動させるものであり、
    支点とガイド部とを有し前記支持部に相当する第一リンクと、
    前記当接部を有し前記支点に回動可能に支持された第二リンクと、
    前記ガイド部に沿って移動可能なスライダと、
    前記第二リンク及び前記スライダに回動可能に接続された第三リンクと、を有し、
    前記当接部と前記支持部とが、四節スライダリンクにより構成されたものであり、
    前記挿入部として、前記スライダと略同一軸線上に配置されたものを有し、
    前記挿入部を前記物品の前記開口部に挿入すると共に、前記当接部を前記物品の側面と当接させた状態で、前記物品を吊り上げ方向に移動させることにより、前記物品の重量により、前記挿入部と前記スライダとが互いに離間し、前記当接部が前記物品の側面を押圧し、前記挿入部と前記当接部とで前記物品を保持することを特徴とする吊り具。
  2. 前記挿入部は、前記開口部の径よりも小径に形成された円柱状のものであり、
    前記当接部は、前記物品の一方の側面側にのみ設けられており、
    前記開口部に前記挿入部を挿入した状態において前記物品が前記当接部と前記開口部に挿入した前記挿入部の間で挟持されることにより、前記挿入部の外周面と前記開口部の内周面との間に発生する摩擦力により前記物品が保持されることを特徴とする請求項1に記載の吊り具。
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