JP6453630B2 - 物品吊金具 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の荷役作業機は、台車に立設した支柱の上端に水平ガイドレールを垂直軸で水平回動可能に設け、水平ガイドレールに移動可能に支持台を取り付け、支持台から物品吊り具を昇降可能に設けている。
物品吊金具において、前記係止部には、内方に折れ曲がって突出する爪部が形成されていることを特徴とする。
物品吊金具において、前記支持部材には、前記アーム部材の搖動中心に対して垂直で互いに対向する一対の壁面を有する支持部が形成されるとともに、前記一対の壁面の間の寸法が、前記アーム部材における搖動動作の中心となる部位である搖動中心部位よりも若干大きく設定されており、前記搖動中心部位は、前記一対の壁面の間に内挿され、前記支持部に搖動可能に取り付けられていることを特徴とする。
このように構成された本発明の物品吊金具によれば、三つアーム部材の係止部が協働して物品をバランス良く掴むことができる。
[1.第1実施形態]
第1実施形態の鉄道車両用車輪吊金具1は、本発明の物品吊金具の具体的態様の一例である。
[1.1.鉄道車両用車輪吊金具1の構成]
図1に示すように、鉄道車両用車輪吊金具1は、三つのアーム部材10,10,10と、三つのアーム部材10,10,10それぞれを搖動可能に支持する支持部材12と、を備える。
次に、鉄道車両用車輪吊金具1の動作を説明する。
図1(a)に示すように、車輪100を鉄道車両用車輪吊金具1に取り付ける際には、まず、ナット24を、上方から見て反時計回りに回転させて、第2方向(上方)に充分に移動させる。三つのアーム部材10,10,10それぞれが離間方向に搖動可能な状態となる。続いて、図2に示すように、三つのアーム部材10,10,10それぞれを搖動させて、各アーム部材10の爪部10eを作業台等に横倒しに載置される車輪100の外縁部に引っ掛ける。鉄道車両用車輪吊金具1を上昇させると、車輪100を吊り下げることができる。このとき、連結部材20が、三つのアーム部材10,10,10それぞれの離間方向への搖動に合わせて上方に移動する。そして、ナット24を、上方から見て時計回りに回転させて、連結部材20に当接するまで第1方向(下方)に移動させる。連結部材20に当接したナット24は、その位置が固定される。その位置が固定されたナット24は、当接する連結部材20が第2方向(上方)にそれ以上移動するのを規制し、このことで、三つのアーム部材10,10,10それぞれが離間方向へそれ以上搖動するのを阻止する。
(1)第1実施形態の鉄道車両用車輪吊金具1によれば、連結部材20の第2方向側に配置される規制部材としてのナット24の位置が固定されると、このナット24が、当接した場合の連結部材20が第2方向(上方)にそれ以上移動するのを規制することで、三つのアーム部材10,10,10それぞれが離間方向へそれ以上搖動するのを阻止する。このことにより、三つのアーム部材10,10,10がそれぞれの爪部10eを用いて車輪100などの物品を係止する際に、三つのアーム部材10,10,10が離間方向にそれ以上搖動しない。そのため、物品の底面から衝撃が加わった場合でも、爪部10eの一つが物品から外れず、物品を落下させてしまうおそれがない。また、三つのアーム部材10,10,10がそれぞれの爪部10eを用いて車輪100などの物品を係止する際に、物品が傾かないので、爪部10eの一つが物品から外れず、物品を落下させてしまうおそれがない。したがって、吊り下げた物品が落下しにくい鉄道車両用車輪吊金具1を提供することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
第2実施形態の鉄道車両用車輪吊金具2は、本発明の物品吊金具の具体的態様の一例である。なお、第2実施形態は、第1実施形態と共通部分が多いので、第1実施形態との相違点を中心に詳述し、共通部分に関しては、第1実施形態と同じ符号を付すだけにとどめ、その詳細な説明を省略する。
[2.1.鉄道車両用車輪吊金具2の構成]
図3に示すように、鉄道車両用車輪吊金具2は、第1実施形態の鉄道車両用車輪吊金具1が備える三つのアーム部材10,10,10等の構成に加えて、以下に説明するような保持部材26等を備える。
保持部材26の左右端付近には、貫通孔26c,26cがそれぞれ形成されている。
保持部材26の左右端の下方には、スリング30,30が配置されている。各スリング30の上端30aは円環状になっている。保持部材26の貫通孔26cおよびスリング30の上端30aに取付金具32が取り付けられることで、スリング30が保持部材26に吊り下げられている。各スリング30の下端30bは円環状になっている。各スリング30の下方には、フック部材34が配置されている。フック部材34には貫通孔34aが形成されている。スリング30の下端30bおよびフック部材34の貫通孔34aに取付金具36が取り付けられることで、フック部材34がスリング30に吊り下げられている。
第2実施形態の鉄道車両用車輪吊金具2によれば、三つのアーム部材10,10,10を用いて鉄道車両の車輪を吊り下げることに加えて、二つのフック部材34をブレーキディスクの左右にそれぞれ取り付けることにより、ブレーキディスクを吊り下げるといった具合に、二種類の物品を吊り下げることができるので、物品の種類ごとに鉄道車両用車輪吊金具を交換する必要がなく、作業性を向上させることができる。
Claims (8)
- 物品を係止するための係止部をそれぞれ有する複数のアーム部材と、
前記複数のアーム部材それぞれを、前記係止部同士が互いに対向する状態で、前記係止部同士を互いに接近させる接近方向と互いに離間させる離間方向とに搖動可能に支持する支持部材と、
前記支持部材よりも上方において前記複数のアーム部材それぞれに取り付けられることで前記複数のアーム部材同士を連結して前記複数のアーム部材の搖動動作を同期させるとともに、前記複数のアーム部材それぞれが前記接近方向へ搖動するのに伴って移動する方向である第1方向と前記複数のアーム部材それぞれが前記離間方向へ搖動するのに伴って移動する方向である第2方向とに往復移動可能な連結部材と、
前記連結部材の前記第2方向側に配置され、前記第1方向および前記第2方向に移動可能であるとともにその位置を固定することも可能であり、その位置が固定されると、当接した場合の前記連結部材が前記第2方向にそれ以上移動するのを規制することで、前記複数のアーム部材それぞれが前記離間方向へそれ以上搖動するのを阻止する規制部材と、
を備えることを特徴とする物品吊金具。 - 物品を係止するための係止部をそれぞれ有する複数のアーム部材と、
前記複数のアーム部材それぞれを、前記係止部同士が互いに対向する状態で、前記係止部同士を互いに接近させる接近方向と互いに離間させる離間方向とに搖動可能に支持する支持部材と、
前記複数のアーム部材それぞれに取り付けられることで前記複数のアーム部材同士を連結して前記複数のアーム部材の搖動動作を同期させるとともに、前記複数のアーム部材それぞれが前記接近方向へ搖動するのに伴って移動する方向である第1方向と前記複数のアーム部材それぞれが前記離間方向へ搖動するのに伴って移動する方向である第2方向とに往復移動可能な連結部材と、
前記連結部材の前記第2方向側に配置され、前記第1方向および前記第2方向に移動可能であるとともにその位置を固定することも可能であり、その位置が固定されると、当接した場合の前記連結部材が前記第2方向にそれ以上移動するのを規制することで、前記複数のアーム部材それぞれが前記離間方向へそれ以上搖動するのを阻止する規制部材と、
を備え、
前記連結部材は、前記アーム部材に連結されるとともに、前記規制部材と水平方向に重ならない範囲で揺動可能な1対の連結アームを有することを特徴とする物品吊金具。 - 請求項1又は請求項2に記載の物品吊金具において、
前記係止部には、内方に折れ曲がって突出する爪部が形成されていること
を特徴とする物品吊金具。 - 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の物品吊金具において、
前記複数のアーム部材それぞれが前記支持部材に搖動可能に支持される箇所が、所定の円周上に等間隔に配置されていること
を特徴とする物品吊金具。 - 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の物品吊金具において、
前記支持部材には、前記アーム部材の搖動中心に対して垂直で互いに対向する一対の壁面を有する支持部が形成されるとともに、前記一対の壁面の間の寸法が、前記アーム部材における搖動動作の中心となる部位である搖動中心部位よりも若干大きく設定されており、
前記搖動中心部位は、前記一対の壁面の間に内挿され、前記支持部に搖動可能に取り付けられていること
を特徴とする物品吊金具。 - 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の物品吊金具において、
前記アーム部材は三つ存在すること
を特徴とする物品吊金具。 - 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の物品吊金具において、
前記規制部材には雄螺子部または雌螺子部のうちの何れか一方が形成され、前記支持部材には雄螺子部または雌螺子部のうちの何れか他方が形成され、前記規制部材の雄螺子部または雌螺子部のうちの何れか一方と前記支持部材の雄螺子部または雌螺子部のうちの何れか他方とが互いに螺合すること
を特徴とする物品吊金具。 - 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の物品吊金具において、
さらに、
二つのフック部材と、
前記二つのフック部材を水平方向に離間した状態で保持し、前記支持部材に取り付けられる保持部材と、
を備えることを特徴とする物品吊金具。
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