JP2020537644A5

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Publication number: JP2020537644A5
Application number: JP2020520245A
Authority: JP
Filing date: 2018-10-12
Publication date: 2021-11-25
Anticipated expiration: 2038-10-12

Claims

Ｂ細胞成熟剤（ＢＣＭＡ）結合三重特異性タンパク質であって、前記ＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質は、
（ａ）ヒトＣＤ３に特異的に結合する単鎖可変フラグメント（ｓｃＦｖ）である第１のドメイン（Ａ）、
（ｂ）ヒト血清アルブミンタンパク質に特異的に結合する単一ドメイン抗体である第２のドメイン（Ｂ）、および、
（ｃ）ＳＥＱＩＤＮＯ：４６８の配列を含むヒトＢＣＭＡに特異的に結合する単一ドメイン抗体である第３のドメイン（Ｃ）を含み、
ここで、前記第３のドメインは相補性決定領域ＣＤＲ１、ＣＤＲ２、およびＣＤＲ３を含み、ここで、ＣＤＲ１は、ＳＥＱＩＤＮＯ：７６のアミノ酸配列を含み、ＣＤＲ２はＳＥＱＩＤＮＯ：１９０のアミノ酸配列を含み、ＣＤＲ３は、ＳＥＱＩＤＮＯ：３０４のアミノ酸配列を含む、
ＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
前記第１のドメイン、前記第２のドメイン、および前記第３のドメインは独立してヒト化される、請求項１に記載のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
前記第３のドメインは以下の式：
ｆ１−ｒ１−ｆ２−ｒ２−ｆ３−ｒ３−ｆ４
を含み、
式中、ｒ１はＣＤＲ１であり、ｒ２はＣＤＲ２であり、および、ｒ３はＣＤＲ３であり、ここで、ｆ _１、ｆ _２、ｆ _３、およびｆ _４は、前記ＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質がＳＥＱＩＤＮＯ：３４６あるいはＳＥＱＩＤＮＯ：５９８で記載されるアミノ酸配列に対して約８０％〜約９９％同一であるように、選択されたフレームワーク残基である、請求項１に記載のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
ｆ１はＳＥＱＩＤＮＯ：４６１または４６２を含み、ｆ２はＳＥＱＩＤＮＯ：４６３を含み、ｆ３はＳＥＱＩＤＮＯ：４６４または４６５を含み、およびｆ４はＳＥＱＩＤＮＯ：４６６または４６７を含む、請求項３に記載のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
前記第３のドメインはＳＥＱＩＤＮＯ：３８３のアミノ酸配列を含む、請求項１に記載のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
前記ＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質は、被験体に投与されるとき、少なくとも１２時間、少なくとも２０時間、少なくとも２５時間、少なくとも３０時間、少なくとも３５時間、少なくとも４０時間、少なくとも４５時間、少なくとも５０時間、あるいは少なくとも１００時間の消失半減期を有し、ここで、前記被験体はヒトである、請求項１に記載のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
前記第３のドメインはＢＣＭＡの細胞外ドメインに結合する、請求項１に記載のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
前記ＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質は、ＳＥＱＩＤＮＯ：５２０の配列を含む、請求項１に記載のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
リンカーＬ１とＬ２をさらに含み、ここで、前記ＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質の前記ドメインは、Ｈ _２Ｎ−（Ａ）−Ｌ１−（Ｃ）−Ｌ２−（Ｂ）−ＣＯＯＨ、Ｈ _２Ｎ−（Ｂ）−Ｌ１−（Ａ）−Ｌ２−（Ｃ）−ＣＯＯＨ、Ｈ _２Ｎ−（Ｃ）−Ｌ１−（Ｂ）−Ｌ２−（Ａ）−ＣＯＯＨ、Ｈ _２Ｎ−（Ｃ）−Ｌ１−（Ａ）−Ｌ２−（Ｂ）−ＣＯＯＨ、Ｈ _２Ｎ−（Ａ）−Ｌ１−（Ｂ）−Ｌ２−（Ｃ）−ＣＯＯＨ、またはＨ _２Ｎ−（Ｂ）−Ｌ１−（Ｃ）−Ｌ２−（Ａ）−ＣＯＯＨの順序で結合する、請求項１に記載のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
前記ドメインは、Ｈ _２Ｎ−（Ｃ）−Ｌ１−（Ｂ）−Ｌ２−（Ａ）−ＣＯＯＨの順序で結合する、請求項９に記載のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
前記リンカーＬ１とＬ２はそれぞれ独立して、（ＧＳ） _ｎ（ＳＥＱＩＤＮＯ：４７２）、（ＧＧＳ） _ｎ（ＳＥＱＩＤＮＯ：４７３）、（ＧＧＧＳ） _ｎ（ＳＥＱＩＤＮＯ：４７４）、（ＧＧＳＧ） _ｎ（ＳＥＱＩＤＮＯ：４７５）、（ＧＧＳＧＧ） _ｎ（ＳＥＱＩＤＮＯ：４７６）、（ＧＧＧＧＳ） _ｎ（ＳＥＱＩＤＮＯ：４７７）、（ＧＧＧＧＧ） _ｎ（ＳＥＱＩＤＮＯ：４７８）、および（ＧＧＧ） _ｎ（ＳＥＱＩＤＮＯ：４７９）からなる群から選択され、ここで、ｎは、１、２、３、４、５、６、７、８、９、あるいは１０である、請求項１０に記載のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質。
ＢＣＭＡに関連する腫瘍性疾患を患っている被験体における前記腫瘍性疾患の処置または改善のための方法であって、前記方法は、請求項１のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質を含む医薬組成物を、前記被験体に投与する工程を含む、方法。
ＢＣＭＡに関連する腫瘍性疾患を患っている被験体における前記腫瘍性疾患の処置または改善のための方法であって、前記方法は、請求項８のＢＣＭＡ結合三重特異性タンパク質を含む医薬組成物を、前記被験体に投与する工程を含む、方法。