JP2020505443A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 次の式を有し：
   式中、Rは8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり、およびAは-2の合計電荷を有する一以上のアニオンであり；
   またはRは、次の式を有する第四級アミンであり：
   式中、R_aおよびR_bは各々8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり、およびAは-3の合計電荷を有する一以上のアニオンである、化合物。
2. Rが、8および16個の間の炭素原子、例えば、10個の炭素原子を有する飽和線状アルカン鎖であるか；R_aおよびR_b が、8および16個の間の炭素原子、例えば、10個の炭素原子を有する飽和線状アルカン鎖である、請求項１に従う化合物。
3. 一以上のアニオンは塩化物アニオンおよび臭化物アニオンから選ばれる、請求項１または２に従う化合物。
4. 次の式：
   または
   を有する、請求項１、２または３に従う化合物。
5. 次の式を有し：
   式中、Rは8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり、およびAは-2の合計電荷を有する一以上のアニオンであり；またはRは次の式を有する第四級アミンであり：
   式中、R_aおよびR_bは各々8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり、およびAは-3の合計電荷を有する一以上のアニオンであり；および式中、Xは2、4、6、8または10である、化合物。
6. Rが、8および16個の間の炭素原子、例えば、10個の炭素原子を有する飽和線状アルカン鎖であるか；R_aおよびR_b が、8および16個の間の炭素原子、例えば、10個の炭素原子を有する飽和線状アルカン鎖である、請求項５に従う化合物。
7. 一以上のアニオンは塩化物アニオンおよび臭化物アニオンから選ばれる、請求項５または６に従う化合物。
8. 次の式を有し：
   または
   式中、Xは4、8または10である、請求項５、６または７に従う化合物。
9. 請求項１ないし８のいずれか一項の化合物を含む薬剤組成物。
10. 薬として使用するための、請求項１ないし８のいずれか一項に従う化合物。
11. 真菌感染および／または細菌感染の処置において使用するための、請求項１ないし８のいずれか一項に従う化合物。
12. ヘルペスウイルスおよび／またはヒトパピローマウイルス、例えば、単純ヘルペスウイルスまたはサイトメガロウイルス、例えば、単純ヘルペスウイルス１または単純ヘルペスウイルス２、の処置において使用するための、請求項１ないし８のいずれか一項に従う化合物。
13. 請求項１ないし４のいずれか一項の化合物を生産するにあたり、以下を含み：
    i）カルバクロールを、式：
    を有する化合物を形成するために、R₂CH₂COClと反応させることであり、式中、R₂はハロゲン、例えば、塩素または臭素であり；
    ii）式
    を有する化合物を、式
    を有する化合物を形成するために、式
    を有する化合物と反応させることであり、
    式中、Rは8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり；またはRは、次の式を有する四級アミンであり：
    式中、R_aおよびR_bは各々8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり；
    iii）チモールを、式
    を有する化合物を形成するために、R₂CH₂COClと反応させることであり、式中、R₂はハロゲン、例えば、塩素または臭素であり；
    iv）式
    を有する化合物を、式
    を有する最終生成物を形成するために、式
    を有する化合物と反応させることであり、
    式中、Rは8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり、およびAは-2の合計電荷を有する一以上のアニオンであり；またはRは次の式を有する第四級アミンであり：
    式中、R_aおよびR_bは各々8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり、およびAは-3の合計電荷を有する一以上のアニオンである、プロセス。
14. Rが、8および16個の間の炭素原子、例えば、10個の炭素原子を有する飽和線状アルカン鎖であるか；R_aおよびR_b が、各々8および16個の間の炭素原子、例えば、10個の炭素原子を有する飽和線状アルカン鎖である、請求項１３に従うプロセス。
15. 請求項５ないし８のいずれか一項に従う化合物を生産するにあたり、式
    を有する化合物を、式
    を有する化合物を形成するために、臭素と反応させることを含み、
    式中、Rは8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり、およびAは-2の合計電荷を有する一以上のアニオンであり；またはRは次の式を有する第四級アミンであり：
    式中、R_aおよびR_bは各々8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり、およびAは-3の合計電荷を有する一以上のアニオンであり；および式中、Xは2、4、6、8または10である、プロセス。
16. 次の式を有する化合物であり：
    式中、Rは8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり、およびAは-2の合計電荷を有する一以上のアニオンであり；またはRは次の式を有する第四級アミンであり：
    式中、R_aおよびR_bは各々8および20個の間の炭素原子を有するアルカン鎖であり、およびAは-3の合計電荷を有する一以上のアニオンであり；およびそこでは化合物は随意に臭素と錯体を形成する、化合物。