JP2020197490A - 検査装置 - Google Patents

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博貴 水畑
Hiroki Mizuhata
博貴 水畑
稔 近嵐
Minoru Chikarashi
稔 近嵐
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Abstract

【課題】シート材Sの皺Wと接合部分Jとの区別が可能な検査装置2の提供。【解決手段】この検査装置2は、コンベア4にて移送中のシート材Sの表面を転動するローラー6と、ローラー6の回転軸18と平行な支持軸8と、支持軸8を支持する支持フレーム10と、支持軸8を中心に回動する揺動フレーム12と、揺動フレーム12の近接を検知する検知器14とを備える。ローラー6は、揺動フレーム12の一端部22に位置する。支持軸8は、揺動フレーム12の一端部22と他端部36との間に位置する。揺動フレーム12の一端部22が上昇すると揺動フレーム12の他端部36が下降し、揺動フレーム12が検知器14に近接する。【選択図】図2

Description

本発明は、検査装置に関する。詳細には、本発明はコンベアにて移送中のシート材の表面状態を検査する検査装置に関する。
タイヤは、トレッド、サイドウォール等の多数の構成部材を組み合わせて構成される。タイヤの製造では、これら構成部材のための部品が準備される。この部品の中には、例えば、カーカスやベルトのための部品のようにシートの形態で準備される部品がある。
前述のシートの形態で準備される部品は、長尺のシート成形体(以下、シート材)を、製造するタイヤのサイズを考慮した長さで切断することにより得られる。このシート材は、多数のシート片を順次接合することにより得られる。このため、図5(a)に示されるように、このシート材Sは接合部分Jを含む。この接合部分Jは、その大きさによっては、タイヤの性能に影響する。
タイヤの製造では、高品質なタイヤを製造するために、例えば、下記の特許文献1に開示された非接触式のジョイント量測定装置を用いて、コンベアにてシート材Sを移送させながら、このシート材Sに含まれる接合部分Jの長さが計測される。このジョイント量測定装置では、ジョイント量測定のために、光学式の変位センサCが用いられる。
特開2007−315901号公報
コンベアにて移送中のシート材Sには、図5(b)に示されるような皺Wが偶発的に生じることがある。このような皺Wをシート材Sが含むと、このシート材Sを切断して得られる部品の品質に影響する。高品質なタイヤを安定に製造するために、タイヤの製造では、皺Wの有無を確認するためにシート材Sの表面状態が検査される。
図5(a)に示される、接合部分Jは見かけ上、2枚のシート材Sが積層された状態にある。図5(b)に示される、皺Wの部分は見かけ上、3枚のシート材Sが積層された状態にある。皺Wの部分は接合部分Jよりも厚い。
従来の検査装置では、光学式の変位センサCを用いてシート材Sの表面までの距離を計測することにより、皺Wの有無が確認されている。しかし皺Wの部分の厚さと接合部分Jの厚さとの差は1mm程しかなく、この光学式の変位センサCにより得られる距離データに基づいて皺Wと接合部分Jとを明確に区別することは難しい状況にある。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、シート材の皺と接合部分との区別が可能な検査装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様に係る検査装置は、コンベアにて移送中のシート材の表面状態を検査する検査装置である。この検査装置は、前記シート材の表面を転動するローラーと、前記ローラーの回転軸と平行な支持軸と、前記支持軸を支持する支持フレームと、前記支持軸を中心に回動する揺動フレームと、前記揺動フレームの近接を検知する検知器とを備える。前記揺動フレームの一端部に前記ローラーは位置し、当該揺動フレームの一端部と他端部との間に前記支持軸は位置する。前記揺動フレームの一端部が上昇すると当該揺動フレームの他端部が下降し、当該揺動フレームが前記検知器に近接する。
好ましくは、この検査装置では、前記シート材の表面を転動するローラーの変位が予め設定された変位に達すると、前記検知器は前記揺動フレームの近接を検知する。
好ましくは、この検査装置では、前記支持軸から前記揺動フレームの他端部までの長さは前記支持軸から前記揺動フレームの一端部までの長さよりも長い。
好ましくは、この検査装置では、前記支持軸から前記揺動フレームの一端部までの長さに対する、前記支持軸から前記揺動フレームの他端部までの長さの比は3以上5以下である。
好ましくは、この検査装置では、前記支持軸を中心とする前記揺動フレームの他端部の軌跡を表す円弧の半径に対する、当該支持軸から前記検知器までの距離の比は0.7以上である。
好ましくは、この検査装置では、前記検知器は近接スイッチである。
本発明の検査装置によれば、シート材の皺と接合部分との区別が可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る検査装置が示された正面図である。 図2は、検査装置の側面図である。 図3は、図2の検査装置の一部が示された側面図である。 図4は、検査装置の動作を説明する説明図である。 図5は、シート材の接合部分と皺の部分とが示された概略図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
図1及び2には、本発明の一実施形態に係る検査装置2の一例が示される。この検査装置2は、シート材Sの表面状態を検査する装置である。図1において、左右方向は検査装置2の幅方向である。この左右方向は、シート材Sの幅方向でもある。図2において、左右方向は検査装置2の長さ方向である。この図2の左右方向は、シート材Sの長さ方向でもある。
この検査装置2では、コンベア4にて移送中のシート材Sの表面状態が検査される。詳述しないが、このシート材Sの移送に用いられるコンベア4としては、ベルトコンベア及びローラーコンベアが挙げられる。
図2においてシート材Sは、左側から右側に向かってコンベア4により移送される。この図2の左右方向はシート材Sの移送方向でもある。この図2において、左側は検査装置2の上流側であり、右側はこの検査装置2の下流側である。
この検査装置2の検査対象であるシート材Sは、多数のシート片を順次接合して得られる、長尺のシート成形体である。このシート材Sは、図5(a)に示されるような、接合部分Jを含む。図示されないが、このシート材Sが、例えば、タイヤの構成部材としてのカーカスやベルトに用いられる部品である場合、このシート材Sは並列した多数のコードを含み、これらコードはトッピングゴムで覆われる。この検査装置2の検査対象であるシート材Sは、タイヤの構成部材としてのカーカスやベルトの部品として用いられるシート材に限定されない。
この検査装置2は、ローラー6と、支持軸8と、第一支持フレーム10と、揺動フレーム12と、検知器14と、第二支持フレーム16とを備える。
ローラー6は、コンベア4にて移送中のシート材Sの上方に配置される。このローラー6は、シート材Sの表面を転動する。このローラー6は、検査装置2の幅方向に延びる回転軸18と、この回転軸18の周囲を覆う円筒状の接触部材20とを備える。回転軸18は、揺動フレーム12の一端部22において、この揺動フレーム12に回動可能に支持される。接触部材20の外周面は平滑であり、この外周面がシート材Sの表面に接触する。この接触部材20の材質に特に制限はないが、シート材Sよりも硬く、しかもこのシート材Sの表面状態を変化させることがない材質がこの接触部材20の材質として好適に選定される。この接触部材20の材質としては、例えば、機械構造用炭素鋼が挙げられる。
図1及び2において、ローラー6が転動しているのは、シート材Sの平坦部分Fである。このシート材Sでは、接合部分Jも、皺Wもない部分が、平坦部分Fである。ローラー6が平坦部分Fを転動している状態がこの検査装置2の基準状態である。
支持軸8は、検査装置2の幅方向に延びる。この検査装置2では、支持軸8はローラー6の回転軸18と平行である。支持軸8は、シート材Sの上方に位置し、回転軸18よりもこの検査装置2の上流側に位置する。この検査装置2では、支持軸8は丸棒からなる。
第一支持フレーム10は、支持軸8を支持する。この検査装置2では、第一支持フレーム10は、上下方向に延びる一対の棒材24を備える。これら棒材24は、この検査装置2の本体フレーム26に固定される。一方の棒材24と他方の棒材24とは、幅方向に間隔をあけて配置される。それぞれの棒材24に、この検査装置2の幅方向に延びる貫通孔が設けられる。この貫通孔に支持軸8の端部が通され、この支持軸8が棒材24に支持される。この検査装置2では、棒材24の貫通孔に軸受け28がはめ込まれ、この軸受け28に支持軸8が通される。これにより、軸受け28を介して、支持軸8が第一支持フレーム10に回動可能に支持される。
揺動フレーム12は、例えば、複数の棒材30を組み合わせて構成される。図1に示されるように、この検査装置2の揺動フレーム12は、複数の棒材30を格子状に配置し、棒材30同士を接合することにより構成される。この揺動フレーム12を構成する棒材30のうち、検査装置2の幅方向に延びる棒材30は横棒材32と称され、この横棒材32に対して垂直に延びる棒材30は縦棒材34と称される。
この検査装置2では、揺動フレーム12は、検査装置2の幅方向に並列した4本の縦棒材34を含む。これら4本の縦棒材34には、幅方向に延びる貫通孔が設けられ、この貫通孔に前述の支持軸8が通される。前述したように、支持軸8は支持フレームに回動可能に支持される。この揺動フレーム12は、支持軸8を中心に回動する。
この検査装置2では、4本の縦棒材34のうち、幅方向において内側に位置する2本の縦棒材34aは、その下流側の端部において、前述のローラー6の回転軸18を支持する。この検査装置2では、この下流側の端部が、揺動フレーム12において最も下流側に位置する、この揺動フレーム12の一端部22である。この検査装置2のローラー6は揺動フレーム12の一端部22に位置する。
幅方向において外側に位置する2本の縦棒材34bのうち、一方の縦棒材34b1は他方の縦棒材34b2よりも長く、この一方の縦棒材34b1の上流側の端部がこの揺動フレーム12において最も上流側に位置する。この検査装置2では、この上流側の端部が揺動フレーム12の他端部36である。
前述したように、この検査装置2では、支持軸8は、揺動フレーム12の一部をなす4本の縦棒材34に設けられた貫通孔に通される。この貫通孔は、揺動フレーム12の一端部22と他端部36との間に位置する。したがって、この貫通孔に通される支持軸8も、揺動フレーム12の一端部22と他端部36との間に位置する。
図2に示されるように、揺動フレーム12は、検査装置2の長さ方向に対して傾斜する。上流側に位置する揺動フレーム12の他端部36は、下流側に位置するこの揺動フレーム12の一端部22よりも上方に位置する。前述したように、揺動フレーム12は支持軸8を中心に回動する。この揺動フレーム12の一端部22が上方に移動すると、この揺動フレーム12の他端部36は下方に移動する。この検査装置2では、この他端部36が下方に大きく移動すると、揺動フレーム12が検知器14の前を通過する。
検知器14は、支持軸8の上流側に位置する。この検知器14は、揺動フレーム12の近接を検知する。この検査装置2では、検知器14は近接スイッチである。この近接スイッチとしては、例えば、JIS C8201−5−2に記載の、誘導形及び静電容量形近接スイッチ、超音波形近接スイッチ、光電形近接スイッチ、並びに非機械式磁気形近接スイッチが挙げられる。
第二支持フレーム16は、第一支持フレーム10の下流側に位置する。この第二支持フレーム16は、検知器14を支持する。この検査装置2では、第二支持フレーム16は、上下方向に延びる第一棒材38と、長さ方向に対して傾斜して延びる第二棒材40とを備える。第一棒材38は、この検査装置2の本体フレーム26に固定される。
図2に示されるように、この検査装置2では、第一棒材38は、検査装置2の長さ方向において、支持軸8と揺動フレーム12の他端部36との間に位置する。第二棒材40の支持軸8側の端部(以下、一端部)は、第一棒材38の上端付近において、第一棒材38に固定される。第二棒材40の他端部は、第二棒材40の一端部よりも上流側に位置する。この第二棒材40の他端部は、第二棒材40の一端部よりも下方に位置する。この検査装置2では、この第二棒材40の他端部に検知器14が取り付けられる。
この検査装置2では、第二支持フレーム16は、この第二支持フレーム16が支持する検知器14が揺動フレーム12の近接を検知できる位置に配置される。図1に示されるように、この検査装置2では、揺動フレーム12に含まれる4本の縦棒材34のうち、この揺動フレーム12の他端部36をなし、この揺動フレーム12の近接の検知対象である縦棒材34b1の幅方向外側に、第二支持フレーム16が配置される。この第二支持フレーム16の第二棒材40と縦棒材34b1との間に検知器14が位置するように、検知器14が第二棒材40に取り付けられる。
図3には、図2に示された検査装置2の一部が示される。この図3には、この検査装置2の基準状態における揺動フレーム12の状態が実線で示されている。図3において、左右方向は検査装置2の長さ方向であり、シート材Sの移送方向である。この図3において、左側は検査装置2の上流側であり、右側はこの検査装置2の下流側である。
図3において、実線BLは、揺動フレーム12の他端部36の軌跡を表す。前述したように、この検査装置2では、揺動フレーム12は支持軸8を中心に回動する。したがって、この他端部36の軌跡は支持軸8を中心とする円弧で表される。図3においては、この他端部36の軌跡を表す円弧の中心が符号PCで表される。この検査装置2では、円弧の中心PCは支持軸8の中心により特定される。符号PBは、他端部36の軌跡を特定するためのこの他端部36の基準位置である。この基準位置PBは、支持軸8の中心から揺動フレーム12の他端部36を含む縦棒材34b1の端面42までの距離が最短となる位置により特定される。
図3は、揺動フレーム12の他端部36と検知器14との位置関係を示す。この図3に示されるように、この検査装置2では、検知器14は、支持軸8を中心とする揺動フレーム12の他端部36の軌跡を表す円弧の内側に位置する。また、検査装置2の基準状態において、検知器14は揺動フレーム12の他端部36の下側に位置する。
図4(a)に示されるように、シート材Sの接合部分Jがローラー6の直下を通過すると、この接合部分Jがローラー6を迫り上げる。図4(b)に示されるように、シート材Sの皺Wの部分がローラー6の直下を通過する場合においても、この皺Wの部分がローラー6を迫り上げる。
この検査装置2では、ローラー6が接合部分J又は皺Wの部分を通過すると、ローラー6は上方に移動する。ローラー6は揺動フレーム12の一端部22に設けられるので、ローラー6が上昇すると、この一端部22が上昇する。揺動フレーム12は支持軸8を中心に回動するので、この一端部22の上昇により、揺動フレーム12の他端部36が下降する。この検査装置2では、揺動フレーム12の一端部22が上昇するとこの揺動フレーム12の他端部36が下降し、この揺動フレーム12が検知器14に近接する。
シート材Sにおいて、図5(b)に示された皺Wの部分は見かけ上、図5(a)に示された接合部分Jよりも厚い。このため、ローラー6が皺Wの部分を通過する際のローラー6の位置の変化量、すなわちローラー6の変位は、このローラー6が接合部分Jを通過する際のローラー6の変位よりも大きい。したがって、ローラー6が皺Wの部分を通過する際の揺動フレーム12の他端部36の下降量は、ローラー6が接合部分Jを通過する際の揺動フレーム12の他端部36の下降量よりも大きい。
この検査装置2では、図4に示されるように、ローラー6が接合部分Jを通過する場合には揺動フレーム12は検知器14には到達せず、ローラー6が皺Wの部分を通過する場合に揺動フレーム12が検知器14に到達するように、検知器14の位置又は揺動フレーム12の動きが調整される。これにより、ローラー6が皺Wの部分を通過する場合にのみ、検知器14が揺動フレーム12の近接を検知する。この検査装置2では、シート材Sの皺Wと接合部分Jとの区別が可能である。この検査装置2を用いることで、コンベア4にてシート材Sを移送している間に、シート材Sに皺Wが発生していることが検知できる。この検査装置2は、高品質なタイヤの安定な製造に貢献する。この観点から、この検査装置2では、シート材Sの表面を転動するローラー6の変位が予め設定された変位に達すると、検知器14が揺動フレーム12の近接を検知するのが好ましい。なお、予め設定された変位とは、例えば、検知対象が皺Wである場合には、シート材Sの表面から皺Wの頂までの高さに基づいて設定された変位を意味する。
図2において、符号PAはローラー6の回転軸18の中心である。この検査装置2では、この回転軸18の中心PAが揺動フレーム12の一端部22の基準位置である。ローラー6の変位は、この基準位置PAの上下方向の移動距離により表される。符号PCは、前述の、他端部36の軌跡を表す円弧の中心であり、支持軸8の中心である。符号PBは、揺動フレーム12の他端部36の基準位置である。この検査装置2では、ローラー6の回転軸18の中心PA、支持軸8の中心PC及び他端部の基準位置PBは、同一直線上に位置する。この図2において、この直線が実線FLで表されている。この実線FLは、揺動フレーム12の基準線である。
図2において、両矢印W1は支持軸8から揺動フレーム12の一端部22までの長さである。この長さW1は、支持軸8の中心PCから揺動フレーム12の一端部22の基準位置PAまでの距離により表される。両矢印W2は、支持軸8から揺動フレーム12の他端部36までの長さである。この長さW2は、支持軸8の中心PCから揺動フレーム12の他端部36の基準位置PBまでの距離により表される。この長さW2は、図3に示された、支持軸8を中心とする揺動フレーム12の他端部36の軌跡BLを表す円弧の半径Rに等しい。
図2に示されるように、この検査装置2では、支持軸8から揺動フレーム12の他端部36までの長さW2は支持軸8から揺動フレーム12の一端部22までの長さW1よりも長い。この検査装置2では、ローラー6の変位が揺動フレーム12の他端部36の変位により特定される。長さW2が長さW1よりも長いので、揺動フレーム12の他端部36の変位が効果的に増幅される。このため、ローラー6の変位が1mm程度であっても、この検査装置2では、シート材Sの皺Wと接合部分Jとが明確に区別できる。この検査装置2は、高品質なタイヤの安定な製造に貢献する。この観点から、この検査装置2では、支持軸8から揺動フレーム12の他端部36までの長さW2は支持軸8から揺動フレーム12の一端部22までの長さW1よりも長いのが好ましい。
この検査装置2では、支持軸8から揺動フレーム12の一端部22までの長さW1に対する支持軸8から揺動フレーム12の他端部36までの長さW2の比は3以上が好ましく、5以下が好ましい。この比が3以上に設定されることにより、ローラー6の変位を特定する揺動フレーム12の他端部36の変位がより効果的に増幅される。この観点から、この比は3.5以上がより好ましい。この比が5以下に設定されることにより、揺動フレーム12の長さが適切に維持される。この揺動フレーム12は検査装置2のコンパクト化に貢献する。この観点から、この比は4.5以下がより好ましい。
この検査装置2では、支持軸8から揺動フレーム12の一端部22までの長さW1と、支持軸8から揺動フレーム12の他端部36までの長さW2との和、すなわち揺動フレーム12の一端部22から他端部36までの長さは、ローラー6の変位を特定する揺動フレーム12の他端部36の変位がより効果的に増幅される観点から、500mm以上が好ましく、550mm以上がより好ましい。検査装置2のコンパクト化の観点から、この揺動フレーム12の一端部22から他端部36までの長さは、700mm以下が好ましく、650mm以下がより好ましい。
図2において、符号αは揺動フレーム12の傾斜角度である。この傾斜角度αは、揺動フレーム12の基準線FLが鉛直方向に対してなす角度で表される。なお、この傾斜角度αは、基準状態にある検査装置2において特定される。
この検査装置2では、ローラー6の変位を特定する揺動フレーム12の他端部36の変位がより効果的に増幅される観点から、揺動フレーム12の傾斜角度αは40°以上が好ましく、45°以上がより好ましい。この傾斜角度αは70°以下が好ましく、60°以下がより好ましい。
図3において、符号PSは検知器14の基準位置である。この基準位置PSは、検知器14において物体の近接を検知する部分の中心により表される。両矢印DSは、支持軸8から検知器14までの距離である。この距離DSは、支持軸8の中心PCから検知器14の基準位置PSまでの距離により表される。図3において、両矢印Rは支持軸8を中心とする前記揺動フレーム12の他端部36の軌跡を表す円弧の半径である。前述したように、この半径Rは、支持軸8から揺動フレーム12の他端部36までの長さW2に等しい。
この検査装置2では、支持軸8を中心とする揺動フレーム12の他端部36の軌跡BLを表す円弧の半径Rに対する、この支持軸8から検知器14までの距離DSの比は0.7以上が好ましい。これにより、検知器14がシート材Sの皺Wと接合部分Jとを明確に区別して検知できる。この観点から、この比は0.8以上がより好ましい。検知器14がシート材Sの皺Wを確実に検知できる観点から、この比は1以下が好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、シート材Sの皺Wと接合部分Jとの区別が可能な検査装置2が得られる。この検査装置2を用いることで、コンベア4にてシート材Sを移送している間に、シート材Sに皺Wが発生していることが検知できる。この検査装置2は、高品質なタイヤの安定な製造に貢献する。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は前述の実施形態に限定されるものではなく、この技術的範囲には特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
以上説明された、ローラーの変位に基づきシート材の表面状態を検査する技術は、種々な用途のタイヤの製造に適用できる。
2・・・検査装置
4・・・コンベア
6・・・ローラー
8・・・支持軸
10・・・第一支持フレーム
12・・・揺動フレーム
14・・・検知器
16・・・第二支持フレーム
18・・・ローラー6の回転軸
22・・・揺動フレーム12の一端部
36・・・揺動フレーム12の他端部

Claims (6)

  1. コンベアにて移送中のシート材の表面状態を検査する検査装置であって、
    前記シート材の表面を転動するローラーと、
    前記ローラーの回転軸と平行な支持軸と、
    前記支持軸を支持する支持フレームと、
    前記支持軸を中心に回動する揺動フレームと、
    前記揺動フレームの近接を検知する検知器と
    を備え、
    前記揺動フレームの一端部に前記ローラーが位置し、当該揺動フレームの一端部と他端部との間に前記支持軸が位置し、
    前記揺動フレームの一端部が上昇すると当該揺動フレームの他端部が下降し、当該揺動フレームが前記検知器に近接する、検査装置。
  2. 前記シート材の表面を転動するローラーの変位が予め設定された変位に達すると、前記検知器が前記揺動フレームの近接を検知する、請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記支持軸から前記揺動フレームの他端部までの長さが前記支持軸から前記揺動フレームの一端部までの長さよりも長い、請求項1又は2に記載の検査装置。
  4. 前記支持軸から前記揺動フレームの一端部までの長さに対する前記支持軸から前記揺動フレームの他端部までの長さの比が3以上5以下である、請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記支持軸を中心とする前記揺動フレームの他端部の軌跡を表す円弧の半径に対する、当該支持軸から前記検知器までの距離の比が0.7以上である、請求項1から4のいずれかに記載の検査装置。
  6. 前記検知器が近接スイッチである、請求項1から5のいずれかに記載の検査装置。
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