JP2020193551A - 開閉体装置の故障予知検知方法及び故障予知検知装置、開閉体装置並びに開閉体制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
これは、モータの駆動力によって制御される開閉体装置の各動作時における運転状況として、モータ駆動時の電流・電圧を常時観察し、観察して得られた電流波形・電圧波形等から正常時の電流波形・電圧波形を把握しておき、開閉体装置の開閉停の動作制御時の電流波形・電圧波形が正常時と異なる運転状態になった場合に故障及び不具合の発生を予知するようにしたものである。なお、開閉体装置の各動作時における運転状況には、モータ回転数検出器によって検出された回転数、モータ温度検出器によって検出されたモータ温度、モータ振動検出器によって検出された振動信号、ブラケット振動検出器によって検出されたブラケットの振動、ブラケット歪検出器によって検出されたブラケット歪、ブラケット傾き検出器によって検出されたブラケットの傾き、マイクロフォンによって検出されたケース内の動作音などが該当し、これらの全てが故障予知検知の観察対象となる。これらの観察対象となる各検出器(センサ)によって検出されたデータは、メモリに蓄積され、後で解析手段等によって解析され、故障及び不具合の発生の予知又は検知に利用される。
これは、モータが三相交流モータで構成され、このモータに供給されるモータ電流をトルク電流及び励磁電流に分割し、励磁電流が一定となるようにモータ電圧を調整しながら開閉手段の開閉停の各動作をベクトル制御する場合に、そのモータ電流の変化を常時観察し、その観察して得られたモータ電流の波形に基づいて開閉体装置の故障及び不具合の発生を予知するようにしたものである。
なお、第1及び第2の歪検出手段だけを設けてもよい。この場合は、スラット片寄り、スラット片下がり、開閉機固定ボルト弛み、スプロケット芯ずれ及びローラチェーン弛みの故障及び不具合の予知及び検知することができる。第1及び第2の振動検出手段だけを設けてもよい。この場合は、スラット片下がり、スプロケット芯ずれ及びローラチェーン弛みの故障及び不具合の発生を予知又は検知することができる。
これは、収納手段であるケース内の動作音を検出してその検出信号を出力する動作音検出手段(マイクロフォン)、モータに供給される電流を検出してその検出信号を出力する電流検出手段(クランプセンサ)を設けることによって、検出信号の変化に基づいて故障及び不具合の発生を効率的に予知及び検知できるようにしたものである。
なお、歪検出手段及び振動検出手段を用いることなく、動作音検出手段だけを用いることが可能であり、この場合は、スラット片下がり、スプロケット芯ずれ及びローラチェーン弛みの故障及び不具合を予知又は検知することが可能である。また、歪検出手段及び振動検出手段を用いることなく、電流検出手段だけを用いるも可能であり、この場合は、ローラチェーン弛みの故障及び不具合を予知又は検知することが可能である。
これは、故障及び不具合の発生を予知した場合は故障予知ランプを、故障及び不具合を検知した場合は故障発生ランプを、それぞれ点灯して操作者に報知するようにしたものである。なお、開閉体装置が正常運転状態にある場合は、正常運転表示ランプを点灯する。
これは、前記第1の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法に対応した故障予知検知装置の発明である。
これは、前記第2の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法に対応した故障予知検知装置の発明である。
これは、前記第3の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法に対応した故障予知検知装置の発明である。
これは、前記第4の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法に対応した故障予知検知装置の発明である。
これは、前記第6の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法に対応した故障予知検知装置の発明である。
これは、前記第6の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法に対応した故障予知検知装置の発明である。
これは、前記第7の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法に対応した故障予知検知装置の発明である。
これは、前記第8の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法に対応した故障予知検知装置の発明である。
これは、前記第1の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法及び故障予知検知装置を備えた開閉体装置の発明である。
これは、前記第2の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法及び故障予知検知装置を備えた開閉体装置の発明である。
これは、前記第3の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法及び故障予知検知装置を備えた開閉体装置の発明である。
これは、前記第4の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法及び故障予知検知装置を備えた開閉体装置の発明である。
これは、前記第5の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法及び故障予知検知装置を備えた開閉体装置の発明である。
これは、前記第6の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法及び故障予知検知装置を備えた開閉体装置の発明である。
これは、前記第7の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法及び故障予知検知装置を備えた開閉体装置の発明である。
これは、前記第8の特徴に記載の開閉体装置の故障予知検知方法及び故障予知検知装置を備えた開閉体装置の発明である。
前記故障発生ランプが点灯している状態で、開ボタン及び閉ボタンが操作された場合は、その操作を無効とし、開動作及び閉動作を実行しないことにある。
これは、故障予知ランプが点灯している状態で開ボタン又は閉ボタンが押し切り操作された場合には、その操作に応じて開閉手段の開動作又は閉動作を実行し、故障発生ランプが点灯している状態で開ボタン又は閉ボタンが操作(押し切り操作も含む)されても、その操作自体を無効にしたものである。故障予知ランプが点灯した時点ですなわち故障の前兆が発生した段階で、部品交換及び修理等を実施することによって、開閉体装置に故障が発生して長時間停止することを回避することになる。
これは、故障予知ランプ及び故障発生ランプが点灯していない状態、すなわち正常運転表示ランプが点灯している開閉体装置が正常運転状態にある場合は、閉ボタンが押し切り操作された場合に限って、通常の速度よりも早い速度(高速)で閉動作を実行するようにしたものである。近年、開閉手段の開閉速度が高速化されており、開閉動作時に開閉体装置近辺の監視が一層重要となっている。そこで、操作者が閉ボタンを操作してその場から離れた場合は通常の速度(高速動作よりも遅い速度)で閉動作するようにした。すなわち押し切り操作時の場合だけ高速で閉動作できるようにして、それ以外の場合は通常速度で動作するようにしている。これによって、開閉体装置の安全性・信頼性の向上を図っている。
これは、前記第1の特徴に記載の開閉体装置に対応した開閉体制御方法の発明である。
これは、前記第2の特徴に記載の開閉体装置に対応した開閉体制御方法の発明である。
これは、前記第3の特徴に記載の開閉体装置に対応した開閉体制御方法の発明である。
これは、前記第4の特徴に記載の開閉体装置に対応した開閉体制御方法の発明である。
これは、前記第5の特徴に記載の開閉体装置に対応した開閉体制御方法の発明である。
これは、前記第6の特徴に記載の開閉体装置に対応した開閉体制御方法の発明である。
これは、前記第10の特徴に記載の開閉体装置に対応した開閉体制御方法の発明である。
これは、前記第8の特徴に記載の開閉体装置に対応した開閉体制御方法の発明である。
これは、前記第9の特徴に記載の開閉体装置に対応した開閉体制御方法の発明である。
これは、前記第10の特徴に記載の開閉体装置に対応した開閉体制御方法の発明である。
開閉体装置10は、通常時には、操作スイッチ19の操作に応じて、開閉機である三相交流モータ17を駆動して開閉制御するようになっている。さらに、開閉体装置10では、シャッターカーテン12が巻取シャフト15に巻き取られている開放状態を機械的な保持機構(図示せず)によって保持しており、この開放状態で外部から火災の発生などを示す非常信号BSなどが制御装置18に入力された場合には、その保持機構による開放状態の保持が解除されて、シャッターカーテン12は、その自重で自然降下して開口部を自動閉鎖する機能を備えていてもよい。
開閉機を構成するブレーキ16と三相交流モータ17が巻取シャフト15にそれぞれ設けてある。三相交流モータ17は、巻取シャフト15をダイレクトドライブ駆動(ギアレス)方式にて回転駆動するように構成された三相交流モータである。なお、ギア付きの三相交流モータでもよいことは言うまでもない。
制御装置18は、ブレーキ16及び三相交流モータ17の動作を制御するものであり、ブレーキ16又は三相交流モータ17のいずれか一方のシャッターケース内に設けられる。
リセットスイッチ31は、手動操作自動復帰型のa接点で構成されており、通常はオフ状態にあり、押圧操作されることによって、故障予知状態を解除する。このリセットスイッチ31は、故障を誤って検出した場合の復旧手段として利用される。
機械的な故障予知状態には、巻取シャフト15の溶接剥がれ,シャフト曲損,変形、ローラチェーンの歯飛び,引っ掛かり,変形、ブラケットの溶接剥がれ,アンカーボルトの緩み,変形、スラット及びその吊元の片寄り,脱落,変形、ガイドレール13,14の呑口の開き,変形などが該当する。ローラチェーンは、三相交流モータ17と巻取シャフト15とが主動スプロケットと従動スプロケットとで連結されている場合に該当する。
ステップS61では、シャッターカーテン12が下降中であるか否かの判定を行い、下降中(yes)の場合は次のステップS62に進み、停止中又は上昇中(no)の場合はリターンする。
ステップS72では、上昇(開)ボタン19A、停止(停)ボタン19B及び下降(閉)ボタン19Cの各ボタンの操作状態に応じた通常の開閉停の各動作を実行し、リターンする。
ステップS92では、故障が発生しているので、赤色の故障発生ランプ30cを点灯させる。
ステップS95では、故障予知状態が検出されたので、黄色の故障予知ランプ30bを点灯させる。なお、黄色の故障予知ランプ30bを点灯表示すると共に制御盤内部の液晶部に部品交換の詳細情報を表示してもよい。部品交換に該当する部品としては、主回路コンデンサ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、突入防止リレー、冷却ファン等が該当する。
ステップS97では、リセットスイッチ31が操作(ON)されたか否かの判定を行い、オン操作された(yes)場合は次のステップS98に進み、操作されていない(no)場合はリターンする。
ステップS99では、上昇(開)ボタン19A、停止(停)ボタン19B及び下降(閉)ボタン19Cの各ボタンの操作状態に応じた通常の開閉停の各動作を通常の速度で実行可能とし、リターンする。
図9の処理では、緑色の正常運転表示ランプ30aを点灯させた後のステップS99では、シャッターカーテン12の開閉停の各動作を通常の速度で実行可能としているが、この実施の形態では、ステップS9a、ステップS9b及びステップS9cの処理で、押し切り操作の場合は高速で開閉動作を実行するようにした。
ステップS9bでは、シャッターカーテン12の開閉動作時の移動速度を通常速度の約1.5倍速の高速移動で開閉動作を実行する。インバータ駆動によって、モータ周波数を75Hzとすることで1.5倍速を実現する。なお、この高速移動は開動作時又は閉動作時のみで実行可能としてもよい。
ステップS9cでは、シャッターカーテン12の開閉動作時の移動速度を通常の速度で実行する。
図14に示すようなスラット片寄りが発生した状態で、シャッターカーテン12の開閉動作(上昇下降動作)を実行すると、図13に示すセンサの中で、歪センサ63の検出信号が大きく変動するのを確認することができる。
図16に示すようなスラット片下がりが発生した状態で、シャッターカーテン12の開閉動作(上昇下降動作)を実行すると、図13に示すセンサの中で、加速度センサ60,61、歪センサ62及びマイクロフォン65の検出信号が大きく変動するのを確認することができる。
図17(A)は、図15(A)と同様に、開閉体装置10aの閉動作時における歪センサ62,63の検出信号を示し、図18(A)は、開動作時における歪センサ62,63の検出信号を示す。
開閉体装置10aが全開状態から閉動作を開始すると、巻取シャフト50から巻き戻されたシャッターカーテン12の荷重が巻取シャフト50の半径に応じた回転モーメントを発生するようになるので、図18(A)の歪センサ62の検出信号のように閉動作に伴って上下に変動するプラス方向の歪が発生する。このとき、図17(A)及び図18(A)の点線で示した楕円形の部分において、歪センサ62の検出信号がスラットの片下がりの有無に応じて大幅な変化を示している。このときの振幅の上下変動の割合は正常な状態の検出信号の約30%以上である。
すなわち、スラット片下がりが発生した状態で、シャッターカーテン12の開閉動作(上昇下降動作)を実行すると、閉動作時に加速度センサ60,61、歪センサ62及びマイクロフォン65の検出信号が大きく変動するので、このような検出信号の変化が発生した場合には、スラット片下がりが発生したことを検知することができる。
なお、閉動作時に加速度センサ60,61、歪センサ62及びマイクロフォン65の検出信号のいずれか一つの振幅が約30%以上の変動を示した場合は、スラット片下がりの発生を予知することができる。また、閉動作時の加速度センサ60,61、歪センサ62及びマイクロフォン65の全ての検出信号の振幅が約10〜20%以上の変動を示した場合にスラット片下がりの発生を予知してもよい。
開閉機40の固定ボルトに弛みが発生した状態で、シャッターカーテン12の開閉動作(上昇下降動作)を実行すると、図13に示すセンサの中で、歪センサ62,63の検出信号が大きく変動するのを確認することができる。
このように開閉機40の固定ボルトに弛みが有る場合には、歪センサ62,63の検出信号が全く異なる信号波形を示すようになるので、このような検出信号が現れた場合には、開閉機40の固定ボルトに弛みが発生したことを検知することができる。
なお、開閉動作時に歪センサ62,63のいずれかの検出信号の平均値が約10〜20%以上の変動を示した場合は、固定ボルト弛みの発生を予知することができる。また、開閉動作時の歪センサ62,63の検出信号全ての平均値が約5%以上の変動を示した場合に固定ボルト弛みの発生を予知してもよい。
出力スプロケット51と入力スプロケット53との間で芯ずれが発生した状態で、シャッターカーテン12の開閉動作(上昇下降動作)を実行すると、図13に示すセンサの中で、加速度センサ60,61、歪センサ62及びマイクロフォン65の検出信号が大きく変動するのを確認することができる。
図20(B)は、開閉体装置10aの閉動作時における開閉機40側に設置された加速度センサ60の検出信号(開閉機側の振動)を示し、図21(B)は、開動作時における開閉機40側に設置された加速度センサ60の検出信号(開閉機側の振動)を示す。
図20(C)は、開閉体装置10aの閉動作時におけるブラケット側に設置された加速度センサ61の検出信号(ブラケット側の振動)を示し、図21(C)は、開閉体装置10aの開動作時におけるブラケット側に設置された加速度センサ61の検出信号(ブラケット側の振動)を示す。
図20(D)は、開閉体装置10aの閉動作時におけるシャッターケース内に設置されたマイクロフォン65の検出信号(閉動作音)を示し、図21(D)は、開閉体装置10aの開動作時におけるシャッターケース内に設置されたマイクロフォン65の検出信号(開動作音)を示す。
すなわち、スプロケットの芯ずれが発生した状態で、シャッターカーテン12の開閉動作(上昇下降動作)を実行すると、開閉動作時に加速度センサ61、歪センサ62,63及びマイクロフォン65の検出信号が大きく変動するので、このような検出信号の変化が発生した場合には、スプロケットの芯ずれが発生したことを検知することができる。
なお、開閉動作時に加速度センサ61、歪センサ62,63のいずれかの検出信号の平均値が約10〜20%以上の変動を示した場合は、スプロケットの芯ずれの発生を予知することができる。また、開閉動作時の加速度センサ61、歪センサ62,63の検出信号全ての平均値が約5%以上の変動を示した場合にスプロケットの芯ずれの発生を予知してもよい。
ローラチェーン52に弛みが発生した状態で、シャッターカーテン12の開閉動作(上昇下降動作)を実行すると、図13に示すセンサの中で、加速度センサ60,61、歪センサ62,63、マイクロフォン65及び電流クランプ64の検出信号が大きく変動するのを確認することができる。
図22(B)は、開閉体装置10aの閉動作時における開閉機40側に設置された加速度センサ60の検出信号(開閉機側の振動)を示し、図23(B)は、開動作時における加速度センサ60の検出信号(開閉機側の振動)を示す。
図22(C)は、開閉体装置10aの閉動作時におけるブラケット側に設置された加速度センサ62の検出信号(ブラケット側の振動)を示し、図23(C)は、開閉体装置10aの開動作時における加速度センサ62の検出信号(ブラケット側の振動)を示す。
図22(D)は、開閉体装置10aの閉動作時におけるシャッターケース内に設置されたマイクロフォン65の検出信号(閉動作音)を示し、図23(D)は、開閉体装置10aの開動作時におけるマイクロフォン65の検出信号(閉動作音)を示す。
図22(E)は、開閉体装置10aの閉動作時における開閉機40に供給される電流値を検出する電流クランプ64の検出信号(モータ電流)を示し、図23(E)は、開閉体装置10aの開動作時における電流クランプ64の検出信号(モータ電流)を示す。
図22(A)及び図23(A)の正常な状態の歪センサ62a,63aの検出信号波形は、図15(A)、図17(A)、図18(A)、図19(A)、図20(A)及び図21(A)に示したものとほぼ同じ変化を示している。
図23(D)の開動作時のマイクロフォン65の検出信号(開動作音)についても同様に、検出信号全体に渡ってローラチェーン52に弛みに応じた離散的に突発的に大きな変動を示す波形となっている。
図22(E)及び図23(E)の開閉動作時の電流クランプ64の検出信号(モータ電流)も、全体に渡ってローラチェーン52の弛みに応じた変動を示す波形となっている。以上のように、ローラチェーン52に弛みが発生した状態で、シャッターカーテン12の開閉動作(上昇下降動作)を実行すると、開閉動作時に加速度センサ60,61、歪センサ62,63、マイクロフォン65及び電流クランプ64の検出信号が正常な状態の検出信号の約30%以上も増加している。
なお、開閉動作時に加速度センサ60,61、歪センサ62、マイクロフォン65及び電流クランプ64の検出信号のいずれか一つの振幅が約30%以上の変動を示した場合は、ローラチェーン弛みの発生を予知することができる。また、開閉動作時の加速度センサ60,61、歪センサ62、マイクロフォン65及び電流クランプ64の全ての検出信号の振幅が約10〜20%以上の変動を示した場合にローラチェーン弛みの発生を予知してもよい。
文字Aの検出信号に変化がないとは、検出信号の波形の平均値が約10%よりも小さい場合が該当する。
文字Bの検出信号に増加傾向にあるとは、図15のスラット片寄りの故障検知状態における歪センサ63の検出信号、図19の開閉機固定ボルト弛みの故障検知状態における歪センサ62,63の検出信号、並びに図20及び図21のスプロケット芯ずれの故障検知状態における歪センサ62の検出信号、加速度センサ60の検出信号、マイクロフォン65の検出信号に示されるように、正常な検出信号に対して故障検知状態における検出信号の平均値が約10%以上増加した場合に該当するものである。
図9又は図10のステップS91の故障発生処理において、レジスタR0〜RBに格納されている数値が、図24の故障検知状態の一覧表に示されるレジスタR0〜RBの値「010000010000」、「000000202220」、「110000110000」、「10101010101010」又は「222222222222」と一致するか否かの判定を行い、レジスタR0〜RBの値が一致した場合には、その一致した故障検知状態に対応した故障が発生したことを意味するので、図9又は図10に示すような故障検知状態に対応した処理を実行する。
レジスタR1,R7のいずれか一方の値が「1」の場合は、スラット片寄りに関する故障予知情報を表示し、両方の値が「1」の場合は、スラット片寄りに関する故障検知情報を表示する。
加速度センサ60だけを設けることによって、レジスタR2,R8の値に基づいてスラット片下がり、スプロケット芯ずれ、ローラチェーン弛みに関する予知又は検知を実施することが可能となる。
加速度センサ61だけを設けることによって、レジスタR3,R9の値に基づいてスラット片下がり、ローラチェーン弛みに関する予知又は検知を実施することが可能となる。
マイクロフォン65だけを設けることによって、レジスタR4,RAの値に基づいてスラット片下がり、スプロケット芯ずれ、ローラチェーン弛みに関する予知又は検知を実施することが可能となる。
電流クランプ64だけを設けることによって、レジスタR5,RBの値に基づいてローラチェーン弛みに関する予知又は検知を実施することが可能となる。
また、一覧表に示すように、歪センサ62、歪センサ63、加速度センサ60、加速度センサ61、マイクロフォン65、電流クランプ64の種々の組み合わせを設けることによって、一覧表に対応する故障及び不具合の予知又は検知を実施することが可能となる。
また、スラット片寄り、スラット片下がり、開閉機固定ボルト弛み、スプロケット芯ずれ及びローラチェーン弛みの他にローラチェーンの錆、スラット吊り元ボルトの弛み、座板ネジの弛み、上限位置ずれ又は押し車外れ等についてもその発生を予知又は検知することができるように各種センサを設けることが好ましい。例えば、シャッターケース内に監視カメラを設置し、その画像を処理することによって、これらの状態の予知又は検知が可能となる。
11…シャッターケース
11R,11L…ブラケット、
12…シャッターカーテン
122,124,122a,124a…スラット
13,14…ガイドレール
15…巻取シャフト
16…ブレーキ
17…三相交流モータ
18…制御装置
19…操作スイッチ
19A…開ボタン
19B…停ボタン
19C…閉ボタン
20…リミットスイッチ
20A…上限リミットスイッチ
20B…下限リミットスイッチ
21…障害物検出部
22,23…光電センサ
24…光路
25…障害物感知器
26…無線受信機
27…各種センサ
30…各種表示ランプ
30a…正常運転表示ランプ
30b…故障予知ランプ
30c…故障発生ランプ
31…リセットスイッチ
40…開閉機、
401〜404…固着手段
410…出力軸
51…出力スプロケット、
52…ローラチェーン、
53…入力スプロケット、
R0〜RB…レジスタ
60,61…加速度センサ
62,63…歪センサ
64…電流クランプ
65…マイクロフォン
Claims (36)
- 開口部を開閉する開閉手段の開閉停の各動作を、モータの駆動力によって制御する開閉体装置の故障予知検知方法において、
前記開閉手段の開閉停の各動作制御時における運転状況を常時観察し、前記観察して得たデータに基づいて正常時と異なる運転状態を検出することによって故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知方法。 - 請求項1に記載の開閉体装置の故障予知検知方法において、
三相交流モータに供給されるモータ電流をトルク電流及び励磁電流に分割し、前記励磁電流が一定となるようにモータ電圧を調整しながら前記開閉手段の開閉停の各動作を制御し、前記開閉手段の開閉停の各動作制御時における前記モータ電流の変化に基づいて開閉体装置の故障及び不具合の発生を予知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知方法。 - 請求項2に記載の開閉体装置の故障予知検知方法において、
前記開口部の左右両端にそれぞれ設けられた投光器及び受光器によって形成される光路を感知領域とし、前記光路上に存在する障害物を感知する第1の感知方法と、
前記開閉手段の移動方向先端部に設けられ、障害物に接触することによって前記障害物の存在を感知する第2の感知方法の少なくとも一方の感知方法を備え、
所定時間における前記モータ電流の変化の割合がしきい値以上となった時点又は所定時間経過後に底値に到達しなかった時点で前記開閉手段に障害物が接触したことを感知する負荷感知方法を実行し、
前記負荷感知方法によって前記障害物の存在を感知した場合に、前記感知方法の感知状態に基づいて前記感知方法の故障及び不具合の発生を検知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知方法。 - 請求項2に記載の開閉体装置の故障予知検知方法において、
前記開口部の左右両端にそれぞれ設けられた投光器及び受光器によって形成される光路を感知領域とし、前記光路上に存在する障害物を感知する第1の感知方法と、
前記開閉手段の移動方向先端部に設けられ、障害物に接触することによって前記障害物の存在を感知する第2の感知方法の少なくとも一方の感知方法を備え、
前記開閉手段の開閉動作時における前記モータ電流の平均値を求め、前記平均値にプラスマイナスの所定の数値を乗じて、所定巾を持ったしきい値波形を生成し、前記モータ電流が前記しきい値波形の所定巾の内側から突出した時点で前記開閉手段に障害物が接触したことを感知する負荷感知方法を実行し、
前記負荷感知方法によって前記障害物の存在を感知した場合に、前記感知方法の感知状態に基づいて前記感知方法の故障及び不具合の発生を検知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知方法。 - 請求項1に記載の開閉体装置の故障予知検知方法において、
前記開閉体装置は、前記開口部の周縁部に設けられた収納手段の両端に設けられたブラケット手段と、前記ブラケット手段に回動可能に軸支された巻取シャフト手段と、
前記モータの駆動力によって前記巻取シャフト手段を回転制御し、前記開閉手段を前記巻取シャフト手段に巻き取ったり巻き戻したりすることによって、前記開閉手段の開閉動作を制御する制御手段を備え、
前記ブラケット手段の特定個所の変形を検出してその検出信号を出力する歪検出手段、及び/又は前記ブラケット手段の特定個所の振動を検出してその検出信号を出力する振動検出手段を備え、
前記検出信号の変化に基づいて前記故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知方法。 - 請求項5に記載の開閉体装置の故障予知検知方法において、
前記モータの駆動力は、前記モータの主動スプロケット手段と前記巻取シャフト手段の従動スプロケット手段を連結するチェーン手段によって伝達されるように構成され、
前記歪検出手段は、前記ブラケット手段の前記巻取シャフト手段側に設けられ、前記巻取シャフト手段側の変形を検出する第1の歪検出手段と、
前記ブラケット手段の前記モータ側に設けられ、前記モータ側の変形を検出する第2の歪検出手段とから構成され、
前記振動検出手段は、前記ブラケット手段の前記巻取シャフト手段側に設けられ、前記巻取シャフト手段側の振動を検出する第1の振動検出手段と、
前記ブラケット手段の前記モータ側に設けられ、前記モータ側の振動を検出する第2の振動検出手段とから構成されることを特徴とする開閉体装置の故障予知検知方法。 - 請求項5又は6に記載の開閉体装置の故障予知検知方法において、
前記収納手段内の動作音を検出してその検出信号を出力する動作音検出手段及び/又は前記モータに供給される電流を検出してその検出信号を出力する電流検出手段を備え、前記検出信号の変化に基づいて前記故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知方法。 - 請求項3から7までのいずれか1に記載の開閉体装置の故障予知検知方法において、
前記故障及び不具合の発生を予知した場合は、故障予知ランプを点灯して故障及び不具合の発生する可能性があることを報知し、
前記故障及び不具合の発生を検知した場合には、故障発生ランプを点灯して故障及び不具合が発生したことを報知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知方法。 - 開口部を開閉するように動作する開閉手段と、
モータの駆動力によって前記開閉手段の開閉停の各動作を制御する制御手段を備えた開閉体装置の故障予知検知装置であって、
前記制御手段は、前記開閉手段の開閉停の各動作制御時における運転状況を常時観察し、前記観察して得たデータに基づいて正常時と異なる運転状態を検知することによって故障及び不具合の発生を予知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知装置。 - 請求項9に記載の開閉体装置の故障予知検知装置において、
前記制御手段は、三相交流モータに供給されるモータ電流をトルク電流及び励磁電流に分割し、前記励磁電流が一定となるようにモータ電圧を調整しながら前記開閉手段の開閉停の各動作を制御し、前記開閉手段の開閉停の各動作制御時における前記モータ電流の変化に基づいて開閉体装置の故障及び不具合の発生を予知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知装置。 - 請求項10に記載の開閉体装置の故障予知検知装置において、
前記開口部の左右両端にそれぞれ設けられた投光器及び受光器によって形成される光路を感知領域とし、前記光路上に存在する障害物を感知する第1の感知手段と、
前記開閉手段の移動方向先端部に設けられ、障害物に接触することによって前記障害物の存在を感知する第2の感知手段の少なくとも一方の感知手段を備え、
前記制御手段は、所定時間における前記モータ電流の変化の割合がしきい値以上となった時点又は所定時間経過後に底値に到達しなかった時点で前記開閉手段に障害物が接触したことを感知する負荷感知手段を備え、
前記負荷感知手段が前記障害物の存在を感知した場合に、前記感知手段の感知状態に基づいて前記感知手段の故障及び不具合の発生を検知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知装置。 - 請求項10に記載の開閉体装置の故障予知検知装置において、
前記開口部の左右両端にそれぞれ設けられた投光器及び受光器によって形成される光路を感知領域とし、前記光路上に存在する障害物を感知する第1の感知手段と、
前記開閉手段の移動方向先端部に設けられ、障害物に接触することによって前記障害物の存在を感知する第2の感知手段の少なくとも一方の感知手段を備え、
前記制御手段は、前記開閉手段の開閉動作時における前記モータ電流の平均値を求め、前記平均値にプラスマイナスの所定の数値を乗じて、所定巾を持ったしきい値波形を生成し、前記モータ電流が前記しきい値波形の所定巾の内側から突出した時点で前記開閉手段に障害物が接触したことを感知する負荷感知手段を備え、
前記負荷感知手段が前記障害物の存在を感知した場合に、前記感知手段の感知状態に基づいて前記感知手段の故障及び不具合の発生を検知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知装置。 - 請求項9に記載の開閉体装置の故障予知検知装置において、
前記開閉体装置は、前記開口部の周縁部に設けられた収納手段の両端に設けられたブラケット手段と、前記ブラケット手段に回動可能に軸支された巻取シャフト手段と、
前記モータの駆動力によって前記巻取シャフト手段を回転制御し、前記開閉手段を前記巻取シャフト手段に巻き取ったり巻き戻したりすることによって、前記開閉手段の開閉動作を制御する制御手段を備え、
前記ブラケット手段の特定個所の変形を検出してその検出信号を出力する歪検出手段、及び/又は前記ブラケット手段の特定個所の振動を検出してその検出信号を出力する振動検出手段を備え、
前記検出信号の変化に基づいて前記故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知装置。 - 請求項13に記載の開閉体装置の故障予知検知装置において、
前記モータの駆動力は、前記モータの主動スプロケット手段と前記巻取シャフト手段の従動スプロケット手段を連結するチェーン手段によって伝達されるように構成され、
前記歪検出手段は、前記ブラケット手段の前記巻取シャフト手段側に設けられ、前記巻取シャフト手段側の変形を検出する第1の歪検出手段と、
前記ブラケット手段の前記モータ側に設けられ、前記モータ側の変形を検出する第2の歪検出手段とから構成され、
前記振動検出手段は、前記ブラケット手段の前記巻取シャフト手段側に設けられ、前記巻取シャフト手段側の振動を検出する第1の振動検出手段と、
前記ブラケット手段の前記モータ側に設けられ、前記モータ側の振動を検出する第2の振動検出手段とから構成されることを特徴とする開閉体装置の故障予知検知装置。 - 請求項13又は14に記載の開閉体装置の故障予知検知装置において、
前記収納手段内の動作音を検出してその検出信号を出力する動作音検出手段、及び/又は前記モータに供給される電流を検出してその検出信号を出力する電流検出手段を備え、前記検出信号の変化に基づいて前記故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知装置。 - 請求項11から15までのいずれか1に記載の開閉体装置の故障予知検知装置において、
前記制御手段は、前記故障及び不具合の発生を予知した場合は、故障予知ランプを点灯して故障及び不具合の発生する可能性があることを報知し、
前記故障及び不具合の発生を検知した場合には、故障発生ランプを点灯して故障及び不具合が発生したことを報知することを特徴とする開閉体装置の故障予知検知装置。 - 開口部を開閉するように動作する開閉手段と、
モータの駆動力によって前記開閉手段の開閉停の各動作を制御する制御手段を備えた開閉体装置であって、
前記制御手段は、前記開閉手段の開閉停の各動作制御時における運転状況を常時観察し、前記観察して得たデータに基づいて正常時と異なる運転状態を検知することによって故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体装置。 - 請求項17に記載の開閉体装置において、
前記制御手段は、三相交流モータに供給されるモータ電流をトルク電流及び励磁電流に分割し、前記励磁電流が一定となるようにモータ電圧を調整しながら前記開閉手段の開閉停の各動作を制御し、前記開閉手段の開閉停の各動作制御時における前記モータ電流の変化に基づいて開閉体装置の故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体装置。 - 請求項18に記載の開閉体装置において、
前記開口部の左右両端にそれぞれ設けられた投光器及び受光器によって形成される光路を感知領域とし、前記光路上に存在する障害物を感知する第1の感知手段と、
前記開閉手段の移動方向先端部に設けられ、障害物に接触することによって前記障害物の存在を感知する第2の感知手段の少なくとも一方の感知手段を備え、
前記制御手段は、所定時間における前記モータ電流の変化の割合がしきい値以上となった時点又は所定時間経過後に底値に到達しなかった時点で前記開閉手段に障害物が接触したことを感知する負荷感知手段を備え、
前記負荷感知手段が前記障害物の存在を感知した場合に、前記感知手段の感知状態に基づいて前記感知手段の故障及び不具合の発生を検知することを特徴とする開閉体装置。 - 請求項18に記載の開閉体装置において、
前記開口部の左右両端にそれぞれ設けられた投光器及び受光器によって形成される光路を感知領域とし、前記光路上に存在する障害物を感知する第1の感知手段と、
前記開閉手段の移動方向先端部に設けられ、障害物に接触することによって前記障害物の存在を感知する第2の感知手段の少なくとも一方の感知手段を備え、
前記制御手段は、前記開閉手段の開閉動作時における前記モータ電流の平均値を求め、前記平均値にプラスマイナスの所定の数値を乗じて、所定巾を持ったしきい値波形を生成し、前記モータ電流が前記しきい値波形の所定巾の内側から突出した時点で前記開閉手段に障害物が接触したことを感知する負荷感知手段を備え、
前記負荷感知手段が前記障害物の存在を感知した場合に、前記感知手段の感知状態に基づいて前記感知手段の故障及び不具合の発生を検知することを特徴とする開閉体装置。 - 請求項17に記載の開閉体装置において、
前記開口部の周縁部に設けられた収納手段の両端に設けられたブラケット手段と、前記ブラケット手段に回動可能に軸支された巻取シャフト手段と、
前記モータの駆動力によって前記巻取シャフト手段を回転制御し、前記開閉手段を前記巻取シャフト手段に巻き取ったり巻き戻したりすることによって、前記開閉手段の開閉動作を制御する制御手段を備え、
前記ブラケット手段の特定個所の変形を検出してその検出信号を出力する歪検出手段、及び/又は前記ブラケット手段の特定個所の振動を検出してその検出信号を出力する振動検出手段を備え、
前記検出信号の変化に基づいて前記故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体装置。 - 請求項21に記載の開閉体装置において、
前記モータの駆動力は、前記モータの主動スプロケット手段と前記巻取シャフト手段の従動スプロケット手段を連結するチェーン手段によって伝達されるように構成され、
前記歪検出手段は、前記ブラケット手段の前記巻取シャフト手段側に設けられ、前記巻取シャフト手段側の変形を検出する第1の歪検出手段と、
前記ブラケット手段の前記モータ側に設けられ、前記モータ側の変形を検出する第2の歪検出手段とから構成され、
前記振動検出手段は、前記ブラケット手段の前記巻取シャフト手段側に設けられ、前記巻取シャフト手段側の振動を検出する第1の振動検出手段と、
前記ブラケット手段の前記モータ側に設けられ、前記モータ側の振動を検出する第2の振動検出手段とから構成されることを特徴とする開閉体装置。 - 請求項21又は22に記載の開閉体装置において、
前記収納手段内の動作音を検出してその検出信号を出力する動作音検出手段、及び/又は前記モータに供給される電流を検出してその検出信号を出力する電流検出手段を備え、前記検出信号の変化に基づいて前記故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体装置。 - 請求項17から23までのいずれか1に記載の開閉体装置において、
前記制御手段は、前記故障及び不具合の発生を予知した場合は、故障予知ランプを点灯して故障及び不具合の発生する可能性があることを報知し、
前記故障及び不具合の発生を検知した場合には、故障発生ランプを点灯して故障及び不具合が発生したことを報知することを特徴とする開閉体装置。 - 請求項24に記載の開閉体装置において、
前記制御手段は、前記故障予知ランプが点灯している状態で、開ボタン又は閉ボタンが押し切り操作された場合は、その押し切り操作に対応した開動作又は閉動作を実行し、
前記故障発生ランプが点灯している状態で、開ボタン及び閉ボタンが操作された場合は、その操作を無効とし、開動作及び閉動作を実行しないことを特徴とする開閉体装置。 - 請求項24又は25に記載の開閉体装置において、
前記制御手段は、前記故障予知ランプ及び前記故障発生ランプが点灯していない状態で、閉ボタンが押し切り操作された場合は、通常の速度よりも早い高速で閉動作を実行することを特徴とする開閉体装置。 - 開口部を開閉する開閉手段の開閉停の各動作を、モータの駆動力によって制御する開閉体制御方法において、
前記開閉手段の開閉停の各動作制御時における運転状況を常時観察し、前記観察して得たデータに基づいて正常時と異なる運転状態を検知することによって故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体制御方法。 - 請求項27に記載の開閉体制御方法において、
三相交流モータに供給されるモータ電流をトルク電流及び励磁電流に分割し、前記励磁電流が一定となるようにモータ電圧を調整しながら前記開閉手段の開閉停の各動作を制御し、前記開閉手段の開閉停の各動作制御時における前記モータ電流の変化に基づいて開閉体装置の故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体制御方法。 - 請求項28に記載の開閉体制御方法において、
前記開口部の左右両端にそれぞれ設けられた投光器及び受光器によって形成される光路を感知領域とし、前記光路上に存在する障害物を感知する第1の感知方法と、
前記開閉手段の移動方向先端部に設けられ、障害物に接触することによって前記障害物の存在を感知する第2の感知方法の少なくとも一方の感知方法を備え、
所定時間における前記モータ電流の変化の割合がしきい値以上となった時点又は所定時間経過後に底値に到達しなかった時点で前記開閉手段に障害物が接触したことを感知する負荷感知方法を実行し、
前記負荷感知方法によって前記障害物の存在を感知した場合に、前記感知方法の感知状態に基づいて前記感知方法の故障及び不具合の発生を検知することを特徴とする開閉体制御方法。 - 請求項28に記載の開閉体制御方法において、
前記開口部の左右両端にそれぞれ設けられた投光器及び受光器によって形成される光路を感知領域とし、前記光路上に存在する障害物を感知する第1の感知方法と、
前記開閉手段の移動方向先端部に設けられ、障害物に接触することによって前記障害物の存在を感知する第2の感知方法の少なくとも一方の感知方法を備え、
前記開閉手段の開閉動作時における前記モータ電流の平均値を求め、前記平均値にプラスマイナスの所定の数値を乗じて、所定巾を持ったしきい値波形を生成し、前記モータ電流が前記しきい値波形の所定巾の内側から突出した時点で前記開閉手段に障害物が接触したことを感知する負荷感知方法を実行し、
前記負荷感知方法によって前記障害物の存在を感知した場合に、前記感知方法の感知状態に基づいて前記感知方法の故障及び不具合の発生を検知することを特徴とする開閉体制御方法。 - 請求項27に記載の開閉体制御方法において、
前記開口部の周縁部に設けられた収納手段の両端に設けられたブラケット手段と、前記ブラケット手段に回動可能に軸支された巻取シャフト手段と、
前記モータの駆動力によって前記巻取シャフト手段を回転制御し、前記開閉手段を前記巻取シャフト手段に巻き取ったり巻き戻したりすることによって、前記開閉手段の開閉動作を制御する制御手段を備え、
前記ブラケット手段の特定個所の変形を検出してその検出信号を出力する歪検出手段、及び/又は前記ブラケット手段の特定個所の振動を検出してその検出信号を出力する振動検出手段を備え、
前記検出信号の変化に基づいて前記故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体制御方法。 - 請求項31に記載の開閉体制御方法において、
前記モータの駆動力は、前記モータの主動スプロケット手段と前記巻取シャフト手段の従動スプロケット手段を連結するチェーン手段によって伝達されるように構成され、
前記歪検出手段は、前記ブラケット手段の前記巻取シャフト手段側に設けられ、前記巻取シャフト手段側の変形を検出する第1の歪検出手段と、
前記ブラケット手段の前記モータ側に設けられ、前記モータ側の変形を検出する第2の歪検出手段とから構成され、
前記振動検出手段は、前記ブラケット手段の前記巻取シャフト手段側に設けられ、前記巻取シャフト手段側の振動を検出する第1の振動検出手段と、
前記ブラケット手段の前記モータ側に設けられ、前記モータ側の振動を検出する第2の振動検出手段とから構成されることを特徴とする開閉体制御方法。 - 請求項31又は32に記載の開閉体制御方法において、
前記収納手段内の動作音を検出してその検出信号を出力する動作音検出手段、及び/又は前記モータに供給される電流を検出してその検出信号を出力する電流検出手段を備え、前記検出信号の変化に基づいて前記故障及び不具合の発生を予知又は検知することを特徴とする開閉体制御方法。 - 請求項27から33までのいずれか1に記載の開閉体制御方法において、
前記故障及び不具合の発生を予知した場合は、故障予知ランプを点灯して故障及び不具合の発生する可能性があることを報知し、
前記故障及び不具合の発生を検知した場合には、故障発生ランプを点灯して故障及び不具合が発生したことを報知することを特徴とする開閉体制御方法。 - 請求項34に記載の開閉体制御方法において、
前記故障予知ランプが点灯している状態で、開ボタン又は閉ボタンが押し切り操作された場合は、その押し切り操作に対応した開動作又は閉動作を実行し、
前記故障発生ランプが点灯している状態で、開ボタン及び閉ボタンが操作された場合は、その操作を無効とし、開動作及び閉動作を実行しないことを特徴とする開閉体制御方法。 - 請求項34又は35に記載の開閉体制御方法において、
前記故障予知ランプ及び前記故障発生ランプが点灯していない状態で、閉ボタンが押し切り操作された場合は、閉動作を通常の速度よりも早い高速で実行することを特徴とする開閉体制御方法。
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