JP2017061372A - エレベーター脱レール検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドワイヤーに電流を流し、それに接触することでリレーを動作させたり、上下移動するカウンターウェイトにセンサ等を取り付けたりすることなく、カウンターウェイトレールからの離脱やカウンターウェイトレールの損傷等、エレベーター装置の異常を長期にわたり確実に検出できるようにする。【解決手段】カウンターウェイトレール2aに平行となるようにワイヤー7aを張設し、このワイヤー7aをカウンターウェイト1に設けられた接触子9aの開口10aに挿通する。張力値検出装置11aにより検出したワイヤー7aの張力を、制御盤により監視・判定し、カウンターウェイト1及びカウンターウェイトレール2aの異常状況や稼働状況を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、地震などの影響によりエレベーター装置がガイドレールから離脱したことや、ガイドレールに重大な損傷が発生したことを検出するエレベーター脱レール検出装置に関する。
バランスカウンターウェイト(以下、単に「カウンターウェイト」という。)は、エレベーター乗りかごの上下移動に沿って、エレベーター乗りかごと反対の方向に上下移動する。エレベーター乗りかごとカウンターウェイトは、その両側面上下にガイドシューが設けられ、このガイドシューをカウンターウェイトレールにはめ込み、エレベーター乗りかごとカウンターウェイトは、干渉しないように案内されている。
一定以上の震度の地震が発生した際、地震管制運転を行い、エレベーター乗りかごを最寄り階に停止させる。地震時管制運転休止後、「自動診断・復旧システム」が動作し、エレベーター装置に重大な損傷が発生していないか診断を行う。
特許文献1には、位置検出器によるレール検出、移動ケーブル施工方法が記載されている。
特許文献2には、接触子を利用しアースへ落とす検出方法が記載されている。
特開平7-137951 国際公開第2011/010376号
カウンターウェイトがカウンターウェイトレールから離脱していないことを検出するために、特許文献1に記載されているようなカウンターウェイト脱離検出センサーを用いた場合、カウンターウェイトレールの状態を検出するためには、信号を取り込むための移動ケーブルの施工が必要となり、昇降路の移動ケーブル設置スペースの確保に問題がある。
特許文献2に記載された検出方法では、ガイドワイヤーを設置して電流を流し、それに接触することでリレーを動作させ、脱レールを検出しているため、ごみ、ほこり、錆びなどによる接触抵抗変化やエレベーター装置の構造上でのアース不良などの影響を受ける可能性がある。
そこで、発明の課題は、カウンターウェイトがカウンターウェイトレールから離脱したことやカウンターウェイトレールの損傷を誤検出することなく、長期にわたり確実に検出できるようにすることにある。
この課題を解決するため、本発明のエレベーター脱レール検出装置においては、上下動するカウンターウェイトから独立し、静止位置にカウンターウェイトレールと平行となるように張設されたワイヤー(金属細線類)の張力を、歪みゲージあるいはロードセル等からなる張力値検出装置を介在させて計測し、その信号をエレベーター制御に取り込み、張力が所定値を超えたことにより、カウンターウェイトのガイドシューがカウンターウェイトレールから外れたこと、あるいは、カウンターウェイトレールが損傷したこと等の異常を検出するようにした。
本発明によれば、ワイヤーの張力を計測するので、ごみ、ほこり、錆びなどによる接触抵抗値の変化に影響されることなく、移動ケーブルも不要とし、長期にわたり確実に検出することができる。
また、エレベーター保守管理の観点では、ワイヤーの通常の張力状況を常時監視し、経年的な軽微な張力の変化に基づいて、警報また表示などを出力することによりメンテナンス作業を軽減することができる。
図1は、カウンターウェイトとカウンターウェイトレールの側面図である。 図2は、カウンターウェイトとカウンターウェイトレールの平面図である。 図3は、カウンターウェイトとカウンターウェイトレールの正面図である。 図4は、ガイドシューがカウンターウェイトレールから外れた状態を示す図である。 図5は、カウンターウェイトレールの要部を拡大した図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照しつつ説明する。
図1、図2、図3は、それぞれ、カウンターウェイトとカウンターウェイトレールの側面図、平面図、正面図である。
カウンターウェイト1は、メインシーブに掛け渡されたメインロープにより乗りかごと連結されている。カウンターウェイト1の両側面に、コの字状のガイドシュー3a、3bが設けられている。
レールブラケット5a、5bにはレールクリップ4a、4bにより、カウンターウェイトレール2a、2bが取り付けられている。このカウンターウェイトレール2a、2bの先端部が、カウンターウェイト1の両側面に設けられたガイドシュー3a、3bの内部に嵌入し、カウンターウェイト1はカウンターウェイトレール2a、2bに沿って、スムースに上下動できるように案内している。
カウンターウェイトレール2a、2bの上端と下端には、カウンターウェイトレール2a、2bから離隔する方向に延びるワイヤー取付部6a、6bが、レールクリップ4a、4bにより取り付けられている。ワイヤー取付部6aと6bの間には、カウンターウェイト1の左右両端にカウンターウェイトレール2a、2bと平行に、2本のワイヤー(金属細線類)7a、7bが張設され、ターンバックル8a、8bにより、それぞれ所定の張力値に設定されている。
ワイヤー7a、7bの直径を考慮し、接触子9a、9bの開口10a、10bの直径を最適な値に設定するが、電流検出とは異なり、異常な張力値に到達しない程度の接触は異常検出に影響しないことから、開口は小さくすることも可能である。
図4は、大きな地震による、ガイドシュー3bがカウンターウェイトレール2bから外れた状態を示している。
このように、ガイドシュー3a、3bがカウンターウェイトレール2a、2bから外れたり、カウンターウェイトレール2a、2bが大きく折れ曲がるなどの損傷が発生すると、ワイヤー7a、7bと接触子9a、9bが接触し、ワイヤー7a、7bに所定の張力設定より大きな張力値が発生する。
図5に示すように、ワイヤー7a、7bに歪みゲージあるいはロードセル等からなる張力値検出装置11a、11bを介在させ、その検出値を制御盤12に入力して張力値を判定し、カウンターウェイト1がカウンターウェイトレール2a、2bから離脱を検出した場合、エレベーターの運転継続を遮断する。
制御盤12は、ワイヤー7a、7bの張力値を常時監視し、張力値に何らかの変化、あるいは経年的な軽微な張力の変化が発生した場合、異常検出信号または警報信号を出力または表示する。また、遠隔監視・点検システム13を備えるエレベーターでは、その情報をサービスセンターに自動通報し、この通報に基づいて、サービスセンターは保守員を訪問させ、状況を確認し、整備また維持する。
以上の実施例では、カウンターウェイトの左右両側端に挿通された2本のワイヤーの張力でカウンターウェイトの異常を検出するようにした。これにより、左右いずれのカウンターウェイトレール側で異常が発生したかを判定することもできる。
しかし、エレベーターの仕様によっては、カウンターウェイトの中央にのみ接触子を設け、1本のワイヤーの張力によっても、カウンターウェイトの異常を検出することができる。
また、実施例では、シーブが取り付けられた形式のカウンターウェイトを採用しているが、本発明は、シーブが取り付けられていない形式のカウンターウェイトにも適用できる。
要は、ワイヤーをカウンターウェイトレールに対し平行に、すなわち鉛直方向に張設すればよいので、カウンターウェイト、カウンターウェイトレールの構造や配置、他の機器との関係で、ワイヤーの取付位置や取付構造を種々選定することができる。
本実施例によれば、ワイヤーに電流を流す検出とは異なり、異常な張力値に到達しない程度の接触は異常検出に影響しない。
すなわち、エレベーターが正常に運行している際、カウンターウェイト1が揺動したり、カウンターウェイトレール2a、2bとワイヤー7a、7bの鉛直性に多少の誤差や、ワイヤー7a、7bが接触子9a、9b何等かに若干の接触があっても、張力値の変化を計測判定していることにより、誤検出を避けることができる。
以上説明したように,本発明によれば、上下動するカウンターウェイトから完全に独立し、静止位置で張設されたワイヤーの張力に基づいて、カウンターウェイトの異常を長期にわたり確実に検出することができる。しかも保守負担を軽減するとともに、誤診断による無用な運転停止を防止することができるので、エレベーターの異常検出装置として広く採用されることが期待できる。
1;カウンターウェイト 2a、2b;カウンターウェイトレール
3a、3b;ガイドシュー 4a、4b;レールクリップ
5a、5b;レールブラケット 6a、6b;ワイヤー取付部
7a、7b;ワイヤー 8a、8b;ターンバックル
9a、9b;接触子 10a、10b;開口
11a、11b;張力値検出装置 12;制御盤
13;遠隔監視システム 14a、14b;ワイヤークリップ

Claims (3)

  1. カウンターウェイトレールと平行となるように張設したワイヤーをカウンターウェイトに設けられた接触子の開口に挿通し、前記ワイヤーの張力を検出する張力値検出装置を介在させて計測することにより、カウンターウェイト及びカウンターウェイトレールの異常を検出するようにしたことを特徴とするエレベーター装置の異常検出装置。
  2. 前記歪みゲージあるいはロードセルにより検出した前記ワイヤーの張力を常時監視し、張力の経年的な変化に基づいて、異常検出信号また警報信号をエレベーター装置の制御盤に出力また表示するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター装置の異常検出装置。
  3. 前記異常信号または警報信号を、遠隔監視・点検システムを介してサービスセンターに伝送し、遠隔点検を行うようにしたことを特徴とする請求項2に記載のエレベーター装置の異常検出装置。
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