JP2016089486A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】開閉装置は、開閉部材1を開動向きAと閉動向きBとへ移動させる駆動部3と、駆動部3を制御する駆動制御手段Mとを備えている。開閉部材1の開閉範囲Eは、開閉部材1の閉位置DPから開動向きAへ所定範囲にわたる移動端範囲EUと、開閉部材1の開位置UPから閉動向きBへ所定範囲にわたる移動端範囲EDと、両移動端範囲EU,ED間の移動主範囲EMとを有している。駆動制御手段Mは、移動主範囲EMにおける開閉部材1の開閉速度より、両移動端範囲EU,EDにおける開閉部材1の開閉速度を遅くするように設定され、移動主範囲EMで互いに開閉速度の異なる複数の切替運転状態に切り替える切替操作部16を備えている。
【効果】切替操作部16を切り替えることにより、開閉範囲E中の移動主範囲EMで、開閉部材1の開閉時間や開閉部材1の移動に伴う騒音などの諸条件に応じて、開閉部材1を多様な運転状態で開閉させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は車庫などに設置される電動シャッターなどの開閉装置に関するものである。
例えば下記の特許文献1に示す電動シャッターなどの開閉装置において、開閉部材の閉位置から開動向きへ所定範囲にわたる移動端範囲や、開閉部材の開位置から閉動向きへ所定範囲にわたる移動端範囲では、この両移動端範囲間の移動主範囲より、開閉部材の開閉速度が遅くなるように設定されている。この移動主範囲及び両移動端範囲ではそれぞれ定速運転が行われている。
特開2000−64750号公報
前記移動主範囲における定速運転では、開閉部材の開閉時間や開閉部材の移動に伴う騒音などの諸条件を考慮して、最適な開閉速度に設定されている。
しかし、早朝や深夜の住宅街などでは、開閉速度を遅くして騒音を抑えることが好ましい。逆に、自動車などの交通量が多い地域や昼間の繁華街などでは、騒音をさほど考慮する必要がない場合が多いため、開閉速度を速くして開閉時間を短くしても騒音による悪影響は少ない。
この発明は、開閉部材の開閉時間や開閉部材の移動に伴う騒音などの諸条件に応じて、運転状態、例えば開閉部材の開閉速度を変更することができる開閉装置を提供することを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜2)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる開閉装置は、開動向き(A)と閉動向き(B)とへ移動可能に支持した開閉部材(1)と、この開閉部材(1)を開動向き(A)と閉動向き(B)とへ移動させる駆動部(3)と、この駆動部(3)を制御する駆動制御手段(M)とを備えている。この駆動制御手段(M)は、開閉部材(1)の閉位置(DP)と開位置(UP)との間の開閉範囲(E)で、互いに異なる複数の切替運転状態に切り替える切替操作部(16)を備えている。ちなみに、開閉部材(1)の閉位置(DP)と開位置(UP)との間の開閉範囲(E)における開閉部材(1)の移動距離を開閉部材(1)の移動時間で割った値である開閉速度は、互いに同一であっても異なっていてもよく、互いに異なる複数の切替運転状態とは、互いに異なる複数の移動速度を含むことを意味する。
請求項1の発明では、切替操作部(16)を切り替えることにより、開閉範囲(E)で、開閉部材(1)の開閉時間や開閉部材(1)の移動に伴う騒音などの諸条件に応じて、開閉部材(1)を多様な運転状態で開閉させることができる。
請求項2の発明にかかる開閉装置は、開動向き(A)と閉動向き(B)とへ移動可能に支持した開閉部材(1)と、この開閉部材(1)を開動向き(A)と閉動向き(B)とへ移動させる駆動部(3)と、この駆動部(3)を制御する駆動制御手段(M)とを備えている。この開閉部材(1)の開閉範囲(E)は、開閉部材(1)の閉位置(DP)から開動向き(A)へ所定範囲にわたる移動端範囲(EU)と、開閉部材(1)の開位置(UP)から閉動向き(B)へ所定範囲にわたる移動端範囲(ED)と、この両移動端範囲(EU,ED)間の移動主範囲(EM)とを有している。この駆動制御手段(M)は、この移動主範囲(EM)における開閉部材(1)の開閉速度より、この両移動端範囲(EU,ED)における開閉部材(1)の開閉速度を遅くするように設定され、この移動主範囲(EM)で互いに異なる複数の切替運転状態に切り替える切替操作部(16)を備えている。ちなみに、両移動端範囲(EU,ED)間の移動主範囲(EM)における開閉部材(1)の移動距離を開閉部材(1)の移動時間で割った値である開閉速度は、互いに同一であっても異なっていてもよく、互いに異なる複数の切替運転状態とは、互いに異なる複数の移動速度を含むことを意味する。
請求項2の発明では、切替操作部(16)を切り替えることにより、開閉範囲(E)中の移動主範囲(EM)で、開閉部材(1)の開閉時間や開閉部材(1)の移動に伴う騒音などの諸条件に応じて、開閉部材(1)を多様な運転状態で開閉させることができる。
請求項1または請求項2の発明を前提とする請求項3の発明において、前記複数の切替運転状態は開閉速度が互いに異なる。請求項3の発明では、開閉部材(1)をより一層多様な運転状態で開閉させることができる。
請求項1〜3のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項4の発明においては、開閉部材(1)が閉位置(DP)から開位置(UP)へ移動する開動運転と、開閉部材(1)が開位置(UP)から閉位置(DP)へ移動する閉動運転とのうち、少なくとも一方で前記複数の切替運転状態に切り替えることができる。請求項4の発明では、開動運転で、または閉動運転で、または開動運転及び閉動運転で、それぞれ、請求項1または請求項2の発明の効果を発揮させることができる。
請求項1〜4のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項5の発明において、前記複数の切替運転状態は、開閉部材(1)の開閉速度を変更する切替操作を行わない通常運転より開閉速度を小さくした減速運転と、その通常運転より開閉速度を大きくした加速運転とのうち、少なくとも減速運転を含む。請求項5の発明では、通常運転状態に対し開閉速度を変更した減速運転状態で開閉部材(1)を開閉させることができるので、早朝や深夜の住宅街などで開閉速度を遅くして騒音を抑えることができる。
請求項1〜5のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項6の発明において、前記複数の切替運転状態は、一定の移動速度と、複数段階的に変化させた移動速度と、一連に変化させた移動速度とのうち、少なくともいずれかの移動速度を含む。請求項6の発明において、駆動制御手段(M)は駆動部(3)を多様な移動速度により制御することができる。
本発明は、電動シャッターなどの開閉装置において、開閉部材(1)の開閉時間や開閉部材(1)の移動に伴う騒音などの諸条件に応じて、開閉部材(1)を多様な運転状態で開閉させることができる。
本実施形態に係る開閉装置を示す電気的及び機械的ブロック図である。 同じくフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態にかかる開閉装置について図面を参照して説明する。
図1に示す開閉装置において、開閉部材としてのスラットカーテン1は、巻胴2に巻かれ、巻胴2に巻き取られて上昇向きA(開動向き)へ移動し得るとともに、巻胴2から引き出されて下降向きB(閉動向き)へ移動し得るように、図示しないガイドで支持されている。
駆動モータ3(駆動部)は減速機構3aを有し、駆動モータ3とスラットカーテン1との間の駆動伝達系4は、減速機構3aの出力側にある第一出力系4aを含む。駆動伝達系4においては、第一出力系4aで出力軸5にポテンショメータ6(位置検出手段)が連動され、出力軸5の回転は、ポテンショメータ6に伝達されるとともに、巻胴2に伝達される。また、減速機構3aを通さずに駆動伝達系4に対し区別して出力させた第二出力系7においては、出力軸8に回転速度センサ9(出力検出手段)が連動され、出力軸8の回転は回転速度センサ9に伝達される。
スラットカーテン1は、最下降の閉位置DPでリミットスイッチ10を作動させるとともに、最上昇の開位置UPでリミットスイッチ11を作動させる。
マイクロコンピュータ12は、CPU13(中央処理装置)と、コンピュータ動作用プログラムを記憶させておくROM14(プログラムメモリ)と、入力データや演算中のデータや演算後のデータを記憶させる等の用途に用いるRAM15(演算用メモリ)とを備えている。CPU13は、データ等の記憶に用いるレジスタ部(図示せず)と、データの演算を行う演算部13aと、CPU13内部でのデータの転送やCPU13と他の部分との間でのデータの転送を制御する制御部13bとに分けられる。
切替操作部16には起動スイッチ17と上昇スイッチ18と下降スイッチ19と停止スイッチ20とが設けられている。各スイッチ17,18,19,20からの操作信号(起動操作信号、上昇操作信号、下降操作信号、停止操作信号)は、入出力インターフェース(図示せず)を介して、CPU13に入力される。CPU13は、各スイッチ17,18,19,20からの操作信号に基づき、入出力インターフェース(図示せず)を介して、駆動回路21に対し各操作信号に対応する各制御信号(起動制御信号、上昇制御信号、下降制御信号、停止制御信号)を送る。駆動モータ3は、各制御信号に基づき、駆動回路21により駆動制御される。
駆動制御手段Mは、マイクロコンピュータ12のCPU13、ROM14及びRAM15や、切替操作部16の起動スイッチ17、上昇スイッチ18、下降スイッチ19及び停止スイッチ20や、駆動回路21や、ポテンショメータ6、回転速度センサ9及びリミットスイッチ10,11などを含む。
ポテンショメータ6は、駆動モータ3からの第一出力系4aの回転に伴う出力値(電圧値)を検出し、入出力インターフェース(図示せず)を介して、この出力値信号をCPU13に出力する。
回転速度センサ9は、駆動モータ3からの第二出力系7の回転速度(駆動出力)を検出し、入出力インターフェース(図示せず)を介して、この回転速度信号(駆動出力信号)をCPU13に出力する。
リミットスイッチ10は、スラットカーテン1の閉位置DPを検出し、入出力インターフェース(図示せず)を介して、閉信号をCPU13に出力する。リミットスイッチ11は、スラットカーテン1の開位置UPを検出し、入出力インターフェース(図示せず)を介して、開信号をCPU13に出力する。
RAM15(開閉範囲記憶手段)は、ポテンショメータ6からの出力値信号(位置信号)に基づき、スラットカーテン1の各移動位置(最下降の閉位置DPと最上昇の開位置UPとの間の任意位置)をこの出力値信号に対応して記憶するとともに、この各移動位置(出力値信号)を複数に区分した各移動範囲として記憶する。
演算部13a(出力演算手段)は、RAM15から読み出した移動範囲ごとに、回転速度センサ9からの駆動出力信号に基づき、駆動モータ3からの第二出力系7の回転速度を演算する。
駆動制御手段Mは、図2に示すフローチャートに従って、下記の処理動作を行う。
ステップS1に示すようにスラットカーテン1が閉位置DP(または開位置UP)にある停止中の状態で、ステップS2において、切替操作部16の起動スイッチ17がONか否かを判別する。起動スイッチ17がONになっていない場合(NO)にはステップS2に戻る。起動スイッチ17がONになっている場合(YES)にはステップS3に進む。ステップS3においては開閉装置が起動されて運転中の状態となる。
ステップS3に示す運転中の状態で、ステップS4においてリミットスイッチ10(またはリミットスイッチ11)がスラットカーテン1の閉位置DP(または開位置UP)を検出したか否かを判別する。リミットスイッチ10(またはリミットスイッチ11)がONになっている場合(YES)にはステップS5においてスラットカーテン1が閉位置DP(または開位置UP)で停止してステップS2に戻る。リミットスイッチ10(またはリミットスイッチ11)がONになっていない場合(NO)にはステップS6に進む。
ステップS6において、切替操作部16の停止スイッチ20がONか否かを判別する。停止スイッチ20がONになっている場合(YES)にはステップS5に戻る。停止スイッチ20がONになっていない場合(NO)にはステップS7に進む。
ステップS7において、切替操作部16の上昇スイッチ18または下降スイッチ19がONか否かを判別する。上昇スイッチ18または下降スイッチ19がONになっていない場合(NO)にはステップS4に戻る。上昇スイッチ18または下降スイッチ19がONになっている場合(YES)にはステップS8に進み、上昇スイッチ18や下降スイッチ19に対する操作に応じて下記の運転状態(通常運転状態、切替運転状態)となる。
スラットカーテン1の開閉範囲Eは、閉位置DPから上昇向きAへ所定範囲にわたる移動端範囲EDと、スラットカーテン1の開位置UPから下降向きBへ所定範囲にわたる移動端範囲EUと、この両移動端範囲ED,EU間の移動主範囲EMとを有している。駆動制御手段Mは、移動主範囲EMにおけるスラットカーテン1の開閉速度より、両移動端範囲ED,EUにおけるスラットカーテン1の開閉速度を遅くするように設定されている。
通常運転状態においては、上昇スイッチ18のみ(または下降スイッチ19のみ)が所定秒以上ONになっているか否かを判別し、上昇スイッチ18のみ(または下降スイッチ19のみ)が所定秒以上ONになっていない場合には、移動主範囲EMにおいて通常運転となり、一定の移動速度、または、複数段階的に変化させた移動速度、または、一連に変化させた移動速度、または、それらの移動速度を適宜組み合わせた移動速度で、スラットカーテン1を開閉させる。例えば、閉位置DPから開位置UPへ向かうに従い、または、開位置UPから閉位置DPへ向かうに従い、移動速度を次第に大きくまたは小さくするように、複数段階的にまたは一連に変化させる。
切替運転状態において、上昇スイッチ18のみ(または下降スイッチ19のみ)が所定秒以上ONになって長押し状態になっている場合には、移動主範囲EMにおいて通常運転より開閉速度を大きくした加速運転となり、一定の移動速度、または、複数段階的に変化させた移動速度、または、一連に変化させた移動速度、または、それらの移動速度を適宜組み合わせた移動速度で、スラットカーテン1を開閉させる。例えば、閉位置DPから開位置UPへ向かうに従い、または、開位置UPから閉位置DPへ向かうに従い、移動速度を次第に大きくまたは小さくするように、複数段階的にまたは一連に変化させる。
また、下降スイッチ19(または上昇スイッチ18)をONしながら上昇スイッチ18(または下降スイッチ19)をONにした場合には、移動主範囲EMにおいて通常運転より開閉速度を小さくした減速運転となり、一定の移動速度、または、複数段階的に変化させた移動速度、または、一連に変化させた移動速度、または、それらの移動速度を適宜組み合わせた移動速度で、スラットカーテン1を開閉させる。例えば、閉位置DPから開位置UPへ向かうに従い、または、開位置UPから閉位置DPへ向かうに従い、移動速度を次第に大きくまたは小さくするように、複数段階的にまたは一連に変化させる。
前述した切替操作部16の切替操作以外に、下記のように切り替えることができる。
・ 上昇運転(開動運転)時には、上昇スイッチ18を押すたびに、開閉速度が高速、中速、低速の順に切り替わる。また、下降運転(閉動運転)時には、下降スイッチ19を押すたびに、開閉速度が高速、中速、低速の順に切り替わる。
・ 上昇運転(開動運転)時には、上昇スイッチ18を押すと加速し、下降スイッチ19を押す減速する。また、下降運転(閉動運転)時には、下降スイッチ19を押すと加速し、上昇スイッチ18を押す減速する。
・ 上昇運転(開動運転)時には、起動スイッチ17を押しながら上昇スイッチ18を押すたびに、開閉速度が高速、中速、低速の順に切り替わる。また、下降運転(閉動運転)時には、起動スイッチ17を押しながら下降スイッチ19を押すたびに、開閉速度が高速、中速、低速の順に切り替わる。なお、上昇運転と下降運転との切替操作時には起動スイッチ17を押す必要はない。
・ 上昇運転(開動運転)時には、起動スイッチ17を押しながら、上昇スイッチ18を押すと加速し、下降スイッチ19を押す減速する。また、下降運転(閉動運転)時には、起動スイッチ17を押しながら、下降スイッチ19を押すと加速し、上昇スイッチ18を押す減速する。なお、上昇運転と下降運転との切替操作時には起動スイッチ17を押す必要はない。
・ 上昇運転(開動運転)時には、上昇スイッチ18のみを所定秒以上ONにして長押し状態にすると、開閉速度が高速、中速、低速の順に切り替わる。また、下降運転(閉動運転)時には、下降スイッチ19のみを所定秒以上ONにして長押し状態にすると、開閉速度が高速、中速、低速の順に切り替わる。
・ 上昇運転(開動運転)時には、上昇スイッチ18を押しながら停止スイッチ20を押すと加速し、下降スイッチ19を押しながら停止スイッチ20を押すと減速する。また、下降運転(閉動運転)時には、下降スイッチ19を押しながら停止スイッチ20を押すと加速し、上昇スイッチ18を押しながら停止スイッチ20を押すと減速する。
・ 切替操作部16に図示しない速度設定スイッチを設け、その速度設定スイッチを押すと、開閉速度が高速、中速、低速の順に切り替わる。その速度設定スイッチを切替操作部16以外に設けてもよい。
本実施形態は下記の効果を有する。
(1) 切替操作部16を切り替えることにより、上昇運転(開動運転)及び下降運転(閉動運転)において、開閉範囲E中の移動主範囲EMで、スラットカーテン1の開閉時間やスラットカーテン1の移動に伴う騒音などの諸条件に応じて、スラットカーテン1を多様な運転状態で開閉させることができる。例えば、早朝や深夜の住宅街などでは開閉速度を遅くして騒音を抑えることができ、また、自動車などの交通量が多い地域や昼間の繁華街などでは騒音をさほど考慮する必要がない場合が多いために開閉速度を速くして開閉時間を短くすることができる。
(2) 移動主範囲EMにおけるスラットカーテン1の開閉速度より、両移動端範囲ED,EUにおけるスラットカーテン1の開閉速度を遅くするように設定されているので、例えば、早朝や深夜の住宅街などでは、両移動端範囲ED,EUでより一層開閉速度を遅くして騒音を抑えることができる。
(3) 一定の移動速度と、複数段階的に変化させた移動速度と、一連に変化させた移動速度とのうち、少なくともいずれかの移動速度を含む複数の切替運転状態に通常運転状態から切り替えることができるので、駆動制御手段Mは駆動モータ3を多様な移動速度により制御することができる。
前記実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ 開閉範囲Eにおいて両移動端範囲EU,EDを省略し、開閉範囲Eの全体を移動主範囲EMとしてもよい。
・ 前記実施形態においては開動運転及び閉動運転でそれぞれ複数の切替運転状態に切り替えることができるが、開動運転と閉動運転とのうち少なくとも一方で複数の切替運転状態に切り替えることができるようにしてもよい。
・ 通常運転に対する減速運転及び加速運転については、加速運転を省略してもよい。
・ 切替操作部16については、前述したように、起動スイッチ17のON操作後に、停止スイッチ20、上昇スイッチ18及び下降スイッチ19のON操作することができ、また、停止スイッチ20のON操作を優先する条件で、上昇スイッチ18及び下降スイッチ19のON操作することができるが、起動スイッチ17を省略してもよい。その場合には、停止スイッチ20のON操作を優先する条件で、上昇スイッチ18及び下降スイッチ19のON操作することができる。
・ 前記実施形態の駆動制御手段MにおいてはCPU13に対し無線送信し得る切替操作部16を持ち運びできるように分離して設けているが、CPU13に対し有線送信し得る切替操作部16を持ち運びできないように一体的に取り付けてもよい。
・ 切替操作部16における起動スイッチ17、上昇スイッチ18、下降スイッチ19及び停止スイッチ20については、押しボタン式以外にスライド式やロータリー式などに変更してもよい。
・ 本発明は、前記実施形態の電動シャッター以外に、ブラインド等に応用することもできる。また、この電動シャッターでは開閉部材としてのスラットカーテン1が昇降するが、開閉部材が横動する間仕切等に応用することもできる。
1…スラットカーテン(開閉部材)、3…駆動モータ(駆動部)、16…切替操作部、A…上昇向き(開動向き)、B…下降向き(閉動向き)、M…駆動制御手段、DP…閉位置、UP…開位置、E…開閉範囲、EU,ED…移動端範囲、EM…移動主範囲。
後記実施形態の図面(図1〜2)の符号を援用して本発明を説明する
請求項の発明にかかる開閉装置は、開動向き(A)と閉動向き(B)とへ移動可能に支持した開閉部材(1)と、この開閉部材(1)を開動向き(A)と閉動向き(B)とへ移動させる駆動部(3)と、この駆動部(3)を制御する駆動制御手段(M)とを備えている。この開閉部材(1)の開閉範囲(E)は、開閉部材(1)の閉位置(DP)から開動向き(A)へ所定範囲にわたる移動端範囲(EU)と、開閉部材(1)の開位置(UP)から閉動向き(B)へ所定範囲にわたる移動端範囲(ED)と、この両移動端範囲(EU,ED)間の移動主範囲(EM)とを有している。この駆動制御手段(M)は、移動主範囲(EM)における開閉部材(1)の開閉速度より、両移動端範囲(EU,ED)における開閉部材(1)の開閉速度を遅くするように設定されているほか、移動主範囲(EM)において通常運転となり、一定の移動速度と、複数段階的に変化させた移動速度と、一連に変化させた移動速度とのうち、少なくともいずれかの移動速度で開閉部材(1)を開閉させる通常運転状態に加えて、移動主範囲(EM)において通常運転とは開閉速度が互いに異なり、一定の移動速度と、複数段階的に変化させた移動速度と、一連に変化させた移動速度とのうち、少なくともいずれかの移動速度で開閉部材(1)を開閉させる複数の切替運転状態で、開閉部材(1)を開閉させるように駆動部(3)を制御可能とされている。開閉部材(1)の開動向きへの移動を開始させる上昇スイッチ(18)と、開閉部材(1)の閉動向きへの移動を開始させる下降スイッチ(19)と、開閉部材(1)の移動を停止させる停止スイッチ(20)とを含み、上昇スイッチ(18)又は下降スイッチ(19)の操作入力により通常運転状態での運転を開始させると共に、運転中における上昇スイッチ(18)若しくは下降スイッチ(19)の操作入力、又は上昇スイッチ(18)と下降スイッチ(19)とのうち一方のスイッチと他のスイッチとの組み合わせによる操作入力に応じて、通常運転状態と複数の切替運転状態とを切り替える切替操作部(16)を備えている。複数の切替運転状態は、通常運転より開閉速度を小さくした減速運転と、通常運転より開閉速度を大きくした加速運転とのうち、少なくとも減速運転を含む。ちなみに、両移動端範囲(EU,ED)間の移動主範囲(EM)における開閉部材(1)の移動距離を開閉部材(1)の移動時間で割った値である開閉速度は、互いに同一であっても異なっていてもよく、互いに異なる複数の切替運転状態とは、互いに異なる複数の移動速度を含むことを意味する。
請求項の発明では、切替操作部(16)を切り替えることにより、開閉範囲(E)中の移動主範囲(EM)で、開閉部材(1)の開閉時間や開閉部材(1)の移動に伴う騒音などの諸条件に応じて、開閉部材(1)を多様な運転状態で開閉させることができる。通常運転より開閉速度を小さくした減速運転で開閉部材(1)を開閉させることができるので、早朝や深夜の住宅街などで開閉速度を遅くして騒音を抑えることができる。
請求項1の発明を前提とする請求項の発明においては、開閉部材(1)が閉位置(DP)から開位置(UP)へ移動する開動運転と、開閉部材(1)が開位置(UP)から閉位置(DP)へ移動する閉動運転とのうち、少なくとも一方で前記複数の切替運転状態に切り替えることができる。請求項の発明では、開動運転で、または閉動運転で、または開動運転及び閉動運転で、それぞれ、請求項1の発明の効果を発揮させることができる。

Claims (6)

  1. 開動向きと閉動向きとへ移動可能に支持した開閉部材と、この開閉部材を開動向きと閉動向きとへ移動させる駆動部と、この駆動部を制御する駆動制御手段とを備え、この駆動制御手段は、開閉部材の閉位置と開位置との間の開閉範囲で、互いに異なる複数の切替運転状態に切り替える切替操作部を備えたことを特徴とする開閉装置。
  2. 開動向きと閉動向きとへ移動可能に支持した開閉部材と、この開閉部材を開動向きと閉動向きとへ移動させる駆動部と、この駆動部を制御する駆動制御手段とを備え、
    この開閉部材の開閉範囲は、開閉部材の閉位置から開動向きへ所定範囲にわたる移動端範囲と、開閉部材の開位置から閉動向きへ所定範囲にわたる移動端範囲と、この両移動端範囲間の移動主範囲とを有し、
    この駆動制御手段は、この移動主範囲における開閉部材の開閉速度より、この両移動端範囲における開閉部材の開閉速度を遅くするように設定され、この移動主範囲で互いに異なる複数の切替運転状態に切り替える切替操作部を備えた
    ことを特徴とする開閉装置。
  3. 前記複数の切替運転状態は、開閉速度が互いに異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉装置。
  4. 開閉部材が閉位置から開位置へ移動する開動運転と、開閉部材が開位置から閉位置へ移動する閉動運転とのうち、少なくとも一方で前記複数の切替運転状態に切り替えることができることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つの請求項に記載の開閉装置。
  5. 前記複数の切替運転状態は、開閉部材の開閉速度を変更する切替操作を行わない通常運転より開閉速度を小さくした減速運転と、その通常運転より開閉速度を大きくした加速運転とのうち、少なくとも減速運転を含むことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つの請求項に記載の開閉装置。
  6. 前記複数の切替運転状態は、一定の移動速度と、複数段階的に変化させた移動速度と、一連に変化させた移動速度とのうち、少なくともいずれかの移動速度を含むことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一つの請求項に記載の開閉装置。
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