JP2020190066A - 紡績機用の集束装置、集束装置を備えたドラフト装置、および集束装置を作動させるための方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】集束システムを簡単に交換することができる、集束装置、および集束装置を備えたドラフト装置を提供する。【解決手段】ドラフトされたスライバを束ねるための、紡績機、特にリング精紡機用の集束装置であって、集束ユニットを備えていて、該集束ユニットは、ベース体(2)に配置された吸込み空気供給部(5)と、前記吸込み空気供給部(5)から吸込み空気が供給される吸込み開口とを有していて、該吸込み開口の上に集束エプロンが交換可能に配置されている、集束装置であって、集束ユニットは、吸込み空気供給部(5)を覆うための、カバー開口(7)を備えたカバー(6)を含んでいる。ベース体(2)は、吸込み空気供給部(5)を覆うカバー(6)を解離可能に収容するように形成され、カバー(6)を用いて、集束ユニットを作動させるための吸込み開口は可変である、ドラフト装置、および集束装置を作動させるための方法。【選択図】図1

Description

本発明は、ドラフトされたスライバを束ねるための、紡績機、特にリング精紡機用の集束装置であって、集束ユニットを備えていて、該集束ユニットは、ベース体に配置された吸込み空気供給部と、吸込み空気供給部から吸込み空気が供給される吸込み開口とを有していて、該吸込み開口の上に集束エプロンが交換可能に配置されている、集束装置に関する。
紡績機用のドラフト装置は、種々様々な構成において従来技術に基づいて公知である。ドラフト装置はスライバをドラフトもしくはドローするために働き、これによって繊維の横断面が減じられる。このときドローイング中に、均一なスライバを得るために、繊維は可能な限り均一に互いに並んで移動させられねばならず、このようにして得られた均一なスライバは、均一な糸を製造するための前提条件である。
加撚がドラフト装置の直ぐ下流において行われる紡績機には、ドラフト装置の出口ローラ対においていわゆる紡績トライアングル(Spinndreieck)が形成されるという欠点がある。この紡績トライアングルは、発生する糸よりも明らかに太い幅を有していて、かつ発生している糸に整然と結合されない縁部繊維を有している。したがってこのような縁部繊維は、紡績すべき糸の強度にほとんど貢献しない。
紡績トライアングルを回避するために、ドラフト装置の下流に集束装置を配置することが、従来技術に基づいて既に公知であり、この集束装置において、ドラフトされているがなおほとんど撚りが加えられていないスライバが、その繊維を側部においてまとめられることによって、集束される、もしくは束ねられる。加撚時における紡績トライアングルの回避によって、加撚された糸はより均一に、より引張り強く、かつより毛羽が少なくなる。
このような集束装置は、特にリング精紡機において使用される。リング精紡機では撚りは、回転するリング紡績スピンドルと紡績リングに沿って回転するリングトラベラとによって与えられる。
公知の集束装置は、通常、空気力式に作用するように構成されている。このとき、スライバが、繊維走行方向に沿って延びているパーフォレーショントラックへの吸込みによってまとめられることが既に公知であり、パーフォレーショントラックを通して、吸込み気流(Saugzug)を用いて空気が吸い込まれる。このときパーフォレーショントラックは、吸込み開口の周りを循環するように配置されている集束エプロンの搬送方向に延びている。吸込みトラックに沿って穿孔されたエプロンを備えたこのような集束システムは、例えば独国特許出願公開第4323472号明細書に基づいて公知である。集束エプロンが編目の狭い織布から形成されている択一的な構成では、吸込み開口は細いスリットとして形成されており、このスリットを介してだけ、吸込み気流がスライバに作用し、かつスライバを集束する。このような集束システムは、独国特許出願公開第19846268号明細書に開示されている。
集束装置は、吸込み空気供給部を備えたベース体を有している。ベース体は、集束エプロンによって取り囲まれるエプロンケージとして形成されていてよい。さらにエプロンケージは、このエプロンケージが供給ローラを収容することができ、かつ集束エプロンがエプロンケージおよび供給ローラを取り囲むように形成されていてよい。このときベース体の、集束エプロンによって取り囲まれた部分は、吸込み空気供給部を備えた吸込みシューとして形成されていてよい。好ましくは、ベース体は、集束装置がそれぞれ1つの紡績ユニットのために2つの集束ユニットを含んでいるように形成されている。集束エプロンは、繊維の案内に基づいて強制的に摩耗にさらされ、かつこれによって通常交換可能に配置される。
ベース体は、中空異形材として形成されていてもよく、この中空異形材は、機械長手方向に延びていて、かつ周方向において紡績ユニットの領域に吸込み空気供給部を含んでいる。中空異形材は、複数の紡績ユニットにわたって延びていてよく、つまり2つ以上の紡績ユニットにわたって、または紡績機全体にわたって延びていてよい。中空異形材は、好ましくは分割可能であり、これによって集束エプロンを必要な場合に交換することができる。
パーフォレーショントラックを備えた集束エプロンの使用、および編目の狭い織布から形成された集束エプロンの使用は、処理すべき繊維に関連して、利点および欠点を有している。したがってこのようなエプロンの使用には、公知の集束装置、特に集束装置を備えたドラフト装置を、集束システムに対して顧客側において下された選択の後では、かなりのコストを伴ってしか改造することができず、かつ一度下された決定によっては、選択されたシステムにおいて発生する欠点を、常に甘受しなくてはならないという欠点がある。
さらに集束装置を備えた公知のドラフト装置では、場合によって集束が望まれていない場合に、この要望を、集束装置の吸込みの停止によって簡単に達成することができないという欠点が存在する。それというのは、吸込みを停止すると、それまで集束領域として作用している領域における繊維の案内が、もはや行われなくなるからである。これによって場合によっては、繊維が堰き止められ、従来の集束装置の上流において糸切れが発生してしまうという事態が生じる。
上に述べた従来技術から出発して本発明の根底を成す課題は、集束システムを簡単に交換することができる、集束装置、および集束装置を備えたドラフト装置を提供することである。
この課題は、集束ユニットが、吸込み空気供給部を覆うための、カバー開口を備えたカバーを含んでいる、集束装置によって解決される。本発明によればベース体は、吸込み空気供給部を覆うカバーを解離可能に収容するように形成されており、かつ集束ユニットを作動させるための吸込み開口は、カバーを用いて可変である。
集束システムというのは、本発明の枠内ではスライバを集束するための集束ユニットの構成を意味している。このとき公知の集束システムには、一方では、開放された吸込み開口とパーフォレーショントラックを有する集束エプロンとの組合せによる集束ユニットの構成と、かつ他方では、通気性の織布から形成された集束エプロンとスリットによって狭められた吸込み開口との組合せによる集束ユニットの構成とが含まれる。
このとき本発明は、少なくともこれらの両システムの間における交換を簡単に実施できることによって傑出している。このとき本発明に係る集束装置の重要な特徴は、ベース体が吸込み空気供給部の領域においてカバーを収容するように形成されている、ベース体の構成にあり、これによってカバーを用いて、集束ユニットを作動させるための吸込み開口を変化させることができる。必要に応じて、吸込み開口を細いスリットに制限することができ、このときこの細いスリットを介してだけ、吸込み気流はスライバに作用し、かつ集束を惹起する。本発明によれば吸込み開口はカバーを用いて、吸込み開口が、パーフォレーショントラックを有する集束エプロンと共に使用されるように増大させることができ、このような集束エプロンでは、吸込み気流は集束エプロンのパーフォレーショントラックを介して制限されている。必要な場合には、ベース体にカバーを解離可能に配置できること、およびベース体に種々様々な集束エプロンを配置できることに基づいて、集束装置の集束ユニットを簡単に改造することができ、これによってこのとき集束装置は、吸込みスリットと織布から形成された集束エプロンとを介した集束を行う。
したがって本発明に係る集束装置は、使用者によって、それぞれの使用目的のために最適な形式で作動させることができ、これによって集束装置の領域においてスライバは、確実かつ最適にまとめられる。さらに本発明に係る集束装置は、集束が行われないように作動させることもできる。したがって本発明に係る集束装置または本発明に係るドラフト装置を備えた紡績機を、コンパクト糸の代わりに従来のリング糸を製造することが望まれている場合にも、紡績機、特にリング精紡機において作動させることができる。集束を回避するために、本発明に係る集束装置は、増大させられた吸込み開口を備えて、かつスクリーンエプロンまたは織布エプロンとして形成された集束エプロンを備えて作動させられる。補足的に、吸込み開口を介して生ぜしめられる吸込み気流を減じることができ、これによって集束装置の集束機能は、糸堰き止めまたは糸切れのおそれなしに停止される。
好ましくは、カバー開口は、集束エプロンと共働する吸込み開口として形成されている。
第1の択一的な形態によれば、カバー開口は、スクリーンエプロンまたは織布エプロンとして形成された集束エプロンと共働する吸込みスリットとして形成されている。吸込みスリットの方向付けは、基本的には任意に、例えば搬送方向に平行に行うことができる。また、吸込みスリットをスライバの搬送方向において先細りになるように形成することも可能であり、このようにすると、集束作用が強化される。
しかしながら本発明の特に好適な構成によれば、吸込み開口は、スライバの搬送方向に対して斜めに延びている。相応の構成が、同様に、スライバの搬送方向に平行に方向付けられた吸込みスリットとは対照的に、集束作用を高め、このときさらに斜めの延在方向によって、スライバには軽い仮撚りが加えられ、これによって搬送ベルトの摩擦作用と相俟って、縁部繊維はさらに良好にスライバの周りに巻き付けられる。
第2の択一的な形態によれば、カバー開口は、繊維搬送方向に延びているパーフォレーショントラックを備えた集束エプロンと共働する吸込み開口として形成されている。
また、吸込み空気供給部自体が、つまりカバーなしに、集束エプロンと共働する吸込み開口として形成されている態様も可能である。本発明に係る集束装置は、ただ1つのカバーを含んでいてよい。このただ1つのカバーは、好ましくは、スクリーンエプロンまたは織布エプロンとして形成された集束エプロンと共働する、吸込みスリットとして形成されたカバー開口を有している。集束システムを交換できるようにするために、吸込み空気供給部は、パーフォレーショントラックを有する集束エプロンと共働する吸込み開口として形成されていてよい。集束システムを交換するためには、単にカバーを外して、集束エプロンを交換することだけが必要である。
択一的に、集束装置は、第2のカバーを含んでいることも可能である。この構成では、第1のカバーは、好ましくは、スクリーンエプロンまたは織布エプロンとして形成された集束エプロンと共働する、吸込みスリットとして形成されたカバー開口を有しており、かつ第2のカバーは、好ましくは、パーフォレーショントラックを有している集束エプロンと共働する吸込み開口として形成されたカバー開口を有している。
ベース体におけるカバーの位置固定で解離可能な配置は、基本的には任意に行うことができる。しかしながら本発明の特に好適な構成によれば、ベース体は、吸込み空気供給部においてカバーを滑り面と面一に収容するように形成されていることが提案されている。
本発明のこの構成によれば、吸込み空気供給部は収容領域を有していて、この収容領域は、カバーを収容するために、吸込み空気供給部に配置されたカバーの上面が、ベース体の、カバーを取り囲む領域に面一となるように形成されている。本発明のこの構成は、集束装置の特に故障のない確実な作動を保証し、特に、カバーの上面およびベース体の滑り面に接触している集束エプロンの、ベース体の周りにおける摩擦のない循環移動を保証する。
集束装置の機能にとって重要なことは、カバーの使用時に、ベース体においてカバーが位置確実に配置されていることである。このような配置は、基本的には任意に行うことができるが、このとき本発明の特に好適な構成によれば、カバーは、ベース体に係止可能であることが提案されている。係止可能性は、カバーの確実な配置を、ひいては集束装置の故障のない作動を保証する。係止の構成は、例えばばね作用を有する係止要素、クランプ要素、または磁石式の要素によって得ることができ、これらの要素は、作動時において確実ではあるが解離可能な、カバーの配置を保証する。
本発明はさらに、紡績機、特にリング精紡機用のドラフト装置に関する。本発明に係るドラフト装置は、上に記載された構成のうちの1つまたは複数の構成を備えた集束装置を有していることを特徴とする。集束装置は、自体公知の形式で、ドラフト装置の出口ローラ対の下流に配置されている。
本発明はさらに、ベース体に配置された吸込み空気供給部と、吸込み空気供給部から吸込み空気が供給される、つまり負圧によって吸引される吸込み開口とを有していて、該吸込み開口の上に集束エプロンが交換可能に配置されている、集束ユニットを備えた、ドラフトされたスライバを束ねるための、紡績機、特にリング精紡機用の、上に記載された構成のうちの1つまたは複数の構成を備えた集束装置を作動させるための方法に関する。本発明によれば、吸込み空気供給部を覆うための、カバー開口を備えたカバーを使用することで、集束ユニットを作動させるための吸込み開口を変更させる。そのためにベース体は、吸込み空気供給部を覆うカバーを解離可能に収容するように形成されている。
吸込み開口を変更させるために、カバーを取り付けるかまたは取り外すことができる。すなわち集束装置は、必要な吸込み開口に応じて、カバーを備えてまたはカバーなしに作動させられる。吸込み開口を変更させるために、カバーは、他のカバー開口を備えた第2のカバーと交換することも可能である。
適合する集束エプロンの取付けと相俟って吸込み開口を本発明のように変更させることによって、集束システムを容易に変更させることができる。
次に図面を参照しながら本発明の1実施例について説明する。
集束装置のベース体を、ベース体から分離されたカバーと共に示す斜視図である。 図1に示されたベース体を、カバーが挿入された状態で示す斜視図である。 図1に示されたベース体を示す斜視図である。 図1のベース体を、カバーなしで示す平面図である。 図1のベース体を、カバーと共に示す平面図である。 穿孔された集束エプロンを備えた集束装置を示す平面図である。 ベース体に挿入されたカバーと織布から形成された集束エプロンとを備えた、集束装置を示す平面図である。 ベース体に挿入されたカバーと織布から形成された集束エプロンとを有しない、集束装置を示す平面図である。
図5〜図7には、集束装置1が種々様々な作動状態において、集束エプロンと吸込み開口とから成るそれぞれ異なった組合せで示されている。集束装置1の中心的の構造要素は、図1〜図4bに示されたベース体2である。このベース体2は、図示の実施例ではエプロンケージとして形成されていて、かつ互いに間隔をおいて並んで配置された2つの吸込みシュー4を有しており、両吸込みシュー4はそれぞれ吸込み空気供給部5を備えている。吸込みシュー4にカバー6を解離可能に配置するために、吸込み空気供給部5は、カバー6の形状に適合する切欠き13を有しており、この切欠き13は、フランジ15とフランジ15を取り囲む縁部14とによって画定されている。このとき切欠き13は、カバー6が吸込みシュー4に取り付けられた図2に示された位置において、カバー6の上面21が吸込みシュー4の、カバー6を取り囲む滑り面20と面一に延びるように寸法設定されている。吸込みシュー4に配置されたカバー6によって、吸込み空気は単にカバー6のカバー開口7を介してだけ案内されるようになる。カバー開口7は、本実施例では吸込みスリットとして形成されており、このとき吸込みスリットは、カバー6が吸込みシュー4に取り付けられた位置において、スライバ23の走行方向に対して斜めに延びている。
吸込み空気供給部5に吸込み空気を供給するために、ベース体2は、吸込み空気供給部5に接続された吸込み管接続部16を有しており、これらの吸込み管接続部16は、ここでは図示されていない吸込み空気源(負圧源)への接続のために用いられる。
ここでは図示されていないドラフト装置にベース体2を配置するために、もしくは集束エプロンの運搬を容易にするために、ベース体2は半円形の収容開口19を有しており、この収容開口19は、供給ローラ12におけるベース体2の同軸的な配置を可能にする。供給ローラ12は、ドラフト装置の、図示されていない機械長さに沿って延在するボトムローラによって駆動することができる。これによってベース体2がドラフト装置に取り付けられた、図5〜図7に示された位置において、供給ローラ12は、スライバの走行方向で見て、吸込みシュー4と、エプロンケージの、それぞれ1つの集束エプロン8a,8bを変向する変向ローラ17との間における領域に位置しており、これらの変向ローラ17も、吸込みシュー4および集束エプロン8a,8bと同様に集束ユニット3の構成部分である。
集束エプロン8a,8bは、エプロンケージによって案内される。集束エプロン8a,8bは、ウェブ18と変向ローラ17との間で貫通案内される。ウェブ18と変向ローラ17とは、ガイド11を形成している。集束ユニット3の変向ローラ17および吸込みシュー4からの側方への集束エプロン8a,8bの滑り出しを阻止するために、集束エプロン8a,8bは一方の側で、ベース体2におけるサイドガイドエレメント22に接触している。集束エプロン8a,8bの他方の側は、変向ローラ17の長手方向軸線に対して横方向に延びているサイドガイドエレメント24のガイド面25を介して案内される。
図5に示された、集束装置1の第1の変化形態では、非通気性の材料から形成された集束エプロン8aが、パーフォレーショントラック9を有しており、これによって吸込み空気は、パーフォレーショントラック9を形成している孔10を介してスライバ23に伝達される。このとき集束装置1の、図5に示された実施例では、吸込みシュー4にカバー6は配置されていないので、吸込み空気は、単にパーフォレーショントラック9を介してだけスライバ23に伝達される。
必要な場合にベース体2は、集束装置1の構造の簡単な変更を可能にする。そのためには集束エプロン8aをベース体2から取り外すことができる。集束装置1の第2の変化形態では、集束装置1は図6に示されているように、吸込みシュー4における切欠き13内へのカバー6の挿入後に、通気性の織布から形成された集束エプロン8bを用いて作動させることができる。このときスライバ23は、吸込みスリットとして形成されたカバー開口7を通して案内された吸込み空気を介してまとめられる。
集束が望まれていない場合には、集束装置1は、図7に示された第3の変化形態において作動させることができ、この第3の変化形態では、切欠き13内にカバー6は配置されておらず、集束エプロン8bは、通気性の織布から形成されている。このとき同時に吸込み空気が、依然としてスライバ23の繊維の案内が保証される程度に減じられると、集束装置1を集束機能なしに作動させることができる。
図面には示されていない別の変化形態としては、パーフォレーショントラック9を備えた集束エプロン8aによって集束を可能にする、比較的大きなカバー開口を備えた第2のカバーが設けられていてよい。このように構成されていると、この第2のカバーは、通気性の織布から成る集束エプロン8bと相俟って、集束機能のない作動をも可能にすることができる。
1 集束装置
2 ベース体
3 集束ユニット
4 吸込みシュー
5 吸込み空気供給部
6 カバー
7 カバー開口
8a,8b 集束エプロン
9 パーフォレーショントラック
10 孔
11 ガイド
12 供給ローラ
13 切欠き
14 内縁部
15 フランジ
16 吸込み管接続部
17 変向ローラ
18 ウェブ
19 収容開口
20 滑り面
21 上面
22 サイドガイドエレメント
23 スライバ
24 サイドガイドエレメント
25 ガイド面

Claims (12)

  1. ドラフトされたスライバ(23)を束ねるための、紡績機、特にリング精紡機用の集束装置(1)であって、集束ユニット(3)を備えていて、該集束ユニット(3)は、ベース体(2)に配置された吸込み空気供給部(5)と、前記吸込み空気供給部(5)から吸込み空気が供給される吸込み開口とを有していて、該吸込み開口の上に集束エプロン(8a,8b)が交換可能に配置されている、集束装置(1)において、
    前記集束ユニット(3)は、前記吸込み空気供給部(5)を覆うための、カバー開口(7)を備えたカバー(6)を含んでおり、
    前記ベース体(2)は、前記吸込み空気供給部(5)を覆う前記カバー(6)を解離可能に収容するように形成されており、
    前記カバー(6)を使用することで、前記集束ユニット(3)を作動させるための前記吸込み開口は可変となっている、
    ことを特徴とする、集束装置(1)。
  2. 前記カバー開口(7)は、前記集束エプロン(8a,8b)と共働する吸込み開口として形成されている、
    請求項1記載の集束装置(1)。
  3. 前記カバー開口(7)は、スクリーンエプロンまたは織布エプロンとして形成された前記集束エプロン(8b)と共働する吸込みスリットとして形成されている、
    請求項1または2記載の集束装置(1)。
  4. 前記カバー開口(7)は、繊維搬送方向に延びているパーフォレーショントラック(9)を備えた前記集束エプロン(8a)と共働する吸込み開口として形成されている、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の集束装置(1)。
  5. 前記吸込み空気供給部(5)は、前記集束エプロン(8a,8b)と共働する吸込み開口として形成されている、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の集束装置(1)。
  6. 当該集束装置(1)は、第2のカバーを含んでいる、
    請求項1から5までのいずれか1項記載の集束装置(1)。
  7. 前記ベース体(2)は、前記吸込み空気供給部(5)において前記カバー(6)を滑り面と面一に収容するように形成されている、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の集束装置(1)。
  8. 前記カバー(6)は、前記ベース体(2)に係止可能である、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の集束装置(1)。
  9. 紡績機、特にリング精紡機用のドラフト装置であって、請求項1から8までのいずれか1項記載の集束装置(1)が設けられている
    ことを特徴とする、ドラフト装置。
  10. ベース体(2)に配置された吸込み空気供給部(5)と、前記吸込み空気供給部(5)から吸込み空気が供給される吸込み開口とを有していて、該吸込み開口の上に集束エプロン(8a,8b)が交換可能に配置されている、集束ユニット(3)を備えた、ドラフトされたスライバ(23)を束ねるための、紡績機、特にリング精紡機用の、請求項1から8までのいずれか1項記載の集束装置(1)を作動させるための方法であって、
    前記吸込み空気供給部(5)を覆うための、カバー開口(7)を備えたカバー(6)を使用することで、前記集束ユニット(3)を作動させるための前記吸込み開口を変更させ、前記ベース体(2)は、前記吸込み空気供給部(5)を覆う前記カバー(6)を解離可能に収容するように形成されている、
    ことを特徴とする、方法。
  11. 前記吸込み開口を変更するために、前記カバー(6)を取り付けるかまたは取り外す、
    請求項10記載の方法。
  12. 前記吸込み開口を変更するために、前記カバー(6)を第2のカバーと交換する、
    請求項10記載の方法。
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