JP2020179467A - 産業用ロボットとそのリーチ延長方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アーム内の線条体を健全な状態に維持できるロボットを提供すること。【解決手段】所定の軸線回りに相対回転可能に支持され、軸線に沿って貫通する中空部10A,30をそれぞれ備える第1部材5および第2部材10と、第1部材および第2部材の中空部内に、軸線に沿って挿入され、第1部材に固定された円筒状部材31と、円筒状部材と第1部材および第2部材との間の筒状の隙間に、円筒状部材の外周面に沿って、第1部材と第2部材との相対回転を可能にする余長を与えて配置され、一端が第1部材に、他端が第2部材に固定された線条体34とを備え、第2部材が、第1部材に回転可能に支持された第1部分15と、線条体の他端を固定する第2部分16と、第2部分と第1部分との間に軸線方向に沿って直列に連結された円筒状の第3部分17とを備え、隙間に対向する第3部分の内周面に線条体との摩擦を低減する摩擦低減処理が施されている。【選択図】図2

Description

本開示は、産業用ロボットとそのリーチ延長方法に関するものである。
所定の軸線回りに回転可能に中空の手首要素を支持した中空のアーム内に軸線に沿って手首要素内部まで円筒状のスリーブ部材を挿入し、手首要素内のモータに接続するケーブルをスリーブ部材の外周に沿って巻き付けた産業用ロボットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この場合に、ケーブルには、ケーブルを弛ませることにより、アームに対する手首要素の軸線回りの回転に伴う経路長変化によっても、ケーブルに無理な力がかからない程度の余長が与えられている。
特開2018−192607号公報
この構造は比較的シンプルでありながら信頼性も高いが、手首要素が軸線方向に長くなり、モータの位置が手首の先端に配置されるほど、ケーブル長が長くなるため、ケーブルが自重の影響を受け易くなる。すなわち、ケーブルが自重によってスリーブ部材の下側に偏って配置され、手首要素を回転させたときのケーブルの挙動が不安定となって、外側に配置されているアームの内面に接触する可能性が高くなる。
したがって、手首要素の全長を長くしても、ケーブルを健全な状態に維持することができることが望ましい。
本開示の一態様は、所定の軸線回りに相対回転可能に支持され、前記軸線に沿って貫通する中空部をそれぞれ備える第1部材および第2部材と、前記第1部材および前記第2部材の前記中空部内に、前記軸線に沿って挿入され、前記第1部材に固定された円筒状部材と、該円筒状部材と前記第1部材および前記第2部材との間の筒状の隙間に、前記円筒状部材の外周面に沿って、前記第1部材と前記第2部材との相対回転を可能にする余長を与えて配置され、一端が前記第1部材に、他端が前記第2部材に固定された線条体とを備え、前記第2部材が、前記第1部材に回転可能に支持された第1部分と、前記線条体の前記他端を固定する第2部分と、該第2部分と前記第1部分との間に前記軸線方向に沿って直列に連結された円筒状の第3部分とを備え、前記隙間に対向する前記第3部分の内周面に前記線条体との摩擦を低減する摩擦低減処理が施されている産業用ロボットである。
本開示の一実施形態に係る産業用ロボットを示す斜視図である。 図1の産業用ロボットの第2アームおよび手首ユニットを示す部分的な縦断面図である。 図2の手首ユニットの第1手首要素を構成する第3部分を示す縦断面図である。 図1の産業用ロボットの変形例の第2アームおよび手首ユニットを示す部分的な縦断面図である。 図1の産業用ロボットの他の変形例の第2アームおよび手首ユニットを示す部分的な縦断面図である。 本開示の一実施形態に係る産業用ロボットのリーチ延長方法を説明する、リーチが最も短い状態の産業用ロボットの第2アームおよび手首ユニットを示す部分的な縦断面図である。 図6の第2アームと手首要素とを分離し、スリーブ部材を取り出した状態を示す縦断面図である。 図7の第1部分と第2部分との間に第3部分を連結し、より長いスリーブ部材を挿入する状態を説明する縦断面図である。
本開示の一実施形態に係る産業用ロボット1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る産業用ロボット1は、図1に示されるように、床面に設置されるベース2に鉛直な第1の軸線A回りに回転可能に支持された旋回胴3と、旋回胴3に水平な第2の軸線B回りに揺動可能に支持された第1アーム4とを備えている。また、産業用ロボット1は、第1アーム4の先端に第2の軸線Bに平行な第3の軸線C回りに揺動可能に支持された第2アーム(第1部材)5と、第2アーム5の先端に取り付けられた3軸構成の手首6とを備えている。
旋回胴3を駆動する第1モータ7および第1アーム4を駆動する第2モータ8は、旋回胴3に固定されている。ベース2と旋回胴3、旋回胴3と第1アーム4との間には図示しない減速機が配置されている。第1モータ7および第2モータ8の回転が減速機によって減速されて旋回胴3および第1アーム4に伝達されることにより、旋回胴3および第1アーム4が大きなトルクで回転させられる。
第1アーム4に対して第2アーム5を駆動する第3モータ9は、第2アーム5に固定されている。第3モータ9の駆動力が、第1アーム4と第2アーム5との間に配置される減速機50によって増幅された大きなトルクとなって、第1アーム4に対して第2アーム5を揺動させる。
手首6は、第2アーム5の先端に、第3の軸線Cに対してオフセットするとともに第1の軸線Aに交差する第4の軸線(第2アーム5の長手軸、軸線)D回りに回転可能に支持された第1手首要素(第2部材)10を備えている。第1手首要素10の先端側には、第4の軸線Dと交差する第5の軸線E回りに回転可能に支持された第2手首要素11が備えられている。また、第2手首要素11の先端側には、第5の軸線Eと交差する最終軸としての第6の軸線F回りに回転可能に支持された第3手首要素12が備えられている。
第1手首要素10を駆動する第4モータ13は、第2アーム5を駆動する第3モータ9と並んで第2アーム5に固定されている。
第2アーム5は、図1に示されるように、第1アーム4の先端に第3の軸線C回りに揺動可能に取り付けられる第2アームベース(第1部材)14を備えている。
第2アームベース14は、図2に示されるように、第4の軸線Dに沿って貫通する中空部を備えている。
第1手首要素10は、第2アームベース14に対して、第4の軸線D回りに回転可能に支持されている。
第1手首要素10は、第4の軸線Dに沿って直列に連結された第1部分15、第2部分16および第3部分17を備えている。第1部分15は、第2アームベース14の中空部内に、ベアリング38によって第4の軸線D回りに回転可能に取り付けられている。第2部分16は、第2手首要素11を第5の軸線E回りに回転可能に支持している。
第3部分17は、第1部分15と第2部分16との間に配置され、ボルトによって、第1部分15および第2部分16に固定されている。第3部分17の両端には、図3に示されるように、径方向内方に内鍔状に突出するフランジ18,19が設けられ、一端のフランジ18に貫通孔20、他端のフランジ19にネジ孔21が設けられている。
第1部分15に設けた貫通孔22に貫通させたボルトを第3部分17の一方のフランジ19のネジ孔21に締結し、他方のフランジ18に設けた貫通孔20に貫通させたボルトを第2部分16に設けたネジ孔23に締結することにより、第1部分15、第2部分16および第3部分17を直列に連結した中空の第1手首要素10を構成することができる。フランジ18,19を径方向内方に突出させることにより、第1手首要素10の外形を突起のない平坦な構成とすることができる。図中、符号10Aは、第1手首要素10の中空部である。
本実施形態においては、第3部分17は、円筒状に形成され、旋盤加工によって切削されることにより製造されている(摩擦低減処理)。これにより、第3部分17の内周面は、滑らかな切削面となり、摩擦係数が十分に小さく抑えられている。
第2アームベース14と、第1手首要素10の第1部分15とにより囲まれた筒状の空間はオイルシール24によって密封されることによりギヤボックス25が構成されている。第1部分15には第1手首要素10を駆動する第4モータ13に取り付けられた図示しないギヤに噛み合うリング状のギヤ26が固定されている。ギヤ26の噛み合いは、空間内に封入されたグリスにより潤滑されている。第4モータ13の回転はギヤ比によって減速され、第1部分15が大きなトルクで回転させられる。
第1手首要素10の第2部分16の内部空間には、図2に示されるように、第2手首要素11および第3手首要素12を駆動するためのモータ27,28が内蔵されている。
第2アームベース14のギヤボックス25の後方には、蓋部材29によって閉塞される中空部30が設けられている。蓋部材29には、第4の軸線Dに沿って延び、第1手首要素10の径方向内方に隙間を空けて配置される円筒状のスリーブ部材(円筒状部材)31が固定されている。スリーブ部材31は押出成形によって一体的に製造されている。
スリーブ部材31は、第1部分15の後方の蓋部材29から第1部分15の径方向内方および第3部分17の径方向内方を貫通、すなわち中空部10A,30内に第4の軸線Dに沿って挿入されて、第2部分16内部に配置されているオイルシール(第1シール部材)32によって、先端が第4の軸線D回りに回転可能に支持されている。
これにより、第2アームベース14のギヤボックス25の後方の中空部30は、第1部分15および第3部分17とスリーブ部材31との間の円筒状の隙間を経由して第2部分16の内部空間、すなわち中空部10Aに連絡している。
蓋部材29には、図1に示されるように、コネクタ33によって線条体34を貫通させる貫通孔35が設けられ、図2に示されるように、貫通孔35を貫通した線条体34が取付金具36によって固定されている。
蓋部材29に設けられた貫通孔35を通過して、第2アーム5の中空部30内に延びる線条体34は、図2に示されるように、中空部30内で2本に分岐している。分岐した各線条体34は、第1部分15とスリーブ部材31との間の円筒状の空間を貫通させられる。
各線条体34は、波型に癖づけられることにより弛ませられた状態で、スリーブ部材31の外周面に沿って配置され、第2部分16に取付金具37により固定されている。線条体34は、第2部分16内部の空間に内蔵されている第2手首要素11および第3手首要素12用の2つのモータ27,28に接続されている。
第2アームベース14の後部には、図1に2点鎖線Xで示す位置に、溶接ワイヤの送給装置のような作業ツール制御用装置を設置するスペースが設けられている。作業ツールへの溶接ワイヤ、ケーブル、配管等(図示略)はスリーブ部材31内部の空間を通って、第4の軸線D近傍を手首6の先端まで導かれる。
このように構成された本実施形態に係る産業用ロボット1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る産業用ロボット1によれば、第2アーム5に対して第1手首要素10を所定の軸線D回りに回転させると、第1手首要素10の第2部分16に固定された線条体34の端部が第1手首要素10とともに軸線D回りに回転する。線条体34には、第2アーム5と第1手首要素10との相対回転を可能にする余長が与えられているので、余長の範囲内で第2アーム5と第1手首要素10との相対回転による経路長変化を吸収して接続状態を維持することができる。
この場合において、第1手首要素10の第1部分15と第2部分16との間に直列に連結された第3部分17の内周面が、旋盤加工によって切削されることによって滑らかな切削面となり、摩擦係数が十分に小さく抑えられている。これにより、第1部分15と第2部分16との間に第3部分17が挿入されて、第3の軸線Cから手首6の先端までのリーチが十分に長く構成され、線条体34の重量が増大しても、線条体34の摩耗を低減することができるという利点がある。
また、本実施形態に係る産業用ロボット1によれば、スリーブ部材31の先端が第1手首要素10の第2部分16の内部にオイルシール32によって相対回転可能に密封されているので、第1手首要素10とスリーブ部材31との間の隙間に塵埃等が進入することを防止することができる。
また、第2アーム5と第1手首要素10との間もオイルシール(第2シール部材)24およびオイルシール(第3シール部材)39によって相対回転可能に密封されているので、両者間の隙間に塵埃等が進入することを防止することができる。
また、スリーブ部材31を押出成形により製造しているので、スリーブ部材31の外周面を滑らかに構成することができ、可動する線条体34が接触しても摩耗を抑えて健全な状態に維持することができる。
なお、本実施形態においては、第3部分17の内周面を切削することによって滑らかに構成する摩擦低減処理を採用したが、これに代えて、第1手首要素10の材質よりも摩擦係数の小さい材質からなるコーティングを施してもよい。摩擦低減のためのコーティングとしては、例えば、4フッ化エチレンコーティングを挙げることができる。
また、本実施形態においては、単一の第3部分17を第1部分15と第2部分16との間に連結することとしたが、これに代えて、図4に示されるように、第3部分17として長さの異なるものを採用してもよいし、図5に示されるように、2以上の第3部分17を直列に連結することにしてもよい。
複数の第3部分17を連結して使用する場合には、各第3部分17の両端に、径方向内方に内鍔状に突出するフランジ18,19を設け、一端のフランジ18に貫通孔20、他端のフランジ19にネジ孔21を設けることにすればよい。これにより、一の第3部分17の貫通孔20と他の第3部分17のネジ孔21とを一致させて、貫通孔20を貫通させたボルトをネジ孔21に締結するだけで、長尺の第3部分17を構成することができる。
フランジ18,19を径方向内方に突出させることにより、第1手首要素10の外形を突起のない平坦な構成とすることができる。一方、第3部分17の内面とスリーブ部材31との間の隙間はフランジ18,19の連結部において局所的に狭くなるので、線条体34との接触による摩耗を低減するための環状の保護材を配置することが好ましい。保護材としては、例えば、4フッ化エチレン等の摩擦係数の小さい材質からなるものが好ましい。
次に、本開示の一実施形態に係る産業用ロボット1のリーチ延長方法について、以下に説明する。
本実施形態に係るリーチ延長方法は、例えば、図6に示されるように、産業用ロボット1の第1手首要素10が、第1部分15と第2部分16とを直接連結したものである状態からのリーチを延長する方法である。
このリーチ延長方法は、まず、第2手首要素11および第3手首要素12を駆動するためのモータ27,28への線条体34の接続を切り離し、線条体34を第2部分16に固定している取付金具37による固定を解除しておく。次いで、図7に示されるように、第1部分15と第2部分16とを連結しているボルトを取り外して両者を切り離し、第2アーム5の後部の蓋部材29からスリーブ部材31を取り外す。そして、蓋部材29に取付金具36によって固定されている線条体34を取り外す。
この後に、図8に示されるように、第1手首要素10の第1部分15と第2部分16との間に、軸線D方向に直列に、内周面に摩擦低減処理が施されている円筒状の第3部分17を配置してボルトの締結により連結する。そして、スリーブ部材31を第3部分17の長さ分だけ長い他のスリーブ部材31に交換し、第3部分17の長さよりも長い新たな線条体34に交換して装着する。これにより、図2に示されるように、図6の産業用ロボット1に対してリーチを延長した産業用ロボット1を簡易に構成することができる。
なお、本実施形態に係るリーチ延長方法によれば、図4に示されるように、第3部分17、スリーブ部材31および線条体34として長さの異なるものを用意することにより、簡易にリーチを変更することができる。
また、2以上の第3部分17を組み合わせる場合には、同じ長さの第3部分17を組み合わせてもよいし、図5に示されるように、異なる長さの第3部分17を組み合わせてもよい。これにより、種々のリーチを有する産業用ロボット1を簡易に構成することができる。
1 産業用ロボット
5 第2アーム(第1部材)
10 第1手首要素(第2部材)
10A,30 中空部
14 第2アームベース(第1部材)
15 第1部分
16 第2部分
17 第3部分
24 オイルシール(第2シール部材)
31 スリーブ部材(円筒状部材)
32 オイルシール(第1シール部材)
34 線条体
39 オイルシール(第3シール部材)
D 第4の軸線(軸線)

Claims (8)

  1. 所定の軸線回りに相対回転可能に支持され、前記軸線に沿って貫通する中空部をそれぞれ備える第1部材および第2部材と、
    前記第1部材および前記第2部材の前記中空部内に、前記軸線に沿って挿入され、前記第1部材に固定された円筒状部材と、
    該円筒状部材と前記第1部材および前記第2部材との間の筒状の隙間に、前記円筒状部材の外周面に沿って、前記第1部材と前記第2部材との相対回転を可能にする余長を与えて配置され、一端が前記第1部材に、他端が前記第2部材に固定された線条体とを備え、
    前記第2部材が、前記第1部材に回転可能に支持された第1部分と、前記線条体の前記他端を固定する第2部分と、該第2部分と前記第1部分との間に前記軸線方向に沿って直列に連結された円筒状の第3部分とを備え、
    前記隙間に対向する前記第3部分の内周面に前記線条体との摩擦を低減する摩擦低減処理が施されている産業用ロボット。
  2. 前記摩擦低減処理が、前記第2部材の内周面を切削加工することである請求項1に記載の産業用ロボット。
  3. 前記摩擦低減処理が、前記第2部材の材質よりも摩擦係数の小さい材質からなるコーティングを前記内周面に施すことである請求項1に記載の産業用ロボット。
  4. 前記第2部材と前記円筒状部材との間を、前記第2部材に対して前記円筒状部材を相対回転可能に密封する第1シール部材を備える請求項1から請求項3のいずれかに記載の産業用ロボット。
  5. 前記第1部材と前記第2部材との間を密封する第2シール部材を備える請求項1から請求項4のいずれかに記載の産業用ロボット。
  6. 前記第3部分が、軸方向に連結された2以上の部材を備える請求項1から請求項5のいずれかに記載の産業用ロボット。
  7. 前記円筒状部材が、押出成形品である請求項1から請求項6のいずれかに記載の産業用ロボット。
  8. 所定の軸線回りに相対回転可能に支持され、前記軸線に沿って貫通する中空部をそれぞれ備える第1部材および第2部材と、
    前記第1部材および前記第2部材の前記中空部内に、前記軸線に沿って挿入され、前記第1部材に固定された円筒状部材と、
    該円筒状部材と前記第1部材および前記第2部材との間の筒状の隙間に、前記円筒状部材の外周面に沿って、前記第1部材と前記第2部材との相対回転を可能にする余長を与えて配置され、一端が前記第1部材に、他端が前記第2部材に固定された線条体とを備え、
    前記第2部材が、前記第1部材に回転可能に支持された第1部分と、該第1部分に着脱可能に連結され、前記線条体の前記他端を固定する第2部分とを備える産業用ロボットのリーチ延長方法であって、
    前記第1部分と前記第2部分との連結を切り離し、
    前記第1部分と前記第2部分との間に、前記軸線方向に直列に、内周面に前記線条体との摩擦を低減する摩擦低減処理が施されている円筒状の第3部分を配置して連結し、
    前記円筒状部材を前記第3部分の長さ分だけ長い他の円筒状部材に交換し、
    前記線条体を、前記第3部分の長さよりも長い他の線条体に交換する産業用ロボットのリーチ延長方法。
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