JP2020172345A - ロール型離型紙剥離装置 - Google Patents
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Abstract
Description
即ち、作業者が手作業で貼付けを行う場合には、作業工程が多く、作業効率の向上が求められていた。
このような装置によれば、作業効率が向上し、自動車製造における省力化を図ることができる。
また、複数の動力源をそれぞれ駆動するための電力が必要となるため、消費エネルギーが大きいという課題があった。
尚、前記第2のロールの直径は、前記第1のロールの直径よりも大きく形成されていることが望ましい。
即ち作業者がシール部材を引き出す力のみでシール部材から離型紙を自動的に剥離し、容易にシール本体の貼付作業を行うことができる。
よって、従来よりもコストを掛けることなく作業に掛かる工程数を大幅に低減し、省エネルギーで効率的よく作業を行うことができる。
図1に示すロール型離型紙剥離装置1は、上下二段に構成されており、下段において、シール部材20が多重に巻回されたシールロール2を装着できるように構成されている。このシールロール2は、水平方向に延びる軸棒11によって回転自在に軸支されている。
尚、本実施の形態にあっては、このシールロール2を軸棒11に装着する際には、装置正面側から見て、シールロール2の下側からシール部材20の先端が引き出せるように装着する必要がある。
前記シールロール2は、例えば自動車生産工場にシール部材20のメーカーより供給された形態のもの(リフィル品)をそのまま使用することができる。
具体的な構成としては、図4に示したようにシールロール2の芯部材2aは、シール部材20が巻回される円柱体2a1と、その両端に設けられ、円柱体2a1より大径に形成された円板状のガイド板2a2とを有する。これら円柱体2a1及びガイド板2a2は、例えば段ボール紙により形成されている。
シール部材20は、前記円柱体2a1の周面に多重に巻回されているが、シール本体20aの保護のため、内側にシール本体20aが配置され、外側に離型紙20bが配置されている。
また、ガイド板2a2の直径T3は、例えば450mmに形成されており、重なるシール部材20の厚さが7cm程度にまで多重に巻回できるよう構成されている。
また、この第1のロール3の外形寸法は、シールロール2の芯部材20の形状を基準に決められている。具体的には、前記芯部材20と略同形状となるように例えば直径T4が300mm、軸方向の長さT5が190mmに形成されている。また、ガイド板3bの直径T6は450mmに形成されている。
前記円柱体4aの形状は、前記シールロール2の円柱体2a1の形状に基づき決められる。具体的には、円柱体4aの直径T7が前記円柱体2a1の直径T1(300mm)より大きく、例えば320mmとされ、軸方向の長さT8が前記円柱体2a1よりも短く、例えば130mmに形成されている。また、ガイド部材3bの直径T9は第1のロール3と同じく450mmに形成されている。
尚、剥離した離型紙20bとシールロール2との干渉を避けるには、シールロール2の直上位置に第2のロール4を配置しなければよく、その場合、第1のロール3の円柱体3aの軸方向長さT5は、少なくともシール部材2の幅以上であればよい。
しかしながら、シールロール2の直上に配置される第1のロール3の軸方向寸法は、シールロール2の軸方向寸法を越えない限り、省スペース化に影響しないため、本実施形態では、シールロール2の軸方向寸法と同寸法としている。
詳しく説明すると、シール部材20を引き出す際の第1のロール3の回転速度に対し、縮径していくシールロール2の回転速度は徐々に速くなる。これによりシールロール2からは作業者が手前に引いた距離以上の長さのシール部材20が繰り出され、シール部材20が弛んだ状態となる。
作業者はこの弛みを無くすようにシール部材20を手前に引くが、このとき第1のロール3及び第2のロール4は回転しない。また、作業者がシール部材20を手前に引く牽引力により離型紙20bは剥離されるが、第2のロール4は回転していないため、離型紙20bを巻き取れず、剥離した離型紙20bの弛みが生じる虞がある。
しかしながら、第2のロール4の円柱体4aの直径T8を第1のロール3の円柱体3aの直径T4より大きく形成することにより、円柱体4aの周方向の長さが円柱体3aの周方向の長さより長くなり、離型紙20bを弛ませることなく円柱体4aに巻き取ることができる。
このフレーム10は、下部に前記シールロール2を軸支する軸棒11を有し、上部に前記第1のロール3及び第2のロール4を軸支する軸棒12を有している。
このように離型紙回収容器18を設けることにより、剥離した離型紙20bを別途、容器に回収する手間を省くことができる。
尚、図1に示すように第2のロール4から繰り落とされる離型紙20bを確実に離型紙回収容器18に導くために例えば離型紙20bを挿通させるリング状のガイド部材19を設けてもよい。
次いで、引き出したシール部材20の先端側から離型紙20bを手で剥がし、剥がした離型紙20bを係合棒13の下側面に引っ掛けて、更に第2ロール4の後ろ下側から上側に掛け渡して手前側に引き出す。
すると、図2に示すように作業者によるシール本体20の牽引力によって、第1のロール3は図示するA方向に回転する(シールロール2は逆方向であるB方向に回転する)。これと同時に第2のロール4がA方向に回転し、第2のロール4に掛け渡された離型紙20bは、その先端側が下方に繰り出され、繰り出し方向への引張力が生じて、それによって作業者が持つシール本体20側から離型紙20bが剥離する(シール本体20aと離型紙20bとに分離する)。
更には、第2のロール4から下方に繰り出される離型紙20bは、その直下に配置された離型紙回収容器18に落ちて自動的に回収される。
これにより、作業者がシール部材20を引き出す力(牽引力)のみでシール部材20から離型紙20bを自動的に剥離し、容易にシール本体10aの貼付作業を行うことができる。
即ち、従来よりもコストを掛けることなく作業に掛かる工程数を大幅に低減し、省エネルギーで効率的よく作業を行うことができる。
例えば、シールロール2の直上位置には第1のロール3のみが配置される構成であればよく、その場合、第1のロール3の軸方向長さは少なくともシール部材20の幅以上であればよい。
また、第2のロール4の軸方向長さは、省スペース化のために第1のロール3の軸方向長さよりも短くしたが、それに限定されるものではない。
2 シールロール
2a 芯部材
2a1 円柱体
2a2 ガイド板
3 第1のロール
3a 円柱体
3b ガイド板
4 第2のロール
4a 円柱体
4b ガイド板
10 フレーム
11 軸棒(第1の軸棒)
12 軸棒(第2の軸棒)
13 係合棒(離型紙ガイド部材)
20 シール部材
20a シール本体
20b 離型紙
Claims (2)
- 長尺のシール部材を巻回したシールロールから、前記シール部材を引き出すことにより、前記シール部材のシール本体から離型紙を剥離するロール型離型紙剥離装置であって、
水平方向に延設され、前記シールロールを回転自在に軸支する第1の軸棒と、
前記第1の軸棒と平行に設けられた第2の軸棒と、
前記第2の軸棒により回転可能に軸支された第1のロールと、
前記第2の軸棒により回転可能に軸支され、前記第1のロールと同期回転する第2のロールと、を備え、
前記シールロールから引き出されたシール部材は、前記離型紙が前記第1のロールのロール面に当接する状態で該第1のロールに掛け渡され、
前記第1のロールに架け渡された側とは反対側に繰り出される前記シール部材は、前記シール本体と該シール本体から剥離された前記離型紙とに分離され、
前記剥離された離型紙は、前記第1のロールから前記シール部材が繰り出された側とは反対側から前記第2のロールに掛け渡され、
前記第1のロールから繰り出される前記シール部材を牽引することにより、前記第1のロールとともに前記第2のロールが回転し、該第2のロールの回転力により前記シール部材のシール本体から前記離型紙が剥離されることを特徴とするロール型離型紙剥離装置。 - 前記第2のロールの直径は、前記第1のロールの直径よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたロール型離型紙剥離装置。
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JP2019073668A JP7137515B2 (ja) | 2019-04-08 | 2019-04-08 | ロール型離型紙剥離装置 |
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Cited By (1)
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CN114688502A (zh) * | 2020-12-31 | 2022-07-01 | 广州市力侬照明技术有限公司 | 一种贴装灯条和剥离离型纸的自动化工具 |
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2019
- 2019-04-08 JP JP2019073668A patent/JP7137515B2/ja active Active
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CN114688502B (zh) * | 2020-12-31 | 2024-03-15 | 广州市力侬照明技术有限公司 | 一种贴装灯条和剥离离型纸的自动化工具 |
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