JPH0537819U - 自動フアイバ巻取装置 - Google Patents

自動フアイバ巻取装置

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JPH0537819U
JPH0537819U JP8607391U JP8607391U JPH0537819U JP H0537819 U JPH0537819 U JP H0537819U JP 8607391 U JP8607391 U JP 8607391U JP 8607391 U JP8607391 U JP 8607391U JP H0537819 U JPH0537819 U JP H0537819U
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JP
Japan
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fiber
winding
bobbin
rotary plate
shaft
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Pending
Application number
JP8607391U
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English (en)
Inventor
哲也 廣瀬
哲郎 中川
満男 紀本
昌博 三沢
芳大 成田
修 新井
Original Assignee
日立電線株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファイバの下口の部分の長さを長く巻取ること
を可能とする。 【構成】巻取り機構15の送り出し機構16側にダンサ
機構17、反送り出し機構16側にファイバ押さえ18
を設けると共に、巻取り機構15に、シャフト1aに取
り付けられ、かつ通し穴19aおよびファイバチャック
19bを有する回転プレート19と、この回転プレート
19を回転する回転プレート用モータ20と、シャフト
1aと平行に移動するように移動自在に設けられ、フッ
ク棒21およびカッタ22を有する直進移動機構23と
を備えた下口処理装置を設けたことを特徴とする。 【効果】フック棒でファイバの端末をボビンのファイバ
通し穴から引き出してボビンの下口巻付部に巻き付けを
行うことができるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動ファイバ巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4にはファイバの下口を処理し、ボビンに自動的に巻取る自動巻取装置の従 来例が示されている。スプライン軸1は軸受2で支持され、軸受2に対して片側 にはスプライン軸上を移動できるスプラインナット3にベアリング4を介してホ ルダ5が取り付けてあり、ホルダ5にはシリンダ6が直結されている。またスプ ラインナット3にはファイバチャックプレート7が取り付けてある。すなわちフ ァイバチャックプレート7はスプライン軸上を移動でき、かつスプライン軸1の 回転に合わせて回転できる構造になっている。ボビン8はスプライン軸1に固定 されたボビンホルダ9と押さえナット10により挾み込まれる。
【0003】 一方、軸受2に対して反対側にはスプライン軸1がカップリング11を介して モータ12の軸に直結され、スプライン軸1を駆動することができる。
【0004】 このように構成された巻取装置でシリンダ6のロッドが戻りの状態のときファ イバチャックプレート7とボビンホルダ9との間にギャップ13が生じ、このギ ャップ13間にファイバを位置決めし、シリンダ6のロッドが出ることによりフ ァイバはファイバチャックプレート7とボビンホルダ9でチャックされる。この チャックされた状態を保持してモータ12を駆動し、かつファイバの位置をボビ ン側にトラバースを行うことにより、ボビン8にファイバが巻かれていく。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術の下口の処理は自動で行うことができるが、下口部分の長さが長 く取れないため、巻取り終了後にボビン単位でファイバの特性評価を行うのが非 常に困難であった。
【0006】 また、ファイバチャック部からボビンホルダを飛び越してボビン胴部に巻き始 める際、ボビンホルダのエッジ部にひっかけ、ファイバに損傷を与えることがあ る。
【0007】 このような理由により現状では下口の処理は人手によりボビンの下口巻付部に 巻きつけ、その端末をテープ等で貼り付け固定している。または、図5に示され ているように、ファイバ14の端末を手作業で数回小さく環状に巻いた状態にし テープで貼り付け固定することにより、口出しの処理を行っている。
【0008】 本考案は以上の点に鑑みなされたものであり、ファイバの下口の部分の長さを 長く巻取ることを可能とした自動ファイバ巻取装置を提供することを目的とする ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、巻取り機構の送出し機構側にダンサ機構、巻取り機構の反送出し 機構側にファイバ押さえを設けると共に、巻取り機構に、シャフトに軸受を介し て取り付けられ、かつ通し穴およびファイバチャックを有する回転プレートと、 この回転プレートを回転するように設けられた回転プレート用モータと、シャフ トと平行に移動するように移動自在に設けられ、かつフック棒およびカッタを有 する直進移動機構とを備えた下口処理装置を設け、この下口処理装置でファイバ の下口の部分をボビンの下口巻付部に巻取るようにすることにより、達成される 。
【0010】
【作用】
上記手段を設けたので、フック棒でファイバの端末をボビンのファイバ通し穴 から引出してボビンの下口巻付部に巻付けを行うことができるようになる。
【0011】
【実施例】 次に本考案を実施例により具体的に説明する。
【0012】 〔実施例1〕 図1から図3には本考案の一実施例が示されている。なお、従来と同じ部品に は同じ符号を付したので説明を省略する。本実施例では巻取り機構15の送出し 機構16側にダンサ機構17、巻取り機構15の反送出し機構16側にファイバ 押さえ18を設けると共に、巻取り機構15に、シャフト1aに軸受2を介して 取り付けられ、かつ通し穴19aおよびファイバチャック19bを有する回転プ レート19と、この回転プレート19を回転するように設けられた回転プレート 用モータ20と、シャフト1aと平行に移動するように移動自在に設けられ、か つフック棒21およびカッタ22を有する直進移動機構23とを備えた下口処理 装置を設け、この下口処理装置でファイバ14の下口の部分をボビン8の下口巻 付部8aに巻取るようにした。このようにすることにより、フック棒21でファ イバ14の端末をボビン8のファイバ通し穴8bから引出してボビン8の下口巻 付部8aに巻き付けを行うことができるようになって、ファイバ14の下口の部 分の長さを長く巻き取ることを可能とした自動ファイバ巻取装置を得ることがで きる。
【0013】 すなわち自動ファイバ巻取装置の全体構成が示されて図1に示されているよう に、巻取り機構15と送出し機構16との間にはファイバ14に張力を発生でき るダンサ機構17が配置されており、その反対側にはファイバ14をクランプす るファイバ押さえ18が配置されている(同図(a)参照)。
【0014】 巻取り機構15は次に述べるように構成されている。シャフト1aは軸受2で 支持され、軸受2に対して片側のシャフト1aにはベアリング4を介して回転プ レート19が設けられており、この回転プレート19にはファイバを通す通し穴 19aとその穴19aの近傍にファイバをチャックするファイバチャック19b および回転プレート19に回転を伝達させるプーリ24が取り付けてある。プー リ24は回転プレート用モータ20の軸に取り付けられているプーリ25と伝動 ベルト26で連結されている。すなわち回転プレート19はシャフト1aの回転 とは無関係で単独回転することができる。また、回転プレート19に隣接してボ ビン押さえ27がシャフト1aに固定されている(図1(b)参照)。
【0015】 また、ファイバの端末をボビン8のファイバ通し穴よりひっぱり出すために、 シャフト1aと平行に移動できる直進移動機構23にフック棒21が設けてあり 、回転プレート19の通し穴19aおよびボビン8のファイバ通し穴を通過でき るように配置されている(図1(b)参照)。
【0016】 このようにすることにより、次に述べるようにファイバの下口を処理するこが できる。ボビンは図2に示されているように、下口巻付部8a、ファイバ通し穴 8b、胴部8c、鍔部8dを備えたものを使用する。
【0017】 フック棒21をボビン8のファイバ通し穴8bを通した状態で待機し、ファイ バ14の端末をファイバ押さえ18で固定する(図1および図3(a)参照)。 フック棒21を引き戻すことによりファイバ14の端末はフック棒21から外れ ないように張力を印加された状態でダンサ機構17により吸収されながら引き出 され、ダンサ機構側のファイバ14aのみを回転プレート19に設けてあるファ イバチャック19bでチャックし、ファイバ押さえ18側のファイバ14bをカ ッタ22で切断排除する(図1および図3(b)、(c)参照)。ボビン8は固 定の状態(シャフト1aは回転させず)で回転プレート19のみを回転プレート 用モータ20で回転させることにより、ファイバ14の端末はボビン8の下口巻 付部8aに沿って滑りながら巻付けられる。巻付けられたファイバ14の端末は テープ等でボビン8に貼り付け固定された後、ファイバチャック19bを開放す れば通常のボビン巻取り開始状態となる。すなわち回転プレート19は固定状態 (回転プレート用モータ20は駆動しない)でシャフト1aを回転(モータ12 を駆動)させることにより、ボビン8のみが回転し、ファイバ14はボビン8の 胴部8cに巻付けられる(図1、図2、図3(d)参照)。
【0018】 このように本実施例によればファイバの端末をボビンのファイバ通し穴よりフ ック棒で引き出し、ボビンの鍔部の外側の下口巻付部に巻付けることにより、フ ァイバ下口部に損傷を与えることなく下口長さを長く処理することができる。ま た、下口処理後、ボビンへの巻取り作業が連続動作で行うことができる。ボビン の供給、着脱、排出を自動で行う機構を追加すれば全自動の連続巻取作業も可能 となる。
【0019】 なお、本実施例では回転プレートの駆動は回転プレートに付いているプーリと モータの軸に付いているプーリとを伝動ベルトで連結して行っているが、ギヤ伝 動またはロールによる摩擦伝動でも可能である。
【0020】 また、ボビンの回転と回転プレートの回転は各々別の駆動源(モータ)を使用 しているが、一つの駆動源とクラッチを2個使用することにより、ボビンの回転 と回転プレートの回転を単独で実施することができる。
【0021】
【考案の効果】
上述のように本考案は、巻取り機構の送出し機構側にダンサ機構、巻取り機構 の反送出し機構側にファイバ押さえを設けると共に、巻取り機構に、シャフトに 軸受を介して取り付けられ、かつファイバ通し穴およびファイバチャックを有す る回転プレートと、この回転プレートを回転するように設けられた回転プレート 用モータと、シャフトと平行に移動するように移動自在に設けられ、かつフック 棒およびカッタを有する直進移動機構とを備えた下口処理装置を設け、この下口 処理装置でファイバの下口の部分をボビンの下口巻付部に巻取るようにしたので 、フック棒でファイバの端末をボビンのファイバ通し穴から引出してボビンの下 口巻付部に巻き付けを行うことができるようになって、ファイバの下口の部分の 長さを長く巻き取ることを可能とした自動ファイバ巻取装置を得ることができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動ファイバ巻取装置の一実施例を示
すもので(a)は全体構成を示す説明図、(b)は巻取
り機構部の縦断側面図である。
【図2】使用したボビンを示すもので(a)は側面図、
(b)は正面図である。
【図3】本考案の自動ファイバ巻取装置の一実施例のボ
ビンへの巻取り時の状態を示すもので(a)はフック棒
を所定の位置に待機させた状態を示す斜視図、(b)は
フック棒でファイバの端末をひっぱり出した状態を示す
斜視図、(c)はファイバをファイバチャックでチャッ
クしファイバ押さえ側のファイバを切断した状態を示す
斜視図、(d)はファイバをボビンに巻取った状態を示
す斜視図である。
【図4】従来の自動ファイバ巻取装置の巻取り機構部の
縦断側面図である。
【図5】従来の自動ファイバ巻取装置によるボビンへの
ファイバの下口処理時の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1a シャフト 2 軸受 8 ボビン 8a 下口巻付部 8b ファイバ通し穴 8c ボビン胴部 8d ボビン鍔部 12 モータ 14 ファイバ 15 巻取り機構 16 送出し機構 17 ダンサ機構 18 ファイバ押さえ 19 回転プレート 19a 通し穴 19b ファイバチャック 20 回転プレート用モータ 21 フック棒 22 カッタ 23 直進移動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 11/00 W 7373−5G (72)考案者 三沢 昌博 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)考案者 成田 芳大 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)考案者 新井 修 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送出し機構から送り出されたファイバを巻
    取る巻取り機構が、一方端側がモータに連結され、モー
    タで駆動されるシャフトと、このシャフトの他方端側に
    着脱自在に取り付けられ、かつ前記ファイバをその胴部
    に巻取るボビンとを備え、前記ボビンには前記胴部の他
    にファイバ通し穴が設けられた鍔部、前記ファイバの下
    口を巻取る下口巻取部を有している自動ファイバ巻取装
    置において、前記巻取り機構の送出し機構側にダンサ機
    構、前記巻取り機構の反送出し機構側にファイバ押さえ
    を設けると共に、前記巻取り機構に、前記シャフトに軸
    受を介して取り付けられ、かつ通し穴およびファイバチ
    ャックを有する回転プレートと、この回転プレートを回
    転するように設けられた回転プレート用モータと、前記
    シャフトと平行に移動するように移動自在に設けられ、
    かつフック棒およびカッタを有する直進移動機構とを備
    えた下口処理装置を設け、この下口処理装置で前記ファ
    イバの下口の部分を前記ボビンの下口巻付部に巻取るよ
    うにしたことを特徴とする自動ファイバ巻取装置。
JP8607391U 1991-10-22 1991-10-22 自動フアイバ巻取装置 Pending JPH0537819U (ja)

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JP8607391U JPH0537819U (ja) 1991-10-22 1991-10-22 自動フアイバ巻取装置

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JPH0537819U true JPH0537819U (ja) 1993-05-21

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ID=13876530

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JP8607391U Pending JPH0537819U (ja) 1991-10-22 1991-10-22 自動フアイバ巻取装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013186041A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Fujitsu Ltd 光ファイバ用プリロールカセット及び温度分布測定システム
CN106185470A (zh) * 2016-08-30 2016-12-07 江苏中天科技股份有限公司 一种用于松套管生产的光纤自动切断卷绕装置
JP2018517639A (ja) * 2015-04-29 2018-07-05 コンダクティクス ヴァンプフラー フランス 光ファイバをボビンの上に挿入するための装置及び方法

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