JP2777701B2 - 線材巻付方法および線材巻付装置 - Google Patents

線材巻付方法および線材巻付装置

Info

Publication number
JP2777701B2
JP2777701B2 JP7009550A JP955095A JP2777701B2 JP 2777701 B2 JP2777701 B2 JP 2777701B2 JP 7009550 A JP7009550 A JP 7009550A JP 955095 A JP955095 A JP 955095A JP 2777701 B2 JP2777701 B2 JP 2777701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
bobbin
lead wire
lead
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7009550A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08198522A (ja
Inventor
昭 加道
庄三 田中
雄三 寺下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MYAZAKI TETSUKO KK
Original Assignee
MYAZAKI TETSUKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MYAZAKI TETSUKO KK filed Critical MYAZAKI TETSUKO KK
Priority to JP7009550A priority Critical patent/JP2777701B2/ja
Publication of JPH08198522A publication Critical patent/JPH08198522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2777701B2 publication Critical patent/JP2777701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撚合機に供給する線材
をボビンに巻き付けるための線材巻付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】筒型あるいは籠型撚合機は複数のボビン
から線材を供給して撚り合わすもので、例えば図12に
示すように筒型撚合機Yでは、線材Wが巻き付けられた
ボビン1を並設して、各ボビン1から線材Wを引っ張っ
て巻き戻し、張力が与えられた線材Wが目板2を通って
ダイス3により撚り合わされる。回転するボビン1に
は、線材Wに張力を与えるためにブレーキがかけられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような撚合機に
使用されるボビンには線材が巻き付けられているが、線
材長さはそれぞれ異なり、線材の始端はボビンの胴にテ
ープにより接着されたり、フランジにテープにより接着
あるいは切欠に挟み込んだりされている。
【0004】ところが、ボビンに巻き付けられていた線
材の始端がボビンから離れてしまうと、線材に張力を与
えることができなくなり、撚合機では線材の張力調整が
不能となってしまう。そのため、線材が離れた時点でダ
イスからボビンまでの間の線材を使用することができな
くなり、ダイスから遠い位置にあるボビンほど無駄にな
る線材が多く発生してしまうということになっていた。
すなわち、線材の始端を直接ボビンに固定しているため
に上記のような弊害が生じる。
【0005】そこで、本発明は、上記に鑑み、ボビンに
巻き付けられた線材を有効に使用できるようにした線材
巻付装置ならびに巻付方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、空のボビン11に線材Wとは異なるリード線Lを
巻き付けてから、該リード線Lを折り曲げてクリップ、
テープといった連結部材によりリード線Lに輪を形成す
ると共に連結部材によりリード線Lを線材Wの始端に
結して、前記ボビン11に線材Wを巻き付けるものであ
る。
【0007】そのために、クレドル10に回転自在に支
持された線材巻付用ボビン11と、該ボビン11を回転
駆動するボビン駆動手段12と、線材Wとは異なるリー
ド線Lを前記ボビン11に案内する案内手段13と、前
記リード線Lの先端をボビン11に固定して巻き付ける
リード線巻付手段14と、前記リード線Lを切断する切
断手段15と、前記リード線Lを折り曲げて連結部材に
よりリード線Lに輪を形成すると共に連結部材によりリ
ード線Lを線材Wの始端に連結する連結手段16とを設
けている。
【0008】
【作用】上記課題解決手段において、空のボビン11が
クレドル10に装着されると、案内手段13によりリー
ド線Lがボビン11の周面に導かれ、ボビン11にリー
ド線Lが固定される。そして、ボビン11を回転させる
ことによってリード線Lはボビン11に巻き付けられ
る。次に、切断手段15によりリード線Lを切断し、連
結手段16によりこのリード線Lの端部を折り曲げて線
材Wの先端に連結部材によって連結すると、リード線L
に輪が形成されて強固な連結となる。その後、ボビン1
1を回転させて線材Wを巻き付けていく。
【0009】このようにしてリード線Lが巻き付けられ
たボビン11を撚合機に使用すると、線材Wが巻き戻さ
れてボビン11から全てなくなってもリード線Lが巻き
戻されるため、線材Wには張力がかかった状態になって
おり、線材Wの端末まで使用することができる。
【0010】
【実施例】本実施例の線材巻付装置は、図2〜4の如
く、クレドル10に回転自在に支持された線材巻付用ボ
ビン11と、該ボビン11を回転駆動するボビン駆動手
段12と、ポリプロピレン製テープからなるリード線L
を前記ボビン11に案内する案内手段13と、前記リー
ド線Lの先端をボビン11に固定して巻き付けるリード
線巻付手段14と、前記リード線Lを切断する切断手段
15と、巻き付けられたリード線Lを金属線材Wの始端
に連結する連結手段16とを備えており、二度撚り式撚
線機に設けられている。
【0011】撚線機は、図2に示すように、撚線機本体
21に回動自在に支持された矩形状のクレドル10と、
クレドル10の外周部に左右一対の回転軸22,23を
中心として回転自在に配された回転体24とを備えてお
り、前記ボビン11がクレドル10の内側に支持軸2
5,26を介して回転自在に支持されている。
【0012】そして、回転軸22,23は、それぞれ軸
受27を介して撚線機本体21に支持されており、回転
軸22,23には、線材Wが通る線材通過用中心孔2
9,30が貫通されている。一方の回転軸22の一端に
は駆動プーリ31が取付けられており、駆動プーリ31
はベルト32を介して駆動モータ33のモータプーリ3
4に連結されている。
【0013】前記回転体24は対向した一対の弓形のガ
イド35を有し、回転体24が回転軸22,23に嵌合
され、左右にそれぞれガイドローラ36,37が回転自
在に取付けられている。他方のガイドローラ37は、他
方の回転軸23の中心孔30を通ってきた線材Wに一度
目の撚りをかけてガイド35の内周面に導き、一方のガ
イドローラ36は、ガイド35に沿ってきた線材Wに二
度目の撚りをかけてクレドル10内に導くようになって
いる。
【0014】前記クレドル10は、その左右両側が回転
軸22,23に軸受38を介して支持されており、前後
両側に回転軸22,23と直交する方向に一対の支持軸
25,26が装着されている。各支持軸25,26の先
端には、ボビン11の中心孔に係合される凸状の係合体
が取付けられている。前側の支持軸26は、エアーの供
給によりクレドル10に対して軸方向に移動自在とされ
ており、支持軸26に内装されたばねにより内方向に付
勢され、ボビン11の回転によって従動回転する。後側
の支持軸25は、その一端がクレドル10より外部に突
出しており、ボビン駆動プーリ39が取付けられてい
る。なお、支持軸26にエアーが供給されて支持軸26
が後退することによって、ボビン11がクレドル10か
ら着脱可能となる。
【0015】前記ボビン駆動手段12は、前記駆動モー
タ33の駆動力を支持軸25に伝達するもので、駆動モ
ータ33と、駆動プーリ31と、回転軸22にタイミン
グプーリ、ギアを介して連結されたパウダークラッチ4
0と、クラッチ軸に取付けられたクラッチプーリ41
と、前記ボビン駆動プーリ39と、各プーリ間に掛巻き
されたベルトとからなり、駆動モータ33の駆動力が回
転軸22からパウダークラッチ40、クラッチプーリ4
1、ベルト、ボビン駆動プーリ39を介して支持軸25
に伝達される。そして、回転体24とボビン11とは同
じ駆動系であり、ボビン11を一定の回転速度で回転す
ると、線材Wの巻取径が大になるにしたがってその周速
が速くなるため、駆動系にパウダークラッチ40が介在
され、ボビン11と後述する案内ローラ42間の線材張
力に応じてボビン11の回転速度が制御されている。
【0016】そして、前記クレドル10の内側には、二
度撚りされた線材Wを一旦巻き取る一対の引取車43
と、引取車43に巻取られた線材Wをボビン11に案内
する案内ローラ42とが設けられている。引取車43
は、ボビン駆動手段12のギアに連結され、一定速度で
回転駆動される。そして、案内ローラ42は、ラバー
ス機構によりボビン11の軸方向に往復動される。
【0017】前記トラバース機構は、クレドル10間に
支持軸25,26と平行に差渡され螺刻されたトラバー
ス軸44の回転により、案内ローラ42を支持する支持
台45をボビン11の軸方向に沿って往復移動させるも
のである。
【0018】また、撚線機本体21の上部には、線材W
の端末処理を行うための端末処理装置(図示せず)が設
けられ、満巻されたボビン11の線材端末処理を行つ
て、空のボビン11と交換するボビン自動交換装置も備
えている。
【0019】前記案内手段13は、図3に示すように、
リード線Lを保持するリード線部50と、リード線Lを
ボビン11の周面に導くアーム部51とからなる。リー
ド線部50は、載置台52にロール状のリード線Lを保
持する保持体53とリード線Lを導き出すローラ54と
が一体に配設されたもので、ローラ54はリード線Lを
挟みつける構造となっており、リード線Lの有無を検出
する検出センサ55を備えている。そして、載置台52
は取付板56に固定され、取付板56はボビン11の軸
方向と平行に配されたスライドレール57に移動自在に
係合されたリニアスライダ58に垂設されており、リー
ド線部50はリニアスライダ58によりボビン11の軸
方向に移動される。
【0020】また、取付板56には、図5の如く、ロー
ラ54から導き出されたリード線Lを把持するクランプ
59と、リード線Lを切断するニッパ60とが取り付け
られており、これらによって前記切断手段15が構成さ
れる。そして、クランプ59はソレノイドのオンオフに
より開閉される。
【0021】アーム部51は、図6に示すように、リー
ド線Lを把持するチャック70と、チャック70が取り
付けられた旋回可能なアーム71とを有し、アーム71
は支持体72に上下動自在に支持され、支持体72はボ
ビン11の軸方向と平行に配されたレール体73に摺動
自在に取り付けられ、レール体73はフレーム74に回
転自在に支持された軸75に取り付けられている。そし
て、アーム71の上下動はモータ76により行われ、支
持体72の移動はシリンダ77により行われ、アーム7
1の旋回はモータ78、ギヤ79を介して行われ、ロー
ラ54とクランプ59との間においてリード線Lを把持
する位置とボビン11の周面の近傍の位置との間を旋回
される。
【0022】前記リード線巻付手段14は、ボビン11
の周面に案内されたリード線Lをボビン11に固定する
接着部81を備え、前記ボビン駆動手段12を利用して
ボビン11を回転させてリード線Lを巻き付けるもので
ある。接着部81は、所定の長さに切断された接着テー
プTを吸着する吸着器82と、吸着器82をボビン11
の周面のリード線L上の位置に対して昇降させるモータ
83と、吸着器82を90度旋回させるロータリアクチ
ュエータ84とからなる。吸着器82には、接着テープ
Tが吸着される真空取出口85を上下動させるシリンダ
86と、吸着器82がリード線固定位置の上方まできた
ときボビン11に接触してオンするリミットスイッチ8
7とが設けられており、リールより供給された接着テー
プTを真空圧により吸着して切断後、吸着器82が下降
して接着テープTをリード線固定位置上方まで持って行
き、シリンダ86によって真空取出口85を下降させる
ことにより、接着テープTがボビン11に接着される。
また、この接着部81は、リード線Lだけでなく線材W
もボビン11の周面上あるいはフランジ11aに対して
固定するために用いられる。
【0023】前記連結手段16は、図7,8の如く、リ
ード線Lと線材Wをクリップ90により連結するクリッ
パー部91と、連結するときリード線Lが線材Wから外
れないようにリード線Lを折り曲げる折曲機構とからな
る。クリッパー部91は取付板92に固定され、取付板
92はボビン11の軸方向と平行に配されたスライドレ
ール93に移動自在に係合されたリニアスライダ94に
垂設されており、クリッパー部91はリニアスライダ9
4によりボビン11の軸方向に移動される。そして、ク
リッパー部91は、市販のクリッパーが使用されてお
り、玉ガイドレール95に保持されたコの字状のクリッ
プ90を1個ずつ供給して、ホッチキスの玉のように曲
げるもので、96はクリップ90を受ける受け台、97
は線材Wがずれないようにするクリップガイドである。
【0024】折曲機構は、リード線Lを線材Wと接触す
る位置まで導くリード線押さえ体100と、リード線L
を折り返す折り返しレバー101とを備えている。リー
ド線押さえ体100は、線材Wに対して直交する方向に
配された押さえ棒102と、押さえ棒102を上下動さ
せるシリンダ103とからなり、押さえ棒102が上端
位置から下端位置に下降するときリード線Lをその下面
で押さえながら導いてくる。折り返しレバー101は、
図9の如く、リード線Lを食い込ませて移動させるブラ
シ体104と、ブラシ体104を線材Wの方向に移動さ
せるシリンダ105とからなり、ブラシ体104がリー
ド線押さえ体100に近い位置から離れた位置にボビン
方向に前進することによりリード線Lが折り返される。
【0025】また、図3中、107は線材Wを切断する
ニッパ、108は線チャック、109は接胴検出用のリ
ミットスイッチである。そして、それぞれのモータ、シ
リンダはマイクロコンピュータ等のシーケンサによりあ
らかじめ決められた順序に従ってリミットスイッチ、近
接スイッチ等の検出信号に基づいて駆動制御されるよう
になっている。
【0026】上記構成において、空のボビン11がクレ
ドル10に装着されると、アーム71が旋回してローラ
54とクランプ59との間に向けて伸長していく。この
とき、リード線Lはクランプ59によって真っすぐな状
態で把持されており、チャック70がリード線Lのとこ
ろまでくると、チャック70が閉じてリード線Lを把持
するとともにクランプ59が開いてリード線Lを離す。
そして、リード線Lの端末を掴んだアーム71が旋回さ
れ、ボビン11の周面の近傍まで移動する。
【0027】このとき、接着テープTを吸着した吸着器
82が下降してきて、リード線固定位置の上方で停止す
る。それから、シリンダ86によって真空取出口85が
下降されると、リード線Lが接着テープTによりボビン
11に固定される。固定後、アーム部51は定位置まで
上昇して待機状態となる。そして、駆動モータ33が駆
動されることによりボビン11が回転して、リード線L
が引っ張り出されリード線Lがボビン11に巻き付けら
れていく。設定された巻付量になると駆動モータ33が
停止し、所定量だけ巻き付けられたことになる。
【0028】このとき、図10の如く、リード線Lは線
チャック108に把持された線材Wとクロスした状態に
なっており、クリッパー部91がこのクロス部分に向け
て前進してくる。そして、リード線押さえ体100を下
降させると、リード線Lが引っかけられて線材Wと接触
され、押さえ棒102によって押さえ込んで、リード線
Lをニッパで切断する。このとき、リード線Lは折り返
しレバー101のブラシ体104に食い込んで、ばらけ
ないようになっている。
【0029】次に、ブラシ体104をボビン方向に前進
させて、押さえ棒102にリード線Lが巻かれるように
リード線Lを折り曲げてから、クリップガイド97を軸
97a周りに回転させて閉じる。なお、折り返しレバー
101はクリップガイド97の回転の邪魔にならない位
置にある。クリップガイド97を閉じた後、クリッパー
部91が作動して折り曲げられたリード線Lが線材Wの
先端にクリップ90によって嵌着され、リード線Lに輪
ができた状態でリード線Lと線材Wとが連結される。そ
して、クリップガイド97を開き、折り返しレバー10
1を後退させてから、クリッパー部91を後退させる
と、リード線Lの輪の中にあったリード線押さえ体10
0の押さえ棒102が抜け出す。その後、線チャック1
08が開いて線材Wを解放し、取付板56が移動して、
リード線部50およびニッパ60がボビン11から遠ざ
かる。
【0030】このように、リード線Lの端部が折り曲げ
られ、折り曲げられたリード線Lが線材Wの先端にクリ
ップ90によって嵌着され、リード線Lと線材Wが連結
される。しかも、リード線Lを折り曲げることにより、
連結したときにリード線Lに輪が形成されるので、線材
Wとリード線Lが連結部分で滑っても輪がだんご状にな
り、ほどけることがなくなり、強固な連結を行うことが
できる。
【0031】リード線Lと線材Wとの連結終了後、撚線
機は通常の運転が行われ、二度撚りされた線材Wがボビ
ン11に巻き付けられていく。ボビン11に線材Wが満
巻されると、接着テープTを吸着した吸着器82が下降
してきて、接着テープTによって線材Wをボビン11に
固定し、線チャック108で線材Wを把持してからニッ
パ107により線材Wが切断される。そして、満巻きさ
れたボビン11が取り出され、空のボビン11がクレド
ル10に装着されて、再び上記のようにリード線Lが巻
き付けられていく。
【0032】このようにしてリード線Lが巻き付けられ
たボビン11を撚合機Yに使用すると、線材Wが巻き戻
されてボビン11から全てなくなってもリード線Lが巻
き戻されるため、図11の如く、線材Wは張力がかかっ
た状態を維持でき、線材Wとリード線Lの連結部分が目
板の近くにくるまで線材Wを有効的に使用することがで
きる。
【0033】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、リ
ード線と線材を連結する手段として、クリップの代わり
にテープを用いてもよい。また、リード線の材質もポリ
プロピレンに限らず、糸、軟線等でもよく、そのボビン
への固定する手段も、ボビンのフランジに接着テープで
固定したり、フランジに引っかけたり、フランジに取り
付けられたホイールに巻き付けたりしてからボビンの周
面に導いてボビンに巻き付けてもよく、下口線としても
利用できる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、クレドルに回転自在に支持された線材巻付用ボ
ビンと、ボビンを回転駆動するボビン駆動手段と、線材
とは異なるリード線をボビンに案内する案内手段と、リ
ード線の先端をボビンに固定して巻き付けるリード線巻
付手段と、リード線を切断する切断手段と、リード線を
折り曲げて連結部材によりリード線に輪を形成すると共
に連結部材によりリード線を線材の始端に連結する連結
手段とを設けることにより、空のボビンに線材とは異な
るリード線を巻き付けてから、リード線と線材の始端と
を連結してボビンに線材を巻き付けることができるの
で、ボビンから線材がなくなっても、なおも線材に張力
を与えることができ、線材を端末まで有効的に使用する
ことができる。したがって、撚合機等のように多数のボ
ビンから線材を巻き戻して使用する機械にリード線が巻
き付けられたボビンを用いるときに、上記の効果が大い
に発揮される。
【0035】また、線材とリード線とを連結するとき、
リード線の端部を折り曲げて連結部材により線材に連結
しているので、リード線に輪が形成され、リード線が滑
ってもこの輪がだんご状になり、ほどけることがなく、
強固な連結を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線材巻付手順を模式的に示す図
【図2】二度撚式撚線機の横断面図
【図3】線材巻付装置の側面図
【図4】線材巻付装置の正面図
【図5】リード線部および切断手段を示す図
【図6】アーム部を示す図
【図7】クリッパー部および折曲機構の正面図
【図8】クリッパー部および折曲機構の側面図
【図9】クリッパー部および折曲機構の平面図
【図10】リード線と線材を連結する過程を模式的に示
す図
【図11】ボビンからリード線が巻き戻されたときの状
態を示す図
【図12】従来の撚合機を示す図
【符号の説明】
10 クレドル 11 ボビン 33 駆動モータ 50 リード線部 51 アーム部 59 クランプ 60 ニッパ 81 接着部 90 クリップ 91 クリッパー部 L リード線 T 接着テープ W 線材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 65/00 B65H 67/00 - 67/056 B65H 69/00 - 69/08 B65H 75/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空のボビンに線材とは異なるリード線を
    巻き付けてから、該リード線を折り曲げて連結部材によ
    りリード線に輪を形成すると共に連結部材によりリード
    線を線材の始端に連結して、前記ボビンに線材を巻き付
    けることを特徴とする線材巻付方法。
  2. 【請求項2】 クレドルに回転自在に支持された線材巻
    付用ボビンと、該ボビンを回転駆動するボビン駆動手段
    と、線材とは異なるリード線を前記ボビンに案内する案
    内手段と、前記リード線の先端をボビンに固定して巻き
    付けるリード線巻付手段と、前記リード線を切断する切
    断手段と、前記リード線の端部を折り曲げて連結部材に
    よりリード線に輪を形成すると共に連結部材によりリー
    ド線を線材の始端に連結する連結手段とを備えたことを
    特徴とする線材巻付装置。
JP7009550A 1995-01-25 1995-01-25 線材巻付方法および線材巻付装置 Expired - Fee Related JP2777701B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7009550A JP2777701B2 (ja) 1995-01-25 1995-01-25 線材巻付方法および線材巻付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7009550A JP2777701B2 (ja) 1995-01-25 1995-01-25 線材巻付方法および線材巻付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08198522A JPH08198522A (ja) 1996-08-06
JP2777701B2 true JP2777701B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=11723395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7009550A Expired - Fee Related JP2777701B2 (ja) 1995-01-25 1995-01-25 線材巻付方法および線材巻付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2777701B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5511782A (en) * 1979-01-12 1980-01-26 Okuma Mach Works Ltd Nc hobbing machine
JPH0465536A (ja) * 1990-06-29 1992-03-02 Ishikawa Seisakusho Ltd 精紡機の種糸巻付け方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5511782A (en) * 1979-01-12 1980-01-26 Okuma Mach Works Ltd Nc hobbing machine
JPH0465536A (ja) * 1990-06-29 1992-03-02 Ishikawa Seisakusho Ltd 精紡機の種糸巻付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08198522A (ja) 1996-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
HU176583B (en) Method and apparatus for spooling fibre-shaped products first wire
JP2777701B2 (ja) 線材巻付方法および線材巻付装置
JP2009286608A (ja) 自動ワインダ
JPH0326421A (ja) ワイヤカット放電加工機
JPS638215B2 (ja)
JP2637169B2 (ja) 予備系を形成するための方法及び装置
JP4524660B2 (ja) ワイヤ自動巻き取り装置
JP2754351B2 (ja) 下口線処理方法および下口線処理装置
JP2525582B2 (ja) 結束方法およびその装置
JP2536798B2 (ja) コイル用自動テ―ピング方法並びにその装置
CN219792037U (zh) 绕线盘处理装置
CN218274090U (zh) 魔术贴绕线卷贴机
CN216849646U (zh) 包胶装置和绕线包胶机
JP2915272B2 (ja) コイル用テーピングユニット
CN216750004U (zh) 贴胶机构、贴胶装置及卷绕设备
JPH05123151A (ja) ウエブリールのウエブ引出し装置
CN216749589U (zh) 绕线包胶机
JP2510952B2 (ja) 線材巻取機の下口線処理装置
JPH0513256A (ja) テーピング機付き巻線装置
JP2002025846A (ja) テーピング方法およびその装置
JP2641016B2 (ja) ボビン自動交換方法および装置
JP2898816B2 (ja) 線条体巻取機の自動端末固定装置及び方法
JP2000177928A (ja) 集合線の端末処理装置および端末処理方法
CN114300260A (zh) 绕线包胶机
JPS61248512A (ja) 巻線機のワイヤ供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130508

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees