JP2000177928A - 集合線の端末処理装置および端末処理方法 - Google Patents

集合線の端末処理装置および端末処理方法

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JP2000177928A
JP2000177928A JP10354852A JP35485298A JP2000177928A JP 2000177928 A JP2000177928 A JP 2000177928A JP 10354852 A JP10354852 A JP 10354852A JP 35485298 A JP35485298 A JP 35485298A JP 2000177928 A JP2000177928 A JP 2000177928A
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JP
Japan
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wire
cutting
fastening
stranded wire
terminal processing
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JP10354852A
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English (en)
Inventor
Shozo Tanaka
庄三 田中
Yuzo Terashita
雄三 寺下
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MIYAZAKI IRON WORKS Ltd
Original Assignee
MIYAZAKI IRON WORKS Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撚線の切断後でも各線材がほどけることな
く、撚線の端末処理を容易に行うことのできる端末処理
装置を提供する。 【解決手段】 締着装置21により撚線Wにクリップ4
1を締着し、その締着位置から所定距離隔てた位置に別
のクリップ42を締着する。そして、切断装置22によ
り両クリップ41,42の間で撚線Wを切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撚線等の集合線の
端末を処理するための端末処理装置および端末処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、撚線機では、複数の線材を撚
り合わすことにより集合線である撚線を製造している。
撚線がボビンに巻き取られ満巻になると、切断されて再
び空のボビンに巻き取られる。撚線を切断するとき、撚
線を構成している線材が切断部分からほどけてしまうこ
とがある。そのため、切断する前に、予め撚線の切断部
分の近傍にテープあるいは軟線等を巻き付けておき、切
断後に線材がほどけるのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切断後
の撚線の反発を抑えるためにテープを巻き付ける場合
は、テープを何重にも巻き付ける必要がある。また、軟
線等のひも類を巻き付ける場合は、巻付け後、軟線の端
あるいはひもの端を固く結びつけておく必要がある。そ
のため、従来では、撚線の端末処理作業に手間と時間を
要していた。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、集合線の切
断後でもその端末がほどけることなく、集合線の端末の
処理を容易に行うことのできる端末処理装置の提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、集合線を締着材により締め付ける締着手段と、集
合線を切断する切断手段と、複数の締着材を集合線の異
なる位置に締着して、隣り合う締着材の間に切断手段を
位置させるように締着手段および切断手段の作動を制御
する制御手段とを備えたものである。
【0006】上記構成によれば、集合線は複数の締着材
によって堅固に締着されて、各締着材の間において切断
される。切断された撚線の端末は締着材により締め付け
られ、各線材が切断部分からほどけることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の一実
施形態に係る端末処理装置が適用される撚線機の構成図
である。この撚線機は、2度撚りバンチャーであり、フ
レーム1と、フレーム1に回転自在に支持された左右一
対の駆動軸2および従動軸3と、両軸2,3を結んで一
体とする回転体4と、回転体4の内側で両軸2,3に回
転自在に支持された矩形枠状のクレドル5と、クレドル
5の内側に回転自在に支持されたボビン6と、ボビン6
を駆動するボビン駆動装置7とを備えている。
【0008】駆動軸2および従動軸3には、線材の通る
線材通過用中心孔8,9がそれぞれ形成されている。駆
動軸2の一端には、プーリ10およびモータ11を含む
駆動装置12が設けられている。
【0009】回転体4は、対向する一対のガイド13を
備え、ガイド13の両端が駆動軸2および従動軸3に嵌
合固定された保持部14に装着されている。保持部14
には、それぞれガイドローラ15,16が回転自在に取
付けられている。従動軸側のガイドローラ15は、従動
軸3の中心孔9を通ってきた線材に一度目の撚りをかけ
てガイド13の内周面に導く第一撚りローラとされ、駆
動軸側のガイドローラ16は、ガイド13に沿ってきた
線材に二度目の撚りをかけてクレドル5内に導く第二撚
りローラとされる。
【0010】クレドル5は、その左右両側が駆動軸2お
よび従動軸3に支持されており、クレドル5には、両軸
2,3と直交する方向に一対の支持軸17が装着されて
いる。前側の支持軸17は軸方向にモータ等によって移
動可能とされ、支持軸17の移動によりボビン6を着脱
できる。
【0011】ボビン駆動装置7は、駆動軸2の駆動力を
ボビン6に伝達するものであり、モータ11の駆動力
が、駆動軸2からパウダークラッチ18、プーリおよび
ベルトを介して後側の支持軸17に伝達され、ボビン6
が回転される。
【0012】また、クレドル5の内側には、線材をボビ
ン6に案内する案内ローラ19が設けられている。トラ
バース機構20により案内ローラ19がボビン6の軸方
向に往復動することにより、ボビン6に線材が規則正し
く巻き取られる。
【0013】また、クレドル5の上方には、図3に示す
ように、集合線としての撚線Wの端末を処理するための
端末処理装置が設けられている。端末処理装置は、撚線
Wの切断後に端末がほどけるのを防止するために、撚線
Wに締着材としてのクリップを締着する締着装置21
と、撚線Wを切断する切断装置22と、両装置21,2
2を所定位置まで移動させる移動装置と、締着装置21
および切断装置22の作動を制御する、マイクロコンピ
ュータあるいはシーケンサからなる制御装置(図示せ
ず)とから構成されている。
【0014】図4,5に示すように、ボビン6の軸方向
と平行に配されたスライドレール23にリニアスライダ
24が移動自在に係合され、これに締着装置21が垂設
されている。締着装置21は、コ字状のクリップを撚線
Wに締着するためのクリッパー25と、クリップを供給
するための玉ガイドレール26と、クリップの締着時に
撚線Wを保持するためのクリップガイド27と、クリッ
プを受ける受け台28とからなり、リニアスライダ24
に取付板29を介して装着されて軸方向に移動される。
【0015】クリッパー25は、市販のものが使用さ
れ、上下面が開放された中空構造の支持部31と、支持
部31内を上下移動可能とされた押付部32とからな
り、クリップを締着する際、押付部32が下降する。
【0016】クリップガイド27は、受け台28に連接
された支持板33に軸27a回りに回転自在に支持さ
れ、クリップガイド27が閉じたとき、受け台28上の
撚線Wは押し付けられる。
【0017】図3に戻り、締着装置21のボビン6側に
切断装置22が設けられ、切断装置22は、上下移動可
能とされた本体部35と、本体部35の先端に設けられ
撚線Wを把持するための線チャック36と、撚線Wを切
断するためのカッター37と、撚線有無検出用のリミッ
トスイッチ38とからなる。
【0018】なお、撚線機には、満巻されたボビン6を
空のボビン6と交換するボビン自動交換装置(図示せ
ず)が備えられている。
【0019】以上の構成により、撚線Wがボビン6に巻
き取られ、ボビン6が満巻になると、リニアスライダ2
4に沿って締着装置21が撚線Wに接触する所定位置ま
で移動し、受け台28の溝に撚線Wが係止される。次
に、クリップガイド27が軸27a回りに回転して閉じ
ると、撚線Wは受け台28に押し付けられ、溝内にしっ
かりと固定される。
【0020】次いで、押付部32が下降してクリップを
撚線Wに向かって押し付ける。すると、クリップは、受
け台28に当接してホッチキスのように曲げられ、撚線
Wを締着する。図1に示すように、1つ目のクリップ4
1が撚線Wに締着すれば、クリップガイド27を開き、
ボビン駆動装置7によって撚線Wをボビン6に巻き取
り、最初の締着位置から所定距離(例えば数cm)ずら
す。
【0021】再び、クリップガイド27を閉じ、撚線W
を受け台28に押し付けて、2つ目のクリップ42を撚
線Wに締着する。これにより、2つのクリップ41,4
2は所定距離離れて撚線Wを締着することになる。次
に、両クリップ41,42の間に切断装置22のカッタ
ー37が位置するように、ボビン駆動装置7によって撚
線Wを巻き取ってずらす。そして、切断装置22を下降
させ、両クリップ41,42の間で撚線Wをカッター3
7により切断する。その後、締着装置21をスライドレ
ール23に沿って後退させ、切断装置22を上昇させ
る。
【0022】このように、撚線Wは切断されて2本に分
離され、一方の端末はボビン6に巻回される撚線Wの終
端となる。また、他方の端末は、空のボビン6に巻回さ
れる撚線Wの始端となる。このとき、各撚線Wの始端お
よび終端はクリップ41,42で止められ、強固に締着
されているので、各線材はほどけることがない。
【0023】以上のように、撚線Wの切断部分の両側を
締着することにより、片側のみを締着する場合に比べ、
切断された撚線Wの各端末は、ともに線材がほどけるこ
とはない。そのため、切断後、装置の運転中であっても
撚線Wがばらけず、種々のトラブルを防止することがで
きる。
【0024】また、撚線Wに対してクリップの締着、切
断を自動的に行うので、撚線Wの端末作業に手間をかけ
ることなく、また時間を費やすことなく、撚線Wの端末
処理作業を行うことができる。
【0025】他の実施形態としては、上述したクリッパ
ー25、玉ガイドレール26、クリップガイド27、お
よび受け台28を撚線Wの巻取方向に沿ってそれぞれ2
つずつ並設する。あるいは、端末処理装置を2台設けて
もよい。その他の構成は、上記実施形態と同様である。
これにより、2つのクリップを撚線Wに所定の間隔を空
けて同時に締着することができ、上記実施形態のよう
に、撚線Wをずらすことが不要になる。そのため、制御
装置の制御がより簡便になるとともに、作業時間の短縮
を図れる。また、締着装置21および切断装置22を撚
線Wの巻取方向に移動できるようにしてもよい。
【0026】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることができる。例えば、上
記実施形態では、撚線機に適用された端末処理装置を説
明したが、この端末処理装置は撚線機に限らず、ボビン
自動交換装置等の集合線の切断が必要な種々の装置に適
用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、集合
線が複数の締着材により離れた位置で締着されてから切
断されるので、集合線の切断部分から各線材がほどける
ことを防止でき、以降の集合線の取扱いが楽になる。ま
た、集合線の切断部分の両側が締着されるので、片側の
みを締着する場合に比べ、切断された集合線の各端末
は、ともに線材がほどけることはない。
【0028】また、締着および切断を自動的に行うこと
により、集合線の端末処理を容易に行うことができる。
そのため、作業コストを削減でき、作業時間の短縮を図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る端末処理装置により
撚線を締着、切断するときの様子を示す図
【図2】端末処理装置が適用された撚線機の構成図
【図3】端末処理装置の構成図
【図4】締着装置の側面図
【図5】締着装置の正面図
【符号の説明】 6 ボビン 21 締着装置 22 切断装置 41,42 クリップ W 撚線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合線を締着材により締め付ける締着手
    段と、前記集合線を切断する切断手段と、複数の締着材
    を集合線の異なる位置に締着して、隣り合う締着材の間
    に前記切断手段を位置させるように前記締着手段および
    切断手段の作動を制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする集合線の端末処理装置。
  2. 【請求項2】 集合線に締着材を締着し、その締着位置
    から所定距離隔てた位置に別の締着材を締着し、両締着
    材の間で集合線を切断することを特徴とする集合線の端
    末処理方法。
JP10354852A 1998-12-14 1998-12-14 集合線の端末処理装置および端末処理方法 Pending JP2000177928A (ja)

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