JP2002037489A - 包装用芯なしフィルムロールの製造方法とその装置及びそのフィルムロール用いた立体包装機 - Google Patents

包装用芯なしフィルムロールの製造方法とその装置及びそのフィルムロール用いた立体包装機

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JP2002037489A
JP2002037489A JP2000216927A JP2000216927A JP2002037489A JP 2002037489 A JP2002037489 A JP 2002037489A JP 2000216927 A JP2000216927 A JP 2000216927A JP 2000216927 A JP2000216927 A JP 2000216927A JP 2002037489 A JP2002037489 A JP 2002037489A
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roll
film roll
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packaging
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Kentaro Tanaka
堅太郎 田中
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PHOENIX KAGAKU KENKYUSHO KK
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】衣服包装用加工フィルムの芯なしロールを簡単
な装置で安価に製造する方法と装置及び芯なしロールの
フィルムをスムーズに引き出すことができる装置を提供
すること。 【解決手段】一端を駆動モータに接続したフィルム巻取
り用の駆動軸21と、駆動軸の略両端に挿通する一対の
支持筒23と、支持筒の外周に同じく着脱可能に挿通さ
せた一対の保持カバー30と、保持カバーと支持筒とを
駆動軸に締緩可能に取付ける少なくとも1以上の止ねじ
37と、断面半月状に形成した複数の割芯40とからな
り、支持筒と保持カバーとの間に複数の割芯の両端を着
脱可能に挟着させて形成したことを特徴とする製造装置
により包装用芯なしフィルムロールを製造し、ロールボ
ックス内に該フィルムロールを収容して、一端を立体包
装機に巻き込んで衣服を包装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂フィル
ム、特に衣服包装用のチューブフイルムをヒート加工し
た後に芯なしフィルムロールを製造する方法と装置およ
びそれを使用する立体包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂フィルム、特に衣服を包
装するためのチューブフイルムの製造は、いわゆる、イ
ンフレーション製膜法などにより製造される。インフレ
ーション製膜法は通常、溶融樹脂をチューブ上に押し出
し先端をピンチロールなどで挟んでその中に一定量の空
気を吹き込んで所定のサイズに膨張させ、該チューブの
外周面に空気を吹き付けて冷却してチューブフィルムを
形成し、該チューブフィルムを巻取芯に巻き取りフイル
ムロール5を形成している。このフイルムロールの用途
はさまざまであるが、特に、衣服の包装用の加工フイル
ムとして形成する場合、フィルムの表面にヒート加工機
でヒート加工を行う。
【0003】ヒート加工は図1に示す如く、ヒート加工
機11の一側にインフレーション製膜法により形成した
チューブフィルムロール5を位置させ、該ヒート加工機
の反対側には、衣服包装用の加工フイルムを巻き取りす
るための巻取装置15を設けてある。
【0004】ヒート加工は、チューブフイルムの表面
に、ハンガーを係止するための加熱溶着加工12と、該
フィルムを一定間隔に切り取るためのミシン目加工13
を施した後、巻取装置15の巻芯16に加工フイルム7
を巻装して形成している。
【0005】この加工フイルム7の巻取りは、モータ
(図示せず)に一端を接続した駆動軸(図示せず)に装
着した巻芯16に巻付け、該駆動軸の回転と共に巻芯を
回転させて加工フイルム7を巻取り所定のフイルムロー
ル8に形成している。
【0006】前記加工フィルムロール8は、例えば、公
知の全自動立体包装機(特公昭54−25666号また
は特公昭54−42312号)のガゼットフィルムとし
て使用されている。このガゼットフィルムは、前記全自
動立体包装機の一側に設けた支持筒に巻芯を回転可能に
挿通し、ガゼットフィルムの一端を装置内に引出し、衣
服を自動的に包装している。
【0007】一方、前記ガゼットフィルムの使用後には
巻芯のみが残るが、該巻芯は再利用することなく、ゴミ
として廃棄されている。しかし、最近の省資源化の面か
らもゴミとして廃棄することは好ましくなく、また、そ
の処分のため経済的にもコスト高となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒート
加工終了後の加工フィルム7を巻取る巻芯装置15に、
巻芯を使用しない芯なしロールを形成する場合、従来か
らある方法では巻取装置の構造が複雑で、簡単に巻き取
ることができず、コストも高く実用的なものとはいえな
い。
【0009】本発明は、衣服包装用加工フィルムの芯な
しロールを簡単な装置で安価に製造する方法と装置を提
供することを目的とする。
【0010】また、前記装置により形成された芯なしフ
ィルムロールを立体包装機に使用する場合、芯なしロー
ルを簡単に取付けでき、また、芯なしロールのフィルム
をスムーズに引き出すことができる装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された本発明は、一端を駆動モータ
に接続したフィルム巻取り用の駆動軸と、前記駆動軸の
略両端に挿通する一対の支持筒と、前記支持筒の外周に
同じく着脱可能に挿通させた一対の保持カバーと、該保
持カバーと前記支持筒とを駆動軸に締緩可能に取付ける
少なくとも1以上の止ねじと、断面半月状に形成した複
数の割芯とからなり、前記支持筒と保持カバーとの間に
複数の割芯の両端を着脱可能に挟着させて形成した包装
用芯なしフィルムロールの製造装置であることを特徴と
する。また、請求項2に記載された本発明は、前記支持
筒が、本体の周面求心方向に少なくとも1以上の前記駆
動軸に到達するねじ穴を有し、軸心方向一側にはテーパ
ー部を形成し、該テーパー部の半径方向外側には、前記
割芯の回動を防止するための係止突起を設けた前記請求
項1記載の包装用芯なしフィルムロールの製造装置であ
ることを特徴とする。さらに、請求項3に記載された本
発明は、前記保持カバーが、内部一側に前記支持筒を係
止する段部を形成し、周面軸心方向には前記支持筒のね
じ穴と合致する案内溝と、前記支持筒に到達する少なく
とも1以上のねじ穴を求心方向に設けた前記請求項1ま
たは2記載の包装用芯なしフィルムロールの製造装置で
あることを特徴とする。
【0012】したがって、少ない部品数と簡単な構造で
形成することができるので、安価で経済的な装置を形成
することができる。
【0013】そして、請求項4に記載された本発明は、
合成樹脂フィルムのヒート加工工程において、ヒート加
工機の一側に、一端を駆動モータに接続した巻取駆動軸
の略両端に支持筒と保持カバーとを挿通固着させる工程
と、前記支持筒と保持カバーとの間に設けた隙間に断面
半月状に形成した複数の割芯の両端を互いに間隔を空け
て挟着させる工程と、前記割芯の外周面にヒートシール
加工とミシン目加工などの変形加工が終了した加工フィ
ルムの一端を巻着する工程と、前記巻着が、加工フィル
ムの一端を割芯に2から3回転させて行った後、駆動軸
を回転させて定量の包装用のフィルムロールを形成する
工程と、定量の加工フィルムの巻き取りが終了した後、
割芯を挟着している前記支持筒と保持カバーとの止ねじ
をそれぞれ緩めて夫々割芯から外す工程と、支持筒と保
持カバーとの挟持を失って変形した割芯を芯部から引き
抜くと共に、駆動軸からフィルムロールを引き抜いて芯
なしロールを形成する包装用芯なしフィルムロールの製
造方法であることを特徴とする。
【0014】したがって、ヒート加工後の加工フィルム
を簡単に芯なしのフィルムロールに形成することができ
る。
【0015】さらに、請求項5に記載された本発明は、
例えば、背広、コート、ワイシャツなどの衣服を包装用
フィルムで包装する立体包装機において、該立体包装機
の一側にフィルムロールを収容するロールボックスを配
置し、該ロールボックス内にフィルムロールを収容し
て、該フィルムロールの一端を立体包装機に巻き込んで
衣服を包装する芯なしフィルムロール用いた立体包装機
であることを特徴とする。請求項6に記載された本発明
は、前記ロールボックスが、内部に、前記フイルムロー
ルを回転させるための無端ベルトと、該無端ベルトを駆
動させるモータと、該モータをON・OFFさせるスイ
ッチと、フイルムロールを挟持する複数の保持ローラと
を設けた前記請求項5記載の芯なしフィルムロール用い
た立体包装機であることを特徴とする。請求項7に記載
された本発明は、前記スイッチが可動ローラの上下動で
ON・OFFする前記請求項6記載の芯なしフィルムロ
ール用いた立体包装機であることを特徴とする。請求項
8に記載された本発明は、前記ロールボックスが、内部
に、複数の回転コマを支軸に回転可能に軸支した複数の
ローラ軸を湾曲状に連設し、前記ロールボックスの両側
中央に設けたガイド支柱に略上端に案内ローラを設けた
前記請求項5記載の芯なしフィルムロール用いた立体包
装機であることを特徴とする。請求項9に記載された本
発明は、前記ロールボックスの一側に設けた支柱の上端
に連結部を設け、該連結部の上部に案内支柱を接続し、
該ロールボックスを着脱可能に形成したことを特徴とす
る前記請求項6乃至8記載の芯なしフィルムロール用い
た立体包装機であることを特徴とする。
【0016】したがって、ロールボックス内に収容した
フィルムロールの回転が容易で、立体包装機に包装フィ
ルムを無理なくスムースに送ることができ、また、ロー
ルボックスの構造が簡単で安価に形成することができ、
立体包装機との着脱も簡便である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図3〜10に基づいて説明すると、図3は芯なし巻
取り装置の斜視図、図4は巻取り装置の一部破断した断
面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は支持筒の側
面図、図7は保持カバーの側面図、図8は割芯にフィル
ムを巻装した状態の断面図、図9は割芯から支持筒と保
持カバーを外す状態の説明図、図10は支持筒と保持カ
バーから外れた割芯の断面図である。
【0018】巻取装置20は、図3に示す如く、一端を
モータ(図示せず)に接続した駆動軸21の略両端に夫
々支持筒23を挿通し、該支持筒の外周に保持カバー3
0を嵌合し、前記駆動軸21の夫々略両側に位置した一
対の支持筒23と保持カバー30の間に割芯40の端部
を挟持させて形成してある。
【0019】支持筒23は、図6に示す如く、本体24
の周面求心方向には前記駆動軸に到達するねじ穴26を
形成し、該本体の一側面にはテーパー部27を設けてあ
る。このテーパー部27の半径方向両側には係止突起2
8を設け、該テーパー部に挟持される前記割芯40と割
芯40との間に隙間Xを設けると共に、割芯40が周方
向に回動するのを防止している。
【0020】保持カバー30は図7に示す如く、内部一
側に前記支持筒23を係止する段部31を形成し、周面
軸心方向には案内溝33と、前記支持筒23に到達する
ねじ穴35を設けてある。保持カバー30の案内溝33
は、前記支持筒23のねじ穴26と合致させ、該案内溝
33から支持筒23のねじ穴26に第1止ねじ37を螺
合し、該第1止ねじの締緩により先端を駆動軸21に圧
接させて支持筒23を固定し、保持カバー30は支持筒
23上を摺動可能に形成してある。
【0021】保持カバー30は、他のねじ穴35に螺合
した第2止ねじ38の締緩により、該保持カバーを支持
筒23と固着可能に形成してある。
【0022】前記割芯40は、筒体を二つ割りにした断
面半月状に形成し、該割芯40の両端を、前記支持筒2
3のテーパー部27と保持カバー30との空間で、係止
突部28と係止突部28の間に着脱可能に挟着させ、互
いの割芯40と割芯40との間には隙間Xを設けてあ
る。
【0023】図11、12は、立体包装機50の一側に
取付けたフィルムロールYを収容する第1ロールボック
ス60で、該ロールボックス60の底面には移動可能に
するキャスター61を設け、内部下方には、前記フイル
ムロールYを回転させるための無端ベルト62をモータ
63から伝達手段64、例えば、チェーンまたはベルト
により回転可能に取付けてある。このモータ63の駆動
は、第1ロールボックス60の一側面に設けた支柱68
の略下部に上下動可能設けた可動ロ―ラ71に連動する
リミットスイッチ72のON、OFFにより行う。可動
ロ―ラ71の上下動は、立体包装機本体51で、フィル
ムを引張ることにより可動ロ―ラ71が上昇してリミッ
トスイッチ72をONにし、フィルムを離すと可動ロ―
ラ71が自重で降下してリミットスイッチ72をOFF
にすることにより、フィルムロールYをスムーズに無端
ベルト62上で回転させることができる。
【0024】66はそれぞれ径の相違する複数の保持ロ
ーラで、ロールボックス60前後両側で、前記無端ベル
ト62の上方に取付け、回転するフイルムロールYの遊
動を規制している。
【0025】68はロールボックス60の一側に取付け
た支柱で、該支柱の略中間には案内ローラ69と、支柱
68の略下端、および略先端にそれぞれ複数の送りロー
ラ70を取付けてあり、下端に設けられた送りローラ7
0により、使用時に付加される引張り力が緩和され、前
記リミットスイッチ72とあいまって、フイルム切れ
や、フイルム詰まりを防止することができる。
【0026】75はガイド支柱で、ロールボックス60
の一側に取付けた支柱68の連結部69に樹脂キャップ
などを使用して接続され、ロールボックス60と立体包
装機50は着脱可能に形成されている。したがって、フ
ィルムロールYを収容したロールボックス60のみを移
動して、既存の芯ありフィルム用立体包装機に使用する
こともできる。
【0027】図13、14、15は、立体包装機50の
一側に取付けたフィルムロールYを収容する第2ロール
ボックス80で、該ロールボックスの底面には移動可能
にするキャスター81を設け、内部下方には、前記フイ
ルムロールを回転させるためのローラー軸82を湾曲状
に複数連設し、該ローラー軸上に位置したフイルムロー
ルYを回転可能にしてある。
【0028】前記ローラー軸82には、夫々支軸83に
複数の回転コマ84を回転可能に軸支し、各回転コマ8
4を断面略そろばん玉状に形成し、フイルムロールYと
の摩擦抵抗を少なくして、スムーズに回転させフイルム
切れや、フイルム詰まりを防止することができる。
【0029】85はロールボックス80の長手方向両端
中央に取付けたガイド支柱で、該支柱の略上端にガイド
ローラ86を取付け、フィルムの引張力に対し、フイル
ムロールYの回転の遊動を防止している。
【0030】88はロールボックス80の一側に設けた
支柱で、該支柱の略上端にはフィルムを立体包装機50
にスムーズに送るための案内ローラ93を取付けてあ
る。
【0031】以下、本発明に係る巻取装置20を使用し
て芯なしフィルムロールYを製造する方法及び立体包装
機50を使用して衣服を包装する方法について説明する
と、最初に駆動軸21の片側に一方の支持筒23をテー
パー部27を内側にして挿通する。次いで、該支持筒2
3に保持カバー30をねじ穴26と案内溝33が合致す
る状態で嵌合し、さらに第1止ねじ37を保持カバー3
0の案内溝33から支持筒23のねじ穴26螺合、締着
して双方を駆動軸21に固定する。また、第2止ねじ3
8で支持筒23と保持カバー30とを確実に固着する。
【0032】そして、二本の割芯40の一端を支持筒2
3のテーパー部27にそれぞれ挿し込んで固定しつつ、
駆動軸21の逆側から、他方の支持筒23及び保持カバ
ー30を挿通し、割芯40の他端を他方の支持筒23の
テーパー部27に挿し込んで押しこみつつ、第1止ねじ
37と第2止ねじ38により前記同様に駆動軸21に固
定する。
【0033】割芯40の一端がテーパー部23に沿って
摺動して保持カバー30の内面に当接して挟持されると
共に、係止突部28と係止突部28の間に挟着させるこ
とにより割芯40と割芯40との間に隙間Xを設けるこ
とができ、且つ、割芯40が周方向に回動するのを防止
できる。
【0034】そして、ヒート加工機11の一側に前記形
成された巻取装置20を配置し、前記割芯40の外周面
にヒートシール加工とミシン目加工などの変形加工が終
了した加工フィルム7の一端を巻着する。加工フィルム
の巻着は、該加工フィルムの一端を割芯に張り付けてか
ら割芯を2から3回転させて加工フィルムを互いに貼着
させれば良い。加工フィルムが割芯から剥がれるのを防
止させた後、駆動軸21を回転させて定量の加工フィル
ムを巻取り衣服包装用フィルムロールに形成する。
【0035】前記装置20により定量が巻装されたフィ
ルムロールYの割芯40は、巻装された加工フィルムの
収縮力により、求心方向に強い締着力で締着けられてい
るため、該割芯を支持している支持筒23と保持カバー
30は簡単に抜くことができない。そこで、図9に示す
如く、第2止ねじ38を外して保持カバー30と支持筒
23の固着を解放する一方、第1止ねじ37を緩めて支
持筒23と駆動軸21の固着を外し、さらに比較的割芯
40との摩擦抵抗が少ない保持カバー30をスライドさ
せる。その際、保持カバー30は、案内溝33内に挿通
している第1ねじ37で案内されるため、支持筒23か
ら脱落するのを防止することができる。
【0036】次いで、保持カバー30にハンマーなどで
衝撃を与えると、挟持部分を失った割芯40から支持筒
23を分離することができる。そして、支持筒23全体
を駆動軸21から外すと、図10に示す如く、割芯40
と駆動軸21が巻き取られたフィルムロールの内側に残
存するが、割芯40は互いに交叉して小径となり、ま
た、フィルムロールの圧力により押しつぶれた形状とな
る。したがって、割芯40はフィルムロールから簡単に
引き抜くことができ、加工フィルムの芯なしロールYが
形成される。
【0037】前記工程により形成された芯なしフィルム
ロールYは、図11に示す如く、立体包装機50の一側
にフィルムロールを収容する第1ロールボックス60ま
たは第2ロールボックス80を配置し、該ロールボック
ス内にフィルムロールYを回転可能に収容して、該フィ
ルムロールYの一端を上方から下方に引き降ろして、ミ
シン目から切り離すことで袋体とすることで、ハンガー
に掛けた背広やワイシャツなどの衣服を包装することが
できる。
【0038】第1ロールボックス60内に収容したフィ
ルムロールYは、衣服を包装するためのシートの送り出
し操作を、リミットスイッチ72のON、OFFで簡単
に調節することができ、シートを下方に引き降ろす場合
にはONとなることで、各案内ローラ68、送りローラ
69を介してスムーズにシートを立体包装機50に送り
込むことができる。したがって、張力が付加される場合
のフイルム切れを防止することができると共に包装作業
の労力を著しく軽減することができる。
【0039】第2ロールボックス80内では、フイルム
ロールYをローラー軸82上に載置することで、断面略
そろばん玉状に形成された回転コマ84により摩擦抵抗
が著しく軽減され、シートを下方に引き降ろす場合にも
フイルムYをスムーズに回転させることができるので、
手作業によってもフイルム切れを防止できる。
【0040】以上の如く、本発明を図示されたいくつか
の実施形態によって説明したが、それらを以って本発明
を前記実施形態のみに限定するものではなく、この発明
の精神を逸脱しない限り種々の改変を加えて、多種多様
の変更ができることはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、衣服用芯なし加工フィ
ルムを少ない部品数と簡単な構造による装置で形成でき
ることで、衣服用芯なし加工フィルムを安価に提供する
ことができる。また、使用が終了した芯の廃棄の問題が
生じないので、省資源化の環境問題にも対処することが
できる。また、本発明による立体包装機によれば、形成
された衣服用芯なし加工フィルムを無端ベルトあるい
は、ローラ軸を回転することでスムーズに送り出すこと
ができ、芯なし加工フィルムを使用した包装作業が容易
となる。そして、本発明によるロールボックスによれ
ば、芯なし加工フィルムを収納したロールボックスの移
動が簡単で、既存の立体包装機に付設することで、ハン
ガーに掛けた衣服を包装することができるので、その使
用範囲を著しく広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のフィルム巻取装置を取付けたヒート加
工装置の説明図である。
【図2】 合成樹脂フィルムの一部を破断した斜視図で
ある。
【図3】 本発明のフィルム巻取装置を示す斜視図であ
る。
【図4】 本発明のフィルム巻取装置の一部破断した断
面図である。
【図5】 図4のA−A線断面図である。
【図6】 支持筒の側面図である。
【図7】 保持カバーの側面図である。
【図8】 割芯に加工フィルムを巻装した状態の断面図
である。
【図9】 支持筒と保持カバーとに挟持された割芯を外
す状態を示す要部断面図である。
【図10】 割芯から支持筒と保持カバーとを外した状
態の要部断面図である。
【図11】 第1ロールボックスの使用状態を示す断面図
である。
【図12】 第1ロールボックスの要部拡大断面図であ
る。
【図13】 第2ロールボックスの使用状態を示す断面
図である。
【図14】 第1ロールボックスの要部拡大断面図であ
る。
【図15】 図14のB−B線断面図である。
【符号の説明】
20 巻取装置 21 駆動軸 23 支持筒 24 本体 25 軸孔 26 ねじ穴 27 支持部 28 係止突部 30 保持カバー 31 段部 33 案内溝 35 ねじ穴 37 第1ねじ 38 第2ねじ 40 割芯 50 立体包装機 60 第1ロールボックス 62 無端ベルト 63 モータ 64 伝達手段 66b 支持ローラ 68 支柱 71 可動ローラ 72 リミットスイッチ 80 第2ロールボックス 82 ローラ軸 84 回転コマ 85 ガイド支柱 88 支柱 90 連結部 92 案内支柱 93 案内ローラ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を駆動モータに接続したフィルム巻
    取り用の駆動軸と、前記駆動軸の略両端に挿通する一対
    の支持筒と、前記支持筒の外周に同じく着脱可能に挿通
    させた一対の保持カバーと、該保持カバーと前記支持筒
    とを駆動軸に締緩可能に取付ける少なくとも1以上の止
    ねじと、断面半月状に形成した複数の割芯とからなり、
    前記支持筒と保持カバーとの間に複数の割芯の両端を着
    脱可能に挟着させて形成したことを特徴とする包装用芯
    なしフィルムロールの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記支持筒が、本体の周面求心方向に少
    なくとも1以上の前記駆動軸に到達するねじ穴を有し、
    軸心方向一側にはテーパー部を形成し、該テーパー部の
    半径方向外側には、前記割芯の回動を防止するための係
    止突起を設けたことを特徴とする前記請求項1記載の包
    装用芯なしフィルムロールの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記保持カバーが、内部一側に前記支持
    筒を係止する段部を形成し、周面軸心方向には前記支持
    筒のねじ穴と合致する案内溝と、前記支持筒に到達する
    少なくとも1以上のねじ穴を求心方向に設けたことを特
    徴とする前記請求項1または2記載の包装用芯なしフィ
    ルムロールの製造装置。
  4. 【請求項4】 合成樹脂フィルムのヒート加工工程にお
    いて、ヒート加工機の一側に、一端を駆動モータに接続
    した巻取駆動軸の略両端に支持筒と保持カバーとを挿通
    固着させる工程と、前記支持筒と保持カバーとの間に設
    けた隙間に断面半月状に形成した複数の割芯の両端を互
    いに間隔を空けて挟着させる工程と、前記割芯の外周面
    にヒートシール加工とミシン目加工などの変形加工が終
    了した加工フィルムの一端を巻着する工程と、前記巻着
    が、加工フィルムの一端を割芯に2から3回転させて行
    った後、駆動軸を回転させて定量の包装用のフィルムロ
    ールを形成する工程と、定量の加工フィルムの巻き取り
    が終了した後、割芯を挟着している前記支持筒と保持カ
    バーとの止ねじをそれぞれ緩めて夫々割芯から外す工程
    と、支持筒と保持カバーとの挟持を失って変形した割芯
    を芯部から引き抜くと共に、駆動軸からフィルムロール
    を引き抜いて芯なしロールを形成することを特徴とする
    包装用芯なしフィルムロールの製造方法。
  5. 【請求項5】 例えば、背広、コート、ワイシャツなど
    の衣服を包装用フィルムで包装する立体包装機におい
    て、該立体包装機の一側にフィルムロールを収容するロ
    ールボックスを配置し、該ロールボックス内にフィルム
    ロールを収容して、該フィルムロールの一端を立体包装
    機に巻き込んで衣服を包装することを特徴とする芯なし
    フィルムロール用いた立体包装機。
  6. 【請求項6】 前記ロールボックスが、内部に、前記フ
    イルムロールを回転させるための無端ベルトと、該無端
    ベルトを駆動させるモータと、該モータをON・OFF
    させるスイッチと、フイルムロールを挟持する複数の保
    持ローラとを設けたことを特徴とする前記請求項5記載
    の芯なしフィルムロール用いた立体包装機。
  7. 【請求項7】 前記スイッチが可動ローラの上下動でO
    N・OFFすることを特徴とする前記請求項6記載の芯
    なしフィルムロール用いた立体包装機。
  8. 【請求項8】 前記ロールボックスが、内部に、複数の
    回転コマを支軸に回転可能に軸支した複数のローラ軸を
    湾曲状に連設し、前記ロールボックスの両側中央に設け
    たガイド支柱に略上端に案内ローラを設けたことを特徴
    とする前記請求項5記載の芯なしフィルムロール用いた
    立体包装機。
  9. 【請求項9】 前記ロールボックスの一側に設けた支柱
    の上端に連結部を設け、該連結部の上部に案内支柱を接
    続し、該ロールボックスを着脱可能に形成したことを特
    徴とする前記請求項6乃至8記載の芯なしフィルムロー
    ル用いた立体包装機。
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