JP2020172132A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐摩耗性能、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上できる空気入りタイヤを提供する。【解決手段】空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向に延びる周方向主溝2と、周方向主溝2によって区画された陸部であるブロック5とを備える空気入りタイヤであり、ブロック5をタイヤ幅方向に貫通するサイプ7と、サイプ7に設けられた面取部8a、8bとを備える。面取部8a、8bのタイヤ幅方向の長さWm1、Wm2の合計の長さは、サイプ7のタイヤ幅方向の長さに対して70%未満である。【選択図】図3

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
近年の空気入りタイヤにおいて、排水性を確保するためにサイプをトレッド部に設けることがある。また、サイプの壁面に切欠部を設けた切欠サイプをトレッド部に設けることがある。かかる構成を採用する従来の空気入りタイヤとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開2014−237398号公報
しかしながら、上記の従来の空気入りタイヤについては、耐摩耗性能、ドライ制動性能およびウエット制動性能について改善の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、耐摩耗性能、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のある態様による空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延びる周方向主溝と、前記周方向主溝によって区画された陸部と、前記陸部に設けられタイヤ幅方向に延在するラグ溝と、前記陸部に設けられタイヤ幅方向に延在するサイプと、前記サイプに設けられた面取部とを備え、前記ラグ溝と、前記サイプと、前記面取部とが一列に配置されており、前記面取部のタイヤ幅方向の長さは、前記サイプのタイヤ幅方向の長さに対して70%未満である。
前記面取部のタイヤ幅方向の長さは、前記サイプのタイヤ幅方向の長さに対して20%以上であることが好ましい。
前記ラグ溝のタイヤ幅方向の長さは、前記サイプの全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。
前記周方向主溝の溝深さをDとし、前記ラグ溝の深さをDrとし、前記サイプの深さをDsとし、前記面取部の深さをDmとした場合に、D>Dr≧Ds>Dmであることが好ましい。
前記陸部の踏面における前記サイプの延在方向に直交する方向の前記面取部の幅をMLとした場合に、前記面取部の深さDmに対して、ML>Dmであることが好ましい。
前記面取部は、前記サイプの溝壁面の少なくとも一方に設けられていればよい。
前記面取部は前記サイプの全長に対する一部分に設けられ、かつ、前記サイプは前記面取部が設けられていない部分を有していてもよい。
前記面取部が設けられる前記一部分は、前記ラグ溝に隣接していてもよい。
前記ラグ溝は前記陸部のタイヤ幅方向のエッジ部に設けられ、前記ラグ溝は前記周方向主溝に開口していてもよい。
前記ラグ溝は前記陸部のタイヤ幅方向のエッジ部以外の部分に設けられ、前記ラグ溝は前記陸部内において終端していてもよい。
前記サイプの一方の端部は前記ラグ溝に接続し、前記サイプの他方の端部は前記周方向主溝に接続していてもよい。
前記サイプの一方の端部は前記ラグ溝に接続し、前記サイプの他方の端部は前記陸部内において終端していてもよい。
2つの前記ラグ溝を備え、前記サイプの一方の端部が前記2つの前記ラグ溝のうちの一方に接続し、前記サイプの他方の端部が前記2つの前記ラグ溝のうちの他方に接続していてもよい。
本発明にかかる空気入りタイヤによれば、耐摩耗性能、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上できる。
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図2は、図1に記載した空気入りタイヤのトレッド面を示す平面図である。 図3は、図2に記載したブロックの第1の例を示す拡大図である。 図4は、図3中のA−A部の断面図である。 図5は、図2に記載したブロックの第2の例を示す拡大図である。 図6は、図2に記載したブロックの第3の例を示す拡大図である。 図7は、図2に記載したブロックの第4の例を示す拡大図である。 図8は、図2に記載したブロックの第5の例を示す拡大図である。 図9は、図2に記載したブロックの第6の例を示す拡大図である。 図10は、図2に記載したブロックの第7の例を示す拡大図である。 図11は、図2に記載したブロックの第8の例を示す拡大図である。 図12は、図2に記載したブロックの第9の例を示す拡大図である。 図13は、図2に記載したブロックの第10の例を示す拡大図である。 図14は、図2に記載したブロックの第11の例を示す拡大図である。 図15は、図2に記載したブロックの第12の例を示す拡大図である。 図16は、図2に記載したブロックの第13の例を示す拡大図である。 図17は、図2に記載したブロックの第14の例を示す拡大図である。 図18は、図2に記載したブロックの第15の例を示す拡大図である。 図19は、図2に記載したブロックの第16の例を示す拡大図である。 図20は、図19中のA−A部の断面図である。 図21は、図2に記載したブロックの第17の例を示す拡大図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の各実施形態の説明において、他の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。各実施形態により本発明が限定されるものではない。また、各実施形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[空気入りタイヤ]
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。図1は、タイヤ径方向の片側領域の断面図を示している。また、図1は、空気入りタイヤの一例として、乗用車用スタッドレスタイヤを示している。
図1において、タイヤ子午線方向の断面とは、タイヤ回転軸(図示省略)を含む平面でタイヤを切断したときの断面をいう。また、符号CLは、タイヤ赤道面であり、タイヤ回転軸方向にかかるタイヤの中心点を通りタイヤ回転軸に垂直な平面をいう。また、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向をいい、タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸に垂直な方向をいう。
空気入りタイヤ1は、タイヤ回転軸を中心とする環状構造を有し、一対のビードコア11、11と、一対のビードフィラー12、12と、カーカス層13と、ベルト層14と、トレッドゴム15と、一対のサイドウォールゴム16、16と、一対のリムクッションゴム17、17とを備える(図1参照)。
一対のビードコア11、11は、スチールから成る1本あるいは複数本のビードワイヤを多重に巻き廻して成る環状構造を有し、ビード部に埋設されて左右のビード部のコアを構成する。一対のビードフィラー12、12は、一対のビードコア11、11のタイヤ径方向外周にそれぞれ配置されてビード部を構成する。
カーカス層13は、1枚のカーカスプライから成る単層構造あるいは複数のカーカスプライを積層して成る多層構造を有し、左右のビードコア11、11間にトロイダル状に架け渡されてタイヤの骨格を構成する。また、カーカス層13の両端部は、ビードコア11およびビードフィラー12を包み込むようにタイヤ幅方向外側に巻き返されて係止される。また、カーカス層13のカーカスプライは、スチールあるいは有機繊維材(例えば、アラミド、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなど)から成る複数のカーカスコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成され、絶対値で80[deg]以上95[deg]以下のカーカス角度(タイヤ周方向に対するカーカスコードの長手方向の傾斜角として定義される)を有する。
ベルト層14は、一対の交差ベルト141、142と、ベルトカバー143とを積層して成り、カーカス層13の外周に掛け廻されて配置される。一対の交差ベルト141、142は、スチールあるいは有機繊維材から成る複数のベルトコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成され、絶対値で20[deg]以上55[deg]以下のベルト角度を有する。また、一対の交差ベルト141、142は、相互に異符号のベルト角度(タイヤ周方向に対するベルトコードの長手方向の傾斜角として定義される)を有し、ベルトコードの長手方向を相互に交差させて積層される(いわゆるクロスプライ構造)。ベルトカバー143は、スチールあるいは有機繊維材から成るベルトコードをコートゴムで被覆して構成され、絶対値で0[deg]以上10[deg]以下のベルト角度を有する。また、ベルトカバー143は、例えば、1本あるいは複数本のベルトコードをコートゴムで被覆して成るストリップ材であり、このストリップ材を交差ベルト141、142の外周面に対してタイヤ周方向に複数回かつ螺旋状に巻き付けて構成される。
トレッドゴム15は、カーカス層13およびベルト層14のタイヤ径方向外周に配置されてタイヤのトレッド部を構成する。一対のサイドウォールゴム16、16は、カーカス層13のタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置されて左右のサイドウォール部を構成する。一対のリムクッションゴム17、17は、左右のビードコア11、11およびカーカス層13の巻き返し部のタイヤ径方向内側にそれぞれ配置されて、ビード部のリム嵌合面を構成する。
[トレッドパターン]
図2は、図1に記載した空気入りタイヤのトレッド面を示す平面図である。図2は、典型的なブロックパターンを示している。図2において、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸周りの方向をいう。また、符号Tは、タイヤ接地端であり、寸法記号TWは、タイヤ接地幅である。
図2に示すように、空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向に延在する複数の周方向主溝2と、これらの周方向主溝2に区画された複数の陸部3と、これらの陸部3に配置された複数のラグ溝4とをトレッド面に備える。複数の陸部3のうち、タイヤ赤道面CLに近い陸部3は、センター陸部3Cである。センター陸部3Cのタイヤ幅方向外側の陸部3は、ショルダー陸部3Sである。
主溝とは、JATMAに規定されるウェアインジケータの表示義務を有する溝であり、3.0mm以上の溝幅および5.0mm以上の溝深さを有する。また、ラグ溝とは、タイヤ幅方向に延在する横溝であり、1.0mm以上の溝幅および3.0mm以上の溝深さを有し、タイヤ接地時に開口して溝として機能する。
溝幅は、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態にて、溝開口部における左右の溝壁の距離の最大値として測定される。陸部が切欠部や面取部をエッジ部に有する構成では、溝長さ方向を法線方向とする断面視にて、トレッド踏面と溝壁の延長線との交点を測定点として、溝幅が測定される。また、溝がタイヤ周方向にジグザグ状あるいは波状に延在する構成では、溝壁の振幅の中心線を測定点として、溝幅が測定される。
溝深さは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態にて、トレッド踏面から溝底までの距離の最大値として測定される。また、溝が部分的な凹凸部やサイプを溝底に有する構成では、これらを除外して溝深さが測定される。
規定リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、規定内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。また、規定荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」をいう。ただし、JATMAにおいて、乗用車用タイヤの場合には、規定内圧が空気圧180[kPa]であり、規定荷重が最大負荷能力の88[%]である。
また、タイヤ赤道面CLを境界とする1つの領域に配置された2本以上の周方向主溝(タイヤ赤道面CL上に配置された周方向主溝を含む。)のうち、タイヤ幅方向の最も外側にある周方向主溝を最外周方向主溝として定義する。最外周方向主溝は、タイヤ赤道面CLを境界とする左右の領域にてそれぞれ定義される。タイヤ赤道面CLから最外周方向主溝までの距離(図中の寸法記号省略)は、タイヤ接地幅TWの20[%]以上35[%]以下の範囲にある。
タイヤ接地幅TWは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に静止状態にて平板に対して垂直に置いて規定荷重に対応する負荷を付与したときのタイヤと平板との接触面におけるタイヤ軸方向の最大直線距離として測定される。
タイヤ接地端Tは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に静止状態にて平板に対して垂直に置いて規定荷重に対応する負荷を加えたときのタイヤと平板との接触面におけるタイヤ軸方向の最大幅位置として定義される。
また、最外周方向主溝2に区画されたタイヤ幅方向外側の陸部3をショルダー陸部として定義する。ショルダー陸部3は、タイヤ幅方向の最も外側の陸部であり、タイヤ接地端T上に位置する。
また、図2の構成では、上記のように、各陸部3が複数のラグ溝4をそれぞれ備えている。また、これらのラグ溝4が、陸部3を貫通するオープン構造を有すると共に、タイヤ周方向に所定間隔で配列されている。これにより、すべての陸部3がラグ溝4によりタイヤ周方向に分断されて、複数のブロック5から成るブロック列が形成されている。しかし、これに限らず、陸部3がタイヤ周方向に連続するリブであっても良い(図示省略)。
各ブロック5の接地幅Wbは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に静止状態にて平板に対して垂直に置いて規定荷重に対応する負荷を付与したときのブロックと平板との接触面におけるタイヤ軸方向の最大直線距離として測定される。
また、図2の構成では、周方向主溝2およびラグ溝4が格子状に配列されて、矩形状のブロック5が形成されている。しかし、ブロック5は、任意の形状を有し得る。例えば、周方向主溝2がタイヤ幅方向に振幅をもつジグザグ形状を有しても良いし、ラグ溝4が屈曲あるいは湾曲した形状を有しても良い(図示省略)。また、例えば、空気入りタイヤ1が、図2の周方向主溝2およびラグ溝4に代えて、タイヤ周方向に対して所定角度で傾斜しつつ延在する複数の傾斜主溝と、隣り合う傾斜主溝を連通させるラグ溝と、これらの傾斜主溝およびラグ溝に区画されて成る複数のブロックとを備えても良い(図示省略)。これらの構成では、ブロックが長尺かつ複雑な形状を有し得る。
また、図2には示していないが、各ブロック5は、後述するように、ラグ溝と、サイプと、そのサイプに形成された面取部とを有する。
[ブロックのサイプ、面取部およびラグ溝]
図3は、図2に記載したブロックの第1の例を示す拡大図である。図3は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。
図3に示すように、ブロック5は、複数のラグ溝6aおよび6bと、複数のサイプ7と、各サイプ7に設けられた面取部8aおよび8bとを備える。ラグ溝6aおよび6bとサイプ7と面取部8aおよび8bとは一列に配置されている。サイプ7は、トレッド踏面に形成された切り込みであり、0.4mm以上1.0mm以下の溝幅および4mm以上32mm以下の溝深さを有する。サイプ7は、タイヤ接地時に閉塞する。ラグ溝6aおよび6bは、タイヤ幅方向に延在する横溝であり、1.0mm以上の溝幅および3.0mm以上の溝深さを有し、タイヤ接地時に開口して溝として機能する。
サイプ7は、ブロック5すなわち陸部(図2参照)をタイヤ幅方向に延在している。サイプ7が配置されている部分において、サイプ7は、タイヤ幅方向の長さに対して、100%未満の長さを有する。ブロック5が矩形である場合、サイプ7は、ブロック5のタイヤ幅方向の最小長さに対して、100%の長さを有する。ブロック5が矩形である場合、サイプ7は、ブロック5のタイヤ幅方向の最大長さからラグ溝6aおよび6bの長さを差し引いた長さに対して、100%の長さを有する。サイプ7は、サイプ7が設けられている部分において、ブロック5を分断する。
図3は、一対の周方向主溝2およびラグ溝によって区画されるブロック5に、2本のサイプ7が設けられている場合を示している。サイプ7の数は2本に限定されず、より多くのサイプ7が設けられていてもよい。
図3において、本例のサイプ7には、2つの面取部8aおよび8bが設けられている。面取部8aおよび8bは、隣接する面のエッジ部を平面(例えば、C面取り)または曲面(例えば、R面取り)で接続する部分である。すなわち、サイプ7の溝壁面とブロック5の接地面とが隣接しており、それら隣接する面のエッジ部を平面または曲面で接続する部分が面取部8aおよび8bである。
ブロック5のタイヤ幅方向の端部(すなわちエッジ部)にはラグ溝6a、ラグ溝6bが設けられている。サイプ7のタイヤ幅方向の一方の端部はラグ溝6aに接続し、他方の端部はラグ溝6bに接続している。ラグ溝6aのタイヤ幅方向の一方の端部はサイプ7に接続し、他方の端部は周方向主溝2に開口している。ラグ溝6bのタイヤ幅方向の一方の端部はサイプ7に接続し、他方の端部は周方向主溝2に開口している。
図3においては、1つのサイプ7に対し、2つの面取部8a、8bが設けられている。面取部8a、8bはサイプ7の全長に対する一部分に設けられている。サイプ7の全長に対する一部分である面取部8aはラグ溝6aに隣接する。サイプ7の全長に対する一部分である面取部8bはラグ溝6bに隣接している。面取部8aのタイヤ幅方向の長さはWm1、面取部8bのタイヤ幅方向の長さはWm2である。サイプ7は面取部が設けられていない部分を有する。サイプ7の面取部が設けられていない部分のタイヤ幅方向の長さはWs1である。
サイプ7の全長Wsは、長さWm1、長さWm2、および、長さWs1を合計した長さである。面取部8aの長さWm1と面取部8bの長さWm2とを合計した長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して70%未満の長さである。長さWmが長さWsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7の全長Wsのうち、面取部8a、8bのタイヤ幅方向の長さWm1、長さWm2を除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。
面取部8aの長さWm1と面取部8bの長さWm2とを合計した長さWmは、サイプ7の全長に対して20%以上の長さである。面取部8aと面取部8bとを合計した長さWmがサイプ7の全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
ここで、ラグ溝6aのタイヤ幅方向の長さをWr1、ラグ溝6bのタイヤ幅方向の長さをWr2とする。長さWr1と長さWr2とを合計した長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6aとラグ溝6bとの合計の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8aの長さWm1、面取部8bの長さWm2は、例えば、それぞれ、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
なお、周方向主溝2の延在方向に垂直な方向の幅は、例えば5mm以上12mm以下である。面取部8の延在方向に垂直な方向の幅は、例えば1.0mm以上3.0mm以下である。ラグ溝6a、6bの延在方向に垂直な方向の幅は、例えば2.0mm以上4.0mm以下である。
図4は、図3中のA−A部の断面図である。図4において、サイプ7の深さをDs、面取部8(面取部8a、8b)の深さ(最深部の深さ)をDmとし、周方向主溝の溝深さをDとする。また、ラグ溝の深さをDrとする。このとき、深さの関係はD>Dr≧Ds>Dmである。このような深さの関係であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、以降の各例における深さの関係は、上記と同様に、D>Dr≧Ds>Dmである。
なお、周方向主溝2の深さは、例えば4mm以上8mm以下である。サイプ7の深さは、例えば3mm以上6mm以下である。面取部8の深さ(最深部の深さ)は、例えば1mm以上2mm以下である。ラグ溝の深さは、例えば、3mm以上6mm以下である。
陸部3のブロック5の踏面におけるサイプ7の延在方向に直交する方向の面取部8の幅をMLとした場合に、面取部8の深さDmに対して、深さの関係はML>Dmである。つまり、最深部Mdへ向かうほど、面取部8の幅MLが狭くなる。このような深さの関係であれば、ブロック剛性を維持して、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、以降の各例における深さの関係は、上記と同様に、ML>Dmである。
[他の実施形態]
図2に記載したブロックについては、サイプ、面取部、ラグ溝に関して様々な配置例が考えられる。図5は、図2に記載したブロックの第2の例を示す拡大図である。図5は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。本例では、1つのサイプ7に対して1つの面取部8が設けられ、2つのラグ溝6a、ラグ溝6bがブロック5に設けられている。サイプ7、面取部8、ラグ溝6a、ラグ溝6bは一列に配置されている。面取部8の端部の一方はラグ溝6aに接続し、他方はラグ溝6bに接続する。ラグ溝6a、ラグ溝6bは、ブロック5のタイヤ幅方向の端部(すなわちエッジ部)に設けられている。ラグ溝6aとラグ溝6bとは、別々の周方向主溝2に接続する。サイプ7の全長のうち、タイヤ幅方向の長さWs1の部分およびタイヤ幅方向の長さWs2の部分には面取部8が設けられていない。ここで、サイプ7の全長をWsとする。サイプ7の全長Wsは、長さWs1および長さWs2と、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmとの合計の長さである。
面取部8のタイヤ幅方向の長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが長さWsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7の全長Wsのうち、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmを除く部分は、サイプ7だけが設けられている部分である。
ここで、ラグ溝6aのタイヤ幅方向の長さをWr1、ラグ溝6bのタイヤ幅方向の長さをWr2とする。長さWr1と長さWr2とを合計した長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6aとラグ溝6bとの合計の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8aの長さWmは、例えば、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して20%以上である。長さWmがサイプ7の全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
なお、サイプ7の深さをDs、面取部8の深さ(最深部の深さ)をDmとし、周方向主溝の溝深さをDとする。また、ラグ溝の深さをDrとする。このとき、深さの関係はD>Dr≧Ds>Dmである。このような深さの関係であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図6は、図2に記載したブロックの第3の例を示す拡大図である。図6は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。本例では、1つのサイプ7に対して1つの面取部8が設けられ、2つのラグ溝6a、ラグ溝6bがブロック5に設けられている。サイプ7、面取部8、ラグ溝6a、ラグ溝6bは一列に配置されている。面取部8の端部の一方はラグ溝6aに接続し、他方はラグ溝6bに接続していない。ラグ溝6a、ラグ溝6bは、ブロック5のタイヤ幅方向の端部(すなわちエッジ部)に設けられている。ラグ溝6aとラグ溝6bとは、別々の周方向主溝2に接続する。サイプ7の全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1の部分には面取部8が設けられていない。サイプ7の全長Wsは、長さWs1と、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmとの合計の長さである。
面取部8のタイヤ幅方向の長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7の全長Wsのうち、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmを除く部分は、サイプ7だけが設けられている部分である。
ここで、ラグ溝6aのタイヤ幅方向の長さをWr1、ラグ溝6bのタイヤ幅方向の長さをWr2とする。長さWr1と長さWr2とを合計した長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6aとラグ溝6bとの合計の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8aの長さWmは、例えば、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
面取部8のタイヤ幅方向の長さWmは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWmが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図7は、図2に記載したブロックの第4の例を示す拡大図である。図7は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。本例では、1つのサイプ7に対して2つの面取部8a、8bが設けられ、2つのラグ溝6a、ラグ溝6bがブロック5に設けられている。サイプ7、面取部8a、面取部8b、ラグ溝6a、ラグ溝6bは一列に配置されている。面取部8a、8bは、ラグ溝6a、ラグ溝6bに接続していない。ラグ溝6a、ラグ溝6bは、ブロック5のタイヤ幅方向の端部(すなわちエッジ部)に設けられている。ラグ溝6aとラグ溝6bとは、別々の周方向主溝2に接続する。サイプ7の全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1の部分、タイヤ幅方向の長さWs2の部分およびタイヤ幅方向の長さWs3の部分には面取部8a、8bが設けられていない。サイプ7の全長Wsは、長さWs1、長さWs2および長さWs3と、面取部8a、8bのタイヤ幅方向の長さWm1、長さWm2との合計の長さである。
面取部8aのタイヤ幅方向の長さWm1、面取部8bのタイヤ幅方向の長さWm2を合計した長さをWmとする。長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWm1と長さWm2とを合計した長さWmが長さWsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7の全長Wsのうち、面取部8aおよび8bのタイヤ幅方向の長さWm1およびWm2を除く部分はサイプ7だけが設けられている部分である。
ここで、ラグ溝6aのタイヤ幅方向の長さをWr1、ラグ溝6bのタイヤ幅方向の長さをWr2とする。長さWr1と長さWr2とを合計した長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6aとラグ溝6bとの合計の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8aの長さWm1、面取部8bの長さWm2は、例えば、それぞれ、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
長さWm1と長さWm2とを合計した長さは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWm1と長さWm2とを合計した長さが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図8は、図2に記載したブロックの第5の例を示す拡大図である。図8は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。本例では、1つのサイプ7に対して3つの面取部8a、8b、8cが設けられ、2つのラグ溝6a、ラグ溝6bがブロック5に設けられている。サイプ7、面取部8a、面取部8b、面取部8c、ラグ溝6a、ラグ溝6bは一列に配置されている。面取部8a、8bは、別々のラグ溝6a、ラグ溝6bに接続する。面取部8cはラグ溝6a、ラグ溝6bに接続していない。ラグ溝6a、ラグ溝6bは、ブロック5のタイヤ幅方向の端部(すなわちエッジ部)に設けられている。ラグ溝6aとラグ溝6bとは、別々の周方向主溝2に接続する。サイプ7の全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1、長さWs2の部分には面取部が設けられていない。サイプ7の全長Wsは、長さWs1、長さWs2と、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmとの合計の長さである。
面取部8のタイヤ幅方向の長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmを除く部分は、サイプ7だけが設けられている部分である。
ここで、ラグ溝6aのタイヤ幅方向の長さをWr1、ラグ溝6bのタイヤ幅方向の長さをWr2とする。長さWr1と長さWr2とを合計した長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6aとラグ溝6bとの合計の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8aの長さWm1、面取部8bの長さWm2、面取部8cの長さWm3は、例えば、それぞれ、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
長さWm1、Wm2およびWm3を合計した長さは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWm1、Wm2およびWm3を合計した長さが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図9は、図2に記載したブロックの第6の例を示す拡大図である。図9は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図9において、本例のサイプ7には、2つの面取部8a、8bが設けられ、1つのラグ溝6がブロック5に設けられている。サイプ7、面取部8a、面取部8b、ラグ溝6は一列に配置されている。面取部8aは、ラグ溝6に接続している。面取部8bは、ラグ溝6に接続していない。ラグ溝6は、ブロック5のタイヤ幅方向の端部(すなわちエッジ部)に設けられている。ラグ溝6は、周方向主溝2に接続する。サイプ7の端部の一方はラグ溝6に接続している。サイプ7の端部の他方は周方向主溝2やラグ溝に接続せず、ブロック5すなわち陸部内において終端している。サイプ7の全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1の部分には面取部8a、8bが設けられていない。サイプ7の全長Wsは、長さWs1と、面取部8a、8bのタイヤ幅方向の長さWm1、Wm2との合計の長さである。
面取部8aのタイヤ幅方向の長さWm1、面取部8bのタイヤ幅方向の長さWm2を合計した長さは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWm1および長さWm2を合計した長さが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8aおよび8bのタイヤ幅方向の長さWm1およびWm2を除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。サイプ7の終端位置から、ラグ溝6が設けられていない側の主溝2までの長さWaの範囲には、サイプも設けられていない。
ここで、ラグ溝6aのタイヤ幅方向の長さをWr1、ラグ溝6bのタイヤ幅方向の長さをWr2とする。長さWr1と長さWr2とを合計した長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6aとラグ溝6bとの合計の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8aの長さWm1、面取部8bの長さWm2、面取部8cの長さWm3は、例えば、それぞれ、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
長さWm1およびWm2を合計した長さは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWm1およびWm2を合計した長さが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図10は、図2に記載したブロックの第7の例を示す拡大図である。図10は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図10において、本例のサイプ7には、1つの面取部8が設けられ、1つのラグ溝6がブロック5に設けられている。サイプ7、面取部8、ラグ溝6は一列に配置されている。面取部8は、ラグ溝6に接続していない。ラグ溝6は、ブロック5のタイヤ幅方向の端部(すなわちエッジ部)に設けられている。ラグ溝6は、周方向主溝2に接続する。サイプ7の端部の一方はラグ溝6に接続している。サイプ7の端部の他方は周方向主溝2やラグ溝に接続せず、ブロック5すなわち陸部内において終端している。サイプ7の全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1、長さWs2の部分には面取部が設けられていない。サイプ7の全長Wsは、長さWs1、長さWs2と、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmとの合計の長さである。
面取部8のタイヤ幅方向の長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmを除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。サイプ7の終端位置から、ラグ溝6が設けられていない側の主溝2までの長さWaの範囲には、サイプも設けられていない。
ここで、ラグ溝6のタイヤ幅方向の長さをWrとする。長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8は、例えば、3mm以上36mm以下、ラグ溝6の長さWrは、例えば、1mm以上20mm以下である。
長さWmは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWmが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図11は、図2に記載したブロックの第8の例を示す拡大図である。図11は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図11において、本例のサイプ7には、1つの面取部8が設けられ、1つのラグ溝6がブロック5に設けられている。サイプ7、面取部8、ラグ溝6は一列に配置されている。面取部8は、ラグ溝6に接続している。ラグ溝6は、ブロック5のタイヤ幅方向の端部(すなわちエッジ部)に設けられている。ラグ溝6は、周方向主溝2に接続する。サイプ7の端部の一方はラグ溝6に接続している。サイプ7の端部の他方は周方向主溝2やラグ溝に接続せず、ブロック5すなわち陸部内において終端している。サイプ7の全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1の部分には面取部8が設けられていない。サイプ7の全長Wsは、長さWs1と、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmとの合計の長さである。
面取部8のタイヤ幅方向の長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmを除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。サイプ7の終端位置から、ラグ溝6が設けられていない側の主溝2までの長さWaの範囲には、サイプも設けられていない。
ここで、ラグ溝6のタイヤ幅方向の長さをWrとする。長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8は、例えば、3mm以上36mm以下、ラグ溝6の長さWrは、例えば、1mm以上20mm以下である。
長さWmは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWmが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図12は、図2に記載したブロックの第9の例を示す拡大図である。図12は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図12において、本例のサイプ7には、2つの面取部8a、8bが設けられ、1つのラグ溝6がブロック5に設けられている。サイプ7、面取部8a、面取部8b、ラグ溝6は一列に配置されている。面取部8は、ラグ溝6に接続している。ラグ溝6は、ブロック5のタイヤ幅方向の端部(すなわちエッジ部)に設けられている。ラグ溝6は、周方向主溝2に接続する。サイプ7の端部の一方はラグ溝6に接続している。サイプ7の端部の他方は周方向主溝2やラグ溝に接続せず、ブロック5すなわち陸部内において終端している。サイプ7の全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1、長さWs2、長さWs3の部分には面取部8a、8bが設けられていない。サイプ7の全長Wsは、長さWs1、長さWs2、長さWs3と、面取部8a、8bのタイヤ幅方向の長さWm1、長さWm2との合計の長さである。
面取部8のタイヤ幅方向の長さWm1、長さWm2の合計の長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8のタイヤ幅方向の長さWm1、長さWm2を除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。サイプ7の終端位置から、ラグ溝6が設けられていない側の主溝2までの長さWaの範囲には、サイプも設けられていない。
ここで、ラグ溝6のタイヤ幅方向の長さをWr、ラグ溝6のタイヤ幅方向の長さをWrとする。長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8aの長さWm1、面取部8bの長さWm2、面取部8cの長さWm3は、例えば、それぞれ、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
長さWm1およびWm2を合計した長さWmは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWm1およびWm2を合計した長さが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図13は、図2に記載したブロックの第10の例を示す拡大図である。図13は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図13において、本例のサイプ7には、3つの面取部8a、8b、8cが設けられ、1つのラグ溝6がブロック5に設けられている。サイプ7、面取部8a、面取部8b、面取部8c、ラグ溝6は一列に配置されている。面取部8aは、ラグ溝6に接続している。面取部8b、8cは、ラグ溝6に接続していない。ラグ溝6は、ブロック5のタイヤ幅方向の端部(すなわちエッジ部)に設けられている。ラグ溝6は、周方向主溝2に接続する。サイプ7の端部の一方はラグ溝6に接続している。サイプ7の端部の他方は周方向主溝2やラグ溝に接続せず、ブロック5すなわち陸部内において終端している。サイプ7の全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1、長さWs2の部分には面取部が設けられていない。サイプ7の全長Wsは、長さWs1、長さWs2と、面取部8a、8b、8cのタイヤ幅方向の長さWm1、Wm2、Wm3との合計の長さである。
面取部8のタイヤ幅方向の長さWm1、長さWm2、長さWm3の合計の長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8のタイヤ幅方向の長さWm1、長さWm2、長さWm3を除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。サイプ7の終端位置から、ラグ溝6が設けられていない側の主溝2までの長さWaの範囲には、サイプも設けられていない。
ここで、ラグ溝6のタイヤ幅方向の長さをWrとする。長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8aの長さWm1、面取部8bの長さWm2、面取部8cの長さWm3は、例えば、それぞれ、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
長さWm1、Wm2およびWm3を合計した長さWmは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWm1、Wm2およびWm3を合計した長さWmが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図14は、図2に記載したブロックの第11の例を示す拡大図である。図14は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図14において、本例のブロック5は、2つのサイプ7a、サイプ7bを備える。サイプ7a、サイプ7b、面取部8a、面取部8b、ラグ溝6は一列に配置されている。サイプ7aには1つの面取部8a、サイプ7bには1つの面取部8bが設けられている。サイプ7aとサイプ7bとの間には、1つのラグ溝6が設けられている。面取部8a、8bは、互いに異なる周方向主溝2に接続している。面取部8a、8bは、ラグ溝6に接続していない。ラグ溝6は、ブロック5のタイヤ幅方向の端部以外の部分(すなわちエッジ部以外の部分)に設けられている。ラグ溝6は、周方向主溝2に接続していない。サイプ7aの端部の一方はラグ溝6に接続し、サイプ7aの端部の他方は周方向主溝2に接続している。サイプ7bの端部の一方はラグ溝6に接続し、サイプ7bの端部の他方は周方向主溝2に接続している。ラグ溝6の両端部は、周方向主溝2に接続していない。サイプ7aの長さとサイプ7bの長さとの合計である全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1、長さWs2の部分には面取部8a、8bが設けられていない。サイプ7aおよび7bの全長Wsは、長さWs1、長さWs2と、面取部8a、8bのタイヤ幅方向の長さWm1、Wm2との合計の長さである。
面取部8のタイヤ幅方向の長さWm1、長さWm2の合計の長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8のタイヤ幅方向の長さWm1、長さWm2、長さWm3を除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。
ここで、ラグ溝6のタイヤ幅方向の長さをWr、ラグ溝6のタイヤ幅方向の長さをWrとする。長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8aの長さWm1、面取部8bの長さWm2は、例えば、それぞれ、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
長さWm1およびWm2を合計した長さWmは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWm1およびWm2を合計した長さが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図15は、図2に記載したブロックの第12の例を示す拡大図である。図15は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図15において、本例のブロック5は、3つのサイプ7a、サイプ7b、サイプ7cを備える。サイプ7a、サイプ7b、サイプ7c、面取部8、ラグ溝6a、ラグ溝6bは一列に配置されている。サイプ7bには1つの面取部8が設けられている。面取部8のタイヤ幅方向の端部には、ラグ溝6a、ラグ溝6bが設けられている。ラグ溝6a、ラグ溝6bは、ブロック5のタイヤ幅方向の端部以外の部分(すなわちエッジ部以外の部分)に設けられている。ラグ溝6a、ラグ溝6bは、周方向主溝2に接続していない。面取部8は、ラグ溝6a、ラグ溝6bに接続している。サイプ7aの端部の一方はラグ溝6に接続し、サイプ7aの端部の他方は周方向主溝2に接続している。サイプ7cの端部の一方はラグ溝6に接続し、サイプ7cの端部の他方は周方向主溝2に接続している。ラグ溝6a、ラグ溝6bは、周方向主溝2に接続していない。サイプ7a、サイプ7bおよびサイプ7cの長さの合計である全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1、長さWs2の部分には面取部8が設けられていない。サイプ7a、サイプ7bおよびサイプ7cの全長Wsは、長さWs1および長さWs2と、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmとの合計の長さである。
面取部8のタイヤ幅方向の長さWmは、サイプ7の全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8のタイヤ幅方向の長さWmを除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。
ここで、ラグ溝6aのタイヤ幅方向の長さWr1とラグ溝6bのタイヤ幅方向の長さWr1との合計の長さをWrとする。長さWrは、サイプ7の全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6aおよび6bの合計の長さWrがサイプ7の全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8の長さWmは、例えば、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
長さWmは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWmが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図16は、図2に記載したブロックの第13の例を示す拡大図である。図16は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図16において、本例のブロック5は、2つのサイプ7a、サイプ7bを備える。サイプ7a、サイプ7b、面取部8a、面取部8b、ラグ溝6は一列に配置されている。サイプ7aには1つの面取部8aが設けられている。サイプ7bには1つの面取部8bが設けられている。面取部8aのタイヤ幅方向の端部には、ラグ溝6が設けられている。ラグ溝6は、ブロック5のタイヤ幅方向の端部以外の部分(すなわちエッジ部以外の部分)に設けられている。ラグ溝6は、周方向主溝2に接続していない。面取部8aは、ラグ溝6に接続している。面取部8bは、ラグ溝6に接続していない。サイプ7aの端部の一方はラグ溝6に接続し、サイプ7aの端部の他方は周方向主溝2に接続している。サイプ7bの端部の一方はラグ溝6に接続し、サイプ7bの端部の他方は周方向主溝2に接続している。ラグ溝6は、周方向主溝2に接続していない。サイプ7aおよびサイプ7bの長さの合計である全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1、長さWs2の部分には面取部8a、8bが設けられていない。サイプ7aおよびサイプ7bの全長Wsは、長さWs1および長さWs2と、面取部8aのタイヤ幅方向の長さWm1および面取部8bのタイヤ幅方向の長さWm2との合計の長さである。
面取部8aのタイヤ幅方向の長さWm1と面取部8bのタイヤ幅方向の長さWm2との合計の長さWmは、全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7aおよびサイプ7bのタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8aの長さWm1および面取部8bの長さWm2を除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。
ここで、ラグ溝6のタイヤ幅方向の長さをWrとする。長さWrは、サイプ7aおよびサイプ7bの全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6の長さWrが全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7aおよびサイプ7bの全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8a、8bの長さWm1、wm2は、例えば、3mm以上36mm以下、ラグ溝6の長さWrは、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
長さWmは、全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWmが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図17は、図2に記載したブロックの第14の例を示す拡大図である。図17は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図17において、本例のブロック5は、3つのサイプ7a、サイプ7b、サイプ7cを備える。サイプ7a、サイプ7b、サイプ7c、面取部8a、面取部8b、ラグ溝6は一列に配置されている。サイプ7aには1つの面取部8aが設けられている。サイプ7bには面取部が設けられていない。サイプ7cには1つの面取部8bが設けられている。面取部8aのタイヤ幅方向の端部は、周方向主溝2に接続している。面取部8aは、ラグ溝6aに接続していない。面取部8bは、ラグ溝6bに接続している。面取部8bは、周方向主溝2に接続していない。サイプ7aの端部の一方はラグ溝6aに接続し、サイプ7aの端部の他方は周方向主溝2に接続している。サイプ7bの端部の一方はラグ溝6aに接続し、サイプ7bの端部の他方はラグ溝6bに接続している。ラグ溝6a、ラグ溝6bは、ブロック5のタイヤ幅方向の端部以外の部分(すなわちエッジ部以外の部分)に設けられている。ラグ溝6a、ラグ溝6bは、周方向主溝2に接続していない。サイプ7cの端部の一方はラグ溝6bに接続し、サイプ7cの端部の他方は周方向主溝2に接続している。ラグ溝6a、6bは、周方向主溝2に接続していない。サイプ7a、サイプ7bおよびサイプ7cの長さの合計である全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1、長さWs2、長さWs3の部分には面取部8a、8bが設けられていない。サイプ7a、サイプ7bおよびサイプ7cの全長Wsは、長さWs1、長さWs2および長さWs3と、面取部8aのタイヤ幅方向の長さWm1および面取部8bのタイヤ幅方向の長さWm2との合計の長さである。
面取部8aのタイヤ幅方向の長さWm1と面取部8bのタイヤ幅方向の長さWm2との合計の長さWmは、全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7aおよびサイプ7bのタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8aの長さWm1および面取部8bの長さWm2を除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。
ここで、ラグ溝6aのタイヤ幅方向の長さWr1とラグ溝6bのタイヤ幅方向の長さWr1との合計の長さをWrとする。長さWrは、サイプ7a、7bおよび7cの全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6の長さWrが全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7a、7bおよび7cの全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8a、8bの長さWm1、wm2は、例えば、3mm以上36mm以下、ラグ溝6aの長さWr1、ラグ溝6bの長さWr2は、例えば、それぞれ、1mm以上20mm以下である。
長さWm1およびWm2を合計した長さWmは、全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWmが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図18は、図2に記載したブロックの第15の例を示す拡大図である。図18は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図18において、本例のブロック5は、2つのサイプ7a、サイプ7bを備える。サイプ7a、サイプ7b、面取部8a、面取部8b、ラグ溝6は一列に配置されている。サイプ7aには1つの面取部8aが設けられている。サイプ7bには1つの面取部8bが設けられている。面取部8aは、周方向主溝2に接続していない。面取部8aは、ラグ溝6に接続している。面取部8bのタイヤ幅方向の端部は、周方向主溝2に接続している。面取部8bは、ラグ溝6に接続していない。ラグ溝6は、ブロック5のタイヤ幅方向の端部以外の部分(すなわちエッジ部以外の部分)に設けられている。ラグ溝6は、周方向主溝2に接続していない。サイプ7aの端部の一方はラグ溝6に接続し、サイプ7aの端部の他方は周方向主溝2に接続している。サイプ7bの端部の一方はラグ溝6に接続し、サイプ7bの端部の他方は周方向主溝2に接続している。ラグ溝6は、周方向主溝2に接続していない。サイプ7aおよびサイプ7bの長さの合計である全長Wsのうち、タイヤ幅方向の長さWs1、長さWs2の部分には面取部8a、8bが設けられていない。サイプ7aおよびサイプ7bの全長Wsは、長さWs1および長さWs2と、面取部8aのタイヤ幅方向の長さWm1および面取部8bのタイヤ幅方向の長さWm2との合計の長さである。
面取部8aのタイヤ幅方向の長さWm1と面取部8bのタイヤ幅方向の長さWm2との合計の長さWmは、全長Wsに対して、70%未満である。長さWmが全長Wsの70%未満であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。なお、サイプ7aおよびサイプ7bのタイヤ幅方向の全長Wsのうち、面取部8aの長さWm1および面取部8bの長さWm2を除く部分は、サイプだけが設けられている部分である。
ここで、ラグ溝6のタイヤ幅方向の長さをWrとする。長さWrは、サイプ7aおよび7bの全長Wsに対して10%以上30%以下であることが好ましい。ラグ溝6の長さWrが全長Wsの10%以上30%以下であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
サイプ7aおよび7bの全長Wsは、例えば1mm以上20mm以下、面取部8a、8bの長さWm1、wm2は、例えば、3mm以上36mm以下、ラグ溝6の長さWrは、例えば、1mm以上20mm以下である。
長さWm1およびWm2を合計した長さWmは、全長Wsに対して20%以上の長さである。長さWmが全長Wsの20%以上であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図19は、図2に記載したブロックの第16の例を示す拡大図である。図19は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図19において、本例のサイプ7には、図3の場合と同様に、2つの面取部8a、8bが設けられ、2つのラグ溝6a、6bがブロック5に設けられている。本例では、図3の場合とは異なり、サイプ7の溝壁面の一方にのみ、面取部8a、8bが設けられている。サイプ7の溝壁面の他方には面取部8a、8bが設けられていない。つまり、面取部8a、8bは、サイプ7の両側の溝壁面のうちの一方にのみ設けている。本例においても、図3の場合と同様に、サイプ7に設けられた面取部8a、8bのタイヤ幅方向の長さWm1、Wm2の合計の長さWmは、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して70%未満である。面取部8のタイヤ幅方向の長さは、サイプ7のタイヤ幅方向の長さに対して20%以上である。
図20は、図19中のA−A部の断面図である。図20において、サイプ7の深さをDs、面取部8(面取部8a、8b)の深さ(最深部の深さ)をDmとし、周方向主溝の溝深さをDとする。また、ラグ溝の深さをDrとする。このとき、深さの関係はD>Dr≧Ds>Dmである。このような深さの関係であれば、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図21は、図2に記載したブロックの第17の例を示す拡大図である。図21は、センター陸部3Cにある単体のブロック5の平面図を示している。図21において、本例のサイプ7には、図4の場合と同様に、1つの面取部8が設けられ、2つのラグ溝6a、6bがブロック5に設けられている。本例では、図4の場合とは異なり、サイプ7の溝壁面の一方にのみ、面取部8が設けられている。サイプ7の溝壁面の他方には面取部8が設けられていない。つまり、面取部8は、サイプ7の両側の溝壁面のうちの一方にのみ設けている。本例においても、図4の場合と同様に、サイプ7に設けられた面取部8のタイヤ幅方向の長さWm1は、サイプ7のタイヤ幅方向の全長Wsに対して70%未満である。面取部8のタイヤ幅方向の長さは、サイプ7のタイヤ幅方向の長さに対して20%以上である。他の図6から図18に記載した各ブロック5についても、サイプ7の両側の溝壁面のうちの一方にのみ面取部8が設けられていてもよい。
図19、図20および図21を参照して説明したように、サイプ7の溝壁面の少なくとも一方に面取部8が設けられていることにより、図3、図4および図5を参照して説明した場合と同様に、ブロック剛性を維持して耐摩耗性能を向上できるとともに、ドライ制動性能およびウエット制動性能を向上させることができる。
図3、図5から図19、図21において、サイプは、湾曲または屈曲していてもよい(図示せず)。1つのサイプに複数の面取部が設けられている場合において、一部の面取部についてはサイプ7の溝壁面の一方にのみ設けられていてもよい(図示せず)。
[実施例]
表1、表2は、本実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す表である。
この性能試験では、複数種類の試験タイヤについて、耐摩耗性能、ドライ制動性能およびウエット制動性能に関する評価が行われた。また、サイズが205/55R16の試験タイヤを、サイズが16×6.5Jのホイールに組み付けられ、空気圧を200kPaとしFFセダン乗用車(総排気量1600cc)の試験車両に取り付けた。
耐摩耗性能については、試験車両にて乾燥路面のテストコースを走行し、トレッド面が全摩耗するまで走行した距離、すなわち、周方向主溝2に設けられるウェアインジケータが露出するまで走行した距離を測定し、測定した走行距離を指数化することによって評価した。指数の値が大きいほど耐摩耗性能に優れる。ドライ制動性能については、速度100km/h、乾燥路面にて制動距離を測定した。測定値の逆数を用い、指数の値が大きいほどドライ性能に優れる。ウエット制動性能については、速度100km/h、水深1mmのウエット路面にて制動距離を測定した。測定値の逆数を用い、指数の値が大きいほどウエット性能に優れる。
実施例1から実施例18の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延びる周方向主溝と、周方向主溝によって区画された陸部と、陸部をタイヤ幅方向に貫通するサイプと、サイプに設けられた面取部とを備え、面取部のタイヤ幅方向の長さが、サイプのタイヤ幅方向の長さに対して70%未満である空気入りタイヤである。なお、実施例1から実施例18の空気入りタイヤは、いずれも、サイプの深さDsと周方向主溝の溝深さDとの関係がD>Dsである。実施例1から実施例18の空気入りタイヤは、いずれも、ラグ溝の深さDrと周方向主溝の溝深さDとの関係がD>Drである。
従来例の空気入りタイヤは、トレッド部にサイプを有するが、サイプの面取部を有していない空気入りタイヤである。比較例1の空気入りタイヤは、トレッド部にサイプおよび面取部を有し、それらと一列に配置されたラグ溝を有していないタイヤであり、サイプの長さに対する面取部の長さが100%である空気入りタイヤである。比較例2の空気入りタイヤは、トレッド部にサイプとラグ溝とが一列に配置されているが、サイプに面取部を有していないタイヤである。
表1、表2に示すように、ラグ溝の長さがサイプの全長Wsに対して10%以上30%以下である場合、サイプの深さDsと面取部の深さDmとの関係がDs>Dmであり、ラグ溝の深さDrとサイプの深さDsとの関係がDr≧Dsである場合、面取部の幅MLと面取部の深さDmとの関係がML>Dmである場合に、耐摩耗性能、ドライ制動性能およびウエット制動性能について良好な結果が得られた。
Figure 2020172132
Figure 2020172132
1 空気入りタイヤ
2 周方向主溝
3 陸部
3C センター陸部
3S ショルダー陸部
4、6、6a、6b ラグ溝
5 ブロック
7、7a、7b、7c サイプ
8、8a、8b、8c 面取部
11 ビードコア
12 ビードフィラー
13 カーカス層
14 ベルト層
15 トレッドゴム
16 サイドウォールゴム
17 リムクッションゴム
141、142 交差ベルト
143 ベルトカバー
CL タイヤ赤道面
T タイヤ接地端
TW タイヤ接地幅

Claims (13)

  1. タイヤ周方向に延びる周方向主溝と、前記周方向主溝によって区画された陸部と、前記陸部に設けられタイヤ幅方向に延在するラグ溝と、前記陸部に設けられタイヤ幅方向に延在するサイプと、前記サイプに設けられた面取部とを備え、
    前記ラグ溝と、前記サイプと、前記面取部とが一列に配置されており、
    前記面取部のタイヤ幅方向の長さは、前記サイプのタイヤ幅方向の長さに対して70%未満である空気入りタイヤ。
  2. 前記面取部のタイヤ幅方向の長さは、前記サイプのタイヤ幅方向の長さに対して20%以上である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ラグ溝のタイヤ幅方向の長さは、前記サイプの全長Wsに対して10%以上30%以下である請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記周方向主溝の溝深さをDとし、前記ラグ溝の深さをDrとし、前記サイプの深さをDsとし、前記面取部の深さをDmとした場合に、D>Dr≧Ds>Dmである請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記陸部の踏面における前記サイプの延在方向に直交する方向の前記面取部の幅をMLとした場合に、前記面取部の深さDmに対して、ML>Dmである請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記面取部は、前記サイプの溝壁面の少なくとも一方に設けられている請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記面取部は前記サイプの全長に対する一部分に設けられ、かつ、前記サイプは前記面取部が設けられていない部分を有する請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記面取部が設けられる前記一部分は、前記ラグ溝に隣接している請求項7に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記ラグ溝は前記陸部のタイヤ幅方向のエッジ部に設けられ、前記ラグ溝は前記周方向主溝に開口している請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記ラグ溝は前記陸部のタイヤ幅方向のエッジ部以外の部分に設けられ、前記ラグ溝は前記陸部内において終端している請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記サイプの一方の端部は前記ラグ溝に接続し、前記サイプの他方の端部は前記周方向主溝に接続している請求項1から請求項10のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記サイプの一方の端部は前記ラグ溝に接続し、前記サイプの他方の端部は前記陸部内において終端している請求項1から請求項10のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  13. 2つの前記ラグ溝を備え、前記サイプの一方の端部が前記2つの前記ラグ溝のうちの一方に接続し、前記サイプの他方の端部が前記2つの前記ラグ溝のうちの他方に接続している請求項1から請求項12のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
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