JP2020166738A - プリンタ、プリンタの制御方法及びプログラム - Google Patents

プリンタ、プリンタの制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】最適なアンテナ位置を、より効率的に特定するプリンタを提供する。【解決手段】RFIDを有する印字媒体に印字を行なうプリンタであって、RFIDと通信を行なう通信部と、RFIDに対する通信部の位置を移動させ、RFIDとの通信可能な位置を探索する探索部と、を備え、探索部は、RFIDに対する複数の位置でRFIDと通信部との通信の成否を判定し、通信が成功したと判定した複数の位置を含む領域に基づいて、RFIDと通信部との通信位置を特定する。【選択図】 図2

Description

本発明は、プリンタ、プリンタの制御方法及びプログラムに関する。
識別情報が書き込まれたICチップから非接触通信によって情報を送受信するRFID(Radio Frequency Identification)技術が種々の分野に適用されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、RFID素子に非接触で情報を書き込むと共にRFID素子が内蔵されたラベル紙に印字を行うプリンタが開示されている。
特開2003−296669号公報
従来技術では、RFIDとの通信が成功した最初の位置と最後の位置とに基づいてアンテナ位置を特定するため、最適なアンテナ位置を効率的に特定できない場合があった。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、最適なアンテナ位置を、より効率的に特定することを目的とする。
本発明のある態様によれば、RFIDを有する印字媒体に印字を行なうプリンタであって、RFIDと通信を行なう通信部と、RFIDに対する通信部の位置を移動させ、RFIDとの通信可能な位置を探索する探索部と、を備え、探索部は、RFIDに対する複数の位置でRFIDと通信部との通信の成否を判定し、通信が成功したと判定した複数の位置を含む領域に基づいて、RFIDと通信部との通信位置を特定するプリンタが提供される。
本発明の一態様に係るプリンタによれば、最適なアンテナ位置を、より効率的に特定することが可能となる。
本発明の実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 本発明の実施形態に係るプリンタの制御ブロック図である。 印字媒体の平面図である。 可動機構の概略説明図である。 コントローラにより実行される処理のフローチャートである。 メニュー画面の説明図である。 最良点探索処理のフローチャートである。 開始画面の説明図である。 探索結果表示画面の説明図である。 探索処理のフローチャートである。 クイックモードにおける探索点の説明図である。 詳細モードにおける探索点の説明図である。 詳細モードにおける探索点の別の例の説明図である。 詳細モードにおける探索点の別の例の説明図である。 最良点決定処理のフローチャートである。 注目点における成否情報の取得を示す説明図である。 最良点決定処理の別の実施形態のフローチャートである。 別の実施形態における成功点群を示す説明図である。
以下、添付図面に従って本発明の実施形態のプリンタ1について詳説する。図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ1の概略構成図である。
プリンタ1は、インクリボンRを熱してインクリボンRのインクを印字媒体Mに転写することで印字を行う熱転写方式のものである。印字媒体Mは、例えば、帯状の台紙に複数のラベルが所定の間隔で連続して仮着され、ロール状に巻回された連続体MLとして構成される。
印字媒体Mは、RFID(Radio Frequency Identification)仕様のICチップC及びアンテナAを有するRFIDインレット110が組み込まれたRFID媒体として構成される。なお、プリンタ1は、ICチップC及びアンテナAを有さない印字媒体に印字を行なうこともできる。
プリンタ1は、価格、バーコード、その他の商品情報、物品あるいはサービスに関する管理情報等の可変情報を必要に応じて印字媒体Mの印字領域に印字すると共に、RFIDインレット110に可変情報に対応する情報を電子データとして書き込む。
なお、本実施形態では、印字媒体Mの一例として、裏面に接着剤を保持し、その接着剤によって対象物に貼付することが可能なラベルを例に説明するが、これに限られず、タグやリストバンド等、対象物に固定部品を用いて固定するようなものであってもよい。
プリンタ1は、図1に示すように、例えば、印字機構10と、リボン供給軸20と、リボン巻取軸30と、媒体供給軸40と、通信部50と、可動機構200と、上流側位置検出センサ71と、下流側位置検出センサ72と、制御部としてのコントローラ60と、を備える。
印字機構10は、ヘッドユニット11と、プラテンローラ12と、を備え、印字媒体Mへの印字と連続体ML及びインクリボンRの搬送を行う。
ヘッドユニット11は、サーマルヘッド13の発熱素子を下面から露出させた状態でサーマルヘッド13を保持する。プラテンローラ12は、サーマルヘッド13の直下に配置され、印字媒体Mに印字を行う印字部15をサーマルヘッド13と共に構成する。
ヘッドユニット11は、支持軸14により図1の矢印の方向に揺動可能に支持される。ヘッドユニット11は、サーマルヘッド13がプラテンローラ12から離間するヘッドオープン位置と、サーマルヘッド13がプラテンローラ12に当接するヘッドクローズ位置と、に移動させることができる。図1では、ヘッドユニット11はヘッドクローズ位置である。
リボン供給軸20は、印字部15に供給されるインクリボンRをロール状に保持する。リボン供給軸20から印字部15に供給されたインクリボンRは、サーマルヘッド13とプラテンローラ12との間に挟持される。
媒体供給軸40は、印字部15に供給される連続体MLをロール状に保持する。媒体供給軸40から印字部15に供給された連続体MLは、サーマルヘッド13とプラテンローラ12との間にインクリボンRと共に挟持される。
印字媒体M及びインクリボンRがサーマルヘッド13とプラテンローラ12との間に挟持された状態でサーマルヘッド13の発熱素子への通電が行われると、発熱素子の熱によってインクリボンRのインクが印字媒体Mに転写され、印字媒体Mへの印字が行われる。また、プラテン駆動モータ(図示せず)によってプラテンローラ12が正回転すると、連続体ML及びインクリボンRが下流側へと搬送される。
使用済のインクリボンRは、プラテン駆動モータとのギアの連結によってリボン巻取軸30が回転すると、その外周に巻き取られる。なお、ヘッドユニット11がヘッドオープン位置になっている場合は、リボン巻取軸30を回転させることで、インクリボンRのみをフィードすることができる。
以下では、サーマルヘッド13によるインクリボン転写型のプリンタ1を説明するがこれには限定されず、例えば印字媒体Mが感熱紙であって、サーマルヘッド13により熱を加えることで印字媒体Mに印字を行なう感熱発色方式を用いたプリンタであってもよい。
上流側位置検出センサ71は、透過型光電センサや反射型光電センサを備える。連続体MLには、印字媒体Mに対応して所定の間隔(ピッチ)で位置検出用のアイマークが印刷されている。反射型光電センサはアイマークを検出することで印字部15に対する印字媒体Mの相対的位置を検出する。透過型光電センサは、連続体MLにおける印字媒体Mと印字媒体Mとの間隙(ギャップ)等を検出することで、印字部15に対する印字媒体Mの相対的位置を検出する。
下流側位置検出センサ72は、透過型光電センサや反射型光電センサを備え、連続体MLの先頭位置を検出する。
上流側位置検出センサ71及び下流側位置検出センサ72は、印字部15の位置、より詳しくは、サーマルヘッド13が印字媒体Mに印字を行なう位置であって、プラテンローラ12とサーマルヘッド13とが連続体MLを挟持する位置、との相対位置が決まっている。上流側位置検出センサ71及び下流側位置検出センサ72は、印字媒体Mの位置を検出することにより、印字部15に対する印字媒体Mの相対的な位置を検出することができる。連続体MLに印字媒体Mに対応して所定の間隔(ピッチ)で印刷されている位置検出用のアイマークや連続体MLにおける印字媒体Mと印字媒体Mとの間隙が、印字媒体Mに印字を開始する位置(印字開始位置)を設定するための基準となる。
コントローラ60には、入出力インタフェースを介して、外部コンピュータからの印字指示データ、上流側位置検出センサ71及び下流側位置検出センサ72の検出信号等が入力される。また、コントローラ60は、サーマルヘッド13の発熱素子への通電、各駆動モータへの通電、通信部50への通電及び印字媒体MのRFIDインレット110が備えるICチップCとの通信(読み取り、書き込み)等を制御する。
コントローラ60は、印字を行う際は、図1に示すように、これから印字する印字媒体Mの位置を印字開始位置に位置合わせした状態で、印字処理を実行する。印字開始位置は、連続体MLのアイマークの位置を基準にして設定される。
通信部50は、RFIDインレット110のICチップCに信号を送り、信号に対する応答を受信するアンテナを有する。プリンタ1には、アンテナを移動させる可動機構200が備えられており、RFIDインレット110に対するアンテナの相対位置が移動可能に構成される。
図2は、本実施形態のコントローラ60の構成ブロック図である。
コントローラ60は、例えば、CPU(central processing unit:中央演算装置)51、ROM(read only memory)52、RAM(random access memory)53、搬送制御回路54、印字制御回路55、用紙検出回路57、IOポート59及び電源部61を備えて構成される。これらはバス65を介して相互に接続されており、相互に各種データの送受信が行なえるように構成されている。
CPU51は、ROM52に記憶されているプログラムを実行することにより、コントローラ60全体を統括的に制御すると共に、各部に所要の処理や制御を実行させるコンピュータである。CPU51は、ROM52に記憶されているプログラムを実行することにより各部の機能を実現する。CPU51が実行する各種プログラムは、例えばCD−ROMや不揮発性メモリ等の非一過性の記録媒体に記憶されたものを用いてもよい。
ROM52には、CPU51が読み出して実行するプログラムが記憶される。RAM53には、CPU51が実行する処理に必要な各種情報や印字に必要な印字データ、印字フォーマット、登録情報などが記憶される。
搬送制御回路54は、CPU51からの指示信号に従いプラテンローラ12を駆動する駆動モータを制御して、プラテンローラ12の回転/停止を制御する。これにより、用紙搬送路の連続体MLの搬送が制御される。
印字制御回路55は、CPU51から供給される印字すべき文字、図形及びバーコードなどの印字データに対応する印字信号を生成し、生成された印字信号をサーマルヘッド13に供給することで、印字媒体Mに印字が行なわれる。
用紙検出回路57は、上流側位置検出センサ71及び下流側位置検出センサ72が取得した情報に基づいて用紙搬送路の連続体MLが有するアイマークやギャップ等の被検出部を検出してCPU51にその情報を送る。CPU51は、用紙検出回路57からの情報に基づいて搬送制御回路54による連続体ML及びインクリボンRの搬送を制御すると共に、サーマルヘッド13による印字のタイミングを制御して印字媒体Mの適切な位置へと印字を実行する。
IOポート59は、表示部28及び入力部27へと接続され、CPU51から供給される表示データを表示部28に出力する。また、IOポート59は、ユーザによる入力部27への操作に対応した操作信号をCPU51に送る。また、IOポート59は、通信部50との間で情報を送受信し、RFIDインレット110のICチップCとの通信(読み取り、書き込み)を行なう。
表示部28は、例えば液晶ディスプレイにより構成される。入力部27は、表示部28に備えられたタッチパネルや、ボタン、DIP−SW、フラッシュメモリインタフェース、無線/有線通信インタフェース等により構成される。
電源部61は、電源スイッチに対する押下操作を監視し、電源スイッチの操作に基づいて、各部への電力供給の実施と停止とを切り替えることにより、プリンタ1の電源をオン/オフする。
通信部50は、例えば、アンテナ151と、通信コントローラ152とを備えて構成される。アンテナ151は、通信コントローラ152の制御に基づいて電波信号を出力し、この信号に対する応答を受信することにより、印字媒体MのRFIDインレット110との間で通信を行なう。通信コントローラ152は、コントローラ60の指示に基づいて、アンテナ151への給電を制御する。
アンテナ151は、可動機構200により印字媒体Mの面方向(印字媒体Mの搬送方向及び搬送方向と直行する方向)に移動可能に構成される。これにより、アンテナ151を、印字開始位置にある印字媒体MのRFIDインレット110の位置に対応する位置へと移動させることができる。
次に、印字媒体Mについて説明する。図3は、印字媒体Mを備える連続体MLを説明する平面図である。
連続体MLは、例えば、帯状の台紙107と、台紙107上に仮着した複数枚のラベル片(印字媒体M)とにより構成される。
台紙107の裏面側には、印字媒体Mの搬送方向下流側の先端に相当する位置に、位置検出用のアイマーク109があらかじめ印刷されている。互いに隣り合う印字媒体Mとの間にはギャップ120が設けられている。
アイマーク109は、台紙107と比較して濃色(例えば黒色)で所定の矩形形状に印刷されている。上流側位置検出センサ71は、アイマーク109が台紙107と比較して濃色であることを利用してアイマーク109の位置を検出することにより、印字開始位置を設定できる。
ギャップ120は、印字媒体Mが存在する箇所と比較して台紙107の厚みしかないため、透過率が高い。上流側位置検出センサ71及び下流側位置検出センサ72は、ギャップ120の透過率が高いことを利用してギャップ120の位置を検出することにより、印字開始位置を設定できる。
例えば、図3に示すように、RFIDインレット110は、印字媒体Mの搬送方向の中央付近に備えられる。
RFIDインレット110は、例えばICチップCと、アンテナAとを備えて構成される。RFIDインレット110のICチップCは、通信部50のアンテナ151から出力された信号をアンテナAが受け取ることにより動作を開始し、この信号に対する応答を、アンテナAを介して出力する。
図4は、本実施形態の通信部50のアンテナ151及び可動機構200の構成を示す説明図である。
可動機構200は、印字媒体Mの搬送方向(以降、「X軸方向」とも呼ぶ)及び搬送方向と直交する方向(以降「Y軸方向」とも呼ぶ)にそれぞれ備えられるステッピングモータとボールねじ等により構成されるX軸移動部201Xと、Y軸移動部201Yとを備える。
可動機構200は、コントローラ60の指示に基づいてX軸移動部201X及びY軸移動部201Yのステッピングモータをそれぞれ駆動させることで、アンテナ151を印字媒体Mの任意の位置に移動させることができる。
可動機構200のX軸移動部201Xは、一例として、X軸方向に1mm間隔で25ステップ移動可能に構成され、Y軸移動部201YはY軸方向に1mm間隔で29ステップ移動可能に構成されている。アンテナ151は、例えば、予め設定された探索範囲における25×29ステップからなる格子状の各点に移動できる。
以上のように構成されたプリンタ1において、次に、その動作を説明する。本実施形態のプリンタ1は、印字媒体MのRFIDインレット110に記録されるデータの読み取り、書き込みを行なうと共に、印字媒体Mに印字を行なう。
ここで、RFIDインレット110は、連続体MLの製造工場におけるばらつきや、製造メーカにおける仕様等の違いにより、印字媒体MのRFIDインレット110の位置が異なる場合がある。これに対して、可動機構200によりアンテナ151の位置を調整することで、印字媒体Mが印字開始位置にあるときに、アンテナ151の位置をRFIDインレット110の位置に対応させることができる。
従来は、RFIDインレット110との通信状態を見ながら可動機構200に対して手動で指示値を入力して、通信可能な位置へと移動させていた。このような方法では印字媒体Mの連続体MLを交換する度にアンテナ151を移動させる必要がある。また、アンテナ151とRFIDインレット110との通信が成功したからといって、アンテナ151が最適な通信位置に設定されているとはいえない場合があった。
本実施形態では、印字媒体MのRFIDインレット110との通信の成否に基づいて、アンテナ151の最良点である「通信位置」を探索し、探索した結果に基づき得られた「通信位置」にアンテナ151を移動させるように、次のように構成する。なお、最良点は、印字開始位置にある印字媒体MのRFIDインレット110に対して最適と推定されるアンテナ151の通信位置を示し、以降に説明する処理によって決定される。
図5は、本実施形態のコントローラ60により実行される処理のフローチャートである。まず、コントローラ60は、表示部28にメニュー画面(図6参照)を表示し、ユーザの入力を待機する(ステップS10)。ユーザが入力部27を介して指示を入力したことをコントローラ60が検出した場合は、ステップS20に移行する。
ステップS20では、コントローラ60は、図6に示すメニュー画面において、ユーザにより「新規探索」が選択されたか否かを判定する。「新規探索」が選択された場合は、ステップS50に移行する。そうでない場合はステップS30に移行する。
ステップS30では、コントローラ60は、図6に示すメニュー画面において、ユーザにより「過去履歴情報」が選択されたか否かを判定する。「過去履歴情報」が選択された場合は、ステップS50に移行する。そうでない場合はステップS40に移行する。
過去履歴情報とは、過去に最良点探索処理によって決定された最良点に関する情報(例えば、ラベルの種類、RFIDインレットの種類、最良点の座標、アンテナの電波出力強度等)であり、記録領域から読み込んで再利用することができる。例えば、連続体MLを他の種類に変更した後、元の連続体MLに戻した場合に、元の連続体MLの印字媒体Mでの最良点に関する情報を再利用することにより、最良点探索の処理を短縮することが可能となる。
ステップS40では、コントローラ60は、図6に示すメニュー画面において、ユーザにより配布ファイル(タグモデル情報)が選択されたか否かを判定する。配布ファイルが選択された場合は、ステップS50に移行する。そうでない場合はステップS10に戻り、処理を繰り返す。
配布ファイルは、連続体MLの工場出荷時等において、当該連続体MLの印字媒体MのRFIDインレット110に関するタグモデル情報として最良点に関する情報(例えば、ラベルの種類、RFIDインレットの種類、最良点の座標(X軸方向位置、Y軸方向位置)、アンテナの電波出力強度(書き込み強度、読み取り強度)等)が供給される。ユーザは、メモリカードや無線通信等により配布ファイルをプリンタ1の記憶領域に記憶させて、配布ファイルから最良点に関する情報を取得することにより、最良点探索の処理を短縮することが可能となる。
ステップS20において新規検索が選択された場合、ステップS30において過去履歴情報が選択された場合、及び、ステップS40において配布ファイルが選択された場合は、ステップS50に移行して、印字媒体MのRFIDインレット110に対するアンテナ151の最良点を探索する最良点探索処理を実行する。最良点探索処理の詳細は、図7で後述する。
ステップS50の最良点探索処理の後、コントローラ60は、アンテナ151の最良点を「通信位置」として取得する。このとき、最良点におけるアンテナ151の電波出力強度も取得する。コントローラ60は、取得した「通信位置」と「電波出力強度」とを対応付けて、RAM53の記憶領域に一時的に記憶する(ステップS60)。
次に、ステップS70に移行し、コントローラ60は、可動機構200によりアンテナ151を最良点となる「通信位置」へと移動させる。このときアンテナ151が出力する電波出力強度を設定してもよい。
この処理により、アンテナ151をした最良点へと移動することで、アンテナ151の位置をRFIDインレット110と通信を行なうのに最も適切な位置に設定することができる。
図6は、ステップS10において表示部28に表示されるメニュー画面を示す。メニュー画面には、例えば、「新規探索」の実行を選択する新規探索キー、「過去履歴情報」を選択する過去履歴情報キー、「配布ファイル」を選択する配布ファイルキー、及び、現在設定されているアンテナ151の情報が、それぞれ示されている。また、新規探索キーには、探索モードをクイックモードとするか詳細モードとするかの選択キーが備えられる。探索モードについては図7で説明する。
図7は、本実施形態の最良点探索処理のフローチャートであり、図6のステップS50の処理の詳細を示したものである。
ユーザにより新規探索が選択された場合に、探索部は、本フローチャートの処理を実行する。探索部は、コントローラ60がROM52等に記憶されたプログラムを読み込むことにより最良点を探索する処理を実行する仮想的な構成である。
まず、探索部は、表示部28に、現在のアンテナ151の位置や電波出力強度等を表示する開始画面(図8参照)を表示させる(ステップS110)。
探索部は、ユーザにより開始画面の開始キーが操作されか否かを判定する(ステップS120)。開始キーが操作されなかった場合は、ステップS190に移行して、コントローラ60はユーザにより開始画面のキャンセルキーが操作されか否かを判定する。
キャンセルキーが操作された場合は、本フローチャートによる処理を終了して、図5のステップS10の処理に復帰する。キャンセルキーが操作されない場合は、ステップS110に戻り、処理を繰り返す。
ステップS120において、開始キーが操作されたことを入力部27が検知した場合は、探索部は、ステップS130に移行し、可動機構200によりアンテナ151を所定の位置へと移動させ、RFIDインレット110との通信の成否を判定する探索処理を実行する。探索処理の詳細は図10のフローチャートで説明する。
本実施形態のプリンタ1は、探索モードとして、「クイックモード(第1のモード)」と「詳細モード(第2のモード)」との二つのモードを備えている。「クイックモード」は、探索点を少なくして(まばらにして)処理をより高速に(短時間に)行なうモードである。「詳細モード」は、クイックモードよりも時間はかかるが、探索点を可能な限り多くして(密にして)、より精細な探索を行なうモードである。
いずれのモードにより探索を行なうかは、前述した図6のメニュー画面によりユーザによって選択される。
次に、ステップS140に移行し、探索部は、S130の処理結果から、RFIDインレット110に対する最良点を決定する最良点決定処理を実行する。なお、最良点決定処理の詳細は図10のフローチャートで説明する。
最良点決定処理の後、ステップS150に移行して、探索部は、最良点決定処理の結果、すなわち、最良点の位置と最良点における電波出力強度等を、探索結果表示画面(図9参照)に表示させる。
次に、探索部は、ユーザにより探索結果表示画面の再探索キーが操作されか否かを判定する(ステップS160)。再探索キーが操作されなかった場合は、ステップS170に移行して、コントローラ60はユーザにより探索結果表示画面の終了キーが操作されたか否かを判定する。終了キーが操作されなかった場合は、ステップS160に戻る。
終了キーが操作された場合は、本フローチャートによる処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。
図8は、ステップS110において表示部28に表示される開始画面を示す。開始画面には、例えば、アンテナ151の現在の位置(X軸、Y軸)、RFIDインレット110の大きさ、及び、アンテナ151が出力する信号の電波出力強度が、それぞれ示されている。電波出力強度はデフォルト値(推奨値)が予め設定されているが、ユーザによって電波出力強度を可変できるように、増加、減少キーが備えられている。さらに、開始画面は、例えば、キャンセルキー、開始キーを有している。
図9は、図7のステップS150において表示部28に表示される探索結果表示画面を示す。
探索結果表示画面には、例えば、アンテナ151の最良点の位置、RFIDインレット110の固有情報、アンテナ151の電波出力信号及びRFIDインレット110の電波強度(RSSI値)が、それぞれ示されている。RSSI値は、例えば棒グラフにより示され、信号の強弱によってグラフの色が変化するようになっている。さらに、探索結果表示画面は、例えば、終了キー、再探索キーを有している。
ユーザは、探索結果表示画面を参照して、必要であれば再探索を行なう。例えばRSSI値が所望の値よりも高い又は低いと判断した場合に、再探索キーを操作して図8の開始画面に戻り、手動でアンテナ151の電波出力強度を変更することができる。
なお、図9に示す探索結果表示画面は、次に説明する処理において、一つの探索点での通信の成否の判定を行なう度に、探索点における情報をリアルタイムで表示部28に表示するようにしてもよい。
図10は、図7のステップS130の探索処理のフローチャートである。
探索部は、現在記憶領域に記憶されている探索点の成否、電波出力強度等の情報を過去履歴情報が記憶される領域に移した後に、初期化する(ステップS210)。ここで、探索部は、可動機構200によりアンテナ151をホームポジションに移動させる。ホームポジションは、例えば、X軸の始端であってY軸の中央位置に設定することができる(例えば、図11や図12の探索点D)。
次に、ステップS220に移行し、探索部は、現在の探索点(第1回目はホームポジション)でのRFIDインレット110への通信を試み、通信の成否を判定する。RFIDインレット110との通信が成功した場合は、現在の探索点でのアンテナ151の電波出力強度、及び、RFIDインレット110から受信した電波強度(RSSI値)を取得し、探索点の座標位置、通信の成否、電波出力強度、及びRSSI値等の情報を、RAM53の記録領域へと記録する。
次に、ステップS230に移行し、探索部は、アンテナ151をX軸方向(例えば、図11の矢印E)に移動させて、次の探索点に移動させる。詳細モードでは、探索点と探索点との間隔を小さく設定し、クイックモードでは、探索点と探索点との間隔を、詳細モードよりも大きく設定することができる。
次に、ステップS240に移行し、探索部は、X軸方向の探索点の終端となったか否かを判定する。X軸方向の終端である場合は、ステップS250に移行して、探索部は、アンテナ151をY軸方向(例えば、図11の矢印F)の探索点へと移動させる。なお、既に探索が完了している場合は、例えば、更に隣の探索点へと移動させてもよい(図11の矢印G)。
次に、ステップS260に移行して、探索部は、印字媒体Mに対して予め設定された探索範囲の全ての探索点での通信の成否の判定が完了したか否かを判定する。すなわち、探索部は、予めY軸方向及びX軸方向に設定された探索点での通信の成否の判定が完了したか否かを判定する。完了していないと判定した場合、ステップS220に戻り、例えば、X軸方向に探索点を移動しながら一つずつ判定を行なう。
全ての探索点での通信の成否の判定が完了した場合は、本フローチャートによる処理を終了し、図8のフローチャートに戻る。
探索部は、印字媒体Mに対して予め設定された探索範囲の複数の探索点においてRFIDインレット110とアンテナ151との通信の成否を判定する探索処理を実行する。
図11は、クイックモードにおける探索点での通信の成否の一例を示し、図12は、詳細モードにおける探索点での通信の成否の一例を示す説明図である。図中のXは通信が失敗した探索点(失敗点)を示し、○は通信に成功した探索点(成功点)を示す。
図11に示すクイックモードでは、例えば、印字媒体Mに対して予め設定された探索範囲においてX軸方向に7点、Y軸方向に5点の合計35点の探索点を格子状に設定することができる。これに対して、図12に示す詳細モードでは、例えば、印字媒体Mに対して予め設定された探索範囲においてX軸方向に20点、Y軸方向に15点の合計300点の探索点を格子状に設定することができる。
クイックモードでは、探索点の間隔を広げて探索点を少なく(まばらに)配置することで探索処理を素早く行なうことができる。一方で、詳細モードでは、探索点の間隔を狭くして探索点を多く(密に)配置することで探索結果の精度を高めることができる。
図11や図12の例では、ホームポジションにある探索点Dから探索を開始し、矢印Eに示すように、X軸方向を始端から終端へ進む。また、X軸の終端に達した場合は、矢印Fに示すようにY軸方向の隣の探索点へと移動する。また、X軸方向を終端から始端へと向かって戻り、矢印Gに示すように、X軸の始端に達した場合は、Y軸方向にホームポジションを飛び越して一つ隣の探索点へと移動し、X軸方向を終端から始端へ進む。
このように、例えば探索部は、アンテナ151をホームポジションからX軸方向及びY軸方向に渦巻きを描くように移動させる(渦巻型)ことで、各探索点における通信の成否を二次元平面上で把握することが可能となる。
なお、探索点の探索動作は、図11及び図12に示した例に限られない。図13及び図14は、探索点の探索動作の別の例を示す説明図である。
例えば図13に示すように、ホームポジションをX軸及びY軸の端部(探索点Q)に設定し、探索点QからX軸方向へと移動させながら探索を行ない、X軸の端部でY軸の隣に移動させてから再びX軸方向を戻り探索を行なってもよい(ジグザグ型)。
また、図14に示すように、ホームポジションをX軸の始端であってY軸の中央位置(探索点D)に設定し、この探索点DからX軸方向へと移動させながら探索を行ない、X軸の端部でY軸の隣に移動させてから再びX軸方向を戻り、前述のように渦巻きを描くように移動させる(H領域)。次に、Y軸を上側に移動して、X軸方向へと移動させながら探索を行ない、X軸の端部でY軸の隣に移動させてから再びX軸方向を戻り、ジグザグ状に移動させることで探索を行なう(I領域)。Y軸の端部に達したら、H領域を挟んだ逆側の領域(領域J)に移動し、同様にジグザグ状に移動させて探索を行なってもよい(複合型)。また、ホームポジションをX軸及びY軸の中心部分に設定してもよい。このように、探索部は、ホームポジション位置を変えたり、上述した複数の探索動作を組み合わせながら、最良点を決定することができる。
また、図3に示す印字媒体MにおけるRFIDインレット110の位置が、印字媒体Mの先端側や後端側に寄っている場合、上述した図11や図12で示す探索点が設定された探索範囲で最良点が見つけられない場合もある。このようなときには、印字媒体Mを搬送方向にフィードさせたり、バックフィードさせることで探索範囲を移動させ、図7のS130〜S140の処理を実行することで、最良点を特定しても良い。
図15は、図7のステップS140の最良点決定処理のフローチャートである。
本実施形態の最良点決定処理は、各探索点における通信の成否情報に基づいて、それぞれの探索点における「スコア」を算出する。スコアが最高の探索点を、RFIDインレット110に対するアンテナ151の最適な通信位置(最良点)として決定する。
スコアは、例えば各探索点について周囲の探索点の通信の成否情報を参照して、次のような処理により算出される。
探索部は、ステップS310において、現在記憶領域に記憶されている探索点の通信の成否情報を取得し、二次元平面上での配列する(図16参照)。探索部は、例えば、任意の一の探索点を「注目点」として設定する。
次に、ステップS320に移行して、探索部は、注目点が成功点であるか否かを判定する。失敗点であればステップS450に移行し、注目点のスコアに「0」を加算してスコアを更新する。その後ステップS390に移行する。
探索部は、ステップS320において成功点であると判定した場合は、ステップS330に移行して、注目点に隣接する探索点の成否情報を取得する。一例として、図16に示す注目点(黒丸で示す)の上隣にある探索点の成否情報を取得する。
探索部は、ステップS340に移行して、ステップS330において取得した隣接する点が成功点であるか否かを判定する。探索部は、失敗点であればステップS460に移行し、スコアを更新する。
探索部は、ステップS340において成功点であると判定した場合はステップS350に移行して、注目点のスコアに正の値(例えば「+1」)を加算してスコアを更新する。
次に、探索部は、ステップS360に移行して、ステップS330で選択した隣接する点に対して、更に隣接する別の探索点を選択する。一例として、図16に示す注目点の右隣(前述の隣接する注目点の右下隣)にある探索点の通信の成否情報を取得する。すなわち、図16に示すように、注目点を中心に渦巻状に探索点を移動しながら、成否情報を取得する。
ここで、探索部は、別の探索点が、「最外周」の点であるか否かを判定する(ステップS370)。この「最外周」とは、探索点の集合のうち最も外側にある探索点のことであり、図16においてX軸方向の上端又は下端、ないし、Y軸方向の右端又は左端を示す。
探索部は、別の探索点が最外周であった場合は、ステップS380に移行する。探索部は、最外周でない場合は、ステップS340に戻り、別の探索点が成功点であるか否かの判定を繰り返す。探索部は、失敗点であればステップS460に移行して、スコアを更新する。すなわち、探索部は、失敗点が出現するまでの成功点の数を記録する。探索部は、成功点であればステップS350に移行して注目点のスコアに正の値(+1)を加算する。
探索部は、別の探索点が最外周であった場合は、ステップS380に移行し、注目点のスコアを減算(スコアに負の値(例えば「−0.2」)を加算)してスコアを更新する。スコアを減算するのは、注目点が印字媒体Mの端部に近い箇所にある場合は周囲の成功点が少ないため、より中心に近い点のスコアが大きくなるように制御するためである。
次に、ステップS390に移行して、探索部は、注目点を他の探索点へと変更する。具体的には、ステップS310で設定した注目点のX軸方向の隣にある探索点を注目点として設定する。注目点がX軸方向の終端である場合は、Y軸方向の隣にある探索点を注目点として設定する。
次に、探索部は、ステップS400に移行して、全ての点について、注目点として、前述の処理が実行されたか否かを判定する。全ての点の処理が終わっていない場合はステップS320に戻り、処理を繰り返す。
探索部は、全ての探索点について注目点としての処理が実行された場合は、ステップS410に移行して、探索点の中からスコアが最も高い「最良点」を選出する。ここで、スコアが同点の最良点が複数ある場合は、例えば、予め設定されたホームポジション位置に近い最良点を選出する。また、当該点におけるRSSI値が高い方を最良点として選出してもよい。また、アンテナ151の現在位置に最も近い最良点を選出してもよい。
このように、複数の探索点における通信の成否情報に基づいて、アンテナ151の最良点を算出する仮想的な構成である探索部が構成されている。
本実施形態は、印字媒体Mを二次元平面としてとらえたとき、二次元平面上に設定された各探索点それぞれについて、周囲の探索点を渦巻状に選択しながら重み付けを行なってスコアを算出する。探索点のスコアは、探索点の周囲に成功点が多いほど重み付けが高い値となる。つまり、最もスコアの高い探索点、すなわち、周囲に成功点が占める領域が最も大きい探索点を、最良点とする。
このように最良点を決定することにより、RFIDインレット110との通信が最適となるアンテナ151の通信位置を決定することができる。
なお、図15に示すように、探索部は成功点か否かにより重み付けを行なってスコアを算出したが、さらに、成功点におけるRSSI値の強弱を重み付けとしてスコアに加算することにより、最良点を算出するように構成してもよい。
ここで、本実施形態では、アンテナ151の最良点を設定するプリンタ1を、各処理を行なうプリンタ1と異なるプリンタで行なってもよい。例えば、工場やサービスセンターで、最良点設定用の連続体MLを用いて予めアンテナ151の最良点を決定し、配布ファイルとして用意しておく。その後、図6のメニュー画面において、配布ファイルとして、使用場所に設置されたプリンタ1のRAM53に記憶させて、同仕様の連続体MLが装填された状態で、アンテナ151の位置を探索するのに利用したり、そのまま最良点として設定することもできる。
なお、最良点決定処理のステップS360において、必ずしも渦巻状である必要はなく、他の探索動作を行ってもよい、例えば、注目点が属するY軸をX軸方向に一つずつ移動しながらスコアを設定し、Y軸の端部となったときに一つ隣のY軸へと移動し、これを繰り返してもよいまたは、X軸、Y軸方向に矩形状に移動させてもよい。
図17は、本発明の別の実施形態における最良点決定処理のフローチャートである。前述の図15では、印字媒体Mの二次元平面上の成功点が占める領域が最も大きい探索点に重み付けを行なうことで、最良点を決定する。
これに対して図17に示す別の実施形態では、成功点の集合を二次元画像としてとらえた成功点群を抽出し、この成功点群のうち最も面積の大きい成功点群を選択し、選択した成功点群の中心点を最良点とする。
図17のフローチャートにおいて、最良点決定処理が開始されると、まず、ステップS510において、探索部は、現在記憶領域に記憶されている探索点の通信の成否情報を全て取得し、これを二次元平面上に配置する。
次に、探索部は、十分な成功点があるか否かを判断する。
例えば、隣り合う成功点が一つもない場合、成功点が探索点全体の1割に満たない、など、予め設定した成功点の基準に満たない場合には、十分な成功点がないと判断する。この場合は、ステップS560に移行し、探索部は、現在の探索点の成否情報では最良点を算出することができない旨を表示部28に表示し、本フローチャートによる処理を終了する。
十分な成功点があると判断した場合は、ステップS530に移行し、探索部は、成功点が隣接して存在する成功点の集合を「成功点群」として抽出する。
次に、ステップS540に移行し、探索部は、抽出した成功点群が複数ある場合に、一番大きい成功点群を選択する。一番大きい成功点群とは、成功点群に属する成功点が最も多い成功点群、すなわち、面積が最も大きい成功点群である。
次に、ステップS550に移行し、探索部は、選択した一番大きい成功点群の中心座標、より具体的には、成功点群を二次元平面としてとらえた場合の中心点(重心)を最良点として決定する。このような方法によっても、取得した成功点の集合から最良点を決定することが可能となる。
図18は、別の実施形態における成功点群を示す図である。
図18に示す例は、成功点の集合である成功点群が3つ(成功点群S、成功点群T、成功点群U)が抽出された例を示されている。探索部は、このうち最も面積の大きい成功点群である成功点群Sを選択する。探索部は、成功点群Sの中心座標を探索し、中心点を最良点として決定する。
以上述べたように、本実施形態によれば、RFIDインレット110を有する印字媒体Mに印字を行なうプリンタ1であって、RFIDインレット110と通信を行なう通信部50と、RFIDインレット110に対する通信部50の位置を移動させ、RFIDインレット110との通信可能な位置を探索する探索部と、を備え、探索部は、RFIDインレット110に対する複数の位置でRFIDインレット110と通信部50との通信の成否を判定し、通信が成功したと判定した複数の位置を含む領域に基づいて、RFIDインレット110と通信部50との通信位置を特定するように構成する。
これによれば、RFIDインレット110との通信が成功した複数の位置を含む領域に基づいて通信部50との通信位置を特定するので、印字開始位置にある印字媒体MのRFIDインレット110との通信が最も適切な位置にアンテナ151を設定することができる。従って、印字媒体Mに内蔵されたRFIDインレット110の種類や、印字媒体Mに印字を行なうプリンタ1の個体差等に応じて、RFIDインレット110との最適な通信位置を効率良く特定することが可能となる。
また、探索部は、RFIDインレット110に対する通信が成功した複数の位置を含む領域において、周囲に最も多くの成功点を占める探索点を通信位置として設定する。これにより、印字媒体Mに内蔵されたRFIDインレット110の種類や、印字媒体Mに印字を行なうプリンタ1の個体差等に応じて、RFIDインレット110との最適な通信位置を効率良く特定することが可能となる。
また、探索部は、予め設定された位置から渦巻状や矩形状に通信部50のアンテナ151を移動させ、RFIDインレット110との通信可能な位置を探索するので、印字媒体Mに内蔵されたRFIDインレット110の種類や、印字媒体Mに印字を行なうプリンタ1の個体差等に応じて、RFIDインレット110との最適な通信位置を効率良く特定することが可能となる。
また、探索部は、通信が成功した複数の位置のうち、隣接する位置に通信が成功したと判定した位置が多いほど重み付けを大きくし、重み付けに基づいてRFIDインレット110と通信部50との通信位置を特定するので、印字媒体Mに内蔵されたRFIDインレット110の種類や、印字媒体Mに印字を行なうプリンタ1の個体差等に応じて、RFIDインレット110との最適な通信位置を効率良く特定するこが可能となる。
また、探索部は、特定されたRFIDインレット110と通信部50との通信位置(最良点の情報)を記憶し、記憶された通信位置(過去履歴情報又はタグモデル情報に含まれる最良点の情報)を利用して、通信部50の通信位置を設定する。これにより、例えば印字媒体Mを他の種類に交換した場合にも、RFIDインレット110との最適な通信位置を効率良く特定することが可能となる。
また、探索部は、通信が成功した複数の位置を含む領域の面積を抽出し、最も面積が大きい領域の中心座標に基づき、RFIDインレット110と通信部50との通信位置を特定する。これにより、成功点の集合から最良点を設定するため、RFIDインレット110との最適な通信位置を効率良く特定することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
1 プリンタ
10 印字機構
11 ヘッドユニット
12 プラテンローラ
13 サーマルヘッド
14 支持軸
15 印字部
20 リボン供給軸
27 入力部
28 表示部
30 リボン巻取軸
40 媒体供給軸
50 通信部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 搬送制御回路
55 印字制御回路
57 用紙検出回路
59 IOポート
60 コントローラ
61 電源部
65 バス
71 上流側位置検出センサ
72 下流側位置検出センサ
107 台紙
109 アイマーク
110 RFIDインレット
120 ギャップ
151 アンテナ
152 通信コントローラ
200 可動機構
201X X軸移動部
201Y Y軸移動部
A アンテナ
C ICチップ
M 印字媒体
ML 連続体

Claims (8)

  1. RFIDを有する印字媒体に印字を行なうプリンタであって、
    前記RFIDと通信を行なう通信部と、
    前記RFIDに対する前記通信部の位置を移動させ、前記RFIDとの通信可能な位置を探索する探索部と、を備え、
    前記探索部は、
    前記RFIDに対する複数の位置で前記RFIDと前記通信部との通信の成否を判定し、前記通信が成功したと判定した複数の位置を含む領域に基づいて、前記RFIDと前記通信部との通信位置を特定する、
    プリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記探索部は、予め決められた位置から渦巻状又は矩形状に前記通信部を移動させ、前記RFIDとの通信可能な位置を探索する、
    プリンタ。
  3. 請求項2に記載のプリンタであって、
    前記探索部は、前記通信が成功したと判定した複数の位置のうち、隣接する位置に前記通信が成功したと判定した位置が多いほど大きくする重み付けに基づき、前記RFIDと前記通信部との通信位置を特定する、
    プリンタ。
  4. 請求項2に記載のプリンタであって、
    前記探索部は、前記通信が成功したと判定した複数の位置を含む領域の中心を、前記RFIDと前記通信部との通信位置として特定する
    プリンタ。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載のプリンタであって、
    前記探索部は、
    特定された前記RFIDと前記通信部との前記通信位置を記憶しておき、記憶された通信位置に基づき、前記通信部との通信位置を特定する、
    プリンタ。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載のプリンタであって、
    前記探索部は、前記通信が成功したと判定した複数の位置を含む領域の面積を抽出し、最も面積が大きい領域の中心に基づき、前記RFIDと前記通信部との通信位置を特定する、
    プリンタ。
  7. RFIDを有する印字媒体に印字を行なうプリンタの制御方法であって、
    前記プリンタは、前記RFIDと通信を行なう通信部と、前記RFIDに対する前記通信部の位置を移動させ、前記RFIDとの通信可能な位置を探索する探索部と、を備え、
    前記RFIDに対する複数の位置で前記RFIDと前記通信部との通信の成否を判定し、
    前記通信が成功したと判定した複数の位置を含む領域に基づいて、前記RFIDと前記通信部との通信位置を特定する、
    プリンタの制御方法。
  8. RFIDを有する印字媒体に印字を行なうプリンタのコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記プリンタは、前記RFIDと通信を行なう通信部と、前記RFIDに対する前記通信部の位置を移動させ、前記RFIDとの通信可能な位置を探索する探索部と、を備え、
    前記RFIDに対する複数の位置で前記RFIDと前記通信部との通信の成否を判定し、
    前記通信が成功したと判定した複数の位置を含む領域に基づいて、前記RFIDと前記通信部との通信位置を特定する、
    手順を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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